…まぁ、そんなこんなでまだまだ続く…と思っている日常…!
…現在邪神…の姉が定住してる…普通はこの城に住むの駄目だからな?特別なんだ…
…でまぁ、赤の陣営はいつもと変わらずのんびりしている…そろそろ戦いたいとも思っているけどな…!
…というわけで、ザレッド・イニール…手腕の魔人…もとい…触覚の魔物でした!
……うんうん、そんな感じ、皆フレンドリーに接して欲しかったりするから…ね?
(満点というように親指立てて(7
「 ……はい 善処致しますね… なら 私めからも
アドバイス、宜しいですか?」
( 姿勢を少しだけ崩すと、人差し指を立てて )
……ん、何々ー?
(興味津々に小首傾げながら指見ていて)
「 興味本位、それだけで煽りになるのは
良かれな結果には…多分、なりませんよ? 」
( それだけ言うと、懐の時計で時間を確認して… )
「 ……あら、そろそろ… 姉さんが来る時間ですね 」
……………あっ、何か嫌な予感するんで逃げさせていただきますねっ!!
(何か察し即座に背を向け走り出そうとし)
「 あっお待ちをっ… そっちは… 」
[ ドンッ ]
「 . . . 第一印象としては、貴様も あの軽者と同じ部類か
それで 手合わせを行うと連絡していた、レギオンとはこの者か?」
「 ニャルよ 」
( 程なくして、何か背の高い人と激突した赤仮
その人物は 何やら見たことのある風貌をしていた… )
……………か、軽者…っ!
いや、それは違うけど…というか、うん、私じゃないです、それ、違いますね
(見上げながら素直に…前見てませんでした、すみませんね?と言い、そのまま通り過ぎようとし)
「 まぁ待て 私は貴様を解放する意識を持ってはいないのだ 」
( 先を行く筈の赤仮の前に 何故か隣の壁が出現しており… )
「 ……姉さん、その人は赤仮さんと言う名です…レギオンさんは
獣人、通達とは違うから 」
「 焦るな 別に締め落とす訳でも無い . . .どれ 」
( 白黒の言葉をいなして、片手で赤仮を持ち上げて自分の目の前に吊り下げる… )
………あのー、そのー、ニャルちゃんとナイアのお姉さん?私ー、戦う気もー、何もないんですよー…あのー…降ろしてくれませんか?
(無謀と思いながらも一応言ってみて、チラリ顔見ようと少し近づけて)
……なんか、複雑な体してますね?
「 一応言おう 月夜はニャルの姉ではあるが、姉の姉では無いのだ . . .
そして解放は無理な話と分かっている筈なのだがな 何せ月夜は興味を失っていない 」
( 吊り下げた赤坂、それらを軽く眺めて )
「 ...そうか 旧き者を見れば誰しもその様な事を言う . . . しかし
咄嗟の言葉としては紛れも無い正解の一つ それは賞賛に値する 」
「…姉さん、姉様が闘技場で待っています… 赤仮様を離して下さい 」
「 ケチな事を言ってくれるな . . . 何?姉が . . . そうか 行こう 」
( あっさり、赤仮を手放し… た? 途端に姿が見えなくなった )
……あ、ありがとうございました…
(見えなくなったの分かれば…途端に体の力抜き、悪態付き…)
………………べーっだ…なんですか全く…はぁぁ、戻った戻った……
(頬膨らませながら少し苛立ちつつ、自室に戻り…監視始め、おまけに資料を調べ始めて)
……今の、多分…恐らく…
「 赤仮様…お怪我は…?」
( 自室に戻った赤仮の隣、ちゃんとした紅茶を伴って
しれっと現れると 赤仮の肩に手を置いて )
「 …ごめんなさい 姉さんは姉様以上に融通が効かなくて… 」
……大丈夫、大丈夫…これじゃない…ザレッドの部屋かな…
(適当に相槌打ち、部屋中の本という本を見ており)
……何、君達ってそういう種族なの?融通効かない族?
「 ……お手伝い出来る事はありますか?
…あと、私達は旧き者です そして私めは効く方です 」
( 見る拍子に散らかる部屋を片付けて回り )
………大丈夫、それより、戦闘見てきた方がいーよ?…というか、一応止める要員が必要…あいつ本気になったらやばい所あるし…
(魔物姿の彼を思い浮かべては少し冷や汗かき)
……まぁ、皆やばいんだけどね?私含めて
「 …お言葉に感謝致しますっ 」
( その光景を想像、そして… 急ぎ影に入り込み )
「 …いつになったら、私が居ないと融通悪化する癖治るのかしら?」
「 痛い事を言ってくれるな、姉よ 」
( 銭湯場にて、真ん中に腕を組み 佇む月夜 上の照明に腰掛けては
呆れた様子で頬杖を付き、下を見下ろす黒… )
………………ん〜…で、お前、誰?凄い同じ匂いするけど…あいつらと…それと、変な…うん、凄い匂いがする…
(少し離れた場所で丸く寝転がりながら聞いては鼻動かし匂い嗅ぎ…少し目を垂らしゆっくりあくびし…尻尾を地面に垂らし)
「 誰 . . . か、それは 貴様にも同じ言葉を返したいところでは あった が. . . 」
( トレンチコートが、吹いてきた謎の風にはためき
月夜が何もしていないのに動く照明が 逆光を作り出しては
顔から下を大きく覆う トレンチコートの黒色を彩る . . . )
「 私は月夜、一方ではこうとも言われる . . . テホプ と 」
「 …… レギちゃーん、そのバカぶっ飛ばして構いませんわよー?」
………メルシー・ポークー…自己紹介恐縮の至り…だっけかな、漫画に書いてたの…
…んーと、まぁ、こっちはメラー・レギオン…嗅覚の魔物で、見ての通り獣人…だよ
(ゆっくり立ち上がれば、腰曲げてだるそうにしており、そのまま床に手を付き思いっきり背と尻尾伸ばし、耳も立てれば…牙見せながら少し笑い)
…で、月夜は何しに来たんだー?
「 . . . これは良いな 漫画好きとは . . .あいや 失礼か
自己紹介には感謝しよう レギオン よし、情報と一致だ . . . 」
( ネクタイを締め、左手で帽子を抑えては
右手の人差し指をレギオンに向ける 「単刀直入に言おう 」)
「 私の暴力に敵うか否か それを見定めに足を運んだ 」
「 つまり 」
「 喧嘩をしろ と言った話だ 」
「 ……変わらないですね、姉さん 」
「 レギちゃーん…ぶっ飛ばしちゃえ〜 」
……ん、いや、図書館にたま〜に行って…そこで絵が多い漫画見てる…字が多いのは難しい所があるからな…
(…素直に聞いては、口角分かりやすく上げて…目も少し尖らせれば、準備運動し始めて)
…いいぞ〜?最近、なんやかんやでできてなかったし……
「 ほう ほう . . . 良いな 貴様を連れて帰りたく . . . いや、違うな ここは . . .
そうだこれだ . . . 貴様をフレンドリーにしたくなってきた 」
( 左手を後ろに、右手のみを構えて )
「 好都合 . . . 私の暴力受けてみよ 」
………友達になれそうな匂い…まぁ、今は全然、だけど…な?…集中、するか……
(服弄り……何処からか出した銀色に輝く爪剣装備しては、舐めてみて…)
……そう簡単に易々倒れると思うなよ?
「 オーケー 」
[ ババッ ]
( 右手を下に、開始前のランナーの様な姿勢で…!)
「 いざ参るっ!」
( ダンッ!と 音の鳴りそうで鳴らない ともかく突っ込んできて
拳を突き出す!ニャルとは比較にならない身体の力強さ )
……潔い感じ、好きだよ…
(余裕あるのか爪クロスして防御の姿勢、反撃するためなのか息大きく吸い込みつつ、いつの間にか目は光りいつもとは違う獲物を狩る目になっていて)
[ ]
( 一瞬 周囲が歪んだかと思えば 防御時の衝撃も無いどころか
拳を突き出した筈の月夜の姿までもが無く…? )
「 どこ見ているか馬鹿者めっ 」
( 真上、落下体勢で… 今度は音がある チョップを繰り出そうとしていて )
……?……っ…!!
(いつまで経っても来ない衝撃に首傾げるも、敏感な耳は音を検知、すぐに上から来る事わかれば…)
…………空間の転移…?いや、削ったのか…なっ!!!
(多少驚きながらも形崩してはそのままバク転しチョップの腕にカウンターするように両足を蹴り上げ)
[ ゴガッ ]
「 くくっ フンッ 」
( 隙を狙っての両足、完璧であろうタイミングで放たれるという
不利極まりない条件、しかし 片手一本で月夜は両足を止め 着地しては…
片手を軸にしての 足払いっ! … その攻撃に 何故か音は伴っていない )
……っ…中々や……るぅっ!?…あ…っぶ…音発さないのは反則…だ……
(受け止められては流石に一旦距離取ろうと足に力込め…るも、足払いされては目を見開き驚き、流石に危なかったのか爪地面に突き刺し何とかガード……獣のように4本足になりながら目の前の強敵を睨み)
[ ]
「 くくっ . . . 新しいダンスか?」
( 払われた筈の足、 それにはまたもや衝撃を伴わないばかりか
足を払っていた筈の目の前に居た月夜は . . . 向かい側、離れた場所で
腕を組んでおり… )
「 昔から獣には . . . 離れた方がいいと決まっている物
そうらこんな風になぁっ 」
[ ]
( 腕を解かず、足を引き 蹴り出す反動で衝撃波をっ!!
…前方を覆い尽くす程のエネルギー衝撃波 それには
さっきの様に音を伴っていない…? )
…戦闘中に煽るとは、随分と余裕があるみたい…だな?
(くるん一回転して元に戻り…たしかに無傷な状態見ては久方振りの強敵に闘志燃え出し…何かくると思えば視線外さず後ろに下がり)
…飛び道具はこっちも使えるんだぞっ!
(吸い込んだ息を一気に吐き出し、それは大きな炎の息吹っ!!衝撃波を迎え撃つように威力は調節しているが、当たったら一溜りもないであろう火力、火の粉だけでも全身に燃え移る可能性もある…)
[ ]
( 力強く見えた衝撃波… 迎え撃つ炎の息吹を… 透過、
対する炎の息吹も 何かに触れた様子もなく勢い衰えずに…
誰も居ない 空間を燃やした )
( そして透過して飛んでくる衝撃波、 音を伴っていなかったそれは…
またもや レギオンに衝撃を与えずに消え去り… )
「 . . . 終わりか? 」
( 構えているレギオンの真後ろ、腕を解き 直立した月夜が見下ろす )
……………ん〜〜〜〜っ……空間をどうにかする…ってのは合ってると思う…ぞ…
…ただそれなら、こっちの攻撃も無効化しなくていいと思う…から…ん…終わりじゃないぞ…っ!
(しばし考え込みながら戦闘中は頭が回るのか近い…のか分からないがそれっぽい事言ってみつつ、言われればニヤリ笑い、此方も少し肩を降ろし…今度は先程より縦に集中した炎を吐き出し…とても長く吹いては、いきなり片足立ちになり…)
「 . . . ほう?」
( 腕を組んだまま 機構にすら見える行動を眺めて . . . )
( … 片足を動かす、しかし それに音は無い )
……………ふぅぅぅぅっ…しょっ…!!
(そのままくるり軸にして一回転、姿見えなくなるぐらいには強く吐き…炎が消えれば、何処にも姿は無く)
「 むぅっ!!? . . .!! そう来たかっ 」
( あからさまに慌てた様子で炎を躱し、距離を離して…
その動作に 音は無い そして口すらも開いていないが 声は聞こえた…?)
「 出て来いっ 」
(……一閃、音を置き去りにする速さで爪を立てて後ろから突進!その様は文字通り猪突猛進…しかし、ただの突進ではないようで、足に火花が散っており小さな炎の波を作っている)
……さぁっ、どう防御するんだぞ…っ!?
「 」
[ ]
( 完全な死角からの突進、避ける術なく完全に激突して
背中から 月夜の体がそり曲が… る?)
( 音も 感触も またもや存在しておらず…?
見れば 姿すらも無い 先程と同じ状況 )
「 くくっ . . . だから言っただろう . . . 」
( 横の、壁… 其処にもたれかかって 月夜は突進するレギオンを
眺めていた…うすら笑う表情に、先程の焦り顔など想像も出来ない )
「 言っているだろう . . . ダンスだ、貴様は1人で舞っている 」
…………にゃーるほど?……幻覚、幻影…で、いいのか?おまえの能力は…
(ひび割れた壁に突き刺さった爪を引っこ抜き、再び舐めながらジロリ睨み…それでも焦る素振りも見せなければ、火の粉を辺り一面に放出し)
…手強いぞ…
「 . . . ほう? 見切ったか . . . 流石だなぁ?獣人っ!」
[ ダンッ ]
( 初めて腕を解くと、大きく踏み込み 今度は音が大きく鳴る! )
「 ははっ! 」
[ ]
( 壁を蹴り、照明からレギオンへ突っ込んでくる!
…音は…? )
……なるほど…なぁ…厄介な能力をお持ち…でっ…!!
(目で追いながらしっかりと耳を傾けて音を拾い…)
…悪いけど、どちらにせよ関係ないんだ、これはっ…!!
(全方位には弱いと判断、小さな火の粉を更に撒き散らせば、迂闊に動けなくなり…突っ込んでくるのを念の為片腕突き出し)
[ ]
「 ばかめ 」
[ フォン フォンッ ]
( 最初に突っ込んで来た月夜はレギオンを透けるが、直後真正面から
有ろう事か火の粉を突っ込む勢いのみで振り払い、肉薄する…音のある月夜!)
「 どりゃぁっ!」
[ ]
「行くぞッ」
[ グッ ]
( しかし その月夜が2人に分かれ、それぞれ左 右拳を振り上げて
レギオンに襲い掛かってくるッ!右は… 左は声が大きい…?)
…ディ・モールト・ベネッ…てやつだっけか、火の粉当たれば充分だぞっ…!
(透けるのに本当に厄介と思いつつも、当たったのを突っ切ってきたの確認すれば口角上げて…再び突き刺しに構えて)
…本当に頭がおかしくなりそうだぞ…全くっ!
(二人に分かれたのが分かれば予定変更、足バネのように使い上へ飛び…そのまま真下に向かって炎吐き出し、念のため爪防御の姿勢に構えており)
「 なァッ!? チィッ 」
[ ブォンッ ]
( 目の前に迫る、吐かれた炎に対してトレンチコートを
盾のように扱い 風圧で炎を押し返すが巻き上がる炎で 上も下も
視界不良へと陥り… )
「 はぁっはっはぁっ!」
[ ]
( 次の瞬間 炎を都に抜けて来たのは… !! 下でも回り込むように移動する
月夜がもう1人!更には荒れる炎の音にかき消され 声以外の音が聞こえず…! )
…やっぱそう簡単には行かないか…っ!
(炎小さくけぷぅとあとまで吐き出ししばらくはできそうにないが、じっと気配で捉えていて)
…くぅぅ…もういいやっ、無視無視っ!!
(考えてどうにかできそうにもないので、下から向かってくる月夜は無視し、上にいる月夜に爪を突き立て)
「 良い決断力に祝杯を約束しよう 」
[ ]
( 貫かれた、上の月夜は口を開く事なく 別の場所から声が響き
爪も月夜も お互いを透ける )
「 運は伴わないようではあるがなぁっ 」
[ ヒュンッ! ]
( 回り込んでいた月夜が レギオンに肉薄してアッパーカット!
今度は鋭く音が響く! )
……祝杯なんか要らないぞっ…!!
(小さく舌打ちしては来るであろう下に目を向けて、歯軋り)
…っ…ぐっ…!!
(アッパーカット受ければかなり効いたのか足ふらつき、ゆらりゆらり足取り乱して向かい合い)
「 くっくく . . . 貴様の底はその有様では無いことは分かりきっている . . .
だが 私にも面白い物はまだまだ隠されているのを教えてやろう!」
( トレンチコートを脱ぎ捨て、レギオンへ突進し… )
「 ばかめ 」「 くくっ 」
[ ズオン ] [ ギュンッ ]
「 行くぞッ 」「 殺してしんぜよう! 」
[ ギュオン ][ クンルッ ]
( ッ!?姿が揺らぎつつも、四体!そしてそれぞれが声を発する月夜!
1人が突進し、2人が連続して上から攻め、残り1人が隙を突く! )
……御安心を、まだまだ技はたくさんあるぞ?
(息整え準備するように爪を自分の周りに突き刺し)
………いくら増えようと関係ないぞっ、この技の前にはっ!!
(そう言えば、大きく息吸い込み、そして無防備の状態で紋様描き……)
…炎獣!剣山豪猪!!
(その爪から包むように炎が展開、大きなドームになれば、全方位において防御攻撃可能な要塞完成!そのままその大きな獣がゆっくりと動き)
「 ととっ おおっ!? 」
( 四体が1人に戻り、獣から大きく距離を離す。)
「 . . . ダメだな いつもいつも . . . ニャルも姉貴も見習っても、粗の
多さはどうしても隠せないもんだ 」
( 頭を掻き、燃えた帽子を放り捨て )
「 ... だか何でだろうなあ .......こういう熱いの 滾ってくるじゃあないかァッ!!! 」
おルゥゥゥアアアアアッッ!!!
[ ゴドゥゥゥッッンッ ]
( 先程までの妙に静かぶった雰囲気が消し飛び、シャツを破り捨てれば
サラシを巻いた胸 気合を入れた途端に全身がエネルギッシュな衝撃波と共に
強烈な衝撃を解放したっっ! …しかし それは本物であるはずなのに攻撃
の意思は無い… )
・・・
「 来な!小細工なしで負けるつもりはねェ!」
( …肉体派旧神 到来 )
「 …あぁ やっと昔の姉さんに… 」
「 ふふ…やっぱり 我が妹たちは自分の味出してこそ輝くものね!」
……小細工無し…か、久しぶりにこんなに燃えるよ…
…まぁ、月夜に少し攻撃が当たってる…みたいだし、結果オーライ…
……さぁ、本番行こうかっ!!地獄車っ!!
(獣の中心ぽっかり空いたと思えばその中に入り炎に包まれ…そのまま一気に剣山突き刺しながら進むタイヤになれば、一気に加速っ!!簡単には崩れないといった意思は読み取れる!)
[ ボオォォォンッ ]
( 避けずに直撃!その音も感触も完全にある… )
「 こそばゆい 」
( …炎が晴れ その中心に…腕は組まずとも、無傷の堂々たる姿を
レギオンの方へ見せ付ける月夜 )
「 ウオオオオォォォっ 」
( 返しの一撃と言わんばかりに全力走行し 車輪を追い越す速度で
ショルダータックルをかませば 地面に無理やり腕を突き刺し 停止 )
「 驚くのはこれからだ 獣人!」
…まぁ、そりゃそうだよねぇ…!!
(予想はできた展開で驚きはせずゆっくりとスピード早め…ようとするも)
…止めるか…何か嫌な予感っ!!
(苦し紛れとばかりに爪剣飛ばしてチクリとした小さな痛みを与えて…止まった車輪から身を出し)
…そりゃ何かするよねぇっ!!
( 動きが止まっているレギオンに歩きで距離を詰めながら
堂々とした態度を内外ともに示す月夜は言う )
「 私はスポーツウーマンだ!そんじょそこらの
ヤワな魔法系とは鍛え方が違う!」
( 両の拳を叩き合わせ 空気が振動する )
「 一緒にされちゃあ困るなぁ」
………………んんっ、本当にあいつらとは違うんだねぇ…
…それも、面白い、けど…ね?
(爪はもう使い物にもならないと判断すれば、少し離れて四つの足付き耳を下げて)
……まだまだ、やる気?
(牙見せながら笑み浮かべ)
「 どうした? こっちから行くぞ!」
( 腕を広げて歓迎の様に相手を誘い、その上で姿が霞むレベルの全力ダッシュ
そのままの勢いでタックルをぶちかますっ!)
「 せえぇっっかく オレを燃えたぎらせてんだ!
こんっなケチで済むと思うんじゃアねぇってんだよォォッ!」
……うらっしゃぁっ!!!
(そのままこちらも迎え撃つように全ての足をバネに使い腕を前にしてタックルっ!!
しかも炎を足から出して一気に超加速!)
…そうでなきゃ面白くないんだぞっ!!なめてんじゃ…ないぞっ…!ぐるっ…ぐぅっ!!
[ ドォォンッ ]
「 .... だらしねぇな 鍛え直せッ!」
( 二の足をどっかと地面に叩きつけ 両腕を持って瞬時にタックルを抑え込む
タックル体勢からの移行に時間は寸分もかからず そのまま反対側へ巴投げ!
肉体派旧神の、力!)
「 野菜カレーパワー舐めんじゃねぇっ!」
( 闘魂が地面より炎を吹き上がらせるっ!
舞い散る火の粉でなんかもうラストバトルの雰囲気になってきた…!)
………ぃっ…でぇぇぇっ…グゥ…ふぅっ…グルルル…!!
(小さく血を吐き目も血走り徐々に牙が大きくなり、少し距離取れば……再び紋様描き)
……容赦しない…本気で行くっ!!!!
(一気に獣三匹召喚っ!!!狩猟の百獣王に乗り、回帰の極楽鳥を二匹飛ばしてはなんかさっきまでとは違う攻め方っ!!百獣王走らせそれに乗りながら炎の弾丸…牙のように鋭いそれを飛ばし…!)
「 . . . もう報告なんてどうでもいい お前をブチのめすだけだぁっ!」
[ ズコォォンッ!]
「 ウオオオオォォォォォオオォオォォオッッッッッッッ!!!」
( 大きく力を込めた鉄拳!闘気を気合ついでに纏って突進!
遂に最終局面のお互いが本気でぶつけ合っ)
「「そこまでっ!」」
「 ぐゥッ!?」
[ ドガンッ]
( 割って入る、 2人 )
( ナイ=ア が流動象形魔法による受け流しでテホプの全衝撃を
自身へと送り返し、炎の群れの前に立つ白黒が… 両腕を広げて 何もしない )
「ニャル!?」
……………………ニャルか…むぅ…なんだよぉ?今すごいいいところだったのに…こいつになら、月夜になら本気ぶつけてもいいかなって思ってたのにぃ…
(ぶつけようとするも目の前に白黒現れた瞬間動きを何とか止め、炎の獣達を消しては…不服そうに頬膨らまし、ごろんと丸まり寝転がり…耳も垂れて目も戻り、あくびしながらムッとした様子)
……まだまだ戦えたんだぞ?
「 お おぉ… レギちゃんが止めた…… 」
「 友達ですから… こほん、申し訳ありませんね、メラちゃん… 」
( メラーの隣に白黒が座り 顎を撫でたり 背中に触れたり、ブラッシング
なども交えながらもふもふと不満を和らげる… )
「 まぁ、レギちゃん 不完全燃焼はわたくしが責任とりますわ…
だって 親善試合としてこの戦いを提案したのはわたくしですもの、大事には
至らせない、という条件付きで…ですわ 」
「 …はい、今 そこでのびている姉さんは守る気ありませんでしたけれど…
守らせなければ、いけない事情があったという訳なんです… 取り敢えず、コレで
お許し願えませんか?メラちゃん 」
( 気持ち良くもふる白黒が、メラーの口元に… すぺしゃるササミスティック )
………そんな餌で許されると思うなよ?……今回だけだぞ…はむっ…んっ…
(戦ってお腹も空いたのか目の前の餌に齧り付き、ブラッシングなどで少し心も癒されたのか尻尾もふにゃり垂れて、ゆっくり食べながら目蓋閉じ始め)
「 ……… あれ?…姉様、姉さんは… 」
「強制送還、あとは自分で何とかさせる… はぁーあ 疲れた!
… アイツもそろそろ反省したかしらね?確かめてやろうっと!」
( 何処かウキウキした足取りで闘技場から出て行く )
「 ……… はい、今度はたんと用意しておきますね?」
( 少し口元緩めて、眠気誘う様に優しく背中を撫で…
地味に 猫コタツを近くに設置して… )
……んぅ…ふぁぁ…少し…寝るぞ…疲れたぁ…
(久しぶりの本気戦闘…なのかどうかは分からないが、終わればどっと疲労襲って来て、眠気も来たのか転がりコタツに入ればちゅるんっと餌吸い食べ終え、そのまま尻尾出したまま眠り始め……)
「 …グッドナイト〜… 」
( 笑顔でコタツに手を振り、影の中へ入る白黒…
その様子は 猫を前に人が変わる人間そのものであった )
・・・・・・・・・・・・
[ ヴェルの自室前 ]
[ コンコンコン ]
「 ヴェルさん、いらっしゃりますか?…ニャルです 」
……[ガチャ]
…ん、あれ、また来たの?どうしたんだい?ニャルちゃん…あたいに言い忘れた事でもあったのかい?
「 ……うぅん、情けないのですが… 」
[ ギュッ ]
「 … 疲れたので 会いに来てしまいました… 」
( 照れ臭そうに流し目をしたあと、包み込む様にヴェルを
抱きしめて、適度にひんやりとした体温を感じる… )
…あ〜いや、いいんだけど…さっき、お酒届けてくれたよね?…また届けにきたのかと思ってさ…
…まぁ、よく分かんないけど、お疲れ……
(にひひっと笑いながら丁度気持ちいい程度の冷温を発して酒瓶出しながら)
「 同じ物を1日に2回も届けるのはご法度というものです…それに
今の私は渡すと言うより もらいに来ちゃっていますし… んん 」
( … 若干の脳内麻痺が満足感によって起こされている状態
部屋に入ってヴェルを離してから、簡易調理場に近寄る )
「 …… あら、火起こしまで冷たい 」
…ふぅん、そうなんだぁ…で、これ飲んじゃっていいのかな?…いいよね、多分………
(ニャルちゃんに一応聞くも既に瓶蓋は開けられていて…どこかで見たような、少し危なそうなラベル貼られているのに気付いておらず)
「 …? 何故 私に確認を… と、それ 飲んで良いものには見えませんが
大丈夫なのですか…? 」
( キッチンを使おうとして、振り向けば…
何処となーくまずい状況を知り )
「 まずはそれ調べましょう… …というか、私はそんな物送った覚えなど…」
…ん、そーなの…?じゃあ調べていーけど…あれ?ニャルだっけ…?ナイアだっけ…?…んぅ…わかんね……
(既に匂いで多少酔っているのか呂律怪しくなり、ニャルの方に酒瓶向けて)
…あれー…?でもなんかその二人でも無かったような…
「 ……姉さん…? (…いや違う… 姉さんはやるなら直接会って殴る様な… 」
( …顎に手を当てて、話にクエスチョンマークを浮かべ続けながらも
酒瓶を受け取る… 改めて見ても、 何とも飲むのを遠慮するデザイン )
「 …… 酔って幻覚、しかしそれにしても事実としてこんなものが此処に…
それでいて、私や 姉様…?」
……分析終わったか〜?飲んで…いいの?それ…
…できたら飲みたいんだけど…
(こてん首傾げながら酒瓶に手を伸ばして喉の潤い満たそうとしていて)
「 ……少しお待ち下さい… 人体実験を挟みます 」
( 指の先に 中身を少し付けて…
舌に水滴を落とす… )
「 … 」
…んぅ、早くぅ…まだぁ…?
(物欲しそうに指口に運びながら目の前にお酒が飲めないのに少し悲しそうになっていて)
……はぁ…っ…
「 ………… 」
[ ガシャンっ ]
( 全身から 生気という生気が抜け出す様な… そんな感覚に白黒が覆われた後
緩んだ左手から… 瓶が滑り落ち、中身と破片を床にぶちまける… )
[ ガふっ ]………
( 眼から すっと光が失われ、急に口から血が吹き出す
まるで 糸が切れた人形の様に後ろへと体が傾き… )
…ぇ…に…ゃる…?…ぇ…なん…で…え?
(目の前で起こった光景…信じがたいのか、目見開き急いで体を抱き…)
…ちょっ、だ、大丈夫っ!?ねぇっ、う、うそだよねっ!?
[ トクン... トクン ]
( だらりと腕も足も、抱き起こされて下を向いて垂れる顔にも
何一つとして生気はなくて 今のヴェル以上に冷たく…
生命活動の音も聞こえない中 胸から聞こえる… 心臓の音だけが
異常無く音が続いていた、死んでいる様でも 生きていない訳でもない様だ )
( よく見れば 右腕も人差し指と小指だけが、辛うじて
少しだけ動いている… やはり、死んでいる訳ではない )
………っ…仕方ないっ…使っちゃうかっ…!!せめてこれでっ…!治ってっ…!!
(切羽詰まり汗も流して…あまりやりたくはなかったのか一命を争う状況……)
……っ…!!!これで…どう…っ?…あたいの…これでっ…!!
(ザシュッ…!異常な音が鳴った後見える光景は…
…自分の腕に傷付けては血を垂らし…飲ませて、様子見ながら苦痛に耐えるため歯を食い縛っている小鬼が、見えていた)
[ ………… パキッ ]
( 血液の拒絶など無く、分解された生命は心臓へ
其処から先ずは神経へ 腕へ 足へ 更には脳へ… 最後に
余った生命を体力に… …し切って余りあり過ぎる氷の力が
体内で新しい能力を開発して尚余りすぎた生命がバンと\☆〒\=×\☆=× )
「 ッッッッッッッ!!?」
[ ドゴォァッッッ!!? ]
( 破裂しそうなレベルの生命に意識覚醒 飛び起きては尚
高まる爆発の危機に瞬時に脳が解放の判断を… 口に下す!
新たな氷の能力を全力で用いたフロストブレスが壁をブチ抜き
その向かい果てにある山々を氷河期へと叩き落とし…… )
[ しゅぅぅぅ .... ]
「 ハァッ…ハァッ..はぁ… っは…あ?」
( 口から煙を吐きながらその場に立ち尽くす白黒…
意識が消えたと思ったら爆発しそうになって意識がまた吹っ飛び、
気が付けば氷がこびり付いた上に消し飛んだ壁 そして向こうの氷山…
まるで理解が追いつかなかった… ヴェルの事を考えるまで 5秒必要な程に )
「 …… ー…ヴェル…さん…?」
…っ…はっ…はっ…よかったぁっ…!
いっづ…ふぅぅっ…大丈夫…?体…壊れてない?
(少々息荒れながら腕の傷隠すようにしては小さく笑み浮かべて…氷を頭に当てて)
「 ……無理、させてしまったみたいですね… 」
( 素人の隠し方など、すぐに見抜いて…片手でヴェルを抱き止め
傷を確認し 触手を用いて異物消去と消毒済ませれば… 巻くものが無いので )
[ プチっ ]
「 ……私の失態です…今の私は元気で問題ありませんから
今はヴェル…ヴェルさんの体の方を 」
( 自分のスカートの一部を千切り、包帯状に
ヴェルの傷へ巻く、しっかりと抵抗しないよう
抱き止めておくのも忘れずに )
「 ………さて 」
( 煙を上げ 床を溶かす酒とはもう呼べない液体を睨み付け )
…いって…大丈夫だからねっ…?んんっ…くっ…
…ていうか、絶対あれお酒じゃないよね…?
(小さい痛みに耐えながらも、床をも溶かす液体に少し怯えて)
[ キュッ ]
「 ………ーーふ… はい、間違い無く飲料ではありませんね…
飲むどころか、触れる事も無い様にして下さい 」
( 「大丈夫」、を信用せず、ヴェルに口付け 手早く
体内治療と栄養補充を済ませた後に、腕を変化させて液体を
回収する… 欲望での口付けでは無い為 それを気にする事は蚊ほども無く )
「 ……まぁ とりあえず… 死が妥当ですね 犯人は 」
………でも、こんな事…する…なんて…分からない…よ?理由も…犯人像も…!
(身内に化けてやった犯人が誰なのか見当も付かずにいて、頭抱えながら回復する腕見ては少々安堵し……)
……その、危険…じゃないかな?
[ グッ ]「 先ずは落ち着きましょう、ヴェル 」
( 液体を安全に保存すると、ヴェルを抱き寄せ
力強くそう告げる… 回復し切ったついでに かつての覇気が戻っている )
「 …なら、見過ごせ…と?…出来るわけの無い事を言うよりも
先ずは方向性を決めて取り掛からなくてはなりません、情報伝達、
そこから始めるとしませんか?」
……まぁ、そうだけど…でも…あたいは…
(戸惑い収まらず…静かに頷いてはこちらも決意の目をして)
「 落ち着いてー… 今から行動を始めましょう
私はこの液体の分析を行います、ルージュ様と共に…
ヴェル、貴女は姉様や家主様にこの事を伝えて下さい、念の… 」
( 手早く話し、スカートの裏から… )
「 …これを 巻いておきます…有事の際に役立ちましょう、それでは 良いですね?」
( ヴェルの腕に白と黒色のリボンを巻き、思考をはっきりさせる為
強くヴェルの両手を持ち、お互いの体温を感じる )
……分かった、任せてっ…!…もしかしたら、彼なら知ってるかもしれないし…うん…!
(息整えこくり頷いた後、ぎゅっと握り…そして扉に手をかけて…何故か、冷や汗かいている姿が見えた)
「 …ご武運を… 」
( 言い終えるや否や、液体を回収してさっと影の中へ入り込む… )
・・・ザレッドの部屋・・・
「 …もうっ!どこ行ったってんのよ!
わたくしが謝ろうって気にもごめんなさいを聞く気にもなったってのにぃっ!」
( 外の世界に行った事など露ほども知らない黒は、その彼の部屋で
プリプリと怒っていた… ベッドに座り頬を膨らませて腕を組む )
「 むぅーっ … ん?何かしら これ… …ケーキ?」
( 贈り人不明のケーキが、机下の置き場にあるのを見つけて… )
「 … ふんっ!罰として食べられなかった事…
悔しがらせてやろぅっと!」
……失礼、ザレッド…いる?ちょっと本借りに…というか、もしかしたら参考にできるものがあるかもしれなく…て?
(ガチャン開けて入り…ケーキ食べようとしているナイアを見つけては目見開き慌ててケーキ凍らせようとして……)
(……本棚に、何かヒントになるものがある…と思っていて)
「 あー…んん''ッッ!? っっぐ…な 何するんですの!?ヴェッちゃん!」
( 一切れを口に収め… ようとしたところで皿ごとケーキが凍り付き
驚愕して舌を噛み、キレた様子でヴェッちゃんに怒る、若干八つ当たりも )
[ ズッ ] 「 痛あっっ!? な もう何ですのっ!?」
( 凍りついたケーキより… 氷を突き破って
鋭利な物が突き出て 黒の腕を掠る )
…………………どうなってるんだろ、ほんとに…っ!!…あっ……ぶなっ…!!
(冷や汗かいてはケーキ凍らせて分解し…チラリとナイア見ては思っているより怪我ないようで安心して)
「 っっ つぅ… な 何コレっ…治らない…!」
( 確かに、それは擦り傷… しかし その小さい傷が
いつまで経っても治っていない…!その事実に、黒は慌てる )
「 ヴェッちゃん!何か知ってる様子ですわね!
何でこんな物騒な事になっているのか教えて貰いますわっ!」
…分からないけど、命が狙われているらしい…っぽい…
あたいも…狙われてた…!
(簡易的な説明しては焦り…氷で擦り傷冷やしつつ、小さく指を切っては血を流し…傷口に当てて)
「 をぉっ!?… ん、一時的に本人の傷に対する体の認識を
大きく狂わせる特殊毒素?外部からの栄養補充が無ければ治療は
困難……?」
( 何か言いながら、ヴェッちゃんの指を治し… )
「……何が何だか知らないけれど、ザレッドを
姑息な方法で仕留めようとした奴が居るのは事実ね?」
「 ゴミめ… 」
…………もしかしたら…少し、少し……思い当たる節がある…!だから…まかせて…!急いで…ザレッドにも連絡するから…ここはあたいに任せてっ…!
……それと、治療な鬼の血に任せて…無理しなくていいからっ…!
(本を持っていきながら氷纏い少し此方も不機嫌なのか足音大きくなっていて)
「 ……… 」
( ふつふつと怒りが沸き上がるが、怖いぐらいに冷静を保ち… )
「 …… 滅びゆく者の追加… 簡単に死なせはしませんわ 」
( 衣を呼び出し、暗闇の中へ去って行った )