この城にはたくさんの種族がいる…
…魔人、付喪神、幽霊、鬼、獣人…
…旧神、機械人…人間も勿論いる。
そして来客も独特だ……悪魔に天使…
…此処はオールスター…
これは試練だ、一人一人の…
…俺は知らないけど。
「 ......あぁァ ( ...続けても見切れそうにねェ... こーなったら )」
( 地面を殴り付ける、その衝撃は早速爆発か何かと勘違いするレベルであり
曲がりなりにも打撃以外のイメージが無かったパンチが一気に凶悪化、月夜は
両の拳を打ち付け、気迫を大幅に上げた...!)
( 一気に決めるしかねェ!)「 ッ しゃァおらァッ!!」
( 対する 男は… )
「 来るか__ 来い 」
( ただ 構えるのみであった )
…あぁ、やっぱり…凄い…
(傍観しているだけでも伝わってくる迫力、いつの間にか微笑みを浮かべていて…勝つのを祈っていた、これに負けても何とも無いはずなのに、何故か手を組んで…脈も大きく多くなっていた)
…テホプっ……!頑張っ…るんだぞっ……!!
( 咆哮、月夜は真の戦いを示さんが為に大音量の雄叫びを上げて
両の拳を引き 男へ直進する、対し 片手の斧と盾を装備し 迎え撃つ男 )
激突
「 ォォォォォォーーーッッ!!( コイツ..... )」
( 地面爆発、各種蹴り 殴り 体当たり 投擲... コンマ1秒以内に攻撃を
叩き込む月夜の捨て身、それは生半可なものとは絶対に言えない、盾による
集中防御という生易しい枠に収まり切る力では到底無かった )
「 チィッ ... 行くぞォらァァァッッ!( 間違いねェ... )」
( それでも、この男は )
反撃
「 ぐがァッ!!っ ぐっ!( “遊び”尽くしてやがるっ...!)」
( 火薬による反応防御 武具の種類を超えた扱いと頑強さ 何より本人の能力
まるで 千手の腕を持つかのような男の立ち回りは全てを捌き切った、剰え
反撃の一撃さえ叩き込み__ 傷と呼べるものを皆無としてそこに立っていた )
…………つっ……よ………いぞ……
(何方に向けての言葉か…本人からしたら何方もなのだが明確な死のビジョンが見えると同時にあれでも敵わないというのを見て…大きく汗をかいている…多く、大量に…)
…嘘…だぞ…そんなの…
(無理と言おうとしたところで口を閉じる…テホプは未だ諦めていない様子…を信じながらしっかりと目を凝らし…動きを覚えようとする)
「 まだ ... 終わってねェぞおらァァァッッ!!」
( 慎重に盾を構えたまま距離を縮める男を前に
更に月夜は咆哮する。傷を負っただけ寧ろ勢いが増している
全身全霊の力を振り絞り、尽きぬ闘志を込めた拳を )
パァン
( 男は 受け流した )
........え?
[ ザク''ッ ザク''ッッ !]
「 __良き、立会いだった。」
( __盾による拳の受け流し、反応速度と必要程度の筋力さえあれば
技術のみで男は攻撃を無効化するどころか それを反撃の隙へ転用できた。
腕の関節に盾を押し当て、威力を最小まで殺し できた隙に斧を2発叩き込む
完膚無きまでに打ち倒され 胸 顔 頭 腕に数え切れない傷を負い 倒れる月夜に対し... )
「 __ 」( 去る足取りが軽やかな程 )
( 男は 無傷であった )
ーーーーッ…!!!
(瞬間、一気にホテプを守るように目の前へ出て…息を荒くして瞳の中には敵…というような意思が取れ…た…が)
……ッ…ありがとうございました…だぞッ!!
(色々と吐き捨てたいのを我慢して大量の傷を負ったテホプの治療にかかる…血も大量に出ているし…とりあえず瞬時に傷を塞ぐ…自分で自分を傷つけ血を流す、血が炎に変わりテホプの傷を強引に塞ぎ一旦簡易的な治療…でも血液などその他諸々は足りない為背中に乗せて急いで向かう…前にもう一言)
…機会があったら…!また戦ってください…だぞ!
(その後、すぐに駆け抜けた)
「 分かった、次も潔く立ち会おう 」
( 男に 手加減はない。故に 当然という意識の元
罪悪感は無いが__ だからと言って、悪意も無かった )
「 .... ... .. ぉ .. ....わ .. .... て... ね ..ぇ .... 」
( 命に別状は無い、しかし あまりにも激しく傷ついている
月夜の声は小さく とても痛々しい、それでも 戦意はだけは残っている )
……一旦休むんだぞ…“月夜”…
…その戦意はいいけれどその体じゃあ厳しいものがあるんだぞ
(尻尾で縛り背中に巻き付け離さず…言う事を聞かないのは分かっているがこれ以上続けたら命が危険と本気で判断…
医務室へとすぐに到着…こう言う時に限ってあの医者幽霊はおらず…栄養剤、活力剤を混ぜた点滴、血液注射…本当に簡単な応急処置)
「 ....... あがぁ .... ...ってて... すまないねェ、レギオン....いっつも 」
( ...伊達に生命力が自慢と言ってはいない。応急処置で普通に元気を取り戻し
みるみる肌の色も健康的に変化して.... 申し訳なさそうに レギオンを見る )
「 ....負けちまった 」
……仕方ないと思うぞ…寧ろ…個人的には惜しかったと思うし…
(此方は別に謝られても…特に何とも思わない、そのまま栄養ゼリー飲ませながら…
…悔しそうにしている相手を慰める)
……それにまだまだ成長の余地があるって事だし…
「 なぁ.... レギオン..... あいつ .... 」
( 袋を飲み込み、腕広げて... レギオンを抱きしめる )
「 ......“遊び”尽くしてた 」
………遊び…か…
(自分の想像している遊び…とは圧倒的に違う事を思い知らされている…心にぽっかりと穴が空いたような…)
……それだけ…あいつが強かったんだぞ…
「 レギオン.... 遊び心ってのは、心得ると凄まじく強いんだ....
どこからどう来るか、それがまるで分からない 盾に火薬仕込んで
衝撃を安くするなんて普通の戦士なら馬鹿げてるとしか言わない..... 」
( ...隣の机にあるなんか変な形の瓶に目がいくものの
レギオンの背中を優しく撫でながら 、話を続ける )
「 あいつは..... 遊びまくってるだけじゃない
本番で完全に使いこなす為に.... モノにしちまうんだ
『 経験 』が通じない『 上手い 』相手なんだ 」
…………想像力…だぞ…うん、分かった…
…テホプには想像力…多分、それが足りないと思うんだぞ…逆転の発想?…とか、そう言う感じ…堅苦しく考えすぎ…なんだぞ…
(…一つの意見として呟きながら点滴さらっと補充して)
……少しはそう言うところを見習えばいいんじゃない…か?
…自分が言っても特に何も無いかもしれないけど
「 ああ、そうだなァ...... じゃあ 今は柔らかく考えて... 」
( もふもふと膝の上に置いたレギオンを抱きしめ、背中の匂いを嗅ぐ )
「 お前に甘えよっかな.... 疲れた 」
……そう言う事じゃ…まぁそれでもいいか…
(尻尾で背中の痒い所を掻いて上げながらゆっくりと休憩させてあげて)
……弱いのもまた強い…と思うぞ?
…逆で強いのもまた弱い…とも思うけど
「 .....おう .....おう 」
( ...色々考えながら、片手で抱きしめて髪に顔埋めて
もう片手で、腰の下...を撫で ちょっとした柔らかさを握ってみて )
「 .....あいつも、筋力とかオレより下だったな 」
……ん…そりゃ…まぁ…そうだろーな…テホプは素の力が強いんだぞ…普通に…
(薬品などの匂いで逆に眠ってしまいそうになりながらとりあえず言ってみて…
…優しく背中を撫でてあげる、尻尾で)
……というか、一応他にも居るんだしここではやめておいた方が…
「 そぅか?....そうだな、おし、部屋に帰るか 」
( 近くにあった『 ??? 』と...文字が塗りつぶされている
変な形の瓶を拾って、レギオンを抱えて部屋を出る... 元気 )
「 .....楽にやるか 」
……にひ…
(少しモヤモヤが晴れた様子に自分が力になれたという満足感が体を覆って嬉しそうに笑み浮かべつつ
歩くペースに合わせて頭揺らしていて)
…それでいーんだぞ…
・・・レギオンの部屋・・・
[ ぽす ]「 んー..... 疲れたけど、やって良いか?」
( ベッドにレギオンを置いて、水道の水を大量に飲む )
「 .....ふー .... 」
……疲れたってなんだぞ…まぁいいけど…
(疑問に思いながら目を擦り眠気覚ましていつもの笑顔を浮かべながら受け入れる準備)
…美味しいよなー…意外と…
「 . . . . レギ猫ぉ、お前も...いっつもありがとにゃぁ 」
( イタズラっぽい言い方で いきなり月夜はレギオンに覆い被さる
ようにして.... 受ける側が小さいのと、月夜が大きいので ネコの姿は
大女にすっぽりと覆い隠されてしまった )
「 きひひ.....カワイイなァ、お前って 」
…んぁ?…どーいたしまし…わぷっ…!!
(声が聞こえた方向に頭を向ける…がいきなり覆い被さる形になれば少し苦しくなり顔を出しながら小さく頬膨らます…
…尻尾を伸ばしてさらっと擽りしようとしながら)
…別に可愛いって言われても…そこまで…嬉しく…ないぞ?
(…言葉とは裏腹に耳ぴょこぴょこ動いており)
「 ふぁ .... きひひ、実際かわいいんだから素直に喜んどきな?」
( 擦られて、ちょっと甘い声を漏らす ...顔近付け、唇を合わせようとして )
「 .... 」
( 腕を回し、抱きつくような格好で背中を撫でる )
……すぐ寝ても…しら…んにゃぁっ!?
(唇が合いそうになり迎え入れる準備は出来て…いたが急に背中を撫でられて甘い声漏らしてしまい)
…ふ、不意打ちとかだ、ダメだぞっ…ん…
(…どの口が言うかと思うが仕方がないので自分から唇合わせて)
「 ん ....ん ... ..ん ..... ーー .... 」
( ...舌を入れるも、その攻めは甘かった... 当然、テホプには経験が無く
興奮が極まってもいない、そんな舌使い... ニャルや黒のように 初めててでも
上手くいくようなモノは持ち合わせてない 月夜であるがゆえに )
「 ... ん ...ーー ..んん 」
( 得意じゃないのを自覚してるのか、座り直して
膝の上 抱き合うみたいな感じでレギオンを膝に乗せ
少しは舌使いがやり易くなる... 片手は、また 腰の下を撫でていて )
…んぁ…ぁ〜…ぅ…っ…っ
(ザラザラとした感触が口内を撫でながら自分から動こうとするもどうやったらいいか分からず
相手の動きを真似するだけ…結果舌を重ねたりする動きになってしまい)
…んっ…んんっ!…っ…ぅ…
(少しだけ動きが早く…というか絡まり易くなり此方もついて…行こうとするが
腰の下を撫でられて体はやはり大きく跳ねて…歯を打ってしまいながら軽く涙目に)
「 ぅ むぅ ..?」( ザラザラの舌が触れる刺激 それに加えて跳ねる体.... )
「 ふぁっ ふ... あ ぶね..... 」
( びっくりした拍子に月夜は仰向けに倒れた...当然抱いていたレギオンも
月夜向けに倒れるが.... 唇が離れた時、月夜は咄嗟に腹への着地を防いで
力が抜けるのを避けた.... 口の中に残る感覚が、更に欲を掻き立てる )
……ふにゃぁぁ…
(何とか怪我はしないで済み月明かりが黄金に輝く目と揺らめく尻尾と耳の影を映して
蕩けた声を出して舌も垂らしているが未だに此方も欲満たされているようには見えず…)
…テホプぅ…優しく…ね?(…一応聞くかどうかは分からないがお願い)
「 ...わるい 」( ....欲情に燃えているのは 月夜も同じ.... レギオンを押し倒して )
「 .....今日....激しくする...つもりなんでねェ... 」
( 顔が火照り、少しだけ脳が麻痺して 更に欲情... レギオンの服を 剥ぎにかかる )
「 ...ん 」
( 抵抗しないよう、唇を合わせようとして )
…ひにゃっ!?ち、ちょっ、や、優し…んむっ…ぅ…
(手を掴み流石に止めようとするが…唇合わされば抵抗する気力が無くなってしまう)
……怒られて…も…知らない…ぞ?
(一言だけ上目遣いで告げた後は、テホプに全て身を任せる)
( 服を剥いで ....自分も、身に纏う服を脱ぎ捨て 妹より肉付きも
締まりもいい、本人の性格にぴったりな状態を晒す... 再び、押し倒す形で
肉食野生動物のような荒々しい息と目で、レギオンと )
「 く''るる... ... 草食動物みたいじゃないかィ.... カワイイねェ?ほんと 」
( ペロリと舌なめずり、まずは 出来上がらせる事から..と
両手を自由にさせて、自身の胸をレギオンの首辺りに押し付けて
片手で潰さないように、かつ乳房が離れないように高さを調節し
残った片手でお腹を撫でる )
…こう言う事…は…あんまりしないんだぞ…
……本当に…もうやめておいた方が…怒られて…もう来れなくなっても…知らない…ぞ?
(されるがままになっているが一言だけ呟き…
とはいえ此方も体は何回も何回も跳ねてしまっていて…)
…この月夜に…有り難う…だぞ…ふふんっ…
「 ......そうかィ.. んじゃ ... 」
( 最後に すっと攻める 片手でレギオンの胸を触りながら腰の下 下腹の少し舌を
もう片手で弄り回し、するりと首を舐めてから 唇重ねて舌を入れ.... )
「 .......ん .... ... これで、終わり...な?」
( 離れて、ニコッと笑う。... 片手に付いたべたつく何かを
自分の下腹に塗り込んで、服を着だした )
…んぇ?何これ?
(何か塗ったのが分からない為顔を近づけて匂いを嗅ごうとする…)
(…とりあえず毛布を羽織り顔真っ赤なのを落ち着かせていて…)
「 きひっ、... 秘密、それだけ思っときなよ 」
( ...色っぽいのは終わり、代わりに毛皮着たレギオンを
抱きしめて、ベッドに横たわる... お互い、とても暑くて ふかふか )
…たっだいまー、調子はどうだ?
(呑気に自室へと帰還…と黒の様子見、思ってるより苦しんでたらもうやめるつもりだが…)
………あ〜〜〜…
「 あら、お帰りなさいませ 」
( ナチュラルに楽しげ、虫も壁も床も従えて
喋り方だけで無く従える事で気品っぽさが増している )
「 だーんな様もいい趣味してますわぁ… わたくしの自室、
再現して下さるなんて思ってもいませんでしたのよ?」
………えぇ………
(流石に想定外…さっきまでの地獄みたいな部屋も無くなっていていつも通り…勿論黒も)
…いやそういうつもりじゃなかったんだけどなぁ…
…まぁ…うん、いいか
「 ふふっ ……足ツボは中々効いたみたいですわねぇ?
あと… 最近、だんな様…鈍ってなくて?」
( 隣にくっ付いて )
「 今なら…… わたくし、簡単に勝てる気がしますわぁ?」
………かもなぁ………なんて…あぁ、いいよ?その挑発……
(くっ付かれたまま自分の机の引き出し開けてナイフ取り出し…)
……乗ったよ、やってやる…!
「 ふふっ、一名様御案内ー 」【 無限の指パッチン 】
( 指を鳴らせば…… )
・・・・戦闘場・・・・
「 __む、ザレッド君と__ ふむ、利用者という事か 」
( 先に居た 男が場所を譲る… 向かい側にて立つ黒は
余裕げに腕を組んでザレッドを見据える )
「 ふふ… ザレッド、久しぶりね こういう事… 」
…お久しぶりっすね、色々…ま、いいよ、ちゃっちゃとやってこうか…
……期待外れでも知らないかんな?
(ナイフくるくる回した後に袖の中に仕舞い頭を掻いて眠そうにあくび…
…戦闘やる気には見えなかった)
…ま、いいや、終わったらデザート奢れよ?
(目の色が変わりさっきまで一本だった筈が袖から出せば何十本にも増えていて…)
「 …それはがめつくない? まぁ、ニャルと新人も誘おうかな…お食事って事で 」
( シルクハットを被る )
「 hi 」
…うるっせぇな、最近甘い物食べてないんだよ…
(…どんどんナイフは増えていき、手に余るようになったので…
反射を利用して後ろに投げつつ…
上に向かって一気に放出、ナイフの雨)
…懐かしいねぇ、この技も…応用…って奴かな
「 切断飛び道具なら私も得意… さぁてぇ?ノっちゃおっか!」
【 it ショータイッ 】
( シルクハットを逆さまに、トランプのカードが中から飛び出して
次々とナイフの勢いを下がらせて攻撃の意味を無くさせた )
「 ザレッドぉー? 次々いっくよーっ!」
【 ボヨォン 】( ピエロの首バネおもちゃが頭突きするみたいに飛び出す )
…遊ぶねぇ、ま、いいけど…
(頭突きピエロはデコピンをして止めながら
いつものお得意…ではなく拳骨流星群
さっきのトランプ程度では明らかに止められない勢い…)
…あ、そうそう…最近ねぇ、分かった事があるんだよね…
「 おっと 」【 ミョーん 】
( シルクハットを下に引っ張… 拡大するかのように大きくなったシルクハットが
すっぽりと黒を覆い隠した後にヒュッと消える )
【 ポン 】
「 うんうん、何かあったの?」
( ザレッドの背後に現れるシルクハット、そこから
ひょっこりと黒が顔を出す )
…わお、格闘ゲームの強キャラみたい…
(流星群の軌道を変えて今度は自分達側に…
足を掴もうと下から手が地面を突き破る)
…俺のさぁ、能力なんだけどねぇ?
(話している間にいつの間にか隅っこ…此方も何故か消えていた)
「 お手手観音の事?」【 はとぽっぽ 】
( 足掴まれる前に数羽の鳩になって飛んで… )
【 らびらび 】「 よっと 」
( 鳩が集合してシルクハットになると 中から勢いよく黒が飛び出す )
…んー、それとはまた違うんだよね…
…なんつーのかな?…なんだろ、趣味の話…
(少し痛みは残るものの腕から骨を引き抜き直ぐに傷塞ぎ…簡易な骨バット)
…まぁ、機械相手には負けないって感じ?
(軽く振る…だけで鳩は血が噴き出し骨も砕ける)
……ま、別にどーでもいいっちゃいいけど
いらない能力は渡したし…
「 …最近変だよ? 詐欺にでも遭ってない?」
( 鳩が爆散するが、本体には何も及ばず )
【 音響ビッグボム 】( 5と書かれた見るからに爆弾的なものが地面から飛び出る )
「 ……また何か変な事起きる前に飲ませちゃおっかな 」
…ん?あぁ、いや、渡したっていうか…物に上げたっていうのか?…分かんない、つか薬は要らない…
(爆弾をバットで振り飛ばした後…隙間無いように手が爆風を守るように覆う)
…大丈夫じゃない?多分…っと…!
(いつものハンドガンで狙い撃ち…最近どんどんライフルっぽい弾になっている)
「 …心配を足蹴にしないでよね…不幸体質なのに 」
( シルクハットの穴で防御 入った弾は突き抜ける事なく… )
【 高級耳栓 】「 …… 」
( 光り輝く謎の小さな物を耳に詰める )
カチッ カチッ ( 手の中から爆弾のカウントが響く… )
…あぁ、確かに不幸体質…まぁでもそこがいーんだろーけど…
(真似して少し彼方よりはダメージ喰らうものの指詰めて鼓膜…というか耳穴守り)
…しょっ…
(念の為に空中に浮かせて…狙い撃ちすると同時に足首に向かいナイフ投げ)
カチッ [ 轟竜 、剛田武、マイクのピンク玉 ]
( 爆弾より 何やら不穏な音が響く… それらは ある危険な共通点を備えていた )
「 おっと 」
( また シルクハットで弾を防ぐが )
[ サクッ ]「 きゃっ 」
( ナイフが足に刺さり、刃が貫通し 刺さったまま血を絞り出す )
…っ…ぁ〜〜〜〜…ぃって…いてぇな…
(流石に詰めていても聞こえてしまった物は聞こえて鼓膜破れている訳でもないが詰めたいた指が破裂してしまい)
…ぁ〜…まぁ、いいけど…
(全方位にナイフを飛ばし…自分に来た物は投げ返しとバラバラに飛ばす)
…このたくさんナイフ使うのも懐かしいんだよねぇ…
「 わっ … ちょっ 痛い痛い痛いっ!?」
( 慌てて耳栓外そうした瞬間に腹、肩にナイフが命中
鮮血が空に舞う )
「 っくぅ… もぉ、 痛いんだからっ 」
( 【 太陽 】、心の中で唱えた呪法が自分の周囲を焼き尽くす
大火球を生み出す、その間にナイフを抜き 傷を塞ぐ )
……何を言うんだか…どーせ余裕だろ?ただの人間ならもう危険だけど…
(バットを構える…焼き払われるのは目に見えている筈だが、何故か握り締めて…)
…それに俺も前弱点教えたろ?
(爪を弾丸として飛ばしながら威嚇射撃…のように見せかけて何発かは本気で狙っている…
…壁に当たった物は綺麗にそこだけ穴が空く、ヒビも入っておらず逆に綺麗)
「 ……ふへへ、やっぱ騙されないかぁ… よぉし、もう少しノっちゃおっかぁっ!」
( 波動を纏い接近しながらも爪を回避、そのまま腕を引き… )
「 【 気功拳 】!」
( 熱量を伴った激しい波動が球体となってザレッドへ襲い掛かる )
……GET!!
(少し早いタイミングで大振り…風圧により火球を掻き消しながら焼き焦げた骨をそのまま向かってくるナイアに向かい投げる…結構早い)
…さっさと終わりたいんだけどなぁ…
(挑発しながら武闘する構えに移行し)
[ パッ ]「 スラッガー!いっくよーっ!」
( バットをキャッチして独特な振りの攻撃… と思わせて足払い!)
…っ…ぁっ…ぶねぇなぁっ!!
(こける…もその勢い利用して地面を殴れば地面崩れて足取り悪くなり更に少しだけ衝撃波…)
…ったく……
「 おっと …ふへへっ これならどうかなぁ?」
( バットを足の様にして狂った様な動きながらも
足場関係なしに素早く動く、そのまま波動の集中した左手で… )
【 光拳 】「 わっしょいっ!」
( 光の旋風が扇状に広がって、その勢いで黒は跳躍… )
「 とどめっ 」
…
267:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/03/19(木) 22:03 ……前から考えてたんだよね…
…俺の強さって何か…さ?
(無防備…明らかに不自然、先程の攻撃を喰らって体勢を崩していて迎え撃つ準備も出来ていない)
…やっぱさぁ、ナイアと俺って…似てるんだよね
「 あれ… んー …… そうなの?」
( バットを寸止め… )
( 不思議そうな顔をして、足に座る )
…トリッキーっていうのか?…色々分かんないけど…
…まぁ、そういう事…
(そのまま頭を掴み…床に勢いよく押し付けようとする)
「 へっ?」
[ コ''キ'' ]
( 油断か、モロに食らって… )
「 ……痛いんだけど 」
( 後頭部から、流血 そのままジト目でザレッドの腕を掴む )
…これでおあいこ…ん、充分…
(普通の人間なら頭蓋骨陥没して南無三してる筈なのだが相変わらずな耐久力…
…部屋の件も合わせてプラマイゼロ)
…医務室行く?
(念の為に問いかけ)
「 ……バカにしないで下さる?わたくし、喰らってあげただけですのよ 」
( いつもの調子で腕を普通に振り解く、床の血も怪我も治っており )
「 ……はぁ、お互い 今日はマイナス気分ですわね 」
……ほら治ってるぅ…
(わざと傷与えた所を撫でてあげながら笑み浮かべ)
…忘れんなよ?デザート…
「 ……食堂行ってますからニャルと新人、連れて来てくださいませ?」
( ちょっとむすっとした顔で見上げた後、出口へ… )
…はいはい…つっても…どこにいるかなぁ…
(仕方が無いので二人を探しに行く…)
・・・・城門前・・・・
「 ……… 」
( 大人姿、掃き掃除中 )
…終わりましたよ、ニャル先輩…
…疲れまスが達成感は矢張り凄いでスね…
(後ろから声掛け…んーーと思いっきり伸びながら少し疲れていて)
「 ……早いですね…私は、まだ此処が少し残っています 」
( 城門、城壁外側全体の掃除 草抜き 魔力補充 )
「 先に休んでて構いませんよ?」
……そうしておきまス…あ、質問なンでスけど…
…私、生きててほしいでスか?
(ボソッと意味深な事を呟き聞いて)
「 ………自らの生死は貴女が決める事、それに関して私は口を挟めません 」
( 門を閉じ、大きく息をする… わだかまりを吐き出す様に とても、大きく )
「 ……しかし、貴女には… 第三者として、私は貴女に生きていて欲しい
……約束、誓いの以前に… いち、私の友達として 」
……じゃあ聞きまスけど…この城の皆に生きて欲しい…のでスか?
…勿論、私もシぬつもりはありませンが…
(質問攻め…首傾げながら目は好奇心でなのかキラキラと…)
…それに、私は生きてみせまスよ、もうそンなシぬ気など全くありませンし…
「 ……当然…… 」
「 皆様に、死んでもらう気などありません。
……何があろうと…私は従者であり、仲間です 」
( … )
「 ……だから、貴女も… 私が居なくなろうが、生きて下さい 」
……それは此方のセリフでスよ…そうですか、仲間思いで…とてもいいでスね…嬉しいでス…
(微笑み、上を向きながらマスク外し)
…元は敵なのに、本当に、スみませンね…
………ありがとうでス、でも…
「 ………… 」
……?ニャル先輩?
(反応の無い相手をチラリと見る…)
「 ……… 皆様を守る、それは大切だと分かっているから… 」
( ミェンの顔に…1人の 親友の顔が重なる )
「 …… ( …貴女は何故… ) ……なんでもありませんよ 」
( …… )
「 …無茶はしない事、生きることを第一に考える事…
これを…私の命令として第一優先してくれませんか?」
……ン〜〜〜〜……難しいでスね、なンて…
(頬を掻きながら恥ずかしそうに)
…元の性格かどうかは分からないンでスけど…楽しく生きて…困ッてる人を助けたいッて気持ちが強いンでスよね…
(遠くを見るような目で一言)
…それに、私は…感情に囚われてるだけでスから、私は楽でス…流されて毎日生きる…それで幸せなのでス
「 ……そうですか 」
( 残念がる事もなく、手を繋いで城の方へ )
「 ……… 」
( 情に流されて生きてきた… 誰かとの出会いで初めて自分を得た…
誰かを助けたい… ……… )
「 ……似ていますね、私達は 」
…でスね、もう少し早く会えてれば…お友達になれてたと思いまス、私達…でスね、ニャル先輩…
(城の方へ一緒に歩きながら…とても心地よい風を感じていて…)
「……あっ、あー、いい話してるとこごめんね?…今いい?」
(…そんな中後ろから魔人の声…?……後ろ?
城とは真逆の方向…)
「 ……如何なさいましたか?愚か… ザレッド… 」
( 口を滑らせかけた様子はギリギリアウトで )
「……うーん、この判別がつかない辺りニャルちゃんの判断が悪いのか…
(聴き慣れた魔人の声から一転…憎たらしい仮面の声に変わり…そこには)
……私の声真似が上手いか!どっちだろーね?」
(仮面の色が黒くなり服も赤と黒のドレス姿になっていてイメージチェンジに大成功
…一番変わっているのは目で光は無くなったドス黒い色になっている)
…ニャル…先輩…この人…ッて…?
「…あ、新入りちゃん!…いや、裏切り者ちゃんかな?…どっちでもいっか…ひひ……ちょっとさ…?
お話、しない?女子会ってやつ!」
「 ……… 乱心なさった訳ではありませんね、赤坂様 」
( ミェンを城の方へ下がらせ、庇って前へ出る … 見るからに おかしい )
「 ……一応、仲間の筈ですが… 赤坂様です、ミェン 身を守りなさい 」
「…ッ…スみませンッ…!」
(言われるがままプレッシャーを感じて…城へ向かう)
…にひひっひ、いやぁね?悩んでたんだよね!私も…!自分の立場?…彼女との関係も続けたい!親友との関係も続けたい!…だから私は両方を守る事にしました!…という訳でニャルちゃんさぁ…“血液”とかくれない?
(陽気にフレンドリーに、いつものように話しかける…目の前で人形遊びと弄り…ながら…?)
…だからねぇ、そんな戦闘態勢取らなくてもいいじゃん、ねぇ?
(…ちぐはぐで懐かしい所まで再現された…皆が一つになった人形をギュぅぅっと握り壊しながらマスクと似た裂けた笑み…)
「 ……拒否します、少なくとも私はその中で生きる気はありません 」
( 武器は出さず、魔力も無く… ただ、睨む様に構え 警戒する )
「 赤坂様…気をお沈め下さい、貴女様に歯を剥きたくはありません 」
…むぅ…血液だけくれれば帰るよ?私は帰って元の赤仮ちゃんに戻るよ?ダメ?
(…さらっと人格変わっている事を認めながら悲しそうな目で問いかけ)
…私もさぁ、戦闘はしたくないからさぁ…ダメぇ…?……ねぇ〜〜、お願い〜〜…
「 ……貴女が望む、戻る場所… 其処に
“貴女を警戒する”私めなど居ないのでしょう 」
( 色仕掛けの一切を気にも止めずに )
「 私めとしてもそれは望みません… しかし
これ以上、不審と不穏に警戒を産ませるというのなら…!」
……残念、分かり合えないか…お話ぐらい通じると思ってたんだけど…
(仕方がないので興味も薄れた人形をその場に捨て)
…じゃあ強引に奪うしかないかぁ…ぁ、でもねぇ…?私ってさぁ?自分から戦いに行かない…いわばサモナーなんだよねぇ…分かるかな?
「 ………… !」
( 何かを勘付き、眼だけで周囲を確認する… 特に、背後 )
「 …… 」
( 無言に徹し、相手を見定め続ける __冷酷に、その視線は変貌する )
…あはっ、分かったかなぁ…?…といっても、今日は失敗作の処理に来たってのもあるから…ね!
さ、出番だよ!…ワープちゃんは本当に優秀だねぇ…君は生かす価値があるから嬉しいよぉ〜…?
(目隠し、首輪をされた白いボロボロの服を着た物がワープゲートから登場…すると同時にもう一人、頭が鉄の箱で覆われたコートを羽織った人物…失敗作と言われている者が登場)
……それじゃ、回収してきてね?…チャオ☆
(ワープゲートを開いてそのまま仮面は入って消える…これで二人きり…?
…城の方からも何かの叫び声が聞こえてきて…)
「 …!…… 仕方ありませんっ… “来ませい”っ!」
( そう、強く言うと 白黒は迷わず城の方へと走り始めた )
「 ………っ!」