この城にはたくさんの種族がいる…
…魔人、付喪神、幽霊、鬼、獣人…
…旧神、機械人…人間も勿論いる。
そして来客も独特だ……悪魔に天使…
…此処はオールスター…
これは試練だ、一人一人の…
…俺は知らないけど。
「 ……… 」
( …確かに、心の底からそう 言っていた…
ただ、言えない事はあるのだと白黒は消えゆく
幽霊を見送りながら思う…… )
「 ……貴女様の運命に… 」
( 暗雲以外のものが見えないのだと )
・・・・赤く花咲く植物園・・・・
『 ....ふむ、これで全てか?』
( ..容赦無く死骸に斧を振り下ろし続け、早16人....
気になるものは剥ぎ、息があればとゞめ... 最後の、生き残りを見つけ )
『 そこか 』
( 黒い鎧を纏う男、ザラァークは静かに歩み寄る )
…っは…は…は…!!…は…はっ…ひっ…!
(目の前の冷酷な黒い騎士…処刑を続ける者に恐怖しか感じず後退り…場所的にとても能力は相性が良いのだが、体が蛇に睨まれたカエルのように動かず)
…来る…な…化け物…!…ちか…よるな…!
(苦し紛れ、植物の成長速度を加速させると一斉に黒騎士に向かい太く長く丸太を勢いよくぶつけるかのような衝撃を次々…
…ポットから種をばら撒き更に急成長…種を散弾銃のように飛ばし)
[ ゴンガンゴンゴンッ ガンッ ]『 ...“リィフ”』
( 騎士はあるむ速度を緩めもせず 見飽きた攻撃に盾すら構えずに
防御行動の全てを鎧に、とかまけさせたような行動は... 受け流しや勢いの
関係など知らないとでも言うかのように また 無力と 避けられないものを
思い知らせるような.... ‘無傷’という結果を残し 男は声を発する )
『 ‘メ“』
ひっ………!い…やっ…!!
(涙を滝のように流し後ろに倒れながらも足を動かして後ろに下がる…
顔は青ざめ来るであろう攻撃を全て防御の大樹に回して…立ち上がり走り逃げようとーーー)
「 ん?」
( 行った先、何か知って知らずか立ち塞がったように
進路上に居た大女、いきなり走ってきた誰かを 不思議そうに眺め... )
『 ... 』
( 音が歩み寄ってくる... 自然の権化にすら見えた 能力の大樹は
今や幹から根にかけて横に叩き切られ 剰えメリメリと今にも倒れそうな
悲鳴を上げていた。その上... )
『 .....そうだったな 』
( 今度は 明確に逃げた者を見据えているのだった )
…た、たすけてっ…む、むりっ、あんな化け物無理っ!!こ、この城の人でしょっ!?ねぇお願いだからっ、助けてっ!
(裾を掴みグイグイ引っ張り…此方を見ている恐怖の塊を指差し顔中涙などでべとべとになりながら何も通じないのを教えて…)
…お、お願いしますぅっ…!
(果てには土下座、命が惜しければ何でもするらしい小心者…)
「 ぁー、落ち着きなよ... おいコラッ!捕虜だろうがよォ!?」
『 すまんな...最低2人と伝えられていたのだが、忘れてしまった 』
( 男が斧を下げ、大女がタオルで植物のくしゃくしゃになった顔を
拭き取りながら男を叱る。...それでも、男の鎧にある返り血は....
未だに死の濃い色を示していた。)
「 ったく.... まー、あの男と当たったのは運が悪かったねェ?
でも今はオレの捕虜って事になるよ、命はいらんから安心しな?」
( どうにか安心させるべく.... 自分の笑った顔を見せて )
…ひぐっ…えぐっ…こわかったぁ…川が見えたよぉ…視界がスローモーションだったし…びぇぇんっ…ぐすっ…!
(赤ん坊のように泣きじゃくり未だに体は恐怖で震えていて、もう男のほうをチラリとも見ようとはせず…)
…えっ…あっ、は、はい、分かりました姉御っ!!
(笑った顔のカッコよさに惹かれて自然に敬礼……泣きながらなので格好付かない)
「 はいはい、泣く前に色々準備やらねェとな... おい
後片付け、やっとけよ?」
( 捕虜を脇に抱えようとしながら男へ怒鳴り... )
『 ああ、分かっている 』
( ...何に使うのかなど考えたくもない
大型の肉切斧を引き摺り 闇の中へ戻って行く男の姿... )
「 ....ま、生き残れた事... 良かったとは思わせてやんよォ 」
…うぅ、もう帰りたい…おうちに帰りたい…
……こんなにひどいとは思いませんよ…うぅ…
(しがみつきながらブツブツ呟き…腕で涙拭うも少し腫れていて)
…や、優しくお願いします、姉御
「 .....おう、悪いようにはできねェさ 」
( わしわしと頭を撫で... バイオチックなホラー現場と化した
植物園を出て、一先ず一応ある自分の部屋へ向かう... )
・・・・肉肉しい大廊下・・・・
「 ...おい、派手にやってんなあんた 」
( 地獄は此処にも有った... 壁床天井の一部が肉に覆われており
しかもそれには肉の蠢きに揺れる目や口... 犠牲者の1人が全身を咀嚼され、
あるいは肉柱に貫かれ、目の内側へ軟体生物の様に丸呑みにされ...
肉に潰され.... 今、更に少ない生き残りに躙り寄る肉 肉 肉... )
「 -- - --- 何?あたしは肉、ばら撒いただけなんだけど 」
( 悪びれもせず廊下の真ん中に立つ... 不機嫌な 蒼 )
「……あの人も怖い……ぁ、でも多分大丈夫、姉御、行きましょ?」
(リアルな質感と見た目に吐き気さえ覚えるも何かを察すれば急いで突っ切ろうと…)
(生存者は全員肉に包まれ…たが、すぐにじゅーー…と聞いていてお腹の空く音に匂いが、包まれた所から聞こえる…)
「 うっへ.... さっさとかいじょしてやんなよ?」
( さっさと走ってその場を抜けた後... )
「 -- - -- [ パンッ][惑惑 ]解除 」
( ...解除されれば、ひとかたまりに気絶した... 無傷の 犠牲者たち... )
「 - -- 幻惑、アイツだって使ってたくせに 」
『…それとこれとは話が別なんだぞー…にひ…』
(持ち込んでいた鶏肉を自分で焼いているという…紛らわしい行為をしていた、猫耳)
「……胃が痛い…」
(ボソッと呟き…この状況を見たら当たり前)
・・・・テホプの部屋・・・・
( ....レギオンの部屋に引っ越してから目立たないが
ちゃぁんと月夜にも部屋があった、...結構女の子らしく柔らかな内装 )
「 ....ーーぉーーっし、ついた.... おう、疲れたか?」
……大丈夫、姉御!
(抱えられたまま敬礼と…ギャップ萌えという奴に微笑み浮かべ)
…乙女の花園…
( 最後らへんの言葉聞こえずに抱えたやつを机の座布団に下ろし、
壁掛けに上着とズボン掛け、サラシも屑かごに... スパッツに下着姿 )
「 んーーっ.... リラックス出来んなァ、自室...んで これからのお前の待遇、言うぞ?」
( ....顔以外の傷跡は少ない、健康的な体が伸びで強調される
そのままソファにごろんと 女の子らしい無防備さで寝転んで...
リラックスからか柔らかくなった表情含めて言葉にも威圧感なく )
…あのですねぇ、目の前であまりそんな盛大に脱がないでもらおうかっ!…そんな気があったらどうするつもりですか、責任取れます?
(…さっきまでの泣きじゃくりが嘘のように元気になり正座しながら何故か相手を説教…)
…まぁいいや、はい、聞かせてください
「 あァ... まず、お前 何つーんだ?」
( ....よく見たら、ソファの向こう側... 木製ゾーンに
やたら目立つ...月夜モデルの等身大の銀の像、しかも変なポーズで造られていた )
「 ......ん?あれか.... ちょっと余った銀で作ってみたんだ
デザインにも細かく拘ったし、質感も悪くない、良い趣味だと思わねェか?」
( ...得意げ )
…我が名はダレット!!…どうにもこの城の人の名前をリスペクトしたらしいです、個人的にお気に入りですが…
(じーっと像を見ながら改めて紹介を続ける…
…銀の像に触ろうとしながら)
…中々いいですね、惹かれるというか…真似したくなります
…あ、で能力は…失敗作にしては中々豪華らしいですよ?
…『植物』と『虫蟲』…です!
「 おう、そうかァ... ありがてぇなァ...... おし ダッコ、お前の待遇は...
勿論、捕虜って事になるけどよォ?オレの手伝いっつー事である程度の自由と
高めの賃金を保証してやる、制限としちゃ城から離れ過ぎることを禁じ
上の連中に逆らい過ぎるのも禁止だ、分かるか?」
( 能力とか無視していきなり呼び名を付け、銀像に関してはちょっと嬉しく... )
…だ、ダッコ…まぁいいでしょう、私は平和に生きたいので、穏便に過ごせる所は過ごします…
…あ、でもこっちからも少しお願いがあるんですけどいーでしょうか?
(複雑な気持ちはあるものの格上なので頭を下げて城から離れられないというのは家に帰りたい気持ちからしても少しショックで…)
……たくさん食べさせてください!…私の能力、何方もエネルギーというか栄養が必要なので!
「 .....契約期限は3ヶ月、家への足も用意してやる.....だが、まずはなァ?」
( 立ち上がり、冷蔵庫からちょっとした材料を 炊飯器から5合の白飯を... )
【 極盛りガーリックチャーハン 】
ガーリックや胡椒に引き立てられた豚肉の香りや
油とレタスでパンチを入れてくるライスの山が食欲を爆発させる!
( スプーン 大きめのコップに入った水と共にテーブルへ置かれる )
「 食え!それからだ 」
…こんなん遠慮する方が失礼ですよね!
いただきますっ!!
(ぐぅぅと鳴る腹の音が合図となり一気に掻き込む…十五分で山は真っ平になり綺麗に跡形も無くなりながら舌舐めずりした後ハンカチで口拭き…)
…まだあります?…いえ、おこがましいですね、忘れてください…
「 ..........まだ、喰わせる気なんだが 」
( ワイルド味付け軍鶏の丸焼き、シーフードカレー
スタミナ蛇の串焼き、牛一頭丸々料理に無限の白米を並べ )
「 さぁ 腹ァはち切れちまいな?」
…あぁ…良い人ですっ!貴女っ…!!
(嬉しそうに笑顔浮かべた後無限の胃袋と言わんばかりに口の中にどんどん料理が運ばれて空皿出来ていき、水も足りないと言わんばかりにごきゅごきゅ…食欲を誘うような食べ方をしていて)
「 ..........ほー 」
( ただの根性無しかと思いきや、意外な豪快っぷりに感心示し )
「 .......お、いいモンみっけ 」
( 自分も何か食おうかと冷蔵庫の中... 目立つ所にボンレスハムがあった )
………ふぅぅ…ごちそーさまですね…じゅる…
…おっと
(口から芋虫垂れているのに気づけば慌てて体の中に戻しつつ手を合わせて満足そうに…)
…栄養満点…しばらく困らないですね…
「 んぐ... とりあえず、この城で暮らす上での質問 あるか?」
( ボンレスハムを齧りながら、ソファにどっかと座る
....紐ごと喉の奥へと肉が消えるのはご愛嬌 )
………んー、植物園ってあります?そういう所に私いた方がいいと思うんですよね!…この子達も喜んで腹の底で演奏会してますので
(独特な言い回しをしながら口を開けばミミズや寄生虫等が見える…人によってはトラウマになりそうなもの)
「 .... おー ....あるには、ある ......が ..... 」
( ...蟲については妹や姉がそうなので全く意に介さないが...
苦虫を噛み潰すような表情で悩んだ声を出す )
「 ......うーん 」
…何か思い出してはいけない恐怖の記憶がありそうなのでやめましょうか?
(体内に数百万体という様々な虫を育てているのだが言わない方が良いと判断して
口を隠しながらあくび)
強調する訳でも無いですよ?…個人的にあったら嬉しいなと
「 ......植物園自体はあるんだよ..... だがなァ?」
( 哀れんだ感じの視線... )「 ...アイツが常連なんだよ 」
……あー、なるほど…
(察せば苦虫を噛み潰したような表情…)
…とはいえ…一番あそこが私と光と闇の様に相性が…
「 ぅーん... でもなァー 」[ ガチャ ]
( 腕を組む月夜、ダッコのビビリように
危機感以上の事を覚え 判断しかねる中.... )
『 入るぞ 』
( 血の匂いを.... それも 濃いやつを )
…だけど…ひぃぃっ!?
(声と匂いで判断したのか一気に部屋の隅に隠れる…頭を抱えて怖がり)
…く、来るなら私の軍隊が容赦しませんよ…!
( 入って来た黒い鎧、...肉の香る袋を背負ってのエントリー )
「 .....何時もの干し肉かィ?」『 いや 燻製ベーコンだ 』
( 金入りであろう大きめの袋と交換に月夜は肉の袋を受け取り
受け取った男は中身を確認する事もなく.... )
『 失礼する 』( 出て行った )
...........
「 .....おう、話の続きだが.... 」
…え、えっと…な、なんでしたっけぇ…?
(舌の変わりに蛇の様に長い虫を出している辺りかなり怖がっていて、チラッと顔だけ出して涙目になりながらその体勢で話を聞く…)
……いや、無理無理、あの恐怖の象徴どうにかしてくださいよ…
(居ないのが分かれば溜め息吐き)
「 ...って言われても... アイツ味方である以上お前にゃあもう
襲ってくるこたァはねぇんだぜ?....ぉ、よしよし 」
( ダッコのあまりの恐れように、月夜は例えようもない哀れさを感じ...
不器用な月夜が、癒すためにやることは1つ... 抱き寄せて、撫でる )
「 .........どぉーしたもんかなァ 」
…いやでも恐怖の記憶というものは中々解けないものでして…体内の子虫達も怖がっている所存…
(ブツブツと呟きながら腹や腕、体の至る所から蠢く様な音や羽音も聞こえていて…
撫でられると少し落ち着いたのか大きく深呼吸きて気持ち落ち着かせ)
……有り難う御座います、姉御
「 ....ま、いーや... あ、オレ テホプな?....月夜っても呼ばれるけどなァ... 」
( 素直に従う、そーゆーのにレギオンっぽさを感じながら離す気にもなれず... )
「 そんで... 記憶とかはオレにもどーにもならねーな、
それでも植物に関わりたいってんならァ... ん、適任が1人いんな 」
…血の匂いやあんな風に威圧放ちまくりの悪そうな人で無ければ構いませんよ!
…というか、能力的にも植物な方が落ち着くので…個人的に…
(何故か敬礼をして、ポケットの種整頓しつつ話を聞いて)
…で、誰なんですかその人?
( それを聞き、月夜は苦笑う )
「 血の匂いとか威圧は保証出来ねぇが人格は保証できるぜェ?
お前の人柄次第じゃオレより優しいかもなァ.... ちょっと悔しいが 」
( そう言いながらダッコを降ろすと、肉の袋を冷蔵庫へ )
「 ...オレだしなァ...うん 」
……え?姉御が?…はっはー、いやいや、冗談も程々…あ、マジですか?
(小首を傾げながらふざけて話すも、本当と分かれば目を丸く)
…いやいや、あの、失礼承知ですけどとてもそんな見た目に…
「 ....別にいーぜェ?遠慮しなくたって... ま、オレにゃオレがあるんだし
にしたって負けてる所は多いんだよ、優しさはじめとしてなァ?」
( 手早に地図と肉入りおにぎり拵えて ダッコの前に置き )
「 ...此処がそいつの居場所だ... 事実、あいつなら
お前に見合ったトコを提供してくれるだろーよ、オレにャできんね 」
…は、はぁ…?まぁ承知しましたよ、とにかくその目的の地へ向かえばよろしいのですね?姉御…戦闘になったら多分逃げますよ?勝てないと判断すれば…
(いつの間にかバックパック持ち中身を入れた後、礼をして行こうとする)
…少しの間でしたがお世話になりましたです!姉御…!とりあえず…また会えたら会いましょうね?
「 ....おう、風邪引くなよ?」
( 衣服を纏い、銀の袋を背負う... 気負わない
そんな柔らかさを感じさせるような表情で )
「 達者でなァ 」
…なんか姉御というより親みたいな気も…なんて
(扉を開けた途端…入れ違いで暖かい空気が入ってきて…同時に虫使いは出ていくのだが…)
……テ〜ホ〜プ〜…?
(少し羨ましそうに睨んでいる獣人…)
「 ........( 不運だねェ )....よォ?レギオン、不機嫌そーな感じだなァ?」
( ソファに座って悲観的な感情を押しつぶす。
ポジティブシンキングは生命線なのだ )
……置いてけぼりにするし、部屋に変な奴連れてるしで…お腹も減ったし…色々ずるいぞ〜…?
(むすぅと頬膨らませながら丸くなり、尻尾でぺしぺしと軽く叩く…すっごく弱い)
「 わぁーった、わぁーったって... 可愛いなァ?お前... 嫉妬かよォ 」
( 猫の口元に燻製ベーコンそのまんまを持って行き、片手で軽く押さえて
髪の毛並みを舌で整え始めた、猫らしい慰め方ってこんな感じか という思考 )
[ んべんべ ... するり]「 .......( んっ ...意外に難しいな...このっ )」
…だってぇ…むぅ…
(もぐもぐ噛み締めて味わいながら、風味からか鼻ピクピクと動かしていて
毛並み整えてる相手じーっと見ながら尻尾でブラッシング逆にしてあげ)
…惜しい惜しい、まぁ、頑張るんだぞー…
「 ........[ するする... シュボッ ]あっ やべ... 」
( 悔しそうな目でレギオンに視線を向ける中
舌と口に意識向けてて思わず火を吹き )
「 ....ぅん、ブラしないと無理だな オレ... 」
…自分じゃなかったら危なかったから、気を付けろよー?
(平常心保ち告げながら、小さく軽い線香花火程度の大きさの火球作り遊びながら)
……自分がいないとダメなのか〜…?…なんて
「 あぁ?...何をとーぜんの事言ってんだか... 」
( お腹撫で、軽く抱きしめながらサラサラした毛並みに手を突っ込み )
「 ...中身ふかふか 」
……否定して欲し…くは無かったぞ、うん、普通に嬉しい…
(暖かい空気と少し汗垂らしてしまいながら、撫でられるの心地よさそうに感じ少し頬染め)
……気持ちいいんだぞ〜…
「 .......猫...っつーより、レギオン....やっぱ良いなぁ... そらそら 」
( 首元を軽く握るようにごしごしと撫で回す、ちょっと慣れたのか
腕の中にあるもっふりにとろんと力抜いた目を向け、再び髪の毛並みを
舌で整え始めた... 気付いてないだけで、この時の月夜は猫にそっくりで )
[ んべんべ .. ]
……そろそろおさわり時間を決めた方がいいかもなー…
(ボソッと呟き実際このように抱き付かれて好きにされる事が多い為対策を考えていて…
尻尾を足裏に伸ばしながら眠そうに大きくあくび…)
……はぁぁ…ん…
「 ..ふぁ ....いけね ... 鍛ぞぅしにゃきゃ ふぁ_ __ぁふ 」
( あくびにつられて眠気が加速... 気を保とうと思っても
足の上に乗ったもふもふが許してはくれない.... 頭が段々と、ぼわぁ ... )
「 . . . . , ふぁー 」
( ゆっくりと背中を撫で )
……やっぱダメだなぁ…むぅ…
(対応が少しずつ大人になりながら仕方が無いので此方も眠りに就こうと目を閉じ…る前に
首筋かぷり、甘噛みした後…跡を付けて、もう一度丸まり)
…次からもこういう事するぞ?
(囁き漏らして目を閉じ、意識を落とす…)
「 んにゃっ... ふぅ... 」
( 甘噛みの感覚に一瞬ピクリと体が痺れる感触...けど、夢見心地の月夜にゃ
大した刺激でなくて、ソファに大きく体感崩し そっと眠りに就いた...。)
・・・機億空間 【 黒機の間 】・・・
「 〒○\♪〒☆=%〒♪○\?」
『 違う違う、%☆〒〒=♪→〒 』
…はぁぁ、全く…
(少々呆れながら尻尾動かしてソファにテホプ乗せた後、食料調達しに久しぶりに窓から城の外…行く前に作ってくれた爪持って)
…じゃあ、行ってきますだぞー…
・・・【黒機の間】・・・
「…よう、どうだ?そっちの調子)
(何処からともなく魔人の声…何故か壁から上半身だけ突き出して聞いている)
『 お、ハローマスター・・・調子はー うん、ボチボチだねー 』
「%〒☆〒… あれ?…父様、そんなことも出来たんだ 」
( ちっこい姿[言われると不機嫌]のカロン、ぺたんと座って
母の扱う言葉を教わるミィリィ、2人とも結構一緒の時間が多い )
『 ・・・ねー マスター?ミィリィちゃんってホントに
黒ちゃんの血、入ってるワケ?・・・何故か一向に上手くならないんだよねー 』
「 …父様の前で言わないでよー 」
…ボチボチね、ならいいけど…
…後これは俺であって俺じゃ無い…正確には手の集合体だから、触っても色々違うぞ?
(二人発見し考える素振りしながら一つ訂正…
変身などをする子が此処にいるのは何もおかしく無いと判断すればカロンへのお仕置きは無しにして)
…入ってると思うけどなぁ…色々似てんぞ?ゲーム…はどっちかていうと俺か…
……うーん、俺の血が濃く現れたのかね?
『 ふーん ・・・あ、ミィリィちゃん?ちょっとオトナの報告あるから
しばらくあっちで遊んどいで?』
「 え?…はーい 」
( 言われるがまま、『 眠るキリンの絵 』に入るミィリィを確認して
黒機はザレッド・・・否、手の方を向き )
『 今言ったとーり、ミィリィちゃんの強化はボチボチだけど・・・
それ以外の件についてはウチ、寝てたワケじゃ無いからねー?』
…よし、なら、いいよ…ただ、あまり俺以外巻き込むなよ?…特にあの子と…ナイアは…!
…でまぁ、今90%とかそんな感じか?
(壁から離れれば数センチほど全体的に小さい物のいつもの魔人の姿…少しゴツゴツとしてはいるが、話だけならこれで問題も無く…
チラリと奥の方を見ながら話続けて)
…後、分かったのか?…色々
『 ん 何から聞く?・・・どーもウチって自分から切り出すの苦手でさー 』
( [ ウォン ]、近未来的な音を響かせてザレッドの目の前に表示された
水色のウィンドウ・・・3つの選択欄の中にはそれぞれ
《 最終兵器報告[ 今の限界 ]18.0% 》
《 捕虜について 》
《 敵機械勢力の内部事情、支配者 と[ 脱走した総帥 ]》
…あー、まぁ気持ちは分からんでも無い…
(発展している技術にほんのちょっぴり驚きながらタイトルだけで察せる物もあり…)
…じゃあ、これ…
(ウィンドウに手を伸ばして… 《 捕虜について 》をタップしようとする)
『 ん、オーケー・・・ えーと、まず 』[ ウォン ]
( 一瞬ウィンドウが消え、表示を変化させて再度出現
ずらりと並んだ選択欄には1つ1つ違う名前が表示され
一番上には160と表示されていた )
『 知っての通り、城の各地で相性の良い襲撃者が出現
マスターたちが鎮圧してその多くが捕虜にある・・・
上は確認できてる数、捕虜は128・・・死んだのも多いよ 』
( 続けて捕虜について表示 )
…結構だね…いや、まぁ容赦しない奴も多かったしな…うん…
…そしてまぁ、能力も面白い奴ばっかりだったな、個人的に…
(一覧ズラーっと確認しつつ何処からかメモを取り出してそれぞれの能力、追記として渡し…)
……それでも、こいつらが俺達の戦力になったのは大きいな…
『 因みに、殺害はあの黒騎士が13・・・残りは黒ちゃんがやった。
なんか気難しい表情してたなー・・・あ、あと 』
( ウィンドウが変化
『 能力は人為的に授けられたものが殆どであり
また、それ以外も上記の能力の応用でしか無い
強い能力ほど無茶な改造を受けている傾向にある 』)
『 このとーり、それにウチを例に言えば・・・水が苦手なのが
バレてた、どうも内通者・・・は、マスターを騙した奴みたいだね?
お人好しが過ぎるよ・・・おかげで黒ちゃんとかいるんだろーけど 』
…あーー、やっぱり…そういやうちの主様の部屋も血生臭かったな…
…で…うーん、やっぱりだよねー…
…だってさぁ…だってさぁぁ……お前がいるのもそうなんだからな?俺が甘いから…
(想像していた通りの事だと分かれば頭を抱えて
自分の手をチラッと見た後大きく溜め息)
……あの二人の能力だったら確かに無限にこういう人造人間作れるなぁ…言われてみれば
『 現段階で報告できる《 捕虜について 》は以上。それで、次は?』
《 最終兵器 》
《 機械勢力事情 》
( ・・・何故か簡略化 )
『 あ、エコだよエコ 』
……機械勢力
(少し元気が無くなりながらも下の段をタップ…
……色々考える所がある為、結構しんどい)
『 ん、おけ・・・現在ウチの最低な故郷でもある機械勢力
【 madness island 】は過激派が少なくなって丸くなってたらしいんだけど・・・
総帥が急に引退して再び過激派の指導者がその座に着いたんだよ 名前は知らない。
城の襲撃も指導者が交代してから日が浅くないうちに起こってるから、まず
新しい指導者による過激派行動と見て間違いないね、そして 嫌な事なんだけど 』
[ ウォン ]( 《 見覚えのある島に浮かぶ 二隻の超弩級戦艦 》の画像 》)
『 どうも 今ここを襲ってる連中と手を組んだらしいんだよね・・・
それだけでも怖いんだけど、どうもそれだけじゃ無くて島の奥地で
何やら・・・やってるらしいんだよね、ガードが固すぎて調べられなかった 』
…あー……
(色々察せる状況に頭を抱えて画像を見て少し思い出し…)
……いいよ、もういい…ありがと…
『 ・・・そっかー 。マスター?』
( ザレッドの頭に乗り、髪をつかんで三つ編み作って )
『 頼らないとダメだよ 』
…遊びながら言われても説得力がなぁ……
(三つ編み作っている間に本体…もとい、いつもの魔人が集まり手の集合体は崩れて本体に呑み込まれて…
…軽くカロンに向かい力も入れてない弱めのチョップ)
…そう言ってもらえると少し楽だけど
【 ティウンティウンティウン・・・ 】
( チョップが触れた途端黒い粒子となり爆発四散。)
[ ウィィ ]『 ・・・減価版じゃ耐久力低過ぎるかー うん 』
( 近くの転送カプセルからもう一体の黒機が出現 )
…本当に低すぎ、俺のあのチョップで消滅するってなんだよ…まぁいいや、じゃあな…
(大きく溜め息吐いた後、そのままクジラの絵に向かいつつ…)
……あーー、何言いたいか忘れた
『 それでいーと思うよ?マスターは・・・ふざけられてふざけて
お気楽で間抜けで、変人の一歩先くらい優しくてさ・・・だから 』
( そこまで言った所で、クジラの絵に向かうザレッドを静かに眺める )
『 ・・・ 』
…ありがと
(機械空間から出て行き自室、壁に凭れ掛かりながら聞こえるか聞こえないかぐらいの声でボソッと呟き)
ーーーーーーーー死にたくねぇなぁ……
(両手で顔を隠しながら目から雫溢し)
『 だから・・・さ 』
( 自分が確保する・・・《 捕虜の部屋 》へと近寄る
__その顔は冷たく 薄く殺意に濡れていた )
『 ウチも黒ちゃんも・・・
敵。殺る気になっちゃうんだろーねぇ?』
( 重々しく音が響く・・・ 鉄条網を幾重にも張らせた
専用の牢獄の前。呟いた言葉はあまりにも愉快さが欠けていた )
……あーー…寒気やばいや…ちょっと散歩するか…
(丁度そのタイミングで自室からも出て行く…よって悲鳴なども当然聞こえず…)
……あ、でもこいつらどーしようかな…
(自室の…黒が作っていた様な機械、題名は合成カプセル…
…それに入れている三人の敵をどうしようかと思ったが…後ででいいかと判断した)
『 ・・・で、そろそろ思い出してくれる気になったかな?』
( 電気耐性により鉄条網に軽く触れ )
……!!
(恐怖に満ちた表情で首を横に振る…どうやら声も出ない様子で…)
『 あれー おっかしいなぁーー?・・・ウチ、確かに
君たちの上司全員の首だけで堪忍したげるって言ったよねー?』
( 機械らしい無機質な笑み 鉄条網を掴み 掌閉じれば
悲鳴を上げながら凹み其れだけ顔を近づけて凝視が続く )
『 ・・・まだ死にたがってるのかなぁ?』
………!!……!!!
(恐怖で声が出ずに明確な死のビジョンが見えてしまえば絶望…していると)
「…言うから離してあげてっ…!」
(別の声が聞こえる…)
[ ウオォん バガァンッ ]『 ・・・誰かな?この子の上司なら首ちょうだい 』
( 鉄条網にブチブチ腕を突っ込んで前面全てを引っこ抜き
自分の背後へ投げつけた。__その様相、鬼 )
「…じ、上司じゃあないし、同じ失敗作の仲間だけど…で、でも!情報はたくさん持ってる…!だから…!」
(見るも無残になっている事に少し目を背けながらキリッとした表情で…じっと見つめ)
「…だから、開放してあげて、皆…」
『 ・・・ま いーや・・・マスターのお子さんと
ウチの残機1つ分は受けて貰ったし・・・何より
チャンスの材料さえあったら興味ないしなぁ。
君たちの命なんて 』
( 一人一人の捕虜に対応した牢獄、其れらを破壊し 自由を効かせる )
『 じゃぁ?喋ってもらおっか ・・・ 嘘ついたら君も首チョンパね?』
「……何から喋ればいい?言える事は何でも言うから…」
(悔しそうに目を背けながら問いかけ…
自分の腕をぎゅっと抓り恐怖を誤魔化していて)
『 え 分かんないんだ・・・はぁ、メンドくさいの。
ウチが殺りたい奴が住んでる所。其れ以外興味ない 』
( 先ほど解放した 波の頭に乗って足を組む )
『 さ 言ってくれるんでしょ?』
「……昔は孤島、今は…分からない、移動したらしい…でも、少しだけ聞き耳…というか、振動から聞いてみて………森の隠れ家…緑に包まれた場所…らしい…よ…?」
(息継ぎしながらなんとか答える…)
「……解放、して」
『 ・・・・・ふぅーん、お利口な所もあったみたいだね 』
[ パチンッ ]( 波から離れて飛行、牢獄の拘束を完全に解く )
『 あ、そーだ・・・ えーこほん。これから君たちの主人は私を除いた
ここのお城の上司サマ達ね?従うか否かは勝手にして結構、不利益なら
始末ね? それじゃ 』
( 愉しげな様子隠す気少しも無くて、機億の奥地へと飛んで行った・ ・ ・ )
[ にゅっ ]『 あ、仕事ほしーならメイドに尋ねるといーよ 、じゃね 』
………はい、ストップ
(…何故か魔人の声、しっかりと手も増えている辺り本物…?)
……そうやって脅すなよ、普通に生かしてやれ、こいつらを俺は助けて普通に生活させてあげたかったんだよ、んな始末始末言うな…
(…少し怒っている様子、壁に亀裂も入り始めている)
……あぁ、ダメだな、気分が悪い…
『 ・・・うーーん・・・ 』
( 腕を組み、声に対する返答も思いつかず。
ただ 声と表情共に悩ましげな反応を示すのみ )
『 処遇自体はマスター達に委ねるつもりではあったけどねー 』
…決まってるじゃん、全員…解放だよ
(無数の手により治療をしながら絵の外に…というか城の外に出して行く)
…好きに生きたらいいよ、お前ら…
…甘いのは分かってるけど、これが俺だから…うん…
『 ・・・だっからマスターなんだろーなぁ 』
( けろりとしてザレッドの頭に乗り、ヘアの一部を蝶々結び )
『 いちおー言うけど・・・問題無いからね?
マスター、なんだから 』
……うん、だから大人しくしとけよ?…あいつらにもう手は出すな、おーけぇ?
(上に乗った相手に手を伸ばしながら無理矢理髪の毛解かしてロングに…)
…ま、いいや、はぁぁ…