真っ暗な部屋。ゴミだらけの部屋。唯一の明かりを放つデスクトップ上には、反政府記事のサイトがいくつ開かれている。机上には壊れかけたマウスとキーボードに、古びた本、それと血がこびりついて何年も経過したと思われる風化したナイフ。壁には、いくつもの穴と落書き。ここは誰にも知られていない黒き魂が宿った空間。
952:セシリア◆ :2020/04/05(日) 17:56 >>951
安心しなさい。そいつは私が始末しますわ
「 …… しかし 貴方が愚かにも想いを寄せるその子は…
我らにとってかけがえのない存在… それゆえ、私は此処に来ました 」
「 ……貴方は その程度の力で… その程度の価値で、あの子と
先へ進んで行けるのですか…? いいえ、出来ませんね 」
>>953
人間さんたちを混沌に落としいれようとなさっているのはあなたかしら?
「 …… セシリアちゃん、今は一寸だけ黙ってて貰えるかな……ニャルちゃんは贋作野郎と話をするから 」
「 ……私が話そうとしているのはそこの御仁…
何に敵意を抱くかなど知りかねませんが、お引取りを 」
( やはり 声のみが響く )
「……お前になにいわれようが関係ねぇよ。これは俺と妻の問題だ、指図されたくないな。
俺もお前と同じかけがえのない存在だ。こいつとともに生きるのは我らパエスト家だけ
で充分だ。それにこいつの心を救ったのも俺だ。
偽物だろうがなんだろうが幸せにさせるのには変わりはない。」
【聞こえてくる声に対してとても低い声で言う】
「 又々寒い暗黒微笑 ……言っとくけどさ、ニャルちゃんが聞きたいのはそんな事ではないと思うんだけど? 」
「 ……ゴミ屑の抱く、その心構え… 」
( 闇を掻き分けることもなく “闇の方が”逃げ出す様に
その姿を現し 未だ重々しく声を発する… その右手には短刀が握られていた )
「 …果たして。…私めを… カレン…最強を… ザレッド… 無限を…
‘ 我ら ’を前にしても変わること無く 例え死期に陥ろうとも…
その身に余るような、貴方という存在が抱くには煌の過ぎたそれを 」
( 短刀を眼前に突き付け )
「 変えようという賢い選択は無いのですね?」
「 思い切り選択肢を間違えたね… 」
( 我関せず、と冷たい表情を湛え憐れ゛鳥籠の中の鳥゛の内蔵を抉り出す様な声でそう呟く彼女に向け
麗らかに笑い飛ばせば 未だ変わることのない郷愁を抱き )
「 ここは、『 何が有っても大切にするという証明を見せる 』と答えるべき所だったよ 」
「それを答えようとしたけど?……なくても、あいつとの約束を守るのには変わりはしない」
【声がとても低く言い、真剣な顔のまま魔法で神器を持つ】
「 だから、後出しじゃん拳なら誰でも出来るんだって…
凄んだ所で大して恐くないよ?もう諦めたら? 」
( 事実上の降伏宣言を強く勧める )
『〜っ、やめて!!!!!!』
(そう叫ぶと、ニャルに抱きつき)
『ってかさ、落ち着いてよ、まずまずマモン何もしてないじゃん、なんで、なんでころすの、僕から奪うの、』
「 …… 落ち着いてるから言っているのを何故気付かない? 」
( 本当に厭きれた と桜桃を一気に口に入れて )
「……チョウラン」
(驚いた顔で彼女の言葉を聞く)
『奪うな』
(何時かのカレンのような、それ以上のような、どす黒く闇より深い闇の目を見開き、つーと血の涙を流し)
「 ………ふー… 」
( …両名の行動、言葉をそれぞれ受け取れば短刀を収め
抱きついて来たアルを窘めるように撫でれば… 幾らか、表情を和らげ )
「 ……些か、不満点は残りますし… カレンも同じの様ですが… 」
( その場に座し、偽物の目をじっと見つめ )
「 宜しい、この喧嘩… 貴方の勝ちと私は認めます 」
『〜っ、おかーさん………』
(ぐりぐりと頭を押し付けつつ、ふ、と顔を弛めて)
「 ……アル、カレン……一旦、収めて下さい 」
( 自身の非戦を示す為、短刀を鞘に収めたまま座する自分の前に置く )
「 …あっそう、ツマラナイの 」
( 直ぐ様凶悪などす黒い瞳を見開く 其は先程の物を遥かに越えた…… 原型を残していないナニか )
「……それはさぁ、こっちのセリフでもあるんだわ…なぁ?アル…ニャルちゃんが許してもさぁ?…俺はまだ許せねぇんだけど…」
(ニャルの手を掴み…向かう両者に冷めた目、鼻で笑いながら軽く中指を立てて)
「お前はさ?……なんで、俺達の城の、氷の鬼のを…味覚の魔物を…命を奪おうとしたんだよ?… 血ではなく心で繋がった家族…なんだよ…?ただで許せって言われて許せるかよ?」
『ニャルおかーさぁん………』
("いつものように"、掴みどころのないふわふわとした笑顔と、
マモンの前では見せたことの無いような安堵の表情で、)
『お腹すいたぁ………』
「 …キミって昔より大分気迫も存在も何もかもが弱まったよね そんな今の状態で私に打ち勝とう?無理無理、絶対無理…… 」
( 全身から魔気を只々放出すれば 常人なら発狂して自害に走りかねない程の殺意と敵意で威嚇し )
「 ……… 」
( 目を閉じてちょっと顔色悪く、片手で顔を抑えて
苦虫を噛み潰したような表情… 「結局」…
様々な念の混じる現在の表情からは、第一感情としてそれが現れた。)
「 ……アル、なるべく収めなさい 」
( 最後の砦、と片目を開けてちらりとあるを見やる )
>>972
『っ、!!』
(ハッとする、たしか氷の鬼なら女の人に無礼なことをしていて傷つけた気がする、とあわあわと顔を青ざめて慌てる)
>>975
『はぁい』
(びし、と敬礼をしニャルの周りをふわふわと浮遊する)
「……ねぇ、なんで?止める方法なら他にあったよね?なんで命を奪おうとしたの?なんで、お前の言う大事な家族を奪おうとしたの?……彼女が酒を飲んでなかったら、鬼じゃなかったら、死んでたんだよ?」
(表情を一切変えずに、どれだけした事が重かったのかをゆっくり、告げて)
「…………質問に答えてくれよ?……トモダチだろ?ーーー元」
「 …… 随分と底意地悪いね、私も 」
( 顔を思い切り青ざめさせ、散々な目眩を堪え続けながら
未だ止まない警鐘の様な
耳鳴りを恐れ頭を抱える )
「 …………💦 」
( 取り敢えずはアルを撫でつつ、修羅場の中心に存在している自分を憂う…
…のは、心の一部分。実際はあれやこれやで混乱の一途であり、この混沌に
対して正常な思考を保つ事で打開策を考えるが、すぐには考えられず )
『…』
(兎に角は様子を伺おう、と透明になって)
「………」(あちらの事情なのだろうと思いながら、あいつが命を奪うのか?と同時に思う)
983:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/05(日) 18:49
「………」
(透明になった腕を掴み、そのまま話を続ける)
「……確かにヴェルも、悪い所はあった…ただ飲み仲間が欲しかっただけだ、それで彼女を追い詰めた、それは悪い…が、それ以上に“お前”は悪い事をしたんだぞ?お前みたいに皆が皆不死身じゃあねぇんだぞ?
ーーーーーお前なりに言うなら、奪うな」
(友達だったとは思えないように、審判を告げるように、呆れた、そして冷酷に告げて)
「お前の返答によっては、俺は容赦なくお前を…いや、お前の命を奪うからな」
『…あ〜やっぱ僕?僕のことだよねぇ知ってたぁ』
(途端にへにゃりと笑い、ごめんねぇ、と笑う。)
『…好きに殺せば?別に僕自身はしねるなら嬉しいんだけど』
(希死念慮、と呟きつつ)
「 …… 哀しいけど、ザレちゃんの言ってる事って正論だよね?あるちゃんも其は自覚してるでしょう? 」
( 最初は宥める様に間に割って入ろうとするが
珍しく空気を読み、其をやめて )
「! ……チョウラン」
【あの時約束したと思いながら】
[ すっく ]「 ……ちょっといいですね?ザレッド… 」
( 急に立ち上がれば ツカツカとアルに近寄り
ザレッドの手を振り払った上で… 代わりに と
アルの手を引っ掴む … なんか分かりやすい怒った顔 )
「 …絶望的だね 」
( 呆れ果て、桜桃を全て飲み込む )
『ん、珍しく感情だしてんじゃん、なに?』
(やるの?と笑いつつ)
「………」【あいつは二重人格なのか?それとも本心なのか?と考えながら目の前の状況を】
991:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/05(日) 18:58
「………お前はさ、ただ、自分の娯楽の為にヴェルを…殺そうとしたの?……ふぅ〜〜ん…そっか、そっか……もう、お前に情も湧かないな」
「……誰かが言った言葉なんだが…『悪人がいれば人は彼らを罰する、だがそれを行う者も悪なのだ』…ってぇのがあるんだ…」
「……マモンと繋がってたいって言ってたよな?……自分を知れよ、そんな美味しい話があると思うか?…お前のような奴に」
(…仕方なく手を離し、代わりに右腕を赤黒く、魔物らしくしていき)
『はっ、そんな怒るなんてなぁ、守るものが多いと感情も豊かになるみたいで心底面白い。』
(これから始まるであろう甘美な闘いにワクワクを隠しきれない、という表情で)
「 あー、結局贋作よりもアルちゃんの方がずっと悪役だったって落ち?…… ツマラナイね 」
( 演劇ホールであれば塵を投げ付けられてる、と半ば諦め気味に述べて 反省を促しても意味がないと判断し ザレッドに向い親指を立てれば )
「 ど阿呆!!!」
( 重々しい拳骨が雑に頭に飛んで来た )
「 はーっ… 全く!」
「 キミ、単なる小悪党だからツマラナイや…… この世に居るのが許されるのは…聖人か大悪党だけさ 」
( どちらに転んでも面白いと呟けば、宙に浮かび愉しげに闘いを見守り )
『…あー頭がくらくらするんじゃあ、』
(にゃるのゲンコツを受けてそうおどけたように言う)
「…………」【握っていた神器の手がどんどん紅くなる。俺はただ見つめることしか出来ないのだろうか】
998:ニャル◆.s:2020/04/05(日) 19:10
「 はーっ… 暫く、森の方に帰っています…全員でひと段落付けたら…
必ず!全員私にひと言報告する事!一人ずつでも宜しい!…アル、特に貴女!」
( 目を閉じて片手を頭に、大声で怒鳴る様に言い終え その場から離れ始める )
「 ……はーーっ いつまで経っても…!」
「………あぁ、本当、吐き気のする邪悪だよ、ドス黒い悪だよ、お前は…
…守るものが多いから、此処まで面白く、強くなったんだよ……お前は、全部弱くなったな?精神も…おっと、プライドを傷付けたかな?」
(右腕だけ赤い線が数本入り、黒く、骨がハミ出た…魔物化した腕…とても残念そうに見て)
「ーーーーー思い出にさよならだ、準備は?」
「 んじゃ、私はニャルちゃんの所に往くね。勝負がついたら勝者だけこちらにどうぞ〜 」
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