王の帰還か、新たなる世界の幕開けか
その真実を知るものは、造り上げるものは、それは誰なのか知られていない。
【前のが埋まったらで】
3:ニャル分身体◆.s:2020/04/09(木) 10:59
「 ……申し訳ありません、お戻りになられて早々… 」
( ハーブティーを注ぎ 基本的に本物風に接する事に )
「何も謝ることはない……安心したまえ」
ハーブティーの香りを吸い、うっとりと目を閉じる
「 …… うーん 」[ フワッ ]
( その言葉を聞きけば ほっ と安心するが… ちょっと唸る様に魔王様を見
布を裏返す様に… 《 変貌 》した )
「 っふぅ… しばらく、本体も戻りそうにないですので… イメチェン、しました 」
「イメチェンか、なかなかイカすじゃないか!」
ニャルのイメチェンの姿を目の当たりにして、笑顔を見せる
「 …えへっ … 本体が男っ気のない… まぁ 女ですから当然ですけど!
わた… 僕って本体と比べてちょっと… 胸とか貧相ですから、ボーイッシュに
やってみようかと…!」
( 賞賛されて得意げに 型にハマった執事の格好、髪も後ろで結わえて
ボーイッシュな感じの姿を一回転して見せて… …型にハマった制服好みという
本体のセンスそのものは変わらず )
「私もイメチェンでもしてみようかと思うのだがな、上手く進まないものでな!
ニャルは素敵だ!」
ハーブティーの香りが、ニャルの姿を見て微笑む彼を包み込む
「 ふへへっ … それでは!魔王様… 何か、ご命令はありませんか?」
( 嬉しそうな様子を一旦止めて、礼を一つ )
「そうだなぁ、私は前はどのような指示をしていたかな?
とりあえず、何かお菓子でも食べよう」
期待いっぱいの笑顔でニャルを見つめている
「 …… 」( 期待の笑顔を見て … )
( 桃のタルトを机に乗せて切り分ける )
「 ……先んじて、本体は… 魔王様の部屋、物置、あらゆる場所を捜索…
ブラックサンダー及びへそくりお菓子は全て回収されました☆」
( 踏み躙った )
「今『窓から飛び降りよ』と背中を強く押された気がするのだが気のせいだろうか……」
顔の笑顔の色が褪せていくように死んだ顔をする
クトゥルフの血族のモノだ
クトゥルフはおらぬか……?
「 冗談です、冗談ですってば … ホント 変わりませんね、魔王様 」
( 懐からブラックサンダーを三本、慌てて献上する )
>>14
ブラックサンダー?
「他をあたってくれ、今はお菓子の時間だ……
心臓に悪いじゃないか、にゃる」
来訪者を軽く流して、目の前の桃のタルトに夢中だ
気が抜けたように笑いながら深く腰掛ける。
「 えへへ… 結構、本体がイタズラ好きだったの覚えてます?
僕も大好きですからねぇ?」
( とか言いつつ、ハーブティーのお代わりを注ぐ… )
「 そういえば 奥方さんたちは汚す…痛い水の看病ですか?」
「そういえばそうだったな、君のイタズラは現実味が勁すぎてたまらない……」
乾いた笑いを吹きながらタルトを一口、噛み締めながら食べる。
「マリアは、今は世界中を廻る旅に出ておる。彼女の家のしきたりでな?
リヴァシュナイダーは、今は一人で休養の途中だ。大分元気になってきたらしいがな、まだまだ傷は癒えていないからな」
月に物思いを寄せながら、注がれたハーブティーを口に流す
「 ……うーん … 何だか 魔王様、物足りない感じがしますねー 」
( 椅子を魔王様の隣に引っ張り 座っては、ちょっと距離近く )
「 ……もしかして 寂しいんですか?」
「そりゃそうだろ……あんだけ騒がしい男たちだったんだぞ
魔の森をまた活気付けてくれたのは彼らでもあったのだから……」
月が煌めく夜、それは永遠であれ、宴の夜はここにはない。
それを悟りながらも、麗しきこの時間を過ごしている
「 じゃあ 今は本体抜きにして僕が独占って事ですね!」
( 遠慮なく、魔王様に全身で抱きついた )
「 これでも寂しいならご心配なくっ …僕なら何でもできますよー?」
「にゃる……」
にゃるの体を受け止め、背中に腕を回す……
「間違っても体を要求することは……」
『にゃるも一人の女性だ、伴侶持ちの男のためにその体を汚させはしない』という言葉はあえて引っ込ませ、静かに息を吸った
「 えへへ …… いつも よく頑張ってますねぇ … いい子です いい子 」
( 背中に回された手をちらっと見て にゃるも魔王様の頭を軽く抱けば
笑顔の声を以って頭を撫で始めた… …本体であるのなら 絶対にやらない事 )
「 お疲れなんですから …… 使用人たる僕が出来ることなら何でもしますよ…?」
「……しばらくこのままでいてくれ、人が抱きしめてくれると心が落ち着いてくるんだ」
しばらく誰とも触れ合っていなかった彼にとっては、この時間は至福の時間であるのだ
「 …… 僕の貧相な体で大丈夫ですかー?」
( 悪戯っぽく、にゃるが聞いてくる… 無論、そっと抱きしめたままで )
「……そばにいてくれ」
にゃるの頭をしっかりと片手で抱きしめ、ぐっと瞳を閉じる
「 … 分かっておりますよ、魔王様… いつでも 」
( 動きのほとんどを止めて 同じ様に目を閉じる…
魔王様を抱きしめる その状態で、ふっと微笑んで )
在りし月の光、とはいえいつでも月の光灯る世界であるのだが
「……」
彼はまた物思いに老けている。
( そんな黄昏るような雰囲気を感じさせる彼の隣___
『 王 』に相応しい年代モノの小さな机へと 香りの良い紅茶と
チョコチップの小さな甘味香るクッキーの盛られた皿が置かれた )
「 ……魔王様、紅茶をお持ちしました 」
( ロングスカートのエプロンドレス、本体に近い気質と格好へ変わった、分身体 )
「ありがとう、ニャル」
笑顔でニャルに答える、クッキーを見て静かにまた微笑む
「 …… 肩でも ほぐしましょうか…?」
( ちょっと硬めな笑顔に少し動揺したような様子
慌てた風は見せずに密かに焦ってリカバリーを図り )
「ほぐしてくれるのか、ありがとう」
嬉しそうに息を吐きながら、ソファに深く腰掛ける
「 はい、では 失礼を…… 」
( 内心ほっと息を吐きながらソファの裏へと周り… 力加減を間違えぬよう
まずは魔王様の肩に触れる…… 数十秒ほど、撫で終われば いよいよ軽く掴んで
力を加え、硬い部分を重心的に骨を圧さないようにほぐす )
「 …… 魔王様 … あの、馬鹿やお嬢様方は 如何なさっているでしょうか…
…… 街へ出た、奥方様のお子様は…元気にやっておりますよ… 」
ニャルのマッサージに気を楽にさせながら、彼は目を閉じる。ニャルの質問に静かに口を開き
「……リヴァはどうしているかね?病は大分治ったらしいが、気持ちの方はどうであるか……音信不通でな。
ユラたちは……全くだ
あー、マリアを良く慕っていたあの子か。元気ならば、マリアも嬉しかろうな」
昔に思いを馳せながら、どこか切なげに語る
「 …… 辛い事が続きますね…それでも 私共めは、何時も貴方様と共にあります
…決して、独り孤独と思わないで下さい… それは、死や不幸の元になるのですよ 」
( 寂しげな魔王様の背中を そっと抱きしめようと腕を回す )
「 ……私たちが、居るのですから 」
「ニャルたちがそばにいてくれる……それだけで幸せだ」
腕を包むように、手をそっと添える
「 ……… 」
( 添えられた手を、そっと自らの頬に当て… 人形でも無い
柔らかい暖かさが伝わるのを確認し 前に回って、にこりと微笑む )
「 ……やはり、貴方様は… この地が、森が… 合うのですよ… 」
( 支援age )
「 ……… 」
( 屋根の苔やら蔓やらよりにもよって木まで生えてるやら…
軽く林になっている所を修繕、掃除、動物や虫の移動 )
( 掃除中 )
『にゃる…お母さん?』
(その背中が、その雰囲気が、酷く脆く儚く、崩れそうでつい話しかける)
「 …はい、如何しました?…妙に、元気が無いようですけれど 」
43:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/28(火) 19:21
『…っ、それはお母さんでしょ……』
(僕の声なんか届かない、届かないだろう、だけど、それでも)
『……大好き、だよ?』
( しばらく 無言で眺めたのち、ごしごしと頭を撫で )
「 ……誰に何を吹き込まれましたか… いっつも私と来れば第一に甘える大食らいが… 」
( はぁー とため息を吐けばしおらしい感じの…娘をじぃっと眺めて )
「 …貴女にそんな顔と気分させる為に、頭を下げた訳ではありませんよ?」
『ん………』
(頭を撫でられ目を細めれば、ぱん、と自分の頬を叩いてにゃるお母さんに抱きつけば)
『…考え込んだらお腹空いたぁ……』
(いつものふにゃりとした笑顔で鳴るお腹をおさえて)
「 ……しっかり食べさせて貰ってるんですか…?…近々、訪問が必要ですね 」
( 背中と頭を撫でつつ、ひょいっと抱き上げて )
「 …おはぎ、ありますよ?」
『……おはぎ』
(じゅる、という効果音が出そうなほどに目を輝かせて)
「 ……はいはい、何時ものアル、アル… 」
( 箒をそこに置いたまま、食堂に歩いて行く… … 軽々とアルを持ったまま )
『あの、さいきん太った気がして、重くない?大丈夫?』
(わたわたと慌てて、少女らしい悩みを呟けば)
「 …動きなさい、そう 思っているのなら 」
( 椅子に下ろしては 冷蔵庫に近付く )
『あっ、やっぱ重いよねぇ……』
(動いてはいるんだけどなぁ……と、何かを呟き目を開ければ背中からは漆黒の堕天使の羽が生えて)
「 …… 同じ色ですね… それ 」
( おはぎ10個が皿に乗ったものと、お茶… )
『……色?』
(久しぶりに出したなぁ、とふかふかした羽を広げて気持ちよさそうに伸びをすれば、出たおはぎにかぶりついて)
「 ……気にする必要はありませんよ、そういうタチではないでしょう?
…貴女が気にするべきは… また私に強制パンプアップでもやらされやしないか
…そんなことだとは思いませんか?」
( 微笑み、肩を叩く )
「 …減量、頑張りなさい…ね?」
『……ぁ、そのぉ…羽を出しただけで体力奪われるんで赦して頂いても…?』
(少し顔を青ざめさせながら精一杯目を背けて)
「 ……マリン君に何か請求させて頂きましょうか… 」
57:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/28(火) 21:41
『あ〜…あいつは……今はやめた方がいい』
(自殺行為と自傷行為が収まったら会わせる、と首を振って)
「 ……貴女を困らせている訳ですね?」
59:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/29(水) 01:24
『…?困る?なんで?』
(強くなろうとしてる証でしょ?と嫌にはっきりとした口調で)
「 … 結論を急いでしまいましたね、成る程 苦行の功という訳ですか 」
( 腕を組み、天井を見上げれば )
「 …………良いですね、つがいとは 」
『うん、でも僕みぃんな大事だよ?』
(両手をいっぱいに広げて花が咲くような笑顔で)
( ぽんぽん )
「 ……なら勝手に死なぬ事 」
( 頭を軽く叩き撫でる上での微笑は、若干戒めの感触もあった )
『…………まぁ、頑張るよ』
(一瞬、たった一瞬だけ氷のように冷たい顔になって、その後ハッとしたようにいつもの笑顔で)
「 ……… ごめんなさいね… …自分本位でしか、物が言えなくて 」
( その冷たい表情… それに 本人の意思と同じかは知らない
けれど 例え 本人の意思がどれほど暗いものであろうと…
白黒が感じた、暗いものはとても 深かった )
『大丈夫大丈夫〜、気にしないで、お母さんっ』
(けらけらと笑えば、努めて明るく。羽はいつの間にか消えて)
[ ぎゅう ]
「 ……… ちびっ子が… 引っかかりましたね?」
( 羽が消えた瞬間に、さりげなく縮めていた距離を更に短く
羽のない背中をそっと抱き込んで )
『…!?ど、どしたのにゃるお母さん』
(びっくりしたのもつかの間、ふにゃりと笑って抱きしめて)
「 …… 先程から貴女がはぐらかそうと必死になっている… 減量の事を考えていました 」
( 自身は正座の形にして座すると、膝の上にアルの腹を置いて
左手で背中を抑え… 動きを封じる )
「 なんだかんだと言いつつも … 実は体調悪いのは僕でしたなんて事にはならぬ為…
私の「娘」を名乗るが故にできる「 お仕置き 」を実行しようと、考えついたのですよ 」
『…!!』
(びく、と震える。無意識に、実母にされたお仕置により焼け爛れた右目を、いや目があるのかすら分からない赤黒い皮膚を触り。最近ご飯食べれたの何時だっけ……たしか2週間前?などと考えを巡らせれば)
「 ……安心せずとも、私めは過ぎた事は致しません… それはザレッドの仕事です
…良いですか?アル… 良識のある一般、それも古来からの良い点を受け継ぐ親が
子供に対してお仕置き、しつけに用いる事… それは、こうです 」
( …後で義眼か手術でもしようか、と妙な目付きで眺め
背中の動きを制した為に横に突き出されたアルのパンツを下に少しずらす…
はたかれる様な衝撃が露出した柔らかい皮膚に打たれた )
「 ……意外と私も痛いですね、これ 」
( 今しがた、打ち付けた自分の手のひらを眺め )
『ちょ、何するん、えっち、へんたい、』
(痛みよりも羞恥心が勝ち、じたばたともがく。しかしながら彼女は力が絶望的に無いため無駄と気付き講義の意味を込めてジト目でにゃるお母さんを見つめれば)
「 ……私も、実は姉様によくされたものです… 曰く、以外にも
言うことを聞かない子供に対しては時代が進むごとに効果が上がるのだとか… 」
( 言って聞かせつつもう1発ぺしり、また 1発 )
「 言うことを聞かない悪い子はお仕置き、けれど 過ぎてはいけない… これは
アウトラインを越えてはいませんし、貴女に対する性的興味は無論ありません
…なので 問題なく貴女がきっちりと反省するまでは続られるという意味に他ならないのですよ 」
( 少し強めにまた1発 )
『なんなぁん……僕何したっけ…………』
(考えても分からずにただ伸びて)
「 …減量を誤魔化そうとしました … お仕置きの訳くらい自分で理解しなさい 」
( 溜息を吐き、ずらした下着を元に戻す… やり過ぎは良くないのだ )
「 まったく… 太ったら食べてしまいましすよ?」
『…きゃぁえっち』
(そう棒読みで言って戯ければ、今日白だったわ…なんて呟きレースの下着を上にあげて。食べる、と言われればこれで一生一緒だね?なんて浮ついた台詞を口にして。)
『……ごめんね』
(消え入りそうな声でそう呟いて夜を映したような蒼い、蒼い瞳を震わせて。しかし瞬きをひとつするといつもの三日月の様に歪ませた目で笑みを浮かべて)
「 ……分かれば、よし 」
( … 何をやろうとも、何故か暗い気配は続く… 自分の何がいけないのか
どこで間違えてこんな雰囲気を作っているのか、その訳を知れず 今はただ
奇妙な笑い方をしている、娘を抱き寄せるのみ )
「 …そこまで神妙になるぐらい… 私、怒りましたか?」
『んーん、なんでもない‼ってかお腹すいた〜……』
(ぐぅ、となるお腹を抑えれば抱き締め返して。陰鬱な雰囲気を吹き飛ばすようにコロコロと笑えば)
「 …今、先程食べませんでした?」
( 妙な声を出した時より妙な物を見る目で )
『え、翼出したら疲れたからお腹すいた』
(ケロッと言う。というか逆に食べたっけ?と聞いてくる)
「 ……仕方のない子ですこと… …どうなってるんですか、口の中… 」
( 頬と、頭を撫でて 少し思い立てば身を屈め、あるの口の中を覗きこむ )
『………わかんなぁい』
(口を大きく開ければ眠たそうに欠伸をして。)
「 ……ですね、じゃあ … モツァレラチーズのバジルサラダでも 」
( 口を閉じさせ、エプロンを締める )
「 …拵えますか 」
『お、お母さん作るんすかやったぁ』
(ぴょん、と立ち上がり手伝うよと)
「 …なら、トマトのヘタを千切って貰えませんか?」
( チーズを洗い )
『うん‼‼』
(やる‼とは言ったものの2個に1個は口に入れて)
[ ぺち ]「 ……こら 」
( レタスを細かくちぎっていた所だが、軽くアルにチョップをかます )
「 …後で食べられるのですから我慢なさい 」
『分かったぁ』
(次の瞬間トマトは全てへたがとられ、きれいに洗われて、とん、と横に置かれて)
「 ……本当に… 食べてしまいますよ?私に悪戯ばっかり… 」
( 呆れたため息を吐きながらも… 手早く白く、広い皿に
チーズ レタス トマトと、飾りは極めず量を意識して盛り付け
最後にかけ過ぎず少な過ぎずとお手製バジルを全体に振るい… )
「 はい、… また 何か拵えましょうか?」
( 大盛りモツァレラチーズサラダ よく冷えた麦茶を添えて。
机に置けばフォークと箸と、最後に椅子を引けば手招き 」
『ん〜、あとは可愛いにゃるお母さんが居れば大丈夫かな‼』
(そう言ってお母さんに抱きつけば、満足そうに席に座って食べ始める)
( 目を細めて腕を組み… )
「 ーー っーー… 」
( ながぁくため息を吐いた、ただ それだけ )
『………ん、ご馳走様でした、お母さん』
(ため息ついてどうしたの、?と)
( わしわしと頭を撫でてから、食器を片付け )
「 ……いえ、別に… 」
( 今度はため息吐くことなく 視線は別に向けたまま… )
「 …増えそうだな、と思っただけですよ… 働きの… 掛け持ち 」
『手伝うよ?』
(そういえば、たくさんのお金を異空間から出して)
「 ……そういうことでは、無いのですよ 」
( 頭を少し掻き、アルをじろーりと眺めて )
「 …貴女に近い場所で… 貴女と、貴女に近しい方々の世話を焼いてあげようか
……そんな独り言ですよ、経済的なことでは なく 」
( 食器を洗う音が響き )
『…わぁ、お母さんだ』
(再確認するように頷けば)
[ ぎゅうー ]
「 ……ほんっとに貴女は… 」
( 抱き締めつつ、頭を撫でる )
『にへへぇ……』
(心底嬉しそうに、しかし何故か溢れ出す涙を止める術を知らずに)
「 ………… 」
( 胸の感覚より… 妙な暖かさ、其処からアルの状態は分かる )
[ 静かに抱きしめて背中を撫でる ]
( だが 涙に掛けるべきは言葉では無く… 無言の優しさなのだ と
メイドは自分の考えの中でこんな事を定めていた、なまじ言葉は、毒なのだ )
『……ごめんね‼もう大丈夫‼‼』
(努めて明るく振る舞えば)
「 …… 何か、私の抱擁に関して不満でも有るのですか?」
( 満ち足りぬ、そんな感じのするアルをちょっとだけ
むっとしたような感じで胸に押し付け、ぐぃっと背中を押す )