どこにあるのか秘境のなか
迷い込むは山の頂
そこに御座りますはお狐様
月下に耀く白銀の尾
深紅と金色に煌めく双眸
そこにはなにがいるのやら
「ひなぎく、れんげ、ききょう、しゃくやく、やね、おはなさん好きやねぇ」
441:憂井 言葉◆f.:2020/04/22(水) 19:28
「 ひなぎく、れんか、ききょう、しゃくやくね 」
「読み方ありがとうございます……」
(お辞儀をして礼を言う)
>>440
お花屋さんじゃないです……
私とかつて仲の良かった妖怪の女の子の名前を借りています
>>440
「う〜ん……私も名前は三つ出ているのですがねぇ……」
(大丈夫だろうかと心配しながら)
「…?花屋?何の話かわからへんけど、まぁ、お友達随分可愛えらしいなまえしとるね」
446:雪りんご◆:2020/04/22(水) 19:32 >>445
おはなさんをお花屋さんって見間違えちゃった
『……??』
(知らない言葉の羅列に首を傾げつつ、ふときになった名前を)
『……胡蝶蘭、緋月』
「あや、むずかしかったかえ?…まぁせやなぁ、見たとこ幼子やし、…ま、好きにしてええで?ゆっくり考えぇや」
449:霧 優奈:2020/04/22(水) 19:40 「……私も恥ずかしいながら言います…私なりの三つの候補で初奈、保穂、亜佐陽です。」
(苦笑いしながらと気まずそうに言う)
「ええんちゃうの?かぁいらしゅうて、わしの感覚で言うのもなんやけど」
451:憂井 言葉◆f.:2020/04/22(水) 19:46
「 予想以上に素敵な名前じゃないのぉ… やるわねぇ、貴…方… 」
「まぁ……意味は努力して自分の手で幸せを掴んで欲しいという意味ですね」
(恥ずかしくなり裾に口を隠す)
『………わ、わたし、胡蝶蘭……緋月、が、いい、か、もで、す、
すいません……っ』
(選べなかった人に申し訳ないと謝りつつも初めて意志を持って)
「じゃあ、その二つの中からどっちが良いかな? 好きな方に選んでね」
(良いよ良いよ、個人的な問題だもんと言いながら)
「 何故謝る必要があるのかしら?…貴女が其を望んだのならば其を選ぶのが一番、でしょう? 」
( 麗らかな笑顔で )
『……苗字?、が、胡蝶蘭………で、なま、え?が緋月…………とか、だめ、ですか?あ、すいません……』
(意見してしまったと縮こまって謝る)
「…………ええんとちゃう?無理に選ばんでもええやろ、気に入ってもうたんやったらな」
(うんうん、とうなづく、たいして何が重要なのかもわかってなさそう)
『…よ、よろ、しく、おね、がいし、ます』
(ぺこり、と一礼すれば斎の後ろに隠れて)
「!おんや、随分懐かれてもうたねぇ、もう仲良しさんやろか」
(ええねぇええねぇ、と微笑ましく笑う
「 ………っ、よろ、しく、……ね 」
( 視線を少し彷徨わせた後少し困ったように、微笑んだ後、暫くしてそっと頭を撫でて、そのままそっと懐から飴を一つ取り出して差し出せばいる?っと少し屈んで尋ねて )
>>458
『…!(コクコク)』
(パァっと顔を輝かせながら受け取る。そして一生懸命舐めながら真顔ながらも嬉しそうにありがとうと)
「…」
『うん、まぁ、名前も付け終わったし、なんや仲良ぉなれとるし、一旦一旦ってかんじやな、…他のことは、後々聞くとして…』
(目の前の2人を眺めながら考えている)
「 ………よかった、… 」
( 表情には出ていないが、嬉しそうな相手の様子にぎこちなく微笑んでぼそっとつぶやき。そののままそっと側にいた月喰さんの裾を引っ張って嬉しそうな笑顔を浮かべて )
「!……んふ」
(色々と考えていたので裾を引っ張られたことにほんの少し驚くが、うれしそうな巫女をみてこちらもふわりと笑みを浮かべる)
「 ……っ、あのね、……頑張った 」
( つたない言葉だが、昨日と今日といろんな人と喋ったことを伝えたくてそっとはにかみながら、とぎれとぎれに伝えて )
「…んふふ、せやねぇ、頑張ったなぁいつき、偉い偉い」
(笑みを浮かべながら、いい子いい子と頭を撫でる)
「おしおし、んで──────ききたいことがあるんやけどな?『緋月』」
(緋月の頭に、ぽんと優しく手を置き、しっかりと名前を呼ぶ)
「…………これから、どないしよか」
(優しく問いかける、あのボロボロだった体、そしてあの呼び名、どう考えてもまともでは無い、かといって、この子の願いは聞けていない)
「 ……ふふっ 」
( 頭を撫でられ、そっと目を細めながら、ふっと笑みを溢して。そのまま眠そうに少し欠伸を溢し )
>>467
『お、うち、かえら、ない、と、おこら、れる……から』
(ぶるぶると震え、歯が恐怖からかカタカタなりながら)
「……じゃあ聴き方変えるなぁ?」
・・・・・・・・・
「ほんとに帰りたい?」
(緋月のてを優しくとる、なるべく優しい声で、狐面で見えないだろうが、それでもしっかりと目線を合わせて)
『……っ、かえ、り、たくない…………‼‼』
(心の底からの言葉だった。あそこはまさに地獄、地獄なのだ。魂の叫びとも言える絶叫で何かが切れたのだろう、瞬く間に涙が溢れ出して)
「…おーしおし、やったらお狐様が匿ったるよ、もしその人間が来てもわしが何とかしたるわ、ま、緋月がよかったらやけどね」
(そう微笑みながら、ポロポロと零れる涙をてでぬぐってやる)
『…わたし、は、………』
(疲れたのか、はたまた罪悪感が頂点に達したのか、そのまま倒れて)
「おおっと、……んー、まぁ、幼子に詰めすぎたかもしれへんなぁ」
(すんでで抱きとめ、呟く、しまったしまった、そりゃすぐ脳内処理できるわけが無いよなぁ、そもそも『助けを求めていい』という環境に居なかったのだろう、そう考えるとさらにまともじゃないな…)
「…………………、」
(どうしたものか、と考える、あれだけ言っておいてはなんだが、『自分は人間を傷つけられない』、まぁ、傷つけたくない、というのも理由のうちであるのだが、お狐様はそういうものでなくてはならない、だから人間は参拝にくるのだ、何を望んでも見返りを欲せず、なんでも叶えてくれる神様を)
「…………」
(いや、でも、守れない訳では無い、そもそも『守れるから』庇護しようと思ったのだ、昔から、孤児や忌み子と呼ばれた子達は、よくここで匿っって育てたりはしていた、それが守れたのは全て自分が、『人間達の信仰対象』であるからにほかならない)
「…………ま、どうにかなるやろ」
(ぽそ…っと呟き、いつものようにのんびりと考える、あァ、神様も楽じゃあない)
「 ……っ、燃え、て、………夢 」
( がばっと起き上がり、辺りを見渡せばそっとため息をついて。ずきっと痛む頭を押さえながら今日見た何かが燃える夢を思い出し。昨日と今日と悪夢続きではぁとため息をついて、今日は誰とも話したくないなんて頭の隅で考えつつ、そっと夢を思い出そうとして )
「………!…」
(ピクリと尾が揺れる、どうやら巫女が起きたのだろう、………あ、そうだ)
「…………『───』」
(何かを唱える、すると、先程まで揺れていたはずの尾が、月が雲に隠れてゆくかのように、スウゥッ、っと消えてゆく)
「……んふ、化かすのは、狸の専売特許とちゃうからねぇ…?」
「 ……っ、 」
( そっと神様に近づき、嫌な予感がすると伝えようとするが言葉にならず。紫紺色の瞳はぐるぐると回り、今朝見た夢のここら辺の森が燃える様子が写っており、そっと袖をつかむ手は震えていて )
>>479
「!…………んー、ほか、また見てもうたんやな」
(巫女の震える瞳と手をみて、千里眼を開く、鮮明に、燃え盛る炎、ふむ…)
「…どないしょうねぇ」
(『神社には』結界はもちろん貼ってある、自然災害程度なら、被害は及ばないだろう、問題はこれが、…『人災』であった場合だ)
「……面倒なことになりそうやわ」
「 ……、ねぇ、……大丈夫、かな? 」
( そっと不安げに視線を揺らしながらおずおず尋ねて、そっと外を覗けばたくさんのひとがいて申し訳なく眉をさげ )
>>480
「………………いつきは心配せぇへんでええよぉ!、お山のことはお狐様の問題やからな!」
(わしわしと両手で豪快に頭を撫でてやる)
「…うん、心配なんやせんでええよ」
「 ………無茶は、しない、で………余計な、お世話かも、……だけど 」
( 頭を撫でられ安心したのか少しだけほっとした表情を浮かべるが、少し不安になりそっと声をかけて、 )
「…なぁに、お狐様やで?巫女なんやったらお前さんの神様信じとき?」
(わしが強いの、しっとるやろ?と、笑う)
『…………っ、ぁ、ごめん、なさ、なぐ、ない、で…………ハッ』
(うなされて起きる。全身汗だくで、恐怖から震える体を自分でぎゅ、と抱きしめて)
「!あらあら、悪夢でも見てもうたかな…?ひづきぃ…?お狐様やよ〜」
(緋月の声に気が付き、のそのそと近寄る)
『………おきつねさ、まぁ………いつきぃ………』
(うずくまってポロポロと涙を流す。感情が芽生え始めた赤子のように)
「はァい、あいあい、怖かったなァ、すまんすまん、お狐様がおるよぉ」
(なでなで、と背中をさすってやる、はてさて、どんな夢を見たのだろう、もしくはふらっしゅばっくとかいうあれかもしれないなぁ)
『………ぁ、うぅ……………』
(カタカタと震えながらお狐様に言う。)
『……ぁ、いつ、ら、がきた、ら、…………逃げ、て、くだ、さい』
「 ……大丈夫、……傷付けたり、しないから………大丈夫だよ… 」
( そっと彼女の傍らに寄り添いそっと頭を撫でながら、大丈夫と優しく何度も繰り返し )
「………あは、逃げろ言われても、ここわしん家やしなぁ……そないに怖いん?」
(背中をさする手を止めずに、優しく、声をかける)
>>3-120
(追加イラスト https://i.imgur.com/Kj4yhNc.jpg
変なタイミングに入れてごめんね、スルーでおk )
( やば、すこなんだが )( 語彙力皆無 )
494:胡蝶蘭 緋月◆hMk:2020/04/23(木) 22:26
『…わた、し、のせい、で、傷、ついて、ほし、く、ない』
(たどたどしく、しかし切実に)
>>492
(すこ‼‼‼だいすこ‼‼‼‼‼いつきと一緒の立ち絵書く)
「……………」
『…どないなことにすれば、ここまで恐怖を刷り込めるんやろか』
(いや幼子にはどれもこれも恐怖の対象になり得るかもしれない、しかもわたしのせいでなどと、まったく)
「…………そいつらは、可愛ええ人間じゃあらへんようやなぁ」
(うーんあざあざ…うれしい)
498:◆hMk:2020/04/23(木) 22:34
『………ぁ、いつら、の、にぉ、いが、する、、くる、、』
(がたがたと震え始め、目線の先には…………十数人の屈強な男たち)
??「あァ?んだここ汚ぇ」
??「汚ぇくらいがあいつには丁度いいだろ」
??「丁だけにってか?ギャハハハハハ‼‼‼‼」
( 取り敢えず… 気晴らしも兼ね、古いキャラを以っての
活動再点火として ここに参加させては頂けませんか?
…道化師さん )
「………あらあら、参拝客かえ?」
(ゆっくりと立ち上がる)
「悪いなぁ、『今お狐様はおらへんよ』、残念やけどかえりぃや」
(嘘をつく、耳と尻尾を隠した理由はこの為か)
(いらっしゃいませ、ごゆるりと、旧神殿)
502:斎◆cE:2020/04/23(木) 22:39
「 っ!……… 」
( そっと緋月を自分の後ろに隠しながらそっと後ずさりをし、しっかりと彼女の手を握る )
「……………いつきぃ?悪いんやけど、『緋月』と、一緒に奥にいっといで、お客さんはわしがおもてなしするわァ」
(くるりと2人の方を向き、そう告げる、いつものように優しげな笑みを浮かべながら)
「あァ?ちげぇよ奴隷取りに来たんだ」
「おぉおぉ傷治ってんじゃねぇか。今度は歩けねぇように足の健切ってやるよ‼」
『……ぁ、ごめんなさい、すいません、だから、この、ひと、たちに、てを、ださな、いで』
「ぁ?ッチ、じゃあてめぇ今日から便器な‼‼」
「ギャハハハハハ、いい考えじゃねぇか‼‼‼‼」
「 わかった………むりは、しちゃ駄目……約束、ね 」
( その言葉にそっと頷いて、答えると行く前に約束と告げて )
>>503
「ん〜?あやあや、お客さんやあらへんの?困ったなァ、やったら…………」
(にこりと、男達に微笑む)
「こっちも商売やねん、冷やかしはおかえり願おか」
「あ、せや、ひづきぃ?」
(声をかける、するりと狐面の紐を解き、顔が晒される)
「『覗いたらあかへんよ?』」
(そして方目を閉じ、人差し指を立て、口元に添えてそう告げた)
「(……状況を見て見ましょうか……下手にやりたくないし…)」
(またここに来たが先客がいて様子を見る)
【すいません、乱入します】
___________... 夜カ月ョ
「 ……… えぇっと、立て込んで… る、んです… よね?」
( 感じの悪い人の列の後の後… 最後尾に 分かりきった事を訪ねる人影あり
口調のしどろもどろさは元より、ただ事ならぬ様子を見て逃げもせずおどぉどと
言葉を滑らすその様、未熟の塊を無理やり練って人の形にした人物であって )
「 ……うぅーん 」
(は〜い、いらっしゃいませ)
511:霧 優奈:2020/04/23(木) 22:47(昨日ぶりですかね? お邪魔します)
512:◆hMk:2020/04/23(木) 22:49
「………んだてめぇ」
「…………てめぇらやっちまえ‼‼‼」
(そう言って一斉にお狐様に殴り掛かる、緋月は斎に回収されて)
ゆうなさんやっほー
514:霧 優奈:2020/04/23(木) 22:51 「雪りんごさん、どうも……敵がいるので静かに」
(小声で喋り、人差し指を口に付けて)
「でもまぁ、困ったわァ、この人数どないしまひょ、か弱い爺様ひとりでかなうやろかぁ」
(わざとらしく、今度は頬に手を添え、眉を下げる)
(面の下から現れたのは、美しい顔立ちの青年、爺様などと、何を言っているのかと、月喰を知らぬものがいればそう思うだろう)
「……でも、かってにかかってくる分には楽でええわァ」
(そしてその姿に似合わぬ動きで、くるりと、襲ってきた相手の1人を受け流す)
「……私達は加勢する必要はあるのかしら、アレは」
(社から隠れて見て驚く)
「あら、見た目とちごうて軽いねぇ、おにぃやん」
(そしてまた、いなしかわしを繰り返す、のらりくらりと、隙を見せず、奥に行かせないように)
…全く、神社ですることとは思えんな
519:霧 優奈:2020/04/23(木) 22:58 「……大丈夫なん、アレは……」
(驚きながらと恐る恐る)
「あ、おもてなしするんやったら、女子の体にした方が良かったかもしれへんなァ?すまんなぁおにぃやんたち、気が利かへんで」
(動きに似合わぬのんびりとした声を出す、はやく、軽く、掴めず、隙のない動き)
「………んだてめぇ………………」
(最後の一人、ボスだろうか、そのひとりが問う)
「丁なんて10円で買った売れ残りどこがいいんだよ!?」
「 わっ …… 」
( 一斉に前へ向かう男の人ら、勢いに一瞬のたじろぎ…
しかし戦闘の音を聞きつけて さっと後へ続くも、まず見えて来たのは
超然としたにーさんに投げ飛ばされる男の人らの姿で )
「 、、 … 失礼しまぁ… す 」
( …探検での心得上、事が起きている場合には飛び火のないうちに…
身にしみた感覚はなかなか取れなくて難儀するが、この場合は功を成しそうだ
戦闘?の 飛んでこない端っこを通って、神社に近寄ってみる… じっくりは、見えない )
「……私の霧で追い払いましょうか? アレは……」
(恐る恐ると手を出して少し霧を出す)
「可愛い可愛いお客様やからや、お願いは聞いてあげるもんやろ?」
(男の問に、即答で返す)
「!あやあや、妖怪のおねえやん、おんおん、お手伝いは嬉しいわァ、くれぇまぁっちゅうの?丁を出せっていうんや、おかしいよなぁ、『うちにおる子は緋月やっちゅうんに』」
(強く名前を呼ぶ、丁などと呼ぶな、奴隷などと、ふざけるな、そんな威圧感、そして今までの優しい目はどうしたのか鋭く恐ろしい目線を男達に向ける)
コンコン
「 …… えっと…?」
( 境内の近くまで 来て、後ろを振り返るやら前を見るやらしてみるけど
……相変わらず続く戦闘と、それを見てる神社にいる人たちに 理解が及ばなくて )
「 …こんにちは…?…うぅん、へろー… ぼんじゅーる?」
「ハッ、あいつに人権なんかねぇよwwあいつは一生俺らの玩具だっつのwww」
(さぞかし面白かったんだろう、大爆笑して)
「…丁〜、出てこねぇとお前の母さん死ぬぞ〜」
『…………っ、もう、あなた、たちがめ、の、まえでこ、ろしたで、しょう!?』
「あぁそうだったなぁwwwあいつのたしゅけて〜って死んでったの面白かったもんなぁ」
>>526
「あや!いらっしゃいお客さん、でもちとごめんなぁ?いま立て込んでんねん、お参りはもう少しあとでもええかなァ?」
(パッと声をかけた相手を見ていつもの優しい表情をみせる)
「………私の霧で殺してあげましょうか?貴方達……」
(男らに怒りがわき、霧を深くする)
…胸糞わりぃ…
(心の底から出てきた言葉をボソッと言う)
>>527
「─────、」
(ピタリと、動きを止める、)
「…いま、なんていうたん?」
(そしてそのまま、その言葉を言い放った相手に向かって歩き出す)
「…ころした、ゆうたか?…人間を」
「 あぅ … やっぱり立て込み…… 」
( その声聞けば、しおしおと戦闘より顔を背けてしまった
渋々、賽銭箱の近くで日本式で座すると礼儀正しく待ち始める… )
「 … … … 昔みたいです 」
「月喰さん……この人ら殺して良いですかい?私したくてしたくて仕方ないのですが……」
(怒りの勢いで出てきて、霧を深くして)
「かぁいいかぁいい人間を、生きとるはずやった人間を、今頃笑ってられた人間を」
「殺したといったか?貴様ら」
「……霧の中で存分に死んでなさいな、人間ども」
(男らの周りに完全に霧で見えなくする。月喰さんは見えるようにする)
「…?あぁ、あいつ肉付きは良かったからなぁ、便器にしてからころしたぜ?あとなぁ…」
(ぺらぺらと、数十、数百人の奴隷たちの死に際を語る。緋月はそれを聞いて目から光が消えていき)
(口調がちがう、雰囲気が違う、声も違う、まるで違う、別人のように)
(威圧感)
・・・・・・・・
(人間の体に収まらない威圧感、まるで獣のような)
「…人間は殺さないさ、だって罪がないからな、だけど殺した、罪を犯した」
「神様に嫌われるには十分や」
「 なんで……、そんなこと、するの……、楽しいわけ?……、目の前で、……、家族が、…親しい人がころされる、痛みも、……何にも、知らないくせに 」
( そっと、後ろに緋月を隠しながら、珍しく怒りをあらわにしながら。その手は怒りでぎゅっと握りしめ白くなっているが、いつも弱気な紫紺色の瞳は殺意や怒り様々な感情で揺れており )
>>535
「………ぁ?霧?」