とある街、とある路地、そんな場所にひとつ、紙が貼ってある
そこに書かれているのは、願いを叶える何でも屋の話
何でも屋『雅』
【初めまして
この貼り紙を見つけられたということは、貴方様にはなにか望むものがありますのでしょう
もしも当たっておりましたら、どうぞ『雅』に足をお運びください
不死の霊薬でも、若返りの秘薬でも、どんなものでも取り揃えております
用心棒でも、復讐代行でも、どんなものでもお受け致します
この貼り紙を見たあなたに、どうか幸せがありますように】
そしてこの貼り紙を読み終えたあなたの前には、何でも屋へ繋がる道が見えることでしょう
おや、貼り紙には、まだ続きがあるようです
『現在、アルバイト募集中』
「 … ( 病む愛とやらがいかに… 酷いか、他人を見て初めて分かる )」
( 苦虫に噛み付いたような心の痛みを感じながら
側面に回り込んで散弾を打ち込む、さらに装填 )
『む、これはこれは、影には光か、意外と賢いんだね、ニンゲンって』
(目くらましにはなったらしい、が、とくにどうようもなくしゃべり続ける)
『へぇ、視界を妨げるわけか、ィアちゃんも今こんな感じなのかなぁ』
(そうして楽観的にィアの話をする、それ以外に興味を全く示さない)
『…でも、そんなに撃ったら、ィアちゃんに当たっちゃうね』
(音に反応し瞬間的に影で防ぐ、がそのうち1つを抱えているィアの手を持ち上げて当てさせる)
「っつ…!」
(何故か目を覚ますことは無いが、激しく走る痛みのせいで歯を食いしばる)
『わー、大変だねぇィアちゃん、血がいっぱい出ちゃったね』
「 くふっ、まるで主人に人の権利もなにもかもないような言い様だね、彼は君の髪飾りなのかい?それとも、あぁ、愛玩動物と言った方が正しいのかな……まぁどちらにしろ敵対する意思はないよ。今無理やり君から主人を奪ったらどうなるか分からないからね 」
( 扇子を広げくすっと嘲笑を浮かべれば、そう告げて。多分、この影は、この想いは目の前の人物から生まれたとみて過言ではないのだろう。すっと目を閉じて一息つき、周りの景色を冷静に判断して。周りに蔓延る嫌な闇に眉を潜めながら目の前にいる人物に話しかけ )
「 何をするつもりなのか聞いたら、君は答えてくれるのかな?あぁ勿論嫌なら断ってくれてかまわないよ 」
「 …… 姿だけが欲しいならマネキンでも作れば良かろうに… 」
( 無効化するのを見越して閃光弾を装填、またもや足元に速射し
同じものをその場で装填 … 今度は影男に向けて放つ )
「 …そろそろ、君の一端でも見せて持ち逃げでもしたらどうかね … 」
「 ……… 」
( 次の嫌がらせ
… と、行こうとした所で )
[ キン ]
「 …… ふぅ 」
( 散弾銃を杖に 楽な立つ姿勢を取る …
… 話の途中に 嫌がらせというのも馬鹿らしい )
『ん〜?目的?ィアちゃんの心臓を食べるんだよ、この子、俺への貢物だからさぁ』
(けろりと、笑いながら告げる)
『この子ってね〜?奴隷なんだよ、そんで俺への捧げ物にされたの〜、それで、俺、気に入っちゃってさぁ、逃げられないように目も潰したのに、この子ってばそれでも逃げ出しちゃって…』
(そして、雅の盲目の原因が己だと告げる、罪悪感などない、価値観が違う)
『5年くらいかなぁ、ィアちゃんを殺して、心臓をぬいて、それでまた生き返すの、そしたらどんどん従順になっていくんだよ、可愛いよねぇ、まぁ奴隷だったから【そういう事】も躾られてたんだねぇ』
(ははは、と笑う)
「 …で、どんなイレギュラーがあったのかね?」
( あっけらかんと聞き返す )
『イレギュラー?そんなのないよ』
(こちらもあっけらかんと言葉を返す)
『面白そうだったから、逃げる隙を与えてあげたの、数年後に、ィアちゃんが大事なものを沢山見つけた時に』
『迎えに行ってみんな殺してあげようと思って』
(にこりと微笑むそこにあるのは狂気のみか、いや、この男は正気だ、これがこの男の正気だ)
「 …そうか、ならば今がイレギュラーという事になる訳だ 」
( 閃光弾を装填 … 殺気の少しも感じない存在に対し
唾でも吐いてやりたい気分になるのは、自分も命1つが惜しい と
まだそう考えているからなのだろう 実に皮肉 )
「 …少なくとも、君がただ5年毎の行事を繰り返すだけに終わる 」
『…困ったニンゲンだなぁ、まだ俺を殺そうとしてくるの?』
(無理だって分からないものかなぁと、笑う)
『ィアちゃんはおれの可愛い可愛い花嫁(イケニエ)なんだから、俺に食べられるのは当然で、俺のそばに居るのは当たり前なんだから、悪いけど、邪魔しないで欲しいなぁ』
「はー、そう、そういうことね」
『!』
(skullFaceと話していた横から、声が聞こえてきた)
叢雲「ほんで、てめぇが雅の言ってた『竜神様』かぃ?」
(雅が抱きついてきた時に、盗聴器つけといて正解だったわ、とてから小さな機械をぶら下げ、去ったはずの男が現れた)
叢雲「ハロー、昨日の嬢ちゃん方、元気してたか?」
(skullFaceと凛にむけ、ひらりと手を振る)
『……おかしいなぁ、ニンゲンの気配はしなかった』
叢雲「だって今来たもんですから」
(そこまで言うと、叢雲は目の前から姿を消し)
『!』
叢雲「結構便利なんだよ、この力」
(そういって、彼の手中に会ったはずの雅を抱え、skullFaceの隣に立った)
「 …… 」
( そら見たことか と椅子に腰掛け )
「 …… 器用だね、あのタイプは何やっても無駄なだけだったのだが 」
( 瞬時に救出してみせた男に 軽い拍手を送る
… 閃光弾は装填されたまま、火炎瓶もいくつか取り出す )
「 …で どうする 」
「……ま、こういうタイプはみときゃわかるさ」
『…………………』
(不意をつかれ、更に雅を手から奪われて、男が行った行為は…)
『…むぅ!』
(頬を膨らませ、不満を訴えるのみだった)
『なんだいもう、ィアちゃんたら俺を差し置いて縁を結んで縁を結んで!』
(自分がさせたことだろうに、じぶんの都合よく言葉を吐く)
『…………………でも、うん、いいね、面白い、面白いねぇ、お前さんたち』
(君たちも食べたくなってきたかも、と表情を一転させ、告げる)
『…ふむ、多勢に無勢?しかもそこの君がいるなら、ィアちゃんをいくら迎えても取られちゃいそうだねぇ』
(そして、スクリと立ち上がる)
『今日は帰るね!またくるよ!実は結構、禊もほっぽいてきたからィアちゃんを迎え入れる準備もしないまま来ちゃったしね!』
叢雲「…ほらみたことか、こういうイカレポンチはすぐ物事に飽きるんだ」
(心底嫌そうな顔をうかべ、つげる)
『酷いなぁ、俺食べるの我慢してるのに、…まぁ、君を先にどうにかした方がいいみたいだね、うん!今度来た時はまっさきに殺しちゃおう!』
(にっこりとした顔で殺害宣言をのべる)
「 さっさと帰りたまえよ 」
[ ス''ドム ]
( 閃光弾を前触れもなく顔面に狙い撃ち )
『んふ、うん、君も今度は食べてあげるね』
(そういうと、閃光弾が当たる直前に姿を消す)
(男がいなくなれば影もあとを残さず消え去り、そこにあるのはいつもの店内)
叢雲「……………はぁ、これだからイカレポンチは…おい、あんた、大丈夫か」
(あの影、書庫のとこよりやべーだろ、と声をかける)
「 ……っ、きもち、わるい 」
( 影も無くなっていつも通りの店内だが、小さくえずきながら目を閉じて。手に持っていた扇子をぱたりと落として震える手で飴を探す。もとより妖や怪奇に惹き付けられやすい体質であっても、ただじっと佇んでいるのは相当つらかったようで、冷や汗を書きながら瞳をぎゅっと閉じる )
( ごめんなさい…!!帰り道だったので途中落ちちゃいました、すいません🙏 )
「 …私は大丈夫、だが… 君 ちょっと外からこの店の屋根を見てくれないかね?」
( 火炎瓶を見られないうちに白衣に収納 )
「 …… 出来る限り その子が眠れる状況を整えようか?」
(大丈夫っす)
叢雲「………そこの嬢ちゃんはきつそうだな、座敷に横になってな、店のどっかに祓いの薬かなんかあるだろ、……雅の傷もあるしな」
「っ……」
(未だ意識は戻らないが、先程わざと当てられた腕からは、血が溢れ出ていた)
「…修復薬、だったか、それも探さねぇと…悪い、探してくるから少し離れる」
(そういうと雅の腕を止血し、て座敷におろし、店の奥へと駆ける)
>>578
「…?おう、わかった、雅とそこの嬢ちゃん頼む!」
(とりあえず屋根か…?すぐ終わるだろう、さきにそちらを、と外に出る)
「……、っ、…ふ」
(汗が出ている、顔を顰め、うなされている、血を流しすぎたようで、顔色も悪い)
「 ……っ! 」
( 昨日のお兄さんにお辞儀をしながら、まだ震える体を一回ぎゅっと抱きしめ主人のもとに向かう。思っていたより酷い出血をみて眉を潜める。小刀で自分の服の裾を破り、魘されている主人の額の汗をまだ微かに震えている手でぬぐい。 )
「…、…っ」
(視覚の代わりに過敏になっているほかの感覚は、雅に対してその傷の痛みを何倍にもしてしまう、それでも意識を戻さないのは、あの男がなにかしでかしたのか)
「つ、…ぅ…」
(ただ、魘されることしか出来ない)
叢雲「そと、そとっつったってなぁ…」
(屋根がなんだと言うのか、そこそこの大きさだ、下からでは見えないところもある)
叢雲「…しゃーねぇよなぁ」
(そう零すと、再び、彼は姿を消し、その体は屋根の上へと移っていた)
叢雲「……ふぅ、結構疲れるんだがなぁ」
「 ……… 」
( 女の子の手が届くように
背を屈めながら、彼を落ち着いた所へ運ぶ )
[ ばすっ ]「 ………… 」
( 手頃な ソファーに、埃を叩いて寝かせると …
医療具、多少は細かく扱えるものを取り出して
何時もの面影どこにも無い 傷付いた姿に向かい始める )
「 ……… 」
_____屋根
[ ーーーーーーーーーーーー ]
( 形容し難い音、黒火炎瓶により着火した強火がごうごうと煙を吹く!)
叢雲「…………とんでもな」
(燃えてんじゃん、何したんだアイツ、と言葉をこぼす)
叢雲「いやぁ、何がどうすりゃこうなるわけ、いやぁ流石に水もねぇしなぁ……しゃあねぇか、」
(そう告げると、パチンと指を鳴らす、すると燃えていた部分が消え去る、いや、正確には『飛ばした』)
叢雲「川に突っ込んだが…まぁいいか、さっさと戻らねぇとなぁ」
(そういうと、再び店内に戻るため、男は屋根から姿を消した)
『…………ィア、さん、が、取られ……る?』
(ぽつり。ずっと静観していた彼女が喋る。その声には、恐怖と………溢れんばかりの殺気がまじり、6歳と思えない歪んだ顔を晒して)
「 ……っ、ぁっ! 」
( 苦しそうに呻く彼の額にそっと触り、障気や暗い感情などの怪奇たちが好む感情をできる限り取り込む。そのおびただしい量に眉を潜めるが、決して手は離さず。壊すしか脳がない、ほぼ妖と同じ体質をもつ私にはこれしかできないから……。全部は取り除けなくていい、だから少しでもいいから楽になれるように、そんな願いを込めて )
「 ……早かったね… 矢継ぎ早にすまないが 次は子守を頼みたい 」
( 落ち着かない2名を尻目に医療に専念 … 異物の除去 殺菌消毒も済ませ
今度は多少難しく … する前に、集中を削がれるような状況は思わしく無い )
「 ………… 」
( …靴下が赤く滲む )
「……これだからガキはめんどくせぇんだ」
(祓い薬と修復薬をみつけ、座敷に上がってその光景を見る)
「はあ…とりあえず嬢ちゃんはてぇはなしな、ほれ、これ飲んでろ、楽になる」
(そういって凛の前に祓い薬をおく)
「そんでお前さん、これ雅に飲ませてくれ、こいつの作った傷直しだ、すぐきくだろ」
(修復薬をポイとskullFaceにわたす)
「んで、最後にお前だおチビ、1回落ち着け、てめぇが今呑まれたらィアがもっと辛くなる」
(気持ちはわかるが今は落ち着け、と、少女の方へ向かう)
『……大丈夫、です。』
(すぅ、とひとつ深呼吸をする。濁った勾玉は黒く黒く、しかし美しく彼女の首で光る)
『…無事なら、私はそれ以上望みません』
(ありがとうございます、と丁寧にお辞儀をする。私がもっと強ければ、と言う考えを消し去り、苦しそうな2人に駆け寄る)
[ コ'' ]「 う'' 」
( 頭にぶつかり 地面に落ちる寸前にキャッチ )
「 …… 」
( 抗議はせずとも、嫌な顔をしながら包帯を巻き終える
… 瓶を眺めるも 眠っている途中に其れは … と、眺めるのみ )
「飲ませとけ、じゃねぇと効かねえよ、最悪傷口にぶっかけろ、飲んだ方が効率がいいだけでかけても治るだろ、おれはぶっかけたぞ」
(経験上、なんにでもなるのだ、雅が作る薬は、なんにだってなる)
「………こいつは、視覚以外の感覚が鋭くなり過ぎてる、時間をかければかけるほど苦しむぞ」
「 っ!…ありがとう 」
( 目の前に置かれた薬と告げられた言葉を聞きはっとした表情で黒く靄がかかった手を離し、小さくお辞儀をする。暫くすれば手にかかっていた靄は少女の体に吸い込まれて。ぎゅっと目をつむり一つため息をつき祓い薬を飲み飴を口に含む。いつも通りの彼女だがいつもの穏やかな紫紺色の瞳には薄っすらと紅が揺らめいていた。 )
「 …君、彼に負けないくらいこの子の事好きだね 」
( 指示通り 無理やり口を開けて喉の奥に液体を流し込む
… のは、気が引けて ゼラチンを混ぜ、ゼリー状に変えてから )
「 …… …… 」
( 後は と… 手頃な掛け布団を探し、静かに被せて離れる )
( ……自分の靴下はもっと赤く滲み 垂れる前にタオルで覆う )
『……大丈夫、ですか』
(2人に話しかける。ィアさんに薬飲ませる……のはscullさんに任せようと見守るだけ)
叢雲「ふざけんな、だれがあのイカレポンチに負けねぇくらいだ」
(あれと比べられては困る)
叢雲「…ガキの頃から面倒見てんだ、詳しくなるのは当たり前でしょ」
(そう告げると、先程よりか顔色が良く、眠っている雅のそばに行き、あぐらをかいて座る)
「 っ!……みこと、 首にかけてるそれ、ちょっとでいいから貸してくれるかい? 」
( 近付く少女の首から感じる雰囲気に眉を顰め。焦っているのか呼び捨てで名前を呼びつつ、優しくでも雑な手つきで頭を撫でつつ尋ねる )
『………ごめんなさい』
(それ、は、あたし。暗いのはあたしの愛………)
『これで、いいんです』
(だって、これこそ………私なんだもの)
「 失礼。例える相手が可笑しかったね 」
( よろ … りと壁にもたれて、全体を見下ろしながら腕を組む )
「 …… ぁー、私は大丈夫だね … 今は其処の …
精神状態に異常をきたしそうな主人殿を労ってあげなさい 」
「 ……( 暗い、暗い暗い )」
( マトモに話を重ねられそうなのが保護者のヤーさん唯一人。
… 其れ以外は病んで闇でで真っ暗け、思わず手で払う仕草 )
『んっん…ごめんなさい』
(自身の闇を器用に引っ込めて…にこ、と笑えば、)
『ィアさんの小さい頃ってどんな感じでした!?』
(と、食い気味に。心做しかキラキラと勾玉が光って)
「 …っ、それは悪い事をしたね、 」
( 少女の様子を見てはっと目を見開きそっと目を閉じていつもの柔和な笑みを浮かべて謝る。すっとこの場から立ち上がり主人の手を握らせ、頭を撫でていた手と止め少女の口角をむにっとあげさせる。少し暗い表情で笑う少女が見ていて辛かったから )
「 じゃぁ、頼んだよ、みこと『 お嬢 』 」
( そう告げ屋根へと向かう。そうじゃないときっと必要以上に踏み込んで傷つかせてしまうかもしれないと思ったから )
「…最近のガキはませてる…でかたづけていいのか、あれ」
(さっきの男といい雅はヤバそうなのに好かれる体質か??と、憐れむように眠る雅に目線を送る)
「…、…、」
(ある程度落ち着いて、規則的な呼吸が聞こえている、これならまぁ、寝ている間は心配いらないだろう)
>>601
「、…………ちぃ、せぇころ、なぁ…」
(食い気味の少女に少したじろぐが、店主の幼い頃を思い出し、話していいものかと考える)
「…………怯えてたよ、いつもいつも、俺が店に来る度…いやちげえな、店主やってるくせに、誰かが来る度肩をビクつかせてた」
(…今思えば、あの頃は誰も信用出来なかったのだろう)
「…まぁ、おれは割と早いうちに懐かれたから、たまに手合わせとかに付き合った、そんぐれぇだ」
『…強くなるってどうやるんでしょう』
(自身の……隠した火傷跡と打撲痕、骨折痕。至る所に痣、痣、痣。強くなりたい。守りたい。)
「…もっと嬢ちゃんがでっかくなったら、手合わせでもなんでもしてやるよ」
(ぽん、と頭に手をのせる)
「……だからまぁ、まずはメンタルからだな、心も体も鍛えねぇと、強くはなれねぇよ」
『……』
(手を出された時、癖でビクッとして。殴られるかと思った…と思いつつメンタルを強くする方法を考えた結果……)
『……あ〜………』
(自己否定で頭が痛くなった)
「…ガキのうちに自己嫌悪に陥ってんじゃねぇですよ」
(撫でたまま言葉を紡ぐ)
「お前がいいと思ったらそれでいいんだ、間違ってたら俺が教える、雅はあいつもガキな上情緒がまだ上手く育ってないから当てにならん」
「 …まだそちらのにはいかないよ、残念だけどね 」
( 路地裏で手招く大量の妖たちを見かけ困ったように笑い告げる。主人が起きたらどこか新しい雇先を見つけなくては、なんて考えつつ飴を口に含む。必要以上に彼らに踏み込んで壊すわけにはいかない。友人関係も、場所も。ひょいっと屋根に飛び乗り饅頭をかじりつつ半月を見る。その瞳はどんどん朱く染まっていく。ふと脳裏にちらつく部下の姿に頭をおさえる )
「 みく、も……?、あの時は何があったんだっけ 」
( 頭をおさえ呟く彼女の瞳は朱く、紅く血のように染まっていた___ )
『……う〜……』
(勾玉助けてぇ、と呟く。癖なのだろう、クルクルと紐で遊びつつ。しかしその勾玉は海恋叶を拾った時…いやそれ以上に殺気が溢れており。その殺気は彼女に吸われては戻ってを繰り返しているように感じる)
「!……………あのガキ…っはぁああ……なんでこのタイミングで寝てんだ雅ぁ……連れ戻すのてめぇの役目でしょうが…」
(すやすやと眠っている雅の頭にデコピンをひとつ…)
「…はぁ…嬢ちゃん、ちょっとでけぇ方の嬢ちゃん探してくる、そこの…ねぇさんとこのバカみといてくれ」
『はい!!』
(ィアさんだ、綺麗だなぁ、綺麗だなぁ、少しくらいならいいかなぁ、)
(そっと髪をかき分けて頭を撫でる。ただそれだけで。)
[ ズル ][ とっ ]
「 …… あぁ、うん … 行ってらっしゃい 」
( その場に尻餅をつくように座り込み
無気力な風でヤーさんに手を振る … )
「 ……… ( …さて … ぅーむ )」
「…はぁ、面倒な役回りだ…」
(店の外に出て、彼女がどの方角に向かったか予測を立てる)
「…………まぁ、あっちか」
(かすかな音、話す声、それを元に、店の屋根に飛び、そこから隣のやねや屋上を伝って彼女を追う)
『…あ、scullさん、治します』
(とてて、と小さな手足でめいっぱい早く駆けつけると、何かブツブツ言い出す。それに呼応するように勾玉が光り、少しずつ治っていく)
「 …風邪は移して治すものでは無いのだがなぁ 」
( 少しずつ 楽になる足の感覚に、含みのある無表情で答え )
『痛そう…』
(顔を顰めて詠唱をやめて。あとは自然治癒を待つのみ。)
「 っ!!……っ、はぁ 」
( おもい、出せない。なんで解散に…。どうだっていいじゃないか。もう終わったことなんだ。考えたって仕方ない。そう自分に言い聞かせ、違う屋根へと飛び移る。追われてる感じがする。妖か人間かなんてどうでもいい。それでも屋根の下で手招いている黒い影にふっと血のように紅く染まった瞳細めて告げる )
「 まだっ、そちらにはいけないよ…中途半端だからね 」
「おいガキ、おっさんにはしらせんな」
(タンっと音を鳴らして彼女の前に立つ)
「…………店から勝手に持ってきたが…まぁ、後で金払えばいいか」
(そう呟くと、懐から片眼鏡を取り出す)
「…うげ、きしょくわる、お前らいっつもあんなもん見てんのか」
『……ィアさ〜ん、起きないと着せ替え人形にしますよ〜…』
雅「……」
(…ねむるまま、いつ起きるのか見当もつかない、ただしっかりと呼吸音は聞こえている)
(…………………………………)
『……むぅ』
(治ってはいるはずだ、……そうだ、お腹が空くのではないだろうか、ご飯を作って待とう)
「 っ!やぁ、お兄さん…あの子たちのそばにいなくていいのかい? 」
( 目の前に立ちはだかれ少し残念そうに笑う、瞳の色以外はいつもの彼女だ。いつも見えてるのかとたずねられればこくんと頷きもう少し先の路地を指さす。そこには一つの大きな塊が悲しそうに泣いていた )
「 視える人には…ね、でもあんなの可愛いものだよ、 」
「 人の想いの強さが強ければ強いほどあの子たちはもっと強く大きく凶暴になる。妖は人の心が産んだ化物さ 」
( そう告げ飴を一つ口に含み足に手を伸ばしていた妖の手を振り払い屋根の上をゆっくり歩く )
「…お人好しなんだな、おまえさんも」
(何にも優しい、それ故に、情をもってしまうのが人間の性だ)
「…………帰るぞ、てめぇがいなきゃ、雅もあの嬢ちゃんも気ぃ落とすだろ」
「 ……… 君、あまり病人を急かしてやるなよ 」
( 重い腰を上げて台所へ向かう )
>>625
『………はい』
(ごもっとも、と返事をして軽く10人前はあるご飯を作っていく)
「 ……… 」
( 要所、要所に己の不必要さを感じつつ
それを否定するべく林檎の皮を彫刻風に剥く )
『………』
(トン、トン、トン………)
(………)
『あ、あのっ』
『銃火器は…どうやったら扱えますか』
(手は、止めぬまま))
「 いや、そんなことはないよ……、あぁそんなことはないさ 」
( 歩く足を止め困ったよう、泣き出しそうな表情で首を振る。きっとこの否定は優しいという言葉も彼らが気を落とすという言葉も否定しているのだろう。真っ直ぐ、少し赤に紺が滲んだ瞳を細め、目を閉じ、再びゆっくりとその瞳を開ける。その瞳にはもう紺は滲んでおらず血のように赤かった。戻ろうという声に首を振り、いつもの笑みを浮かべる。そして口を開き告げるのは明確な拒絶 )
「 大丈夫だよ……あぁ、きっと。それに私は……いや、何でもないさ。 」
「 それに私の近くにいると、きっとお兄さんもこの子たちの想いに引きずられてしまうよ 」
「だからなんだ、怨念とか今まで死ぬほど受けてきたわ」
(こんな仕事をやっている、呪い呪われなどもあったし、慣れている、というのが正しいか、それに)
「そういうやつを受け入れるのが雅だ、大抵のことならあいつは勝手に解決するよ」
雅「…………………………、」
(ぱちり、と瞼が開く、いつも、いつも、1度も開いたことの無い瞳が、顕になる)
雅「……………………………」
(体を起き上がらせ、ぼおっと、どこかを眺める、しゅうてんがあわないのは見えないせいか、それともほかに理由があるのか)
(何も見えることの無いその瞳は、光がひとつも指すことの無い漆黒であった)
「 …まず、腕の力が多量に必要になるね… 」
( 何か始まったな … と心の中に固さを入れて )
「 それに留まらず、普通に扱えるようになるには…
ハンドガン ベーシックなものでも技量、視力、知識
結構な財力も必要になる… …君、何故こんな面倒なものを使いたいと?」
『………おはようございます』
(料理を机に置く。)
『………奇麗』
(自分のような暗い眼をした彼に狂笑を浮かばせ)
>>632
『………強くなりたい、んです。』
(弱いと何も守れないから、と首を振る。)
「 ……次はいつか聞くよ、先ずは だ 」
( 料理を運ぶ手伝いをしつつ
案の定、精神的な折れ方をしている彼を見る )
「 …おーい、中身を起こしなさい 」
「 ……お人好しはいったいどっちなんだろうねぇ 」
( そう言われて年相応笑みを浮かべて。まぁ、職の紹介は彼が起きてから探せばいいか。賭場や飲み屋でも職は探せるし、なんて思い伸びをする。瞳の色変わらないが雰囲気は先ほどより柔らかくなっていて。あぁそう、というとくしゃっと悪戯っぽい笑みを浮かべお兄さんの後ろを指さす )
「 ……ねぇねぇお兄さん、実はさっきからずっと後ろにべとべとした妖がついているんだけれど 」
>>635
『……どうだろ、まだ可動まで時間かかりそうだけど』
「 … 今いっときはもう放っておこう。… こういうのは時が来るまでほぼ無駄だ 」
( 椅子に座り… 酷使で銃口がへの字に曲がった大型散弾銃を引き抜き
嫌な顔をしながら修理を試み始めた )
「………………、」
(声をかけられてもはんのうはせず、そして、)
「…………ごめんなさい」
(そう、謝罪した、いや)
「あぁ、竜神様、竜神様、どうして、どうして、どうして、なんども、なんども、なんども」
(ボロボロと、無表情の口から次々と言葉がこぼれていく)
>>636
叢雲「…………………………」
(ギギギ、と後ろを振り向く)
『………っ』
(流石に、辛いものがある、連動する、連結する、連想する)
『……お母さん、お父さん、ごめんなさい』
(痛くしないでと懇願する。かきあげた腕には切り傷、刺し傷、殴打された跡達)
「 ………… 」
( … 辛い姿なのだろうが、ろくに反応する事も出来ず
手元の銃を修理する方に意識を向ける … あれが、私の話など聞くものかよ )
「 ……君、あれを慰められるかね?」
[ すっ パンっ ]「 〜っ … はぁー 」
( ダメか。と己の頭を抑えて現実逃避気味に銃を眺める )
>>639
「 昨日からわりとくっついてたんだけど……害は無いからいいかなぁって 」
( ふっ笑いながら告げる。悪意はない今告げたのは100%悪意だ。その反応を見てうずうずしたどこか楽しそうな様子で目を輝かせ、対処方法を弾んだ声で教える )
「 べとべとさん、お先にどうぞって言えば退いてくれるよ!お兄さん 」
「………………はぁ…………それ、ほんとにのくの」
(悪意百パーだったことを感じ取り、じと…としためで見る)
「 あぁ、もともとべとべとさん自体は悪意はないからね。普通、夜道を歩くだけなんだけど……多分お兄さんが気に入ったんだね 」
( ジト目で見られれば心外だという表情を浮かべて頷く。その後どこかわくわくした表情でお兄さんをじっと見つめて。今までの部下は大体見える人で対象法も知っていたので彼女としてはこの反応が初で面白いのだろう )
「……さき、どぞ」
(心底嫌そうな顔で告げる、やっぱ見るもんじゃなかった…)
「 ?…凄い嫌そうな顔しているね 」
( べとべとさんが先に行ったのを見てもう大丈夫だよと、告げた後振り返れば顔を顰めるお兄さんの姿が目に入り不思議そうに首を傾げる、普段視えない人には刺激が強いのかなと思いつつ他には特に居なさそうなのを確認し、飴を二つ口に入れて )
「…さっさと帰んぞ、ガキも雅も心配だ…」
(まったく…妙な妖怪なんぞより、……あいつらが慿いてくれていたらいいものを…などと考える)
「…」
(タンっと足場を蹴り、店に戻るよう屋根などをとおして伝っていく)
( … そのうち、壊れた銃は収納して
効果の程は信じられないながらも … )
「 …… きーたかーぜー、こーぞぉーの … 」
( 秋のおめかしを口ずさみ 意識の無い彼の頭を撫でる )
「 …かんたろー 」
雅「…………………………」
叢雲「…おい、戻って見りゃなんだこれは」
(ガランと、店の扉が開かれ、戻ってきた男がそうこぼした)
雅「………………………」
叢雲「おい、おい雅、起きろ、どこ見てんだ」
雅「……っ!ぁ、あ、もうし、わけ、ありませ…」
(男が声をかけた途端、びくりと肩を震わせて、顔を青ざめてそう零す)
叢雲「…チッ……いいか、よく聞け雅」
(そんな様子の雅を見て舌打ちをし、ガッと頬を掴んで目線を合わせる)
雅「っ、ひ…」
叢雲「俺は叢雲だ、いいな、叢雲だ、てめぇの店の常連客だ、『ご主人様』でもなんでもねぇ」
雅「…む、ら、くも」
叢雲「…『起きろ』ィア」
(バチンと、雅の頭の中で、音が鳴った)
雅「………………………むらくもおじさま…?」
叢雲「はぁ…よーしよし、帰ってきたな、よくやった」
「……ぁ、おきゃ、くさま、」
(子守唄のように頭を撫でる彼女の方にも、声を出す)
叢雲「……雅、へいきか」
「…ん、…ん」
(こくりこくりと首を縦に動かして返答する)
「おじ、さま、…おじさま」
叢雲「…ったく、まだまだやっぱガキじゃねぇか」
(するりと叢雲の首に雅の両腕がかかる、それに答えるように、左手で雅を引き寄せ、背中や頭を撫でる)
「 ………… ぅーむ、これは … 少々 … 」
( 自分、そして “ お呼びでない ” 面々に応えない彼
… しかし ヤーさんの声には … …はっきりした事は2つ
あの “ 影夫 ” の狙うであろう急所は確実にこの人物だ
もう1つは … 自分は まぁ、ただ単に盾となればいいだけという事。)
「 ……… 」
「…あー、気にすんじゃねぇぞ、お前さん」
(悶々と何かを考えるskullFaceの表情を見て、そう告げる)
「……死ぬときゃ死ぬでいーんだ、俺は、そういう生き方してきたからな」
(腕の中の青年が、それを聞いてピクリと反応したが、何も言えない)
「 ……しかし、残される者の気持ちが分からない訳じゃぁ、あるまい… 」
( ヤーさん、見た目らしい答えだなぁ。
とか 考えながらも … 含んで、分かりやすく返す )
「 せめて彼が君への依存、自力突破が出来るくらいの心を鍛えるまで…
…… まぁ 私があれこれ言うことでもないかな 、失礼 」
( 椅子に深く座って 目を閉じる )
「………………そんなの、死ぬほどわかるに決まってんだろ…」
(そう告げた彼の、表情は見えない、ついこの間、全てを失った、その辛さが、いたみが、叢雲に分からないわけが無い)
「…でも、まぁ、ガキを守るのは大人の務めだからな」
雅「………叢雲おじさま」
叢雲「ん、もうだいじょぶか」
雅「ん、もぉへいきや」
(彼の首からするりと腕をのける)
叢雲「…ん?おいおいおいまてまて、何してんのお前」
雅「…?みせあける…」
(手をのけたと思ったらスタスタと店の扉に向かおうとする)
叢雲「あほか!もうちょっと休んでろ馬鹿!」
[ カチャッ ]
「 グッド、そのまま抑えてくれたまえよ … 」
( 先回りして店の扉に鍵を掛けようとし )
「 …君、今 … この店は破損状態にあるんだ
屋根は焼けてるし店内も、コレ。… とても店とは思われまい 」
( 私が片付けるから… と箒を手に取る )