皆さま、こんにちは、フフフ、今宵は月が綺麗でございますね。
こんな夜は、是非とも聖神教会を足をお運びくださいませ。
我らの神が必ずやあなたを導いてくれることでしょう。
【教会の外】
ふぅ〜...ねぇねぇ、そこの人間さん♪
最近出来事とかあるかしら?
(人間の少女に変わって)
えっ?なに?
出来事って…教会がちょっと騒がしかったなぁ。
なにがあったんだろう、シスター様は無事だろうか。
あ〜...サァ、ナンノコトカシラー
(分かってるが、棒読みで返す)
というか君は誰?旅行者?親御さん心配してるんじゃない?
505:ウサラミア:2021/03/12(金) 20:21 私はこう見えて大人なのよ?夜が好きだからここに寄っただけよ♪
(楽しそうな顔で答える)
あ、そういえば...あの教会は何を進行してるの?玄関もないし...よく分からないわ
(不思議そうな顔)
そうなんだ。僕は散歩だよ。
あの教会はね…大分前にある日突然できたとこで、宗教の内容までは知らないかな。
でも異種族はしょっちゅう集めてるって噂は聞くかな。
異種族...怖くないと良いけど...
《異種族ねぇ...当主様にメールでお知らせしとこ》
ありがとう、人間さん♪今日はこれでお暇するわ♪
良い月を見て眠ってね♥
(といって教会の方へ向かう)
ああ、ありがとう…なんか、不思議な子だなぁ。
(去りゆく少女を見送る。)
ウサササッ♪情報ゲット〜♪
ソランのとこに行って、寝るかな♥
(魔法でマークしたソランの部屋に戻る)
――戻られたのですね、白兎。
情報は得られましたか?
(ソランの部屋、やけに大きな窓から満月がのぞく。その傍らの椅子に修道女は座っていた。)
ウサッ!?びっくりさせないで頂戴...
てか、まだ寝てないのよ?寝不足になって、お肌に悪いわよー...
(びっくりして、呆れた顔で言う)
…眠れないのです。
それより、質問に答えては?
う...まぁ、教会の近くの人間に最近の出来事はなにかを聞いてただけよ。
そんなに重要ではないわ
そうですか。確かに重要ではありませんね。
わたくしの『核心』に触れること以外は寛容にいたします。
...盗み聞きは辞めときなさいよ?
まぁ、良いわ。もう少しで私の行動する時間が終わるわ...ソランが起きると思うから、後は宜しくね
(と行って、ソランの隣に入り寝る)
…ええ。
少し癪ですけれど。
これは契約を遂行するだけの時間。
わたくしにとって刹那のようなものです。
…お休みなさいませ、夜の白兎。
(窓の外の満月に視線を注ぎながら告げる。)
そうしとくわ...またね
(と通常のぬいぐるみに変化)
んゆ...?
(少し起きたがまだ眠りかけ)
…ソラン。
ふふふ、まだ眠っていても構いませんよ。
夜明けは夜の一部ですもの。
そう、きっと…いつか明けますわ。
(どこか遠い目で地平線を見つめる。己の中にある揺るぎない感情と、漏れいずる想いの間で葛藤が生まれる。)
んゆゆ....『我、茨の神から伝えし...天空の天使と鳥の王の....そしていつかは...茨に包まれ、救われるだろう...幼きミカエルのように』....ぐぅ〜...スヤスヤ...」
(無意識に言葉を発した。本人ではないように。そして直ぐに寝た)
ソラン、言葉を…?
…ますます謎が深まるばかりです。
こんなにあどけない寝顔をしているくせに。
(ソランが発した言葉に驚きながら、まさに天使とでも言うべき寝顔に視線を向ける。)
ぐぅぐぅ...
(右腕の紋章柄が光る。白く光り、右目と今度は右足につたう)
っ…!
(椅子から立ち上がり、ソランの元に駆け寄る。)
また紋章が…身体は無事ですか?
なにか影響はありませんか?
(一転、危惧に顔色を変えてソランの顔を覗き込む。)
ぐぅぐぅ...まま〜...きゃっ、きゃっ♪
(本人は夢の中で嬉しいそうで。笑っている)
ああ、よかった――
(安堵が胸中を満たした刹那、修道女はふと驚いた。
自身の行動、その奥底にソランという存在がいるからだ。)
……違います。
これは…契約の破棄を恐れて…
まま〜....ミルク...むにゃむにゃ...
(何かをほしがってるような手を伸ばす)
そんなもの…ありませんよ。
(ぎゅ、と伸ばされた手を優しく握る。)
最も恐れるべきは、この怒りが風化すること。
研いだ刃の切れ味が鈍くなること。
…だから、こんな感情は必要ありません。
ね? ソラン。
んゆ...まま...?
(また起きたが眠りかけである)
っ、…そんな風に呼ばないでください。
これ以上あなたと過ごせば、『私』は…
どうして、どうしてこんなにも、腕の中に抱きたいと思ってしまうのでしょうか。
(深紅の瞳を伏せて語る。ほんの少し手に込めた力がソランに伝わる。)
まま...まま...
(とぎゅ〜...っと抱きしめる。本人はハリジャが大好きだ)
なにを…『奴』への妄執で生きている私に、なぜ…
こんな感情、誰かに向けられたことなんて、
(己の身体を覆う温もりに応えることができず、小さな背に回しかけた腕を下ろす。)
ソラン…
(うつむく修道女を幼い天使が抱きしめる、少しおかしな絵面。)
まま....だいしゅき...!
(教えてもない筈の言葉を使い、ハリジャを慰める)
あがぁ!?はぁ...はぁ...
(肩から小さな水色の石がちょっと出てくる)
《あらら〜...その歳で紋章石が出るのは珍しい。完全に出るまでは痛みが続く、頑張って耐えろよな》
(声だけ部屋に響く)
——っ
(幼き天使が発した慈悲の言葉に、言葉が詰まる——
しかし、それも束の間。部屋に響く声に呼応する。)
…腐れ悪魔、お前に傍観を許可した覚えはありません。
ソランの状態を徹頭徹尾、相違なく教えなさい。
(苦しむソランを守るように庇う姿勢を見せ、双眸には激情。存在しない悪魔への眼差しを宙へ向けていた。
)
《言うつもりだぞ、俺は優しいからな。ソランは右肩にあるから...まぁ、本人は右肩だけ痛みを感じるだけだ。
痛みを消す方法は...天使の場合紋章石から汁のような液体が垂れるから拭き取りつつ、紋章石に魔力を送ってくれ。
満月の時が必ず激痛が出て、血が流れる。その場合は...モラリアガラスの血を飲まなければならないがな》
《というか...随分気に入っちゃって...ククク...まぁ、モラリアガラスの血は此方から送るからな。ウサラミアから貰ってくれ》
538:ハリジャ◆o6:2021/03/13(土) 18:11
これだから嫌いなのですよ、悪魔という存在は。
己の享楽に従い生きる人外め。
…少々立腹しますが、承知しました。
何故あなたがこの天使について理解を得ているのかは不明ですがね。
……ともかく、わたくしの手によって下される執行以外の干渉は許しません。
(そういうと、立ち上がって引き出しから白い布を持ち出し、ソランの側まで戻ると石から漏れ出る液体を拭いた。
同時にもう片方の手で無色の魔力を注ぐ。)
魔力を注ぐのは、何百年ぶりでしょうか。
《執行ねぇ...お前がそれが本当に出来るのかは見ものだな。それじゃあ、俺は仕事があるから戻るとするわ。何かあったら
声を出して言えば反応出来るからねぇ〜...それじゃあな》
まま...?んゆ?
(痛そうな顔でハリジャを見て、右肩の水色の石を見て不思議そうに見る)
チッ、最後まで口の減らない悪魔ですね。
(消えゆく声に悪態を漏らせば、視界に映る天使。)
…安心してください、ソラン。
すぐに治してさしあげますから。
(絶えず魔力を注ぎ続ける。)
うゆ...えへへ、ぬくぬくぅ♪
(ハリジャの暖かさで微笑む)
人の気も知らずにこの天使は…
覚えさせる文字が星の数だけあるというのに。
完治したら叩き込まなければいけませんね。
それにしても、いつまで魔力を注がなければいけないのでしょうか。
あの白兎がどうとか言っていましたが…夜?
んゆ?...あう?
(ウサラミアが完全人形状態を取り、手前にある紙を取る)
紙には...『もう十分よ。ただ、満月に気を付けて』
…満月…
分かりましたわ。
(すっ、と治療する手を止める。)
もう大丈夫ですか?ソラン。
ありがとう!まま!
(笑顔になって微笑む)
文字は…ちゃんと覚えたのですね。
(昨日教えたばかりの『感謝の言葉』を紡ぐソランに、少し微笑む。)
元気になったならお勉強ですよ。
あなたには教えるべきことがまだまだありますから。
うゆぅ!
(満面の笑み)
さあ、では教えましょうか。
言葉があれば世界は色を変えますよ。
(机の方へ向かう)
うゆ!
(飛んで机に向かう)
昨日の反復練習をする前に、新しい言葉です。
伝え忘れていたのでね…
(白紙を引き出しから取り出し、立てかけていたペンで文字を記していく。
やがて『ハリジャ』と浮かび上がった。)
…本当の名は知らなくていい。
ソラン、これがわたくしの名前です。
よく書いて覚えるように。
(自身を指差して仕草する。)
ハリ...ジャ...ハリジャ!!
(書きながら元気よく発音する)
ええ、そうですよ、ふふふ。
わたくしはあなたの母親でもない、ただのハリジャです。
(上手に発音できたソランの頭を優しく撫でる。)
ハリジャ!ハリジャ〜♪
(嬉しそうに満面な笑み)
次は三つです。
人間の生活において大切な言葉。
『おはよう』『こんにちは』『こんばんは』
ゆっくり覚えるのですよ。
(朝、昼、晩とともに挨拶の仕草をして文字を書く。)
おはよう...こんにちは...こんばんは...
(書いて頑張って覚える)
お利口ですね。
…さて。
(ソランの傍から上体を上げる。)
しばらくは文字書きの練習をしていなさい。
わたくしは用事がありますので。
(出口へ)
うゆ〜!
(はいー!みたいに言い、夢中に書いて覚える)
...おはよう、こんにちは、こんばんは...きゃっ、きゃっ♪
(覚えれて満足の微笑み)
(一方その頃、信者達の部屋)
――1番。
信者「はい」
指名です。
あなたにはこれより試練を与えます。
ですので、ついてきてください。
信者「分かりました、ハリジャ様」
(そして、信者と共に地下の部屋へ向かう…)
【部屋にいるソラン】
んゆ...んー...
(意識的に人形をこっちに移動さえ、抱きしめる)
んゆ...んゆ...
(覚えたりないのか文字がある物を探し出す)
…では、儀式を始めます。
これからあなたに与えられる苦痛に全て耐えなさい。
さすればより救いへ近付くでしょう。
救世の礎としてね、うふふ。
信者「…」
(修道女の眼前にある鉄の椅子に、貼り付けられるようにして座る信者。
笑って見下ろすハリジャの手にはペンチがある。)
(無機質で暗い部屋の中で、ペンチの音と喰む音だけが響いた。
爪を削ぎ、信者は咀嚼し、それが髪や目玉に変わったとしても、試練は続く。
削いでは咀嚼を繰り返す拷問とも言える儀式。
だが信者は悲鳴の一つすら上げずハリジャに従う。
――救世のためだけに。)
【一方部屋にいるソランは】
んゆゆ...んゆんゆ...
ウサラミア「(...本でも探してるのかしら)」
〔動けないが推測してる〕
…
(カツリと踵を鳴らして展開させた魔法陣で、息耐えた信者を送還する。)
このまま試練を滞りなく乗り越えれば、決戦に十分な魂が完成するでしょう。
いずれは…
(ふと、ソランを思い浮かべる。
この執行猶予は残り1ヶ月ほどで終わるはずだ。)
んゆ〜...んゆ?
(探してる最中にソランだけしか見えない謎の影が見えた)
あう...?うぅ...
(怯えている、その影はとてつもなく恐ろしいから)
…
(地下から戻り、ソランがいる部屋の扉を開けた。)
!
…ソラン、どうしたのですか?
(開いた扉の先で怯えるソランに駆け寄る。)
あうぅ...ああ...
(怯えて話せられない)
謎の影(ソランしか聞こえない)「あぁ...首ぃ...寄越せぇ...」
首...?うぅ...
謎の影「首ぃ...寄越せぇ...闇ぃ...」
うえぇ...ふぇ...うえええええええええええええええんんんんんんんん!!!!!!
(大声の泣き声が出た。窓ガラスにひびが出る程)
っ、…!!
(ビリビリ、と波動が身体を襲う。
おそらく未確認の存在によって起こっているであろう状況。
しかし確かめる術はない。)
ソラン、大丈夫ですか?
泣かないでください、くっ…
(強く抱きしめる。)
ふぇぇぇん...ひっぐっ...首?ヘニョヘニョ....ややぁ!ふぇぇぇん!!ヘニョヘニョややぁぁ!!!!!!
ふわぁぁぁぁんんん!!!!!!
(めっちゃ泣いた。何とか謎の影について訴えつつ泣く)
ウサラミア「(...ソラン自身しか見えない者がいるのかしら)」
(と魔法で紙に文字を書いて、ハリジャに風魔法で渡す)
『ソランにしか見えない化け物がいるのかしら、首がヘニョヘニョなのは...そういう類か首吊り死体だからかしら?』
>>570
…なるほど、ふふ。
分かりました。
許可なくわたくしの教会に侵入するとはとんだ痴れ者です。
――首吊り死体なら、その首を貰ってさしあげましょう。
(ばん、腕をかざせば、指の先から放たれる魔力の束。
視認できない存在を撃ち抜こうと窓に向かっていく。)
ハリジャ...ハリジャ...うぇぇぇぇん!!!
(必死になって、ハリジャに抱きつく)
謎の影「首ぃ...寄越せぇ....首ぃ...首ぃぃぃぃ!!!」
(窓ガラスを強く叩いて、中に入ろうとする)
どっかいけぇぇ!!!ヘニョヘニョややぁぁ!!!!!!首はやらないもん!!!!!!あっちいってぇぇぇ!!!!!!
ふわぁぁぁぁんんん!!!!!!
(謎の影に対して、大泣きのボイス攻撃。窓ガラス一枚が壊れた)
「〔物凄く五月蝿いわね...ある意味攻撃よ...〕」
574:ハリジャ◆o6:2021/03/14(日) 10:27
…それ以上、許可なくソランに歩を進めるのなら。
『死を司る者』として告げましょう。
――去りなさい。
(深紅の瞳で、割れた窓の先を射抜く。)
うぐわぁぁ....
(浄化されて消えていった)
ソラン「うゆ...ゆゆ...ハリジャ...抱っこ...」
(泣きながらハリジャに抱きつく。まるで可愛い少女のようだ)
ウサラミア「〔ふぅ...どうやら居なくなった感じかしら〕」
(焦顔ながらも安堵)
ソラン…
(抱きついてくるソランを拒まず受け止める。)
それにしても、あの影は一体?
ソランが天使であることと、何か関係があるのでしょうか。
…今夜白兎に聞いてみましょう。
うぅ...ハリジャ...んれ...
(自分の頭の上にある輪っかを取って欲しいという表現)
輪っか…?
(ソランの仕草に視線を上にやると、頭上に浮かぶ黄金の輪。)
これを取れ、ということでしょうか。
(そもそも取れるのか?と訝しみながらも、輪に手をかけて引っ張る。)
うゆゆ...ありがとう、ハリジャ!
(輝く笑顔)
みゅうみゅう...
(輪っかに手をかざして空間の穴を作り、何かを探してる)
…言葉をかなり覚えたのですね。
先程もしっかり話せていましたし。
(告げられる感謝の言葉と自分の名に口元が綻ぶ。)
ソラン、その輪は?
(空いた空間を覗き込む。)
んゆゆゆ...にゃ、にゃにゃにゃ、にゃ〜!
(ご機嫌にお菓子を出す。どうやらヴィクトリアスポンジケーキを取り出したようだ)
「〔何でヴィクトリアスポンジケーキが出るのよ...びっくりだわ〕」
583:ハリジャ◆o6:2021/03/14(日) 11:06
この輪はどこに繋がって…
…お腹が空いているのですか?
ぐぅぅ〜...
(とお腹がなる)
ああうあ?
(食べていいか?っていう必死の表現)
ふふふ、好きにしなさい。
(ソランの必死の表現に笑みがこぼれ)
パァァァ!!
(とても笑顔になり、嬉しそうに食べる)
にゅんゆ!
(輪っかからハリジャのヴィクトリアスポンジケーキを取る)
わたくしに?
…はぁ、栄養を摂る必要はないのですが。
(と言いながらもスポンジケーキを受け取る。
珍しいものを見るような目でケーキを観察し、口に運んだ。)
…、こういう時、美味しいと言うのでしょうね。
んゆゆ〜♥
(ご機嫌に羽が動く)
「〔...いいな〕」
(羨ましそうな顔)
もう、喜びすぎですよ。
(ソランの頭を撫で)
…この輪っかの正体は、白兎に聞く必要がありそうですね。
それと…そろそろ教会の修理でしょうか。
近い内あの建築家に来てもらわなければ。
んゆゆ♪えへへ//
(女神の微笑みのようだ)
今日は色々なことがありましたし、気分転換に他のことをしましょう。
そうですね…散歩はどうですか?
(外を指差し)
んゆ!
(嬉しそうに頷く)
ただし、飛ぶのはだめですよ。
翼は目立ちますから、わたくしの傍にいること。
(翼にぴんと指を立てて忠告する。)
にゅぅ〜...
(羽を小さくする)
翼...ハリジャ、翼!へんのある!
(翼の根元から翼に掛けて光が宿り、水色に変わった)
!
(水色に変化する翼。ハリジャの脳裏には、蒼い紋章石が浮かんだ。
この一日でソランになにが起こっているのか分からず混乱する。)
悪魔め、奴は一体…
なにか感じますか? ソラン。
んーとっ...お外行くからたのしみ!
599:ハリジャ◆o6:2021/03/14(日) 19:06
…そうですか。
とりあえず、あなたが無事ならそれでよかった。
(安堵に胸を撫で下ろし、ソランと手を繋ぐ。)
たくさん言葉を使えるようになりましたね、偉いです。
やった〜!
そういや...夢の中でミカエルって言う僕と同じ天使が現れて、いっぱい教えてくれたんだ!
ただ、人間界は分からないからハリジャに聞けって言われたよ?