皆さま、こんにちは、フフフ、今宵は月が綺麗でございますね。
こんな夜は、是非とも聖神教会を足をお運びくださいませ。
我らの神が必ずやあなたを導いてくれることでしょう。
聖女だなんて遠く及ばない。
そうですね、ただ…愛が溢れた、と形容しましょう。
…白兎、肉体を望みますか?
フッ、そうかそうか
(微笑む)
ウサラミア「当たり前でしょ!?」
なんだか、隠した心すら見透かされているようで落ち着きませんね。
悪魔に言っても仕方がないのでしょうけど。
…情報の対価です、器を受け取りなさい。
(コツリ。踵を鳴らすと、修道女の前に光る魔法陣が浮かび上がる。
朧気な影が燐光に包まれて姿を現せば、そこにいるのは兎の獣人。)
まぁ、近い姿になれるから嬉しいわ♥
それじゃあ...
(と兎の獣人に寄生し、器と合体する)
どーも♥これで復活♥昼でも動けるわ〜♪
…これで交換は終わりですね。
あとは各々好きなようにしなさい。
どうせ悪魔は耳野郎ですから、ソランはわたくしに任せるのです。
(再度椅子に座る。)
口が悪い修道女だなぁ...ま、そういうの好きだが。
セラフィエルに伝えておくぞ、『新しい母親が見つかった』ってな♪
(瞬間移動をして消え去る...だが、マリンのいたとこに一枚の写真が落ちていた。大勢の家族写真のようだ)
私は暫くはこの世界に留まるわ、また情報が欲しかったら人間の街に来なさいよ
(と本物の白兎のぬいぐるみをソランの隣において、ピョンピョン消えて去った)
ですから、わたくしは母親ではないと――
(言い終わる前に、悪魔は姿を消す。床に落ちた一枚の写真を拾い)
…家族。
そうですね、家族は共にいるものです。
(なにか思うことがあるのか目を伏せる。そして逸らし、眠るソランを見つめた。)
スヤスヤ...
(可愛い寝顔)
…ふふ、この天使が禁忌の子だなんて考えられませんね。
(傍に歩み寄り髪を撫で付ける)
まま...ぱぱ...
(と寝言言う)
……っ
(修道女は知っていた。切望せど叶わぬ願いがあることを。
それでも、願ってしまうことを。)
…あのね、ソラン。
わたくしも、『私』も…禁忌の命なのですよ。
うみゅ...ハリジャ、ハリジャ....
(いつの間にかハリジャの手をぎゅ〜)
…それでも、誰も虐げられることのない、そんな世界が…
……おかしいですね、あなたの温もりのせいですか?
必要ないはずなのに…
(微睡んだ瞳、ぼやける視界の中)
みゅう...スヤスヤ...ハリジャ...ずっと...一緒...
(ハリジャの手を無意識にすりすり)
…
叶うなら、このまま――
(ソランの傍らで瞼を落とす。寝てしまった。)
ハリジャ...スヤスヤ...
718:ソラン:2021/03/16(火) 16:18 んみゅ...ふぁ〜...
(起きたら小学生くらいの大きさ(まだ低学年サイズ)になり、紋章石が半分出てきて、紋章柄の白い部分が右目を拘束するような
柄になる)
...ハリジャ寝てるの?
(ハリジャの顔を覗く。寝ているようだ)
...たまには僕もハリジャみたいな事をしよ!
(とベッドから降りて、自分で着替え、そっとドアを開け閉めして厨房に向かう)
…ん
(ベッドに上半身だけを埋めて寝ている)
(厨房!)
さて...簡単なレシピとかあるかな?
..こういう時は輪っかだね。
(知識が着いたのか輪っかから料理本を取り出す!)
んとんと...朝ご飯に合うのは...
(探してる...)
これだ!
(パンケーキと決めて、材料を輪っかで探す)
完了!
(材料の卵、牛乳、砂糖、サラダ油、薄力粉、ベーキングパウダーが揃った!)
ちょうり開始!
(とご機嫌にパンケーキを作っていく)
(ボウルに卵、牛乳、砂糖、サラダ油を入れてまぜまぜ)
ふっふ〜ん♪
えと、次は...こうか!
(ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを震わせながら入れてまぜる)
良い色♪
ふふ〜ん♪
これで良いでしょ、それでフライパン♪
(可愛い女の子みたいに楽しみながら料理をする。まぜた物をフライパンに入れて弱火と中火の真ん中ぐらいにする)
んと...こんぐらいかな?
(焼けてきた物をひっくり返し、また焼く)
そういやハリジャ以外にも信者さんいるのかな?こんなに大きいし、ハリジャもそう言ってたな...その人達のも作ろ!
(まさに純粋優し過ぎる女神級のソラン)
ふっふ〜ん♪
(と15人分のパンケーキが出来て、ドヤ顔満足ソラン君。13人分を紙で『信者さんの分!!』と書き、冷蔵庫に入れる。
そして二人分を持っていく)
ハリジャ喜ぶかな〜♪
あ、信者さん!!おはよう
(女神の笑顔で挨拶する)
ん?君は…というか、その羽…そうか、君もハリジャ様が救いに導いてくださるんだね。
大丈夫だ安心したまえ、苦しいことはもうないから。
(廊下を歩いていたローブの信者。魔族の角が覗いている)
それにしても、ハリジャ様はどこか知らないかい?
昨夜は救済の儀式にいらっしゃらなくて、皆心配していたんだ。
ああ、ハリジャなら部屋で寝ているよ?
僕一人で朝ご飯作ったから持っていくとこ!
信者さん達の分も作ったから、お腹が減ったら冷蔵庫にあるからね!
(笑顔で教える)
そんなに小さいのに朝食を?すごいなぁ君は…
でも、僕らは断食してるんだよ。苦しみに耐えるためにね。
どうしようか…
じゃあ、一緒にハリジャの部屋に行こうよ。
確認しに来たって言ったら良いと思うよ?
(と言ってこっちと着いて来るよう表現する)
ああ、分かった。様子を確認したいのは本当だし。
ありがとう坊や!
(幼き天使の後をついていく)
ふっふっふ〜ん♪
(と低空に飛びながらハリジャの部屋に向かう)
(やっぱり、飛べるんだなぁ天使って…)
…それにしても坊やはすごいね。
もうハリジャ様の部屋が分かるなんて。迷わないの?
暗記は苦手だけど覚えたよ!それに僕は鼻が効くからハリジャの匂いが分かるんだ〜。
ほら、着いたよ!
(とハリジャの部屋の前に立つ)
ハリジャ様の匂い?どんなんだろう…
お、本当についた。
僕でも覚えるのに一週間以上かかったのに。
そうなんだ。
ハリジャ?起きてる?信者さんもついでに来たよ〜。
(二人分のパンケーキを宙に浮かせ、2回ノックする)
(ぴくりと指先が動く。)
…ソラン?
ハリジャ?起きてる〜?
(呼びかける)
…寝ていたのですか?わたくしが?
(ゆっくり上体を起こして立ち上がる)
う…起きていますよ。
うん、入るよ〜
(ドアを開けて、ソランと信者が入る)
あら、あなたは…何故ここに?
(信者の顔を見て疑問を浮かべ)
昨夜の儀式に来てなくて心配してたんだよ?
(とテーブルにパンケーキを置く)
ああ、儀式…ごめんなさい。
決戦の時が迫っているというのに、怠慢ですね。
信者「滅相もございません、ハリジャ様!」
…ふふ、ありがとうございます。
それで、ソラン。それは?
(パンケーキを不思議そうに見て)
僕が一人で作ったんだよ!後、信者さんの分も!
(女神の満面の笑みで答える)
一人で?…うふふ、えらいですね。
とても上手ですよ。それに信者の分まで作ってくれるなんて。
(頭を撫でる)
信者「しかしハリジャ様は、我々は断食を…」
いいのです、今回ばかりは特別ですよ?
苦しみは一様ではない。目の前の幸福は掴み取るものです。
えっへん!
冷蔵庫にみんなの分があるからね!
ハリジャはテーブルのにあるから!
(嬉しくて羽がバタバタ)
そうですか。ではせっかくですから頂きましょう。
…それから、わたくしのことは心配なさらず。
あなたも食べなさい、魔族の信者さん。
信者「ありがたき幸せ!」
(魔族はどこかへ行った…そして、修道女はテーブルへ)
材料はどこにあったのですか?
んゆ?輪っかの中から卵、牛乳、砂糖、サラダ油、薄力粉、ベーキングパウダーを出しただけだよ?
(さらっと凄いことを言う。ソラン)
え?なんですって?
牛乳、ぺーキング…まあ、いいでしょう。
ソランの輪はすごいですね。
…さて。
(テーブルの皿を手にとり、フォークでパンケーキを刺す。
そのまま口へと運び入れた。)
どう?美味しい?
(ハリジャの顔を見る)
…
(少しの沈黙。そのあとに――)
……とても美味しいです。
やった〜!
僕も食べよ〜♪
(とパクパク楽しそうに食べる)
やはり、芋塊は失敗だったのですね。
(苦笑しながら食べ進める)
そ、そんな事はないよ?!
(と誤魔化すソラン)
もう、ソランは嘘が下手ですわね。
(くつくつと笑う。完食)
ありがとうございます、美味しかったです。
良かった!僕はまだ食べ終わってないから、ハリジャのやるべき事をやってきてよ
(とパクパク食べる)
…ええ。儀式を。
ゆっくり食べるのですよ、ソラン。
(椅子から立ち上がり、一歩踏み出すと同時に魔法陣を展開する。
そのままハリジャは包まれるように消えていった。)
(信者達の部屋)
…皆様、ごきげんよう。
昨夜はご心配をおかけして申し訳ありませんわ。
ですがご安心を。今宵は必ず救済へ導きますので。
信者達「YES」
では…2番。来てください。
(2番と呼ばれた信者がすくりと立ち上がり、ハリジャと共に地下室へ消える。)
ふぅ〜...お腹いっぱい。
うぐぅ!...
(いきなり苦しめられ、右目から赤いインクの液体が出る)
はぁはぁ...僕は...
…
(コツリ。暗い地下室に足音が鳴る。
握ったペンチの先に事切れる信者の姿。
ハリジャは魔法陣を展開させ、『館』まで転送した。)
……これこそが救済です。
そうでしょう、父さん。
…ソランのところへ戻らなければ。
(僅かについた血を拭い、ふらりと歩く)
(ガチャ。扉を開く)
…
――っ!ソラン!
(苦しむソランを見て驚き駆け寄る)
はぁ...はぁ...!
『厄の居所空ありけり 町ありけり 蛇の茨導くことあれ 茨の蛇 南あり 食いもずくかな』
はぁはぁ...うがぁ!
(予言の言葉をかけ、苦しむ)
予言、オラクル…
(昨夜耳にした悪魔の言葉を思い出す)
空、茨、南…なんなのですか。
嫌です、いやだ、ソラン――!
――
(修道女の脳裏に、追憶が流れ込んだ。)
『苦しみに耐えるのです、忌まわしき悪神の子。償いきれぬ大罪をその身に刻み込むのです』
おい!修道女!ソランがどうした!?
(直ぐに瞬間移動して登場)
ハリジャ...!
(手を掴もうとする)
『…どうして? なぜこんな目に?』
『大罪人の子など、同じ十字架を背負う負の存在でしかない。
あなたにできることは苦行を耐えること。それだけが救いですよ』
…
嫌な人生だった。
虐げられることは人生の定めだと、生を受けた時から当たり前のように。
…そんな世界は間違っている。
なら救いとは…なんですか。
…幸福とは。
「ソラン…」
(悲哀に満ちた顔でソランの手を握る。)
…悪魔。力を貸しなさい。
(現れた悪魔に語りかける)
だから、どうか…
――ソランを、『救って』…
(それは初めて見せた懇願。)
しっかりしろ、修道女!!
南に茨の蛇...おい、教会に庭とか...森とかないのか!?
分かってるっつーの!早く立て!ソランを抱えろ!
772:ハリジャ◆o6:2021/03/16(火) 19:11
教会にはありません。
ですが、少し西へ進んだ場所にはあります。
…言われなくても、分かっていますから。
(二度目の決意。呻くソランの体を抱き抱える。)
南ではないが...それでも森なら茨あるとこに茨の蛇ありだ!
行くぞ!
(走って向かう)
少し待ちなさい、召喚魔法を使います――
(走り出した悪魔と、自分の全身を淡い魔法陣で包み込む。)
おお、サンキュー!
776:ハリジャ◆o6:2021/03/16(火) 19:20
(次の瞬間、三人は森の入り口へ転移した。)
ここで…どうするのですか?
茨の蛇を探せ!身体自体が茨だから見つけにくいぞ
778:ハリジャ◆o6:2021/03/16(火) 19:24
承知いたしました。
わたくしは少し鼻が利きます。
死の匂いを辿れば…あちらです!
(森の奥を指差してソランを抱えたまま走る。)
おうよ!
780:ハリジャ◆o6:2021/03/16(火) 19:26
…っ、見つけましたわ。
あの茨です。
(注意深く睥睨するのは、静かにうごめく茨の蛇。)
おりゃ!(蛇を斬り、血をソランに飲ませる)
782:ハリジャ◆o6:2021/03/16(火) 19:30
…ソラン…
(逐一心配そうな瞳でソランの動向を見守る。)
んくっ....はぁ...ハリジャ?悪魔さん...?
(と苦しさから解放)
マリン「良かった〜...」
っ、…それは『私』の台詞です。
(無事に回復したソランの体をぎゅうと抱き締める。)
むぎゅう...ハリジャ〜、苦しかった!
(うわぁぁぁんと泣き出す)
ごめんなさい、苦しかったのですね、ソラン…
私も胸が張り裂けそうでした。
あなたが無事で、本当に…よかった。
(よしよし、と頭を撫でる)
うわぁぁぁん!!ハリジャ〜!!!!!!
(泣きながら抱きつく)
マリン「はぁ...自分の子供以来だわ。めっさ、心臓に悪い...」
もう二度とこんな思いはさせませんわ。
だから、泣かないで…
…それにしても、あなた。
子供がいるとは真実ですか?
あ?あー...6人の息子、娘がいて...転生した息子と娘もいるくらいだ。
妻ははよなくなっただがな
そうですか、やはり…大変なのですね。
それで少し、聞きたいことが…
……あなたは、子を愛していますか?
...当たり前だ、戦の最中に産んでくれた妻が必死だったんだ。
そして我が子達も...愛してる。ずっとだ
――その言葉だけで、少し『救われ』ます。
悪魔に感謝を捧げるのは初めてですわ。
…良い妻だったのですね。
...ああ、物凄く...ずっと...愛してくれたから...クソッ
(ポタポタ涙が垂れて、拭いても出続ける)
愛とは尊いものですね。
私も、この愛が届くことを…ずっと、何百年も願っています。
救世のために。
…大丈夫です、あなたの愛はきっと届いていますよ。
...なら良いよ。
(こっちもこっちでカッコ良く笑って見える。泣きながらだけど)
ええ。ですから、涙を拭いてください。
――
(自身の口から出た言葉に、少し呆然とする。)
…ふふ、おかしいですね。
救済のために涙は星の数ほど流しなさいと、教えを説くはずなのに。
私はいつから苦しみに鈍くなったのでしょうか。
ククク...まぁ、良いんじゃないか?
798:ハリジャ◆o6:2021/03/17(水) 07:18
使命の放棄は、私の人生で唯一の死を意味するのですがね。
…死とは救いです。私は救世の先を見るまで救われない。
ですから…やはり、相容れないのです。
…これからどうしますか?
んー...教会に戻って、お前はソランの治癒に専念しておけ。
俺はこいつの回復次第、本気モードの特訓させる
分かりました。
…それと、本気モードとはなんなのですか?