私は学校の友達と映画をみにいこうと、ゆれる電車の中、手すりにつかまってたっていた。
現地集合、場所は楠の葉ぽぽらーと。乗り換えは二回なので、この電車でつく。
休日なので、少し人が多い…
そして今日は''お兄ちゃん''ができてから二週間。
とくに何もなく、掲示板のなかでどうでもいいことを話してるだけ。
今日の学校はどうだったか、最近のニュースのこととか…
お兄ちゃんは私を見下すし、うるさいけど、そのうるささが優しさなんだと思う
話してて結構楽しいし、本当にこんなお兄ちゃんがいたら、と話すたびに思う。
お兄ちゃんについてわかったことは、性格以外はなにも知らない。
といっても、 ネットは性格もかえられちゃうのでほんとは全然違うかもしれない。
おっ、おじさんだったりして…!?
それでもネットの相手と話してしまうのは、相手のことを信じているからだろうか。
出 会いがなんかいうけれど、ネットで話しているからこそいいのかもしれない。
知らぬが仏といったところ…?
もし、相手とあってしまってそれが今までを裏切らせたら、どうなるんだろう…
そう長々と考えてたとき、携帯から着信音がきこえた。
私は鞄から白の携帯をとりだし、電話に出た。
「もしもし…」
「あ、百愛、ごめん、遅くなっちゃうかも!」
「え?」
電話の相手は今日一緒にいく予定の横川伊久実だった。
私の一番の友達ともいえる、同じ学校のクラスメート。
「ごめん!駅のホームの書店にはいったら、面白そうな漫画があって…
す、少し見るだけだったのに、熱中しちゃって気づいたら20分たってて…
そしたら次の電車が20分後で、40分遅れるかも…ごめんね、本当にごめん!!」
……なにやってるんだよぉ、いくみは…
「あはは、もう何やってるのよーいいよ、40分間ぶらぶらしてるから!」
「ほんと!?もうごめんね、じゃあま「ドンッあっ、ごめんなさい!「え…?
電話に夢中してたら、周りをみてなかった…
少し後ろにさがっただけなのに、人とぶつかってしまった。
「全然大丈夫!」
その明るい声にさそわれ顔をみあげれば、
その明るい声に似合った顔と、高い身長の男性…
この人、かっこいいな…
私はペコッとお辞儀をして、また耳に携帯をつけた。
「あ、ごめん、人とぶつかったもんだから…」
「なんだ、よかった!痴 漢にでもあったのかと…」
「まさかぁ〜」
─────────もし、相手とあってしまってそれが今までを裏切らせたら、どうなるんだろう…
「お、お兄ちゃん!!」
「え!?」
「ごめん、いくみ!今日、映画みにいけない!!」
「ちょ、ちょっと!?」
「え…?」
そして、その人は振り替える。
「ゆ、り…?」
─────────期待は、裏切られなかった。
>>29
>>31
>>32
>>33
>>39
>>42
>>43
>>44
>>45