お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二人は兄弟になれないのだろうか。

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33:匿名:2015/05/05(火) 14:18 ID:Y7U


んっ、ふぁ……

瞼をあけてもいつもの光景。
自分の部屋、自分のベッドに寝ている自分。
時計をみると7:56。
少し、寝坊だな…
昨日はあれからそのまま寝ちゃったんだ…
起きなきゃ、、、

私はムクッと布団からでた。
あ、お母さん、布団かけてくれたのかな?
今日は月曜日だけど、先週の授業参観の振り返りなので休みだ。
特に出掛ける用事もないので、半袖、ショートパンツをタンスからだした。夏みたいな格好。
机のひきだしに入っている眼鏡ケースから赤色の眼鏡をかける。
一番、私に合う眼鏡の色だと思う。
朝御飯を食べること、掃除するために一階に降りた。
それらがすんだ二時間後にはまた同じ場所にいた…

「暇…」

親は仕事。じゃあ自分は勉強をしなくてはいけないのだが、
どうもこうもする気にはなれない…
さっき「.」を開いても返信はされなかったし、相手は20歳をこえてるはずだし、
休みなのはうちの学校だけなので、仕事か学校にいってるはずだ。

暇だ、暇じゃないけど暇すぎる…

それから枕を抱きながらベッドの上で座り込んでボーッとしてた。
すると左耳からあり得ない声が

「暇なら遊んであげようか?」

聞こえた方を向く、そこにはドアに寄りかかって立っているお兄ちゃんの姿。

「え、なっ、泰彦さん!?」
「だからお兄ちゃんだって。」

そう言いながらお兄ちゃんは笑って私の部屋に入る。
嫌、怖い、怖いよぉ…
体が震えているのがわかる。

「もう、そんな怖がらなくていいじゃん。急に入ってきたのは悪いと思うけど…」
がっかりした顔でため息をつく。
「なんでお兄ちゃんがここに、いるんですか!?」
急に自分の部屋に特に仲もよくない男性がいきなり入ってきたんだ、そう聞く以外はない。
「ああ、今住んでる家のおとなりさんからこれを貰ったんだ…」
………?
お兄ちゃんは背中で隠れていたビニール袋を前に出した。
その袋の中身は…

「ピーマン…」
袋の中に入っていたのはどう見てもおいしそうなピーマンだった。

「ほら、俺、苦いの苦手なんだ。 それで百愛にあげたいなーっと思って…
家、もしかしたら昔と変わってないかもって思ってここまで来たんだ。」
「鍵は…?」
「え、普通に空いてたけど…昼間なんだから、空いてても普通だろ?」
「あ…でも昔のことなんてよく…」
「そりゃあ細かい場所、覚えられないかもしれないけど、大抵は覚えればすぐわかるさ。
だってここ、並みの家の大きさじゃないし…」

そう、私は成績優秀な親のお陰で裕福な生活ができている。
この家も普通の家の3倍は…

「な、いいだろ?親が来ても俺、顔見知りだし…百愛ともっと仲を深めたいんだ。」
真剣な表情。うっ、駄目だ…

「うっ、うぅ…」
何故か泣きそうになった。
「ちょっ、えっ、なんで!?泣いてる!?」
お兄ちゃんは私の隣に座って、私の顔を焦りながら覗き込む。
「やだ、泣いてなんかないよ…」
「じゃあ何!?」
「ん、わかんないけど、お兄ちゃんが入ってきたときなんか怖くて、でも話したら落ち着いた…」
「そっか…」
お兄ちゃんは私の言葉を聞いて安心したのか、優しく微笑んだ。
「俺は、お前のこと、妹のことを…百愛のことを大事にするさ。」
「えへっ、お兄ちゃんは優しいね、やっぱり…」
嫌いだって思ってきても、嫌いになんてなれない。こんないい人…
それにこの人は全然悪くないもん…

「可愛い笑い方するんだな…」

暖かい、この人は私の心を裏切らなかった。
いいお兄ちゃんになってくれるはずだと心から思った。


はるる◆/M:2015/05/05(火) 16:38 ID:Y7U [返信]

>>33の、百愛ちゃんが「暇」と思っているシーンをかいてみた。
http://img2.imepic.jp/image/20150505/551280.jpg?609c151aee8a8c3b493f85f25c9ece3c
見にくい…←

名前はもう…いいですよね。
隠す必要なし。
ID表示されるし、トリップで書き込んじゃってるし。


はるる◆/M:2015/05/24(日) 17:55 ID:Y7U [返信]


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