「百愛、最近気分いいよね!」
国語の授業が終わった休み時間、伊久実が話しかけてきた
「そう?」
「うん、今までなんかイラついてて疲れて多感じだったんだけど、
最近の百愛はそんなふいんきも消えて、明るいオーラがふわふわぁ〜って!」
「ふわふわ…」
「百愛も気分もよくなったことだしさ、ほら、この前の映画駄目だったじゃない? だから次の日曜、観に行こうよ!」
「次の日曜かぁ…」
次の日曜はお兄ちゃんも休みだと言っていたから、 いっぱい話せる予定だったんだけど…
どうしよう、伊久実に誘われたけど、お兄ちゃんと話したいな
「ごめん、私その日は用事が…」
「そうなんだ…じゃあしょうがないや、またにしよう」
「うん、ごめんね」
行けなかったことだけじゃなくて、嘘をついていることも含めて謝った。
用事なんてものじゃないのに
いくみの誘いはいつものるのに
断ってまでお兄ちゃんを優先してしまった
そんな私は…
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