どうもっ!友梨です☆彡
『〜引き裂かれた�o子〜』という話を書いております。
�o子大好きですねーって((汗
違いますからっ!w
ここでは魔法系の話ではなく、リアルの学校もの(?)の話を書いていきたいと思います。話の題名が変ですが、そこはお構いなくw
それではスタートです★彡
例の�o子紹介
桐谷海里【きりたに かいり】(�o)
年齢 14歳
身長 160cm
�o身 聖フランシスコ女学院
性格 冷静だが、熱中すると止まらない
熱しやすく冷めやすい
容姿 つやがある黒髪のロング いつも左右に一部の髪の毛がふわふわとなびいている(くせっ毛?)
いっつも長ーいスカートをはいている
メモ 学校始まって以来の天才少女。成績は体育以外オール5。
機械いじりが大好きでまだ誰も発明した事の無い物を簡単に作ってしまう。
(なんと、どこでもドアを作った事も…)
桐谷朱里【きりたに あかり】(妹)
年齢14歳
身長 160cm
�o身 緑ヶ丘付属学院
性格 活発 すぐに行動 熱しやすく冷めやすい
容姿 つやがある黒髪のボブヘアー 海里と同じでくせっ毛?がある
動きやすい服装が大好き
メモ 運動だけに優れた天才少女?成績は体育だけ5。
なんでもこなしてしまうスポーツ万能な少女。
よく海里の発明品の実験台にされる。
海里side
真冬の夜…
「朱里〜…実験台になって♪」
「い、や、だ」
ピシッ
いつものように朱里にお願いしたのに…なんで?
あっ、私、桐谷海里!今お願いしたのは妹の朱里!
私達、�o子なんだ〜。容姿は髪型と服装以外ほとんど同じ!
実は今ね〜、この前完成した宇宙に移動できる装置を朱里に試してもらおうと!してるんだけど…
え?なんでそんな装置がって?私が作ったの!まだ世間には何も言ってないよ〜笑
お母さんもお父さんも私がこんな装置が作れるとは知らない。機械いじりが大好きってしか言ってない!
えーっと、本題に戻るけど、朱里が実験台になってくれないの…
なんでかな?
「朱里…どーして?」
朱里は私の顔を見た
「いやいやいや、どー考えてもこんなのお願いされて『はい、やります』っていう人いないと思うけど!?
宇宙だよ?!宇宙!!宇宙に移動なんてそんなリスクデカイの私やんないよ!?ていうか海里それ失敗作じゃないよね?」
「あーー、多分大丈夫。多分」
「その多分が信用できない。とにかく!私、やらないからね!?じゃ明日学校だから。それに期末テストだし。私には大事な日だから。おやすみ!」
�oタンッ
私の部屋のドアを勢いよく閉めてしまった
はぁーーー。。。
やっぱ私がやるしか無いのかなぁ
考えてみればなんでこんなもの作ったのかなぁ?←
宇宙に移動なんて笑
明日学校帰ってからやってみようかな…
ふと明日の時間割を見た
「明日期末テスト1日目ーー!?げーーー、テスト勉強やってなーい!ま、いっか」
じゃ、私も寝よっかな☆
朱里はテスト勉強をするだろうケド
ベッドに潜り込むとすぐに寝てしまった
シャニプリを書いているましまろです。
今回は実際に私が体験したことを書いていこうと思います。
少しでも不�o校の辛さをわかって貰いたいです…
主人公
・本村 苺
生まれつき体が弱く、色々あって不�o校になった小学6年生の女の子
・河崎 ゆうな
苺とゆりの親友。恥ずかしがりやだが、苺とゆりには物事をはっきりと言える。
・中岡 ゆり
苺とゆうなの親友。さばさばした性格のゲームオタクで、勉強が少し苦手。
�o場人物
・磯野 優
5-1担任
・東條 ゆかな
6-1担任
・本村 りん
苺の母親
・本村 匡
苺の父親
・クラスメイト
その他
「ねえ、次はいつ学校来るの?」
「苺だけズルいよ」
「私だって頑張って学校行ってるんだけど」
「ねえ、何か言えば?」
容赦ない言葉が私に突き刺さる。電話越しなのに、彼女のイライラしている顔が頭に浮かんだ。
恐怖に足が震え、受話器を落としてしまう。
「うるさっ!ちょっと、ふざけてんの?何か言えって言ってるんだよ!!」
私は変わり果てた彼女の態度に、ああ、人間は恐ろしいと思う。
「いい加減に_____」
私はそこで電話を切った。
部屋に入ると、�oが携帯電話をいじりながら私を鼻で笑う。
「またゆりちゃん?」
私は無言で椅子に座る。
「チッ、無視かよ」
�oはイラついた様子でイヤホンを装着した。
私はこんな友達も�oも大嫌いだった。
もし居なくなっても悲しまないし、涙だって�oないだろう。
むしろ、笑ってしまうかもしれない。
…あれ、私はいつからこんな残酷な人間になったんだろう?
新しい小説です!
ちなみにmeteor stream(ミーティアストリーム)は日本語で流星群という意味です!
次のレスで内容など紹介します
荒らしなどは来ないでください
沙「……」
優「あはは〜!それ良いじゃん!」
風「ですよねぇ〜!風香も結構頑張ったし!」
風香は風の能力を使う
沙「ちょっと。教室内で能力を使うのはダメでしょ」
風「そ、そうでしたぁ〜…。ごめんねっ☆」
沙「とにかく、もうそろそろ校門も閉まるから早く帰りな」
優「そうだね……」
風「早く校門に行こっ!優斗!」
優斗と風香は教室から�oて行く
沙「神崎風香と伊澤優斗…仲良しごっこなんて今のうちよ」
風「ねぇねぇ〜、ちょっとあそこのカフェ行こうよ〜!」
優「おっ、良いね〜!」
〜カフェ〜
風「えーっと、チーズケーキ一つと…ココア一つお願いします!」
店員「はーい。少々お待ちください」
優「ここ、カフェなのにケーキとか色々取り扱っていてすごいよね〜」
風「私もここのチーズケーキが大好きで〜…ん?」
優「どうしたの?……」
沙「このショートケーキ…本当可愛いデザインね…」
沙奈は上記を述べた後ショートケーキを食べる
風「…………」
沙「……あっ…………」
優「安藤ちゃんジャーン!」
沙「な、何?」
優「いや〜、安藤ちゃんもここのカフェに来るんだね〜!いがーい!」
沙「……あっそう」
沙奈はカフェから�oて行く
風「意外な一面…!!ショートケーキが可愛いなんて意外過ぎる!」
優「神崎ちゃん〜そろそろ席決めよ〜」
風「そうだねぇ〜!」
どうも!えー、友梨です!
これは『普通の生活だったはずなのに………』の続編です!
よく分からない方はhttp://ha10.net/novel/1445163794.htmlを見てみて下さい!
それではスタートです☆
「莉奈っ!莉奈っ!起きろ!」
私は誰かに揺すられている
誰だ……?
寝ぼけているのか、声の主も分からず、私は目を開けた
うっすらー……っと顔が見える
紫色の髪……相当な美少女……魔法族みたいなマントを来ている……!?
「マカッッ!!!」
私は跳ね起きた
そっか!私は魔法界に来てたんだ!!!
……早くもボケてきたのかと思った……
「莉奈っ良かった〜。もう起きてこないと思ったよ……」
マカは困った顔をした
「いやー、マカー勝手に殺さないでよ〜笑」
「ごめんごめん笑」
もう全くー…
「……此処が魔法界………」
「でも、莉奈達が住んでるところとほとんど変わらないだろ?」
その通りだ
違うところは、ビルやマンションなど、高い建物が無いっというところだけだ
緑がたくさんあり、海もある
向こうの方には大きいお城が見える!
きっと王族が住んでいるのだろう
ところで……
「マカって……会長なんでしょ?その……警察署みたいな建物は??」
そう、肝心なその建物が見当たらないのだ
「あっ……忘れてた!←ちょっと3秒目つぶって…?」
マカにスマイル100%の顔でお願いされると嫌とは言えない
「分かったよー……1……2……3!!もういい?」
「いいよ♪目開けてみて」
言われた通りに目を開けた………すると……
「わっ!!!!」
先ほどまでには無かった大きな建物が町の真ん中にある!!!!
これは……魔法で�oしたのかな?……
「なんで!なんで!さっきまで無かったのに!?」
「泥棒とか、関係者以外入らないように関係者だけ見えるようになってるんだ〜」
「すごいね!!!」
「だから、関係者以外の人にはあそこが空地としか見えないんだよ」
あっ……だからさっき見えなかったのか……確かに空地としか見えなかった
「…………此処で話すのは悪い気がするんだけど←……優斗どこ?」
キョロキョロしてみても優斗は見当たらない
「それが……私が目を�oました時にはもういなくって………何処かに飛ばされた可能性があるの!!」
「えぇーーー!!!」
優斗だけが!?あいつ今頃物珍しそうに町の中探検してるんじゃないのか…?
「だから、莉奈を起こして探しに行こうと……」
「え!そうだったの……!?じゃあ早速行こうよ!!」
「あ、あぁ……」
「でも此処には何故黒色や暗い色の人達はいないの?」
「………暗い色はこのルナマリア王国とは別の場所、カトレア王国に多いんだ。
暗い色は暗黒、死を感じさせる色、黒魔法を操る等の能力があるため明るい色が多いルナマリア王国にはいないんだ」
え?じ、じゃあ……
「マカの髪は……?」
マカの髪は前にも言った通り、紫色だ
紫は暗い色に入るのではないか?
「今、莉奈には紫色に見えるかもしれないが、この街中を歩いている人は青に見える。
私が魔法をかけているんだ」
マカはそこまで話すと一呼吸置いた
「……私の家は元々カトレア王国にあった。家族も皆紫色だから私も紫色なんだ。
小さい頃、黒魔法を教えられた。そして、何回も親の命令で人を呪い殺した事がある。
でも、人を呪い殺したり、黒魔法を使ったりするのは私には合わないと感じ始めたんだ。
だから160歳の時家�oをして、黒魔法じゃない魔法を勉強しに行ったんだ。この王国に。
もう黒魔法なんてほとんど�oえてないし、あのカトレア王国にも戻る事はないと思う。
だから、私の事は信用していいよ。根っから悪い心なんて無いしね」
………マカにそんな過去があったなんて……
「……マカって偉いね。私だったら自分に合わないとは思わないと思う」
マカは驚いた顔をした
「偉い?私は偉くはないよ。黒魔法は自分に合わないって思って此処に来ただけ」
「昔、マカがそう感じて此処に来たからこそ、今のマカがあるんだね」
マカは笑って
「うん、そうかもしれないね。…なんか話が深くなった。早く優斗を探そ」
と言った
私も笑って
「うん、そうだね。ホントに優斗何処だろう」
「今頃、何処かうろついてるんじゃない?」
マカはクスッと笑った
〜プロローグ〜
前まで好きじゃなかったのに。
あんなに恋が目�oめるなんて…
この時は思ってなかったの。
秋になる頃までにも月日が�oち、やっと二回目の席替えがやってきた。
「はいっではお待ちかねの席替えを!!!」
先生遅すぎぃー1組とかもう5回目だしー!おっそ!!などの声が�oてきた。
次は先生が決めていて、みんなテンションがだだ下がり。
次の席は気になっていた人と隣になって嬉しかった。
「葉山!よろしく!!」
�o来るだけ気になる人と喋りたいという一心で精一杯声をかけた。
そうすると葉山は
「よろしくな」
嬉しかった。一言だけだったのに。とてもとても。
気になっている人は
葉山 亮太(はやま りょうた)だ。仲良し班という、低学年と遊ぶグループで一緒になり、
そこから気になり始めた。面白くて、頭は良くないけど、優しい。
もうすぐきっと好きになるんだな…と自�oはしてたけど初恋だし、大事にしなくては…!
…私の好きな本の、主人公がとってもよくあなたに似ているんです。
2: おかゆ&◆cM:2015/12/13(日) 21:02 ID:OEA 1.〈時は流れ、本のページはめくられる〉
桜が散り、薄い桃色の花に包まれる。そして桃色の花の甘い香り。瞳を閉じてすーっとその香りを吸い込む。とても気持ちがいいものだ。春は気持ちがよくってふわふわなるから気をつけて学校に行きなさいよ。いってらっしゃい…花。母の声がふと頭をよぎった。あぁ、なんて懐かしいんだろう。春という季節はこんなにも懐かしく、落ち着く気分にさせてくれるものだったのか。今なら母との記憶が落ち着いたまま思い�oせる。ブランコからはしゃいで落ちた事、母の作る母特製ドーナツの味、そして母から香るコーヒーの渋みのある香り。…母は5年前に亡くなったのだ。私はまだ3年生だった。『死』という恐怖を知らなかった私は何が起きたのかわからなかった。身内の誰かが死んでしまう、いきなり目の前から消えてしまうのは3年生の私には大きく影響を与えた。人と関わる事が怖くなった、というのが正しい述べ方なのだろうか。もうあんな思いをしたくないと心から思た結果が人との関わり、つながりを持たない事。そしてもしも親しい人ができる日が来た時のために自分の表情を消した。その分の消えた表情は本にぶつけた。本の主人公などと自分を重ね合わせる事で表情を心の中で作るようにした。本を読んでいる間は表情を作る事をしようとしなかったから。
…私は死んだ。正確には人間として、だ。この世に自分から表情を消そうとする者はそう多くいるはずない。それと同時に私からは友達が消えた。本当は寂しかったはずなんだ。ずっと自分に「花、寂しくないの?悲しくないの?」と問いかけ続けている私が今でもいる。5年が過ぎた今でも。「うん。寂しくて悲しくて、たまらないよ。でも私はあんな思いを二度としたくないから。」それが私が選んだ答えだから。だから寂しくも悲しくもないんだよ。母がいなくなったのは「がん」にかかったからだ。そして母が亡くなる時に一瞬時が止まったような気がした。そして私と母の物語は止まったんだ。それでも母がいなくなった私の物語は今日も進んでいくんだ。
…今日も、つまらない1日が始まる。もう今日なんか来なければいいのに!叫んでも嘆いても今日は私のもとへやって来る、何があっても。
2.〈今日という最悪の日を〉
「お前はなんでいつもいつも無表情なんだ!俺が何か言わなけりゃ動かねェし何なんだよ!なんでカヲリは死んじまったんだよ…。」
「…?」
何故そんなに怒るの?…お父さん。痛いよその私に叩きつけてくる手を止めて。止めて、痛いよ、部屋の中で響く肌と肌が激しくぶつけられる音。パチン、�oチンと音が響くたびに肌がほんのりと赤みを増していく。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。口をぱくぱくと動かす。声が�oない。なんで声が�oない…?…あ、そうか。今、喉を潰されたのか、あの強く握りしめられた拳で。お父さん、大好きだよ。アイシテイルヨ。だから叩かないで、殴らないで、蹴らないで。私にそんな顔をしないで。
「…泣きもしないし、こんなに殴ったら泣くのが子供じゃねぇのかよ!…クソガキがっ!」
ごめんなさい、心の中で言う。今の私に言葉をお父さんに伝えるすべはなかった。父は母が亡くなってから私に対して厳しくなった。表情と心を必死に消そうとする私を止める事はしないくせに、自分の気分にそぐわない事があればすぐに私のせい。
「花、お前なんかが生まれていなければ良かっただけの話なんだよ。お前がいなければカヲリが死ぬ事は無かった!」
母はがんで死んだのに私のせい。父は私を恨んだ。そして私は私を恨んだ。父が嫌いなわけでもないし暴力を振るうのはいけない事だけれども私の心に傷を負わせる事はなかった。
「花、お前家から�oるなよ。クソガキなんだからそれくらいしろよ。お前なんか死ねばいいのに。」
玄関の扉が雑に閉められる。父はパチンコに行くのだろう。そのせいで私が嘘をついてアル�oイトをしなければならない。学校には行かせてもらえない。人との無駄な時間を減らすために。私の心にはもう誰も入ってこれない。
今日という最悪の日を最高に変える魔法があるなら知りたい。
初めまして、東野宮楓と申します。
《time to be with you》というサイトと連携して、小説を載せて行こうと思っています。
あなたと一緒に在る時間・・・。
あなたにとって、誰と一緒にいる時間が大切ですか?
恋人・友人・家族など、色々ですよね。
誰か1人に決める事なんて�o来ないと思います。
でも、その特別な誰かと一緒に過ごす時間はあなたにとって幸せですよね?
★東野宮 楓 高3 17歳★
依与吏と連志とは小さい頃からの幼馴染み。
親は夫婦共々小さい頃に他界しており、妹と二人暮らし。
妹とは仲が良く、親が残したケーキ店を2人で営んでいる。
☆友川 依与吏 高3 18歳☆
楓と連志とは小さい頃からの幼馴染み。
親は健在しており、友川グループの御曹司。
兄弟は居ない。父親からは楓達との関係は切ってグループを継げと迫っている。
・桐谷 連志 大1 19歳
依与吏と楓の幼馴染み。実は楓に思いを寄せている。
楓の良き理解者で、よく店を手伝いに行っている。連志は楓にとって兄みたいな存在。将来は保育士に成るのが夢。
・東野宮 陽子 高1 16歳
楓の妹。
優しくて綺麗で、でも誰よりも�o思い。
・鬼龍院 聖雅 高1 16歳
陽子の彼氏。
陽子のことが大好き。
「ねぇ、楓ちゃん。大きくなったら僕と結婚してくれる?」
「良いよ!約束ね、依与ちゃん」
「うん、約束」
小さい頃の約束である《大きくなったら結婚しよう》。
今となっては、その約束事態依与吏にとっては小さい頃の約束、としか思っていないだろう。
私は本当に大きくなったら依与吏と結婚�o来るんだって思ってた。
小さい頃のことって印象に残る事ばっかりで忘れようって思っても忘れられない。しかも約束だって言うのならそれこそだ。いくら努力しても忘れられないものは忘れなれない。
「はぁー」
大きなため息をついた。自分の不甲斐なさに嫌気が差したのだ。確かに今思えば冗談だって分かるけど、小学校になる前の私には冗談か本気かなんて分からない。
「わかんないよ・・・」
「何が?」
私。園川莉夏。高校一年生。お�oちゃんは園川姫亜。超カリスマモデルで、中高校生に人気ナン�oーワンのpurinne six のモデル。
今までは、お�oちゃんと比べられてばかりで認められたことはなかったけど、いっそのことキラキラの高校生になってみようではありませんか!!!!
なんて朝から思っていたけど。今や緊張してしゃがみこんでしまっている、この私。やっぱり私なんかがお�oちゃんににてるなん似てるなんて思ってももらえない。
chamomile(カモミール)
……例え君が敵である事が運命でも…
chamomile
ここはカモミールの白い花が咲く、小さな国。カモミール国と呼ばれる事が多いけれど、正式にはフランベールという国だ。そしてフランベール国、王子が俺、シエラ・シャナ。婆やたちにはシャナ坊ちゃんと呼ばれている。もう13歳なのだから坊ちゃんじゃない方が良いのだが。何てつくづく思う。そして隣の国、カスオダークのお姫様が同じ年のマナカ・シャルル姫。俺の国とは逆と言ってもいいほど暗い国。カスオダークの城の前にはよほど入れたくない招かれざる客が居るらしく、漆黒の鎧をまとった騎士が凄いくらいの威圧感で立っている。そしてその城の最上階の牢獄にいるのがシャルル。黒い城には不似合いな真っ白な服に純白の身を包み、さらりとした黒い髪を背中まで伸ばしている。金色にキラリと光る瞳は今までに色々な男を魅了してきたのだろう。そして牢獄に閉じ込められている理由、お姫様が何で牢獄なんかにって俺も思ったけれど、シャルルには不思議な力があった。彼女が歩く周りには所構わずカモミールが咲く、彼女の強い願いに応じて咲く事と咲かない事もあるが、フランベールとカスオダークは500年も前から敵対関係なのだ。敵国の象徴である花を所構わず咲かせてしまう彼女は忌み嫌われていた。あの牢獄は何時でも白い花が咲き、甘い香りが漂う。俺はできるだけ彼女の悪口を城で婆やたちに言う様になった。敵対関係の国の姫と王子が会っているなんてそんな事、�oレてしまうのは大変だから。シャルル姫をいつか、あの辛い牢獄から�oしてあげるために俺はシャルルにできる事は尽くした。そして俺たちがコソコソ会う様になってから2年が過ぎようとしていた、その時の事だ。
chamomile
「シャルル、今日もカモミールの花、持ってきたよ。」
コソッと耳打ちをするかのような声で俺がシャルルのいる牢獄の光の入る場所から声をかける。すると、
「やめてっ!お願いっ!…ギ、ギァ」
そんなシャルルの声と思われる叫び声が聞こえてきた。そして硬い金属音がガシャガシャと牢獄全体に響いてこだまする。
「…⁉︎シャルル?」
予想外の言葉と声に反応が遅れるも、こっそり牢獄の仲を覗く。目の前には茜色に染まっているカモミールの花があった。
「…え?カモ、ミールが赤?」
状況が全く把握できなかった。茜色に染まるカモミールの向こうには見慣れているはずの君が見慣れない姿になっていたから。真っ黒な衣装に真っ赤な瞳、そしていつも以上に鋭さを増す八重歯。彼女が幼い頃から頑張って抑えてきたその力を、強豪そうな兵士4人とシャルルの父であるカスオダーク国王が嫌だ、やめて、と叫びジタ�oタ暴れて足を�oタ�oタさせるシャルルの周りには白いカモミールが時と場合も考えもしないで咲く。そんなシャルルを5人がかりで抑えつけてシャルルと同じ様に黒い服を見にまとう僧侶が何かブツブツと何かを唱えている。おそらくシャルルの力を無理矢理引き�oそうとしているのだろう。
「…ギ、ガッ‼︎はぁ、はぁ、お父…様っ!嫌だッ!私をあんな…ギッ‼︎あんな姿に…戻さないで…ギァ!」
必死に抵抗をするシャルル。シャルルはどんどん普段の姿とかけ離れた姿へ変わって行く。
「…お、お前ら何やってんだよッ‼︎‼︎」
シャルルのカモミールと同じ様に時と場合を考えもしないで俺が大声で叫ぶ。弱い俺がここまで声を�oす事なんてないぞ、と自分で自惚れしてしまうほど大きな声だった。
「…お前は、フランベールの…シャナ⁉︎なぜここに、」
一番に反応したのは国王だった。可愛い娘の足を汚らしい手で握る。その手を俺は横目に見つつ、国王を睨んだ。
「…やめろよ。�oカみてェだぜ、おっさん。いくら娘だからってな、」
俺は牢獄の鉄の檻をへし折って壊す。そして牢獄の中に入る。
「シャナっ!ダメ!早く、早くどこかに行ってぇッ‼︎」
そう叫ぶシャルルは俺の知るシャルルでは無い気がした。そんなシャルルを俺は抱きかかえて
「じゃーな、おっさん。当分娘さん返せないかもしんねぇから。そこの辺、よろしく頼むぜー。」
と棒読みで言い、高い高い牢獄から飛び降りた。心で誓った。シャルル、君を守り抜くから。
ストーリー
時は江戸時代幕末に生まれた武士の娘として生まれた5人の少女達の物語
�o場人物
「吉成家」
吉成あや
吉成冲昌と商人の娘,りんの長女
「�o場人物」
長女,吉成あや
吉成冲尚と前妻であり大名の養女,倫姫
母親ゆずりの美貌を受け継ぎ芸者として道を進む。母親から教わった娘修行,舞踊を習う
下級武士,佐藤智成と�o会う。
智成の母親は猛反発されるが二人は駆け落ち
し山奥の家をかり農民として暮らす。
1男2女をもうけるが智成の母親の親族に見つかり牢屋に入れられ食事も与えられずに
24歳という若さで餓死で命を落とす。
三人の子供は次女,れんが育てる上げる。
次女,吉成れん
吉成冲尚と倫姫の二人目
男勝りで負けることが嫌いで�o思い
無実で命を落とした�o,あやを奪った智成の家族を憎む。
あやの子供達を母親がわりとして育てる。
着物屋を営む鳥羽屋の三男,如月龍亮を婿養子として受け入れ結婚。
自らは2男3女をもうけるが男児は二人共早世してしまう。
明治時代にはアメリカで短期留学をはげみ
英語通訳者として力を入れる。
三女,吉成たま
吉成冲尚と倫姫の三人目
倫姫がたまを�o産した後に亡くなったため記録がない。
�o達を母親のような目線でみる。
薬屋の息子,山本春秋と許嫁結婚
2男2女を�o産後に夫は他界
自ら両親を亡くした子,捨て子のための家を開く。
四女,吉成ちえ
吉成冲尚と後妻,ちよの娘
身体が弱く生まれつき右足が悪い
いつも杖をついて生活をしている。
15歳にして�o家を自ら選択をする。
�o,たまと一緒に協力をする。
五女,吉成りく
吉成冲尚と後妻,ちよの娘
母親を同じくする�o,ちえがいる。
26歳で二階堂正紀と結婚する。
3人の娘を授かる
五人�o妹の中では長生きである。