【バトルメイン】『Towards dawn』

葉っぱ天国 > オリキャラなりきり > スレ一覧 101-キーワード▼下へ
1:◆3.:2022/09/05(月) 06:57

【プロローグ】

『吸血鬼』

それは古くは古代エジプトにまでその起源を遡ることが出来る、古来より闇の支配者として君臨して来た悪の化身。

彼らは闇の中でしか生きることが出来ないものの、その力は絶大であり、例え吸血鬼になりたての幼子であっても武装した軍人を圧倒できるほどのパワーを持ち、闇夜に紛れて世界を影から支配してきた

だが、彼らの数だけ悲劇の数もある
生きるため、力を増すため、悦楽のため
或いは上位の吸血鬼達への恐怖故か…

様々な理由で数多の人間の血肉が必要となる

そうして幾星霜の時が流れたその中
人々の中から、愛すべき者達の仇のため
守りたい者のため、はたまた自らの強さを示すため、
様々な理由を胸に吸血鬼に対抗するために立ち上がった人々がいる……

果たして吸血鬼と人間
最後に地平に立つのは誰か……



【世界観】

物語の舞台は現代
吸血鬼と呼ばれる存在が世界の闇に潜む世界
吸血鬼達の軍勢こと『Nosferatu』と
吸血鬼を狩る武器を持つ人間達『Dhampir』

このいずれかの陣営に付いて、相手の組織を壊滅させた方の勝利となっています

詳細については「>>2」を参照して下さい


【ルール】
1.荒らしは相手にせずに通報
2.キャラリセは一週間(過ぎた場合は死亡判定)
3.エロはやり過ぎない範囲で
4.世界観を崩すようなキャラ禁止
5.異能には明確な弱点と限界を記載
6.世界観の中核になる王族等は要相談
7.本編内での顔文字の使用は禁止
8.ロルは三行以上お願いします
9.確定ロルは進行上必要な場合を除いて禁止

その他、提案や相談、キャラシート等は
https://ha10.net/test/write.cgi/yy/1662328617/l2
からお願いします

2:◆3.:2022/09/05(月) 07:17

【陣営紹介1】

《Nosferatu》

抵抗する人間達の勢力である「Dhampir」を殲滅して組織を崩壊させて明けることの無い夜をもたらす事を目的とする存在。

公爵から騎士階級、或いは爵位無しまで厳格な階級制度が存在しており、爵位がある者、爵位が上の者の命令に逆らうことは出来ず、逆らった場合、殆どが「血の支配」によって肉体を崩壊させられて絶命するか、助かったとしても醜い異形「グール」と呼ばれる形態となり、その力が数倍に上がる代わりに意思や理性を失った単なる傀儡にされてしまう

公爵は所謂ボスNPCであり、最初に吸血鬼にされた七体しか存在せず、現存する吸血鬼は全て、この七公爵『夜王』のいずれかが吸血鬼化する際に関与しているため、彼らを討伐する事が出来た場合、彼らとの血の繋がりの濃い吸血鬼もまとめて消滅させることが出来るため人類が勝利するためには必ず倒さなければならない宿敵

吸血鬼となる事で人の限界を超えた力を得ることが出来、特に与えられた血に適合できた者は異能を開花する事が出来、永遠に老いることも病にかかる事も無く、悠久の時を生きることが出来るのだが、夜王達の実質的な奴隷となってしまい、上位の吸血鬼からの命令に逆らえなくなってしまうと言う代償がある

吸血鬼達の弱点は大きく分けて三つある
「日光」(公爵レベルでさえこれに耐えることは出来ない)
「銀武器」(首を跳ねるか、心臓を貫けば公爵さえも倒せる)
「聖水」(吸血鬼による毒や呪いを解除できる他、かけるだけで爵位無しから騎士階級であれば倒される)

爵位はその強さから
公爵>侯爵>伯爵>子爵>男爵>騎士>爵位無し
例外として屍鬼(グール)となった者は、元の爵位以上の強さを発揮できる

また、真偽の程は定かではないものの、公爵の更に上の存在
『始祖(王階級)』もいるのでは無いかとも言われている



【キャラシート作成例】

「(キャラの言いそうな台詞)」

名前/(特に制限無し)
通り名/(あれば)
性別/(特に制限無し)
年齢/(上限は千歳)
陣営/
爵位/

容姿/(身長や、服装など、画像で詳細の省略可)
性格/(キャラのイメージが出来るぐらい)

異能/(制限と限界、使用時のデメリットも)
備考/(一人称や二人称、他の吸血鬼や人間への見方、吸血鬼になった経緯や過去等)

3:◆3.:2022/09/05(月) 07:36

【陣営紹介2】

《Dhampir》

吸血鬼の軍勢である「Nosferatu」を殲滅し、有史以来続いて来た吸血鬼による支配や惨劇の連鎖を止めることを目的として作られた組織

一人一人が吸血鬼を狩るために過酷な訓練を重ねて来た猛者ばかりであり、組織の構成員や協力者も世界中にいて、世界規模で活動拠点を持ち、世界各地で吸血鬼の脅威に対抗する勇士達

吸血鬼のような行動制限や、明確な弱点も無いものの、手足を失えば戻ることはなく、老いも病にかかる事もあり、殉死率も極めて高い

アルファベット順で
A級に近付くにつれて強く、入隊したばかりの新兵はZ級
A級の中でも伯爵クラスの吸血鬼を倒した者は超A級と言う特殊な地位に立つことが出来るものの、何百万といる吸血鬼狩りの中でもこの地位になれた者は数人しかいない

吸血鬼狩りは銀製の武器を使いこなす事が出来る他、爵位無しの吸血鬼の牙や爪を防ぐことが出来る強度の防具を身に付けることが出来る

世界中の人々の吸血鬼に対抗したいと言う意思から生まれた組織であるため、明確な指導者やリーダーは存在せず、超A級からA級、B級の吸血鬼狩りがそれぞれの国や土地の吸血鬼狩りを束ねている。(三百年ほど前に組織をまとめるリーダーがいたものの、その人物は夜王の一体による襲撃を受けた事で本拠地にいた吸血鬼狩りもろとも虐殺されてしまった)

また、それぞれの組織間の繋がりが強く、共同で任務をこなしたり、支援のために駆け付ける事も多く、助け合いの精神も強い



【キャラシート作成例】

「(キャラの言いそうな台詞)」

名前/(特に制限無し)
通り名/(あれば)
性別/(男女のどちらか)
年齢/(人間の範疇で)
陣営/
階級/(超A級からZ級まで)

容姿/(身長や、服装など、画像で詳細の省略可)
性格/(キャラのイメージが出来るぐらい)

武器/(武器の性質や特徴等)
備考/(一人称や二人称、他の吸血鬼狩りや吸血鬼への見方、吸血鬼狩りになった経緯や過去等)

4:参加希望◆gI:2022/09/06(火) 21:15

【プロフィール】

「普通の人間ほど狂いやすい」「どんな異常者だって人間は人間だよ、君が今話している相手もね・・・・・」

名前/九代叶芽 (くしろ かなめ)
通り名/悪夢
性別/女
年齢/15
陣営/Dhampir
階級/B級

容姿/部分的に黒い腰までの長さの白髪で、瞳の色は青、顔の左半分は目の部分を除いて包帯を巻いている、黒い半袖姿で下はジーパンとラフな格好だが、これは動きやすさを考えた末のスタイルであり、時々時と場合によって変える
性格/相手が吸血鬼ならばたとえ女子供であろうと容赦はせずに息の根を止めるまで叩き潰す、口出しする場合は仲間であうろとタダでは済まさない乱暴な性格の持ち主だが、普段は組織の方針上フレンドリーな喋り方で乱暴さを感じさせない一方で、普通に喋っているだけでもまるで死神と対峙しているかのような不気味さを相手に与える

武器/VK-13・対吸血鬼用拳銃、水銀弾が入っている、無論こんな物は人間が食らっても普通に〇ぬ
備考/幼少期、家族全てを目の前で吸血鬼に惨殺され、そして《自主規制》された挙げ句顔の左半分は目をくり抜かれ酸をかけられた、幼くして修羅というものに目覚めた人間と言った方が早いだろうか、基本助け合いの精神が強い組織内にて秘めたる凶暴性が災いして恐れられている、一部の人間からは吸血鬼の次に討伐するべき存在として忌み嫌われている一方で、確かな腕を賞賛する者もいる

5:鈴縁(Kamelie) (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2022/09/07(水) 00:27

【仮プロフィール】
 「……僕のこと…殺したいの?…いいよ、いつでもどうぞ。………あぁ、でも…最後くらい…誰かに望まれて、生きたかった…なぁ…」

名前/シャルル・シュメッダーリング
性別/男
年齢/450歳
陣営/Nosferatu(人間よりの思考)
爵位/爵位無し(本当は子爵と男爵の中間くらい)
異能/血液を操る+彼の血じたいが猛毒にも薬にもなる。

6:夜の始まり◆3.:2022/09/08(木) 14:02

【フランス/パリ市内のバー】


時刻は午後10時、花の都パリの一角にあるバーの店内

バーテンダーがカウンターの前でグラスを拭き上げており、テーブルを囲んだ三人の男達がそれぞれ何かしらのカードゲームをしているものの、店内に流れる穏やかなジャズ以外は殆ど何の音もしない

本来ならまだまだ人通りのある時間帯なのだが、フランス内で『騎士レベル』の吸血鬼が現れたと言う噂もあってか、パリの人々も客足も少なくなっているか、通りからも時折通る車の音以外は静寂のみが続いている

7:脈動する巨悪◆3.:2022/09/08(木) 23:00

>>吸血鬼ALL

【???/夜王の御前】


《コオォォォォォォォォォォ…》

果てしなく広がる巨大な空間でありながら、コンクリートで出来た窓一つ無い、青白い蛍光灯の光が点在し、広間の半分以上に及ぶ漆黒の大穴があり、空間

覗こうとすれば魂さえ引きずり込まれてしまいそうな感覚に襲われる大穴、その底に吸血鬼達の主であり、有史以来生命のある全てのモノを脅かして来た生ける災い、七体いる公爵が一人であり『奈落の夜王』と呼ばれる存在が蠢いている

大穴の底は深闇しか見えないものの、幼子ですら明確に感じられる、本能的に身震いしたくなるような悪意と全身の細胞一つ一つを突き刺すような殺意がある事からそこに『見てはならないモノ』が鎮座している事がわかる

そんな夜王の御前にて、吸血鬼達の体に流れる公爵の血を介して一部の吸血鬼達へ召集命令が下されている……

8:フィーニス◆tE:2022/09/11(日) 08:09

>>7


__カツ、


 仄暗く温度を感じさせない、閉鎖的なその空間。無数の蝙蝠と共に、突如姿を現した彼女はパンプスの音を響かせる。青白い光に照らされ、ただでさえ白い肌はより不健康そうに、そして幾分か機嫌が悪そうに見えた。召集命令により、心安らぐ場所での憩いのひと時に水を差されたのだから仕方ない。ただ、先の召集命令を受け嫌悪感を覚えながらも、この足は忠実に、そして迅速にこの地へ向かっていた。

「…………」

 徐々に集まる他の吸血鬼の気配を感じながら、やや離れた位置でその大穴をただ静かに見つめる。他の吸血鬼と交流しようなんて気は無いし、夜王の御前、下手に言葉を漏らせば機嫌を損ねて命を取られる可能性もある。まあ黙っていたとしても、この場に対して自分が嫌悪感を抱いていることは、既に伝わっているだろうが。
おぞましい空気が身を包んでもなお、その涼し気な面持ちは崩されず凛としている。目前の大穴、その底に鎮座する『奈落の夜王』の次の指示を待ち。
 

9:鈴縁(Kamelie) (ノ ゜Д゜)ノdice4:2022/09/15(木) 07:06

 時を同じくしてフランス、パリ市内。吸血鬼が出たという噂で人通りの減った道を彼はふらふらと目的も無く歩いていた。
 猫背気味な体に仕立ては良いがくたびれた紺のスーツを着ている。スカウトマンがいればほおっておかないような美形なのに、サファイアのような瞳は硝子細工のようでどこか虚ろだ。しかも、目の下に飼い慣らした濃い隈に吸血鬼から見ても病的なまでに白い肌は月明かりに当てられていっそう死人のような輝きを増している。
  彼の名はシャルル・ジェイド・シュメッダーリング。伯爵級の吸血鬼だ。
 彼こそがこの噂の渦中の人物である。階級が会わないのはいつも通り、騎士階級のふりをしたからだろう。

10:脈動する巨悪◆3.:2022/09/15(木) 09:03

>>8


奈落の夜王
『フシュー……フシュー……』


底無しの暗闇の深淵に蠢く夜闇の支配者……
奈落の夜王は言葉を発する事はない。

夜王の感情は光在る地上に存在するあまねく総ての生物種に対する激しい嫌悪と苛立ちに満ちており、奈落の夜王はこの暗闇の底にて、何千年間もひたすらに地上の総てを憎み続けて来ていた……

言葉が無くとも、フィーニスの体を流れる吸血鬼の血が一つの命令を下す。それは
『先にフランスに入ったシャルルや、集結させた吸血鬼達と共にパリに集まる吸血鬼狩りを根絶やしにしろ』
と言うものであり、その意思には激しい嫌悪が込められている……

11:鈴縁(Kamelie) (ノ>_<)ノ ≡dice5:2022/09/15(木) 10:05

 「……根絶やし、ねぇ…また厄介な命令だなぁ……」
 そんなぼやきと共に有害物質をたっぷり含んだ煙を吐き出す。…最近は病気にならないことをいいことに、煙草ばかり吸っている。しかも、一番のお気に入りはタールが28rも入ったショートピース。上品な甘さと特徴的なヴァニラのような香りが常に彼の周りを渦巻いている。
 「仕方ないなぁ…ここで一番近くの情報屋はぁ……Mountain laurel(カルミア)…か、吸血鬼狩りが集まらないうちにいくかぁ……」
 そう言ってまた有害物質の塊を吐き出す。煙がほどけて、宵闇に溶ける頃には彼の姿はどこにもなかった。

 【吸血鬼向けの情報を売るNPCの役をしてくれませんか?場所は最初に出てきたバーなんてどうでしょうか】

12:白雪加奈:2022/09/15(木) 14:28

私は、座口喜明座口博子座口奈央と言うオリジナルキャラターが、本当に大嫌いです。

13:フィーニス◆tE:2022/09/15(木) 21:55

>>10 、 >> - パリ市内にいるみなさま


「全ては貴方様の御心のままに」

 身体に流れ込む主の命令に、吐き気を覚えながらも愛嬌のある微笑みを口元に湛える。私の全ては貴方様のものでしてよ。華やかな暮らしをしていた頃の記憶を引っ張り出しては、小鳥が囀るように声を発して。膝を曲げ小さくカーテシーをすれば、無数の蝙蝠と共に姿を消した。

 そうして次に現れたのは__花の都、パリ
煌びやかな夜の街は、ただ街頭の光に彩られただけで夜に怯えるように静まり返っていた。

「__はぁ、血生臭くてかなわん」

 パンプスの音を響かせ通りを歩く。これから起こることを想像するなり、後ろ髪を掻き上げ乍ら言葉を吐き捨てて。
   根絶やし、か。この愛とセンス溢れる都が、血に染まることになるかもしれないなんてね。さて、吸血鬼狩りが居そうな場所は……ああ、困ったな。私はあまり情報を持っていないんだった。
 今まで向かってきた敵を返り討ちにするか、直感を頼りに吸血鬼狩りを見分けて襲っていたからか情報は何も無く。まあ気侭に行けば良いだろうと、ふらりと歩いたその近くにはひとつのバーがあり。


 

14:鈴縁(Kamelie) ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2022/09/15(木) 22:36

 フィーニスがパリを訪れる少し前
 宵闇に溶けるようにして歩いていた彼を暖かみのある暖色の光が照らし出す。古い煉瓦作りの路地に張り付くようにあるバーの看板にはMountain laurel(カルミア)と掲げられていた。
 「ついたが、…情報よりも酒が飲みたいなぁ…まあいい。酒代も情報料の内だし……」
 ぶつぶつと誰に言うでもない言い訳をしながらおもむろに、大きくて古びたアンティークな扉を開く
 ギッ…ギッギイイィィィイイィ゛……!
 腹を空かせた獣のような唸り声を響かせながらゆっくりと開く。
 店にはこの店の店主以外誰もいなかった。
 店内は店主の趣味である本が壁を覆い、席はテーブル席が2席と一段高くなった場所に5人掛けのカウンター席と、こじんまりとした店内には趣味の良いジャズが静かに流れている。
 店じたいが二〜三世紀取り残されたように、全てアンティークで統一されていた。
 「あぁ〜…そうだなぁ…マスター、マンハッタンをちょうだい」
 少し悩む素振りを見せておきながらアルコール度数の高く甘いカクテルをたのむ。…しかし、これから起きるであろう惨劇に鮮血を纏ったカクテルの女王は良く映えるだろう……

15:天女目める◆tE:2022/09/17(土) 16:51

>>6


 華やかな夜の街を、紺に身を包んだ彼女は闊歩する。どこか鼻歌でも聞こえてきそうな軽快な足取りで。なんて事ないワンシーン見えるが、その小さな体には不釣り合いな重々しい両手斧が背負われていた。
 騎士レベルの吸血鬼が出たという噂を聞きつけこの地に赴いたが、ここ数日見つけることはできず。今日も今日とて、吸血鬼狩りの間で共有されている情報を頼りにこうして夜の街を出歩いているのだった。
   花も恥じらう乙女が、お肌にわるぅい時間に起きて、こうしておめかしまでして来たんだから!今日こそ出会えるはず!
 そう期待を込め乍ら歩いた先、ひとつのバーを見つけると歩みを止めて。

「ここ、いそうじゃなぁい?」

 吸血鬼にせよ、それに関する情報にせよ、何かしら掴める気がして口角を上げる。扉に手をかけると、ゆっくりと開けて中に入った。


 

16:鈴縁(Kamelie) (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2022/09/17(土) 21:49

 ピクリ……
 (何だ…傀儡からの報告……?)
 血で作った蝶や血を操っている鴉や鼠の視覚をとうして情報を得る。
 (吸血鬼狩りの…女?…しかもA級かよ……!近いな、逃げるか)
 感覚の共有を打ちきり、手元のグラスを一気に呷る。…鮮血のような酒は喉を焼くような感覚と共に通り抜け、幼い少女の血を飲んだあとのような香りと甘さを残して消えた。
 「…悪いね、マスター。ちょっと面倒なことになった。」
 そう言ってカウンターの上に酒代と口止め料に色をつけて置く。そのまま我が物顔でカウンターの中に入り、カーペットを捲る。そこにあったのは、どこにでもある床下収納への入口だった。そこを上げればこれまたよくある少し埃っぽい地下空間が顔を出す。
 しかし、壁に寄り添うように置かれている人間では到底動かせそうにない棚を彼は軽々と動かす。そこにあったのは下水道への入口だった。

17:鈴縁(Kamelie) (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2022/09/17(土) 22:03

 (いつもはあまりやらないけど……相手はA級…用心するに越したことはない、な……)
 そんなことを考えながら手首を切り、出血させてから2つの扉に罠を仕掛ける。
 一つ目の扉にはだんだんと体が動かなくなる神経毒を。二つ目の扉には体中の筋力が一時的に弱り、昏倒する毒を丁寧に仕掛ける。
 (やりすぎかなぁ……まぁ…いっか。)
 下水道に入り、またさらに出血させるて霧状に拡散させる。吸血鬼の匂いの分散とその過程で血を吸った鼠や蝙蝠を操り、自分の血の匂いを纏わせて別々の方向に走らせる。自身は蝙蝠に化けて無数に広がる下水道の中を進む。
 (さて……とりあえず、できることはやった。……問題は相手がどこまでの実力者か……これは報告をしないとな)
 少し悩みながらも有益な情報を得られたことに彼はわずかにその口角を釣り上げた。

18:天女目める◆tE:2022/09/20(火) 13:55

>>16-17


 「あれ?」

 A級の勘だろうか。ここで何か掴めると確信したはずなのに、中に踏み入った途端気が抜けてしまって。可笑しいなと首を傾げたところでふと、店主しか見当たらないことに気付く。店の外…、窓越しに中を見た時は他に誰かいたはずだが…いない。不気味に艷めく赤、纏った白衣…、すれ違っていないし、幻覚ということもないだろう。現に、ほんのりと漂う甘い香りは鼻腔をくすぐる。席には座らず突っ立ったまま、考え込んでしまう。
   どこかから逃げた?もしそうだとすればかなり怪しいわけだけど…。そういえば、吸血鬼の味方する人がいるって聞いたなぁ。
 店主の声も無視して、自分なりの1つの答えに行きつけばニタリと笑みを浮かべる。カルミア、カルミア。花言葉のひとつは、裏切り者。

 「ごめんねマスター!このお店ぜーんぶ、めるが抜き打ちチェックしちゃうよ!」

 吸血鬼の味方は人間であろうと敵。脅されてたとしたら可哀想だけれど、関係がある以上優しくはできない。もしもの為に聖水を携えながら、機嫌良く踊るように手を出していく。お洒落な棚の裏、天井、そして最後に、カウンターの中のカーペットに手をかける。

19:偽りの二面性◆gI:2022/09/22(木) 12:49

【某所にて】

ユスタス「吸血鬼狩りの根絶やし・・・・・か・・・・・」

(立場上、己の天敵になりかねない存在であったとしても、なるべく戦闘は避けたい・・・・・

今まで何人の人間が愚かな吸血鬼の手によって命を奪われてきたか、その屈辱は言葉に表し難い・・・・・

多くの吸血鬼にデマを流して事を収める計画を練り始める・・・・・)

>>all様

20:天女目める◆tE:2022/09/22(木) 22:09



「みーっけ!」

 カーペットを捲った先、目星いものが見つかると無邪気に笑う。その入口を開ける前に、あらゆる可能性を考えては細心の注意を払い周辺と自身に聖水を振り撒いた。
   あーあ、誰かと合流した方が良かったかもなぁ。なーんか…この先の空気変じゃない?
 何も無い可能性も高いわけだが、この先に吸血鬼__それも相当な実力を持っている者がいることを不思議と確信し乍ら入口を開ける。躊躇せず中に足を踏み入れると、その先の本棚に気付いて。

「なんか今日、ちょーいい感じかも〜」

 義手で軽々と本棚を動かして見せれば、また別の扉がその姿を現す。堪らず口角が上がるが、僅かに体の力が抜ける感覚がして、ふらり。どうやら、自身に聖水を振りまいたとはいえ丁寧に仕掛けられた罠には少々足りなかったらしい。ただ、目眩がしただけではその義足は歩みを進めることを止めない。暫く進んだ先、一層血の匂いが濃くなるのを感じ取ると

「あーもう!面倒な事しないでよ〜!私1人しかいないのに!」

 下水道で大声で騒ぎ立てる。無数に広がるのは下水道だけではない。この充満した血の匂いに苛立ちを感じながら、己の勘のみで突っ走る。運が良いのか、まだ相当距離があるが、選んだ道の先にはこの血の匂いの主がいるようで。
 

21:鈴縁(Kamelie) ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2022/09/22(木) 22:44

>>20
 「……あっれぇ〜?おっかしいぞ〜?なんかこっち来てなぁ〜い!?」
 A級のためばれるかもなぁ〜と思っていたがまさかピンポイントで追ってくるとは思っておらず、しかも毒が効いている素振りは視覚を共有して見る限りないため内心少し焦る。
 しかし、その焦りも生命が危機にさらされる恐怖からではなく、単に自分の階級が騎士階級よりも上だとばれてしつこく追い回されるであろう未来を憂いての焦りだった。
 (相手はA級…しかも傀儡からの情報からしてなんか弄ってるっぽいんだよなぁ………めんどくせぇ…誰かに押しつけるか……それとも、わざと人通りの多い道に出て肉壁にする。……戸惑うような性格だといいなぁ)
 そんなことを考えつつ確実に自分を追ってきている気配から距離をとるためにスピードを上げ、精製した血液で作ったペストマスクとハンドガンを作る。
 (いくらなんでもA級だからって、Desert Eagle .50 AEはやりすぎだったかな……女の子だしなぁ…)
 頭の中でそんなことをつらつら考えながら確実にハンドガンの安全装置を外す

22:◆3.:2022/09/23(金) 16:37

>>19

《ジュルルルルル…》
《ズゾゾゾゾゾ…》

薄暗い路地裏では、二人の吸血鬼が夜道を歩く女を暗闇の中に引きずり込み、その体を押し倒しては首筋や腕に噛み付いてはその血を啜っている。

この二人の吸血鬼達はボロボロの服装をしている事や、体の何処にも爵位を現す紋様が刻まれていない事から爵位を与えられていないのだとわかる……

23:偽りの二面性◆gI:2022/09/24(土) 05:09

ユスタス「・・・・・失せろ、クズが・・・・・」

ゴシャッ・・・・・!!!!!

(その様子を見たユスタスは、爵位を与えられていない吸血鬼達の頭部を蹴り砕き、そのまま心臓を勢いで踏み潰すという、絶命後も更に攻撃を仕掛ける形で葬り去る・・・・・)

>>22

24:魑魅魍魎◆3.:2022/09/24(土) 10:56

>>23

吸血鬼(爵位無し)
「お前……!!夜王様の意向に逆らうつもりか……!?」

瞬く間に二人いた吸血鬼の一人がユスタスによって瞬殺され、塵になると、残った吸血鬼が慌てて飛び退くと、口許を犠牲者の血で濡らしながら牙を剥いて威嚇し、自分達の絶対的な支配者である奈落の夜王の意思に逆らうつもりなのかと問いかける。

吸血鬼同士が争い合って戦力が削れれば吸血鬼狩りへの対抗戦力が削れ、奈落の夜王が召集をかけた意味がなくなる。そうなれば同じ吸血鬼の中でユスタスは反逆者として認定されてしまうだろう。

25:偽りの二面性◆gI:2022/09/25(日) 07:56

ユスタス「何を言っている?逆らうも何も、俺は元々お前らの仲間でも何でもないが?それに、お前らのような雑魚が一匹や二匹減ったところで、吸血鬼狩りにやられたとしか見られないのがわからないのか?」

ズッ・・・・・

(顔を近づけ、自分は元々お前ら吸血鬼の仲間になった覚えはないと言葉を返す・・・・・

何の躊躇もなく相手の仲間をひとり葬ったその形相は、まさに吸血鬼よりも恐ろしい・・・・・

十中八九、相手のことも葬り去るつもりだろう・・・・・)

>>24

26:鈴縁(Kamelie)&◆rU (;`・ω・)つdice3:2022/09/25(日) 09:16

 「……へぇ〜面白いこと言うじゃん。君」
 薄暗い裏路地に中低温の男の声が響く。下位の吸血鬼には息をするのも躊躇うほどの濃密な血の臭いと、自分達よりも遥かに上の爵位持ちであろう気配が突如として現れる。

 【初絡み失礼します!シャルルは猫の血を操って傀儡にして声をかけている設定です!】

27:魑魅魍魎◆3.:2022/09/25(日) 10:25

>>25

吸血鬼(爵位無し)
「………ッッッ!!
この野郎……!!」

殺られる前に殺る。
このまま黙っていても相手は自分を潰すつもりなのだと言うことがわかる。それならばと、両手の爪と振るって先制攻撃を仕掛けることで少しでも優位に立とうとしてみる。

28:天女目める◆tE:2022/09/25(日) 13:06

>>21

 只管血の匂いと、微かに感じた気配を頼りに走っていく。背負った両手斧は、いつでも敵を向かい撃てるように片手に携えて。
   この感じ…爵位あり。しかも結構上じゃない?匂いの拡散、気配も音も、う〜っすらで本当に合ってるか不安になっちゃう。これは他の子にも連絡した方がいーなー。
 走りながら、端末で周辺にいるであろう吸血鬼狩りに情報を流していく。果たして自分が追いかけているのは吸血鬼なのか、囮なのかわからなくなってくる。でもきっと、吸血鬼に違いないと自身に言い聞かせ走り続けた。もし、このまま夜の街に出てしまったら。騎士レベルの吸血鬼が出たという噂で普段より少ないとはいえ、出歩いている人は確実にいる。

「とっとと捕まえなくっちゃね」

 鬼ごっこは大好きなの。純粋に遊びを楽しむ子供のように、瞳を爛々と輝かせ口元に笑みを浮かべると、その義足を利用し一気にペースを上げて。多少体に痛みは走るが、気にならないくらい今の状況を楽しんでおり。


続きを読む 全部 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新