このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『代行者だよー、はじめまして』
「知らん」
602:ペイルライダー◆.s:2019/03/27(水) 23:23 「教団にこう伝わってるんだ…『他者の愛に深入る者は馬に蹴られて地獄へ落ちろ。』
さっき言った博士の愛も、基本的な情報だけ…博士が本当にどういう愛を抱えたのかは誰も知らない」
(「それに、私は愛を経験してないからますます分からない」と続け)
?「んふふぅ、そうかそうか、ならば話早いね」
(ゆっくりと立ち上がり、ポーチからスマホを取り出す)
?「んー…あぁ、壱くんかい?おや、ちがう?弐くん?きみ機械って使えたっけ?…あぁうん、そうだよね、うん、壱くんに変わっておくれ」
(肩と耳の間で固定し、使いと話し始める、瞳を閉じながらもポーチをまたまさぐり、何かを探している)
?「うん、お迎えが欲しいな、できれば、それと、そっちにもう1人連れていくから、お爺様に伝えておいて…うんうん、説得は僕様ちゃんにまかせておくれよそれじゃあたのむね」
605:ペイルライダー◆.s:2019/03/27(水) 23:33「……?」
606:??◆RI:2019/03/27(水) 23:36 ?「うん、お姉さん、そういえばお名前聞いていなかったね、教えて貰えると嬉しいな」
(ポーチからメモ帳とペンを取り出してにこりとわらう)
「あ、私はペイル…ペイル……る…う……」
(「ペイルライダー」と、名乗ろうとするも…今の自分のどこが「ペイルライダー」なのだろうか?
騎士のプライドも剣も無くなり、死を統べる要素も無い…じゃあ、今の自分はどう呼ばれるべきなのか…)
「あ…えっと…」
?「んふ、ねぇ、お姉さん」
(しゃがみこんでペイルライダーと目を合わせる)
?「『お姉さんのお名前、きかせて?』」
(どんなお名前でも可愛いんだけどね、と可愛らしく、あどけなく、あざとく、楽しそうに、微笑ましそうにわらい、さいど、同じ台詞を言う)
「……あざとく無い方がお前、魅力あるぞ」
(即)
「……そうだな…ヴァイル、うんうん、ヴァイルでいい」
(意味合いなら私にぴったりだ、と考えつき)
「あれ、そうかい?珍しく可愛こぶって見たんだが、やはり僕様ちゃんにはむりがあったかな」
(まぁいいや、とわらいながら、ヴァイルに手を差し伸べる)
「これからよろしく、ヴァイルお姉さん、僕様ちゃんの名前は『宙』、宇宙の宙と書いて『そら』」
「この学園、ピエロ・ルーン・スピリチュアル達の先輩で、元生徒会の宙だよ!」
「ああ、よろ………………、………………💧」
(出された右手と同時に右手を出した)
「…(マズイ…これから世話になる大物に対して初のスキンシップがコレとは…)」
「……っは、失礼しました、宙さん」
(今度は余計なことを考えずしっかり握手)
(間違えた、元生徒会ではなく元生徒会『長』っす)
614:宙◆RI:2019/03/28(木) 00:07?「んふ、敬語でなくても構わないよ、仲良くなれたら僕様ちゃんのとっても嬉しいな」
615:ヴァイル◆.s:2019/03/28(木) 00:17 「……いえ このままだと貴方の腰巾着にでも堕ちかねません…安全を保障してくださる以上
私めは貴方様に少しでも報いる事が出来る物、貢献出来る物にならなければ…」
(変な所で律儀な部分は本物そっくり)
「う、うーん…困ったなぁ…僕様ちゃん敬語は何だかなれなくて…いや、壱くんも敬語…いや、あれ敬語なのかなぁ…」
壱『何を仰る、敬語ですとも』
「!おや、壱くん!」
弐『迎えに来た、主様ご機嫌ななめだからさっさと行くぞ』
「!弐くんもきてくれたのかい」
弐『おう……こいつか』
「うん、そうだぜ、ヴァイルお姉さんだよ、ほら、2人もご挨拶っ」
壱『これは初めましてお嬢さん、私、主様の使いをさせて頂いております、壱と申します』
弐『…弐だ、同じく主様の使いと……こいつらの世話係』
「だ!そうだ!」
「…私めは、宙様の下僕を務めさせて頂きます。『ヴァイル』とお呼び下さい」
(お辞儀)
「…見ての通り非力、戦いには参加出来ませんが 貴方方の利益の為に心血を注ぐ覚悟です」
割と、律儀
「下僕!?」
壱『うわーお、宙様とうとうそんな御趣味を』
「生み出してないよ!?」
弐『宙…あんまりそっちの方向には…』
「すすんでないよ!?ヴァっヴァイルお姉さんやっぱりやめようよっ!流石に僕様ちゃん困っちゃうよっ」
(再びワタワタと焦り始める)
「っ、て、あ、わ、わすれるところだったよ…」
(サラサラと紙にヴァイルの名前を書いてゆく、それをもう一度確認し、ポーチに入れる)
壱『おや、宙様、まだだめなんですか?』
「うん…相変わらずだよ」
「…宙様、言い逃れは出来ません」
(真顔で先程の契約書を壱達に見せる…宙様そのものと言っていい筆跡のサインとヴァイルのサイン
そして…無かった筈の主従関係に関するあれこれ、それも宙様に一方的な利益のある[ヴァイル〈 宙様]内容)
「!?こっ、こんなの僕様ちゃんがみたときなかっ」
壱『あーらら、これはまた立派な契約書ですねぇ』
弐『宙…やっぱお前…』
「ちがっ、ちがうんだよお二人っ僕っ、僕様ちゃんはこんなの聞いてないんだよっ」
(正直に言うと壱の方は色々と気がついているが滅多に見られない宙の慌て様にめっちゃ遊んでる)
壱『相変わらず馬鹿みたいに面白いですね此方の慌て様は…』(心の声)
「既に契約は整っております故、宙様との主従関係は両方が破棄しない限り解消は出来ません
…それに先程からの様子を見るに、宙様は壱様達との関係にトラブルを起こしかねないご様子
私がメイドのようなもの、兼目付け役として宙様に仕えればその問題も解消出来ます…さて」
(一呼吸置くと)
「文句は言わせませんよ?宙様」
壱『だ、そうですよ?すごい有能そうですね此方』
弐『…、…』
「や、やめておくれよ、ぼくっ、ぼくさまちゃんはそういうわけでOKをだしたわけではなくっ、安全地帯を提供する代わりに情報を貰うってことにOKしたまでで…っ」
「ええ、情報ならば幾らでも提供します…しかし、代わりの安全が大き過ぎます故
私自身が何らかの形で宙様に貢献出来なければ、釣り合いが取れないのですよ…
さて、カミ様への挨拶がまだなのでしょう?宙様…話はこれぐらいに致しましょう」
(契約書をそっと服の裏に隠す)
どうやら、何を言っても解消出来そうにない
うぅ〜、毘沙門ちゃん、どこ行っちゃったの〜
(半泣きになりながらそこら辺をさまよい、彼女が泣く度にあちらこちらで地面が割れるなどの『厄災』が起こる)
壱『そうwですよwいきっましょっw宙様ww』
弐『何笑ってんだお前』
「そっ、そうだよ!何笑っているんだい壱くん!」
壱『いえw個人的に死ぬほど面白くてwww』
弐『…とりあえず、いくぞ、宙』
「ゔぅう〜〜ッ…僕様ちゃんは、認めない…みとめないぞぉ…」
(半泣きでぐずりながら、弐の手をとる)
壱『っふふ、さぁ、ヴァイルお嬢さんもお手を、我らが主がお待ちです』
弐『ほんっと、切り替えはえーなお前』
「お手数おかけします…」
(丁寧に手を取る、少し前とはえらい違い)
「!!泣き声が聞こえる…僕様ちゃんちょっと突撃してくるから!!」
弐『!?おまっ、お前はどこぞのヒーローかこのアホ!!!』
(小福の泣き声が聞こえた瞬間泣くのをやめ、ありえないスピードで窓から飛び下り、小福の元へ走る)
壱『うっわ、相変わらず人類大好き人間ですね彼女は…』
弐『ったくあの馬鹿…』
弐『先に言っててもいいぞ、どうせ主様から叱られんのは宙だけだしな』
壱『だ、そうですがヴァイルお嬢さん、どういたしますか?』
うぅ〜、大黒も居ないし、黒器も使えないし…
(彼女が泣きながら歩を進める度に地面に穴が開く)
「…目付け役がこの程度で根を上げるものですか」
(宙様を追って、窓から飛び出してベランダから下へ下へ駆け下り
そのまま走って追いかける…人間並みとは言っても超人である模様、先程の情けなさは死んだ)
「っとあぶない…お嬢様お嬢様、一体どうして泣いているんだい?」
(大穴を避けながらも、小福のまえにたどりつき、声をかける)
壱『うっわ、これまた人間業じゃない…』
弐『…どうする?』
壱『うーんどうしましょうねぇ』
(置いていかれた使い2人は呑気にまどから2人を眺めていた)
「…………」
(見る間に宙様の元へ追い付き、背後から無言で少しの圧)
うぅ〜、紅葉ちゃんから毘沙門ちゃんの看病頼まれたんだけど逃げ出して見つからないし、大黒ともはぐれちゃったの…大黒が居ないから黒器も使えないし
(泣きながら状況を説明するたびに近くの窓ガラスが割れる)
「おーよしよし、それは困ったねぇ、とりあえず飴ちゃん食べないかい?落ち着いてお話をしよう、ねっ?」
(優しく笑いながら頭を撫でながら涙を白衣で拭う)
「ヴァイルお姉さん、少し待っていておくれ、なんなら先に行っておいてくれても構わない、危険なんだろう?」
(ポーチから飴をとりだしながらヴァイルにつげる、こちらも優しく、少し心配そうに笑いながら)
「……………」
(近くのプラスチック板を取り、落ちてくるガラス片を弾きつつ、監視)
うぅー、貰う…
(素直に手を伸ばし受け取る。次の瞬間外では雷が落ちる。彼女が何かアクションをとろうとする瞬間に『厄災』が起こっていく)
「貴方の従者であり、目付け役です…非常時の命令以外で貴方様より先に帰投する事はありません」
(静かに宙様に寄ると、ガラス片を払う)
「っ!……」
(一瞬目が眩むが、復帰)
「んはは、…そっかぁ…、うん、じゃあちょっとだけ待ってて」
(ヴァイルにそう告げられ、気付かぬうちにガラス片まみれになっていた体をはたかれることに一瞬だけ驚いた表情を見せるがすぐ、にへっと笑いをこぼしそう告げる)
「承知しました」
(下がる)
>>639
「うーん、僕様ちゃんは誰かさん見たく天才じゃあないからなんでもできるわけじゃないからなぁ…よぉし!」
(飴ちゃんを両手にたくさん持ち、小福に渡しながら、にこりとわらう)
「その、毘沙門ちゃん?というお嬢様を一緒に探そう!なにか思い当たる場所はあるかな?お嬢様」
うーんとね、道真公の所はまずないから……うーん、どっか広い場所?
(悩んだ結果なんともふわふわした返事が帰ってくる。仕方ない彼女は馬鹿で厄災しか起こせない『疫病神』なのだから)
「ふむ、そうかぁ、ではその広い場所を探してみよう、この辺だとどこがあるかな…ふむふむ」
(ふわふわとした返答を真面目に考える、自分がいた時と、ここは変わっていないといいのだが…)
(すみません〜そろそろ落ちますね、明日投稿日なので、また明日きま〜す)
648:宙◆RI:2019/03/28(木) 01:43(登校日でしたね、最後の最後で誤字りました、ではでは、おやすみなさい)
649:小福:2019/03/28(木) 01:43 わぁ、ありがとうね、私迷惑かけちゃって…
(一瞬ぱぁっと顔をあかるくさせた後またしょんぼりしながら)
(分かりました〜、お休みなさいです)
651:宙◆RI:2019/03/28(木) 01:45 「大丈夫だよ、ほら、可愛いお顔が台無しだ、女の子はもっと笑ってなきゃだ、ね?」
(小福の頬を両手で包み、ニコッと笑う)
(おやすみです〜)
「………」
(少し、ムスッとしながらも目付を続ける…)
>>651
うん、ありがと〜
(嬉しそうに笑った後久しぶりに誰かから優しくされた事が嬉しくて半泣きになりつつ)
「ふーむ、それじゃあどこにいるか探さないとね、壱くん、弐くん」
壱『はぁい』
弐『どうした』
「ちょっと追加で頼み事をしても構わないかな、人探しを手伝って欲しいんだ」
壱『ええ、仰せのままに』
弐『いいぞ、でも、見つけたらすぐに帰るからな』
「わかっているよ、ありがとう、それじゃあ頼むね」
『『解』』
「……[カチッ]私めも、行って参ります」
(宙様に寄り、何かした後に自分も電柱から屋根上に飛び乗って走り出した)
「、?うん、行ってらっしゃい、気をつけてね」
(なにかされたような気がしたけれど…まあいいか)
来い…黒器……やっぱり駄目だぁ、絶対また大黒に怒られる、うぅ〜
(自分の神器の器の名を呼ぶが手元には来ず、また涙目になり)
「うーん、その、大黒?という子は、毘沙門という子と一緒にいたりはしないのかい?」
659:ヴァイル◆.s:2019/03/28(木) 22:42 「…………(不味い)」
(途中で自販機に寄ったのだろうか、無糖オレンジという謎の飲料を片手に屋根から屋根へ、
しかし、それらしき人物は見つからない…)
「………それに」
何時から、でしょうか
(見えないが、何か居る…明確な「私」に対する意識を持っている
…夜の闇の中でも分かる程、真っ暗な霧が集まっている)
「……早めに、見つけた方が良いみたいですね」
(また屋根に移り、仕事に戻る)
『はぁ……どうしょうかな?』
(亀裂は自分の所まで現れていないためのんびりと空を見上げ)
「うーん、これまたどうしたものかね、お爺様の目があれば、どうにかなったかもしれないけれど、いまのお爺様にはそれをする『理由』がないしなぁ…壱くんと弐くん…それにヴァイルお姉さんも動いてくれているし、どうにかなるにはなるだろうけれど…」
662:小福:2019/03/28(木) 23:27 >>658
うーん、大黒は…多分私を探してるか……紅葉ちゃんと一緒に居るはずなんだけど…
「なんや、随分とお暇そうやな」
(みながいそいで毘沙門天を探す中、ただ1人、その彼女の傍に空間を歪ませて入ってきた神がひとり)
「お前さんとこのとうちの子ぉらがお探し中やで?来ないなところにおってええん?」
(ただし、見つけたからと言って宙たちに手を貸す訳ではなく、ただの暇つぶし、話し相手を探していたに過ぎない)
>>661
「ふむふむ、そうかい、まぁたお人が増えるねぇ、はてさて、どうにかこうにかみつかるといいのだけれど、…僕様ちゃんの瞳の有効活用でも出来ないものかなぁ…」
(腰に手を当て、困ったように頭をかく、自分から動くのもいいけれど、小福の相手をしていたほうが『今回は』いいだろう)
『人間との縁は全部斬ったし、全ての願いを叶えたからね〜』
(ため息をつきながら肩をすくめ)
『小福と一緒にいていい事なんて何一つないもの』
「ほぉん、やけど、あの子はまだおどれのことが必要みたいやで?というか、あのアホが助けに行ったからには、おどれは多分死んでもみつけようとするやろうなぁ…」
(彼女の隣に座り、くすくすとわらう)
>>664
うーん、あっ、大黒!
(困ったように視線をさまよわせていると端の方に揺らめく光を見つけ嬉しそうに駆け寄り光に手を翳す)
仮名を大黒、器を黒器
(そう呟くと光は人間の姿へと形を変える)
『なにそれ、私逃げ場ないの…』
(笑っている相手とは反対に盛大に顔をしかめ)
>>668「逃げ場はないと思うで、あいつは万能の天才やからなぁ、ま、アホやねんけど」
>>667
「おや!みつけたかい!」
『はぁ……最悪』
(ため息をつき…やはり小福が自分を探してる時点で諦めるべきだったか)
小福「うん!大黒を」
大黒「ごめん、小福は俺を見つけて何するつもりなの」
「ははは!よかったよかった、まずは第1段階クリアだね!」
ザザッ
「…あぁ、壱くん、弐くん、えぇとだね……あ、まずい、またメモを忘れた、ええと…ちょいとまっておくれ……あぁそうだ!大黒って子だ!うん、そちらはみつかったよ、あとはええと…毘沙門ちゃん?だけだね、うん、見つけたら連絡しておくれ」
「『あっ、大黒!』…complete,宙様の位置は……よし」
(発信機と盗聴器により、問題の解決を確認…「後は」)
〔カタカタカタカタカタカタカタカタカタ〕
「この化け蜘蛛を振り切るのみ」
(辛うじて蜘蛛に見える霧と骨の歪な球体、誰もが化け物と呼ぶような怪異の姿)
骨を打つ不気味な音を鳴らしながら屋根を伝い歩く
(蜘蛛を一瞥すると、宙様の位置とは別の方角に屋根を走り始める…)
鬼 ご っ こ
[デスレース]が始まった
『嫌な予感しかしない……』
(顔をしかめながらため息をつき)
『だからあの厄病神は嫌いなんだって……』
大黒「なぁ、小福一応聞くけど……黒器使うつもりか?」
えっ、当然〜
「…ちょいと追加注文していいかな、壱くん、弐くん…うん、ちょっと急用だ、できれば、このお嬢様の相手をしていて欲しい、小さな心配事ができてしまってね、うん、頼むよ」
(本当に、僕様ちゃんの勘はよく当たるなぁ、困っちゃうよ)
「お嬢様!ちょっと僕様ちゃん、やることが出来てしまったんだ、僕の知り合いが2人ほど来るから、その子達を使って遊んでいておくれ、心配しなくても、恐らく毘沙門ちゃんは2人のことを知っているだろうからね」
(電話を切ると、小福にそう告げる)
分かった、ありがとね〜
(にこにこと手を振りながら)
壱『…あらま、私たちもこき使われてしまいますねぇ』
弐『そのわり楽しそうだよな、お前』
壱『ええもちろん、とても楽しいです』
弐『…はぁ…行くぞ』
(向かいあわせのビルの上にいた2人が、同時に飛び降り、小福の元へ向かう)
「うん!行ってくるよ!」
(こちらも笑いながら手を振り返し、身軽にその辺のものをつたって一気に飛び跳ねて行った)
「ヴァイルお姉さんったら、やぁっぱり危ないじゃないか」
(もちろん楽しそうに、そう呟きながら)
「『あとはええと…毘沙門ちゃん?だけだね』む、もう1人…」
(思った以上にしつこい蜘蛛に手を焼いている最中、もう1人について確認)
「…………」
〔カタカタカタカタカタカタカタカタカタ〕
(今直ぐには、迎えそうも無い…)
鬼ごっこは続く
「ええっと、この辺の子達は…うん、居ないようだね、これならまぁ、…どうにかなるかな」
(電柱を飛んで渡りながら、街を見渡す、恐らく、お姉さんは僕の方向に絶対に向いてこない)
「だったら、猛スピードでおいかけるしかないかな♪」
(すこしだけ目を細めながら、その足のスピードを上げた)
壱『ええとええと?あのお嬢さんはどこですかねっと、あ、いた』
弐『…一人増えてる、あれが大黒ってやつか』
(シュタッと、小福の少し後ろの方に降り立つ)
壱『お嬢さん〜、宙様に呼ばれました遊び相手にございますよ〜』
「仮名を大黒、器を黒器」
(大黒に手を翳すとそれは扇へと変化する)
毘沙門ちゃん、出てきて〜、お願いだから〜
(そういい扇を振りかざすとそこら一帯に厄災が起こる)
壱『へーいこれやばいですね弐ぃ!!!?』
弐『おれかえっていい?』
壱『だめ!!!』
(いきなり色々巻き起こしてるのをすぐ背後で見て叫ぶ2人)
「…ん…むぅっ!?」
(『宙様が来ている』事を確認…)
「……手を煩わせる訳には〔パァンッ!〕行きません」
(鉄パイプを拾った!攻:8)
〔カタカタカタカタカタカタカタカタカタ〕
「主人が来る前にくたばらせて差し上げましょう」
どっちもどっちだった様だ
『どうしよう?…あいつがとことん馬鹿なの忘れてた、逃げる?…斬る?野良は…使用中だし』
(厄災が広がっていくのを見て頭を抱え呟き)
〔ドッパカッンッ!〕「っづぅっ!?」
(突如、足元が大きく揺れてすっ転ぶ…厄災の影響らしいが、ヴァイルは知らない)
〔カタカタカタカタカタカタカタカタカタ〕
「ぎっ…」
(慌てるが、蜘蛛は目の前)
うーん、来ないなぁ〜、ねぇ、そこの二人!もう一回やっていい?
(黒器をまた振りかざそうとしながら)
「はぇえ!?っとっぶない!?なんだいこれぇっ!」
(いきなり自分が元いた場所から吹き荒れる厄災に驚く)
「へぶっ!っか、髪邪魔だよぉ…っってぉわっ!?」
(その衝撃波によって吹き荒れている風に髪が顔にぶわっとあたり、視界が遮られた瞬間さらなる強風によって電柱から足を取られ、体勢が崩れる、ようは、宙の体が中に投げ出された)
壱『いや!?ちょっやばいですよ!?って弐ぃ!?私を盾にしないで!!!』
弐『だまれ、盾が一丁前に話してんじゃねぇ』
壱『もはや人型ですらないんですか!?』
「う、うけ、うけみっ」
(慌てながら受身を取ろうとするが、強風にさらに煽られどうやっても体勢を崩してしまう)
「あ、やば」
(そんななか、ふわりと優しい音が聞こえた)
「『っってぉわっ!?』宙様っ!?〔カタカタカタカタカタカタカタカタカタ〕邪魔ぁっ!」
〔ブシュッ〕〔きゃああああああああああああああ〕
「っっくぅっ!!」
(声から宙様の危機を判断し、蜘蛛の目に鉄パイプを突き立てる…
瞬間、身の毛もよだつ悲鳴が響き渡るが従者は耳を抑えて主人へ走る)
『微睡みに帰れ』
(そう声を発する、そして、落ちかけている宙をすくいあげ、ヴァイルの前の蜘蛛の動きを止める)
『夢を視ろ』
『どうしよう?…これ収集つかない……』
(自身も小福の起こした厄災に巻き込まれつつ、厄災と広がっていく時化を見て舌打ちをし)
『来い!紅』
『音を響かせよ、汝の言霊に響かんことを』
(厄災の勢いを『無理矢理』弱めていく、その瞳はいつの日かの虹彩が煌めいている)
壱『っ!主様…』
弐『…この力使ったってことは…宙になんかあったか』
壱『とりあえず、主様が抑えてくださっている間は、こちらでどうにかしますか』
弐『はぁ…』
(そんなことを呟きながら、小福に近づく)
『清き、正しくあれ、此処に古くから続く穢れを斬らんとす』
(高く飛躍し神器に手を当て空間を斬る)
『 ー斬ー 』
(そう呟いた瞬間辺り一帯に文字が広がり厄災が消えていく)
「…ひ、ひぇえ…助かった…これは…お爺様の風かな…」
(風にすくわれ、そのまま地面に横たえられたあと、静かに消え去った風を見て呟く)
「………?…〔グォンッ〕」
(蜘蛛が追って来ないのを不思議の思いつつ、主人へ走る)
(厄災の影響で道に散らばる荷物を拾った!ナマクラ包丁:攻11)
壱『!おや、』
弐『……』
(なんらかによって斬られ、消えてゆく厄災をみあげる)
壱『私の出番はなしでよろしいですかねぇこれ』
弐『…さぁ、しらねぇ』
「ご無事ですかっ!?宙様っ!」
(位置は分かっているが、主人を呼んで駆け寄る…表情は必死だが、どうしても手の包丁に目が行く)