真っ暗な部屋。ゴミだらけの部屋。唯一の明かりを放つデスクトップ上には、反政府記事のサイトがいくつ開かれている。机上には壊れかけたマウスとキーボードに、古びた本、それと血がこびりついて何年も経過したと思われる風化したナイフ。壁には、いくつもの穴と落書き。ここは誰にも知られていない黒き魂が宿った空間。
552:ノールシ・ニシ・ルベクルト:2020/04/04(土) 06:46 〔(とりあえず、戻ろう……アイツの事だから)〕
【そう思い、瞬間移動した】
『…おかえり』
(帰ってきたんだね、と微笑む。)
〔……ただいま〕(マモンじゃないけどと思いつつ)
555:◆Mk:2020/04/04(土) 06:56 『くふっ、』
(笑うとまたたわわな胸が揺れる。そうして笑ったあと、深海のような青とレモンのような黄色の目がそちらを向く。無いはずの右腕でひらひらと手を振って)
〔……マモンにちょっと変わる……もう疲れた〕
(そう言ってマモンの姿に変わった)
『…あら、便利』
(そう言ってまたふっと笑う。)
『…おかえり、マモン…お兄ちゃん』
(お兄ちゃん、と付けるのを恥ずかしそうにしながら)
「……お疲れ、ノールシ」
(変身し、仮面を外す)
『相変わらずかっこいい顔ね』
(そうはにかみながら笑う)
「ただいま……【お兄ちゃん】って言うの恥ずかしい?」
(笑いながら)
「それはどうも」
562:マモン:2020/04/04(土) 07:11 「(ツタの部分のやつ破壊するか)」
【部屋に入り、ツタを消す】
「これで言い訳来ないだろ」
「チョウラン……」
(彼女の名を呼ぶ)
『…ん?何?』
(微笑む彼女は先程までと違い17歳くらいの少女に変わっていて、それでもチョウランと呼んでくれることに喜びつつ返事をする)
「……お前いつから成長したの? 10歳くらいだったのに……」
(成長スゲェと思いながら)
「高校生ぐらいか?……若い子はやっぱり早いわ……」
(感心する)
『"君がマモンなら"、この姿が1番見なれてると思うよ』
(そう言ってくせっ毛なボブを揺らす。無いはずの右腕で口を押え、無いはずの右目でウインクする)
「いや、俺は本物だぞ? まぁ、どっちでも良いけど可愛いのには変わりない」
(何で疑うのかと思いつつ)
『あれ、驚かないんだ、ざーんねん』
(無いはずのものがある、それに驚かないマモン凄いな、と密かに感心しつつ)
「 ……其処のゴミ屑は“小心者”、“小物”の同居者であるだけ…
名を真似ている事以外、“強欲の悪魔”の足元にも及んでいませんね。
……あんな悪魔を話題に持ち出すなど腹立たしい事ではありますが 」
『あ、にゃるお母さん〜』
(ひらひらと手を振って、"いつものように"その名を呼ぶ)
「やっぱり……あいつがテレポート能力があるわけないか……
…あいつがつけた名だ。名乗るほどの実力はないのは知ってる」
『まぁねぇ、マモン死んじゃったし跡取りが現れても別に不思議じゃないと思うよ?』
(君と戦いたくないんだ、とニャルを宥めて)
「 ……その気はしていましたけれど、矢張り貴女でしたか…
今度の今度は何をどうやってトラブルに巻き込まれたのです…?“アル”… 」
( 変わらず、平常のままジト目で応える )
「……あいつを迎えに行かないとな」
(マントを着て、フードを被る)
『だぁってぇ、なんか落ちてた美味しそうなお菓子食べたら記憶と容姿が遡ったんだもん〜』
(駄々をこねる子供のように口を尖らせ、そう告げる)
「……可愛いアイツの事だ。威嚇して怒ってる…だろうな」
(ゲートを開く)
>>575
『あ、マモンどこ行くの!?置いてかんといてやぁ〜』
(口調は変わったものの、寂しがり屋なのは変わらず)
「 跡取りと言うには安上がりな仕上がりですね 」
( 粗雑、余りに強欲の悪魔の名が落とされているのを見れば
流石にこの時のみ、あのセクハラ悪魔に哀れみを持ち…直ぐに捨てる )
「 ……まぁ、そのゴミ屑で遊びたいのなら泳がせておきましょう…
別段、私めに到底敵うような実力があるわけでもないのです 」
>>578
「チョウランを迎えに行かなきゃならんくてな……それに俺はあいつを裏切らないと約束した
……だから迎えに行く」
(アルって言う少女に言う)
『…まぁあいつはねぇ、』
(【錬金術】で服を【分解】されたことを思い出しつつ)
>>579
「泳がせてくれや、アイツの事気に入ってるから。」
(まぁ、神器がなきゃキツイけどな、お前と戦うのと思う)
>>580
『…?チョウランは僕だよ?』
(にこ、と笑って諭すように言う。片目をつぶると"チョウラン"の面影が、)
「 図に乗るなゴミ屑 」
( アルから視線を外した途端に冷たく怒り )
>>580
「……昨日俺はあいつを担いで逃げた。お前じゃないことぐらい分かる。
本物ならアレが出来るのは知ってるから。」
>>584
「ごめんって……(本当怖いわ…と思いながら)」
「 ………ふっ……哀れな偽物はまだ簡単な理解ができない様ですね 」
『…』
(あぁ、また僕は、捨てられるのか、また僕は、裏切られるのか、また、僕は)
『ねェ、おねガい、しンじてヨ』
「多分理解出来てないだろうね、馬鹿だから」
(苦笑い)
「……片言になるのは本物だな」
(あいつは俺に結構懐いている、そうなるよな)
『僕はチョウラン…なのニ、わかッてくレないの………???』
(狂った瞳で、自らを焼く焔に身を包み)
「じゃあ、俺の傷を触れ。もう一回アレが見たいから。」
(首元の傷を見せる)
「とりあえず、落ち着けよ」(チョウランに言う)
594:◆Mk:2020/04/04(土) 07:48 『…』
(つつ、と指でなぞる。そうするとまた優しく傷跡が光って)
「…! ごめんな。疑って……本物だわ、お前は」
(仮面の下で泣きながら謝る)
『…!ううん、大丈夫、だから泣かないで、ね?』
(あわあわとなって優しく抱きしめ頭を撫でて)
「うん……ごめん、傷跡に触れると家族の事を思い出して……泣いちゃうんだ…
心配かけてごめんね?」
(チョウランを抱き締め)
『…家族』
(憎悪と殺意が入り交じった声でつぶやく)
『…ううん、大丈夫だよ』
(刹那、その感情をひた隠してマモンを慰めようと額にキスを落とす)
「ハハッ……ありがとう。ちたぁ、霊関係のマジックでもするかね……
ずっと見えっぱなしなんだよな〜…」
(立ち上がり、後ろにいる霊に言う)
「……そこにいるのは知ってるぜ……お袋」
(そう言い、霊が姿を表す)
『…ゆーれい…??』
(顔がさぁっと青ざめてガタガタと震え出す)
『お化け怖いお化け怖いお化け怖い』
「落ち着け、本当の姿じゃねぇよ。からかってるだろ?母さん」
(そう余裕顔で)
『……バレちゃったかぁ〜…見抜くのが上手いわね」
(笑いながら)
「……バレるよ、そりゃ霊気的にアサリ家ぐらい分かるよ」
(ハハッと笑う)
『…アットホーム感』
(マモンに後ろから抱きつきながらそう呟く)
「安心しろ、美人だし優しいし……怒ると怖いけど」
(チョウランに言う)
マサスト『褒め言葉は良いわよ、マモン…本名言った方がいいかしら?』
「まだ言うな、こいつが混乱する」
「それに俺はパエスト家を裏切ったんだ。名はマモンだけで充分だ。」
607:雪りんご:2020/04/04(土) 08:04マモンはパエスト家をどうして裏切ったのですか
608:◆Mk:2020/04/04(土) 08:05 『…ん〜?大丈夫よ、聞きたいし』
(自分の本名をひた隠しながら聞く義理はない、と思っても知的好奇心には勝てず聞く)
マサスト『そう……でも最後は娘達思いの良いお父さんになって嬉しかったわよ?』
「……神器と母さんのネックレスはアイツらに託した。俺の番はとっくに終わったよ」
マサスト『そう…』
『…?』
(分からない話をされて困惑する)
>>608
「……はぁ…『マリン・パエスト』って言う名だ。」
(青羊の計画が終わったら言おうと思ってたんだけどなと言う)
>>610
『お嬢ちゃん、ごめんねいつもマリンがお世話になってて……』
(笑いながら)
マリン「言うなよ、母さん……」
(慌てる)
『…マリン』
(そう耳元で囁き、クスッと笑う)
>>612
『いえいえ、…優しい、お母さん、ですね』
(小さく"愛されたかった"と呟き、悲しそうに笑う)
「!/// その癖をやめなさい!/////」(赤面し、慌てる)
マサスト『あらあら、ラナイザさん時以来ね。貴方が赤面するなんて♪』
「うっさい! 母さん!////」(余計な事言わなくていいからと母と話す)
>>612
『貴方良く生きてきた…それだけ誇らしい』
(チョウランの近くに来て)
『貴方のお母さんほどではないけど、本当に良く頑張ったわ』
(チョウランを抱き締める。しゃがみながら)
『可愛いですよねこの子』
(くすっと笑い)
>>616
『…!!』
(くしゃっと顔をゆがめて下を向く、目から暖かい何かが流れ、困惑する)
『…これ、何』
>>616
『それは嬉し泣きって言うの…嬉しい時も涙は出るものよ』
(抱き締めながら)
>>617
『そうね〜……ラナイザさんが来た時からかしら可愛くなったのは』
(微笑みながら)
マモン「…/// いいだろ、妻の時はとても愛してたからな…」
(赤面しつつも思い出を)
>>619
『…っ』
(涙を出すこと自体初めてだったので困惑しつつ、そっと抱きしめ返す)
>>620
『…??』
(胸がもやもやして痛くて、そっと抑える)
『……ふふっ、マリン。』
マリン「何?母さん」(首を傾げて)
『この子を死んだラナイザさんの分も合わせて幸せにしなさい』
マリン「!?……当たり前だろ、なんたって俺の彼女だからな?」(余裕顔で)
『そう聞いて安心したわ…』 マリン「成仏出来ないのに言う?」(笑いながら)
『そうね』(此方も笑う)
『…あのね、1個だけ、いい?』
(そっと声を出す、邪魔して悪いんだけど、と一言つけて)
「? まぁ良いけど」(微笑みながらも首を傾げて)
625:◆Mk:2020/04/04(土) 08:38 『…首のチョーカーは外さないで、なにがあっても。外れたら…逃げるか…………殺して』
(ぐっと決意を固めた目で彼を見つめて)
「……守るよ」
(決意を抱く彼女に俺はそう返した)
『…だめ』
(ふるふると首を降って否定する。もう傷つけたくないから、と)
「俺は好きだからそう答えているだけだ。お前に殺されようがなんだろうが……愛してるから良いんだ」
(仮面を外し、本気の目をする)
『…っ』
(顔を真っ赤にして踞る)
「……だから、守らせてくれ。そしてお前を愛し続ける」
(そう言い、唇にキスをする)
『ありがとう…』
(そっとキスを返し、マサストさんの方をむく)
『ありがとうございます…この子は僕が魂を以て守ります』
(ぶわっと魔力が放出される。その量は【無限】で)
Mkさん……女神があなたに加護をくださるそうです
633:チョウラン◆Mk:2020/04/04(土) 08:54 『…いらない』
『加護なんて要らない』
『神は嫌いだ』
『立ち去れ』
『ありがとう……あなた、会わなくて良いの?』
カリアザ『………』(無言で姿を見せる)
マリン「……親父」(立ち、礼儀をする)
カリアザ『…男なら守ってみせろよ、息子よ』
マリン「……ああ、親父。果てるまで守り続けるよ」
カリアザ『それでこそ、パエスト家の男だ』
『…』
(父とは、殴り蹴るものでは無いのかと吃驚する)
「分かってるっーの……あそこにまた来るかも知れんからその時はまた挨拶代わりに来るわ」
(涙を流しながら、笑う)
カリアザ『……彼女を連れて来るが良い、パエスト家の歴代の当主がお前を幸せにしてくれるさ』
「……ありがとう、親父」(涙を拭きながら)
カリアザ『俺の子でありがとう……マリン』(少し笑う。不器用な笑顔で)
「……ああ」(涙を流しながらも満面な笑みで)
>>635
「……お前の父さんは確かにクズだけど、俺の父さんはそうじゃねぇ……寧ろありがたい拳をくれるんだ。」
『…あ、ごめんね、邪魔して、』
(申し訳なさそうに眉をひそめて)
>>635
「俺が間違ったことをしたら、親父は殴って止めてくれる。俺が正しい事をしたら、不器用だけど褒めてくれる……
それが俺の父だ」
(チョウランに本当の父という存在を教える)
>>638
「いや、良いんだ。環境のせいでお前は苦しんだ。それは仕方のないことだ。」
(頭を撫でて)
>>639
『……』
(今まで出会った男は全部、殴ったり蹴ったりするやつしかいなかったので驚愕する、これが"愛"なのかと納得する)
>>639
「本当の親の愛は暴力だけじゃない。褒めたり、慰めたりで自分の子に嫌われても守るのが親ってもんよ」
(そう言い、チョウランを抱き締める)
『……』
(人の温もりとは、こんなにも温かいのかと、今までは…どんどん冷たくなっていく温もりだったから、と)
「これからは俺らパエスト家でもお前幸せにさせる……俺も絶対お前は幸せにするだから……さ…」
(指を貸してと言い、ちょっと照れながら)
『…うん』
(顔を真っ赤にしながら手を差し出し)
「親と俺達二人だけですまんが……結婚…してくれるか?」
(指輪を出して、はめる)
「えと……青羊にも秘密にな? ややこしくなるから……」
(赤面で)
『…はい』
(恥ずかしさで消え入りそうな声を出し)
「ありがとう……我が妻よ」(そう言い、今度は誓いのキスをする)
650:チョウラン◆Mk:2020/04/04(土) 09:23 『……ん』
(心底嬉しそうに指輪を撫でて)
『……グスっ』 マサスト『あなた泣き過ぎよ…』
『そう言ってるお前も泣いてるじゃないか……』 マサスト『あなたよりかはマシですよ』
マリン「母さん達泣き過ぎ……」(苦笑い)