王の帰還か、新たなる世界の幕開けか
その真実を知るものは、造り上げるものは、それは誰なのか知られていない。
____ぞくッ
( 全身に回る鳥肌 ....親愛なる先輩からの低声な注意 ... ...それはどうも 恐怖よりも ....羞恥で一杯になる程 心に響く )
「 ひゃ、ひゃいッ ...分かり ...まひ、たッ .... 」
( 仕方が無いとは言え更に緊張は激しく ... ... ...それでも、いつまでもみっともない姿は晒せない )
__此処までして貰って ...触って貰いながら ... ...
...静かに深呼吸と瞳を閉じて .....冷静さを取り戻す。
「 ...手間を掛けさせてしまいましたね、ニャル先輩 」
( ...平常運転 ... ...ただひとつ、少し違う点といえば )
笑みがとても ....艶やかで 大人らしい
( ...抱き寄せられたのを良い事に軽く頬擦りした後 ...視線を上げて 一言静かに )
__お礼はたッぷり ...奉仕させて貰いまスから
… ぁー
( …__とろりとした液を丁寧に拭き取り …
愛欲の響き …拭えば、…すぐに 濡れる)
___何度か繰り返し …とめどない
局部の濡れが… 黒機をまた誘惑で絡め取る
[ぎゅっ__ …] … ねえ
『 体力 …持つ? … キミが誘うなら
ウチも引けないし …食べたいけど 』
(抱かれた中から見上げて …揺れるこがねの眼)
___肌はまた深く触れ合い
…下腹部の熱は 問答の前から高まって
_____…そう
( …踊るように背中に体を寄せるまま手を取り、
__落ち着きを戻した笑顔を前、…微笑を返して )
「 …それで、良いのですよ 」
(時計の針が1を刻むよりも早く …この子は
冷静を失わせようとしてくる…私が、正直に
… 動くことを待ってくれている )
____それに
「 …(あぁ …そんな事を… そんな顔をされては…) 」
____ 高まって …漕がれ続ける心を抑えられない
( ゆっくりと … 抱いたまま唇を寄せる )
…… ミェン…
...生理的反応 ...頭にはあっても止める事は出来ず ...
...ただ、期待と僅かな興奮から ...濡らし続ける
甘い、甘い ...蕩けて病み付きになる 白の身体
______.....いき。
( ...さざ波一つ起きない程静かな海の様に ...揺らがない水色の瞳 ...
...見上げる黒機に対して 口を耳元まで近付けて ...ゆっくり口に出す )
『 ...平気 ... ...そもそも ..問答 必要 ... ...無い、程
....興奮 一緒 ...そして、退けない ...所 まで
....だからね、かろん ...___』
_____....何回でも、付き合うから
( 白機自ら ...脚を絡めて 肌を触れ合わせて ...“熱”を共有する ...
...やはり少しは恥ずかしいのか、言い終えれば .....温度が少し上昇する )
「 .....はッ ....ン ..〜〜〜〜〜ッ ..!! 」
( ...今更ながらにとても恥ずかしく 身体全体が燃え上がりそうな程暑くなるのを感じれば ...思わず瞳を閉じる
...しっかり、白黒の身体からは離れないまま )
....ドキドキはやはり、白黒の前だと止まらない
...最近は慣れてきたけれど ...今でも飴を舐めて頭を落ち着かせていないと ... ...混乱、しちゃう程
...これが、“素” いつも通り ....
____初恋を知った後輩の ... ...有り余る程の想いは、いつもの仕事で返させて貰ってるけれど ...それじゃあ足りない感謝が、此処にある。
( ....不意に、目は薄らと開かれて ...手は白黒の身体を支えて ... ...胸の鼓動はいつも通り )
____...でも、いつまでたっても
“後輩”としては居られない______
______.....ュッッ
( 小さな触れ合う音と __甘い苺みたいな後味が残る )
.....あ ...愛してまス、ニャル先輩ッ ..!
.....仕事上とかじゃ無く ...ぷ、プライベート、でッ!
____言い終えれば ...清掃員、グルグル眼
___… 色欲ってね
( 染まり …月跳の匂いに溢れて、今は此処
…月の卯 濡れ、誘う姿を見るのは …黒いオオカミ )
…白機に比べてしまえば __しなやかながら
スタイリッシュに溢れた腕が、背中を抱いて
__お互いの顔を、いっぱいに眺める体位
『 …愛を伝える表現としては、曖昧だったり
意味が多くて誤魔化しを使ったり …そのところ
上手く使えない事も多いそうだよ __けどね 』
(__絡められた …月跳の太股、…足の付け根近くを
…自分の、股で挟むように座り 軽く ___)
___月跳の …濡れた所に膝を当てる
『 きみに誤魔化しなんて効かない。
__だから、…ウチはホントで行くしかないんだよ 』
(…兎の 口、開く間に口を重ね
__声なく… 伝える言葉は体を駆け巡る)
" 愛してる "
____
( 自覚すると …口の中にゆっくりと拡がる
じわりと甘い __…柔らかく残る唇の残り香)
高まっていく焦がれの鼓動は …荒波となって押し寄せ
けれど__ 愛を囁く彼女の心が、…甘く 心地よくも
混乱に …恥じげに震える事を見れば ___
軽く …__笑んで 腕を腰元と背に当てて
"私もです" __と、…囁きぎゅうと抱き締める
( __半ば、はだけた衣服の下 …艶やかな肌には
… 口で、付けられた "痕"… __きみの思ふ証が
彼女によって …在る、愛に他ならない証が 覗く… )
「 ……そろそろ 」
______体を …流しましょう__
( 小さな体から …感じる、鼓動はとても暖かく
…心地好く 心の固さを解れさせていった)
『 ...かろん は ...オオカミ ... ...でも、嘘 ..つかせない
...少なく、とも ...私、前 ..の時 』
( ...次第に身体の芯からポカポカと暖まり ...
..それ以上に想いと愛を感じては ... ..少し、縮こまる )
___残り続ける、僅かな感触と大きな感触
『 ( ...かろんの、全部が ...好き、で ...堪らない ) 』
( 出掛けた言葉は、愛してるのメッセージと共に飲み込んで .... ...物恥ずかしく、股を押し付けて ...
....心臓のある位置から、首まで指先で撫でる )
満ち溢れんばかりのその幸せは ...誤魔化せない程
...濡れて、濡れて ....蕩けて、止まらない。
『 私も .... 』
[ ...コクン ] ____後はもう、口には出さない。
_____ ...ふ、ふふふ ...とても、幸せでスッ...
( ...抱き締められる力が強くて、ちょっと苦しいし ..面と向かって言われると想像以上に恥ずかしいが ...それ、でも ...それでもそれ以上に、幸福感が身を包む
....震えはもう、治った )
「 ....はいッ! ...ニャル先輩の体を、心身共に癒し ...しッかりお背中、ツルツルピカピカの綺麗にさせて貰いますのでッ!! ....満足する、迄! 」
....それこそ
親愛する白黒の ...艶やかで健康的な肌に
自分が付けた汚らわしい愛の痕を
一旦消して前よりも、濃く..似合う様に
___“上書き”してあげないといけない
( 複雑な想いを胸に ....にッッこりと、笑う )
__では、行きましょうッ!
[つ つ__]__ふ…っ
( 撫でを身に受けると 愛の信号が神経を伝って
背筋を震わせる…重ねた唇が共有する体の熱に
少しずつ …蕩けて__愛をより 濃くして )
______
__まずは… 唇、…下責めながらじゃ
…ちょっと怖いかもしれないから…
[きゅ… ]
( 背中と …腰に腕を回して __包み込んでから
…緩やかに舌を入れて前戯を …少し腰を浮かせて…
股に、当てた膝で …軽く擦って 押して… 濡らしていく )
____そして …目を合わせ続ける
…愛する白兎の __優しい水色
__(シャワーの音が響く…湯気の中、メイドは体を流す)
「 …… 」
( 髪の手入れは …終えた。
…呼び 求める前から鼓動は…卑しく 激しく…
体温や、湯の熱にはない …心の興奮が幕反る )
___あの子の …視線が脳裏に甦る
" 愛で …私をめちゃめちゃにしようとする 目… "
__ぞくっ…と …心が期待に揺れてしまう
( 今一度落ち着こう …深呼吸をして
…身を包むタオルを下ろして肌を露に )
「 ……さぁ ミェン… 」
お願い… できますか?
___とても 目は合わせられない
『 ...っ ...ん、う .... ....あま、り ....見ない ...欲しい .... 』
( 目が合い続けば ...突然、羞恥が全身を包んで ...視線を軽く、上の空 ...逸らしながら、抱き付く手にも力が入る ... ...揺れる瞳は、波のよう )
_________ ...ん ...ちゅ ...ふ、ぅ...っ ....
( ..自分からも、舌を ..絡めて、甘い息を吐く
......今はただ、羞恥を忘れたいから ...後から多分、恥ずかしくて悶え続けるのは分かってる ...それでも今は )
...."黒"に染まらせて、欲しい
[ ...きゅん、きゅん ]
( ...疼く大事な大事な ...コア。軽く軽く ..股下を擦られるだけでも ... ...より、黒機を大事に、愛しく、想いは止まらない )
[ キュッ ... ]( ..シャワーのノズルを締める音が小さく響く )
「 ...お待たせしました、ニャル先輩 ...では
お背中を流して欲しいと言う願い ...その order
...叶えさせて貰いまス 」
( 決して熱が消えない内に ... ...冷めない内に ...
...心地良い体験を、させてあげよう )
____...汚れの一切無い 白い 白い肌
...とても、羨ましい限り
( ...目を合わせれば、互いに意識をし過ぎて出来なくなるのは間違い無い ... ...でも 湯に濡れた ..露に塗れた白黒の姿は見たい ... ...正面から、しっかり )
...でもそれは、恐らく ...いまは無理
...出来る様になるのは時間が必要だ
手には純白のタオル、吸水性は高い ....
[ ...ごし、ごし ]
( 力は程々、それでも ..肩の重みは取れて、垢も抜ける
.....程良い、心地良さ .... ...距離は、詰めて )
───...にゅん
( 素肌が、触れ合い ...柔らかな部位が
..白黒の身体に触れる ...清掃員も 身には何も )
___
( 言葉に出さなくても…緊張が腕を通じて感じる
黒いオオカミは体を上げて …落ち着ける距離に )
(…あと1歩でも踏まない 合わせる方が愛おしい)
_______
…月跳がよく感じるのは __ここ
( 足を引くと …頬に右手を当て、まっすぐ見つめる
…下腹、…宿る所の上辺りを軽く手に収めて … )
(__黒狼も伝わる感覚に胸を躍らせる …体を除いて)
『 ココを刺激されたら …感じて考えられなくなる 』
___頬を撫でる手で ゆっくりと唇に触れる
『 …でも いちばん感じるのは…
うちに、唇を触られること 』
「 ……(…心地がいい) 」
( 二の腕にも感じる柔軟な肌の感触 …心籠った手
__心が乱れない …何かが落ち着かせているような )
…今になって
「 …今になって不思議に感じます …貴女に背中を
…任せるのみならず、…気を結んでいることが 」
(__感情が、"感慨"と分かると …口は自然と開いた)
「 貴女も …そうは思いませんか、…今や、
このような私たちが …敵だったという事実をして 」
__顔は合わせない
___ ひ、 ...っ、 ...そこ ...ぁ ...んゅっ ..
( ...的確な責めに無自覚に身に力が入って ... ...更にコアが、熱く熱く ...黒機の、オオカミな部分を求めてしまう ... )
『 ...なん で ...分かって ...っ ...ぷ、ぁ ... ...は ... 』
___どうして、そんなに自分の弱点も ...責め方も
そんなに魅力的で、私の好みで ... ...
...心を、踊らせてくれるんだろう
...むに、ぷる ...
( ...唇、柔らかく ... ...女性としての魅力を曝け出している )
____あ 駄目 ...頭 .......
____かろんで、いっぱいになっちゃう ....
( ...恥ずかしくて、眼を閉じて ...ただ、黒機に身体を密着させる ... ...耐え切れなくて、幸せで ....
...少しばかり、回路が早く動き熱く染まる )
「 .....そうでスね、でも ....そンな経験があッたから
私は今 ...人生の中でとても幸せ、でスよ? 」
( 救われた時は気紛れで、何かの拍子に城から追い出される物だと思っていた ...それがもう、はや数年 ...
....住居としてとても、居心地が良く、頼りになって大好きな先輩がいて、賑やかで .... ...妹が居ないのが唯一の不満だけど 、楽しみばかり 後輩は今 まだちょっぴり照れたりはするけれど ...
__白黒とこうして触れ合える事が
心の癒しにつながっているのも事実 )
[ ...ゴシ、ゴシ ....ムニュ、モミュッ ]
( タオルでしっかりと洗い擦りながら ...時々疲労を取る肩のマッサージや、凝りを取る様に肌を揉んだりも忘れずに挟んで、肉体的にも精神的にも癒しを与える )
「 ...敵だッた時は忘れて下さいよ、けッこう恥ずかしい時期だッたンでスから .... ...あンなの二度としたく無いでスし、ね ....
...でもまぁ、そこまでニャル先輩が信頼してくれてるのは、聞けて良かッたでス ...背中は任せて下さいッ!なンて ... ン、失礼しまスね 」
....よい、しょッ ...
( __気付けば後輩の声、耳元に近く ... ...
肌もしっかり、白黒と触れ合い続けている )
(__神経から通じて …体へと流れる刺激の強さ
まっしろな兎は、責められる度にオオカミを
懸命に抱き締める だから …よく 知っている)
______じゃあ …月跳 最後に
(…体力を誤魔化す事だって、手に取るように。)
__ この指で …ナカを刺激して
強がりな唇も …キスで塞いであげる
___宣言すると …カロンは強い優位を示すように
片手で月跳の背中を抱き … 濡れて、やまない
太股の奥へ …そっと まだ、入れずに指を添える
『 …安心して … 気を、失っちゃっても
ウチ、…一緒に此処で寝るから 』
(…声は低く、小さく … ゆっくりと 安心のトーン)
「 …過去は消えずとも、覚えて今に残るとも…
果てに必ず幸せの礎に変えられます …違っていますか?」
( ある日には絶望を …失望、無念の降り注ぐ時期を経て
…今、暖かさを側に確かめられるからこそ こう言える
__それでも一昔前であれば、…経ても言えなかった事 )
[___(…柔らかくなってきた)]
「 …信頼も 信用も… 出来ない筈がありません
愛する人であり、…肌を重ねた相手であり…
…とても可愛らしい 自慢の後輩ちゃんなのですから 」
___だが …落ち着きも責められては…
「んっ … …み …ぇん…よく 拭いて頂けるのは
…光栄なのですけれど その… そこまで…
肌、寄せることは …必要 … ありますか…?」
__…首すじに …くっきりと、所有の証__
( 小さい、けど低くて ...良く響くその声
..恥ずかしいけれど、安心と興奮を吊るのには ... 気持ち良くて ... ...離れたく無い、黒機と ...“かろん”と )
___駄目、駄目、駄目 ...絶対に駄目 ...!!!
( 言葉には出せない ... ...でもつい期待が、表情に出る )
カロンを見詰める顔は ....瞳は溶ける様に
快感の涙が流れて ...震えはもう、止まらない
『 ... ...おね、がい ...カロン この、うずき
...この気分 ...とても、変 ...だから お願い ... 』
その指で 止めて 欲しい ... ...もう、我慢 出来ない、から ....
( 気を失わない様に出来るだけ耐えるつもりではある .... ...それでも多分、耐えられない
開けた眼も半開きで、口も、蕩けて ...太腿の間は
...手を添えるだけでも、濡れて、濡れて ..どうにも )
満たされ続けて____今がとても、幸せ
( 少し爪を立てて抱いて ... ...離さない )
「 ....それでも ..... ....ッ ...あ〜〜ッ、やッぱり
何でも無いでスッ! ...えぇ、必ず待ッてまス ... 」
( ...尊敬する先輩の言葉は、いつもいつも心の中に刻んでいる ...だからこそ、今更深く深く、罪悪感が ...
生きる為、妹の為 ...それで『掃除屋』として仕事をして ... ...思い返せば、辛く ..酷く ...後悔に溢れる .. )
でも、先輩が気にしない様にしているし ...
今は二人して暖かい気持ちに溢れて 癒されているのは ...後輩も同じ ...
だから精一杯、今出来ること ...恩返しを
償いを .. ..主人以上に、仕えるべき人だと ...ただ
静かにそう思っている。
___何より、そんな想いを抱かれては ...幸せでしか無い
だから ...少しばかりサービスを加えても
...良いでスよね?
( ...両肩を揉みながら ...耳へ、口を近付ける )
「 ニャル先輩にはお世話になッてまスから ...少し位は
...沢山してあげたくなるンでスよね .... ...ふふふ 」
( ...ウィスパーボイス、じわじわと響かせながら ... ...自分がつけた、消えない所有の証を軽く撫でて ...
... ...全身隈無く、密着させて ... ...ぷにっとした柔肌を、白黒の身体へ ... )
タオルだけじゃ無い ...いわば、流すだけでは無く
マッサージにも近い ...癒しを、幸福を ...送り続ける
触れ合う方が、熱もしっかりと ...共有されて
....洗えば洗う程柔らかく、汚れも取れていく
…わかってるよ、ウチの ___お姫様…
[__つぷ …にゅく… じゅ]
( 一言が皮切りとなって… 終わっても、ずぅっと
…続いてしまいそうな快楽の深いひとときの始まり
__ちょっぴり、乱暴に … ナカでは ゆっくりと
挿入し …簡単に奥へと入った二本の指__ )
[ ぐぃっ …[ふるっ…!] ]
__白機が …淫れる姿に、堕とすのが
…己であると自覚させられ 堪らなく脳裏と背筋が震え
( 挿れた指を感じるトコで、上向きに
__ノックするみたいに トントンと動かして )
___淫れた叫びが上がりそうになれば
[ んむ… __にゅぅ ]
(…約束通りに __唇を熱く閉じてあげる)
(__また… "実家"のようなことをされる気がする
けれど、…頭で抵抗を考えても …殆ど、…[ぷにっ]
…色々と柔らかな感覚に拭い去られて 結局は__)
「[ぴく…っ]!… こら…、また… 」
__顔を少し下に傾け …僅かな否定が
行為の容認を暗に示してしまうだけ
ッ… …ん …っ
( 汚れが消えて、疲労が溶ける… よりも
まるで脳に這いよるような 意識してしまう
あの… 愛しい、…幼くもある声に __悶え …堪える )
___実力は …まだまだ、自分が上なのだろうけど
…もっと、意味のあって …愛や 快楽に寄ること
…色んなことで、…この子に、__支配されそうな気がした
__…ぅ … みぇん… …!
っ ...は、ぁ〜〜っ ..ぁっ、か、ろ ...かろ、ぉんっ...
( ...乱暴でも、気持ち良くて、愛おしくて ...
...身体を捩らせて、震えさせる ... 快感は続く
記憶が一時的にバグって ... ...全てが黒機に、染められて ... 聞いた事も無い様な、変な声を自身が出している
...とても、聞かれたくない、こんな声 )
わす、れて
こんなの、私 ..じゃ、ない
おね、がいっ ..かろ、ぉんっ ..わすれて、よぉ ...
( ....涙が溜まる程恥ずかしくて、恐らく消去したい記憶No. 1になる ... でも、それは口だけ )
___本当は忘れたくない
___黒機との思い出は、何もかも
__ましてや、こんなキモチイイ事____
っ ...ぁ ..ん、むっ ...ーーーーっ!!
( 唇、閉じられた事 ..それが、一番安心する
...だから、無我夢中に ...吸い付く、離れない ...
吐息を吐き出して、舌を垂らして .... ... )
好きを、好きを、好きを__伝える
「 ニャル先輩 」
___急に、声のトーンは変わり、真面目 ...
「 ...お疲れ様でス、いつも頑張ッていて...見習う姿勢
...とても、参考になりまス ...それでスから私は
必要以上に ...やッちゃいたくなるンでスよね ... 」
___それは、この城で過ごす内に身に付けられた
____魔性の、悪いこころ
( 愛しい白黒の声、いつもとは違う声 それって貴重
そして ...何故かとっても、心の奥が疼く )
「 それにニャル先輩も、この展開、少しは ..期待
____[ むにゅ ]してたンじゃないでスか? 」
( 直接背中に、押し当てられる ...成長途中の 胸部 )
「 怒るのならば後で本気で怒ッて下さい、でも今は
...ふふ、私なりの、リラックスタイムでスから 」
...タオルはいつの間にか、剥がれている
そして ...
[ ふにゅ、みゅ ] ( ...白黒の双椀に、後輩の小さな手がかかる )
(月跳………)
( 初めて見る表情 …正直になれないキミは
隠せないとこんな顔になるんだ、…知ると
何を思うでも難しいのに …落ち着いて _愛しくて )
[ずいっ](…ずるいよ 月跳…っ)
( __雄が抱いてるみたいに …口づけと挿入をそのまま
眼と お腹と …下腹部を合わせる、__本当に …狡い )
[ぐっ …ぐいっ](忘れてなんて …忘れてなんて…っ)
( …本当は、分かってる __指を強めるのはただの劣情。
正直に …なれないから、思わず言っていることなんて
__それでも …それでも __妬いてしまうのは仕方がない )
(ウチに…っ …ウチにっ、…!)
____"正直" …きかせてよ…っ!
( …唇を離して …達させる時に入る
肩に顎を乗せ …指を更に強めて、…名前を呼んで… )
[ ぐっ ぐっ ぐっ… ぐいっ…っ ]
『 だいすき… っ … ……げっちょぉ…っ! 』
____羞恥に眼を閉じて …指で __達させる。
__(ゅん…)
___姉のように …実りが大くはない
…貧相という訳でもない __締まってて
…後輩の __手触りにとても丁度よい…形と …大きさ
…[ん] ……[んっ]……
( __攻めに …本格的に入ると…彼女の抵抗はなく
右手を軽く口に当て …白銀の眼を固く閉じている
声は抑え … 為すがままに__ )
_______
「 ……[んっ]…… …ですが ミェン 」
( ひととおりを聞いたあとに …横顔だけを向けて
鋭い眼でミェンを眺める、…凛として …鋭く__
___怒気を含まない"歳上"の 冷静な瞳 )
「 …結局は … あなたも
…欲しいだけでしょう…?」
____私が …私という … 全てが
( __揉ませたまま …触れさせたまま
…前を向き、顔を俯かせ __記憶に浸る )
「 …あなたはいつも …よく、頑張ってくれていますよ
私にしか出来なかったこと …誰にも頼めなかったこと
…切り売りした気と、心がいっぺんに戻ってくれたように
___日々は軽く …忘れていたものも …思い出せています 」
___けれど…
「 …こうなっても … まだ、私に向けて…
正直に切り出せない自己評価の低さや…
…心そのものは奥手な所は …焦らせますね 」
____私はとっくに …
「 …あなたと添い遂げる __用意も覚悟も済んでいるのに 」
( …次に向けたのは __緩んだ瞳、…全てを赦す…眼 )
____好きに、…していいんです
…あなたが 心の赴くままに
( …抵抗はなく __彼女の …裸体が
____鏡に映って …後ろにも見える )
( コアは熱く、熱く ...弾け飛んじゃいそうな位
疼きっぱなし ....それもこれも全部黒機のせい )
( ...股の湿り、指だけじゃ収まらずに手まで染めて
....情欲に満ち溢れた吐息と、身体を
止められずに、見せて、溢れさせる )
...そんなに、言われたら
心の鍵を閉める事なんて、出来ない ...全て、曝け出してしまうに、決まってる ....!
『 ひっっ .....ぎゅ、っっ ...は、ぁっっ ...! 』
___プツンッ
( ...絶頂を迎えれば、回路の何処かが切れた音
...嫉妬させてしまった、黒機の身体を )
___ぎゅうって、力無く抱き締めて
『 ...忘れ、ないで ...忘れ、ないで ...っ!
大好きな、かろん に、だから ...言えるっ ..!!
忘れないでっ ...ぜんぶ、みて、おぼえて ....おねがいっ ..... .....かろん、わたしを、月跳を ....! 』
ずっと 忘れないで
記憶 の中に 残し、続け ....て
( ...最後まで浮かべる表情は、赤みがかった
...それでいて涙に濡れた
幸せで、忘れられないだろう笑顔 )
____オーバーヒート防止の為急速冷却
______即ち強制シャットダウン
...スリープモードの月跳の顔は
何処かとっても、幸せそう_____
「 ....あ、あはは ...バレて、ましたか .... 」
....そうでス
「 ...私も本気でス、本気で貴女が欲しいンでス
...ニャル先輩 」
( ....双椀に手を掛けて、ましてや触りながらなので緊迫感は無い ...いやらしい触り方
でもマッサージって感じはまだ残ってる ...それにどこか、遠慮がち )
「 ....私はニャル先輩の一番になりたいンでス 」
白黒の次で良い
歩を進める事も、家事の熟練度も、清掃の上手さも
....でも、欲張るのならば
....一つ欲張るのなら
__ニャル先輩よりも
___上手に恋を伝えたい、だけ
改めまして、言わせて下さいね、ニャル先輩
[ かぷりっ ]
( ...付けた痕を、更に濃くするかの様に犬歯を立て
.....ちょっとだけ吸いつつ、何度か舐めて ...
[ぺたり]と、絆創膏を貼る ....くすり、笑い )
「 ...私のモノ、 ...は違いまスね ...ンと
あぁ、こう言えば良いでスッ ....! 」
「 私 と 一 生 を ....添い遂げて、下さいッ! 」
[ ...ぐっ、ぐっ ]
( 臀部、親指で押し込んだりしつつ ...ぎゅうっっっと、無遠慮に、全身を押し付けて抱きついて ....にィと笑い ...)
[ ...っぷ、にゅ .... ]
( ...不意に、濡れた指を構えて ...白黒の純潔をゆっくり、ゆっくりと奪い ....強く、上に押す )
「 でスから、ニャル先輩の言う通り
...心の赴くまま、好きにさせて貰いまス ..ね♡ 」
( ....少し強引、されど ...それが、本心だから
想いは尊重して_____ ....のぼせちゃうまで )
終えたのは ...約1時間、後?
__沈黙を経ての覚醒、眠りから …急に目覚めるような、
強い衝撃にも似た頭の感覚を境にして意識が正常化する
…夢のような先触も無かったが夢のような心の動悸が
半ば暴走していた知覚を徐々に 復旧させる …眼を開く
[…ふぁ]____…っんく…
__眼下で眠る白い機は …まるで糸の切れた人形のよう
そこまでを確認して、自分はやっと …やり終えたと
遅い自覚を遂げ。…覚えを探り、心は平常に帰還した
『 ………(じぃ) 』
『 ……(寝顔だけでも …キミは人を喜ばせるね)』
( …それはまるで、眠りに落ちた白雪の姫
嬉に溢れた表情を浮かべて、尚も美しい
…傍らに寄り添う オオカミは頬を撫で… )
ぐ___ [ ぽふっ …ん ]
___________
__二人で …布団を被る、人が産まれた時の
…そのままの姿で 分厚い布団に、…隠れるんだ
…私たちは、機械だからこれはただの"真似事"なのかな
誰かはこう言ってた …成り代わる事は何にだって出来ない
人は人でしかなく、…機械は機械でしかない …そんなの
(…抱き締める返しに、…強く抱き締め)
『 …間違いだ。… 私たちには意思があり、思考があり
…自己で判断し論理、理論から外れて答えを出せる
生物として不足はない私たちを …"機械"という
狭く、偏見に満ちた枠で括ることは …もう、出来ない 』
___言葉を 顔を …メモリと意識しない
…心で強く記憶して … __眠りを前に
『 …ウチはずっと __キミと"生きる"よ
… 愛して、…大好きで …大切な ___月跳… 』
____眠りへと
(__指摘すれば、…声を掛ければ それほど
報復のように攻めは激しくなり …熱くなる
声を出す余裕も …隙もなくなった)
なっ… み、…ミェ… んっ …ん…ぅ …ぁ…
__悔しい程に抵抗は出来ない
( 揉まれて …それが愛しい手と知っているから
愛の侵蝕は止められない__ 無意識が腕の力を
脚に込める力を抜いて …好き放題を許してしまう
…愛は、無力を白黒に強いると __せめて顔を俯かせ
表情 …見せないまま、激しく息を吸って …吐いて )
__んッ…ぁ… う…っ ゅ__ [ぷ、にゅ…]ぅぁ…っ!
…仰け反り __舌が垂れて
_____
(__好き放題は …遂に白黒の殆どが屈服に喘いだような
悲鳴を許すだけになる __…支配され、…しかし愛に
否定を叫べど押し潰される程の劣情が…光の無い瞳を映す)
ぐみゅ__ [ハァ…ハァ] むに …ゅん
__もに …ちゅく__ぐちゅ …[や…っ]
_________ただ
……… [ぐぐぐっ]
___返事、は …しなければ
( …抵抗 にすら見えない鈍い動き …ただ力はとても強く
__後輩、…愛しい彼女の …首の、後ろに手を掛けると
… 押して、…顔を横に向けて __合わせ… )
「 … 喜んで …あなたの手を取り、歩ませて頂きます 」
______…口づけ
[ ....ぢゅ、む ...ッッ ]
( ....白黒からの口付け ...離れようとしない
何時も飴ばかり舐めていたからか、少し甘く ...
それでいて ....ドッロドロに、濃厚な ...愛の味 )
「 ( ....あァッ ...本当幸せでス、堪らないでス ...
とッてもとッても、嬉しい事ばかりでス ....!) 」
( ...これから、沢山、もっともっと
...長く、深く、関係を築けるのは ....夢の様で
心を込め続ける余り、止める機会を失う )
____ぐぢゅ、む ...もみゅ、ぐちゅっ ...にゅぷ
ぬぷ、れろ ...むにゅぅ、っ ... ...ぐにゅり
__ただ、響くのは淫猥な音ばかり
___大好き、でス
_____大好きでス、ニャル先輩!!!
( ...表情も、丸見えで ...思わず、蕩けながらの笑みが溢れる ... ...独占欲に、ちょっぴり染められる位 )
....後輩のスタミナが切れるまで、何度も何度も
囁いて、キスをして、揉んで、弄って ...止めず、止まらず、満ち溢れさせる_____
白と黒の中に ...未熟な青を、混ざらせて
____清掃員が …後輩が白黒に望む全ては
気付かなくともずっと昔に叶っている
( …築き続けている甘くもほろ苦い二人の思い出
ロマンスとは遠い出会い、…それを上書きして
奥手な白黒に何よりも恋は早く伝わって… )
…ぢゅっ ぐぷ…ん む…んんっ[はぁっ]…かぷっ
___はふ…ぅ…みぇ…ん あぁっ… …ぁ… じゅっ…んんっ
(__何度も 何度も何度も何度も… _頬に
胸に、肩に …腕に 首筋に… 今は、…秘唇に
__刻み付けられた"所有"と、…"生涯"の証
…逃れられない …喜ばしい運命のベーゼを
懸命に堪能し、…__彼女らの舌を絡ませ続ける)
_____白は青に染まる …黒は青を飲み込む…
…湯けむりが女体を艶に染め上げて
止まらない劣情に火を注ぎ …
__________
( __浴場から、…揃いの寝巻きを着て出てきた
…そんな二人の体は、…艶に溢れて_火照り
けれど、…緩い浴衣で隠せない __痕が白黒に。)
「 …上下、襟も少しロングにしましょうか 」
___何気ない一言も …後輩に意識を向けて
「 …湯加減はいかがでしたか? 」
_____ ...全てが終われば、後悔はしてなくとも
..今更ながらやった事の重大さに羞恥に
[ ...ちら ]
( ...白黒に対して視線を向ければ ...やはり
__少しばかり目立つ、痕の数々 ...
...火を見るよりも明らかに、顔は更に火照り
...顔を両手で覆い隠して頷くしか出来ない )
「 ゆ、湯加減はとても気持ちの良い物でス ...した
...恐らくきッと、忘れられないのは ...確定でス 」
( ...少し、歩む距離 ...肩を並べる様に調整
...自覚を持ち、これからもしっかりと )
___側にいることを、誓う
歩く夜中の帰り道、寝巻きでゆっくり歩む道
…いたたまれぬと言の葉を飲み 並んで目先は
先輩の部屋 __今や 二人を納める場所へ
( __気の効いた事ひとつも言えず、結局
部屋に戻るまで …録に会話がなかった )
_______
[ガチャン]
「 ……… 」
( ドアを閉めると、… 城に静けさが広まっていく
宵の宴は既に終り 明日を眠り、待つものは増える… )
____
「 …ミェン 」
( ひとつ 名を呼び、…向き合う間も待てず
華奢な肩を抱いて寄せ 胸に押し付けるように抱く… )
「 … 」
_____宴もたけなわとは言うもので
...風呂にて戯れている間に、殆どは終わりを告げ ...
月の光が静かに森を照らし続ける
「 ......ぁ .....え、えッと.... 」
( 話す事は何も思い浮かばず ... ...のぼせた?熱が冷め切らず ...顔は火照り続けている ... ...愛する先輩の部屋にて静かに ...悩み続ける
...どう発言をすれば良いのか分からずじまい )
___あッ、はい ...なンで ...
!!!!!?
「 に、ににゃ、ニャル、せンぱ ...ァッ!? 」
( ...後頭部に当たる女体 ...背後からでも当たる
...抱かれる事に対しての安心感とは別に ...付き合ってるからと言ってそんな軽率に ...と言う ...後輩ならではの悩み )
( …終わり告げるは森のことごとく されど…
長い間燻らせた情愛…、堅さや真面目を上書き
蹂躙に悦びを思わせる程の愛への欲求へと
…改めて付いた火は止まりようがない その上__)
「 …貴女は私に __跡を何度も付けました
所有し、隷属させ、肌を重ねる。…そういう印を 」
[くるり …]
( 清掃員を回して向かい合わせる
__窓から差し込む月の光を背に受けて
…身を寄せ合うので、…見下ろして )
[ぐいっ…] [ぼすん]
___ベッドへ押し倒し …床ドンで逃げ場を奪う
「 …貴女と、…私は互いに同じく
…所有しあう仲となった以上、は… 」
____顎を…上げさせ、軽く唇を奪って
[んむ __ゅ …はぁ]
「 …私とて 貴女にふたつみっつ
__刻まなければ気が済みません …
___貴女を… 」
『所有して』___頬から首へ…
『隷属して』___首から下腹部へ
『…愛しあう』___太股へ …ゆっくりと撫で下ろし
( __月の光は、差し込み 妖しく白黒の輪郭を
揺らめかせるように輝く …鋭く眼が、後輩を見て
…乱れの続きを求めるような __視線が注ぐ )
「 『私のもの』と示す …私の、証を 」
「 へ、あ ...に、ニャルせンぱい? ...そ、その
言いようのない圧があると言いまスか ..ひッ!?
お、お待ちを ...ンむッ、ふ ...ゥううッ ..! 」
( 体格差、力の関係上 ...この状況を打開する事は出来ず
何度もこの距離は体験しているはずなのに ...何故か心の緊張が止まらずにいて ...顎、無理矢理上げさせられて奪われれば ... )
___心はもう、既に染まり始めていて ...
流れる様な一連の動作 ... ...注がれる視線に
自分のした事の重大さと ...責任の処罰に ..白黒を受け入れるしか選択は無かった。
「 ...良い、でスよ 」
( そんな視線耐えられる訳が無いと言わんばかりに
つい視線を逸らして ...静かに頷いて )
「 ...首でも、太腿でも、何処でも ...ニャル先輩の
その証を刻み込んで下さい ...これは何方かと言うならば、お願いでス ...ね? 」
( 決して罪悪感を残さない様に ... ...そして、心残りを無くす為に ...続きを最後まで、させてあげる )
..やっぱり恥ずかしくて、顔はじわじわと恥ずかしくなって ... ...やるなら早くして欲しいと、視線が来る
「 …生物に於ける、異性へのマーキング
痕を付け、所有を示す事 …それは決して
珍しい事ではないのでしょうけれど…
…それは伴侶であること、所有する…
自分の異性だと主張してしまえるもの。
___1980年代著作"マーカー"にはこうあります 」
( …ベッドへ運び、身に纏う布を …手順を遵守し
丁寧に外して 焼け色の薄い肌を露にする最中に
眼の冴えた白黒は __言葉と …撫でで怯えを嗜める )
____ひととおりを …桃色に染まりはじめた
部屋の空気に晒して終え … 身を寄せれば…
[するり]"…首すじは命の所有を示し"
[むに…]"胸元の牙痕を許すは、与える者"
[さわ…]"太股に走った噛み傷は逃がさぬ意思"
___…
( …口で示した体の部分を撫で __緊張を感じ
抵抗の余韻もない、…後輩にキスをして …緩めて… )
「 …力を抜きなさい ___それとも …先に
骨を抜いてしまいたいのですか? … 」
____声はとても近く …先程のお返しのように
[ ぴくっ ] ( ...撫でられれば僅かに跳ねて
...それ以上に、優しい暖かさに
....心を許せば、口が緩む )
....一つ一つ、説明される度に
羞恥を全身が包む ...それ以上に嬉と言うものが
___表情から分かるほど、伝わって
お揃いとまではいかずとも、つけられ続けたその痕に
...不変の愛を、心に響かせる...とても、幸せだと
自覚をして ...先輩後輩と言う肩書きは変わらずとも、態度は軟化して
「 ...骨抜きにされるのも、悪く無いかも
しれないでス ...ね? ...ふふ 」
( ...もちろん、言葉で作った偽装の余裕
...既に体の力はゆっくりと抜かれていて、寝具に体を休め置き ...細い両腕を広げる )
「 大丈夫でスよ、ニャル先輩の全て ...ぜ〜ンぶ
受け入れられまスから ...ね! 」
__するりと、健康的な肌を撫で ...薄い黒に、橙色を混ぜた様な ...明光な瞳を、白黒へと負ける
[きゅ]「…理論や思想は、思考に理解を与えますが」
「 …何より貴女と、こうして… 添い遂げる意志と
誓う証を刻める事… 何よりの真実が、そうなのが
とても喜ばしく思えます __それも… "この地" で 」
…残り物は、数多い。…"思い出"という優しく
時の流れを残酷に彩る正邪の鎖。…今でさえ
目に見えぬ灰色の記憶に … 恐怖は甦る
__…孤独の永遠を覚悟さえも 諦め、…受け入れた時間(とき)
…今は、…いや __その時から、…私は恵まれた
(…目を閉じれば、からかい混じりに微笑む顔が浮かぶ
__意地悪で、悪戯好きで、…諦めの悪い魔人の顔。
…恨んだことさえある ___けれど 今は…)
____何よりも…
( …回した腕で背中を抱いて __小さな肩に顎を乗せ
身体と身体を寄せ合い、存在の全てを感じる …
____あなたと巡り会って …心がやっと
…求めてる静穏に安心と 希望に溢れた )
___わたしが任せようとしているのは…
…本当に、わたしの全て。__小さな体に
受け入れきれるか不安になりそうな程の…
…愛、思い、心、…関係性 人として …その全て。
( 迷いなく …涙も流さず。__あなたを抱き締める )
「 …ミェン
___ありがとう…ございますね 」
( …抱き締めて、顔を見合わせて )
___あなたに会えて …本当によかった
(…唇を重ねて __不純に、乱れて
それでも …愛は静かに美しく__
…時は、明日まで流れていった)
.......しっかりとした愛で全身が覆われる感覚に ...
嬉しさや恥ずかしさよりも ...誇らしさを感じ
ただ、静かに抱き締め返す ...決意を持ち
「 ...そンな事、私の告白でス、ぜ〜〜〜ンぶ!
私を共にこうして ...大事な場所で ...しッかりと、気持ちを確認しあえて、時間を過ごせるンでスから!
でスからこれからも ...私の希望でいて下さい
私も、ニャル先輩の ...光で有り続けまス、から!
_思い出はどンどン上書きして、忘れさせませン! 」
救われたのは互いに同じ ...だから、それ相応の
安心を、希望を、想いを ...秘めた夢も
口付けと共に、全部流し込む ...
( そうして、吹いた風は ...森に溢れて
幸せとなりて駆け巡る ...止まらない、愛を捧ぎ
決して終わる事の無い二人の時間を紡いでいく___ )
また、日が昇る
しかしその日は ...前よりも明るく見えた