皆さま、こんにちは、フフフ、今宵は月が綺麗でございますね。
こんな夜は、是非とも聖神教会を足をお運びくださいませ。
我らの神が必ずやあなたを導いてくれることでしょう。
( しかし沈黙を挟み …思案としては微妙な時の間 )
「 丁重に。お断り致しますわぁ? 」
___…あまつさえ 飛び交う砂塵に手を払うばかり
>>105、>>106
っ、く…ッ!
(瞬間、煙の向こうから迫りくる気配を寸前で感知し、咄嗟に腕を伸ばして結界を展開する。
ふいに展開の衝撃で煙が晴れた。視界に広がるのは、男の姿。
そして、その背後で空いた壁の穴から伸びる地平線。青い空に目を細めた。)
ああ、神よ。
これも試練なのですか。
ならば救いの時は近いでしょう。
傍観者は一人。
敵対者は二人。
あははは、いいですわ。
全員腸を引きずり出してあげますから。
(とはいうものの、ウィンプルの下の顔は疲労で覆われている。
すると、そこへ――
三つ巴に相対する三人の元に、人影が落ちた。)
――ヒュ〜〜〜〜〜…
ドォォォ〜〜ん!!
おれ、とうちゃーーーく!
(ガラガラと倒壊していく屋根。重力に従って落ちていく瓦礫を飲み込みながら、一人の男が現れた。)
あっれ〜〜、ちょいとヘ…じゃない、ハリジャだっけ?
のォ〜、魔力の流れが変だったからさ?
来てみたらぁ、なに? カミサマだろー、呪人、それから…なんだァ、オマエ。
(周りをジロジロと見渡す。
片目を隠すほどの長い髪、蛇のような舌、小柄な体躯から伸びる蛇尾。
とても人間とはいえない相貌で、男は右目を見開いた。)
まぁ〜いいや、おいらが全部…喰ってやっからさァァ〜
(ぺろり。舌なめずり。)