思いついたら取りあえず書く事に決めた(センスは皆無)。
↓
電柱から覗く君は誰だろか?
私はコソリと確かめゆく
けれども何時もシュッパイする
今日も君はシャッテン延びる電柱から私を見ている
そんな所で見てないで早くお入りよ
けれども君は首を横に振る
レーゲン降る日も
シュタルカー・ヴィント吹く日も
君は只私を柱から覗くだけ
何故かと私は君に聞いた
君は口を開いた
“だって僕はゲシュペンストだから”
歪んでいても良い
私は只愛されたい
誰かに必要とされたい
それで褒めて欲しい
頑張ったね とか
そんなのが
けれども叶わない
幾ら何をしても直ぐ
必要とされなくなってしまう
抱えきれないから
一緒に荷物を持って欲しい
其の言葉が
どうしても出ない
他人を見てると
羨ましくなる
誰かと一緒にいる
他人が特に
嫉妬してしまう
同僚が褒めて貰えてると
私はあまり
そう云うのが無い
放っておいても出来ると
思われているから
一人で頑張らなくちゃいけない
周りから そう思われているなら 私は
だから余計に
褒められる好機を失う
笑いたくなる
原因を自分が
作っている事に
けど 一度着いた
イメージと云うのは
簡単には
取消す事が
出来やしない物だ
何でも出来るより
何か出来ない方が良かった
そうだったら
誰かに簡単に
助けを云う事が
出来たのに
助けて欲しかった
忙しい時に
けれど私は
出来てしまうから
誰も助け無い
褒めてもくれない
出来る事が
当たり前になっているから
保たなくてはいけない
それを
そうでなければ
私は誰にも何にも
見捨てられる
苦しくたって
辛くたって
助けを求めてはならない
追い詰められても
独りでしなくてはならない
嗚呼…また見えるな
音がする…
きりきりきりきり…
(1)
ポチやポチ!
此処は動物国
人間は愛玩動物で
家畜なんだ
人間ペットショップ
なんて物もあるし
食用の
人間工場だって
あるんだよ
自己紹介だ!
僕は猫の猫太郎!
人間の世界では
「……」と云う所の
飼い猫だったんだけど
其処の主に捨てられて
歿んじゃったんだ!
冷たかったなぁ…
雨が降った
コンクリの上は…
それで目が覚めた時
いつの間にか
この国に来てた!
この国は良い国だよ
皆優しいし
誰も虐めないから!
(2)
僕のペットを紹介するね!
これはポチ!
僕の飼い人間!
人間処分場でね
殺処分寸前の所を
僕が引き取ったの
引き取った理由はね
僕のかつての飼い主に
そっくりだったから!
肋浮いた体で
じっと見てくるから
可哀想になってきちゃって
(3)
僕が働いている所はね
人間加工場の隣にある
人間飼育場って所だよ
此処はね
僕達動物のごはんになる
人間を育てる場所なんだ
ストレスを与えると
美味しくなるらしいから
小さい囲いの一つの中に
何百人と入れて
泣き叫ぶまで
鞭で叩くの!
それである程度成長したら
人間加工場に持って行って
切って部位別や内臓別に分けて
パックに詰めて
出荷するんだ
こうして出来た肉は
スーパーとかに届けられて
僕達動物の
食卓に並ぶんだよ
あ ポチのエサを買いに
ペットショップに行かないと
(4)
此処はね
愛玩用の人間や
餌が売っている所なんだ
僕は此処によく
通っている
品物が豊富でね
ゲージの中を
見てごらんよ
可愛い人間の赤ちゃんが
おぎゃあおぎゃあ
泣いてるね
少し大きくなった
人間の子供も
ゲージの中で
元気だね
おや あの人間は
どうしたのだろう
あの人間と云うのは
この周りの人間より
大きくなっていて
小さいゲージが
狭そうだった
人間の事だよ
店員さんに
聞いてみた
なんでも其の人間は
売れ残りと云う理由で
人間処分場に
送ったんだって
(5)
人間処分場と
云うのはね
飼いきれなくなった人間が
最期に行き着く
場所なんだ
処分方法はね
暗い部屋に何十人か
押し込んで
其の中に釦ひとつで
瓦斯を流し込む
そうすると
あっと云う間に
コロリと逝くんだって
其処で働いてる
僕の友達に
聞いたんだ
餌を買って
家に帰ると
ポチが倒れてた
急いで人間病院に
行ってお医者さんに見せた
診断は
栄養失調だった
そういや
この餌を買ったのも
二ヶ月ぶりだっけ
だってね
最初は可愛いと
思ったんだよ
でも成長したら
可愛く無くなっちゃって
餌をあげるのも
面倒くさくなったんだ
今度の休日に
ポチは捨てよう
…今度の休日は雨かぁ
努々お忘れ無き様…
かの地には
希望等無き事を…
貴方は其の入り口に
立っているのです…
貴方も“持つ者„と化するの…?
持っている皆の下へと行くの…?
私は持たざる者だから
皆の輪に入る事が出来ない…
考えてはくれてないんだ…世界は…
置いていかれる側の事なんて…
父ちゃん 父ちゃんは?
ねぇ 父ちゃんは
何処へ行ったの?
父ちゃんはねぇ
お仕事の終わった後
ずうっと線路の上に
いるんだって
云ってたよ
虫の歿骸が入った花瓶の
水を吸っても花は
美しく育つらしい
歪んでたって良いじゃないか
まだ君は壊れないだろう?
壊れたとしても
すぐに直してやるから
心配をするな
暴れられると困る
手足があらぬ方向に
向いてしまうから
それで百回位かな?
痛いと叫んだのは
それくらいの事で
やめる訳が無いの
知っている癖に
叶わないと
判っている夢を
追い掛け続けるよりも
いっその事
全部壊してしまって
瓦礫我楽多歿体の上で
雨が止むまで笑いたい
どうだって良いんだと
思考を放棄して
目に付く者物全てを
憎むべき敵と見て
制止の声なんか聞こえない
知らないよ 知らない
辿り着いた末路は
命の無いディストピア
踏み潰せ
可憐な花なぞ
進軍せし重音は
敵へ刻む
怖れの凱歌
高らかなる銃声
鏖の指揮棒
蹂躙される者等の
目に映るは悪鬼か羅刹か
粛清せよ
異なる見解持ちし者を
紅蓮は盛りて緑を焼き
凶弾の享楽に耽けて狂人は嘲笑う
可笑しな事を
云う人達だ
生きていないなんて
嘘だろう?
食欲が無いから
食べないだけなんだ
それか
眠っているだけなんだ
きっと明日起きて
おはようって
笑いかけてくれるんだ
君達が
そんな事ばかりを云うから
悪夢を見る
自分で手に
掛けてしまうと云う
違うんだ
あれは夢なんだ
現実じゃない
“生きているんだ„
貴方に対する
私の気持ちは
針を刺し尽くした
人形です
皆が 私の
悪口を云っているような
そんな気がしてで御座います
夜毎に聴こえるのですよ
馬鹿 だの 阿呆 だの
(それは仕事の同僚です)
ええ 御察しの通り
私は眠れぬ日々を
過ごしております
電気を消した
窓は開けど風は吹かぬ
熱帯夜の中で
うすぼんやりと見える
自分の手のひらを
ぢっと目を凝らします
するとですね
同僚の顔が
浮かび上がるんですよ
其の表情は…まぁなんとも
憎たらしい
あまりにも憎たらしくてね
ぐしゃりと
トマトを握り潰す感覚で
手を拳にしましたよ
それで再び手を開きますと
同僚の顔が正に
潰れたトマトでしたな
少しは気が晴れるか?
はい 少しは晴れますな
ただ それで眠れるのか…
それとはまた
別なのですよ 悩ましい!
友の大切な物を奪った
其の時に沸き上がる
情の名はなんぞや
返り血など
気にしない
これはお前の好きだった
彼奴の血だからな
夢を見た
お前が血塗れで
歿んでいた
夢では無いと知る
新聞でお前の歿が載っていた
犯人は俺では無い
其の事に少し惜しいと
感じていた
そして眠る
枕が柔らかい
これは ただの あそび
むしを ありの みっちり はいった
はこに いれて くわせる あそび
むしゃむしゃ たべる ありは
かわいいね ぶちぶち むしを
くいちぎる おとが するよ
むしの くいちぎられた
からだから えきたいが でてきた
とうめいだ べちゃべちゃ している
あきた だから おばあちゃんが
たきびを している ひのなかに
はこごと なげて もやした
ともだちが ふくろに えきたいを
いれて もってきた
このにおいを すうと とても
きもちよくなると いっていた
みんなが やろう やろう
と いいだした
わたしは しょうたいを
しっていたので だまって
みている ことにした
かわるがわる みんなは
ふくろを もって なかの においを
かいで すいこんだ
みんなが きもちよさそうな
かおを していた
でも それは さいしょだけ
じかんが たつにつれ
みんなの くちから よだれが
だらだら たれてきて
まともに しゃべれなくなって
はも とけて わらって ころがって
めちゃくちゃに なった
何時だって絶望が
ぼくの所へ
まとわりついて来るんです
なんだってでしょうね
分かりやしませんよ もう
生き物かなにかかな
この絶望と云う奴は
若し姿があるとしたなら
狗かね?三ツ頭の尾が無数の蛇の
おひさですね
記憶にないかもしれませんが、私はちょいちょい見に来てますよ、やっぱりかっこい文章を書くんですね。すきですよ
格好いいだなんてそんな…
…照れて仕舞うな。
この詩の集まりも
そろそろ終末を迎える
終わりを迎えた時
私は名を変えようと思う
幸せが遠ざかります
此方が手を伸ばしても
幸せと云う奴は足が生えて
憎いあんちきしょうの所へ行き
恋人として
逃げて行くのです
残された私の恋人は
誰なのかしら?
目が覚めると
知らない奴が隣にいる
大概は異性だが
稀に同性もいる
そして大概が
息をしていない
昨夜何があったのか
覚えていないが
相手の首にある
手の痕と
裸体と
手にあるこの感触が
物語っている
生き物は飼わない
昔は飼っていたが
自分の記憶の無い内に
勝手に歿ぬからだ
息をしていようが
息をしていなかろうが
やる事は変わらず
土に埋め
土手の川に流す
悲しんだ事があれば
あったかも知れない
俺を愛していると
目の前にいる女が云った
俺はこの女を知らない
女は俺を知っているらしいが
恋人だと云う
女は自分の事を
誰のかと聞いた
貴方のよと女は云った
とりあえず愛した
知らない女の事を
記憶が無いのを
悟られぬ様に
…どうしても駄目だ
思い出せない
悲しむかもしれないが
女に記憶が無いと
打ち明けた
冗談でしょう?
貴方は何時も御上手なのね
…と
笑い返された
夜になると
無性に何でも良いから
壊したくなる
物は勿論
生物も例外無く
動いている物を
動かない物にしたくなる
気が付くと
隣で寝ている
女の細首に手を掛け
絞めている
ぎりぎりと音を立て
女の首を絞める
抵抗する女の爪が
俺の手首に食い込み
血を流している
痛みはあったが
緩める事は無く
強く絞め続ける
声がしなくなるまで
息をしなくなるまで
愛しているのにと
最期の言葉がそれだった
判らなかった
俺にはその言葉が
何が書きたいのか判らないと
白紙の原稿に向かって呟く
一度こういう気持ちに陥ると
何処か放浪の旅に
出掛けたい気分になる
知らない土地に
一人立って
空を眺めたい
湖へ身を投げて
水面を揺蕩って
魚の口につつかれたい
空を飛ぶ…
…空想をするのも良いな
気にしない
君を思えば
この位の事は
訳なんて無いよ
次に君は僕に
どんな命令をくれるの?
どんな事でも良いよ
だって君の云う事だもん
何も無かったら
何をして良いのか
判らなくなっちゃう
だから僕に
君の言葉で
僕の生きる事を許してよ
…逃げられてしまった
こうして人の身を得ども
本能で生きる動物には
判ってしまうらしい
否 ひどく怯えていたからな
上手く隠した心算なんだが
喰らおうとは思っていない
只 人間達みたいにな
私も動物に触れて
愛でてみたかったんだ
それに今は
さほど腹は減っていない
若しも減っているなら
今頃お前の上半身が
無くなっているさ
法を守っていれば
自分は正義だと
云えるかね?
道徳が備わっていれば
自分は清らかであると
誇れるかね?
外れた思考さえ持たなければ
自分は真人間であると
証明出来るかね?
人の心の冷たさよりも
自然の冷たさの方が
暖かいと感じます
天上の星が憎い
輝く星が憎い
輝く星は
私のいる地上を
煌煌と照らす
天上の星を
落としてやりたい
其の輝きを
一切無くして
地上に転がる
そこいらの石ころと変わらぬ
存在へと変えてやりたい
夢を見ていたいのに…なのに…
お前達は何故邪魔をする…?
眠ってはいけないのか
起きてずっとお前達の願いを
聞き入れて
叶えなくてはならないのか?
もう関わらないと決めたのに
だから森の深奥の祠で眠っていたのに
同僚に裏切られて
本当に悲しかった
周りが其の同僚を庇って
私に云った“優しい嘘„の意味が
未だに分からない
じゃあ何で私は
こんなにも悲しい?
じゃあ何で私は
こんなにも苦しい?
教えてくれないか?
優しい嘘とは一体何なのだ?
誰を救う為の
”嘘„なんだ?
…今一度
暗黒の揺り籠の中に戻り
眠ろうと思う
新たなる私と云う
存在を創り出す為に
舌先三寸嘘八百で
私は遊ぶさ皆の事
口先からのでまかせで
渡れ渡れ人の世を
止められはせぬ
止まりやせぬ
楽しき哉
翻弄される
人の子等の姿
こんな所に
来なければ良かった
酒と食と話の混じる
騒がしい所だ
私は嫌と云う程
思い知らされる
自分がどれ程
孤独かと云う事を
各々仲の良い奴と
談笑しているが
自分には
それが無く
只 目の前にある
冷めた料理を
黙々と食べている
何故来てしまったのだろう
こうなると云う事は
過去に何度もあって
判り切っていた筈なのに
無理に話し掛け無くて良い
お前は別の者と
話していれば良い
話題なんて無い癖に
絞り出そうとするな
別の者の所に行って
其の話題を
咲かせるが良い
私が相手ならば
直ぐさま枯れるだろうよ
私なんて者は
薄暗い角で
詩を書いている方が
お似合いなんだ
どうせ誰も
誉めてくれやしないんだから
そんな紙切れ
貰ったって無駄さ
燃やしちまえよ
火ィ点けてさ
焦げる紙が
空に飛ばされる姿を見て
笑えば良いさ
どうせゴミだ
ゴミなんだから
我が村の
海の間際の
赤百合の群生は
空を見る
月を見る
星を見る
潮に晒されても
枯れはせず
繰り返す
繰り返す
繰り返す…
廻る
廻る
廻る
成した因果は
巡り回りて
自らへと還らん
鳥が鳴いても
血を流せ
足の裏を
焼かれて踊れ
手は這う虫の
餌食となれ
眼球の水晶は
魚の住処
廻る
廻る
廻る
繰り返し…
繰り返し…
繰り返し…
忍び寄る
君はまだ
気付かない
忍び寄る
歩く音無く
姿無く
忍び寄る
振り返る
其の既に時遅し
忍び寄る
次は
おまえ
心が叫び続けている
何故 何故 私は
裏切られたのかと
満天の星々よ
道となりて
孤独なる旅人を
天上へと導きたまえ
先刻も書いた通り
私は名を変えて
何時になるか判らないが
戻ってくるよ
前々からこれは
思っていた事だ
人らしい名が良いなと
ずっと考えていたんだ
名を変えても
「アビス」と
読んでくれても構わないよ
では
また
会う時迄…
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててください。