人間彼女と宇宙人彼氏(5)

1: 依夢:2020/10/08(木) 01:24

琴宮花音、15歳。


ただいまピンチです。
高校1年生の春。一番最初のテストに撃沈いたしました…。
第一志望だった、この私立五月宮高校に入学してから初の挫折。


はあ、とため息をついて横を見ると、数人のクラスメートの女の子たちが一覧表の前の方を見てたくさんの感嘆詞を上げている。

「どうしたんだろ。」
「花音〜!どうだったー?」
「わっ!あ、晶ちゃん…う〜、訊かないで…」

晶ちゃん。中学校から唯一、一緒の高校に来た女の子。すっごく可愛くて、頭もいい、大好きな子です。

「はは…だろうと思ったけどさ。」
「うぐっ。あ、それより、みんななんであんなに騒いでるの?」
「え?アンタ知らないの?」
「え?うん。」
「長月。一位だったって、ファンの子らが騒いでんのよ。」
「ああ…。」

長月秋桜くん。
実は、すごく気になってるんだよね。
もちろん、好きとかじゃなくって、なんとなく、不思議だなって。
たしかに、身長も高くて、顔も素敵で、誰にでも優しい。うわさじゃ、クラスの大半は秋桜君が好きだとか。
ちなみにこすもす、じゃなくて、しゅうおう、と読むらしいよ…という晶ちゃん情報。

「しゅうおうかー、名前もかっこいいねぇ。」
「あれ、アンタは好きじゃないの?」
「わたしはアイドルの追っかけが忙しいもん。」

それに、きっとすむ世界が違うもん。

ツンデレな彼女と天然な彼氏(4)

1: 樹音@新一◆gQ:2019/05/05(日) 19:01

どうも〜!今回は恋愛小説描いていきます。
温かい目で見守ってやって下さいね( ・∇・)

荒らし、特攻、成り済まし禁止。

彼女→魔法少女【事情】(15)

1: フォー:2019/04/14(日) 18:02

初投稿

3: フォー:2019/04/14(日) 18:17

本編

楽しいことは 忘れてしまうけれど
悲しいことは 覚えているのは
何故なんでしょう

記憶は厄介なもので 覚えたくないものに限って 脳みそに深く深くシワをつくるのです

私は そうやって みんなとおなじように時を過ごして
いきます


厄介な記憶さんは 本当に忘れたくないことは 覚えてくれます
楽しいのか 悲しいのか そんなことはお構いなしに




この3年間は 楽しいのか 悲しいのか
愛おしいのか 哀しいのか
快かったのか 不快だったのか

そんなことはわかりません

わからないけれど


私はこの3年間を 決して忘れたくない

美しくも哀しい

彼女たちのことを

8: フォー:2019/04/14(日) 20:55

ふと角を混ざった先に目を向けた。
(あれ、あんな子、いたっけ。)

そこには、長い茶色の髪を揺らす、脚の長い、背筋の伸びた少女が、優理の高校、葎花高校の制服を着ながら優雅に歩いていた。

(こんなのんびりした時間に、ここを歩いてるなんて、珍しい... 何年生だろう。昨日の入学式にいたっけ?...歩いてたら遅刻するんじゃない?知らないのかな。)

知らない人に突然話しかけることは優理にとっては特に恥ずかしいことだとは思っていない。

「あのーー!この時間なら、あのもう45分くらいだと思うんですけどぉー!歩きじゃ間に合いませんよー!駅そっちじゃないしー!!!」

その声に、振り向いた。

まさに見返り美人。端正な顔立ちに圧倒された。

そのため、彼女の表情が一瞬曇ったことに気づかなかった。

「...あら、ごめんなさい。1日遅れの入学なもので...。私、この辺の地理に詳しくないの。教えて頂けると助かります。」

「あ、いいです!いいですよ。全然。この角じゃなくて、あっちの角を曲がって〜」




「...成る程。ありがとう。助かりました。ご丁寧にどうも...。 まつもとゆうりさん、って言うんですね」

突然名前を言い当てられて戸惑った。

「え、なんで名前を!!!!」

そうすると彼女はクスクスとキツネのように笑いながらカバンのストラップを指差した。まつもとゆうりと書かれたプレートを持つたぬきのキーホルダーがぶら下がっていた。

「私ばかり名前を知ってしまうのは悪いですね。私は大地優奈(だいちゆうな)。よろしくね。」






そんなやりとりがあったあと、もう優理は例の出来事の事はどうでもよくなっていた。
そう、どうでもよく。
不気味なほどに

彼女を半人前ください!(1)

1: ぼけ:2019/04/13(土) 22:07


心臓移植手術をしたあの日から、心にもう1人のあたしが棲むようになった。



【九島 春芽(くしま はるめ)】(17)
高校3年生。
幼い頃に心臓移植手術を受けてから、二重人格に悩まされている。
普段はギャル語を話すが、ある条件が揃うと、敬語で話す真面目な人格が現れる。

【網山 秀雅(あみやま しゅうが)】(17)
春芽のクラスメイト。
表向きはイケメン優等生だが、本性は腹黒いドS。
ギャル語を話す方の春芽に思いを寄せるようになる。

【桐平 夜月(きりひら よづき)】(19)
春芽がバイトしている喫茶店で働く大学生。
物腰柔らかで人当たりが良いイケメンで、王子と呼ばれるほど。
真面目な方の春芽に惹かれる。

知りたがり彼女と知識博士彼〜二人の新しい冒険発見〜(26)

1: アーヤ◆TQ:2017/10/22(日) 10:26

気をとり直して新作を書きます。

今度は正反対な二人で凸凹感たっぷりな物語です。
色々調べていくことで彼女も彼も新しい知識を知る話です。

私が知ってる限りの知識を書きます。
本当に荒しは止めてくださいm(._.)m

彼女は人狼(3)

1: リリア:2017/06/19(月) 23:55

あらすじ
主人公の彼女は人狼。人狼の彼女とのラブストーリー


キャラ
主人公
大和かい
(やまとかい)
心優しい彼氏、彼女が人狼と知ったのは、付き合って、一週間


矢田紅菜
(やだくれな)
心優しい彼女。しかし人狼。見た目は可愛く、子供っぽいところはあるが、自分の意見をはっきり言える。


第1話
俺の彼女は、人狼。
それはつい最近知った。今は、付き合って二週間。そして、一週間前ある出来事があった。
それは遡ること一週間前…
そう、デートからの帰りのはなし
かい「そういえば、俺たち付き合い始めて、一週間たったな!!」
紅菜「えっ!!あっ!!そうだね」
かい『あれ?いつもよりも元気ないなぁ〜』
そして、分かれ道につき
かい「じゃあな、紅菜」
紅菜「うん、じゃあ…」
かい「やっぱり、元気がない」
俺は、そのまま帰ろうと行く方向を見た。そしてまた会える日を聞こうと
かい「ちょっと待っ…」
といいかけだが、もういない。
俺は紅菜の家の方向を少しいった。そして、紅菜の後ろ姿が見えた。
あれ?
紅菜は、家と逆方向に向かい山道に行った。
俺は、後ろをついて行った。もちろんストーカーじゃないぞ。
そして紅菜は、月を見た。この時春の午後8時だった。
すると目がギラッと光り、なんと狼になった。
かい「えっ!!!!!?」
俺はつい声を出してしまった。
紅菜「あれ?やっぱり、ついてきたんだ。ごめんね。かい。怖いでしょう?」
紅菜は、悲しそうな目になった。
かい「怖くないよ」
紅菜「そう…よかった、いつか話そうと思ってたの」
紅菜は自分のことについて話し始めた。
紅菜の両親は、人狼。それで、今日、元気がなかったのは、毎回、これぐらいの時期に彼氏にバレてしまい、別れることになることが多いこと。
紅菜「それで…かいと別れたくない…別れたいのならば、それでも私はいいよ。かいのためならば」
かい「ごめん、俺、紅菜と別れない!!

図書館の彼女(6)

1: 知瑚◆O2:2016/11/20(日) 16:33


 はじめまして、知瑚っていいます(*・ω・)ノ⌒☆

 小説を書いてみようかなーと思いまして。

 ぜひ、返信くださいd(・ω・*)


 >>2 キャラ紹介

 >>3 プロローグ

彼女は黒闇に生きていた(3)

1: れみ:2016/11/18(金) 21:31


初投稿!!
頑張るのでよろしくお願いします!

彼女は公園(3)

1: 佐那間◆qs:2016/04/03(日) 01:23 ID:baI

彼女は毎夜そこを通る。

そこを通ると公園がある。
街灯纏う舗装道路、黄色い光に包まれ歩く。その左手には迷い子の森林、その右手には彼女の公園。
そこで彼女は立ち止まる。
その公園には何かがある。
緑の芝しかない公園、そこに何かが描かれる。

描かれるが出現する。

2: 匿名:2016/04/03(日) 20:49 ID:uc6

彼女も初めは怖かった。
初めは夏の夜だった。

ガコン

と何かが落ちる音でハッとする。
彼女は自販機の前にいた。
ゆるゆると怠そうにしゃがみこむ。自販機にぬめる手を差し込むとそのままジュースの缶を滑らせた。
帰路に着く。
どうにも気分が落ち着かない。
大きめのサンダルが彼女の足を煩わせる。
自宅に向かうと三本の道が現れた。影が揺れる。街灯に目が眩む。意識が飛んでいく。汗が落ちる。固まっていた足がほどける。
再び影が揺れる。

彼女の足は本来無いはずの右の道を指していた。

3: 佐那間◆qs:2016/04/04(月) 21:17 ID:2Mw

暗闇が彼女を覆う。

彼女はいつの間にか暑さを忘れただ足を動かすだけの意識になっていた。しばらく街灯のない木々の道が続く。
不意に彼女の足はコンクリートを踏んだ。
顔を上げると、彼女の目は茶色い壁に支配された。煉瓦の塀。彼女は眼球をギョロと右に動かす。煉瓦の塀。
彼女は左に体を翻す。街灯を連れた舗装道路。果ては無さそうに見える。
彼女は微かに頬を緩めながら前に進んだ。ちゃぽんちゃぽんとひっきりなしに缶が鳴る。
いつの間にか右手にあった煉瓦が途切れている。振り替えると煉瓦の壁は随分遠くにある。そのまま上に首を振るとそこには仰々しい館があった。彼女にとってそれは恐ろしいものにも思えたしとてもコミカルなものにも思えた。
彼女が首をゆっくり戻すと視界にちらつく緑に気づいた。芝生。野原。街灯の灯り。公園。
ゆっくり、その中央に目をやる。何もない。暗い緑。さほど広くはない緑。
駆け出して一人遊ぼうかとも考えた。しかし実際に彼女の足が動かされることはなかった。
何かが少しずつ、彼女の目の中央に描かれ出した。徐々に出現する。複数が蠢きながらガリガリと。

彼女の全ては動くことを許されなかった。

僕と彼女の (3)

1:  散 ◆Bk:2015/12/18(金) 17:53 ID:4k2




 ――僕は、どうやら彼女のことを知りすぎてしまったようで。


         >>2 

3:  散 ◆Bk:2015/12/18(金) 18:15 ID:4k2



 主題となる話を始める前に、少し、くだらない話をしようと思う。それは、僕の一人の友人の話だ。
 真辺さだめ――若干変わった名前をしているが、それ以外は何の特徴もない――こう言ってはいけないかもしれないが、至って平凡な女の子だ。
 性格は温厚。
 容姿も特別美麗というわけでもない。
 成績もそれなり。
 運動は少しばかり苦手。
 そう、本当に、どこにでもいそうな、ありふれた形の人間だ。ある、ひとつの点を除いては。
 先程の発言を、ひとつ訂正しよう。そんな彼女と、僕は特別親しいわけではない。友人ではない。そのこと――僕と彼女の関係が、彼女が他の人間と違うことを、示している。
 彼女、真辺さだめは、誰にでも優しい、のだ。
 誰に対してでも対等に接し、悲惨な姿の動物でさえも、可哀想だ、自分より下だ、と考えることはない。
 僕もきっとその内の一人だと思う。彼女の優しさにより救出された、実際は哀れな、人間。
 ここまで聴くと、まるで僕が彼女のことを知り尽くしているように思えるが、これは、全て僕の一方的な考えだ。
 言わば、彼女がこうであって欲しいという押し付けだ。
 だから、今の話は気にしないでいてほしい。
 物語の本題は、これからだから。
 

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