皆さま、こんにちは、フフフ、今宵は月が綺麗でございますね。
こんな夜は、是非とも聖神教会を足をお運びくださいませ。
我らの神が必ずやあなたを導いてくれることでしょう。
(額に落とされる口付け、奥に眠る記憶の核が、ふいに蘇る。)
──『君は生きてちゃいけない』
『禁忌の忌み子』『悪神の堕慧児』『価値なき命』
……愛や救い、そんな言葉を、ずっと知らなかった。
毎日私の耳に流れ込むのは、当然のような否定だけだったから。
『君には悪神の代わりに罰を与える』
『更生なく、永遠を懸けても償えない罪を清めるためだ』
『✕✕✕…ごめん、ごめんよォ……』
神父、……兄さん、そして、父さん。
痛いの、苦しいの、でも…罪は終わらない。
なら救いとは? この痛みや苦痛が報われないなら一体?
あのね、だから、また……
『──ヘル』
ぎゅっと、してね。
...お互い禁忌の子だっけ?そういや...幼い頃、ハリジャがそう言ってたな
(記憶を思い出し、何か出来る事はないのかと輪っかからノートを出して方法を考える)
痛い、いた、い…いやだ……
(ベッドの上、悪夢に藻掻く。禁忌の命だと虐げられた数百年前の記憶、その痛みが、全身に降りかかる。爪を削ぎ、皮を剥ぎ、目玉をくり抜き、何度も繰り返され、そして自分も執行する苦痛。)
>>951
なに? ハリジャ様が倒れただと?
……しかし、あのお方ならこうおっしゃるはずだ。
『この苦痛も救世のための試練』だと。
(去りゆく背中に告げる)
...ハリジャ!!...大丈夫だから...
(ハリジャの右手を両手で握る。そして左手をハリジャのおでこに当て、歌う)
...朝日かけ暁
舞い散る花びら
いつの日かあなたがまた会える日まで僕は幸せを掴む...
全ての覚めば...また茨へ慰めん〜...
思い人〜...目を開けたその日に...愛を捧げる〜...
>>951
何が苦痛が正義やら...ただの愛を知らない宗教だろうが
(引きずられながら独り言をはく)
ウサラミア「はぁ...人間は愚かなのは昔もおかわりないですね」
(ハリジャの部屋につく)
>>956
……う、兄さん、兄さん……
……
(『兄』の名を呟きながら、次第に穏やかな表情へ変化していく。)
>>956
何も考えなくて良いよ....ずっと生きて、その笑顔で幸せにさせて...ハリジャ
(翼で毛布の上に被せ、包み込む)
>>957
愛など…ハリジャ様だけで十分だ。
我々はもう、数え切れないだけの愛を貰った。
(よく見ると、信者達のローブの下には獣耳や悪魔の角が覗いていた。忌み嫌われ虐げられてきた種族の、そんな集まりであることを、マリンは知る由もないだろう。)
>>959
……
(涙が、一筋流れて頬を伝った。翼とその背後、大きな窓に映るのは月にかける大蛇。)
>>957
...おい、入るぞ。ソラン...ソラン?
(反応がないから直ぐに扉を開ける)
ウサラミア「あれま...そっとしときましょ、当主様」
(二人が寝てるのを見えて、ゆっくり扉を閉めた)
....昔の俺みたいに愚かな行動しないと良いが
(と扉の目の前の壁にもたれる)
ウサラミア「流石、経験者...ですけど、自傷の癖を改めて下さいね?」
(苦笑いで伝えた)
──あーぁァ、えらいことになってんなァ……
(大蛇、月浮かぶ夜空を迂回する。その大きな双眸は窓の中を見つめ。)
へ、じゃなかった、……まァいいか、いまさら。
ヘル…俺らの救いは……
>>959
....zzz
(心地よく寝てしまった)
(大蛇、直進。月を覆うほど長い体躯をくねらせ、空を泳ぎ、窓へ一直線に向かった──そして、窓に鼻先が触れる前。大蛇は人間へと姿を変える。)
……あっれぇ、天使くんも寝てんじゃん。
はァぁ…おれ、どーしよっか。
(小柄な体、爪先まで伸びる赤茶の髪は片目を隠し、2つに分かれた蛇舌をチロチロと這わせる。)
...ハリジャは僕が守る...死なせない...
(寝言を言い、ハリジャを抱きしめる)
……
(窓を薄く開き、体を小さな蛇に変化させると中へ滑り込む。地に足をつけ再び人間に変化し、大蛇の尾をなびかせて2人を一瞥。)
…誰かァ、いね〜のか? 悪さしようってわけじゃねェ。
俺ぁ…ヘル、ハリジャの兄さんさ。
....ハリジャの兄さん?
(眠気から覚めたら、目の前に蛇がいるが驚かない)
そうさァ、天使の坊や。
あのよォ…おれぇヘルに言いてーことあんだけど…
(隠れた片目同様に目を逸らし、頭を搔く。どこか言うのを躊躇っている様子で。)
何?ハリジャを傷つける言葉なら言わないよ?
(
(威嚇する顔で)
972:ヨルムンガンド◆o6:2021/03/31(水) 14:10
まぁ、そう威嚇すんなって。
ほら、あれだァ…かわいい天使顔が台無しんなっちまうだろォ?
へへへ、……言いてーのは、ヘルとおれの父さんのことだ。
(ちらつく八重歯をしまい込み、真剣な表情。もう一刻の猶予も持ち合わせていない。そう思わせるようで。)
...ハリジャの本名ヘルなんだ。
それで、僕と同じ禁忌の子なら知ってるけど...過去話?
(威嚇をやめ、腕を組む)
過去話、なァ……、それェ語るには本が必要だなァ。
マ、細かいことはよ? こ〜…噛み砕いて説明してやる。
(鋭い歯の連なりをガチガチと噛み合わせ、仕草。)
おれらん父さんはァ、【最悪の災厄】。
つまりィ…悪神ってやつさ。それも特大のな。
とにかく色々あんだよぉ…んで、重要なのはこっからだ。
悪神...マリンさんだったら、悪神と戦った事あるからイケそうな感じするけど...
ま、まぁ...お父さんは色々...ヤバいね
(まさかの神かぁ...と思った。ソラン)
あ、つってもォ、半神だぜ。
母さんあったことねェけど巨人族だから。
……大昔のことだ。アースとノースの戦いってんで、『オーディン』との決戦が始まったのは。
まァ、負けちまって…父さんは魂を封印された。
おれが覚えてんのは、それと……そっからのこと。
悪神の子として地獄の日々が始まったとこからかァ。
僕も似たような境遇だよ、天使とハーピーが戦争で毎日地獄だったの覚えてるし...
似たり寄ったりだね、僕ら
(オーディンは流石に規模が大きい...と思ったソラン)
あァ、そーだなぁ、……だからヘルも肩入れしたのかもな。
……おれんことは、ヘルが全部助けてくれた。
毎日毎日、文字通り血反吐飲んで、そんなおれを見かねてエーリューズニルから……
(思い出したくないとでも言うように、丸く赤い目を逸らす。悪神の堕慧児として日々虐げられるヨルムンガンドを救ったのは、血を分け合った妹だった。しかし、その代わりに新たな生き地獄が始まるの知らずに…)
…こいつらが、この宗教が、苦痛を救済だと信じるのは。
生きてることに救いがないからさ。報われるための苦痛だと信じてる。…ヘルも、おれも。
...そっか。僕は考え違うんだよね...確かに戦争で毎日地獄だったけど.....親は二人とも僕の為に死んで...
その後、マリンさんに保護されたけど.....『別の世界では色々あるが...俺は愛が良いさ。死人の俺が言うのもなんだが...
愛がなくなると、みんな愚かな行動をする....生きてる時も今もずっと見てきたさ、俺もな』って...
僕も愛がないと愚かをするには変わりはない。感情を持った生き物は必ず....今でも馬鹿なのかもね、僕は
(ハリジャを見て、目を暗くする)
愛、か……おれやヘルは、父さん…神に捧げるものこそが真の寵愛だと信じてる。だが、天使。ヘルの中でその価値観が確かに揺れてる。
オマエのおかげさァ…
……
(1つ、沈黙のあと)
…なァ、天使。ヘルを救ってやってくんねェか。
歪な愛や救いでしか生きられねー、…おれの馬鹿な妹を。
...当たり前な事言わないで下さいよ、それに...僕を育ててくれたお礼と...出来たらですけど、告白してずっと幸せに
させますので、絶対に救うに決まってますよ。
(決意の目で証明する)
…へェ、はは、こりゃいいや。よろしくなァ。
いつかおれを、お前の義兄さんにしてくれよ。
……あ、そーだ。これが本題だ…
おれらの父さん、悪神…【ロキ】の復活が近い、
…つまり、予想より早くの決戦だ。それをヘルに伝えてくれ。
ただ、オマエは…どうなッか分かんねぇけどよ…
大丈夫ですよ、本気モードなどや修行をしてますので...
ヘル....ハリジャに伝えておきます。
で、お兄さんは...これからどうしますか?
(笑顔で了承し、疑問を出す)
はッ…はえーっての。
おれぇまだ兄さんじゃねーから、な!
……へへ、じょーだんじょーだん。
おれは…『あいつ』をなんとかしなきゃなァ。
そうですか....僕の紋章石と紋章柄の力で何とかなるかな...
(自分の右腕を見て)
…おれとヘルの兄、フェンリルをはっ倒しにいくだけさァ。
あいつだけだ。…唯一父さんの救いを信じねェのは。
へへ、止めんなよ? 天使。
たとえオマエでも、父さんの邪魔ァすんならヘルは許さないだろうぜぇ。
……じゃ、な。
(尾を翻し、窓へ向かう。)
...違い判断したら邪魔する可能性もありますが...しませんよ
(と見届けた)
...ヘルか、いい名前じゃん...本当...僕より辛い筈なのに....頑張って強くなるから、笑顔でいてね?ハリジャ
(寝ているハリジャに微笑み、頭を優しく撫でて...紙に伝言を残し、静かに部屋に出る)
マリン「あ、ソラン...「僕をもっと強くさせて下さい!マリンさん!!」....それは本気か?生半可でやるもんじゃねぇぞ?」
(険しい顔でソランの顎を掴む)
わかってます!!もう時が近いのですよ....ハリジャをずっと幸せにさせる為に僕は....強くなりたいんです!!!
お願いします!!!マリンさん!!
(決意の目でマリンを見つめる)
マリン「...はっ、男らしい顔になったなぁ....良いだろう、本気モード以上....
ファイナルならば、最終の『ロトレメック・レッジ』を習得して貰おうか...
ウサラミア!!俺らが戻ってくるまで、見張っていろ...妹と一緒にな?」
(ニヤニヤ顔でソラン達は修行の地へ行った)
ウサラミア「っ!!はい!当主様!!」
(笑顔で見送り、ハリジャの部屋の扉の前を固める)
……
(眠り続ける修道女。その上の屋根を越し、空を昇り、【それ】は気配を色濃くする。)
──災厄の気配
(修行の地!)
....久しく使うな、この地は
(天界に近いような天空の大地を見渡す)
ソラン「此処で修行なんですか?師匠?」
(見渡すマリンに尋ねる)
そうだな...天使ならばだし、光のモードでなら此処が一番さ
(と神器の槍を出す)
ソラン「...今からですか?師匠」
(と焦る顔でマリンに言う、「ああ、今からの方が良い...これをやる」と水色に染まる羽の着いた剣を渡される)
..やるぞ、ソラン。ハリジャの為に生きて守り抜け!!
(と直ぐにソランに攻撃!)
カキンッ!
ソラン「はい!!師匠!!!」
(と反撃する)
(ハリジャの部屋の前)
っ!!...久しぶり、テオドール...
(感動の親友にはぐする)
テオドール「うん、久しぶり...中入っても?」
(はぐ仕返して、確認)
ええ、寝てるけど...中からもお願い
(扉を開ける)
テオドール「ありがとう...頼んだよ」
(微笑みでお礼を言い、入る)
……
(眠っている)
...お姉ちゃんみたいな綺麗な人ねぇ、オーロラ姫みたい
(椅子に座って、監視する)
カキンッ!カキンッ!
(剣と槍が交じり合う金属音、両者共汗かきながらもずっと闘い続ける)
スペルリング発動!!『茨のダークローゼ』!!!
(小型爆弾を出しつつ、マリンを真ん中に追い詰めていく)
マリン「....(小さいが爆弾で真ん中に寄せて殺害か...これでは勘が良い奴や強敵にはバレバレだな)」
(と敢えて乗った。そして真ん中に追い詰められ、爆発音がした。直ぐに上へと回避した)
やっぱり強敵ですね...スペルリング発動!!『天空の螺旋攻多』!!!
(剣を螺旋状にし、空から螺旋の茨で拘束して攻撃!頸動脈さえも斬る)
マリン「ふん!まだまだ、甘いな!!!」
(口から炎を出し、槍で反撃)
……ん
(指先が微かに動く。次第に瞼が薄く開かれ。)
「っ!...起きたかしら?ハリジャさん」
(人形のような人間のような...ラブドールみたいなロリータの黄色のドレスを着た幼い子供の姿。
ハリジャに近づき、顔を覗く)
…私は、どうなって……
…あなたは?
(朧気な瞳で、人形のような出立ちな彼女を見る。記憶の整理が追い付かずやや困惑した顔で。)
あの黒い悪魔の義理妹...ま、本名で言うと『テオドール・セリマフ・トロイド』。
ウサラミアとは別のタイプだけど...ヒューマン人形一族ってとこよ
(お辞儀して、ずっと寝ていたと伝える)
あら、そうですか…確かに、記憶が曖昧ですわ。
…あ、ソラン。そうです、ソランは? 無事──
(安否を問う言葉、それを紡ぐ前に、【災厄】の気配は色濃く香る。終わりの始まり、始まりの終わり。)
──まさに、新世界とでも言うべきでしょうか。
(現世の終わりと、新世界の始まり、その二つを繋ぐ、終焉の掛橋。忌むべき災厄。)
(悪神が、来訪する。)
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