True End(153)

1: 匿名:2017/07/13(木) 19:14

注意事項
*ホラー系が苦手な方は閲覧を控えた方が良いです
*流血シーン有りです
*感想やアドバイスがありましたら、書き込んでくれると嬉しいです
*なりすまし、暴言、荒らしは厳禁

2: 匿名:2017/07/13(木) 20:29

ドアノ�uに手をかけドアを開けると、やや耳障りな音がした。
視界に入ったのは、グレーの壁で囲まれた無機質な部屋だった。
小さな机と向かい合う2つの椅子しかない。
窓は無く、�u光灯だけでは少し薄暗かった。
しかし、それらよりも目に留まったのは、2つのうち1つの椅子に座っている髪を2つ結びにし、眼鏡をかけている制服姿の女子だった。
俯いている彼女の名前を俺は呼んだ。

u萩野」

俺の声に気付いたのか、彼女は、

uあ……来てくれたんだね」

と声を漏らした。
萩野はクラスメイトであり、俺の恋人でもある大切な存在だ。
彼女の目は隈ができており、髪はボサボサだった。
無理もない。
あんな事件が起きたのだから。

u大丈夫か?寝てないだろ」

u大丈夫だよ。それに、そっちも寝てないでしょ?」

苦笑いを浮かべながら、答える萩野。
その顔を見ると、胸が締め付けられた。
側にいた警察官に促され、俺はもう一方の椅子に座った。


俺と彼女は警察署にて、取り調べを受けることになった。
あの事件の関係者、または生き残りとして。
お互い別々の場所で取り調べを行っていたが、彼女からの希望で、数時間後に二人で会うことが出来た。
正確に言えば、この部屋には一人警察官がいるが。
しかし、こうしてゆっくりと話し合える時間を取ってくれた警察には、むしろ感謝をしなければならない。
それに、警察署の外には事件を聞き付けた報道陣がいるらしく、しばらくは外に出られないだろう。

uあのね……警察に二人で会うことを要求したのはね、聞きたいことがあったの」

u聞きたいこと?」

俺がそう言うと、萩野は少し申し訳なさを含んだ困り顔をしながら、口を開いた。

u私……事件のこと、あまりよく覚えてないの」

その言葉に、俺は目を見開いた。

u……本当か?」

uうん。思い出そうとするけど、霧がかかったみたいにモヤモヤしちゃって……」

きっと、事件のショックで記憶が失われてしまったのだろう。
それほど、この出来事が彼女にとって苦痛だったと思うと、こちらが辛くなってしまった。

uだから、私と同じ生存者から話を聞けば、記憶を取り戻せるかな、って思ったの」

彼女は理解したが、俺はなかなか首を縦に振ることが出来なかった。
あの出来事を話して、萩野が全てを思い出してしまったら、彼女はさらに悲しむに違いない。
酷ければ、心を壊してしまうかもしれない。
困惑する俺に、彼女は察したような顔で言った。

u私は全てを受け入れるって決めたから、正直に話して。記憶が曖昧なまま、皆の死を見届けられないの」

彼女は真っ直ぐな瞳で俺を見つめると、俺は溜め息をつき、決心したように口を開いた。

u……わかった。全部話すよ。まずあの時、俺らは夜の学校の教室にいたんだ」

3: 匿名:2017/07/13(木) 21:45

uそれじゃあ、始めようか」

誰かの合図とともに、タイミングよく雷が鳴った。
外は大雨で今もシトシトと音が聞こえる。
連続する雷の音で、誰かが悲鳴を上げたが、それが誰かは分からなかった。
【2年A組】と書かれたこの教室は真っ暗なのだから。
この空間に今、俺を含めた8人の人間がいること以外、誰が何をしているのかは全くと言っていいほど、分からない。
教室を暗くしようって言ったのは……ああ、大槻か。
視覚を奪われ、聴覚が敏感になった状態での【犯人探し】は最適だと、彼は言っていた。


1週間前、クラスメイトの小倉が亡くなった。
背中にナイフが刺された状態の彼が、夜道で発見されたそうだ。
普通、クラスメイトが死んだら、悲しいと思うだろう。
ましてや、彼は自分達と同じ高校生なのだから、尚更だ。
しかし、俺と他の7人は違った。
俺達は彼をいじめていたのだから。
最初は些細なことでからかったり、陰口を言う程度だったが、それはエスカレートしていき、壮絶的ないじめに発展してしまった。
俺が属するこのグループは、良くも悪くも目立っていた。
いや、グループというより、リーダー格のあの二人と言った方がいいかもしれない。
とにかく、俺達は彼をいじめ続けた。
勿論、俺はやりたくてやってたわけじゃない。
ただ、彼を庇えば、今度は自分が標的になることを恐れていただけだ。
多分いじめを楽しんでいたのは、あの二人だけだろう。
自分を守るために、彼に対する罪悪感ばかりが募っていく日々を俺は過ごしていた。
そんなある日、彼が何者かに殺されたということを知った。
クラスに、俺達8人の誰かが犯人だと噂が流れるのに時間はかからなかった。
最初は絶対違うと思った。
まず、あの二人からすれば彼は自分のストレス解消の道具であり、ある意味欠かせない存在だった。
それに、罪悪感に耐えていた俺達だって、彼のお陰で自分は標的にされずに済んでいるのだ。
彼を殺害する理由など、なかったはずだった。

反三国�u演義(29)

1: 齋王:2017/07/11(火) 21:15

主役は公孫讃です。
劉虞との争いから滅亡(主役なのに滅亡させます^^)
まで描くつもりですがもしかしたら統一したり死んで終わりかもしれませんよ。
三国�u正史の流れを組んだり演義の流れを組んだりしますが基本的に創作です。
事実は書いてません。飽くまでも公孫讃主役ですから。
では始まり始まり。

10: すずぬーと様万歳◆8s:2017/07/15(土) 00:08

第三話  怒れる張純

「おのれっ、張温め!公孫讃め!断じて許せぬ。殺してやる殺してやる。熱心な家柄もそこそこの私を差し�uいて公孫讃などの田舎者の下朗を抜擢するなんて許せぬぞ!」
張純は幽州からの援軍に抜擢されなかったことを深く恨んでいた。
「こうなったら……。あのバカ野郎に目にもの見せてやる。……張挙と�u力居(きゅうりききょ)と烏桓族(うがんぞく)に密書を送れ。反乱を起こしてやる。張温を殺してやる。公孫讃もな!」
張挙は張純と同郷で友人である。
u力居は烏桓族で�u力居を引き入れることで烏桓族も引き入れようとしたのだ。
反乱軍は朝廷に不満を持つ漢民族も味方し10万にまで膨れ上がった。その勢いで遼西や北平付近を荒らし回っていた。 
そうすることで公孫讃や張温に圧力をかけたのである。
そのうちに陶謙の守る徐州や公孫讃や他の群雄の守る幽州、これといった勢力のない冀州なども襲うようになった。
もう放っておけなくなったため公孫讃は乱の平定に向かった。
しかし張温に呼び出されたので仕方なく張温たちのいる陣へ向かった。
そこには張温はじめ孫堅などの雄(ゆう)がいたが董卓の姿はなかった
(裏切ったのか?)そんな考えが膨れ上がった。我慢しきれなかった公孫讃はつい
「なぜ董卓将軍は不在なのです?」
と聞いてしまった。場の空気は壊れかけたがすぐさま孫堅が答えた。
「董卓殿は途中で賊に襲われて到着が遅れるらしい。心配はいらん。董卓将軍は勇将だ」
その答えを聞いてほっとした。三つ目の反乱でも起きたら大変だからである。
暫く静寂が陣を襲った

すると震えた声で張温が語りはじめた
「張純めが乱を起こした総勢10万という。すぐに征伐したいがこちらの乱を放っておくわけにもいかん。どうすればよいのだ。天は我らを見捨てたのか……」
言い終わると張温は悔しそうに天を仰いだ。
「それならご心配なく」
自信ありげに孫堅が言う
孫堅は黄巾の乱のときも窮地を何度も何度も脱し少数の兵で大くの賊を破った男で部下も知将、猛将に恵まれており江東の虎の異名を持つ有力な群雄だ。
孫堅は驚く諸将をよそに続けた
「我が軍には知将の程普、猛将の黄蓋と祖茂と韓当がおる。それに我が兵も精鋭揃いだ。命を懸けて戦っていない奴等より我らのほうが上でしょう。ですからわしに……」
「しかし……」
孫堅の言葉を遮るように張温が呟いた。
張温は呟くように続ける
「陶謙殿の徐州が襲われておる。そちらも救わねばならぬ。それなら孫堅殿だけだと厳しいではないか?軍をわけるのは下策ではないのか?」
「そ、それは……」
孫堅も流石に「いきます!」とは言えなかった。
公孫讃は悩んだ。自分はどちらを先に救うべきか。
一人で苦難するうちに一つの答えが見えた
「張温殿、張純は私にお任せください。」 
「しかし公孫讃殿そなたの軍は3000敵は10万、数が違いすぎます。ここまで違うと……」
張温がなよなよっとした声で答えた。
陣中には暗雲がかかっていた。
が、それを照らすように公孫讃が澄んだ声で答えた
「漢民族達は朝廷に文句があるだけで張純を守る気は毛頭ないでしょう。�u力居も何かの思惑があって手を貸しているだけです。本気で向かってくるのは張純と張挙だけです。精鋭揃いの我らなら打ち破れます」
「そうか……そなたの言葉信じるぞ。では公孫讃殿、張純は頼みました。」
張温は息をスウッと吸うと続けた
「皆、我々も陶謙殿の徐州を助け反乱を沈めるのだ!」
「オーーーーー」
陣は光に包まれた。
だが公孫讃の読みは完全に当たってはいなかったのである。
 
補足
呼び寄せたというのは創作です。
しかし各々の不安を表すために作りました。 
董卓のやつこれは黄巾族に負けたことのある董卓というのを強調するためにそうしました。
つまり創作です。 
孫堅は江東の虎と言われていました。
孫策の江東の小覇王の影に隠れがちですがこちらも凄いことです。
孫堅と董卓は話の中でどんどん重要になってきます。
では次回は用語解説をしていきたいと思います。

13: 燕人@猿人ではない◆8s:2017/07/15(土) 23:41

第四話 石門合戦

「では行って参ります」
公孫讃は軽く礼をすると踵を返し陣を出ようとした
「またれよ」 
だがすぐに諸侯が引き留めたのだ
「しかし今は窮地、すぐにでも出陣せねばなりませんぞ」
公孫讃は早く出陣しようとはねのけるが陶謙に引き留められた
「しかし公伯圭(はくけい)殿、そなたの兵は長旅で疲れておろう。士気も低いはずじゃ。士気が低ければいかに相手が烏合の衆であろうとも負けてしまいますぞ。今日は食事をし兵たちをゆっくり眠らせてくだされ。さすれば疲れもとれ士気も上がり賊を討てるでょう。」
伯圭とは公孫讃の字(あざな)である。日本で言う諱と同じだ。本名と別にある名前みたいなものだ。
公孫讃はたしかに、と思った。
「確かにそうでした。この公孫讃反乱が起きたと聞き早っておりました。陶謙殿のお言葉有り難く存じます」
公孫讃は全軍に休むことを命じた。
宴会が開かれ皆心�uきなくくつろいだ。
決戦のために。
翌日、ついに出陣の時が来た。
「公伯圭殿、御武運願っております」
陶謙が熱を込めて言った
「公孫讃殿、何かあればすぐに我々が駆けつけますぞ」
と孫堅が自信ありげに言ったが
「孫堅殿、下策と昨日言ったでしょ!覚えといて下さいよ!」
「あ、すまぬ」
すぐに張温が突っ込み陣は笑いで包まれた。
「わが公孫讃軍は逆賊、張純を討ち取って参ります!進めぇー」
公孫讃は陣を出ると全軍を進ませた。
張温たちはそれを笑顔で見送った。

「公孫越が来たぞー」
「こっちは厳綱だぁーー助けてくれぇー」
公孫讃の読みの通り賊軍は烏合の衆でしかなかった。
すぐさま公孫越が槍で3人の兵を吹き飛ばし厳綱が一人の敵兵の喉を貫くとその兵から刀を奪いもう一人の兵の顎に投げ突き刺した。
賊軍の武将も公孫越にあっさり討ち取られた。これはいかんと思った賊軍は公孫讃を討ち取りにいったのだ。
「公孫讃ーわしと勝負せい」賊軍の将軍が懸けてきた。
「この公孫讃、受けてたとう」 
すると相手は槍を大きく振りかぶった。「やぁっ」
だが振りかぶりすぎたため時間がかかり避けられてしまった
すぐにその隙を公孫讃はついた「せやっ!」
がら空きの脇を刀をで切ったのだ「うわぁぁ」
相手は士気を失い逃げ出した。「殺さないで、助けてくれ」
「お前から勝負を挑んだのだろう逃げるな。恥だぞ良いのか?」
「うるさい」
勝負を挑んだのに背を向けるなんてあり得ないと思った公孫讃は躊躇なく背に向けて槍をついた。 ドスッ
槍は敵将の体を貫いた。敵将は短い断末魔をあげて斃れた(たおれた)「打ち取ったぞ!」
敵将の首をあげると賊軍の士気はなくなり滅茶苦茶に逃げ出した。公孫讃はこれを好機とみて一気に追撃した。
だがこれが仇となる。
どれくらい追いかけただろうか。途中で敵の援軍がくるもそれも破った。逃げる敵もわずかだ。だが公孫讃は大変なことに気付いた。
『囲まれている』 ということに。
遼東を解放し沢山の捕虜を手にいれ幾度も張純を打ち破り
長城を落としたものの、深入りしすぎたため囲まれた。敵には烏桓族もいる。思惑があるだけだから士気は低いとみていたがそんなことはなかった。どの軍よりも高い。
突撃しても全滅するかもしれない。ここは耐えるしかない。

どれ程たっただろうか。囲まれてから。
兵は疲れている。もう駄目かもしれない。
そこに公孫讃へとどめをさす知らせが入る。
陣中へいきなり兵が駆け込んできたのだ。
「なんだ、無礼者め」
公孫讃の武将が怒るが公孫讃はそれを諫めた(いさめた)
「何があったのだ?遠慮はいらぬ申してみよ。」
「はっ、公孫讃様、我が軍の兵糧が尽きました!もうもう……戦えませぬ……」
「うっ……そうか。し、仕方あるまい。撤退だ」
公孫讃は部下にやむなく撤退を命じた。
『兵糧が尽きました』
この一言が効いたのだ。
「全軍ーてったぁーい、繰り返す、全軍てったぁーい」
賊軍は状況を読んだのか包囲をときはじめた。
公孫讃軍はそこを通り遼東へ逃げた。
「私の不注意のせいだ」
公孫讃は深入りしたことを深く恥じた。

補足 深入りしてしまったことは事実です。
深入りで失敗する例はこの後も沢山あります。
調子にのってるといけませんね。
今回は撤退ですみましたが
曹操の赤壁の戦い のように
沢山の兵を失うこともあります。

好きでいられる、その�u間を。(9)

1: リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:13

叶わないかも、しれない。

叶っても、私が先に逝っちゃうかもしれない。

それでも……。

それでも______________

好きでいてくれる?

2: リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:15

*作者から*
u間と書いて、ときと読みます。
余命一年の少女の恋物語です。
読んでくれたら、嬉しいです。

4: リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:23

*prologue*

どうして。

どうして、私が病気にならなきゃいけないの?

どうして、私だけ。

真緒梨のように、元気になれないの?

どうして、どうして。

神様、私だけ、病気にならなきゃいけないのですか?

其ノ世界ノTrueEND. -prototype-(17)

1: 越後:2017/06/30(金) 23:17

今後実際に執筆していこうと考えている作品のプロトタイプとなります。
VRMMOものです。お暇な方はどうぞ、暇潰しに使ってやって下さい。
感想、アドバイスも気軽にお願い致します。

2: 越後:2017/06/30(金) 23:27

prologue[Epilogue is prologue]
時は2033年。
この年、全世界があるゲームの発売を待ち望んでいたと言っても過言ではないだろう。
『Garactical*HighEND-Online-』。
一作目が約十年前に発売されて以降、全世界で絶大な人気を誇っているゲーム、その5作目にして初のVRMMORPGである。
そのサービス開始が、目前に迫っていた。
今日は4月5日。時刻は午前9時前。サービス開始まで10分足らずに迫っていた。
既に購入を終えている者は、その�u間を今か今かと待ち続ける。
だが、
そんな彼らも、
どんなメディアも、
世界中の全ての人々でさえ。
想像することの出来なかった方向へと、このゲームは進んでいくこととなる。

その刻<とき>は、ほんの1ヵ月先まで迫っていた。

3: 越後:2017/07/01(土) 09:25

Chapter l [5-5]

この日、2033年5月5日。
『Garactical*HighEND-Online-』、通称<GHO>は、サービス開始から一ヶ月を迎えた。
やはり一ヶ月も建てばゲーム内の状況と言うのも固まってくるもので、このゲームに導入されているプレイヤーランキングの上位10人程は、完全に固定化されていた。
その中でも、特に1位の者はずば抜けており、2位との差も凄まじいものとなっていた。

                ◇

無機質な空間に、喧<やかま>しい金属音が響く。
GHOの舞台となっているこの空間は、宇宙のとある惑星を覆うように作られたコロニー、ということになっている。その惑星を目指しやってくる敵をコロニー内で倒し、侵入を防ぐのがこのゲームの第一目標だ。
uはぁ...ったく、そろそろデカイの来てもいいと思うんだがなぁ...。この一ヶ月同じ奴しかスポーンしてねぇんじゃないか?」
そんな目標に今最も貢献しているであろう人物。その彼が、溜め息混じりに呟いた。
αテスト、クローズドβテストの両方に参加、登録ID[00001]を獲得し、その実力から全プレイヤーの中で最も早く運営から二つ名称号を貰った男、ランキング1位、<原初の光輪(デフォルター)>、プレイヤーネーム[Begin]である。
uそろそろ帰るかなぁ...っと危ね、<撃鐵(ゲキテツ)>」
背後から襲い掛かった敵を軽々と避け、片手間に特殊攻撃を発動、あっさりと破壊してしまった。
開始当初は彼に嫉妬する者も少なくなかったが、今ではそんな者すらいなくなっていた。

*colorful*(3)

1: 魔法少女乾燥剤♪:2017/06/24(土) 21:05

これは、人の色が見える少女のお話。

3: 魔法少女乾燥剤♪:2017/06/24(土) 22:17

人は常に何かを踏みにじって生きている。
だから、私も同じ人間だよね。ただ普通ではないだけで、少しだけ特別な例としてあげられるくらいだよね。


uねえママ…」
uなあに?色美(しきみ)」
uママは、色を盗み喰って悪いことしてるって思わないの?」
u…ッ!」
uねえママ、答えてよ。」
u色美、ママは…」
uママも、分からないの?」


今思えばそんなの母がわかるはずがなかった。私も母も同じだから。人から色を盗み喰うことは、人からモノを盗むのと同じであり、犯罪であるという考えの私は死にたいくらい。
え、死にたいくらい…
死にたいくらい…なんなの?
死にたいくらい…嫌なの?
それとも、逃げたいだけ?
どちらにしても最悪なことには変わりはない。

そんなことなら

u生まれてこなきゃよかったッッ!!」

そう、心から思った。なのに…

メイド・イン・ヘ�uン (2)

1: 新美 学:2017/06/14(水) 06:21

 忘れないで欲しい。
 一番最初の特別を。
 初めてもらったプレゼントは何。
 初恋の人は誰。
 初めて死んだ好きな人は誰。
 剥奪せよ。
 揺らせ、揺らせ。
 足元よ崩れよ。
 最後に最初を取り戻せ。
 ダンス、ダンス、ダンス。

2: 新美 学:2017/06/14(水) 07:18


 雨の降る灰色の夜、青い傘に守られた、一人の男が歩いてた。
 信号機は赤だった。雨のせいでにじんで見える。
u思うのだが」それは独り言だった。�uアダムとイヴが禁断の木のみをかじるとき、やはり純真無垢だったに違いない。純粋だったゆえ、
騙されたのだ。ところで、もし蛇の言うことを疑えるほどの知能があれば、それはすでに純粋無垢ではないのだ。ああ、蛇に
目をつけられたが最後、人間はもう苦しいようになっている」
 そのとき、どこからか歌声が聞こえてきた。
 心理学に、パーティ効果というのがあるーー騒音の中で、自分の名前が呼ばれた時に、人の耳はそれを聞き取ってしまう、というものだ。ちょうどそのパーティ効果のように、ガンガンいってる雨音の中、男は、その声を聞きつけた。
 

 ねむれーねむれー
 こちらの手違いで大変な目に合わせてしまったね
 ねむれーねむれー
 わたしのところでねむり目覚めよ
 ねむれーねむれー

 
 男は幻聴を聞いたと思った。仕事で、二日寝てないのだ。
u俺の無意識の声が、ねむれーねむれーと歌っているのだ。明日は是が非でも会社を休むぞ」
 信号が青になった。帰って、カップラーメンを食べて、ペットボトルのウーロン茶を一本一気飲みして、そのまま服を脱いで敷いたというよりは投げた布団に入った。無意識の子守唄は眠りに落ちる�u間まで聞こえていた。
 目が覚めても例の歌は聞こえていた。
uこりゃ重症だ」
 男は会社に電話を入れて、�u家庭の事情」で休みますと言った。電話を切って、男は苦笑した。
u家庭の事情!俺一人の家庭!」
 病院でも行こうか男は迷ったが、もうしばらく眠って見ることにした。男は夕方目が覚めた。気分はすっきりしていた。それでも歌声は聞こえてきた。
uうるさいわけじゃないし、まあいいかな。この無意識の歌声を楽譜にしたら、俺が作曲したことになるかな。それを初音ミクに歌わせたら、ネットで話題になるかなーーまあ、そんなことは考えないようにしよう」
 母親に電話をしたーー何ヶ月ぶりかだった。
u母さん」
uああ、K君。どうかしたの」
uいや別に」
uそれはそうと、彼女はできた?」
uとても彼女どころではないよ」
と言ったものの、別に彼女が欲しいわけですらなかった。自分の性欲など、コンビニで簡単に満たせてしまうのだ、と母親に
言えなかっただけだ。
uお金がないの?」
uないというかなんというかーーまあいいや。それじゃ」
 公園に散歩にでも行こうと思った。あそこで、自動販売機で何か買って、何か飲みながら、無意識の子守唄を聞いて、自分を肯定したら帰ろう
と決めた。
 滑り台を子供達が滑っていた。滑り台ーー芸術とは、滑り台のようなものではないか。滑り台の上に立つ子供の目に見えるのは、世界の実相だ。耳に聞こえるのは真実の音だ。世界が美しく見える。
 成長すると、いつしか滑り台が冒険でもなんでもなくなるポイントが来る。そこで、ある者は山登りを始めるかもしれない。ある者は宗教の門を叩くだろう。またある者は馬鹿でかい滑り台を作る。
u俺には滑り台がない」
と男は気づいたのだった。�u瞑想するだけの余裕もないのだった。これからもないだろう。今日は特別だ。」
 気がつけば暗くなっていて、公園には誰もいないのだった。世界よりも街灯の方が明るい。
 男はキョロキョロ辺りを見回してそれから滑り台に登った。
 一歩一歩登るごとに、歌声は大きくなる。自分を肯定したら帰ろう、なんて馬鹿なことを考えたものだ、と男は思った。本来全ては肯定されているのに。月光が、滑り台のてっぺんだけを照らしている。男はそこに立った。
 同時に消滅した。

uユメ」ト�uリアリティ」。アント。(4)

1: 夜々◆R6:2017/06/01(木) 23:10

兄さんがしばらく忙しいので。勉強の合間を縫って小説でも書こうかと。

テーマ決まってないんで。スレタイは気にしなくて良い事になるかも。 

主人公は名前以外兄さんで良いかな~って思ってる。

かくのは明日から。

ラ�uレターの練習(4)

1: ひの:2017/05/17(水) 01:26

 僕は今誰にも恋をしていませんが、いつか恋をすると、
ひょっとしたら手書きかLINEかはわかりませんが、
ラ�uレターを書くこともあるかもわかりません。
 ここは誰でも自由にラ�uレターの練習をするところです。
 言うまでもなく、荒らし厳禁。 

 �u小説」とは、一種のラ�uレターだという意味で、ここに立てました。

4: ひの:2017/05/17(水) 02:03

  3(ジンマシン注意!)

 ひかりちゃん。僕は今日、妙な夢を見ました。 
 夕方、金色の麦畑の中に立っていると、空から君が降りて来て、やさしく微笑んだのです。
 僕はぽかんとしながら、なかばあきれながら、
u天使だ」
と思いました。しかも、君を見ていると、とても幸福な気持ちになったのでした。
 目が覚めても、その夢の印象は消えません。
 これはなんという夢でしょう。
 ひかりちゃんは、僕の天使であってますか?
 


 

u恋(来い)」って言うから�u愛(会い)」に来た。(4)

1: フラン(。・o・。)ノ ぁぃ◆At2 (;`・ω・)つdice3:2017/04/23(日) 23:13

恋愛小説かきます(*^^*)♪
意味わかんない所もあるかもですが、頑張るので、感想やアドバイスよろしくお願いします(*`・ω・)ゞ

2: フラン(。・o・。)ノ ぁぃ◆At2 (ノ>_<)ノ ≡dice5:2017/04/24(月) 06:52

〖�u恋(来い)」って言うから�u愛(会い)」に来た。〗

«登場人物»
☆瀬和 叶亜☆(せなみ かなえ) 12歳 中1
勉強の成績は1番。けれど体育は苦手。正直者で、ちょっと天然。誰にでも優しくて、純粋な女の子。

☆櫻野 瑠云☆(さくらの るい) 12歳 中1
勉強はまったくダメ。運動が好きで、体育が唯一の得意科目。話が面白くて、みんなに人気な男の子。

☆漆丞 乙音☆(しつじょう おとね) 12歳 中1
叶亜の親友。勉強が大嫌いだけれど、成績はいい方。男子と話すこともよくあり、元気で活発な女の子。

☆瀬和 叶優☆(せなみ かなう) 10歳 小5
叶亜の妹。叶亜よりしっかりしていて、気が強い。叶亜を心配し、支えている、お姉ちゃん思いの女の子。

4: 愛瑠(。・o・。)ノ ぁぃ◆At2 (;`・ω・)つdice3:2017/04/30(日) 23:07

スレ主です。名前変えました。
>>3 ありがとう!遅くなったけれどかきます!

叶亜side
?�u叶亜ー!おっはよ〜!緊張する?私は全然平気!」

急に後ろから、元気な明るい声。振り向かなくてもわかる。この声はもう聞きなれた。乙音だ。

叶亜�uちょっとー、近所迷惑でしょ?あんまり大きい声出さないの!てか、緊張しないの?私はけっこうしてるー!」

今日は中学校の入学式。この日をどれだけ楽しみにしていたか。中学校は他の学校から来る子もいるから緊張する。友達になれるかな。とか不安がいっぱい。
なーんて考えてたら、

乙音�u叶亜、危ない!!後ろ!!」

ドンッ!
私は誰かとぶつかり、転んだ。

?�uごめん!大丈夫?ケガ、ない?ホンットごめん。」

叶亜�uあ、大丈夫です。こちらこそ、ごめんなさい!」

?�u良かった!じゃあね、気をつけて。」

その人は、すぐに去っていった。

乙音�uごめーん!早く言ってれば。大丈夫?ってかさっきの人カッコよくない?って、ヤバイ!時間が!いそご!」

乙音は私の手を引っ張って、中学校へと走った。

サトシ�u久しぶりだな!ゲッコウガ!」ゲッコウガ�uコウガッ!」(20)

1: ピカ◆sRI:2017/03/25(土) 16:00

暇つぶしに書きます。
>>2
この小説について

>>3
ルール

4: ピカ◆sRI:2017/03/25(土) 16:16

〜再会〜 -サトシ side-

俺の目の前にククイ博士が来ていた。博士は俺に向かって、�u話がある…。来てくれないか?」と言ってきた。
俺はククイ博士についてきた。

*

uサトシ、君に届け物だよ。」

『俺に?』

博士が渡して来たのはモンスターボールだった。

uピカッ!?ピカピ!!」

ピカチュウは何のポケモンが入っているのか気になり、モンスターボールからポケモンを出した。
その中に入っていたのは…

5: ピカ◆sRI:2017/03/25(土) 16:27

>>4の続き
全体的に水色でピンク色のマフラーをして、俺より少し背が高いポケモンだった。

『ゲッコウガ!』

uピッカァー!」

俺とピカチュウはゲッコウガとの再会を喜んでいた。勿論、ゲッコウガも俺たちを見て喜んでいた。

『ゲッコウガは、プニちゃんたちの仕事を終えたのか?』

uコウガッ」

『じゃあ、また俺たちと旅できるんだな!?』

uコウガ!」

『やったぜー!!!!』

uピッカー!!」

*

『ただいま!』

uサトシ、どこに行ってたの?」

マオが問い掛けると俺は笑顔で答えた。

『ちょっと、贈り物が来てな』

俺はゲッコウガを出した。

uコウガッ!」

u格好いい!!」

u確かゲッコウガは、カロス地方の初心者ポケモンの1つだった気がします…。」

uサトシらしいポケモンだな。」

『へへっ。だって俺たちカロスリーグで準優勝したからな。』

uuuuすご〜い!!!」」」」

次のページ>>

全スレッド小説トピック一覧サイトマップ