はじめましてAひよっこの月乃(るの)です。
とてもA下手だと思いますが読んでくれると嬉しいです。
《笑わない蒼い瞳の少女》
1,いにしえの歌
私はA心理カウンセラー兼精神科の医者兼スクールカウンセラー。とにかくA心理学が大好き。もう1つ好きなのがあってAそれは古い物。古着や古本は嫌いだけどA歴史や文化が大好き。仕事が休みの日はいつもA歴史民俗史料館などをまわってる。今日はAお休み。だからA「亜咲(あさき)史料館」に行く。亜咲史料館に着くとAそこはとっても古い日本家屋でA見ただけでワクワクして来た。中に入ってみるとA日向ぼっこしているおじいさんがいた。おじいさんは私に気づくとAよっこいしょと言いながらこっちに歩いて来た。
「よく来たねAお嬢さん。ここに名前を書いて自由に見てらっしゃい。」
「お金A払わなくて良いんですか?」
「他のところはA金を取るんか?」
「あっはい。高くは無いですけどA一応見学料払ってA見てます。」
「そうなんかAAAここはAタダじゃ。好きなだけ見てらっしゃい。」
「あのA1つ聞いて良いですか?」
「ああAいいぞ。」
「亜咲ってAおじいさんの名前ですか?」
「亜咲はA昔のここの地名だそうじゃ。昔Aここは裕福ほどでは無いが決して暮らしに困ることはなかったそうじゃ。亜咲神社の神様のおかげでな。亜咲村の住民はAいつも笑顔でお人好しでみんな仲が良かったそうじゃ。しかしA日本が戦争に参加するようになりA平和だったはずの暮らしが壊れていった。村の子供は戦争に行く事になりA村人達から笑顔が消えていった。しかしA亜咲神社の神主の子供だけはA戦争に行くことから逃れたそうじゃ。そのことを知った村人達はその子供を拝んだそうじゃ。神主の子供A神様の血を引いているかもしれない。村人達はそう考えたそうじゃ。それを見た亜咲家の子供はA必死にお祈りしたそうじゃ。戦争が終わる事。そしてA村の子供達が無事Aってくる事。毎日必死にお祈りしたそうじゃ。しかしA神様は意地悪でとうとう亜咲村に爆弾が落とされた。村人達は生き残った人もおったそうじゃがAほぼ全員が亡くなった。亜咲家はA空襲で死んだのかAそれとも生き残ってどこかに身を隠しているのかいまだに分からん。生き残った村人達はAすぐに亜咲神社に向かったそうじゃ。神社は焼け落ち跡形もなかったそうじゃ。しかしA1つだけ炎から逃れたものがあったそうじゃ。それはA亜咲家の末っ子が使っていたであろう机だった。その机にはA空襲の前日に書いた歌があったそうじゃ。その歌をわしはAいにしえの歌と読んでおる。1番奥にあるからAじっくりと見てらっしゃい。」
おじいさんの話に引き込まれていった私はAそのいにしえの歌を早く読みたかった。神様の血を引いているかもしれない子供が書いた最後の歌。どんなものだろうか。いにしえの歌が展示されているところまでやっと来た。私は小さな声でそのいにしえの歌を呟いた。
「笑わない少女の瞳に宿りし蒼き炎
その炎が燃え尽きる時世界は闇に包まれるであろう
その闇はその少女の心の闇
その闇を追い払う方法は」
「追い払う方法は」で終わってしまった。もしAこれが現実に起こりうるとしたらAどうすれば良いだろうか。私はA私なりに必死に考えた。「笑わない少女」ということはA笑うことを忘れた?もしくはA笑うことを押さえつけている?笑わない少女の心の闇を取り除きことが1番の方法かも。「瞳に宿りし蒼き炎」ということはA蒼い目を持つ女の子Aという事になる。私はAその女の子に会いたかった。もしいるならば。ちょっとA私に似ているような気がする。私もA一時期笑うことを忘れた事がある。そんな私を笑わせてくれたのがAカウンセラーの先生でA私もあんな人になりたいって思って今の仕事に至る。私はA心外的傷後ストレス障害に陥ったのだ。
ここで切ります。
心外的傷後ストレス障害と書いていますがA訂正します。
心的外傷後ストレス障害でした。すみません。
教室に来るのは留年にならないギリギリ。
教室にいても特に何をするわけでもなくAぼーっとしている。
そんな彼女はAとんでもない悪系美少女なのです。
「最近面白い事ないね〜」
「そうだね…あAなら作ろうよA面白い話を。」
「あAいいねAそれ!」
そんな会話から始まった遊びは結構楽しくA色んな女子も入ってきた。
Miki.side
「じゃA星野さんが…凄腕のAクション女優とかは?」
「いやA星野さんだったら暴走族の総長…なんてことも!
「詩姫って言う名前だしAどっかのお姫様だったりして!」
少し離れた席からAきゃっきゃと声が聞こえてくる。
正直耳障りだけどAこれも立派なシキの仕事。
彼女たちは廊下側。
シキは一番窓に近い席でA後ろから2番目。
もう1つ後ろが良かったけど…くじ引きだしAしょうがない。
窓の外を見てぼーっとしてるかA噂話に耳を傾けるか。
シキの学校での生活はA大体それ。
…ちなみにAシキの正体についてはAさっきの女の子達を参照…ね。
自己紹介とかAめんどくさいし。
そんなこんなの日常を送りA梅雨が近づいてきた。
最近Aこの学校にはお姫様という子が出来たらしい。
いや〜Aこれは良いネタ入りましたね〜。
とか考えながら校庭を歩く。
何で校庭に校門をつけるのだろうか。
校庭は別に作って昇降口の目の前に校門作れよ…
あーあA面白いこと…
「……ぁった。」
靴箱からシキの教室までの間にある女子トイレ。
うんAナイスタイミングだよいじめっ子たち。
「……お前みたいなAいつも私が一番不幸だって被害妄想してる奴が一番嫌いなんだよ!!」
息一杯吸い込んでA叫んだ。
「私だって!!お前が大嫌いだ!!」
私の事なんて誰もわかんない?
同情ならやめて?
被害妄想しちゃってA偉くもないのに。
>>0002
暴言注意。
この小説では>>0001のような内容が含まれておりますのでA心が病んでる人は見ないことを勧めます。
この小説を見てA慰めではなくA前向きになれる人が増えることを祈ってます。
1
私の友達A千夏。
中学校入学時からAエスカレーター式に高校二年生になった今日に至るまでAずっと仲良くしてきた私と千夏。
元々地味な少女の千夏はA私以外の友達と上手くやりあえずに居た。
ある日聞いてしまったのだ。
「千夏ってウザくね?」
ウザくねーよくそAと口の悪い私は小さく呟いたがAよかったA聞かれてないようだ。
悪口を言おうものなら潰すがモットーの私はA悪口の拠点となっていた女子トイレに突進しようとした。
……次の瞬間にA次の言葉を聞いて時は止まった。
「千遊と良く一緒に居るけどさA千遊も正直ウザそうに接してるよねー」
「わかるまじそれー」
千遊A私の名前。
千夏と似た名前でA中学校のときにはチユチナって呼ばれてた。
私も千夏が嫌い?ふざけんなって。
でたらめしか言わないこいつらに無性に腹が立った私はA近くのゴミ箱を蹴り倒しながら教室へ向かった。
放課後の教室でA千夏が待ってる。
今日も一緒にAってA勉強してA弟とTV見てA風呂はいって飯くって寝て起きてA
そんな実行もしない計画をA
私は教室で千夏が泣いているのを見るまで考えてた。
千夏がいじめられてるなんてA知らなかったんだもん。
なんとなーく思いついちゃった設定があるので。
更新不定期・駄作ですがA読んでやってください。
この容姿は望んで貰ったものじゃない。
けどAこの容姿は嫌いじゃない。
この容姿のおかげでAあたしの人生での選択肢は増えた。
なーんて。かっこつけるのはAあたしには似合わない。
「…いつだってAあたしがやりたい事をやるだけ。」
「人生ってA簡単でしょ?」
???side
ちょーっとA気に障っただけ。
それが次第に膨れて…今では大っ嫌い。
この街の支配者なんてA笑わせてくれるよね〜。
七神なんて言われてるけど…君らじゃA神にだって支配者にだってなれないよ。
「ねーねー和泉A今からちょっと七神のとこ行こ。」
「コンビニ行こみたいな感覚で言わないで…まぁAいいけど。」
流石A俺らのお父さん。
……それじゃAちょっと行ってこよ。
これはAHey!Say!JUMPの「桜A咲いたよ」という曲をイメージしたお話です!
「いいな」と思ったらAぜひコメントしてください!
〜小さな駅のホーム 桜の見えるベンチ〜
彼が引っ越しすると聞いたのはA昨日の事だった。
「遠い町に引っ越すから…」それだけ言ってA彼はAその日A自分の家にAった。
そして今日A彼は旅立つ。
「今までAありがとな…」悲しそうに笑う彼だけは…
「…こちらこそ」見たくなかった…
いくら春だからってAいきなり引っ越しはA私には辛すぎる。
「今まで色々とあったよな〜…小さい頃にさA二人でおつかいに行かされてAお前がA荷物持ちたいってうるさくてさ〜w」笑いながら思い出を話す彼。
「…そんな事あったっけ」そんな思い出話されたら
「…何A泣いてんだよ〜w」頭を撫でられたら
「だって…うぅ…っく…」温もりを思い出してA泣いてしまう…
恋したいのはA誰だって同じ。
頬を撫でる生ぬるい風にA少し眉をひそめてしまった。
東京とやらの空気は淀んでいてAこんなところに人間はすんでいるのかと驚かされる。空中飛行も出来たものではない。よろめくのはA私の力量不足なんかじゃない筈。
「ここがA私のターゲットね 」
ゆっくりと足を地につけてAそっと箒から降りる。それからぐるりと街を見渡した。星のような光が点々とありA夜なのに闇のひとつも見えやしない。
「変なの」
それでも私の着地した場所はA建物と建物の間だ。暗いし辛気臭いしAこのような場所を好んでいるわけではないがAまた誰かに見つかることもないだろう。
無いはずだった。
「 やめて…っ! 」
その弱々しい声とA乱暴な複数の足音が同時にこちらへ近付いてきた。一服しようと持参のお菓子を開封仕掛けていた私A立ち止まる。
「 姉ちゃん可愛い顔してるじゃんA俺達と遊ぼうや? 」
「 いや…ですっ! 」
ヌメッとした白い箱(何かはわからないがA空気の出し入れを感じる)に身をひそめAそっと顔を覗かせる。ネエチャンと呼ばれた方はA女にしては少しハスキーな声だ。しかし震え上がり瞳には涙を溜めAなるほどいかにも弱そうだ。
遊ぼうとする俺達の方はA二A三人の男達。図体がでかくA形相はいかにも悪いという感じ。ちなみに私の好みでは無い。
壁に女が押し付けられA小さな悲鳴が聞こえる。私とて年頃の女Aこれから起こることの察しはつく。悪いがそんなものは見たくないしA身の危険を省みてこの女を助ける義理もない。
残念だが場所を変えようとAのろのろと箒へ手を掛けた時だった。
「 今からAンタを征服してやるよォ! 」
……征服?
皆さんAはじめまして!!!あけましておめでとうございます!!!!!
二ヶ月くらい葉っぱ天国に来ていなかったけれどA最近また来れるようになったららです!!
2017年になりましたのでA今年からこのスレで小説を書いていきます!!!!!
そしてA何度も同じスレを立ててしまいすみません…!!!
前にも同じ小説を書こうとして何回かスレを立てたのですがAまた書き直したいと思ったので立てさせてもらいます。
ご迷惑をおかけしてしまいA申し訳ありません!!!!!もう立てないようにします…!!!!
ですがA皆さんに楽しんでもらえる小説を目指して頑張ります!!!!!
それではAよろしくお願いします!!!!!(*^○^*)
スマイルタウン キャラ紹介!!!!!
春風 らら (はるかぜ ーー)
最近スマイルタウンに引っ越してきたA明るくて元気な女の子!!!小学5年生。
頭が悪くボケ役なのでAよくツッコまれる。ボケ役としては大天才だがAツッコミ役になれば大失格…。
可愛いものやほのぼのしたものが大好き。ある程度の知識はあるがAやはり頭は悪い。
口癖は「スマイルオッケー!!!!!」A「ふおおおぉぉ!!!!!」。「スマイルオッケー!!!!!」をよく使う。
髪型は桃色のツインテール。目の色は赤色。
桜庭 るる (さくらば ーー)
みんなと遊ぶのが大好きでA子供っぽくてマイペースな女の子!!!小学4年生。
ひとりぼっちが大嫌いな構ってちゃん。ちょっと強引なところがありAいたずら好きなところも。
怖いものが苦手でA泣き虫。好きな人ができるとAその人の真似ををよくするようになる。
口癖は「イエスイエスエース!!!」A「るるもるるもーー!!!!!」。「イエスイエスエース!!!」をよく使う。
髪型は水色のサイドポニー。目の色は緑色。
香川 りり (かがわ ーー)
オシャレが趣味でAしっかり者な女の子!!!小学6年生。
ボケ役のららとるるに入ればAお母さんみたいな人。家はカフェをやっておりA料理やお菓子作りが得意。
理由は知らないがA浮気をする男が大嫌い。ちょっとツンデレ…??
口癖は「まったくも〜〜!!!!」A「あたしは○○でもなんでもないわッッ!!!!!」。「まったくも〜〜!!!!!」をよく使う。
髪型は紫色のロングヘA。目の色は黄色。
早乙女 あいり (さおとめ ーー)
ぶりっ娘だけどA本当は優しい女の子!!!小学5年生。
ゆうやのことが好きだがAゆうやは嫌がっている。よくめぐみに誘われA一緒に眠ってしまうことがある。
こう見えて綺麗好き。ぶりっ子なのにAなぜか女の子から好かれている(ただし男の子からはぶりっ子としか思われていない)。
口癖は「あいめろっ♪」A「○○ちゃん(くん)可愛い(かっこいい)〜!!!!!」。「あいめろっ♪」をよく使う。
髪型は黄色のみつあみツインテール。目の色は桃色。
夢野 めぐみ (ゆめの ーー)
寝ることが大好きでAガーリーな女の子!!!小学4年生。
大人しいと言えば大人しい。姉のまなみに頼りっぱなしだがAやる時はやる。
いつも眠たそうしている。体が弱いのでAよく風邪を引いてしまい体調を悪くする。
口癖は「ねむた〜い……」A「ふわああぁ〜…」。「ねむた〜い……」をよく使う。
髪型は白色のセミロング。目の色は水色。
夢野 まなみ (ゆめの ーー)
りりには負けないくらいのしっかり者でA誰にでも敬語を使う女の子!!!中学1年生。
めぐみの姉。みんなのことをしっかりまとめるリーダー的存在だがAなぜかりりからはライバル視されている。
頭がよく勉強が大得意。しかしA実は魔法つかいに憧れておりA将来の夢は魔法つかいになることらしい。
口癖は「ご親切にありがとうございます。」A「○○さんのお役に立てれば嬉しいです!!!」。「ご親切にありがとうございます。」をよく使う。
髪型は赤色のポニーテール。目の色は茶色。黒ぶち眼鏡をかけている。
登場人物
主人公 暁 マツリ 女子 14才
性格 穏やか。優しい。聖花祭で『黒の者』を召還してしまいA初恋の幼なじみA上倉 ユートを黒の者にさらわれてしまう。罪としてAヴァンパイAになってしまった。
花村 リボン
マツリの親友。ユートのコトでヴァンパイAになってしまったマツリを心配している。
性格 穏やか。コミュ障。
親友のコトになるとAコミュ障なのにA一生懸命がんばる。
火月 サーヤ
マツリの親友。リボンの親友。
引っ込み思案なマツリとリボンを引っ張る。
性格 少し短気。 明るい。
マツリのA口を言われるとA言った女子(男子)を殴る。
貴方はAミラータウンという街を知っているでしょうか?
この街にはAヴァンパイAがいると知っているでしょうか?
哀しき罪を背負ったA少女A暁マツリがヴァンパイAなのです…。
この街の住人で唯一のヴァンパイA。
けれどA哀しいコトばかりではありません。
さあAのぞいてみませんか?
新版です。
前回受けたご指摘等を元にA再び一からスタートしたいと思いA更なる加筆修正版としてA載をさせていただきます。
前スレは今後も番外編用や感想·意見用として残しますので感想等はそちらにどうぞ。
...今度こそ万人受けする書き方をせねば...
【初音 -前文-】
噎せかえる熱気A
ジリジリと体を焦がしていく日差しA
押し寄せる風の波。
世界は平凡でA退屈でA本当につまらない。
そうAつまらない。
ならAどうすればつまらなくなくなるのか?
そんな考えから生まれたのであろうA現代の遊戯はA本当にとんでもない革命だったのだろうとA俺は常々考えている。
50年前には存在していなかったものがA今流行していたりAあちこちで使われていたりする。
それは進化なのかAはたまた運命なのか。
まぁそんな厨二っぽいこと言い出すまでのことでも無いだろうがA実際Aこうした「文化」によって救われている人も少なからず居るのではないだろうか。
居場所が無かった人A居場所が分からなかった人A居場所を失った人。
そんな人達の支えになっているのかも知れない。そのことをふまえればAやはりこの文化が出来たのは運命なのではないだろうか。
一方でA勿論それを否定する人も勿論いる。
まぁA物の「価値観」なんて人それぞれだ。何も否定するなと言う必要は無い。
それでもA
その文化にはA
社会に旋風を巻き起こすことがある。
世界を平和にすることがある。
そして________
人と人とをA結ぶ力がある。
これはそんな下らない文化にドップリと浸かって色のない日々を過ごしていた俺がAある夏を境に巻き込まれたA
あるA青春の物語。
【plorogue 1-1 -404 not found-】
「.....................何だこれは」
俺の眼前に広がっていたのは一面の野原。
...他に見渡しても何もない。何だここは。何故こんなところに居るんだ俺は。
そんなことを悶々と考えているとA不意に微かに機械音が聞こえてきた。
何の音だ?
そう考えるや否やA突然足元がガパッと開いた。
...あAこれがボルガ式か...。
いやまてAこれ俺死ぬんじゃねぇの?
転生してスライムになったわけでもないしこれ落ちたら死ぬでしょ?
えAマジで何だこれ。って言うかなんだこれ!?
「...........ハッ」
......意識が完全に覚醒しA目の前に入ってきたのはどかっと置かれたデスクトップPC。
「...まぁAそうだよな」
また変な夢を見てしまった。何か最近カオス過ぎますよ俺の頭。
どう使ったらあんなワケわからん夢になるんだ。そもそも草原に落とし穴ってあれかAとんねるずか。
そんなことを寝ぼけ眼のまま考えているとAふと目の前のPCがバシュンッ!と言う音と共にナレーションを再生し始めた。
『【若人】再封印作戦は無事終了しました。皆さんのご協力に感謝します...』
「................あっ」
...その意味をA俺はすぐに理解した。
「やべぇやっちまった...」
現在の時刻は11:30。今俺がやっているオンラインゲームの緊急クエストの終了時刻である。
俺が前に時計を見たときは10:30だったので...まるっと一時間寝てたことになる。
更に重大なのがA今の今までやっていた緊急クエストが一週間に1A2回しか出ないやつだってこと。
それを思いっきり逃した。しかも寝落ちという後悔度率100%のパターンで。
「どわああああああああやっちまったあああああああああ」
「こらこらAあんまりはしゃいじゃダメですよ〜?」
そんなのひほほんとした声と共にAPCの向こう側にあるドAが音を立てて開いた。
突発的に書く
私はA完璧な人間が嫌いだ。
例えばA狙おうと思えば国家狙えるくらいのあのやばい頭脳とか。
例えばAオリンピック出れないのは大会側から自粛求められてるからって噂たつくらいのあの運動能力とか。
例えばA神が本気出しましたってレベルで整ってるあの顔とか。
例えばA「目ェ会ったら即ダチ」っていうくらいのあのコミュ力とか。
_____例えばAそうA私の幼馴染みたいなヤツとか。
「ハルセ……起きろAハルセ」
「ん………」
耳に響く心地よい声A布団の上から優しく体を揺すられるこの感覚。
硬い掌がA幼子にするそれのように私の前髪を掻き上げる。眉間のあたりを親指でさすられてゆっくりと瞼を開ければA目の前にはいつも通りの御尊顔。そのサラサラ髪といいツヤツヤほっぺといいA今日も今日とてムカつくくらい綺麗だ。
しばらく夢現つでその顔に魅入っているとA「おはようねぼすけ」と額を小突かれる。
「おばさん待ってるから早く降りろよ。」
「ん……」
私がベッドからのろのろと降りるのを見送ってからA彼はいつものように私の部屋を辞す。
寝癖ぴょんぴょんにヨレヨレパジャマで寝起き全開の私に対しA彼はすでに制服をピシッと着こなしていてA隙の欠片も見せない。背中からでも漂うイケメンオーラにA思わずあっかんべをしたくなる。
ぱたんAと扉が閉じる音を背に聞いてA毎朝思うことを呟いた。
「やっぱ私Aあんたの顔嫌いだわ」