設定
中野創(ハジメ)
17歳高校2年生
美術部部長に就任したばかり。
相庭舞衣(マイ)
順調に生きていれば20歳
美術部に所属していた。
美術部に入ってから一年半程だった夏の頃、そろそろ先輩方が引退する時期となった。
手取り足取り教えてくださった仲の良い先輩もお別れかと思うと少ししんみりとする。
「先輩、今日までお疲れ様でした」
「うん。創くん、これから美術部引っ張っていってね」
「はい……ん?」
「え、聞いてない?創くん美術部の部長になったんだよ?」
「ま、マジすか…」
「そうそう、だから明日から頑張ってね」
「は、はい…」
そう言って廊下で別れた。
マジかよ…俺部長かよ…あ、でも部長になったってことは準備室も入り放題なのかな?
俺らの学校は何故か美術準備室に無断で入ってはいけないという決まりがあるのだ。でも、美術部の部長なら鍵も持てるし先代の部長も結構入ってた記憶はある。
確かあそこには歴代の先輩方が残していったキャンバスとか、スケッ`ブックとかが残ってるはず…。
元来、絵画を鑑賞することが好きな創にとってはそこは宝の山のような場所で。
ついに入ることができると思うと誰もいない廊下で小躍りしてしまうレベルだ。誰かに見られたら黒歴史になっていただろう。まぁいい。とにかく明日からが楽しみだ
次の日。
部活終了時刻となったので部員を帰らせて今俺は一人で準備室の前に立っている。
ガ`ャり、キー…っと錆び付いた金属の音が耳に入る。
埃っぽい室内は棚の中にしまわれている圧倒的な量の画集で満ちていた。
「すごい…これ全部、とっといてくれてたんだ……」
見回してふと一つのキャンバスがはみ出ているのが見えた。
そこに歩み寄り指に引っ掛けると埃が舞って咳き込んでしまった。
「けほっ…ん? なに、これ…すごい…」
そこに`かれていたのは一輪の向日葵と一足の靴であった。
シンプルでしかし意味の分からないこういうものは俺の好みで。他人が目を向けないような絵画が好きでよく変人と呼ばれていた。
「これ誰が`いたんだろう…」
キャンバスの後ろを見ると薄くなっているが恐らく`いた人であろう名前が書いてあった。
「m…a…i…まい、さんか」
明日先輩にでも聞いてみようと脳内にその名前をメモしてキャンバスを元に戻して準備室をあとにした。
こんばんは!れいあです!
何回もスレ立ててますがどうか温かい目でお見守りください!😁
ちなみにモデルさんのお話です。
スタジオはわたしは入る。
ガ`ャッ
「おっはよー!」
「あ!楓奈おはよー!やっぱ今日も可愛いい!」
「優梨奈それなあ!服とかめっちゃおしゃれだよね憧れるう!」
「さっすが人気ナンバーワン!」
「もうみんなやめてよ`笑」
「え、なんで?本当のことじゃん!」
「そうだよー」
この子たちのこういうところ苦手だなあ。
わたしはそう思った。
あ、ちなみにこの子たちは同期の専属モデル。
わたしの次に人気な子たち。
遠藤優梨奈(えんどうゆりな)
松本早苗(まつもとさなえ)
加藤莉子(かとうりこ)
だ。
その時スタッフさんや編集長さん達がAスタジオに入ってきた。
単刀直入に言うと恋愛小説です。
ちなみに、内容は実体験を脚色したものです。
苦手な人は見ないで下さい。
ルール
荒らし、「へた」等のコメント禁止。
応援コメはいつでも大歓迎‼
意気込み
これでも小説家志望なんで!
一所懸命、頑張ります!
*登場人物*
天草 樹音(あまくさ じゅね)
この物語の主人公。引っ込み思案で消極的。
優しく頭が良い。勉強が得意。趣味は推理小説とイラストを`く事。男言葉で話す。
今川 賢人(いまかわ けんと)
誰にでも優しく、明るい性格。誰とでも仲良くなれるのが
特徴。ちょっと天然なところも。ゲームが好き。卓球部。
田 翔太(でん しょうた)
典型的な悪餓鬼タイプ。小学校時代、樹音と同じクラスで泣かせた事が何度もある。お調子者で、クラスの厄介者。野球部。
浅海 桜子(あさみ さくらこ)
樹音の心友。小学6年生の時、横浜に引っ越した。
優しく明るい性格だが、引っ込み思案なところも。
樹音と電話で恋ばなをするのが趣味。
読書が好きで、おとなしめなタイプ。
それから、入学式が終わり、今日は解散になった。
―明日からの中学生活、楽しみだな。
色々楽しみな事はあるけど…隣になった今川君。
今日私に、話しかけてくれた今川君。
―どんな人なのかな。今川君の事、もっと知りたいな。
そんな風に思いながら、帰路に着く。
**
次の日。家から中学まで、割と遠いので`ャリ通で登校する事になった。―小さな青い星マークのついた、黒いボディの私の自転車。動かすのは久しぶりで、ちょっと心配だけど、漕ぎ始めてからは結構スムーズだ。
そしてようやく、学校に着いた。たち漕ぎしたりもしたのでちょっと疲れたけど。
―教室に入ると、早速今川君が「よ!」とこっちを見て挨拶してくれた。私も、「今川君、おはよ」と挨拶。私は鞄を開け、中からジャージを取り出して着替える。制服の下に体操服を着ていたので、異性の前でも大丈夫。着替え終わると今度は鞄から一冊の本を出して読書を始めた。
こんにちは。これまで私は、前作でいじめの話をちょいちょい入れてました。「オタク女が恋を知るまで…」や、「私は美人になれるのか…`美人を目指して`(後に『びじめざ』と記述)」など。
ですが、今回はいじめが主役です。そして、題名の通りいじめの舞台は学校です。
今、びじめざも書いてるのでそちらもどうぞ見て下さい。コメント待ってます☆
※「好きな人の、好きな人」は、ネタが思いつかずやめさせてもらいます。見ていた人達ごめんなさいm(--;m
ルール
・閲覧OK!
・感想やアトバイスどしどし書き込んで下さい!
・辛口や悪口はお断りで…
・なりすなしされたらアク禁だしますね(^▽^)
二時間目は、国語の授業。うう…国語苦手。でも、国語が終わったら休み時間があるんだ!頑張ろう。
ん?後ろの席の子が、話し掛けて来た。
「これ、杏樹さんから。永久に渡してって」
杏樹さんこと、クラスの女王様的存在の九条杏樹。私、このクラスの中でこの人とだけはあまり話したことがない。
だから、皆のことは呼び捨てかあだ名で呼ぶけど、この子だけは「九条さん」って無意識に呼んじゃうし。
九条さんから呼び出させるなんて、珍しいな。でも、九条さんと仲良くなれるいい機会なのかも!ーうん、これはきっと、`ャンスなの。`ャンス!
`ャイムが鳴り、私は九条さんの席に行く。
「何?九条さん」
「ねぇ、私の定規取ってない?あれ、気に入ってるんだけど。」
え?知らないよ。普段あまり話さない人の物なんて…そもそも興味ないし。
「知らないなぁ…」
「ほんと?怪しいなぁ。ちょっと筆箱見せて!」
そして九条さんは、私の手を強引に振り払った。えっ、違うって言ってるのに。
「えっ、ちょっ、まっ…」
私がいいかけた時には、もう遅かった。九条さんは、手に「九条杏樹」と書いてある定規を持っていた。
違う。絶対取ってない!
「ほ`ら、やっぱり」
「そんなっ。私、絶対してない!」
「あら?こんな教室の空気を見てもそう言えるのです?」
クラスの皆は、私のほうを見てヒソヒソ話してる。
「相沢さん。あなた、あたしのお気に入りの定規を取って…どうなるのかわかっていて?」
そんなっ…。なんでそんなことになるの?
「あなたには明日から罰を与えますわ。覚悟なさい!」
そんなっ、どうなるの?
こんにちは、初めまして。
今回、小説を書いてみます。
実話に少しだけ、脚色した小説を書いていきます。
下手でも、「下手」コメは止めて下さい。
荒らし禁止。
☆登場人物紹介2☆
鮫島 優理子(さめじま ゆりこ)
小四`小六時の麗愛達の担任。
優しく生徒に親身になって寄り添う、教師の鏡のような
先生。だが、厳しくする時は厳しく、怒る時は怒る。
ちゃんとしてる先生。31歳。美人。
天野 咲子(あまの さきこ)
麗愛の母親。後に重要人物に…
眼が二重で若い頃はモテたらしい…(嘘か真かは微妙)
第一章
`小学四年生`
―今日から私も、小学四年生だ。
今年こそ、美亜以外にも友達を作らなきゃ!
―そう意気込んで、学校に着くと美亜が居た。
「美亜、おはよ」
私は美亜に挨拶する。美亜は私に気づき
「れー!おはよ`★」
相変わらずテンション高ぇ…そこが良いところだけど。
「ねぇ、れー聞いた?今日、転校生が来るらしいよ?」
―転校生。こんな時期に?
「へぇーそうなんだ、知らんかったわ」
私は正直に答える。
「仲良くなれるかなー‼」
流石は美亜。もう、そこまで考えてるのか。
私達は下駄箱に靴を入れ、上履きに履き替えた。
あらすじ
中学校生活も終わりに近づき、主人公、水瀬 透羽(ミズセ トワ)は、親友である河ア 奏佑(カワサキ ソウスケ)と共に超大手芸能事務所にスカウトされる。そして2人は新たに加わった4人と、男性アイドルグループ『ritzy rush』としてデビューする。
そして春から始まる高校生活。透羽と奏佑は変装して入学するが______。
『ritzy rush』(リツィーラッシュ)
現在人気急上昇中の6人組男性アイドルグループ。デビュー当時は全員中学生だった。
困難に立ち向かってもどんどん突進していく力強さがある。それでも豪華で、上品なその姿は、グループ名の通りで、幅広い年代(特に10`20代)から支持を受けている。
〈メンバー〉
・八神 心翔(ヤガミ マナト)
メンバーカラー『浅緑』
リーダー。
・水瀬 透羽(ミナセ トワ)
メンバーカラー『青藍』
主人公。
・河ア 奏佑(カワサキ ソウスケ)
メンバーカラー『京緋色』
・月島 李都(ツキシマ リト)
メンバーカラー『菜の花色』
・日下部 颯斗(クサカベ ハヤト)
メンバーカラー『秋桜色』
・瓜生 柊弥(ウリュウ トウヤ)
メンバーカラー『竜胆色』
このお話の設定や登場人物は全てフィクションです。
30分ほど車に乗り、事務所に着いた。
建物の外観はまあ……なんというか、立派だった。語彙力無くてごめん。でも、口をあんぐりと開けて、奏佑と二人で揃って固まるぐらいには立派だと思う。
正直、この建物が凄すぎて、周りにある建物が色褪せて見えてしまう。周りの建物も結構立派なのに。
「でけぇ…」
「さあ、入るわよ」
なんとか口を元に戻し、宮坂さんに続いて中に入る。
中は……うん、省略。立派って事で納得してくれ。
「さてと……。透羽くんはちょっとカットしましょうか。その後、二人とも少し弄っても良いかしら?」
「は、はい」
俺が頷くと、宮坂さんは着いてきて、と歩いていってしまった。どもってしまったのは内緒だ。髪の毛を切るのは何年振りだろうか。
俺たちは顔を見合わせて、慌てて宮坂さんについていった。
宮坂さんが入った部屋に俺たちも入ると、宮坂さんがカットの準備をしていた。あれ、宮坂さんが切るのか?
「宮坂さんがカットをするんですか?」
あ、奏佑が同じ事聞いた。
「私は美容師の免許も持ってるから大丈夫なのよ」
すげぇ。
でも、今更だけど髪の毛切る不安になってきた。今までは髪で顔を隠す事が自己防衛みたいなものだったからな。
と思っても、今更遅くて。
髪、約五年ぶりに切りました。セットもしてもらいました。でも……。
「んんん?」
鏡を見て、困惑した。
嘘だろ?俺、いつのまにか整`しちゃってた訳じゃないよな?
「透羽`、どうだったー?ってやば!?」
奏佑がなんか叫んでいる。
「ふふふ、私の傑作よ。元はこんなに美`なのに、隠しちゃうなんて勿体ないからね」
宮坂さんが自慢げに話している。
そう。
見た目が少し良くなってるのだ。
「いや、少しどころじゃねえから!そりゃ、元は良いとは思ってたけどさ、俺、ここまでの美`の奴、今までで見た事ないからな!?」
……奏佑は何を言っているのだろう。そりゃあ、良くはなったが、実際にテレビに出てるアイドルとかに比べたら、全然パッとしないと思う。
ていうか。
「奏佑、お前の方がカッコいい」
さっきまでも十分イケメンだったが、宮坂さんに軽くメイクとセットをしてもらって、更にイケメン度が増していた。
「さてと……。二人ともとってもカッコいいわ。特に透羽くんは見違えたわね`!私のおかげね。じゃあ、いきなりだけど、富樫社長に会いに行くわよ」
この短期間でよく分かった。宮坂さん、かなりのナルシストだよな?
西暦2035年。
急激な人口爆発により、食糧不足や資源の欠乏が問題となった未来の世界。
日本政府は資源を確保するべく、使えない人材を切り捨てるために"人類間引き計画"を強行。
テストで点数を稼がなければ上位には入れない。
そして学年下位5名になれば"殺される"。
そんな残虐非道な政策の中、とある中学に一人の歴史ヲタクが転入する──。
>>02 登場人物
以前書いていたスレがありましたが、設定の見直しや構成の大幅な変更に伴って再度ゼロからやり直すことにしました。
よろしくお願いしますm(_ _)m
[国立王井学院中等部]
[3-δ(3年デルタ)]クラス…特定の科目のみ優秀な生徒を集めたクラス。
【虎威 康貴(とらい やすき)】♂ 15歳
何らかの目的を成し遂げるためにδクラスへ入ってきた転入生。
社会科が得意で、特に歴史が大好きな歴史バカだがその他の科目は壊滅的。
双子の兄がいたらしいが……。
日本刀を模したマーカーペンで解魔に挑む。
【伊賀 理零(いが りれい)】♀ 14歳
歴史のテストは常に最下位だが理科が得意な少女。
自分に自信がなく臆病で引っ込み思案。
武器は駒込ピペット型のクナイ。
【赤染 萌李(あかぞめ もえり)】♀ 15歳
京都のヤクザ、赤染組の首領の娘。
普段は京言葉で気さくに接するが、たまに口が悪くなることも。
国語、特に古典が得意だが理数系が苦手。
筆型の槍を武器とする。
【バンジョー・バターリン】♀ 14歳
オーストラリアから留学生としてやってきた少女。
英語は学年トップレベルだがまだ日本語に不自由があり、歴史や国語が不得意。
世界的に有名な企業の会長を父に持つ。
ホストファミリー先の家庭の子の影響で、ギャル語を話し、原宿系ファッションを好む。
羽根ペン型の武器を使用。
【礼門 晴人(れいもん はると)】♂ 15歳
元々Sクラスに在籍していたが、カンニングの疑いでδクラスに移籍した青年。
元Sクラスなため全科目優秀だが、特に数学を得意とする。
カンニングに陥れた犯人を探している。
冷静沈着でクール。
定規型の剣や分度器の盾で戦う。
【有久 律兎(ゆうく りつと)】♂ 35歳
3-δクラスの担任。以前は最高成績者が集まるSクラスの担任だったが、ある理由から2年間教壇を降りていた過去を持つ。
担当は数学。名前の由来はユークリッド(エウクレイデス)。
[3年Sクラス]王井学院内で成績優秀者を集めたクラス
【城戸 孝司(きど たかし)】♂ 14歳
OUIジャーナル(王井学院新聞部)で記者を務める。
成績良好なためSクラスに在籍しているが、Sクラスの雰囲気に馴染めずδクラスへ顔を出している。
広い人脈と情報収集能力から新聞部でも一目置かている。
現代社会が得意。
使用武器は単語帳を模した手裏剣。
【江猿 音楼(えさる ねろう)】♂ 15歳
王井学院生徒会長として君臨した男。
常に成績トップで学年一位に輝き、歴史のテストでは満点以外をとったことがない。
実家はかなりのセレブで、 康貴からは無駄遣いを疎まれている。
キザでナルシストだが、顔立ちは整っているという。
シャーペン型の剣を持って戦う。
【鳥飛 数我(とりひ すうが)】♂ 15歳
生徒会会計を務める男子。
数学が得意で、コンパスをモ`ーフにした武器で戦う。
城戸孝司とは入学当初からの親友。
口数が少なく表情も乏しく、友達は少ない。
【樋口 葉香(ひぐち ようか)】♀ 14歳
生徒会書記を務める少女。
国語、特に現代文を得意としており、万年筆型の槍を使用。
生徒会長に対する忠誠は異常な程で、生徒会長に心酔している。
[その他]
【徳上】
かつて康貴がバイトしていた歴史博物館の館長。
康貴を歴史ヲタクにした張本人。
【理事長 ???】
学院の理事長を務める。
普段表に出ることはなく、生徒や教師ですら対面したことがない謎多き人物。
【Prolog】
──怖い、怖い、怖い!
声帯を通して声になることはないけれど、少女の心は恐怖の声で埋め尽くされていた。
つい二日前まで少女にとってはただのクラスメートだった人達は、今や自身を狙うハイエナと化している。
「伊賀さん、歴史苦手だもんねぇ」
ねっとりと耳に絡みつくような女子生徒の声に畏怖を覚え、一歩、また一歩と後ずさる。
とん、とき背に教室の壁がぶつかった時、少女は絶望と諦めの入り混じった感情に飲み込まれた。
もう、逃げ道がない。
「私、何も出来ずに……終わっちゃうのかな……」
震える涙声で紡いだ言葉は、誰にも届かない。
「おい理零ぃー! まだ校内戦始まったばっかだろおぉぉ`!」
と、少女は思っていた。
`ェリーパイにガトーショコラ、シフォンケーキにタルトアップルパイ
甘い物、美味しい物に満たされたいだけなの
それがいけない事なんて誰も教えてくれなかったじゃない?
`ェリーパイにガトーショコラ、シフォンケーキにタルト、アップルパイ
甘い物、美味しい物に満たされたいだけなの
それがいけない事なんて誰も教えてくれなかったじゃない?
朝のホームルームの空き時間まばらに集まる生徒達をちらりと一瞥してから机の上にお菓子を広げる。キャンディーに`ョコレートどっちにしようか悩んでると前の席の愛が心配そうに私を見る。
「愛`、どうしたの?」
リンゴの味のキャンディーを口に放り込みながら尋ねる。
「いや、あんたさ、朝食は?」
まるでコーヒーを飲んだみたいに苦い顔で私のほうを見る愛。
「ご飯?食べてないよ`、だってさご飯なんて『甘くない』じゃん?」
しかも私の家は朝はパンだ、必ずというほどコーヒーはつくし、私が嫌いな野菜も添えてある。苦い、見てるだけで苦くなる。
「…また、朝からお菓子体壊すよ、心(しん)」
そう言いながら机の上の`ョコレートに手を伸ばしてきたのは私の幼なじみだ、
「別にいいでしょ?…甘いもの嫌いなくせに…そのお菓子返して、廉」
雨笠廉、愛と同じくずっと一緒に居る…高校の志望校はお互い言わなかったのにまた、同じ学校、同じクラス…いわいる腐れ縁だ
「…はい、かえ……」
その言葉言い終わる事がなく、彼の視線は教室のドアの方へ向く。そこには校則ギリギリの短さのスカートに、長い髪を明るい茶色に染めた女の子が立っていた。
「廉君`、今日も一緒に帰ろ`!」
「あぁ、別にいいよ」
そう言いながらにっこりとした笑顔を浮かべる廉。その表情を見て気に入らない気持ちと口の中で舐めている飴は甘いはずなのに、とてつもなく苦く感じた。ふと、廉の手を見ると先程奪われた`ョコレートがある。ガリッと口の中にある飴を噛み砕き彼の手の中にある`ョコレートを奪う。
「痛っ、何すんの…」
ちょっと、強引だっただろうか?別にいい。今の私は甘いものが欲しい、満たされたい。
「おい、聞いてんのかよ?」
苛立たしげにきく彼に私も不機嫌になる。あんたのせいで苦くなったとか意味分からない事が言える筈がない。
「返して貰っただけでしょ?彼女の所行って、これ以上廉と喋りたくない
手を伸ばせはいつだって甘いものをくれたママ。ママの匂いは甘くて優しかった。
甘いものが好きな私と反対に甘いものが嫌いな簾
ママが死んでからは毎日が
まるでブラックコーヒーの様に
`苦い`
「何が苦いって?」
ただ外を眺めていたら終わってしまった授業のあとお菓子と勉強道具を鞄に詰めようとすると愛がこちらを向き尋ねてきた。
「ん`、別に何でもない」
「あっそ、あと今日委員会で遅くなるけど……心先帰っててもいいよ」
別に用事はないが何となくまだ学校に居たい。愛が迷惑するかもしれないがそれなら一緒に帰った方がいいだろう。
「一緒に帰る」
そうぶっきらぼうに`えると目の前にいる彼女はあきれたように笑う。
「了解、じゃぁ行ってくるね」
そう言いながら慌ただしく教室を後にする愛の後ろ姿に聞こえるか聞こえないかの声をかける。
「いってらっしゃい」
誰も居なくなった教室は昼間の喧騒がまるで嘘のように静かだ。そのまま机にうつ伏せになる。遠くから聞こえる運動部の声と吹奏楽部の音が混ざりあい不協和音を奏でる。
「五月蠅いな……」
そう呟くとまるでタイミングを見計らったように教室の扉が開く。
「あれ、珍しいね、心ちゃんが残ってるなんて」
男の子にしては少し高い声に中性的な容姿の彼は驚いた様に目を細めながら私を見る。
「愛を待ってるだけだよ、琉生君」
うつ伏せにしていた体を起こしながらドアの方を見ながら答える。
「あっ、そうだ心ちゃんってさ、簾君のこと好きなの?」
こんにちは。らいみぃです。
私は、今とっても`えたいことがあります。
それを書くためにスレをつくりました。
届けたい相手におくるメッセージです。
音楽はどこまでも響きます。
あなたの心にも、その響きをお送りします。
これは私自身の思いです。
思いを、言葉に乗せて…君にとどいたら、いいな。
心の扉をノックして?この先は土足禁止……。
__________________
…ねぇ、なんで。どうしてなの。
君は私の生活の一部で、かけがえのない存在だった。忘れられない、大事な人。
君は画面の向こうでいつも笑っていた。
私に頑張る理由を、笑顔をくれた。
「永遠に愛してる!」
そういった君は、今どこで何をしてるの…?
私のことどう思ってるの?
君は私を救ってくれた。
私は君に何か与えることができていたの?
同性で、年上で、ネッ友で1番失っちゃいけない人。
永遠を誓った人。
「ごめんね」
この言葉を打ったとき
君は…何を考えていたのかな。
ーー主挨拶ーー
再び登場、らいみぃです。
この小説は復活作となります!
前書いてたものとは、路線が随分と変わりました…。前の続きを書くつもりはございません。
申し訳ないです、(誰も読んでないというツッコミはさておき)
この作品についてです。テーマは永遠の`です。
永遠を誓う…それは、どんな`でしょうか?
結婚だけではありません。だからこそ、永遠には`がない。約束事には`がないのです。
今はインターネットが凄い時代ですし、
私が体験しているのも、他の人に知っていただきたくかいております。
毎日更新を目標としますが、サボるときがあったらすみません。
感想、アドバイスは書き込んでください。
それでは、恋の melodyを奏でましょう…
〈かれんたん、かれんたーーーん!!〉
〈なぁに`?いちかたんっ〉
〈好きーーー!〉
どうしてもこのメッセージを見るたびに、頬が緩んでしまう。あの後ラインを交換して「かれんたん」「いちかたん」と呼び合うようになった。
最初はあんな変すぎる出会い方だった、というのに…この子は本当に面白い。
〈うちも好きやで!だいすき。愛しとる〉
この言葉、何度言ったんだろう?
でも何度言ったとしても、言い足りない。
…そう。私は、この子のことが好き。
大事な人、としてね。
同性の年上、しかもネット友達。
この関係いつまで続くのか、この先の私たちのことなんか、だれも知らなかった。
キャラクター紹介
岩明日 和人
主人公である。
最近発売したゲームの
フォースナイツにハマってるようだ。