そこには誰かが居た
人間かもしれない、化け物かもしれない
それは知り合いかもしれないし、赤の他人かもしれない
ただ、ここではそんなものは関係ない
この場所では、世界の仕切りなどない、多重に重なる世界線の枷は、ここでは意味をなさない
数多の世界の訪問者たちが集う場所
“クロスオーバー”
物語には、番外編というものが付き物である
さぁ、“スピンオフ”を始めよう
「わっ…、っえ、えへ、えへへへ…」
(乗せられた手に、少し緊張か、照れの感情が溢れるが、そこに恐怖心は最初よりも無くなっている)
>>324
「ははっ、そういうもんさ付き合いなんて、僕相手に対して好意しかあんまり持たないから、あまりよく分からないけど」
(ここにいる間はシキさんが慰めてやろう!と能天気を演じる言葉を向ける)
(襟の下で微笑みながら撫でる。)
……反応感知、理由何故?
>>326
おれは、おれを否定するやつ、が…なにより嫌いだぜ。
あんたぁいい人間だな。そんな奴には初めて会った。
「!…?、な、何故でしょう、…お呼びしたつもりではなかったのですが…、る、累……さまの、お話をしていたからでしょうか…」
(疑問符を浮かべながら答える)
>>328
「ん〜?そうだろうとも!どんなことだろうと僕は否定などしないよ、いや否定して僕の興味が満たされる結果になるなら話は別だが、基本的には全て肯定するとも、どんなものも全て僕の興味を満たす『結果』だからね」
(ははは!と笑いながら答える)
魂魄構造、理解至難…根底求名。
「なッ、こいつ意味不明だろぉ?おれが通訳、してやるぜ。
まーつまり…『魂は難しいもんだけど、もしかしたら根底で求めていたのかもしれない』だとよ。あーあーー痒いなぁ、最初っから喋れ!」
>>330
ふぅん……じゃ、おれは?
生まれた時から泥ん中だぜぇ。
(差し出した右腕からは、泥濁が流れている)
>>331
「もと、め……、っー!、あ、え、ぅ」
(その言葉にハッとしたように目を開き、その後すぐに、ほんのり赤くなった顔を隠すように握った両手を添える)
「……無意識下ではどうしようも無いなぁ、まぁここに来て一番最初に懐いた相手だから、求めるのも無理はないか…」
(生命とか、難しいこと考えちゃったから、心の拠り所を欲してたのかもねぇ…と、紅茶を飲みながらつぶやく)
>>332
「正直に言うとかなり興味がある」
(泥の中から生まれたとか最高に興味をそそるが????と真顔で告げる)
「なんでも肯定してやろう、それは僕にとっても興味を満たすという『益』がある事だからね」
「おまえが、頭おかしいことゆうから、困ってんだろ。つか、なにしてたんだよ?」
…復讐迎撃。連中殲滅……人工生命、羞恥不要。
(泥通訳:なんか復讐者の連中と戦ってた、それと恥ずかしがらなくていい)
>>335
「あぅ、す、すみません…、!、だ、だいじょうぶですか…?」
(復讐者撃退と聞いて、恥ずかしがっていたを忘れたようにぱっと顔を上げ問う)
>>334
……あぁ、おれなぁ、泥人間さ。
たまたまだったけどよぉ…産み落とされた泥ん中、変なもんが混じってやがった。神の片鱗とかいうな…
(蠢く黒瞳に映るのは、何百年も昔の追憶。)
…おまえ、認めて、やる。
ふふふ、そうさ、肯定だよぉ。
…心配杞憂。身体無傷。
(己の身を案じる彼女に軽く微笑み、近くの席につく。)
>>337
「ふふ、任せたまえ、なんだって肯定してやる、僕は興味を満たすためならどんなことだってする化け物だからね」
(よろしく頼むぞ、魔王様?と、滞滞泥泥に指を向け、ウインクを飛ばす)
>>337
「そ、そう、ですか、…よかった…」
(ほっと息を吐き、彼が座る様子を見て己も元いた席につく)
>>339
よろしくしろって、いったからなぁ……遅いぜぇ。
肯定なんざ、ねえと思ってたのによ。
(輪郭がない肩を竦める。存在を否定され生きてきた泥濁の魔王にとって、肯定とは心底から欲するものだ。)
……リィン。
(ぽつり、四字熟語以外の言葉が、突如響く)
>>341
「なは、僕を誰だと思ってるんだい?君たちが魔王様やら神殺しだとしたら、ぼくは救世主様だぞ?まぁめっちゃ昔の話だが」
(よく考えていないのか適当そうなことをいいながら指した指を下ろす)
「まあ、なんだ、だから任せたまえ、なぁに心配要らない、僕もどうせ不老不死なんだ、永遠に永久に肯定してやろう」
(期待したまえ、と笑う)
>>342
「──────へ、…」
「…おや」
(名前)
(名前だった、私の、)
(突然響いた声に、そちらを向く)
>>343
救世主、か…呼ばれたことも、あったっけなぁ。
まーいいや……泥ん中でも肯定しろよぉ?
(とぷん。シキの目線から泥が消える。机下の泥が泳いでいる。)
>>345
「おや、」
(目の前から消え、どこかへ行った彼を探し、机の下の泥に気がつく)
「君そういうのもできるのか…ほんとに興味深いな…」
(机の下に頭をくぐらせ、机を持ってと逆の手を顎に添え、しみじみと告げる)
──それが、お前の名だろ。
魂に刻んでおけ。
(語る、生力を厭わず)
微々たる消費、連中は退けた。多少なら問題はない。
…リィン、俺が感知したのは、お前が変化を有したからか?
>>346
(刹那、変化。戻る泥の肉体。)
まあ、な……それは、そうとよ、疲れたなぁ。
空はこわさねーでおいてやる。
(黒瞳を閉じる、すぐさま矮躯を泥が包み込み、まさに『泥のように眠った』。)
「あ、え…」
(告げられた言葉に、問いかけに、すこし、口ごもる)
「……わ、か、りま、せん、…りぃん、リィンは…」
「リィンは、変化しているので、しょうか」
(見た目が成長することはなく、生は伸びることはなく、ただ変わらずにいることしか知らなかった少女は、両のこめかみたりに手を添え、下を向く、表情は、初めての感情に感覚に、驚いている)
「………これは」
「これは、いいこと、なの、でしょうか」
(顔を起こし、問う)
>>348
「…それはありがたいなぁ、うん、わかった、ゆっくりおやすみよ」
(頬杖をつきながら横目に彼を見て、手を伸ばし、するりと、眠る彼を撫で下ろす)
「………………ふふ、なんだい、やっぱり美しいじゃないか」
…己の正を全うしろ、お前が幸福であるように。
自分の呼吸で生きてみるといい。
「────」
(ここに来て、何度か言われた)
(生を真っ当しろと、自分で生きてみるといいと)
(自分の生まれた場所では、言われたことの無い言葉だった)
「──が、」
(はじめて、いきていいと)
「がんばり、ます…っ!」
(応えなければと、うれしそうに、花が咲くように、笑った)
ふ、……花顔柳腰。
(花のような笑みに、微笑で返す。襟で隠れた口元は見えないが、内心では嬉しい模様。)
「、ふ、へへ、えへ…」
(へら…とうれしそうに口元に手を添えながらも微笑む、あぁこんなにも嬉しいものだったなんて)
「……微笑ましいねぇ」
(独り言のようにつぶやく、美しいものを見た、これはこれで良いものを見れたと、満足気に紅茶を飲む)
……次に会う時は、別の空間を希望するぞ。
どうにも…俺は茶会に向いていない。猫の舌だ。
ともかく、リィン。お前の魂の安寧は任せておけ。…四六時中。
…延年転寿。
(微笑むリィンの頭を撫で、席から立ち上がる。着物の振袖を翻し【出口】へと向かった。)
「は、はいっ、よ、よろしくお願いしますっ、累様!」
(深深と彼に対してお辞儀をする)
「……行った、か……?」
(辺りを警戒しつつ現れるのはどこか軽薄そうな印象を受ける男。
……しかし見る人が見れば隠しようもない気配を纏わせている)
「!おや、気が付かなかった、また新しいお客人かな?」
(そちらの方に振り向きつつ告げる)
「……彼になにかあったのかい?」
「ちょっと昔殺されかけてな?」
(安全を確認したらしく机に近付いてくる)
「あは、なんだいそれ、いいねぇ修羅場になりかけじゃないか」
(面白い、と近づいてくる相手に告げる)
「………」
(新しい人だ、と、シキの傍に隠れる)
「あーそうだ。……危ない危ない」
(冷や汗を垂らしながらもう一度出口の方を見る。
……そしてシキに向き直った時、彼(彼女?)の傍にもう一人――――いや、誰か……人工生命がいることに気付く)
「!あ、ぅ、…」
「おやおや、僕にも懐いちゃった?喜ばしいことだが、隠れちゃ可愛い顔が見えないぞ?」
(気づかれたことに気がつき、なにか言おうと声を出すが、何を言えばいいのか分からず、口ごもる)
「へぇ……なるほど……って、ん?」
(よくできてるな、とかいう興味の視線を投げ掛ける。……が、その隣にいるシキに……生命の可能性の究極を発見し、隠れた少女から意識を外す)
「…ん?あれ、なぁに、対象は僕に変わったのかい?」
(意識がこちらに向いていることに気がつき、わざとらしく問う)
「ふぅん······俺が『やった』人以外で不死身の奴は初めて見たな······」
(興味の目を向けて)
「ん〜?そうなのかい?まぁ僕も他人にこうされた身ではあるけど、きみたちの権能はすごいねぇ」
(興味にまみれているよ、と笑う)
「……し、し、シキさまっ」
「?なんだいリィンちゃん」
(くいっと、隠れていた相手の袖を引く)
「り、り、りぃんは、そ、そろそろ、おいとま、させていただきますっ、その…あまりここに居るのも、…えと…す、すこし、問題がありまして…」
(斜め下に目を逸らしながら、告げる)
「おや、それはそれは、うむ、了解したよ、気が向いたらまた来るといい、まぁ自己意思で来れるものなのかは分からないが」
(まっているぞう、と頭を撫でる)
「え、えへ…は、はい、っ」
(よろしく、おねがい、します、と告げる、その言葉を告げた少女は、もうその場から姿を消していた)
このスレ下がったままにしておくのはもったいない気がする。
369:◆Qc:2022/01/16(日) 23:06 「「······」」
(気付けばここにいた、と言わんばかりに、ここへ現れてからもしばらくは動かなかった。
見渡せば、かつてここが栄えていた証拠と思しき、整然と整理された机、椅子···
月の名残を追い、双月がやって来た。)
「おや、来客とは珍しいこともあるものだ」
(一体何時からそこに居たのか、2つの椅子を並べたベッドに横たわり、シルバーアッシュの長髪を床に垂らすセーラー服姿の少女、彼女は二人の姿を視界に入れると、横たわった体勢のまま笑みを見せて)
「「······遅いですよ」」
(······二人は一瞬前まで全く感じなかった気配に僅かに泡を食った。だが『ここ』はそういう場所だと頭のどこかで理解もしていたので、口をついて出てきたのは恨み節のようにも聞こえるそんな言葉。······実際結構待っていたのだ。)
「別に良いだろう? 待ち合わせをしていた訳でもあるまいし」
(ゆっくりと上体を起こしながら、面白くなってきたと言わんばかりの楽しげな口調で言い、二人に改めて視線を向け)
「さてと、自己紹介が必要かな、私の名は十七夜月(かのう)スフィアだ」
「「わたしは···双月です」」
(がらんどうとした机椅子の群れを見回して、向き直る)
「「とりあえず、少しの間······よろしくお願いします」」
(そして近くにあった椅子を同時に持ってきて、座る。その動きにラグはない)
「ふふっ、まるで鏡だな、意識しての行動でないなら大したものだ」
(何から何までシンクロする二人の動きに感嘆の声を上げ、席についた二人を目だけを動かし見比べて)
「こちらこそよろしく、ミス・ソウゲツ」