戦禍__ 渦巻き__
陽 __ 拝めども___
覆い猛らん___ あやかしどもの____
百鬼____ 参らん____……!
「提灯······?」「噛み付いてきそうだね」
(そう言って、目の前の化け提灯に向かっていく······武器は既に抜き身、戦闘体勢)
>>142
「……すこし困りますね、先の怪我のせいか鈍っています」
死にものぐるいの突撃を二振り目で防ぐ
「鬼切りと童子切を同時に振るなど、やはり鍛錬が足りません」
怪異を斬る、それに特化した絶対的なその二振り
童子切安綱
鬼切安綱
「………さて、いきます」
_______…始まった
遠方でぶつかり合う二つの存在
…片や雷光を放っては焼き払い …片や
____尚も怯えるように前進する提灯の群れ
「 ………やはり、変だ 」
_____来たぞぉッ!
___(本隊のみが、百魔ではない)
( 群れ、群れ、群れと別れ 総勢では変わらずとも
異様なまでの数により力を衰えさせぬが、妖魔の群。
___即ち …本隊ではなくともこの砦へ向かい来る
分隊、… それですら凄まじい量の寄せ手に他ならぬ )
____…怒号 ___相次ぐ発射音
>>143
[ボボガボボギィッ!] バギャギャッ!
____いとも容易く当たった提灯は粉砕されるッ
( も、…全てとは行かぬが妖魔 もとより群れ!)
カキカキコキカキッ!
(周囲の無傷が一斉に鬼へと舌を伸ばすっ!)
[ ゥョーーーーン ]
>>144
コカカッ!
[コキカキッ!]
( しめたとばかりに大口を開く正面の提灯! )
>>145
カキカキコキカキッ! ポキキッ!
[コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ!]
( 火が止めば伴って荒波のごとく押し寄せる
木の音破れる音ッ 学習などなくただただ
真っ正面から転がるだの跳ねるだのっ! )
コロカラコッ!
___食らい付くだのっ!
「──くどい」
両の刀を構える
「……綱様、よろしくお願い致します」
臨兵闘者皆陣列在前
「─絶刀─」
焔のごとく、舞う
「隼」
駆ける刃は何人も止めることは出来ない
>>147
「「やっぱり」」
(回避不能な距離まで引き付けた提灯に鉄槌の一撃。······その間刀は早速前線へと飛んでいる)
>>147
「慌てなくても敵は逃げたりしませんよ」
微笑みながら白いインバネスコートの少年はゆっくりと半鬼の元へ歩み寄る。
「それっ!」
刹那、薙刀の一閃、狙うは半鬼に伸びた提灯の舌。
「そんな攻撃当たるか!」
半鬼、跳躍。
提灯共の頭上に飛び上がり急降下蹴り。
「 ………… 」
( …当たるもの、当たらぬもの
___接近すれば …ただの弱小な妖魔にも
兵士達では遅れを取りかねない )
___必死になって砲を弩を、乱射する兵士たち
…それでも妖魔の勢い … まるで、止まず。
(考えている暇はない)
[ダンッ!] _____今は蹴散らし …
ドッ バッ ギャアッ!!
「 (生き残る出口を作るだけだっ!) 」
(___矢倉より飛び降り、真下の提灯踏み砕き! )
__一斉に向く視線
「 ……… 」 ___戦闘… 開始
>>148
[ボバキバキバキッ!]
( 振るって斬られて砕かれて。
…止めろ、など提灯には無理な話… )
___砕かれ薄紙が宙を舞う…!
[ コカパッ! ]
__偶然
( 駆ける隼の前方に、提灯が偶然口を開くッ )
「!」
蹴散らし前に進むなか、目の前に現れた提灯が口を開いた
(なにかするつもりか…?)
と、1度静止
>>149
[バゴッ!]___憐れ粉砕
___して
ポパキパキパキッ! [カラコロコッ]
( …出迎えとばかりに刀へ口を開けて
我先にと寄っていく命知らずが幾匹か! )
>>150
[プチンッ] ガィガィギギガガガガ!!!
(地獄でもないのに舌を斬られて悶絶!
…否!此処は弱小に於いて地獄である!)
[ バッギガゴガァッッッ!!! ]
___衝撃波によって散乱 …折れとぶ木片
>>153
[ ニョーーーーーン ]
( カメレオンの如く舌を伸ばすッ )
>>156
「!?」
ほんの少しめをはるが、すぐに冷静に対処
斬ッッッ
「いや驚きました、あーいうのもあるんですね」
>>154
(寄ってきた提灯へ確実に、刀の一撃一撃を命中させていく······切れるのか疑問だったが、そこは鉄槌を楽に振り回す馬鹿力
今や刀は、斬よりも、むしろ壊をもたらす。
······その間に提灯を葬った鉄槌の双月が刀の双月に追いつき、効率はさらに向上)
>>157
舌 切 提 灯 ♪
ボバキガラガラガキャボキゴキキッ!!!
( 真っ二つの舌振り回してのたうち回って
暴れ回って仲間とぶつかり樽のように転がる… )
パキバキッ! [ゴパパッ]
( なにすんだとばかりに
四方八本から今度は押し潰さんと
提灯どもが飛び上がってくる…! )
「つまんねぇ、もっと俺を滾らせろよ……」
一瞬で粉砕される妖魔に不満を漏らし、次の敵へ回し蹴り。
「でも、沢山居るじゃないですか〜」
にこやかな笑みを崩さぬまま、提灯妖魔に大薙刀を降り下ろし。
「まっ、そうなんだけどよ、やっぱつまんねぇわ」
強い奴は何処だと半鬼の少年は戦場を見回す。
>>158
ボキャボキボキキッ!
[パキパキパキパキパキパキ!!!]
____小気味良い音を立てながら…
( その様最早解体作業。…寄っては折られ叩ッ切られ
挙げ句吹っ飛ばされたと思えば粉砕。…紙くず木くずが
無数に転がり……! )
[ザザザッ!]
( …しまいにゃ双子の側から逃げ出す提灯数匹 )
>>159
「……無駄に数がおお」
─展開─来たれ、五芒星の煌めき─
「───!」
どこからともなく聞こえた言葉に驚けば、その瞬間、頼を避けるように無数の式神が周囲をまい、提灯達目掛けて飛んでゆく
>>160
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
(__…突如重く深く響く、…まるで年代物の気持ちが良い音…)
[コキコキ][ザザザッ!] コロカラコッ!
… 何故か 愉快な提灯どもはその音に左右へ逃げ出す
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
…森に …赤い明るみがぼんやりと___
「─いやはや、今宵は騒がしいだけかと思いましたが、─ええ、久しい顔が見られました!」
「…星明様…」
そこに降り立つは先の式神を数体周りに浮かせ、胡散臭い笑みを浮かべた男
「これは…星明様もこちらにいらっしゃっていましたか」
「はい!とても楽しい宴かと思いましたので!」
>>162
[バキッ!][ザザザッ!]ザザーッ!
( 式神に叩きのめされ、壊れた数体を最後…
____逃げ出し始める提灯ども )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
>>161
「────『粘弾射出』」
(しかし、逃がさない
提灯の足元に、的確に粘弾射出······まるでとり餅のようにして
······追いついた双月は、その背中に向けて刀を振り下ろす)
「おや、逃げてしまった、困りますねぇ、これからだと言うのに」
「……」
この人は相変わらず…考えていることが分からないな、と思いながら逃げ出してゆく妖をみやる
星明、かの安倍晴明と蘆屋道満、それぞれの力を一遍にやどす、稀代の陰陽師
「(…本当に、敵に回したくないお方だ…)」
>>166
[ぬちゃり] ___べたべたばたばた
( 引きちぎれない。…当然そのまま )
スパキィンッ
( …背中(?)に振り下ろされた拍子に
とっても気持ち良い音と共に両断。 )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
( …提灯ども、… まだ遠くにいるそれらも
纏めて逃走を図り始める …そう、あの
とても小気味良い音が鳴り響いた途端に。 )
>>160
「――そこかッ!」
勁牙、彼方に強敵の気配を感じとり地面を踏みしめ疾走。
「あ、待って、一人で行くのは危険で……」
全てを言い終わる前に彼は止められないと悟り、左右に散った提灯達に一撃を浴びせ後を追い。
_____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
森に …広がる灯りは更にはっきりと
____ぼう ぼう、勢い強く …怪しく
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
___コキンッ コキンッ コキンッ
>>168
「「······?」」
(ひとしきり暴れ回った双月二人の耳にも小気味いい音が届く。······他の提灯が逃げ出すのを見て、回想。
この間の戦いから考えるに、退却ということは······近いうちにもう一波、来るだろう。
それを察し、深追いせずその場に留まる。)
___コキンッ …ココココ…
( 森から姿を現し …立ち(?)止まる。 )
____…明るさを内側より爛々と照らす巨提灯
〖 火 吹 提 灯 〗
(…ジロ,ジロ, … 左右を眺め
…戦場に散る紙、木屑を見つけ)
____[シュボッ]
[ボボボボボボボッッゥ!!!]
____口を開けば "燃え盛る舌"。
( 振り回しては辺り一面へ火を散らし… )
[ ボオォーーーーーーーーーーーーッッ ]
____戦地を火の海へと変えた…ッ
>>172
「」←立ちくらみ
「おやおや」
「おやおやではありませんよ星明様」
「いえ、んふふ、このままでは当たり一体消し炭ですねぇ」
「なぜそんなにも楽しげなのですか星明様」
>>172
「「火······!?」」
(周囲には倒しすぎた提灯の残骸。あっという間に火は回り、やむなく一旦下がる)
>>172
「火か……」
火の海と化す戦場、半鬼と言えど火は脅威、その場に足を止め思案。
答えはすぐに出た。
「それなら、熱さを感じる前に駆け抜ければいい――」
勁牙再び疾走し、巨大提灯に鉄籠手を叩き付け――。
「…まずいですかね、どちらかというと僕の能力だと被害が拡大しそうです」
「雷撃に焔!いやはや素敵な花火になりそうですねぇ」
「星明様」
「…ふふ、これは失敬、では、何とか致しましょうね」
─展開─
「さて、どう処理されるのがご所望でしょうか」
そう告げれば、待とう式神たちがまた飛び出す、何故か紙でできているはずのそれは、炎の中に包まれても消し炭になることなく飛び回る
>>175
["ガ・ン"]
____凄まじく重々しく …凹みもせず音が鳴る
[ジロ]___…
( 眼前にまで迫って殴ってきた鬼を視認。__)
[ボボッ]____
[ベロンベロンベロンボボボバッ!]
( 炎の舌で舐め回さんと迫るッ! )
>>176
[ベロシュボッ!]
( もののついでとばかりに飛び回る紙へ
舌を振り回しては焼き付くさんと跳ねる! )
______
「──」
雨乞い、安倍晴明も実際に行ったとされる儀式
「さぁ、恵みを、祈りを」
そう唱えれば、飛び交っていた式神たちは、火を噴く提灯の真上で縁を何重にも描くように回る
指で五芒の星をあむ
「来たれり、来たれり」
さらに唱えれば、なんど、空を舞う式神から水が流れ落ちはじめる
>>177
「さっきのよりは強いな」
勁牙、ニヤリと笑う。この少年は攻撃が効かなかったことに恐れではなく喜びを感じていた。
「熱いんだよ、この舌」
燃え盛る妖魔の舌を掴み、引き千切ろうと力を込め。
>>173
(埒があかないと見え、まだ燃え盛っていた周辺の火を最低粘度の粘弾で消していく双月。······道を作り、
······提灯に向けて疾走)
>>179 >>180
[ギギュッ…] ガガ…
( …恐れ? 痛み? … 知らぬとばかりに燃える舌を
掴む鬼に流石の化け提灯も目を見開く…っ )
____更に間も悪く…
________雨
(___降り注ぐ雨が炎を消し …木くずや紙くず濡らし
…火の海を瞬く間に消してしまった)
のみならず。
[ジュゥオーーッッ!!!] ガガンガガンガガガガッッ!!!
( 燃え盛る舌にも落ちる雨が提灯を苦しませる!!!
___引っ込めようと踠けど離れない鬼の腕!!! )
「これじゃあ近寄れない……」
火の海を前に立ち尽くす、人間であるBENKEIは半鬼のようには動けない。
「師匠直伝――大旋風」
大薙刀を高く掲げ高速旋回、巻き起こる風で炎を消そうと試みる。
[ ブンブンブンッッ ] ガラガラガラッッ
( 雨に苦しみ、必死で舌や体を振り回すッ )
「お、効いていますねぇ」
「……なるほど、これならば」
そういうと、刀をしまい、右手の指をふたつ立て、目を閉じる
「招来、鳴神」
そう唱えた瞬間!提灯の頭上から巨大な落雷が迫る!
「感電、というには、いささか度は超えていますが、良しとしましょう」
>>182
「はぁー、今日はお互いついてねぇな、これで終わりにしてやるよッ!」
雨で戦いの熱が冷めたのか、勁牙は掴んでいた舌から手を放し、代わりに提灯妖魔を殴りつけ。
❗ ❗ ❗
( 遂に己を仕留めんばかりの一撃に肝冷やして
この世の終わりを叫ぶ勢いで暴れに暴れる提灯… )
___だが舌が抜けない …抜けない …抜けない…!
[ぶち。]
[ビシャァンッ!!!] ドン!ガラ!ゴンッ!
____舌、千切れて雷が空を切って落ちる…
( …提灯、目を回してふらりふらりと )
[ ゴロンゴロンゴロン ]
____単眼ぐるぐるに回す…
( …火の海なととうの昔に消え去り
焼け跡すら残らず、…火種の舌もなく
固い体も仕留めかけられた。___摘み )
「さすが源ノくん、言うことなしの一撃ですね」
「…いえ、ええ、まぁ、負担も多いわけですが」
ふらりと、前回の大狼との傷もあり、体が揺らぐが持ちこたえる
「…よろしい、あとは私がひきうけましょう、先にお戻りなさい」
「…申し訳ない」
「勁くん大丈夫? 怪我は?」
雨でぬかるみ始めた地面を蹴って駆け寄る戦友。
「ねぇよ、手が熱かったぐらいだ」
「良かった……まだ戦えるね」
「当たり前だ」
「「······間に合わなかった」」
(ふう、とため息。だが逆に······双月は全く消耗していない。次の戦いは前線に立とうと決意する)
[…………]
( ……提灯は流石に思案する…
___勝つ術はない、だが
逃れられないわけでもない )
________どうする…?
「………」
頼を見送り、また提灯へと目を向ける
「…ンフフ」