戦禍__ 渦巻き__
陽 __ 拝めども___
覆い猛らん___ あやかしどもの____
百鬼____ 参らん____……!
______
( …獣にとって この風向きは只管に怪しい
まず間違いなく人間ではない強さを誇る者が数匹
___今も付随して刀を振るう者が一匹 )
【………】
( 唸るも無く …見据え
ただ赤眼を滾らせる )
___まずは
[ビュゥッ!ジャァッ!]
( 足元を駆け回る一匹を凪払わんと
前足を以て狙い、振るい 下がり また振るう )
>>100
「「······まあ大丈夫。それより今の状況を教えてくれる?」」
(一旦結界に入ったものの、目はあの獣を見据えている。······より効率的に参戦するために、現在の状況が知りたいようだ)
「─土御門さん!!」
狙いを定めたであろう先の彼女に向かい叫ぶ
「なんや─わしを無視して先に人間をとは、ええ度胸やなクソ犬…」
こちらも思考が回る大狼に対して、猛威のごとき破壊を振るう
「足…か」
(その攻撃を受けて受け身を取りつつ、地面を蹴る。人間の脚力ではあり得ない大きさの穴があいたそこと、高く飛ぶ彼女はまた距離をつめる。登場の時と同様に落下する重力を利用しながら左足を確実に狙う)
>>103
「─はい、現在はらい─二刀流を持つ彼と一刀流の女性、そして鬼の首魁が、あの妖魔にむかいて戦っています、─一応、こちらにぶがあるようにもみえますが…」
戦っている彼の様子に、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる
[ドシャァッ!] 【……グルル】
( 味方ごと抉らんばかりの勢い
…避けつつも獣は唸り、… 狙う )
____"泠魂" 滴る刃を構え
[ビュァァンッ!]
( 横一閃に振るった斬撃を鬼へと向けて! )
>>105
[ズッ]___
( …攻撃を一つ行う間に、確実にこの一匹が
仕掛け 浅くとも傷を与えてくる …認識としては )
こいつが厄介だ
[ギャァォッ!] (手早く返しに前足を振るう!)
「─呵呵」
振るわれる一閃は鬼の首へ─だがきこえるは笑い声
「なめとんちゃうぞ、有象無象ごときが、この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや」
そこでようやく、鬼は笑うことをやめた
「逝ね、塵芥」
破壊を、抉るような痛みを
[ピクッ]___
【……】
( …何か行う気配を見せる鬼へと向き直る
__その間、厄介な一匹は無視した … )
>>108
「…っ!いっ…」
(油断したこちらが悪いが、攻撃を避けられずそっと顔から流れる血を拭う…青年たちと合流して同時に?そんなことを考えながらそっと相手を観察する)
「あーもう!雛はめんどくさいのは好きじゃないんだぞ!」
>>106
「「············」」
(確かに······遠く見える戦闘の様子から見て······自分らが行かなくても決着がつきそうにも思える。······結局、しばらく様子見をすることにした)
「─土御門さん、下がっていてください」
氷を思わせるような声がその場に響く
「すみませんが、下がらないのなら、巻き込みます」
『この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや』
・・
「─ええ、ええそうですとも、この頼光、やつの首なぞわたしはせぬ」
─牛王招雷・天網恢々
「おう、了解…!」
(その言葉をきき、一跳びでその場を離れる。先ほど受けた頬の傷口を抑えながら、凜がいたら発狂もんだなとおもいながらも二人の様子をみまもる)
[ジャリッ__]
【………】
( …本能は喧しい程に危険を報せる
NO、危険、駄目 ___…しかし )
____それがどうにも …無用と感じて止まぬ
( 地を踏み締め …睨み、構え
…寧ろ食らう勢いを以て… )
【 グオォォ!!!! 】
(____されど …未だに布は破らずして… )
〖泠魂螺旋突〗
[ ギュォッ …ルルルルルル…ッ! ]
( 滴る刃を前方へ突くように向け
…更に螺旋を描くように細かく刃先を回し
____後退、… 構えて衝撃に対する構えを以て )
"いざ ___"
____激突 …用意終了。
「─おう頼光、ようやく表側でてきおったか」
「やかましい、喋る羽虫が、その口後に斬り捨てようぞ」
「呵呵っ、──やれるもんならなってみぃや!!」
駆ける、大狼を挟みて両の側、渾身の一撃を収め奉らん
『紫電一閃─震天動地』
『破壊─八重桜』
もはや三つ巴─
壊れるのは、誰か
[ガチンッ]___咥え刃を食い縛り
前ッ ___ しなり…
____突… ッ 射___ッ!
[ドゥンッ__ シュドォォッ!]
( 突きを以てして突射__ …螺旋に拡がる
嵐が如き突きが一閃…っ 泠魂荒ぶる一撃を放つ! )
「っ!づぁ、!」
がり、がり、と己を削る音が鳴る
当たり前、この中で唯一、人間である自分が、1番壊れるに決まっていた
源頼光は英雄である、それ故に、そのからだをを持つ者は、ただの人間に過ぎず、度が過ぎた力は体を蝕む
けれど
『らいくん』
「──星辰より来たれり、轟雷一閃」
源ノ頼とて、英雄である
轟
[ドギャァッッ]___ 【……ゥゥ】
( …激突の一瞬、それが終わりし後に残るは
刃の欠けた獣 …痛みの累積する幾匹か )
____……
( …此処まで来て、ようやく本能の信号が
頭の中の多くを占め、… 獣の選択に… )
〖撤退〗
___…浮かび上がる選択肢に …獣は多少迷うも
[ダッ … ジャッ!ジャッ!]
( …本能の警告に従うことにした )
______百魔 〖:兵:〗 "亡鎧羅" 敗走!
…____っ 伝令っ
〖息を切らした兵士〗
「 …っ 〖:兵:〗の撤退を受け、百魔全体が
森へと後退し始めましたっ!追撃の者が追い討ちを掛け
接近していた全ての妖魔を都から遠ざけることにも
成功っ… … …わ、我々は… 生き残りましたっ__!! 」
伝令を聞き届けた瞬間、体から力が抜ける
「─はっ」
呼吸
今まで忘れていた呼吸をする、じくじくと、痛みが流れる
「っ…」
ああやはり
頼光様には叶わないなぁ「頼光には届かへんなぁ」
「─げほ」
「ええざまや、いまなら楽に殺せそうやな、『頼光』」
「─しゅてん」
「あー、逃げたのか…それならにぃのとこいくか」
(彼らのことを見守りながら頬の傷口を抑えてた彼女は逃げた獣にちぃっと舌打ちをうちながらそっと呟く。凜にばれないようにしなきゃなぁなんてのんびりおもいながらも能力を解除する)
「っ…」
力が入らない、あそこまで頼光様が表に出たのは久しぶりだったせいだろう、あぁ情けない
「頼光、情けない面からしとるんなら、わしがぶちころし──」
「─?」
紡がれていた声がとだえる、なんだ、あれ、そういえば、なんだか、あたたかいような
「─っ」
「─しおちゃん」
「…はぁ…萎えたわ、さっさとお嬢ちゃんに治してもらいや」
「「〜······っ」」
(二人同時に軽く伸び······結局〖:兵:〗戦は何も出来なかった······。
いや、そうではない。······むしろ総力戦にならなかっただけ良かった、と言えるだろうか?)
「帰ろう」「帰って寝よう」
「「まだわたしにはやることがある」」
(独り言······それぞれ言って、都の奥へと消えていく)
「雛。怪我したんですか?駄目じゃないですか、凜は俺との喧嘩以外で付いた傷見るだけで発狂しちゃうんですから」
「だったらにぃも加勢すればよかっただけの話だろ」
「おや、心外です。一応心配したのに。」
(そういいながらそこその傷をおった彼女に近づく影がひとつ。ため息をつきながら頭をわしゃわしゃなでる)
「とりあえず治療しましょうね」
「にぃ、酒臭いぞ、あんま雛に近寄るなよ」
「はい?」
「ん?」
>>127
「ひなたん〜!!もーだいじょーぶ!!!?」
ようやく終わったと思いつつ、2人の様子に安堵して駆け寄る
「あ、りんたん」
そして、名前を呼ぶ
「雛は平気だぞ〜!にぃより強いからな!」
「馬鹿にしてます?喧嘩なら買いますが」
(手を降りながら呑気に会話する二人に忍び寄るわなわなと震える一人の少女。少女は雛にかけより心配そうな面持ちで肩をさする)
「姉様、それはどこのどいつにやられたんだい?兄上じゃないよね、今度はわたしも連れてって」
「暴走するだろ、駄目だ」
「ぶっころす」
(などと物騒な会話をしながら怪我の手当てをする)
「おう…りんたんは相変わらずだなぁ、─あ!すーたんもけがしてない!?ない!?」
姉妹たちの様子に己も気にすべき点を思い出し、急いで睡蓮にかくにんするように手を伸ばす
〖守備隊長〗
何とかあなたがたのおかげで〖亡鎧羅〗の百魔を
追い払い、やっと息を付けると思った矢先に…
新たな "百魔" が現れ、この都へ向かっている、と
再び見張り処へ向かわせた兵士が報告しました。
事実、妖魔 "化々提灯" の群れが此方へと
侵攻していることを付近の部下が伝えて来ています
…今、我々に正面の防衛を勤める程の力は残っていません
今一度、あなた方に頼らせては頂けませんか?
・ 百魔来襲、弐
〖 風魔接近 〗
___百魔の段位 〖大〗
___寄せ手 陣数:一陣、二陣の後に "風魔" 来訪
開始 : 8:40
「……あー、…わし帰るわ、なんか飽きてもうた、閻魔に言うといたるからあとはおどれらでなんとかしぃや〜」
「舌噛み切ってしね」
「頭潰したるぞワレ」
怨敵同士の睨み合いがはじまるが、飽きたようにしてサッサと姿を消す鬼、それを確認して、大きくため息を落とす
「はああああ…」
「らいくん動いたら許さない」
「はい」
おっとこちらも怒らせていたのだった、顔を顰めてこちらを見る彼女に流石に逆らう気にはなれず、治療を任せる
「「────」」
(無言で道の真ん中に立ち、目を閉じる双子。彼女らが思いを馳せるのは、これからの戦いか、それともこの間の戦いか······)
____西の砦 (…百魔本隊、以外の群れを迎撃する砦)
( …この前の百魔来襲の最中に設立したあの簡易な砦は )
弩・20台 古式大砲・15門 防衛、大木柵
____かなり、強固な砦に変貌を遂げていた
( 今も緊張感に満ちた兵士達が砦の中で忙しなく
出来得る限りの用意を進める中で__ )
( 関門の前に建てられた物見矢倉に腰掛ける
…一騎、とは言い難い軽装の若き傭兵が遠方を睨む )
___…ひとつふたつを奪われた程度の睨みではない
─??─
「ふぅむこれは、いやはやなんとも笑いが耐えぬ光景でありますなぁ」
現れる妖魔とも、迎え撃とうとする人間たちとも違う場所から声を放つ
「えぇ、ええ、これより先は、狂乱の儀にて」
_____かの者は 〖一真〗 という若者。
数日前に雇われ …百魔を相手に戦うものは
少しの …疑問を胸に矢倉へ上がっていた
「 ………(百魔は)… 」
___こんなに早い周期で来るものではない
………その上…
_______
都… ____関門へ向けて先を争うがように…
______化けた提灯が群れの … "百魔"
( ……その様子を眺めれば 、やはり疑問を抱く )
「 ………"焦っている"…? 」
__________
[ カパカッカパコッカパカッカパコッ ]
______ …… 森を突抜…
百魔、襲来。
来襲 …薙ぎ倒せ
___轟く怒号 ! 一斉に猛進する妖魔 !
〖百魔一陣襲来!〗
[カポッ カポッ ] [カタカタッカタカタッ]
( 小気味良くすら感じる、鳴り響く木の音…
____しかし飛び出す単眼大口の大化け提灯!!! )
(物々しい空気が流れる街路を少年が二人、巨大な門へと一歩また一歩、止まることなく歩を進める、一人は大薙刀を振るい、一人は鉄籠手を打ち鳴らし、妖魔ひしめく戦場へ)
「さーて、今日も大暴れしてやるか!」
「ええ、そうですね、今日も暴れましょうか」
>>139 ___必然接敵
カ ポ カ ポ カ ポカ ッ
[ザザーッ!]
( 真っ正面に現れた者へと真っ先に先頭の二匹が
争って襲い掛かる…! 大口を開けての齧りつきっ! )
「…連戦ですねぇ、しおちゃん、もう大丈夫?」
「…本当は大丈夫じゃないけど…」
「良し、それなら行きます」
「………絶対言うと思った…」
むすっとしている幼なじみの頬をつつきながら微笑めば、諦めたようにためいきをはかれてしまう
「…きをつけてね、らいくん」
「はい、おまかせあれ」
そう告げ、駆ける
「提灯ですか…ふむ、燃やせますね」
雷撃
>>141
[ボゥッ!] ガキィガキガキガキガキガキッッ!!
____火付き のたれ苦しむ大火達磨!!!
( 暴れ回って火が移っては移っては…
辺り一面のたうつ火達磨の群れ!!! )
[ボォバッ!] ガキィガキガキギギッ!
( 突如 一匹が死にもの狂いで食らい掛かるッ )
>>140
「早速おでましか、滾らせてくれよ提灯共!!!」
叫ぶと同時、疾風の如く飛び出す片角の半鬼、鉄籠手の乱撃を提灯の大群へと放ち。
「提灯······?」「噛み付いてきそうだね」
(そう言って、目の前の化け提灯に向かっていく······武器は既に抜き身、戦闘体勢)
>>142
「……すこし困りますね、先の怪我のせいか鈍っています」
死にものぐるいの突撃を二振り目で防ぐ
「鬼切りと童子切を同時に振るなど、やはり鍛錬が足りません」
怪異を斬る、それに特化した絶対的なその二振り
童子切安綱
鬼切安綱
「………さて、いきます」
_______…始まった
遠方でぶつかり合う二つの存在
…片や雷光を放っては焼き払い …片や
____尚も怯えるように前進する提灯の群れ
「 ………やはり、変だ 」
_____来たぞぉッ!
___(本隊のみが、百魔ではない)
( 群れ、群れ、群れと別れ 総勢では変わらずとも
異様なまでの数により力を衰えさせぬが、妖魔の群。
___即ち …本隊ではなくともこの砦へ向かい来る
分隊、… それですら凄まじい量の寄せ手に他ならぬ )
____…怒号 ___相次ぐ発射音
>>143
[ボボガボボギィッ!] バギャギャッ!
____いとも容易く当たった提灯は粉砕されるッ
( も、…全てとは行かぬが妖魔 もとより群れ!)
カキカキコキカキッ!
(周囲の無傷が一斉に鬼へと舌を伸ばすっ!)
[ ゥョーーーーン ]
>>144
コカカッ!
[コキカキッ!]
( しめたとばかりに大口を開く正面の提灯! )
>>145
カキカキコキカキッ! ポキキッ!
[コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ!]
( 火が止めば伴って荒波のごとく押し寄せる
木の音破れる音ッ 学習などなくただただ
真っ正面から転がるだの跳ねるだのっ! )
コロカラコッ!
___食らい付くだのっ!
「──くどい」
両の刀を構える
「……綱様、よろしくお願い致します」
臨兵闘者皆陣列在前
「─絶刀─」
焔のごとく、舞う
「隼」
駆ける刃は何人も止めることは出来ない
>>147
「「やっぱり」」
(回避不能な距離まで引き付けた提灯に鉄槌の一撃。······その間刀は早速前線へと飛んでいる)
>>147
「慌てなくても敵は逃げたりしませんよ」
微笑みながら白いインバネスコートの少年はゆっくりと半鬼の元へ歩み寄る。
「それっ!」
刹那、薙刀の一閃、狙うは半鬼に伸びた提灯の舌。
「そんな攻撃当たるか!」
半鬼、跳躍。
提灯共の頭上に飛び上がり急降下蹴り。
「 ………… 」
( …当たるもの、当たらぬもの
___接近すれば …ただの弱小な妖魔にも
兵士達では遅れを取りかねない )
___必死になって砲を弩を、乱射する兵士たち
…それでも妖魔の勢い … まるで、止まず。
(考えている暇はない)
[ダンッ!] _____今は蹴散らし …
ドッ バッ ギャアッ!!
「 (生き残る出口を作るだけだっ!) 」
(___矢倉より飛び降り、真下の提灯踏み砕き! )
__一斉に向く視線
「 ……… 」 ___戦闘… 開始
>>148
[ボバキバキバキッ!]
( 振るって斬られて砕かれて。
…止めろ、など提灯には無理な話… )
___砕かれ薄紙が宙を舞う…!
[ コカパッ! ]
__偶然
( 駆ける隼の前方に、提灯が偶然口を開くッ )
「!」
蹴散らし前に進むなか、目の前に現れた提灯が口を開いた
(なにかするつもりか…?)
と、1度静止
>>149
[バゴッ!]___憐れ粉砕
___して
ポパキパキパキッ! [カラコロコッ]
( …出迎えとばかりに刀へ口を開けて
我先にと寄っていく命知らずが幾匹か! )
>>150
[プチンッ] ガィガィギギガガガガ!!!
(地獄でもないのに舌を斬られて悶絶!
…否!此処は弱小に於いて地獄である!)
[ バッギガゴガァッッッ!!! ]
___衝撃波によって散乱 …折れとぶ木片
>>153
[ ニョーーーーーン ]
( カメレオンの如く舌を伸ばすッ )
>>156
「!?」
ほんの少しめをはるが、すぐに冷静に対処
斬ッッッ
「いや驚きました、あーいうのもあるんですね」
>>154
(寄ってきた提灯へ確実に、刀の一撃一撃を命中させていく······切れるのか疑問だったが、そこは鉄槌を楽に振り回す馬鹿力
今や刀は、斬よりも、むしろ壊をもたらす。
······その間に提灯を葬った鉄槌の双月が刀の双月に追いつき、効率はさらに向上)
>>157
舌 切 提 灯 ♪
ボバキガラガラガキャボキゴキキッ!!!
( 真っ二つの舌振り回してのたうち回って
暴れ回って仲間とぶつかり樽のように転がる… )
パキバキッ! [ゴパパッ]
( なにすんだとばかりに
四方八本から今度は押し潰さんと
提灯どもが飛び上がってくる…! )
「つまんねぇ、もっと俺を滾らせろよ……」
一瞬で粉砕される妖魔に不満を漏らし、次の敵へ回し蹴り。
「でも、沢山居るじゃないですか〜」
にこやかな笑みを崩さぬまま、提灯妖魔に大薙刀を降り下ろし。
「まっ、そうなんだけどよ、やっぱつまんねぇわ」
強い奴は何処だと半鬼の少年は戦場を見回す。
>>158
ボキャボキボキキッ!
[パキパキパキパキパキパキ!!!]
____小気味良い音を立てながら…
( その様最早解体作業。…寄っては折られ叩ッ切られ
挙げ句吹っ飛ばされたと思えば粉砕。…紙くず木くずが
無数に転がり……! )
[ザザザッ!]
( …しまいにゃ双子の側から逃げ出す提灯数匹 )
>>159
「……無駄に数がおお」
─展開─来たれ、五芒星の煌めき─
「───!」
どこからともなく聞こえた言葉に驚けば、その瞬間、頼を避けるように無数の式神が周囲をまい、提灯達目掛けて飛んでゆく
>>160
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
(__…突如重く深く響く、…まるで年代物の気持ちが良い音…)
[コキコキ][ザザザッ!] コロカラコッ!
… 何故か 愉快な提灯どもはその音に左右へ逃げ出す
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
…森に …赤い明るみがぼんやりと___
「─いやはや、今宵は騒がしいだけかと思いましたが、─ええ、久しい顔が見られました!」
「…星明様…」
そこに降り立つは先の式神を数体周りに浮かせ、胡散臭い笑みを浮かべた男
「これは…星明様もこちらにいらっしゃっていましたか」
「はい!とても楽しい宴かと思いましたので!」
>>162
[バキッ!][ザザザッ!]ザザーッ!
( 式神に叩きのめされ、壊れた数体を最後…
____逃げ出し始める提灯ども )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
>>161
「────『粘弾射出』」
(しかし、逃がさない
提灯の足元に、的確に粘弾射出······まるでとり餅のようにして
······追いついた双月は、その背中に向けて刀を振り下ろす)
「おや、逃げてしまった、困りますねぇ、これからだと言うのに」
「……」
この人は相変わらず…考えていることが分からないな、と思いながら逃げ出してゆく妖をみやる
星明、かの安倍晴明と蘆屋道満、それぞれの力を一遍にやどす、稀代の陰陽師
「(…本当に、敵に回したくないお方だ…)」
>>166
[ぬちゃり] ___べたべたばたばた
( 引きちぎれない。…当然そのまま )
スパキィンッ
( …背中(?)に振り下ろされた拍子に
とっても気持ち良い音と共に両断。 )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
( …提灯ども、… まだ遠くにいるそれらも
纏めて逃走を図り始める …そう、あの
とても小気味良い音が鳴り響いた途端に。 )
>>160
「――そこかッ!」
勁牙、彼方に強敵の気配を感じとり地面を踏みしめ疾走。
「あ、待って、一人で行くのは危険で……」
全てを言い終わる前に彼は止められないと悟り、左右に散った提灯達に一撃を浴びせ後を追い。
_____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
森に …広がる灯りは更にはっきりと
____ぼう ぼう、勢い強く …怪しく
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
___コキンッ コキンッ コキンッ
>>168
「「······?」」
(ひとしきり暴れ回った双月二人の耳にも小気味いい音が届く。······他の提灯が逃げ出すのを見て、回想。
この間の戦いから考えるに、退却ということは······近いうちにもう一波、来るだろう。
それを察し、深追いせずその場に留まる。)
___コキンッ …ココココ…
( 森から姿を現し …立ち(?)止まる。 )
____…明るさを内側より爛々と照らす巨提灯
〖 火 吹 提 灯 〗
(…ジロ,ジロ, … 左右を眺め
…戦場に散る紙、木屑を見つけ)
____[シュボッ]
[ボボボボボボボッッゥ!!!]
____口を開けば "燃え盛る舌"。
( 振り回しては辺り一面へ火を散らし… )
[ ボオォーーーーーーーーーーーーッッ ]
____戦地を火の海へと変えた…ッ
>>172
「」←立ちくらみ
「おやおや」
「おやおやではありませんよ星明様」
「いえ、んふふ、このままでは当たり一体消し炭ですねぇ」
「なぜそんなにも楽しげなのですか星明様」
>>172
「「火······!?」」
(周囲には倒しすぎた提灯の残骸。あっという間に火は回り、やむなく一旦下がる)
>>172
「火か……」
火の海と化す戦場、半鬼と言えど火は脅威、その場に足を止め思案。
答えはすぐに出た。
「それなら、熱さを感じる前に駆け抜ければいい――」
勁牙再び疾走し、巨大提灯に鉄籠手を叩き付け――。
「…まずいですかね、どちらかというと僕の能力だと被害が拡大しそうです」
「雷撃に焔!いやはや素敵な花火になりそうですねぇ」
「星明様」
「…ふふ、これは失敬、では、何とか致しましょうね」
─展開─
「さて、どう処理されるのがご所望でしょうか」
そう告げれば、待とう式神たちがまた飛び出す、何故か紙でできているはずのそれは、炎の中に包まれても消し炭になることなく飛び回る
>>175
["ガ・ン"]
____凄まじく重々しく …凹みもせず音が鳴る
[ジロ]___…
( 眼前にまで迫って殴ってきた鬼を視認。__)
[ボボッ]____
[ベロンベロンベロンボボボバッ!]
( 炎の舌で舐め回さんと迫るッ! )
>>176
[ベロシュボッ!]
( もののついでとばかりに飛び回る紙へ
舌を振り回しては焼き付くさんと跳ねる! )
______
「──」
雨乞い、安倍晴明も実際に行ったとされる儀式
「さぁ、恵みを、祈りを」
そう唱えれば、飛び交っていた式神たちは、火を噴く提灯の真上で縁を何重にも描くように回る
指で五芒の星をあむ
「来たれり、来たれり」
さらに唱えれば、なんど、空を舞う式神から水が流れ落ちはじめる
>>177
「さっきのよりは強いな」
勁牙、ニヤリと笑う。この少年は攻撃が効かなかったことに恐れではなく喜びを感じていた。
「熱いんだよ、この舌」
燃え盛る妖魔の舌を掴み、引き千切ろうと力を込め。
>>173
(埒があかないと見え、まだ燃え盛っていた周辺の火を最低粘度の粘弾で消していく双月。······道を作り、
······提灯に向けて疾走)
>>179 >>180
[ギギュッ…] ガガ…
( …恐れ? 痛み? … 知らぬとばかりに燃える舌を
掴む鬼に流石の化け提灯も目を見開く…っ )
____更に間も悪く…
________雨
(___降り注ぐ雨が炎を消し …木くずや紙くず濡らし
…火の海を瞬く間に消してしまった)
のみならず。
[ジュゥオーーッッ!!!] ガガンガガンガガガガッッ!!!
( 燃え盛る舌にも落ちる雨が提灯を苦しませる!!!
___引っ込めようと踠けど離れない鬼の腕!!! )
「これじゃあ近寄れない……」
火の海を前に立ち尽くす、人間であるBENKEIは半鬼のようには動けない。
「師匠直伝――大旋風」
大薙刀を高く掲げ高速旋回、巻き起こる風で炎を消そうと試みる。
[ ブンブンブンッッ ] ガラガラガラッッ
( 雨に苦しみ、必死で舌や体を振り回すッ )
「お、効いていますねぇ」
「……なるほど、これならば」
そういうと、刀をしまい、右手の指をふたつ立て、目を閉じる
「招来、鳴神」
そう唱えた瞬間!提灯の頭上から巨大な落雷が迫る!
「感電、というには、いささか度は超えていますが、良しとしましょう」
>>182
「はぁー、今日はお互いついてねぇな、これで終わりにしてやるよッ!」
雨で戦いの熱が冷めたのか、勁牙は掴んでいた舌から手を放し、代わりに提灯妖魔を殴りつけ。
❗ ❗ ❗
( 遂に己を仕留めんばかりの一撃に肝冷やして
この世の終わりを叫ぶ勢いで暴れに暴れる提灯… )
___だが舌が抜けない …抜けない …抜けない…!
[ぶち。]
[ビシャァンッ!!!] ドン!ガラ!ゴンッ!
____舌、千切れて雷が空を切って落ちる…
( …提灯、目を回してふらりふらりと )
[ ゴロンゴロンゴロン ]
____単眼ぐるぐるに回す…
( …火の海なととうの昔に消え去り
焼け跡すら残らず、…火種の舌もなく
固い体も仕留めかけられた。___摘み )
「さすが源ノくん、言うことなしの一撃ですね」
「…いえ、ええ、まぁ、負担も多いわけですが」
ふらりと、前回の大狼との傷もあり、体が揺らぐが持ちこたえる
「…よろしい、あとは私がひきうけましょう、先にお戻りなさい」
「…申し訳ない」
「勁くん大丈夫? 怪我は?」
雨でぬかるみ始めた地面を蹴って駆け寄る戦友。
「ねぇよ、手が熱かったぐらいだ」
「良かった……まだ戦えるね」
「当たり前だ」
「「······間に合わなかった」」
(ふう、とため息。だが逆に······双月は全く消耗していない。次の戦いは前線に立とうと決意する)
[…………]
( ……提灯は流石に思案する…
___勝つ術はない、だが
逃れられないわけでもない )
________どうする…?
「………」
頼を見送り、また提灯へと目を向ける
「…ンフフ」