戦禍__ 渦巻き__
陽 __ 拝めども___
覆い猛らん___ あやかしどもの____
百鬼____ 参らん____……!
( 息を整え、兵士は続ける )
「 続けて百魔第二陣! "骸" のみが
兵列を占める厄介な群れの接近を確認していますっ 」
「 〖:兵:〗、未だ姿を見せませんっ
…士気も上がってきています!
このまま迎撃を続けてください! 」
___私は持ち場に戻りますっ 御武運をっ
>>43
「い、なくなった…?─はへぇ…よかったぁ」
いままで強ばっていた体から力をぬき、その場にへたり込む、よかった、彼が怪我をしなくて
>>38
「お嬢、放置してごめんなさいね」
(先ほどと同じ要領でひょいっと屋根に登り彼女の元へ向かう。そのまままた彼女を抱え地面に降りる。怪我がないのをみてにっこりと笑顔を浮かべる)
「ご無事でなによりです、他にも人がいるようですが…合流しますか?」
>>44
「─第二陣…」
「…うん、直ぐに探査しよう、はやくほかの人たちと合流しなきゃ」
「「······ひとまずは、終わった、のかな?」」
(去る防人を眺めて一息。)
「あ、怪我してる」「そっちが突撃したからだよ」
(······一気に緊張が弛緩した模様。)
>>46
「─ありがとぉすーたぁん…っ!」
ようやく落ち着いて顔を見ることが出来た彼が駆け寄ってきてくれた瞬間、また涙が出そうになる、よかった、安心
「─うん、誰かいるなら、一緒がいいな」
____カタ,カタ,カタ…
〖…あ"き"ぇ"か"け"れ"ぇ"は"ろ"ぉ"こ"の"か"あ"〗
( …骨の鳴る音 …利くに堪えぬ骸の声…
____再び来るは百魔が"骸"。… )
>>49
「いえいえ、お嬢が無事でなによりです」
(そっと頭を撫でながらニコニコしながら告げる。誰かと一緒がいい…その言葉をきき、少し考え込んだ後頷く。)
「分かりました、他の人を探しましょうか…さっさと終わらせて酒を飲みたいですし、他人の力があって損なことはありません」
カタン、カタン、カタン、カタン、カタン
______ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ
(…向かいの森、…隙間を埋め尽くす"骸"が群れ
___槍、甲冑、槍、弓、…小妖よりは、多少はましな
程度の武器武装 … だが___)
_____明らかな …数の多さ
「っ、!」
「!しおちゃ「きた」─」
「声、…百?そのくらいかな」
「視認は?」
「今は声だけ、もう少し──見えた、来てる」
「…忙しくなりそうだね」
「人の気配はするんですけどね、こういうの俺さっぱりなんですよ」
(ちゃんと家の稽古やってればよかったなぁなんて考えつつ声のする方へと歩いていき。二陣がくる気配を感じてため息をつき、いい笑顔を浮かべる)
「あとお嬢、多分もうちょいくるので頑張ってくださいね。最悪上の子を呼びますので」
「まだくる…!?」
第二陣だのもうちょいくるだの、今更ながらとんでもないところに巻き込まれているのだと再確認する
「…う〜…すーたん…怪我しないでね…」
そう彼の袖をつかみながらも告げる
_____…でっ … 伝令…っ!
「ええ、大丈夫ですよ。自分でいうのもあれですが、俺そこそこ強いので」
(袖をつかむ彼女をみて目を細めながら頭を撫でる。前方の遠くに見えた二人のおそらく男女の人影をみてほっと安堵のため息を漏らしながら笑顔で話を続ける)
「無論今日も酒は飲んでいますが、この程度なら問題ありません」
〖息を切らした兵士〗
「 たった… たった今… っ
〖:兵:〗が現れましたっ! 」
_____場所は……っ
_____ジャリッ … ジャリッ… …
(____骸の群れが向こう …木々の奥より)
何か "巨大な" ものが歩み… 来る__!
「"百魔第二陣真後ろっ!"」
「…またお酒飲んだの…」
アル中めーと、文句をながしながらも、自分もその人影を視認する
「あ、ようやくみつけました」
「!あぁ二人…あ、もしかしてあの人…」
「!らいくん結界!」
「はい了解っ!」
その伝令に瞬時に判断、少女がパンッと手を合わせる音が響く
「純正結晶・対粛清」
そう唱えればふわりと風がまう
「─生成途中ですので、邪魔はゆるしません」
彼女の邪魔となるものを、全てなぎ倒そう
「「────」」
(ばっ、と伝令で伝えられた方向を向く。······確かに感じる、圧倒的気配······
再び二人は臨戦態勢をとった)
「ちなみに今日の賭け事はそこそこの結果でした」
(笑顔で告げながらそっと刀を鞘から取り出す。彼女を守るため、攻撃よりも守りに徹する。もう一本の方にも手をかけながらそのまま辺りを警戒しながら進む)
「なので万が一今日暴走したらそのときはお嬢、お願いしますね」
____それは…
: 怨憎会苦 :
___きたる … きたるは ___妖魔乱陣…
____されど散り去る ___骸をのこし
___追って 推参 ___逃れは できぬぞ
_______:怨憎:…! ___怨霊権現 ……!
(___やっと …〖:兵:〗の接近に気付いた
骸の陣が蜘蛛の子 散らすがように逃げ出す)
_____脚を滑らせ …遅れた骸は
[ ガギャァッ ] 哀れ。
____無為に踏み砕かれ…
(__蒼白き霊魂を従えた 巨刃咥えし切れ傘の魔獣)
〖大一百魔 :兵: 【亡鎧羅】出陣!!! 〗
>>62
「……無茶しないでね、すーたん」
先にいた人影、味方であろう彼らの方も気にかけつつ、目の前の彼が怪我をしないことだけを願う
>>63
「─しおちゃん、彼らの方の守護をお願いします」
「っらいくっ!」
「本気で行きます、勝てるとは思いますが──先の有象無象とは違うようだ」
刀を構える、先程までの余裕をけし、真剣な眼差しで彼女を見る
「っ、わ、かった」
その瞳に、信頼以外などあるはずも無い
「 っ …ぁっ… ぁぁぁっ で、出たぁっ! 」
( 兵士は怯える
…否、この兵士だけではなかった )
小妖が
骸が
死骸が
___空気が
___森から姿を現す〖"兵"〗の威圧に折れていた
[ジャリッ]__[ジャリッ]___[ジャリッ]
( …巨大な獣は古戦場に拡がる死骸と
___向かいに 居る、… "粒揃い"を一瞥し
…月夜の降光に銀と輝く威容を曝し … 前進する )
「あれは──」「······強い、ね、多分。命月さんくらいあるかな······」
(互いに軽く会話しつつも、前線に向けて走ってゆく。······既に傷は軽快、先程の性能は発揮できる、とは思うが······)
>>64
「あはは、そうですねぇ、頑張ります」
「ええ、俺はお嬢がいるなら大丈夫です。お嬢もどうかご無事で」
(そう告げて彼女に先に合流するように促す。そっとふたつの剣を構えながら敵を見据える。その目にはじんわりじんわりと紅が滲む)
_____静止。
( 立ち向かう …挑む覚悟を見せる"粒揃い"を前…
…獣は視線を以て第1の言葉を返す ____
"受けて立たん" と )
[ッ____________________]
( 大きく 息を吸い込む___…! )
「っ、!あ、こちら大丈夫ですかっ」
頼と別れ、夢と睡蓮の方へ駆け寄る
「!?女の子じゃんー!もーやだゆめだけじゃないの!」
「えっ、わっ、わっ」
(巻き込まれている女の子が自分だけではなく、この子もこんな目にあっているのかと解釈し、初対面のはずなのに駆け寄る栞を抱き締める)
BGM. 〖 鬼刑部 〗
【 グオォ_________ッッ!!!! 】
〖 火蓋 、切られた! 〗
[シャィィンッ!]
( 挨拶代わりと言わんばかりに一撃を撃つは獣っ
__"泠魂"を纏わせた刃を以て… 飛ぶ斬撃を一閃!)
[ドゥッ!] 【………】
( 間髪を挟まず敵陣へと突撃する…っ! )
「っ…遠吠え…?なるほど獣ですか…、…しおちゃん…」
逃がした愛しい人が駆けた方を向いて呟きながらも、次に瞬きをした瞬間には、目線は忌むべき獣の方角へ
「…さっさと片付け、合流としましょう」
「っ!」
(二人を守るように刀を構える。ちぃっと舌打ちをしながら一人だとどうしても薄くなる防御を憂う)
「世間話でもしたいのですが、そうはいきませんね」
「!お任せ下さい、結界は既に─!」
そうつげ、指を再び組めば、3人の周辺に青い半透明な結界が展開される
「ある程度防ぐことができます、…頼くんが敵の中心…遠吠えの主の元へむかいましたので、とりあえず、持久戦となります…」
「当たりだなーでも、正直戦うのはめんどうだな!」
(屋根の上をひょいひょいと歩きながら兄ともはや義姉といっていい存在を見つけため息をつく。それよりあの先で戦ってる青年も気になる)
「どっちに加勢しようかなぁ、にぃは不安定なとこあるし、でもあいつつよそうだしな」
(別の方向から現れる双子。······少し遠くから敵の威容を見て、一言)
「「······どうしよう」」
(······付け入る隙がない)
[バァッ___キィィィン]
( 結界へと直撃する斬撃っ__ 砕けるような
音共に、… 結界の命中箇所が "凍り付く"っ )
[ドドッ___] 【グルル…】
( 獣の視線は眼前 …此方が迫る、以上に
向かってくる1人へと狙いを定める…! )
[ドン]____ [ジャァンッ!]
( 後ろ足を地に付けたまま ___前足を蹴って
体を浮かし …____捻り、そのまま巨刃を
上段より真っ直ぐに振り下ろす___っ! )
>>75
「おや、頼もしい限りです」
(張られた結界に目を見張り彼女の言葉を聞いた後頷きながら告げる)
「こちらに向かってきた場合最悪防御は捨てますのでお願いしますね。攻撃はまかせてください」
「っづ、!!」
刀を盾に、結界と獣との間に入り、完全なる破壊を防ぐ
「っらいくんっ!!」
「しおちゃん結界強化集中!!こちらはこれ以上そちらに集中できかねません!信頼しています!」
「っ…!」
刀を振るう、今すぐに、彼女から、愛しい彼女からこの獣を離すために
>>80
「あは、苦戦してるなぁ、青年」
(そう告げながら、落下しながら刀を獣にさす。流石に一発でうまくいくわけないよなぁなんて思いながら土煙の中から一人の少女が姿をあらわす。瞳だけ異様に紅く染まった彼女は刀を引き抜き次の攻撃にそなえる)
[シュッ] ___ギロッ
( すぐさま乱れた姿勢を立て直す …も
その間に己の前足に入れられる刀の一打。
__頑丈な体毛が受け流すも …注意は傾く)
[ドッ__!]
( 刀を持った一人へ向けて
横向きに前足で殴り飛ばさんと凪払うッ! )
「……あなたは…─!土御門の、…なるほど、先程の男性に見覚えがあるとは思いましたが…」
同じ界隈の人間だったか、と納得する
「苦戦、はい、苦戦ですね、ここからしりぞけなければ、
・・・・・・・・
本気が出せません」
___【………】
( 包囲。__この状況に少しの危機感を覚える獣は
次なる集中攻撃が来る前に __手早く地を蹴る )
___距離を離さんと動く
>>84
「!─ええ、距離を取られるなら好都合」
そう呟けば、一定の距離を置きつつ霆を待とう斬撃を繰り出す
「雛のことを知ってるのか、なら話ははやいな!」
(そういいながら相手をみてどうするべきか少し悩む。確かあとここには二人いたはず、そう思い辺りを見渡す。青年が終わったら雛もちょっと攻撃をするそれでいくべきか…そう考えながら辺りをけいかいする)
[ジャゥンッ!]【…?】
( いなす、も 刃という金属を通して伝わる
いかづちの痺れに多少 獣は困惑を覚える… )
___だが
( それ以上は気にも止めずに"雷の1人"へ
接近、___そのまま頭を下げ… )
[ギャワァンッ!]
____足元を巨大な刃で凪払うッ
>>87
[ドンッ] ___シュゥ…
( 勢いそのままに再び体を浮かせ…
___今度は思案する 者へ向けて刃を振り上げるっ)
[ ギャォォンッ! ]【ウゥッ】
( 一閃!___振り下ろす一撃っ )
「っ!う、わっ」
とんでもない薙ぎ払いに受身を受けつつもぎりぎりでかわす
「っ、さすがに一筋縄では──」
「じゃまや、そこどけや頼光」
頭上から、忌々しい声がする
>>88
「残念、雛はこっちだぞ〜」
(刃を受け止めるでもなく、そのまま地面に刀をさしそれを軸にして背後にまわりこむ。そのまま引き抜いた日本刀をもちながら獣の首を狙う。しかし能力を使用してる今の彼女の重力などを無視した一撃はふつうの一撃よりもかなり重い)
「術式とかはあいにく覚えてないんだ、だから、」
「なんやぁ獣か、でかい面さげおって、逝ね」
破壊、それは破壊の体現者
「くそがきはゆびくわえてみときやぁ、この酒呑童子様があとでぶち殺したるからな」
「─酒呑」
(現れたもう一人をみて少し目を見張ったあと、あぁともう一人の青年を思い出す。犬猿の仲というのは噂で聞いてる)
「青年、今はころしあいをするなよ、いいな。目の前たおしてからやれよ」
____[ズゥゥッ]
( __新手の気配へ即座に反応
…振り下ろした姿勢から復帰し
___刃に再び"泠魂"を籠め…っ)
〖 飛刃:鋭泠刀 〗[シャンッ!]
( 振り上げ 頭上へ凍てつく斬撃を放った! )
「ええ─ええ、わかって、わかっています」
そう告げる言葉とは裏腹に、目は見開き、目の前の怨敵から視線が外れることは無い
けれど、
『らいくん』
「──わかっています」
今はもう、己のこの身はすでに──
【………】
( ___首への浅傷、…包囲の厚み
… 如何に力を持てど獣は"回避"を選ぶ )
[ダンッ!]
( 一気に前足を蹴り付け
集団より距離を離す … )
「─ほう、…ほう、ほう」
襲いかかろうとする獣に─嗤う
「一介の獣か、儂に刃向かうと、おもろいことやなな」
腕を振るう、そうすれば、そこの景色は抉り取られるように破壊
「──ええよ、あいてしたるわ」
日本三大妖怪と呼ばれた鬼の首魁──酒呑童子、これより出陣
「逃げてばっかりじゃ……つまらないよなぁ?」
(なにも気にせずに攻撃するのもありだが、無駄に体力を消耗するわけにはいかない。それでも距離をとる獣に一跳びで先ほどと同じ距離にもどる。首じゃない、そしたら…足?尻尾?目?)
「遠い場所からじゃ弱点が見えないから許してくれよ!ま、言葉が通じるかは知らないけど!!」
「───すごいね、みんな」
言い方はあれだが、同じ人間とは思えない、いや、ひとり人間じゃなさそうなのがいるけれど、それでも
「はい、わたしたちは『そういうもの』ですから」
(──そのタイミングで結界に入ってくる二つの影。)
「「······まだ皆無事かな······?」」
(タイミングに苦慮しながらも、双月が到着した)
「!あぁ、残りの御二方ですね、よかった…お怪我はありませんか?」
敵性を持たない気配に振り返れば、そこにいる2人に安堵を漏らす
______
( …獣にとって この風向きは只管に怪しい
まず間違いなく人間ではない強さを誇る者が数匹
___今も付随して刀を振るう者が一匹 )
【………】
( 唸るも無く …見据え
ただ赤眼を滾らせる )
___まずは
[ビュゥッ!ジャァッ!]
( 足元を駆け回る一匹を凪払わんと
前足を以て狙い、振るい 下がり また振るう )
>>100
「「······まあ大丈夫。それより今の状況を教えてくれる?」」
(一旦結界に入ったものの、目はあの獣を見据えている。······より効率的に参戦するために、現在の状況が知りたいようだ)
「─土御門さん!!」
狙いを定めたであろう先の彼女に向かい叫ぶ
「なんや─わしを無視して先に人間をとは、ええ度胸やなクソ犬…」
こちらも思考が回る大狼に対して、猛威のごとき破壊を振るう
「足…か」
(その攻撃を受けて受け身を取りつつ、地面を蹴る。人間の脚力ではあり得ない大きさの穴があいたそこと、高く飛ぶ彼女はまた距離をつめる。登場の時と同様に落下する重力を利用しながら左足を確実に狙う)
>>103
「─はい、現在はらい─二刀流を持つ彼と一刀流の女性、そして鬼の首魁が、あの妖魔にむかいて戦っています、─一応、こちらにぶがあるようにもみえますが…」
戦っている彼の様子に、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる
[ドシャァッ!] 【……グルル】
( 味方ごと抉らんばかりの勢い
…避けつつも獣は唸り、… 狙う )
____"泠魂" 滴る刃を構え
[ビュァァンッ!]
( 横一閃に振るった斬撃を鬼へと向けて! )
>>105
[ズッ]___
( …攻撃を一つ行う間に、確実にこの一匹が
仕掛け 浅くとも傷を与えてくる …認識としては )
こいつが厄介だ
[ギャァォッ!] (手早く返しに前足を振るう!)
「─呵呵」
振るわれる一閃は鬼の首へ─だがきこえるは笑い声
「なめとんちゃうぞ、有象無象ごときが、この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや」
そこでようやく、鬼は笑うことをやめた
「逝ね、塵芥」
破壊を、抉るような痛みを
[ピクッ]___
【……】
( …何か行う気配を見せる鬼へと向き直る
__その間、厄介な一匹は無視した … )
>>108
「…っ!いっ…」
(油断したこちらが悪いが、攻撃を避けられずそっと顔から流れる血を拭う…青年たちと合流して同時に?そんなことを考えながらそっと相手を観察する)
「あーもう!雛はめんどくさいのは好きじゃないんだぞ!」
>>106
「「············」」
(確かに······遠く見える戦闘の様子から見て······自分らが行かなくても決着がつきそうにも思える。······結局、しばらく様子見をすることにした)
「─土御門さん、下がっていてください」
氷を思わせるような声がその場に響く
「すみませんが、下がらないのなら、巻き込みます」
『この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや』
・・
「─ええ、ええそうですとも、この頼光、やつの首なぞわたしはせぬ」
─牛王招雷・天網恢々
「おう、了解…!」
(その言葉をきき、一跳びでその場を離れる。先ほど受けた頬の傷口を抑えながら、凜がいたら発狂もんだなとおもいながらも二人の様子をみまもる)
[ジャリッ__]
【………】
( …本能は喧しい程に危険を報せる
NO、危険、駄目 ___…しかし )
____それがどうにも …無用と感じて止まぬ
( 地を踏み締め …睨み、構え
…寧ろ食らう勢いを以て… )
【 グオォォ!!!! 】
(____されど …未だに布は破らずして… )
〖泠魂螺旋突〗
[ ギュォッ …ルルルルルル…ッ! ]
( 滴る刃を前方へ突くように向け
…更に螺旋を描くように細かく刃先を回し
____後退、… 構えて衝撃に対する構えを以て )
"いざ ___"
____激突 …用意終了。
「─おう頼光、ようやく表側でてきおったか」
「やかましい、喋る羽虫が、その口後に斬り捨てようぞ」
「呵呵っ、──やれるもんならなってみぃや!!」
駆ける、大狼を挟みて両の側、渾身の一撃を収め奉らん
『紫電一閃─震天動地』
『破壊─八重桜』
もはや三つ巴─
壊れるのは、誰か
[ガチンッ]___咥え刃を食い縛り
前ッ ___ しなり…
____突… ッ 射___ッ!
[ドゥンッ__ シュドォォッ!]
( 突きを以てして突射__ …螺旋に拡がる
嵐が如き突きが一閃…っ 泠魂荒ぶる一撃を放つ! )
「っ!づぁ、!」
がり、がり、と己を削る音が鳴る
当たり前、この中で唯一、人間である自分が、1番壊れるに決まっていた
源頼光は英雄である、それ故に、そのからだをを持つ者は、ただの人間に過ぎず、度が過ぎた力は体を蝕む
けれど
『らいくん』
「──星辰より来たれり、轟雷一閃」
源ノ頼とて、英雄である
轟
[ドギャァッッ]___ 【……ゥゥ】
( …激突の一瞬、それが終わりし後に残るは
刃の欠けた獣 …痛みの累積する幾匹か )
____……
( …此処まで来て、ようやく本能の信号が
頭の中の多くを占め、… 獣の選択に… )
〖撤退〗
___…浮かび上がる選択肢に …獣は多少迷うも
[ダッ … ジャッ!ジャッ!]
( …本能の警告に従うことにした )
______百魔 〖:兵:〗 "亡鎧羅" 敗走!
…____っ 伝令っ
〖息を切らした兵士〗
「 …っ 〖:兵:〗の撤退を受け、百魔全体が
森へと後退し始めましたっ!追撃の者が追い討ちを掛け
接近していた全ての妖魔を都から遠ざけることにも
成功っ… … …わ、我々は… 生き残りましたっ__!! 」
伝令を聞き届けた瞬間、体から力が抜ける
「─はっ」
呼吸
今まで忘れていた呼吸をする、じくじくと、痛みが流れる
「っ…」
ああやはり
頼光様には叶わないなぁ「頼光には届かへんなぁ」
「─げほ」
「ええざまや、いまなら楽に殺せそうやな、『頼光』」
「─しゅてん」
「あー、逃げたのか…それならにぃのとこいくか」
(彼らのことを見守りながら頬の傷口を抑えてた彼女は逃げた獣にちぃっと舌打ちをうちながらそっと呟く。凜にばれないようにしなきゃなぁなんてのんびりおもいながらも能力を解除する)
「っ…」
力が入らない、あそこまで頼光様が表に出たのは久しぶりだったせいだろう、あぁ情けない
「頼光、情けない面からしとるんなら、わしがぶちころし──」
「─?」
紡がれていた声がとだえる、なんだ、あれ、そういえば、なんだか、あたたかいような
「─っ」
「─しおちゃん」
「…はぁ…萎えたわ、さっさとお嬢ちゃんに治してもらいや」
「「〜······っ」」
(二人同時に軽く伸び······結局〖:兵:〗戦は何も出来なかった······。
いや、そうではない。······むしろ総力戦にならなかっただけ良かった、と言えるだろうか?)
「帰ろう」「帰って寝よう」
「「まだわたしにはやることがある」」
(独り言······それぞれ言って、都の奥へと消えていく)
「雛。怪我したんですか?駄目じゃないですか、凜は俺との喧嘩以外で付いた傷見るだけで発狂しちゃうんですから」
「だったらにぃも加勢すればよかっただけの話だろ」
「おや、心外です。一応心配したのに。」
(そういいながらそこその傷をおった彼女に近づく影がひとつ。ため息をつきながら頭をわしゃわしゃなでる)
「とりあえず治療しましょうね」
「にぃ、酒臭いぞ、あんま雛に近寄るなよ」
「はい?」
「ん?」
>>127
「ひなたん〜!!もーだいじょーぶ!!!?」
ようやく終わったと思いつつ、2人の様子に安堵して駆け寄る
「あ、りんたん」
そして、名前を呼ぶ
「雛は平気だぞ〜!にぃより強いからな!」
「馬鹿にしてます?喧嘩なら買いますが」
(手を降りながら呑気に会話する二人に忍び寄るわなわなと震える一人の少女。少女は雛にかけより心配そうな面持ちで肩をさする)
「姉様、それはどこのどいつにやられたんだい?兄上じゃないよね、今度はわたしも連れてって」
「暴走するだろ、駄目だ」
「ぶっころす」
(などと物騒な会話をしながら怪我の手当てをする)
「おう…りんたんは相変わらずだなぁ、─あ!すーたんもけがしてない!?ない!?」
姉妹たちの様子に己も気にすべき点を思い出し、急いで睡蓮にかくにんするように手を伸ばす
〖守備隊長〗
何とかあなたがたのおかげで〖亡鎧羅〗の百魔を
追い払い、やっと息を付けると思った矢先に…
新たな "百魔" が現れ、この都へ向かっている、と
再び見張り処へ向かわせた兵士が報告しました。
事実、妖魔 "化々提灯" の群れが此方へと
侵攻していることを付近の部下が伝えて来ています
…今、我々に正面の防衛を勤める程の力は残っていません
今一度、あなた方に頼らせては頂けませんか?
・ 百魔来襲、弐
〖 風魔接近 〗
___百魔の段位 〖大〗
___寄せ手 陣数:一陣、二陣の後に "風魔" 来訪
開始 : 8:40
「……あー、…わし帰るわ、なんか飽きてもうた、閻魔に言うといたるからあとはおどれらでなんとかしぃや〜」
「舌噛み切ってしね」
「頭潰したるぞワレ」
怨敵同士の睨み合いがはじまるが、飽きたようにしてサッサと姿を消す鬼、それを確認して、大きくため息を落とす
「はああああ…」
「らいくん動いたら許さない」
「はい」
おっとこちらも怒らせていたのだった、顔を顰めてこちらを見る彼女に流石に逆らう気にはなれず、治療を任せる
「「────」」
(無言で道の真ん中に立ち、目を閉じる双子。彼女らが思いを馳せるのは、これからの戦いか、それともこの間の戦いか······)
____西の砦 (…百魔本隊、以外の群れを迎撃する砦)
( …この前の百魔来襲の最中に設立したあの簡易な砦は )
弩・20台 古式大砲・15門 防衛、大木柵
____かなり、強固な砦に変貌を遂げていた
( 今も緊張感に満ちた兵士達が砦の中で忙しなく
出来得る限りの用意を進める中で__ )
( 関門の前に建てられた物見矢倉に腰掛ける
…一騎、とは言い難い軽装の若き傭兵が遠方を睨む )
___…ひとつふたつを奪われた程度の睨みではない
─??─
「ふぅむこれは、いやはやなんとも笑いが耐えぬ光景でありますなぁ」
現れる妖魔とも、迎え撃とうとする人間たちとも違う場所から声を放つ
「えぇ、ええ、これより先は、狂乱の儀にて」
_____かの者は 〖一真〗 という若者。
数日前に雇われ …百魔を相手に戦うものは
少しの …疑問を胸に矢倉へ上がっていた
「 ………(百魔は)… 」
___こんなに早い周期で来るものではない
………その上…
_______
都… ____関門へ向けて先を争うがように…
______化けた提灯が群れの … "百魔"
( ……その様子を眺めれば 、やはり疑問を抱く )
「 ………"焦っている"…? 」
__________
[ カパカッカパコッカパカッカパコッ ]
______ …… 森を突抜…
百魔、襲来。
来襲 …薙ぎ倒せ
___轟く怒号 ! 一斉に猛進する妖魔 !
〖百魔一陣襲来!〗
[カポッ カポッ ] [カタカタッカタカタッ]
( 小気味良くすら感じる、鳴り響く木の音…
____しかし飛び出す単眼大口の大化け提灯!!! )
(物々しい空気が流れる街路を少年が二人、巨大な門へと一歩また一歩、止まることなく歩を進める、一人は大薙刀を振るい、一人は鉄籠手を打ち鳴らし、妖魔ひしめく戦場へ)
「さーて、今日も大暴れしてやるか!」
「ええ、そうですね、今日も暴れましょうか」
>>139 ___必然接敵
カ ポ カ ポ カ ポカ ッ
[ザザーッ!]
( 真っ正面に現れた者へと真っ先に先頭の二匹が
争って襲い掛かる…! 大口を開けての齧りつきっ! )
「…連戦ですねぇ、しおちゃん、もう大丈夫?」
「…本当は大丈夫じゃないけど…」
「良し、それなら行きます」
「………絶対言うと思った…」
むすっとしている幼なじみの頬をつつきながら微笑めば、諦めたようにためいきをはかれてしまう
「…きをつけてね、らいくん」
「はい、おまかせあれ」
そう告げ、駆ける
「提灯ですか…ふむ、燃やせますね」
雷撃
>>141
[ボゥッ!] ガキィガキガキガキガキガキッッ!!
____火付き のたれ苦しむ大火達磨!!!
( 暴れ回って火が移っては移っては…
辺り一面のたうつ火達磨の群れ!!! )
[ボォバッ!] ガキィガキガキギギッ!
( 突如 一匹が死にもの狂いで食らい掛かるッ )
>>140
「早速おでましか、滾らせてくれよ提灯共!!!」
叫ぶと同時、疾風の如く飛び出す片角の半鬼、鉄籠手の乱撃を提灯の大群へと放ち。