シンは問題児!?
シンが起こすどたばたぶりにご期待下さい!
mission1「俺たちのフルーツ屋台!」では、シンが高く売れるドリアン等のジュースを作ろうとして、キアラの家の敷�n内で弥生と美琴とらんるが育てていた果物を大量に盗んだため、ヨーコとアムはシンを裸にして、ギンピーギンピに縛り付け、新しい実がなるまでの間、痛がるシンをことねの家の玄関前の門の上に磔状態で晒し者にした。
3: アフリカサイカブト:2018/07/27(金) 21:56mission5「シン温泉物語」では、シンが金儲けを目的にまばらタウン中の温泉を汲み上げたことでまばらタウン23区全体が�n盤沈下したため、奈緒美は弥生・冴・りんと共にシンを釜茹での刑(通称:温泉の刑)にした。
皆さんこんにちは、彩美です!
久しぶりの小説板ですね…w
それはともかく、なぜまた小説を書かせていただくかと言うと、読みたいような内容(?)の小説がないからですっ!
(めっちゃ唐突w)
ならば自分で作っちゃえ!って感じです。はい。
できる限りのペースで、このお話を作っていきたいです!
よろしくお願いします!
ちなみにアドバイスですが、つぶやきの方でお願いします。
>>2登場人物紹介
「綺麗…」
緑のペンキで綺麗に塗られた門。
そして、そのサイドには、透き通ったピンクの桜の木が、すらーっと綺麗に並んでいる。
この素敵な光景に、澪梨は思わず感動してしまった。
榎沢澪梨、12歳。
今日は、市立花麗(かれい)中学校の入学式。
ここに来るまではすごく緊張していたのだが、ここに来た途端、緊張なんて忘れてしまった。
「すごい…、素敵な桜並木ね…!」
澪梨はこの門を見た瞬間に、この門と桜並木…、いや、この学校が好きになってしまった。
「今日から、この学校での生活が�nまるのね!
とても楽しみだわ!」
澪梨は、弾んだ声でそう言いながら、るんるんと門を駆け抜けていった。
今日から小説を
書いていきます。
よろしくお願い
します。
こんにちは、キャンディです!
今回は、女子小学生たちの日常を描いた小説を書いていこうと思います!
過去の作品である「�nピネスタウン」の主人公リアちゃんには
実は妹がいまして、その子が本作の主人公となっています!
なので、たまにリアちゃんが出てくるかもしれません!
それでも読んでいただけたら嬉しいです!
それでは、�nピネスタウンの小学生たちの日常をお楽しみください!
今までの作品はこちら!
キャンディたちが過ごす愉快な時間(コメットタウン)
http://ha10.net/novel/1461846196.html
�nピネスタウンの演劇チーム(�nピネスタウン)
http://ha10.net/novel/1478554813.html
キャンディ版サウスパーク ※現在はミラクル☆コラボの小説となっています。
http://ha10.net/ss/1477660810.html
メインキャラ紹介
☆飴川アキ (あめかわ アキ)
�nピネスタウンに引っ越してきた女の子で、リアの妹。
性格は、内気な姉のリアとは違って明るい。
�nピネス小学校に転入し、5年2組の生徒となる。絵を描くことが好き。
☆苺野エミ (いちごの エミ)
フレンドリーな女の子で、アキのクラスメイト。
ピアノが弾けて、音楽の先生になるのが夢。
楽しいことが大好きで、たまにアキと一緒にふざけてしまうが、本当は優しくて前向き。
☆月井ルナ (つきい ルナ)
マイペースで怖がりな女の子。猫が好きで、「セーラ」という猫を飼っている。
料理に詳しく、猫カフェの店員になるのが夢。
放課後や休日にいろいろな店に寄ることがあるため、流行にビンカン。
☆西風ゆうか (にしかぜ ゆうか)
クールなしっかり者の女の子。頭がよくて、英語に詳しい。
水泳を習っており、水泳以外の運動が苦手。
アキと同じく絵を描くことが好きで、アイドルにも興味を持っている。
☆南木ゆうこ (みなみぎ ゆうこ)
いつも�nイテンションな女の子。ゆうかと「Wゆう」を結成している。
勉強はできないが、運動はできる。運動の中では特にダンスが好き。
探偵にも憧れており、なにかが起きるとすぐ推理をしようとする。
〜あらすじ〜
ここは�nピネスタウン。
演劇のクラブチームがあることで、「演劇で有名な町」と呼ばれているが、
この町で有名なもののは演劇だけではなく、もう1つあるのだ。
それは、小学校である。
どこの町にも小学校があるが、�nピネスタウンの小学校は、普通のとは少し違うのである。
�nピネスタウンの小学校である「�nピネス小学校」は、女子校なのである。
今は女子校や男子校があってもおかしくない時代だが、
たまには女子小学生たちの日常をのぞいてみるのもいいだろう。
【STORY】
あたしは、天王寺千歳…19歳。
高校を卒業した…だけど…
あたしは、事故死した…
そんな中…
あたしは、…
ある長ーい長ーいたびに出るとは…
高校を卒業して�nめての秋…
「…はあ〜」
あたしは、天王寺千歳。19歳。
運のない私は、
大学受験は、不合格で浪人生
親にすてられたあたし
友達も…彼氏もいない…
天涯孤独人間…
166pとスタイルは抜群だしスリーサイズは
896284…いい体で生まれたのに、
髪め自慢なのに、
モデルオーディションは落ちるし、
あ、もうー!
電車にのり、なにもひと気のない…町へ…
バイトは…闇しかしてない…
…海…
「…自殺しようかな?」
どーせ、あたしは、ひとりぼっちなんだし
別にーいーや!
あたしは、…重い服を脱ぎ…
軽い格好に…飛び込んだ…
だけど…無理だった…
「…」
トボトボしたけど…
!
天王寺千歳。
10月22日生まれの天秤座で�n型。
身長が166p
入水自殺をするつもりだったが失敗してしまったがその直後に特急列車で事故死。
小説、初心者です。拙いところはご了承ください!
荒らし、なりすましはご遠慮ください。
アドバイス、感想はお願いします!!
白石 愛心(しらいし あこ)
一人称:うち
小桜 奈央(こざくら なお)
一人称:なお
如月 美紀(きさらぎ みき)
一人称:みき
月城 直心(つきしろ なおと)
一人称:俺
真島 翔太(ましま しょうた)
一人称:俺
錦戸 祐介(にしきど ゆうすけ)
一人称:俺
〈しらいし あこ〉です。[あい�nではありません
ピピピピ……そんな音をたてるのは、枕元にある目覚まし時計だ。
それが聞こえるということは、もう朝なのだろう。
「ううん、もう少し寝かせて……」
私は、のんきなことを言いながらも、目覚ましを止めた。
「ふぁあぁぁぁ……」
大きなあくび。自分でもわかるくらいの。
そんなわけで、今日も一日が�nまるのだ。
「……はっ!」
目が覚めた私は、周りを見�nしてみた。
「ここ……どこ?」
黒目の青っぽい色があって、それが続いている場所。
アニメで言うと、いくうかん?
「起きたキラね」
「あ、ぬいぐるみ……」
声のしたほうを見ると、さっきのうさぎのぬいぐるみが、
ちょこんと立っていた。
「きららはぬいぐるみじゃないキラ。妖精キラ」
「ようせい……ようせい!?」
朝のアニメでやってるような、魔法少女のおとも……
それが今、私の目の前にいる……のかな?
「妖精キラ。きみには、魔法少女になってほしいキラ」
「え……!?」
本当に、魔法少女のおともだった。
それよりも、私が魔法少女に……?
夢だ。わたし、まだ起きてないんだ。そうに決まってる。
「……えいっ」
夢なら覚める。痛くない。
そう思って、ほっぺたをつねってみた。
「ッ……!!」
痛かった。
「……何してるキラ?」
「あはは……」
困った表情でこっちを見る妖精さんに、わたしは
苦笑いしか出来なかった。
「妖精さん、なんで私なの?というか、どうして私の家にいたの?」
わからないことがいっぱいなので、色々聞いてみることにした。
「順を追って説明するキラ。まずきららは、この�n球の反対側にある
妖精の世界からやってきたキラ」
「�n球の反対側?そんなのがあるの?」
「妖精の世界と�n球、何百年も前からバランスをたもってるキラ」
「へぇ……」
�n球の反対側の世界……難しい宇宙の話はよくわかんないけど、
なんとなく興味が湧いてくる。
「で、その世界は滅んでしまったキラ」
「ほろんだ!?」
興味をもたせておいて、今度はこんなことを言うなんて……
「こっからがちょっと長いキラ。心してきくキラ」
「う、うん……」
こんにちは、猫又と申します。
駄作を書きます。
ラブコメディというか、ギャグです。
ただちょっとダークなシーンあります。
危ない作品ではないです。(多分)
読んでってくれると嬉しいです。
◇登場人物紹介
○鮎河繭美(あゆかわ まゆみ)
顔と妄想がうるさい。今回の主人公。
小学校まではムードメーカーだがやさぐれた。
根暗、コミュ症、友達0というフルコンボだが、
ゲームとアニメと妄想内になら彼氏はいる。
もとい、ゲームとアニメと妄想でしか恋愛してない。
神屋東中学校(こうやひがしちゅうがっこう)の2年生。
今回大胆にも憧れの先輩に告白したが……?
○井上奏�n(いのうえ そうま)
神屋東中学校の3年生。
おっとりしていて、人当たりがいいマユミの先輩。
少々抜けている部分があるが、男女問わずに信頼されている。
今回明らかに恋愛対象外と思われたマユミから告白されたが、
どうやら嫌な相手でもないらしく……?
○佐々原友恵(ささはらともえ)
高校1年生。マユミとソウマの先輩。
でもマユミからはトモちゃんと呼ばれている。
恋愛(?)に悩むマユミの相談役かつ友達。
○白凪千里(しらなぎ ちさと)
謎の人。高校一年生。
ちっこい。
それでは『コクった彼氏は肉食�nでしたよ』
略して、『コク肉カレー』
スタートです。
◇プロローグ 〜あぁ、初恋は、儚くも〜
一日千秋という言葉がある。
たった1日を千回の秋が巡るほどに待ち焦がれる様子を表しているらしいその言葉を私は今、想い人を待ちながら身を持って感じていた。
井上奏�n(いのうえ そうま)先輩。
神屋東中学校、男子ランキング3位。
男子陸上部に所属し、温厚でのんびりとした性格からか男子・女子問わず周囲からの信頼は厚い。特に目立つような行動はせず、裏方に回っている。引っ込み思案ではあるがそのお人好しさゆえに彼女を志願する女子は少なくない。
それが私の想い人、ソウマ先輩だ。
ここまで言えば分かると思うが、並の女子が手を出して良いお方ではない。
特に私のような根暗、コミュ症、友達0が近づけるような存在では絶対に……無い。
――�nズだった。
「そ、その……す、好きれしたぁッ! 付きゃってくださいッ!!」
この盛大にコケたセリフを私が吐いたのは昨日。
人目につかない校舎裏に先輩を呼び出した時のことだ。
もちろん期待はしていなかった。
どうせ何もしないで諦めるくらいなら告白して玉砕しよう。
先輩のことだ、告白したことで私の悪口をいう人では無いだろうし、
他の女子が何をウワサしようと私のイメージはこれ以上悪くなりようもない。
そう考えての決行だった。
とにかくその時は告白して玉砕してテキトーにごまかして帰るつもりだったのだ。
だが、その玉砕覚悟の告白に対して返ってきた言葉は私の予想の遥か上、
雲どころか成層圏まで超えて宇宙まで届くほどの答えだった。
『考えさせてくれないかな。明日まで。……僕も君となら上手くいく気がするんだ』
「クワァ――ッ!!」
若干頬を染めながらそう言った先輩。
その顔を思い出して、私はもたれ掛かっていたボイラー施設の扉をガンガンガンガンガンと叩きながら、奇声を発する。
そう。先輩は言ってくれたのだ。君となら上手くいきそう。と
それはつまり、そう、つまり、そういうことですよ、えぇ!!
「はぁっ……。はぁ……ッ」
人目につかない校舎裏で息を荒げる私。
緊張しているからとはいえ絵面は完全に変態だった。
というかもうヘンタイでもいい!
今日この場所で先輩が私の望む答えさえ言ってくれれば、私は栄えての彼氏持ちぃッ!
今さら何を恐れるものがあろうか!
「さーて。先輩まだかな〜?」
猫なで声100%。普段絶対に出さないトーンの声で先輩を待っていると、
超至近距離から柔らかい�nスキーボイスが響いた。
「ごめん。待った?」
「ひゃ、ヒャぃっ!」
ぞぞぞぞーっと首筋に寒気が走る。
またしても奇声を上げる私に対し、ソウマ先輩は私に歩み寄りながら優しく微笑む。
「さっそくだけど……その、一晩考えて……」
「は……はい……ッ!!」
ありがたい笑顔の後光に気圧されながら、私は固唾(かたず)をのんで先輩の解答を待つ。
元々期待していなかったとはいえ、ここまで来た以上、胸踊らずにはいられない。
期待と共にフラれる不安が膨らんでゆく私を、しかし先輩の言葉が打ち砕く。
「僕でよかったら……付き合ってもらえるかな?」
っしゃァああああああああああああぁッ!!
歓喜。ココロの中で妙に男じみた歓声を上げつつ拳を握り締める。
とにかく今まで感じたことのない幸福が私を満たす。
やった! これで、これでやっと私も彼氏持ち……。
長かった……長かったなぁ鮎河繭美(あゆかわ まゆみ)。
中学入学してからグロ�n趣味のせいで周囲の女子からはキモいと�nブられ、小学生までのノリで恥じらいの無い下ネタを連発した結果、男子から「女として終わっている」と笑われ、放課後になれば楽しそうにはしゃぐ同級生達の声をから逃げるように……ぼっち下校。
でも、そんな日々は今日で終わり。
『今までの私』というマユを破り、今日から私は大空へ羽ばたく……。
――要するに。
「先輩さえ手に入ればお前らなど『へ』でもないわァ……ッ!」
辛かった回想シーンの果て、ラスボス的なセリフを超小声で呟く私。
「あの。ちょっといいかな?」
それに気付いていないのか恥ずかしそうに声をかけてくる先輩。
「は、はい! 何でしょうか」
思考が危ない方向に行きかけたので、急いで脳を恋愛モードに切り替えた。
短編〜シナリオ(脚本)まで、色々と。全体的に未�nで拙い。
※荒らし、サイトポリシーに反する書き込みはお辞め下さいませ(雑談も該当)。
※ここにある物語は全てフィクションです。
※作者である軟膏は著作権を放棄しておりません。
「能面」。
それが私につけられたあだ名だった。アルビニズム__先天性白皮症を患った人間は、皮膚が乳白色であるという。その例に洩れず、私も真っ白な肌を持って生まれた。加えて、白金色の髪と淡紅の瞳孔。そしていつも無表情な私にはその表現が最適だったんだろう。両親が亡くなり、まだ幼い私を引き取った親戚の人たちにも「まったく能面みたいな子だ」とよく言われたのを覚えている。
能面、能面と呼ばれ続け、早16年。私は今、数名の先輩の前で演技を�nめる。
「………っああああ、もう!!」
あとがき。
典型的な能面�n女子が演劇にのめり込むお話です。SSにも満たない散文ですが。多分続く
(>>2の続き)
「………っああああ、もう!!何がアルビノだ、何が能面だっ!!そんなに私は変なのかよっ!!」
いきなり大声を出した私に、ビクッと何人かが肩を揺らした。驚きを滲ませる彼らに、カァァと顔が熱くなるのが分かる。…でも。
「わ…私だって好きな人もいるしウザいなあって思う先生もいるっ!!数学も苦手っ!!見た目こそ違えど、あとはみんなとおんなじなんだよぉ!」
じわ。うっすらと視界がぼやける。目の奥が熱くなる。
「私は、先輩方の演技が大好きです!舞台の上で和気藹々と雑談するシーンも、殴り合いで喧嘩するシーンもっ!!っ私はそんなこと絶対出来ないから、先輩に憧れてます!先輩達への愛と憧れなら誰にも負けません!!」
涙でうまく見えない視界の中、なぜかその人だけがくっきりと見えた。私の、一番の憧れの人。その人をしっかり見据えて。
「あなた達と演技をしたくて、その為にこの高校に入学しました!厳しい稽古だって、舞台に立てなくてもくじけず頑張ります!!
〜〜っ……から、だから、ぜひ入部させて下さいっ!!以上ですっ、ありがとうございましたっ!!」
(1)
私の目の前には玉座らしきものがあった。
その玉座らしきものには、王道RPGゲームに登場する王様のような恰好をしている中年の男が座っている。
さらにその者の横には少年少女そして中年の女性が立っており、仮に玉座らしきものに座っている中年男性を国王とするならば、中年女性は王妃、そして少年少女は王子や王女と推察することができる。
「ほう……勇者の召喚が成功したようだな。とはいっても4人のはずが、何故か5人であるのが、まあ些細なことは無視して今は召喚に成功したことを祝福すべきだろう」
玉座らしきものに座っている中年男性がそう言った。
「おい! ここはどこなんだよ」
「そうよ! 家に帰ろうと思って校門を出た思ったら、なんでこんなところに居るのよ」
「これはゆ、夢なのかしら」
「…………」
真横から声が聞こえてきたので、そちらを見てみると、私以外に高校生らしき4人がいた。何故、高校生らしきかといえば、4人が制服を着ているからである。
「うむ。突然のことで驚いているようだが、君たちは勇者として召喚されたのだ」
再び玉座らしきもの座っている中年男性が言う。
「はあ? 勇者ってなんだよ。おっさん中二病なのか! 」
「勇者って……、あんたたち�n鹿にしているの! 」
「やっぱり夢なのかな」
「…………」
そして高校生らしき者たちが抗議の声をあげた。
「おい貴様ら! 国王陛下に対してそのような態度をとるとは! 」
抗議の声をあげた途端に、私たちの両サイドに居る貴族風の身なりの男たちからの口撃が�nまった。
「まあまあ。彼ら世界を救う勇者様なのだ。しかも突然の召喚で戸惑っているわだから仕方のないことだ」
と、国王が彼らを宥める。
それから国王はなぜ勇者の召喚をしたのかについての説明を行った。まず、約1000年前にこの世界を支配していた魔王をかつての勇者たちが討ち滅ぼしたものの、つい最近になって魔王が復活したとのことである。世界各国の精鋭騎士団等が征伐に向かったものの、返り討ちに遭い、次なる策として勇者の召喚を行ったとのことらしい。そして勇者として召喚された者は、少なくともこの世界では潜在的に人並外れた強さを有し得る素質を持っているのだという。
「もしかして……い、異世界に来てしまったのか? 」
「そ、そんなのありえないわ! 」
「ゆ、夢じゃないの? 」
「…………」
ここが、異世界……。
どうにも実感が沸かない。だが、とりあえずはここが異世界であるということで行動しようかと思う。
「王様。あなたに聞きたいことがあるのですが、先程、『何故か5人であるのが、まあ些細なことは無視して』と言いましたね? 」
私はここにきて初めて口を開いた。
「4人を召喚するつもりだったのだがな。なぜか5人が召喚されてしまったのだ」
なるほど。
もしかしたら、5人の内の1人はおまけとしてこの玉座の間に連れて来られた可能性があり、そのおまけは『勇者』ではない存在と私は推測している。
「例えば、召喚の際に例えば勇者以外の者が巻き込まれるというのはありますかね? 」
「実はそういう前例があったと記されている書物はある。よく見るとお主だけは何故か他の4人に比べて年齢が幾らか上に思えるが…………」
やはり、私は巻き込まれてこのに連れて来られたのかもしれない。
「陛下。確かに彼だけは一切の魔力が感じられません。勇者としての素質があれば、一定上の魔力が感じられるのですが……。もちろん他の4人は相当な魔力が感じられます」
貴族っぽい恰好をした者の1人がそう言った。
「なるほど。魔力が一切無いとなると、お主は巻き込まれたのだろう。では、お主には幾分かのお金を�nす。それで当分は生活するがよい」
そして私は別室に連れて行かれたのである。
(2)
「これが金貨袋でございます」
「どうも」
別室に移動した私は、執事らしき男性から金貨袋を受けとった。
貰う物も貰ったのでそろそろ王宮を出ようと思った私であったが、その前に聞いておきたいことを忘れていた。
と言うのも国王からの話を聞いた限りでは、今回の『召喚』についての主導権はまるでこの異世界側にあるのかのように感じた。そこで『召喚』が異世界側による行為だとして、一体どのような原理によるものだろうか? それが気になるのだ。
という事で、執事らしき男性に聞いてみることにしよう。
「実は先程から、召喚というものが気になっていましてね。一体どのように行われているのかと」
「召喚でございますか。召喚の儀式は毎度、王宮魔導士総長のマレックス様が直々に執り行っております。ですが召喚魔法は一度に多くの魔力を消費してしまうとのことございまして、召喚成功後直ちに別室にて休養をとられております」
ほう? どうやら、『召喚』は魔法によって行われてるらしい。少なくとも科学技術によるものではないということだ。これは面白い情報ではないか。
「ところで、その王宮魔導士総長のマレックス様とは、私のような身分の者がお会いすることはできたりします……? 」
私はダメ元で聞いてみた。まあ、執事相手に聞いても意味のないことかもしれないが。
「失礼ですが、貴方のお名前をお聞かせくださいませ」
そうそう。異世界へ来てから、まだ一度も自己紹介をしていないのだ。
「あ、まだ自己紹介が済んでいませんでしたね。東沼英一郎といいます」
「東沼英一郎さんですね。少なくとも今日は難しいです。ですが私の方からマレックス様に掛け合っておきますので明日にでも、またお越しください。その際には門番に、執事のドナットに用があると告げていただければ結構です」
「承知いたしました」
そして、私は王宮を後にした。
今日を以て、異世界での生活が�nまるのである。
(3)
「毎月当たりの家賃は、金貨5枚だが、どうだろうかね」
幾分かの金貨を受け取って城を出た私は、早速、住まいを確保するために不動産商人の店を訪ねたのであった。何をするにもまずは住まいは大切だ。
まあ、そもそも国王からお金を貰っていなければ、無一文で住まいどころか飯も食えなかったわけだが、不幸中の幸いとでも思っておこう。いや寧ろ、純粋に幸運か。
「わかりました。それで構いません」
私は不動産商人から提示された物権を賃貸しようと、申込むことにした。
「では、敷金として金貨15枚を予め払ってもうぞ」
敷金か。この世界でもそういう制度はあるようだ。
「敷金ですか……わかりました」
私はそう言って、金貨15枚を取り出して�nした。不動産商人はそれを受け取った後、店奥から�n図と鍵などその他、色々と持ってきたのである。
「これが部屋の鍵、こっちは部屋までのルートが記された�n図だ。それと、これが契約書と借主であることを証する文書だ。契約書は今ここで名前を記入してくれ」
「ありがとうございます」
私は鍵と�n図、そして借主であることを証する文書を受け取り、契約書にサインをした。
……まあ、日本と違って手続きが簡単で楽だけど、怖いな。それはともかく、私はあららためて礼を言って店を後にした。
※
俺……ミサト・ショウヘイは今とても変な場所にいる。と言うのも、ここは異世界の王宮とのことらしい。
最初は�n鹿にされているのかと思ったが、スマホは圏外と表示されているしもしかしたら本当に異世界なのかも? と、今は半信半疑の状態である。
で、俺は何故か勇者の1人として召喚されたとか。他にも4人の日本人(その内、3名は同じ高校の女子生徒)がいたが、1人は勇者ではなかったとのことで、既にこの場にはいない。……そうそう、もう既にこの場に居ないあの男性のことだが、やけに冷静だった。個人的にはあの男性に付いていたいと思っていたりする。だって……心細いし。
「さて、諸君は勇者として召喚された。とはいえ、その力はまだ発揮できないであろう。であるから、まずは我が王国の騎士団と共に訓練に励むとよい」
王様? らしき人物はそう言った。
騎士団と共に訓練に励めって、軍隊みたいな訓練をさせられるのかよ。嫌だな……。
「わかりました……。もうここが日本ではないみたいですし、とりあえず頑張ってみます」
「どうせ夢の中なんだろうけど、頑張ってみよ」
「…………頑張る」
同じく召喚されたであろう他の女子生徒3名はどうやら、心を入れ替えたのかそれぞれ、そう答えた。何だよ、やっぱり精神的には男より女の方が強いってか?
まあ、こうして俺の異世界生活? は�nまったのであった。