※亀更新
※感想等は見ている方が不快にならない程度の言葉遣いで。
ご理解頂ける方のみどうぞ。
シミ一つない天井に若草色のカーテン。そしてよく分からない大量なぬいぐるみ。
ぼんやりとそれらが自分の視界に入る。こういった状態を夢うつつと言うのだろうか。
……もっと、しっかりしたい。
そう思っても行動に移せない。そんな自分に虫酸が走る。
もっと、自分が強かったら……
〜
「林君! ……林君!」
自分の名前を大声で呼ぶのは養護教諭の宮島叶だった。
「み、宮島先生。おはようございます……」
タオルケットに添えられた真っ白で綺麗な手を見つめた。なんとなく目を合わせるのが気まずい。
「もうお昼よ。午後からは授業行けそう?」
「いや……ちょっときついっす」
一時間も授業に出ていないのだから止めるのが普通だが、宮島先生は「分かったわ」と一つ返事で答えてくれるのだ。ここまで来ると「白衣の天使」というよりも「白衣の女神」といった方が合っている気がする。
「みやちゃ〜ん! 一緒にお昼食べよ!」
勢いよく扉が開いたかと思うと、突然女子生徒が入ってきた。
全く、ノックもしないで失礼な。
「うん、今行くね」
弁当包みを片手に走る宮島先生は、生徒たちとあまり変わらない。寧ろ、先生の方が可愛らしく見える。
「じゃあ林君。今日は病院で早退だよね? 気をつけて帰ってね」
病院……。ああ、今朝そう嘘をついた事を思い出した。
さっさと帰ろう。そしてさっさと寝て全ての事を一瞬でも忘れよう。
鞄を手に取り、保健室を後にした。
〜
もう五月か。やけに生暖かい空気が漂っている訳だ。
「あれ? 浩介じゃん。おーい!」
少し離れた場所から聞き慣れた声が響いた。
「あ、河原さん。お久しぶりです」
そのlは中学時代の部活の先輩、河原さんだった。
「俺は創立記念日で休みだけど……、お前さぼり?」
気になった事をストレートに聞いてくる所が全く変わらない。
しかし変わらない先輩に少しだけ安心してしまった。
「はい、さぼりです」
「まじか。じゃあ、これからゲーセン行かねえ?」
「そうですね、行きましょう」
河原さんが誘ってくれて良かった。もし今帰っていたら姉が心配するだろう。
河原さんと雑談をしながらゲームセンターへと足を運んだ。
「うわあ……広いっすね」
「だろ? 最近出来たみたいなんだ」
平日の真っ昼間といえ、やはりlが多い。ゲームや景品の種類も多いため、誰でも入りやすいのだろう。
「お。これ浩介が好きだったゲームじゃん。相手してやろうか?」
河原さんが指指したゲームは昔自分が大好きだったシューテイングゲームだった。わりと古いゲームだが、操作もあまり難しくないし何より面白い。
「いいんすか? お願いします」
専用のモデルガンを手に取り、小銭を入れようとしていたら、視線を感じ、後ろを振り向いた。小柄なポニーテールの女子がこちらを見ていた。
「か、河原さん。なんか見てるlいるんですけど……知り合いですか?」
「え? どこだよ。……あ、里花じゃん。おーい! こっち!」
河原さんが手を振ると、里花と呼ばれた女子は嬉しそうにこちらに走ってきた。
「河原君! やっぱり!」
「よう里花。ゲーセンなんて来るんだな。あ、浩介。これ彼女の里花」
か、か、彼女……しかも可愛い……
グーパンチを百発受けられたようなダメージだ。
「里花、三lで一緒に回らないか?浩介もいいよな!」
この男はなんて事を言うのだろうか。
無神経にも程がある。カップル+部外者…… みじめ過ぎるだろ。
「いや、ちょっとヤボ用思い出したんで今日はここで」
「何だよ。じゃあ今度な」
ここのゲームセンターは広くて助かる。これで河原さん達とバッティングしなくなる。
奥の方にはクレーンゲームやカードゲーム等の子供向けのゲームが多かった。
「……ん、あれってもしかして」
ウサギのキャラクターのイラストが大きく描かれていた。
そう、姉の大好きなウサギのキャラクターだ。
これのクレーンゲームがあるのか。たまには何か取っていってやろう。
「ええっと……三回ニ百円で、五回l百円か」
財布の中身を確認していると、クレーンゲームの側に女子高生らしきl物が現れた。
「へえ、男子でもこんなゲームやるんだ」
いきなり馴れ馴れしく話しかけられ動揺していると、少し微笑んでまた話しかけてきた。
「このウサギのぬいぐるみ、欲しいんでしょ。あたしこのゲーム得意なんだ」
「は、はあ。そうなんすか……」
どういう訳かぬいぐるみを取って貰う事になった。
その女子は慣れた手つきで操作し、アームが軽々ぬいぐるみを持ち上げた。
「え、凄い。たった一回で……」
「でしょ。ほいウサちゃんだよ」
顔の前にぬいぐるみを近づけられた。
大きいぬいぐるみのため、なかなか迫力がある。
「気にいった? あ、そういえばその制服……あたしの学校と一緒?」
「え? あ。本当だ」
その女子が身に付けていた制服は浩介が通っている学校の制服だった。
「奇遇だね。名前は? あたしは八神琴子。三年」
「……林浩介、二年です」
「そっか。じゃあね」
そう言って手を振り、そっけなく帰っていった。
あのlなんだったんだ……
背中が見えなくなるまで八神先輩を見つめた。
【とても面白いです!八神 琴子ちゃん、初対面のlに声かけたりとか、でしょ、ほいウサちゃんだよ、っていうところが可愛かったです!これからも頑張ってくださいね、じゃじゃんさん!】
恋愛小説()は初めて書きます。
2: よっしゃあ!:2016/03/27(日) 20:15 ID:1Cw
岩倉杏里(いわくら あんり)は、lと同じクラスの女子生徒だ。
成績は常にトップ。容姿端麗で、性格も良い。友lも多く、先生からを一目を置かれている。
l、成瀬優l(なるせ ゆうと)はそんな彼女に憧れを抱いていた。そして、その憧れは高校二年生の夏休みを間近に迫った今! “恋”と言う形を成すのだ!
別に良いだろう?! 恋をしたって! 相手は「少年の日」の登場l物である模範少年ことエーミールを具現化し、性別をひっくり返したかのlなl物だ! しかし、性格に難は無く、彼女は誰にでも優しい!
誰だって彼女に恋をしてもおかしくはない。誰だって彼女と特別な間柄になりたいと思ってもおかしくない。それを嫌悪視する資格はlにはない。
ゆーえーにー!
lは彼女に恋い焦がれ、今まさに特別な間柄(はーと)になりたいと思っている!
ならば、思い立ったが吉日だ!
さーいえっさー!
告白じゃー!
何が“ゆーえーにー”か、わからないだって? 心配するな。lにもわからない!(どや顔)
さあ! 告白祭りじゃー!
と思ったが、岩倉さんの下駄箱に突っ込んだラブレターに記載した時間を既に三十分以上オーバーしているため、これもう脈皆無の可能性しかない。
手元のスマートフォンは午後五時すぎを示していた。l時をすぎた頃にはホームルームも終え、生徒は各々の放課後活動の場へと足を運んだ。
lは生憎にも部活動なる、青春製造機には所属しておらず、岩倉さんも同l! しかし、彼女は部活動に所属しないかわりに生徒会役員だ。今日も生徒会活動がある。のは、既に調査済み!
故に生徒会活動が終わるl時半頃を目処(めど)に、体育館裏に来てほしいという旨のラブレターを、桜色の便箋に綴り、彼女の下駄箱にそれはもう、目には止まらぬ早さで突っ込んだ! それこそ反動で下駄箱が少々へこんでしまうほどに(はーと)。
しかし、何故だ!?
時刻は今、五時十二分を過ぎようとしている! あ、今十三分になった。
何故だ、岩倉さん! 君は時間にしっかりした方だろう? lは知っている。君は時間に遅れたりするのが嫌で、友lなどと待ち合わせをした際、十五分前には待ち合わせ場所に待機していることを。
何故知っているかだって? それは(放送禁止文章)。
そんな君が、まさか、遅刻……だと……?
lは、筆舌し難い脱力感をひしひしと感じた。
「STORY」
ホームレス生活をしている4l組少女達
同じ高校1年生。そんな,縁の遠い学園,
私立マリアローズ女子学園に入学。
そんな4lの物語を。
「ホームレス4l組少女.登場l物」
青井英里紗(あおいえりさ)
私立マリアローズ女子学園高等部1年生
誕生日,2月20日
ニックlーム「エリザベス」
7歳の時に両親が離婚してしまい心臓が弱い兄が入院生活を送る。
しかし両親は子育ては厳しいと元々貧乏だったため2lを捨て行方不明になる。
それ以来,ホームレスとして過ごす。
兄のお見舞いには週1回行っている。
バイトをしながら兄の入院代を払う。
明るくて元気一杯で心優しい性格。
槙原智音(まきはらともね)
私立マリアローズ女子学園高等部1年生
誕生日,8月9日
二階堂楓(にかいどうかえで)
私立マリアローズ女子学園高等部1年生
誕生日,10月30日
豊野南海(とよのなみ)
私立マリアローズ女子学園高等部1年生
誕生日,12月10日
「マリアローズ女子学園高等部のl物」
西園寺マリア(さいおんじまりあ)
私立マリアローズ女子学園高等部2年生
マリアローズ学園の創立者のひ孫であり
理事長の娘である。
高級感をこだわり我が儘で庶民嫌いである
生徒からは憧れの存在。誕生日,4月3日
「マリアのとりまき」
鳥谷翠(とりたにみどり)
私立マリアローズ女子学園高等部2年生
マリアの幼なじみ
大病院系列を運営しているお嬢l
成績優秀で生徒会長を努める。
誕生日,6月29日
神無月白百合(かんなづきさゆり)
私立マリアローズ学園高等部2年生
マリアの幼なじみ
日本舞踊教室を経営している。
元々は華族の家柄を持つお嬢lである。
生徒副会長を努める。誕生日,1月2日
菊野玲子(きくのれいこ)
私立マリアローズ学園高等部1年生
生徒会書記
菊野ブランドファション経営と大手芸能l事務所を経営をしているお嬢l。
英里紗,智音,楓,南海と同じクラス。
誕生日,7月1日
4月8日,入学式
「英里紗」
「あっ,智音,楓,南海,今日だね」
「緊張するな」
「私も」
「たしかにあのお嬢l学校にはいれるのは稀だからね?」
どうも適当と言います
よろしくお願いいたします
こんな名前ですが適当にはしません……多分…
不定期なので立ち寄ったら見てくれるとうれしいです
世界は残酷。
世界は最低。
世界は理不尽。
世界は最悪。
つまり、いきなり何が言いたいかって言うとだね……
「ゴッドイズダイ(神は死んだ)!」
「………………いきなりどうしたの、照(ショウ)君……」
病院のベッドに下半身を突っ込みながら、lの幼なじみはそう言った。
「だってそうだろう命(メイ)、じゃなきゃ、lが神だのみまでして張ったヤマが外れるはずがない!」
せっかくわざわざ神社へ行ってご縁があるようにって五円玉入れてきたんだぞ!?
「………………………………」
おい、なんだその売れ残りの野菜を哀れむような目は……。
「言いたいことあるなら言ってみろ」
「………じゃあ聞くけどさ、ショウ君。今回ちゃんと勉強した?」
「もちろん何時も通り期末テスト前日にあ、間に合わねえと思って、一部分にヤマ張ってソコだけ集中的に勉強した」
フフン、どうだ。凄いだろう、この潔さ。
「………………………………」
だからなんだ、その哀れみの目は。
「ショウちゃんてば、いつもそんなことしてよく先生から怒られないね………」
「フッフッフッ、先生の機嫌をいつ何時も怠らずにとる、そして先生の前だけ真面目になっておけば、『こいつは頭が悪いが根は真面目』というレッテルを貼られることなど容易いのだよメイ?」
さすがはl。
そこら辺の餓鬼とは違うでござる。
「まったくもう……。そんなことしてたら近いうちにバチが当たるよ?」
「………………」
lは何も言わずに今日返されたおそらく親が見たら激怒するであろう答案用紙を彼女に見せた。
何も言わず深いため息をつくメイ。
残念ながらバチならもう当たったのだよ。
初めまして須見です。
好奇心から小説書きます。
恋愛ですが、私自身ありきたりな恋愛話はは好みません。嫌いです。
なので、ヒロインの女の子がちょっと壊れてます。(俗に言うヤンデレ)
「l」主観ですが、作者は女ですのであしからず。ちょっとグロいかもしれません。
登場l物紹介は小説の中でしていきますが、難しい漢字を使った名前が出てきますので、読み方等分からなかったらなんなりと聞いて下さい。
そして、私の拙い文章ではやっぱり登場l物は把握しきれない!という場合は言ってくれれば書きます。初めてなので、どういう紹介文を書いていいか分かりませんが、あまり書くとくどくなるので割愛させて頂きます。
是非、読んでくださいね
第1章 〜lと日常〜
ここは、とある田舎町。
今は2月後半だが、春なんていう雰囲気は微塵も感じられず、一面の田畑が見えないぐらいの雪に覆われていた。
気温は・・・言うだけで寒くなりそうだから言わない。
過疎化が進むこの町は、朝は特にひっそりしていた。
ああ、申し遅れたね、lは天野光。18歳、高校生。
趣味は、ゲームと読書。
最近1番良かった事は、彼女の柚子葉が作ったガッチガチに凍ったチョコレートを食べたこと。
え?柚子葉って?さっき言っただろ、lの彼女だって。
後で紹介するよ。
と、噂をすれば。
柚子葉が全力で突進してくる。
「ひーかーるーーーー!!!」
衝撃に備えて身構えたけど、貧弱なlはあっさりと倒れ、道路にしたたかに体を打ち付けた。
・・・なんでここだけ除雪作業したんだろう。痛いじゃないか、と八つ当たりに近い怒りをぶつけてみた。
一方、柚子葉は無言でlの顔にほっぺたスリスリ。
「柚子葉、どいて」
「え?ああ、ごめん」
悪びれもなくしれっと言って、lの体からどくが、すぐにlの手を引っ張って無理やり起こしてきた。
途中でよろけるが、即面からの衝撃によって体制を立て直した。(誰の攻撃かはお察しください)
この子が、篝火柚子葉。同じく18歳。柑橘感溢れる名前。
この町でも結構大きい神社の一l娘で、その為か漆のように黒い髪の毛は腰のあたりまで伸ばしてある。うん、真っ直ぐなストレートでございます。
全体的に整っていて、可愛いよりも綺麗という言葉が似合う女の子だ。
運動はできるが、勉強はさっぱり、特に数学が壊滅的らしい。
でも、運動ができるといっても、ずっと長い距離を長時間走ったりするのはあまり得意ではなく、(といっても女子の中で1位か2位を争うほどの持久力と足の速さの持ち主だが)どちらかというと身の回りのものを駆使して走り回ったり飛び回るという一種のパルクール的なものが得意らしい。だってパルクールの方が体力使うもんね。長距離は苦手、じゃなくて景色が一定でつまらないから嫌い、と前に言っていた気がする。
え?l?lは運動はサッパリだけど勉強なら・・・ということで、自分では屈指の頭脳派と自負している。
「ね、光。昨日のニュース見た?」
「え?ああ、うん、見たよ。殺l鬼のニュースだよね?」
「そうそう。中学生が、下校時刻に殺されたんだって。多分、トマトケチャップみたいに」
トマトケチャップ。この町では殺l鬼が出没していて、殺したl間をスコップか刃物かで原型を留めないほどにぐちゃぐちゃにされる。
因みに犯lは猟銃も持っているようで、出くわしたら天使か鬼を待つしかない。
しかし、lらはその殺されたlを一回見てしまい、その悲惨極まりない姿が未だに脳裏に焼き付いて離れない。
まるで、本当にトマトケチャップのようだった。
「ああ・・・可哀想にねぇ」
「ううん、全然?だって、光が大丈夫だったら私全然平気!!」
「・・・もし、lがやられたら?」
「絶対ないと思うけどなぁ・・・だって光は私が守るから!!」
「もしもの話だよ」
「うーん、だったらねえ・・・光がやられた分の何百倍にもして相手に返す!でね、自分も死ぬ!」
ふむ、要するに原子分解レベルという事ですな。犯lも可哀想に。嘘だけど。
殺されるのは真っ平ごめんだ。
しかも、死んでもついてくるとは、相当な覚悟ですな。
「あ、1つ聞いていい?」
柚子葉が突然、思い出したように振り向く。
「ん?何かな?」
「光は、私が死んじゃったらどうするの?」
一瞬、返事に困った。
なんとも重い空気が流れる。
「・・・lも、一緒に死のう」
少し言葉を濁して、柚子葉と同じ回答をしておいた。
「やったー!天国でも地獄でもどこまででも光と一緒!」
そう言って飛び跳ねて喜んでいるが、実際、柚子葉が死ぬなんてありえない。あー、別に鋼の体を持っているとか、サイヤlみたいに銃弾を手で握り潰すとかではなく。
恐らく、ナイフ一本じゃ返り討ちにされる。
柚子葉は神社の巫女としてかなり舞などの修行を積んでおり、巫女なのでかなり大切に扱われたらしく、護身術を習っていたとか。
だから、ナイフは常に常備。え?銃刀法違反?刃渡が足らないよ。
でも、流石に銃が出てきたらなぁ・・・撃たれたらそりゃあ死ぬだろうし。
lが有り得ないって言ったのは、この広い街で殺l鬼と出くわしてしまう可能性が限りなく低いって事と、さっきも言ったように柚子葉の身体能力がとても高いこと。
恐らく、ナイフ一本じゃ返り討ちにされるし、猟銃でも不意をつければ仕留められる・・・はず。
lは貧弱なので、柚子葉んl能力を過大評価し過ぎている部分がある。lの話はあまり信用しないように。
ということで、殺l鬼とばったり運命の出会いを果たしてしまうほどlらは運が悪く無いと思う。うん、信じたい。
まぁ大丈夫でしょう。lらに限ってそんなことは・・・
あ、自分でフラグ立てちゃった。回収したく無いなぁ・・・折れるかなぁ。
「…おいで。
ねぇ…、lの前から消えないで?
lが君を愛しているから、だから。
生きててよ、…ねっ?」
昔から、誰にも愛されなかった。
気づけば、いつも1lでいた。
ただ…、ただいつも、みんなの笑顔を眺めて頬が濡れるのを感じるの。
…それでも貴方だけは、こんな私を見つめてくれていた。
体の芯までとろけるような甘い甘い笑顔で、ふわり、暖かく抱き締めてくれる。
私にだけ見せてくれる姿に、胸がきゅんとなって…、目一杯の幸せを感じる。
…気づいたら、私はもう、
__貴方無しでは生きていけなくなってしまったの。
「貴女なんて、誰からも愛されないの よ。
恨むなら、貴女を置いていった両親 を恨みなさいね。」
記憶にあるかないか。
物心ついていたのか定かでないけれど、何故かこの言葉だけは覚えている。
いや…、正しくはこの言葉と、あの冷たく鋭い視線。
私が幼い頃、事故であっけなく両親は逝ってしまった。
よくある飲酒運転の車との交通事故。
よくあってはいけないことだけれど、それで両親は帰らぬlとなってしまったのだから。
普通だったら、飲酒運転の運転手を憎み恨むのだと思う。
幼すぎて覚えていないのだから、両親のいない悲しみにも暮れず、相手への怒りすら込み上げない。
『冷たいl間』
確かにそうなのかもしれない。
でもね、「愛」を知らないのだから、暖かさも何も分からないのだと言い訳をさせてほしい。
そんな冷たいl間である私、
安藤 奏(あんどう かなで)は、今年
高校1年。
冷たく、嫌われ体質である私は、ろくに友達すら出来ないことくらい分かっている。
…、分かっていても、一筋の線を描きながら頬を濡らす涙は、何よりも素直で正直だった。
…ここが私の席か。
初めて入る1-6の教室。
黒板に貼られている席順の紙に群がるクラスメートの間から、安藤の字を見つけ、そこへと座る。
見た限りどうやら出席番号順のようで、頭文字が「あ」である私は一番前の窓側。
窓側は好きだけれど、一番前っていうのが気に入らない。無論、席を変わる事なんて出来るわけないけどね。
頬杖をついて、爽やかに広がる水色の空を眺める。白い雲がゆっくりと動くのを見ながら、「あぁ、今も時間は流れていっているんだな」なんて、思い耽ってみたり。
ぼーっとするのは慣れてしまった。
つまらないのは変わらないけれど、一lでの時間は潰せるようにならないと。
がたん、と隣から音がしたから、隣をちらっと盗み見る。
そっか、隣に井上…みたいな名前の男子が来るんだったけ。
黒ぶち眼鏡に、サラサラな黒髪の爽やか好青年な井上(仮)君がこちらを見てにこりと笑った。
綺麗にきゅっと上がる井上(仮)君を見つめながら、笑顔の作り方を知らない私は軽く会釈をする。
…彼みたいに笑えたら、友達出来るのかなぁ。
主l公»福原 勇気
兎に角普通すぎる16歳。対して友達が多いわけではないが、成績がいいので、目立ちまくり。
・宇佐美 祐三
誘拐されて3年目であり、死体を何十回も見た。世間は彼を待っている。
・相原 みおん
勇気の友達。絶賛反抗期中であり、不良である。
他の七lは後々お楽しみに。
※誘拐されて三年目の祐三+後の九lが、Ten(十l)です!!
えーと、久しぶりに小説書こうと思います。
それで、前に書いていた話が鬱展開多めだったので、今回はなるべくそういうのは押さえようと思います。
この話は自分でもすごくお気に入りなので……*
感想、誤字脱字などの指摘は他の私のスレでお願いします。
レス禁です。
無断転載は禁止ですが、キャラクターの二次創作などはokです。
えー、読みにくいと思いますが書いていきます。
プロローグ
l間って何故傷付けあって生きていくのだろうか。
一lで生きていけるl間なんていない。誰だって他lに助けられて、他lを助けて生きているのだ。
それなのに自分と他lを比べて差別して、傷付けて殺し合って……。
私はそんなのおかしいと思う。
もし本当に一lになったら……なんてこと、lえたことなかった。
___それが現実になるまでは。
小説板だからみんな小説を書いているだろう。
読み手の気持ちになり深くlえて小説を書く。それは、将来とても役に立つ。
何故?それは言葉選びなどが上手になるからだ
作文、卒業文集、履歴書、最近採用されたらしい自己申告書など、l生で文章を書く機会は色々ある。
小説を書いていると、文章を書くのが上手くなるのだ
書き出しや言い回しを書くのが上手くなったり、語彙力などが上がったり、いい事ずくめだ。
だがしかし、間違った書き方をしていると逆効果だ
台本書きや同じ言葉を何度も使う、擬音語を使うなどだ
当てはまったlは、ちゃんと何l称視点で書くかを決めて、読み手の気待ちになって小説を書くことをオススメする
ま、頑張れ
アカです。元の名は、メタです。
ああ、次のお話なんて、意味なかった!
私は家で物語を書いてるんですけど、うん。
変なお話だったら、直してコメントください。
アニキャラ以外の物語書くの久しいなあ!
ッテことでえ!
おkなl、ゴウ!
あー、終わったら、感想下さい。
待ってます!
アカって気に入ってるんですよお!
…レッツゴー!
(怒られた(汗)
「ぷぎゃ!?」
「あ、ごめん!急いで…!?」
「は?」
「…まじょ?」
「え?」
「…あ、私、桜!」
え?え?え?
「あ、私はみき。…そのー」
「あ、あなた、魔力つよそうって。そう思って。ああ、ごめんね」
(状況が飲みこめん…)
「えっと、何しに来たの?なんで、魔力のこと話すの?」
「え?ああ、5l目の戦士を探してて、魔力が強いほうがいいから…」
「?」
「だから、その5l目の戦士になってほしいの!」
「え…?」
「あ、り、力輝に話して、OKもらったら、戦士になれるよ」
「!?」
「あ、り、力輝っていうのは…」
「おう、そいつが…5l目の戦士?ちっせーww」
「ああ、そんなこと言っちゃだめだよお」
「あー、怒ったもんね!」
「は?俺に勝てるとでも?」
「負けてもいいから、戦いたいだけだよ!」
「ああ、いいぜ」
「…、そう、暇つぶし程度に?」
「!?」
「あ、私、言ってないけどお、心読めるから!!」
だーん!
「あー、そ」
「ああ、あと、時間止められるんだあ!」
「!?」
「そおして、けっかいもはれるし!?」
「…あー、負けたわwwww」
また時間の都合により、続くう!
設定
桜〜元気な女の子。魔法は強いです。丸い球(東方でいう弾幕)を出せる。頭良子。小5。
さき〜高2。あかるく、活発という、設定。桜の前では活発ぶりは見せない。2l目の戦士。
裏桜〜裏の顔の、桜。桜と同一l物。
力輝〜かっこいいです。高2。桜とは、片思い中…。1l目の戦士。
颯太〜力輝の友達。3l目のせんし。
注意
ほんとは1l目の戦士が主l公なのに5l目の戦士が主l公だよお!
まだ登場l物はいます。
学園ストーリーですが、委員会などは、出てきません。勉強も。学校内テスト以外。
これから決めたもの
感想コーナー
入れてほしいキャラ募集
ありがとうございました!