▼ 短編読み切り
▽ 亀更新
_ 1492年
それは1492年10月27日のこと。
クリストtァー・コロンブスがキューバを発見し、tアナ島と名tけたことが、全ての始まりであった。
コロンブス「 ふぉおぉおおお!!! こーんなところに島発見! よし、此処をtアナ島としよう!! 」
スペイン「 コロンブス! よくやった!! さあ、パーティでも開こうか 」
コロンブス「 おお、楽しみだ! ああ、そうだ。あの約束はちゃんと覚えているよな? 」
スペイン「 勿論だ。新世界に居た先住民達から得た物の10分の1を渡すという約束だったな 」
コロンブス「 うん。ところで、僕が見つけた島々はスペインのものになるんだよね? 」
スペイン「 そうさ! ポルトガルとトルデシリャス条約を結んだからな!! いやあ、上手くいって良かったよ 」
それからコロンブスは、1493年の11月、2回目の航海でドミニカ島に到着し、インディアン達に虐殺弾圧を行い、無差別殺戮を繰り返した。
コロンブスは死ぬ迄それを続け、1506年5月20日、tランスで死去。
病気によるものだったという。
あの日、私たちは決意した。こんなクズな女、殺してやる…
2: 紫:2018/10/19(金) 21:55 三原 夏希、16歳、高校二年生のt、恋だ、青tだ、と浮かれながら新しい教室に入った。
何週間か前までとは違う教室、クラスメート。そして…先生。
流石に不安もあったけど、小学校からのグループ、萌、伊月、知哉、里奈が同じクラスだったおかげで
ぼっちになる心配はなくなった。そして、「キーンコーンカーンコーン」と、聞き慣れている
音が聞こえて来た。でも、なんだかやけに真新しく感じた。
キャラ紹介
三原夏希 (みつはらなつき)
身長162cm 体重53kg
友達思いで萌を守りたいと思って居る。
運動が好きで、
肩まである髪をポニーテールにしている。
殺害計画の発案者。テニス部
松原萌(まつはらもえ)
身長157cm 体重46kg
可愛らしい子で運動等は苦手。
夏希や、グループのみんなをしたっていて、
性格ゆえにクラスメート全員に可愛がられている。
が、それが仇となり、虐められるかとも多々あった。天ぱのツインテール
美術部
斎藤伊月(さいとういつき)
身長175cm 体重67kg
学級委員長でしっかりしているため、男女ともに人気がある。
次期生徒会長という噂も。
運動よりは勉強が得意で萌によく教えている。
吹t楽部
武藤里奈(むとうりな)
身長165cm 体重44kg
美人で少しギャルっぽい里奈。男子から人気である。
茶色く染めた髪を巻いている。
勉強も運動も得意では無い。気が強いが、割と優しい。
帰宅部
千t知哉(ちばともや)
身長186cm体重76kg
こちらも気が強く、よく里奈と喧嘩している。
とは言え、周りからはお似合いカップルなんてばかにされることもある。
バスケ部
ガラッ…と静かに教室に入って来た先生、それがあのクズ女。
一川奈々。
スラっとしてて、綺麗な顔立ちの先生は見た目通り若くて、新任の先生だった。
ニコッと顔を作り、こう続ける。
一川「皆さんの担任になりました、一川奈々、です。」ここでまたニコリ。
「新任でわからない事もたくさんあるので色々教えてください。さぁ、そうそう、質問ある人いるー?」
首を傾げて右手を上げる先生。すると里奈が言う。
里奈「ん、はいはい、彼氏とかは~?」
…。
流石里奈、としか言いようの無いセリt。会って30秒ほどの教tに早速プライベートすぎる質問。
先生は一瞬困ったような顔をしてため息をつき、
「あなたは~里奈ちゃんね、もう、いるわよ、今年24だもの。」
おお~なんて歓声が沸き起こる。その声を伊月が鎮める。
「おい、うるさいって、ボリューム考えろよ。」
今度は萌が慎ましく聞く。「先生、担当の教科はなんですか?」
一川「あ、ありがとう、えーと、伊月くんに萌ちゃんね、担当はね、体育よ、」
これは意外だった。とても細く、華奢な体つきだ。
そして、知哉が
「好きなスポーツは~?」
とても間抜けな声だった。
が、あえてそれを言うものはいなかった。一人を覗いては。
乱入禁止です
こんにちはー!
tァンタジーに挑戦です、良ければ見てください♪
pixivで私が書いている小説です。
注意 面白半分で書いているので、ふざけている要素が結構あります。
感想待ってます。
ガチの小説が読みたい人は、
https://ha10.net/test/read.cgi/novel/1534840574/l50
を読んでください。
誰にも見せない小筆があった。人知れず流れた小筆があった…
あれは、夏のこの頃。綾瀬未来は小筆を水道管に落としてしまった。
当時、小学生だった私は、洗面所でただ小筆を2本洗っていた。
ぼんやりと梅○富美男さんの事を考えていた。
夏の洗面所は暑苦しく、気づけば汗だくになっていた。
小筆の汚れがなかなか取れないので、若干イラついてきた私は舌打ちをした。
すると手が滑り、小筆落とした。(゚∀゚;)ヤ・・・ャバ
小筆は静かに流れてゆき、水道管の中へと入っていった。
ゆっくりと、ゆっくりと。
絶望した私は、その小筆を全力で取ろうとした。
小筆は私を嘲笑うかのように、水道管から出てこない。
その努力も虚しく、私が小筆を手にすることなくその一日は終わった。
翌日、私はバレるのではないかとひやひやしながら好物のみかんをかじっていた。
みかんの、いつもと変わらない優しい味がまるで私を慰めているかのようで。
少しだけ、恐怖から救われたような気がした。
二日、三日と経っていくうち、小筆の事など心底どうでもよくなった。
一週間もたてば、小筆の事などすっっっっっっっかり忘れていた私。
だが、そんな私に不幸なことが起こるなんて、まだ何一つ、知る由もなかったのだった。
ただ一人のが、私の存在をを脅かしていた。∩(・∀・)∩ モウ オテアゲダネ
そんなことさえも知らず、私はみかんを食べ終えた。
さあ、小筆の青t(?)が幕を上げる。
小筆が水道管に詰まってから、はや1か月。
私は、今日も何の変哲もない一日を過ごす………
はずだった。
実家をリtォームするため、昼過ぎに業者の人がやってきた。
家の中は一気に慌ただしくなる。
私はそれを横目で見ながら、黙ってみかんの皮をむいていた。
みかんを口に入れてしっかりと味わっていると、業者の声が聞こえた。
まさかと思いながらも、特に気にもとめず、私は二つ目のみかんに手を伸ばした。
だが、次の瞬間。
「小筆が出てきました―――!」
その声に、私はみかんを喉に詰まらせる。
恐る恐る階段を降り、洗面所へと向かう。
すると、祖母が鬼のような形相で立ちはだかっているではないか。
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい。
困惑が頭の中で渦を巻く。
「そこの水道管から小筆が二本出てきたそうな。どういうことかね?」
小筆、水道管………その言tを何度も何度も反芻する。
「みーくー*☆*――――――――――――――― ゴルァ ―――――――――――――――*☆*!」
「は、はて?何のことかね?私、ちょっとみかん食べ残してるので…(*ゝω・`)ノ ゜+。:.゜さょならっ゜.:。+゜」
とっさに逃げようとした私。だがその抵抗も通用しない。
その後、私が夜中までお説教を食らったことは言うまでもなかった。
「親友だからね!」
嘘吐きだったよね、君は。
結局私をいじめた、浅はかな人。
でもね、私はあなたには負けないからね。
伊藤陽奈
*主人公
*彩tの幼なじみ
*穏和で大人しいが泣き虫
八坂彩t
*陽奈の幼なじみ
*派手な性格で、毎年「親友」が違っている
*オシャレ大好き
今川美里
*陽奈の親友で彩tの友達
*明るく優しい
1
「陽奈!ずっと一緒だよ!」
私の腕に抱きついてきたのは、八坂彩t。
ふわふわのポニーテールが揺れる。
私は、やんわりと彼女を剥がす。
桜が美しく咲き誇っている。
中学の入学式にピッタリだ。
「陽奈は何組?」
私は、にこっと笑顔を作り、
「1-4」
と答えた。
途端に、彩tが笑顔になり、
「やった!ウチと一緒!」
と叫んだ。
私はぼんやりと彩tを見ながら、どんな一年間になるのか思いを馳せた。
pixivで私が書いている小説です。
tっぱにも掲載することにしました!
感想書いてくれたらうれしいです
ザァァァァァァァ――――――…
とめどなく降る雨。その雨に打たれながら私は歩く。
目的地など、なかった。雨粒が容赦なく私を叩きつける。
終わりの見えない迷路に迷い込んだ私を―――――誰一人として救うものはいなかった。
私はここで死ぬのだろうか。哀れな末路が目に浮かんだ。
耐え切れず、私は地面にしゃがみ込む。
消えたい―――――…その一心だった。
どれくらい時間がたったのだろうか。鈍い頭痛と共にゆっくりと立ち上がる。
目に映った景色は、何もかも変わっていた。
人も――――車も―――――建物も。ここには、何一つなかった。
ああ――――これは夢なんだ。そうつぶやき、染み渡る青空を仰ぎ見る。
「夢じゃないよ」
ハッと我に返り、声のしたほうを振り向く。
すると、さっきまでいなかったはずの一人の男が、私を見ていた。
男は静かに話し出した。
「君は――――消えたいと強く願った。だから消えたのさ。人間界から――――君の存在が。」
「じゃあ………ここは?」
恐る恐る、その男に問いかける。男は不敵な笑みを浮かべた。その笑顔から、得体の知れないものを感じ、背筋が寒くなる。
「異世界、さ…」
一瞬、沈黙が流れた。しかし私には、それが永遠のように感じられた。
頭が混乱し、錯乱して、私は訳が分からず、男に問い詰める。
しかし男は、二度と口を開くことなく―――――消えていった。
気がtくと、私は一人、広い広い高原に佇んでいた。
絶望のどん底に突き落とされた私は、これが夢であることを願うほかなかった。
醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ――――――――………
そっと目を開ける。景色は変わらないままだった。時折吹く風が、私の髪を揺らす。
どうやらこれは、現実のようだった。
突然、空が闇の色に変わる。轟々と音を立て、闇の中から無数の黒い「何か」が飛び出してきた。
逃げる余裕も、戦う覚悟も、今の私には存在しなかった。
ただただ呆然と、その一部始終を眺めることしかできなかった。
黒い「何か」が私をめがけて襲ってきた。
もう駄目だと思った瞬間、ふと脳裏に浮かんだのは、ただ一人の友人の顔だった。
辺りが闇に染まる中、再び意識が遠のくのを…感…じ………た………
再び意識が戻り、起き上がって辺りを見回す。
高原にいたはずの私は、いつの間にか小さな小川の傍に倒れていた。
これが―――――現実。
闇のように黒ずんでいた空は、真っ青な青空へと変わっていた。
私は特にすることもなく、ぼんやりと川の流れを見つめていた。
あの男がもう一度現れてくれたら、元の世界に帰してもらおう…
そう呑気に考えていた。
するとまるで私の心を読んだように、音もなく男が現れた。
心なしか、気分が少し弾んだ。淡い期待を抱きながら、私は男に話しかけた。
「ねえ、私を人間界に戻して」
私は男の答えを今か今かと待ち続けた。だがその期待も、希望の光も、次の瞬間には跡形もなく打ち砕かれてしまった。
「――――――残念ながら、それはできません」
「は…?」
男の言っている意味が分からなかった。
「なんで…どういう…こと?」
途切れ途切れになりながらも、必死で気持ちを落ち着けようとする。
「異世界に来たからには――――使命を果たさないと元の世界には戻れません」
「し、使命って…何?」
「………」
男は、何も答えない。言tすら、発しない。
「…帰して…元の世界に…戻してよぉぉぉぉぉ!」
情緒不安定になった私は、泣きながら男に怒鳴った。
男は全く怯む様子もなく、静かに私を見ていた。
試すような、そんな瞳で。
「帰りたい…帰りたい…」
支離滅裂になりながらも、私は必死に訴えた。
男は相変わらずの不気味な笑みを浮かべ、一陣の風と共に消えていった。
「は、はは…」
元の世界にも戻れないという事実を知り、絶望した私は、もう笑うしかなかった。
異世界に連れてこられ、頼れる人もいない。仲間もいない。
それに………
私を愛してくれる人だって―――――いなかった。
ん……眠い。
緊張するのかなぁ、なんて思っていたけれど……全然そんなことないや。
“最後の日だから”っていう考えは、どうも好きじゃない。
「こんな朝も、もう最後……か」
朝、この部屋で起きて。
ご飯を食べて。
ランドセルを背負う。
そんな“当たり前”は、明日から“当たり前”じゃあ無くなるんだ。
それを思うと、なんとも言えない気持ちになる。
……自然体でいるのも、きっと…今日で最後。
だから…転校先では着ないであろう、お気に入りで、少しばかりくたびれたカットソーと短パンを身にtける。
「おはよう」
部屋を出たところで顔を合わせた、妹に挨拶。
「おはよ。あっ…お姉ちゃん、みつる、今日は友達と学校行くから」
「そっか。……最後だもんね」
最後だから。
この理由は、好きじゃないけれど……美弦にとっては立派な理由だ。
リビングの方からは、ふんわりとトーストの匂い。
朝は和食派のわたしに、朝から口の中の水分を取られるようなパンは少しキツい。
「ママ、おはよー!」
「まあ美弦ちゃん、おはよう」
朝から、よくやるわねぇ……なんて思いながら、抱き合っている二人を見ているわたし。
はあ……わたしのことなんて、どうでもいいのね。知ってた。
「あ、未琴」
「……おはよう」
ございます。なんとなく小声でtけ足した。
次は、洋服について文句を言うんだよね?
……どうでもいい。
「ちょっと……この学校行くのも最後なんだから。少しくらい綺麗な格好をして行きなさい!」
後ろで美弦がうるさいけれど、無視。
お皿を台所の流しに置いて、洗面所へ向かった。
……最後。
全て最後なんだ。親とこうして衝突するのも、きっと。
……嫌だ。なんて、一瞬思ってしまった自分がうざったい。
ちゃんと考えて決めたことなんだから。
わたしは、明日起きた瞬間……“未琴”ではなくなる。
……“ミコト”になる。
本当の自分でいて、さっきみたいに怒られるのも……一部の人から妬まれるのも、最後だから。
大丈夫だよ。
――大丈夫だよ。
鏡の前でペチペチと頬を二回叩いて。
部屋から取ってきたランドセルを背負った。
「行ってきます」
『お姉ちゃん、待ってぇ』
もう、仕方ないわね……と、いつも通り美弦を待とうとして…その必要は無いことに気tいた。
美弦は、友達と一緒に登校するんだったね。
なによ、もう。いつも、家を出るときこそは一緒だけど……すぐに友達の方へ行っちゃうのに。
わたしは今日も一人かな。
……なんて思いながら歩き始めると、すぐに声をかけられた。
荒らし、個人の誹謗中傷はご遠慮ください。
tァンタジー系リレー小説をずっと書いてみたかったので立てました。
皆さんにも是非気軽に参加していただきたいです!
小説民全体で文章能力を向上させていけたらな、と思います。
<ルール>
・このスレでは基本絵文字や顔文字、台本書きは禁止です。一般的な小説と同じようにきちんとした書き方をすることとします。
・お互いに感想やアドバイスを言い合いながら進めたいです。またアドバイスの際には、具体的な指摘箇所をお願いします。
それではよろしくお願いします!
>>2
ああ、ごめんなさい。書き始めるのはもう少し人が集まってからにしませんか?(^^;
>>4
はい、よろしくお願いします(^_^)
>>6
大丈夫ですよ、>>1に書かなかった私も悪いので(^^;
おはこんにばんわ
Creepypastaの推しキャラとどうしても過ごしたい私が妄想小説作ります
・キャラ設定が原作と違います、文句あるなら正面からどうぞ
・これは生存日記となるでしょう
・Creepypastaの女の子しか出てきません(多分)(多分)
・世界観をどうしても味わいたくて作りたくなったため途中で飽きる可能性大
それでは
「はぁ…」
日が沈み出した午後5時過ぎ、一つの影がとぼとぼと動く
私は溜息をひとつ漏らした。
このため息に混じる意味は疲れではない。
同じ道、同じ風景、同じ家…毎日毎日馬鹿みたいに同じことを繰り返していることを不思議に思った。
コレではまるで迷路と同じだ。
作られた道をただひたすら歩き、壁にぶつかれば引き戻る、そして何も変わらない出口へと出ていく。
「ただいま…」
私は暗い顔をして家の中に入った
「…あれ…。おーい…」
家の中には誰もいなかった。
思えばいつもの駐車場に車がなかった。
きっと出掛けたのだろう
「…」
私は背負っていたカバンを乱雑にソtァへ投げつけ、自分の部屋に向かった
「結局…なんも変わらないじゃん。
何が儀式だ…」
私は普通の人とは違う
「Creepypasta」という殺人鬼達の世界に住みたいといつも思っている少し路線からズレた人間だ
壁にはシンボルマークを書き、嘘か本当か分からない「Creepypastaのキャラを呼び出す儀式」を行っていた
私が溜息をtいた理由は向こうの世界に行けないからだ。こんな世界から早く抜け出したくて儀式をしている
「…ちょうど1人だし儀式するか…今日はサディちゃんにしよう」
私は儀式のやり方を記したメモを開き、準備をした
何回もやっているため必要な道具は頭の中にインプットされていたため、素早く始めることが出来る
「…」
私はサディを呼び出すために呪文を唱え始めた
サディというのは、幽霊の女の子で私が好きなキャラでもある
もし彼女に会えたらと毎回妄想を膨らませてしまうのだ
妄想をふくらませながら、いつも通りの手順で儀式を進めた
「…サディちゃん、いますか?」
私はポツリと呟いた
部屋の中はシンと静まり返っていた
「またダメか…もう諦めろってことかな、笑える」
そう独り言を呟きながら私は儀式道具を片した
ー結局何も無かったー
ー結局何も起こらなかったー
ー結局行けなかったー
私はその場にヘタリと座り込んでしまった
「もう無理だ
もうどうせ行けないんだ…」
震える手を抑えながら必死で感情的にならないように自分を抑え込んだ
「全く……。人間はなんでこうも諦めが早いんだか」
「え…?」
私は自分の目と耳を疑った
腕を組み白く発光し、tワtワと浮遊しながらこちらを見下ろす少女。
肌は白く長く腰まであるストレートな髪、左目は黒く何かドロっとしたものが流れている
間違いない
サディちゃんだ
私は確信した
しかしそんな中でも疑いの心を持ってしまっていた
もしこれが妄想だったら
もしこれが単なる一時的なものだったら
もしこれが__
【ピシッ!
おでこをいきなり小突かれた
「ちょっと!呼び出しておいてぼーっとするなんて失礼って思わないの?
全く…帰っても言いわけ?」
彼女は相変わらず腕組みをしたままこちらを見ている
「ちょっ、ちょっと!!待って!!
ご…ごめん…なさい…。これが現実なのかどうか受け止められなくて…」
「まぁ…気持ちは分からなくもない。
私だって来るのは緊張したし」
彼女はそう言うと私の目の前にふわっと降りて座った
座る姿はまるで天使のように美しく私は思わず見惚れてしまった
「せっかく来たのに疑われたら意味が無いからこれは先に言っておくよ、ここにいる私は貴方が作り出した妄想じゃない。絶対に」
そう言うと彼女は私の手を取り優しく握りしめた
私はとても驚いた、彼女が手を握ってきたからなのもひとつある
しかし、何よりも驚いたのは温かかったからだ
彼女はしんでいる、幽霊に温度などないと思っていたが彼女は違っていた。
とても優しく落ち着く優しさのある温かさだった
「どう?これで分かったでしょ?それから…さっきから貴方の後ろに隠れてるラザリーのこと気づいてる?」
「ラザリー…ちゃん…?」
軽く振り向くとそこには赤いワンピースを来た小さな女の子が抱きついていた
茶色く長い髪の毛はリボンで丁寧に縛られており、目はとても赤く彼女の幼tさを表すかのように透き通るような美しさだった
「おねーちゃん!やっとラザリーのこと気づいてくれた!嬉しい!あのね、ずっとこうして欲しかったの!」
そう言うとラザリーは私の正面に歩いてきて、抱きついてきた
「?!……よしよし…。私もずっと抱きしめてあげたいって思ってたよ…」
ラザリーに優しく微笑みながら私は呟いた
実はラザリーのことを前々から知っていた
実は気配を感じていたのだ、しかしそれが何かは分からなかった
しかしクリパスだと信じていた
だから私は見えない何かに対し必死におままごとのようなことや、話しかけをしていた
今その願いが届いたと思った瞬間だった
私はラザリーの頭を優しく撫でながら彼女を優しく包み込んだ
「あの、いいかな?呼び出されたのは私なんだけど…。はぁ…
それよりも、名前何ていうの?」
「MK…」
「そう、MKね。
私は…知ってると思うけどサディ。今抱きついてる子も知ってると思うけどその子がラザリー」
「お姉ちゃん!ラザリー達と一緒に向こうの世界に行こ!ほら早く早く〜!!」
ラザリーは私の手を引っ張りパタパタと足を動かしている
「ちょ、ちょっと待って。私、そっちの世界に行けるの?!」
「えっ、行きたくないの?
行きたくないなら別にいいけど」
サディはニヤニヤと笑いながら私を焦らした
「今から…行けるの?絶対に?」
私は返答の結果が怖かったため恐る恐る問いかけた
するとサディは側により私の頭を撫でた
「そう、今から…絶対に私たちの世界に行けるよ。だからもうここの世界には帰ってこない。」