お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二人は兄弟になれないのだろうか。

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1:匿名:2015/04/05(日) 17:13 ID:Y7U


お兄ちゃんがほしいなぁ…

妹がほしいなぁ…

────────────────────────────────────────・・・・

そんなこと、叶うはずもないのに思ったことがありませんか?

これは、そんな願いをもった一人の中学生と、一人の大学生の話。

>>2 作者からのお願い、ルールなど。
>>3 登場人物 >>4 予備

「「なんでお兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、 二人は兄弟になれないんだろう…」」

2:匿名:2015/04/05(日) 17:17 ID:Y7U

>>2 作者からのお願い。

はじめまして。小説は初めてです。
題名がラノベっぽいとか、「ハーレムになんだろ、爆発しろよ」とか思うかもしれません。
まぁたぶんラノベみたいにはなんないし、ハーレムにもなりません。たぶん←
面白そうだな、と思ってくれた方はアドバイス、感想等をお願いします。
レスみてて、「あれ、この人あの人かな?」と思っても、口にださないでください。
バレたら黒歴史ものです。


>>3 登場人物

3:匿名:2015/04/05(日) 17:21 ID:Y7U

>>3 主な登場人物

   主人公
名前:篠原百愛(しのはらゆあ)
年齢:中学二年生、14歳
身長:155p
容姿:赤めがね、前髪ぱっつん、一つしばりという、まさに生徒副会長!みたいな格好。
備考:テストはいつも一位〜三位の間、生徒会副会長という優等生。
一人っ子で、父、母との三人暮らし。 お母さんは医師、お父さんは大学の講師という優等生一家。


名前:麻生康彦(あそうやすひこ)
年齢:大学四年生、22歳。
身長:183p
容姿:黒色の髪はサラサラ、ほどよい肌色につり目、そして長い手と足、長身。 つまりはイケメン。
備考:あまり勉強しないが成績は優秀。 母、父、姉と兄の五人家族。

主な登場人物はこの二人。

>>4 予備

4:匿名:2015/04/05(日) 17:22 ID:Y7U

>>4 色々。

暇があるときに書きます。
途中でやめる可能性は多いにあります。
ですが暖かく見守っていただけると…

じゃあ暇があるときに書く(

5:匿名:2015/04/05(日) 17:25 ID:Y7U


「今回もよかったぞ。これからも頑張れよ。」
テスト用紙を渡しながらそう言う数学の先生。

「わっ、すごい!また一位じゃん!きっと次も一位だよ!」
廊下に張り出された優秀者の成績順位表をみて騒ぐ、私の友達。

「ねぇねぇ篠原さん。どう勉強したらこんな点数とれるの?」
また、それと同じ順位表をみてきいてくる、おそらく四位だろうという男子。

「あらぁ、また一位なの!?すごいわね、将来が楽しみだわー」
テストの結果を伝えて喜ぶ母親。

「五教科496点…うん、この調子で頑張れよ。」
テストの結果を伝えて応援する父。


疲れた、疲れたよ…

私はみんなからの言葉に疲れて、自分の部屋に入り、
ドサッっとベッドにたおれこむ。
誉めて、誉めて、私にプレッシャーをかけて…
そんな私は誰の前でもだらけられない、誰にも甘えられない。
誰かに甘えたい、甘えたい、甘えたい…


「お兄ちゃん…」


私はいるはずもなく、できるはずもないお兄ちゃん、の言葉を口に出した。
お兄ちゃんがいれば、素敵なお兄ちゃんがいれば私は甘えられたのかな、と考える。
9歳ぐらい上で、かっこよくて、頼れるお兄ちゃんがいたら…
そう、疲れるたびに私は思うようになった。


まぁ、いつまでもこんなことを考えては仕方がないと、
私は自分の机に座り、パソコンを立ち上げた。
親はこれから二人で会社のランチ会に行くらしいし、 テストも一旦終わったので、
なにかして少しでもくつろごうと思ったのだ。

私は少し迷ってから検索ワードに『くつろぎ』と入力し、検索した。
もしかしたら何かいいものが見つかるかもしれない、と思ったからだ。

「……くつろぎの場所、『蓮池』……?」

目にとまったのは、『蓮池』という、電子掲示板だった。
私は無意識のうちにそのサイトをクリックしてた。 そこでまた目にとまったのが…


「妹がほしい」


という書き込みだった。

6:匿名:2015/04/06(月) 20:48 ID:Y7U


私はそのコメントに釘打ちだった。
ふと思ったのだ。この人の妹になれればいいんだ、と。
私はそのスレッドを読み続けた。


224:匿名:2021/10/17(木) 22:48 ID:qwe1
妹がほしい

225:すき焼き:2021/10/17(木) 22:48 ID:iop3
お前妹ほしいの?

226:匿名:2021/10/17(木) 22:49 ID:qwe1
そうだけど。

227:すき焼き:2021/10/17(木) 22:50 ID:iop3
まじか。じぶんち、妹いるけど、可愛くもなんともねーよ?

228:匿名:2021/10/17(木) 22:52 ID:qwe1
まじ?いんのか。その妹くれよwww

229:すき焼き:2021/10/17(木) 22:52 ID:iop3
あげられるならあげてーよ

230:ぼんばーっ!:2021/10/17(木) 23:29 ID:vgr8
足腰が痛い。

      ・
      ・
      ・

妹、についての話はもう終わっていた。

なんで私、あの人のお兄ちゃんになれなかったんだろう…
別にあの人、じゃなくてもいいんだけど…

そう思いながら私はキーボードを打っていた。

「私は、お兄ちゃんが、ほしい、です。、っと。」

私はそう言って蓮の池に書き込んだ。
なぜ書き込んだのかはよくわからないけど、
「妹がほしい」という書き込みをみては、書き込まずにはいられな4分してそのスレッドをリロードすると、
私に対してコメントがきていた。


235:ゆり:2021/10/18(金) 20:47 ID:asd4
私は、お兄ちゃんがほしいです。

236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。


私はそのコメントをみた瞬間、なぜかドキドキが止まらなくなった。

7:猫又◆Pw:2015/04/06(月) 23:41 ID:e5c

 初めまして作者様。猫又と申します。
書き方が特殊だったので読ませていただきましたが、面白いですね!
 実話……を元にしているのでしょうか? 
とにかく葉っぱのスレッド形式を小説に取り込むというアイデアには驚愕しました!

 ただ、ちょっと気持ち(心の声)が先行して、
主人公の状態(表情・しぐさ)がよく分からない部分があったので、
個人的に注意して欲しいかなとは思いました。

 勝手言ってすみません。頑張ってください! それでは、

8:匿名:2015/04/08(水) 21:15 ID:Y7U

初めまして。
「お兄ちゃんがほしい」という願いは私が実際に思っていることです。
テストで一位とか…ありえませんよ…
そう思えてくれたら嬉しいです!
ネットの世界てきなのを少し使いたかったので…
葉っぱを参考にさせてもらいました。

あ、そうですね、そのとおりです!
わかりました、以後気を付けて書いてみますね!

はい、頑張ります!!

9:匿名:2015/04/11(土) 14:54 ID:Y7U


「俺のお兄ちゃんになれよ。」

これは、どういう意味なんだろうか。
画面に映し出されたそのレスをじーと見て考える。
お兄ちゃんになれ、と言われてなれるわけでもないし、
レスを書き込んだ人が何を考えているのか、何者なのかも知らない。
自分もこのことを言われるのを待っていたのかもしれない。
そして、このレスのきっかけをつくったのも自分。
誰だかわからないのなら、会えば良いだけだけど、
別に出 会いを求めてるわけじゃないし…
……でも、もしかしたら影で思ってたのかな。

こう考えても仕方がない。
テストで100点をとっても相手の心までは
なんもないただのパソコンの文からじゃわからない。
こうなったら本人に聞くしかないんだ…

カタカタ「それ、はどういう、こと、です、か…?、」カタカタカタ…

黒いキーボードをそうローマ字で打って、書き込んだ。


237:ゆり:2021/10/18(金) 20:54 ID:asd4
それは、どういうことですか?


「ふぅ…」

真剣に画面と向き合ってたせいか、目が疲れた。
眼鏡をはずして、目をこする。
20:54…
もう親も出掛けてるはずだ。
まだお風呂も入ってないし、ご飯も食べてないな…
なんとなく天井を見上げて考えてから、
お風呂に入って、ご飯を食べることにした。

10:匿名:2015/04/11(土) 18:06 ID:Y7U


ポチャ…

静かに風呂に浸かる。
眼鏡をはずしているので、少し周りが見ずらい…
39℃という低めの温度かもしれないけど、
この温度が気持ちよくて、いっきに指先から温まっていった。


236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。


さっきからこればかりが頭の中にのこって、うざくなってくる。
返事をみてからお風呂入った方がすっきりできたかも、と思う。
そしたらこのモヤモヤも…嫌だ、頭からぬけない、ぬけない…


236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。
236:匿名:2021/10/18(金) 20:51 ID:qwe1
あ、じゃあ俺の妹になれよ。

      ・
      ・
      ・

むかつく…

もう、早く上がっちゃおうと、
ザブンとお湯からでて、すばやく頭と体と顔を洗い、流して
お風呂からあがり、タオルで全身を拭いた。
それから下 着に白い水色のドットがついたパジャマを着た。
なにかと、パジャマのときが一番落ち着く…

小さいタオルで髪の毛を拭きながら自分の部屋へとむかった。
本当はご飯を食べるつもりだったけど、どうしてもこのイラつきを解除したい。

いつもと同じに部屋の電気をつけ、同じ部屋、同じパソコン、
そしていつもと違うパソコンの画面。


237:ゆり:2021/10/18(金) 20:54 ID:asd4
それは、どういうことですか?

238:匿名:2021/10/18(金) 21:12 ID:qwe1
いいからとりあえず、ここ来い。な?
http://durasisu?/tart/19871224/1117


新しいレスと、一緒に貼られたURL。
……ここをクリックしたら、どうなるのだろう…
私はマウスをぎゅっ、と握りしめた。
いいからってなんだろ、とりあえずってなんだろ、な?ってなんだろう…

もしかしたらここのサイトを開けば、
上部だけでもお兄ちゃんができるかもしれない。
なにか進展があるかもしれない。
私はずっとかっこよくて、頼れるお兄ちゃんをほしいと思ってた。
それが今、叶うかもしれないのなら、もし間違えてでも始めるしかない。

───私はそのURLをクリックして、サイトを開いた。
そこはどうやら特定の人しか書き込めないスレッドらしかった。


1:匿名:2021/10/18(金) 21:08 ID:qwe1
今日から俺がお前の兄だ。
よろしくな、妹。


スレッドの題名は「.」
題名が思い付かなかったのか、どうでもよかったのか、面倒だったのか、
この「.」に何か特別な意味でもあるのか。
一番最初のレスにはそう書かれていた。
素朴だったけど、それ以上に嬉しかった。

11:匿名:2015/04/12(日) 18:05 ID:Y7U


1:匿名:2021/10/18(金) 21:08 ID:qwe1
今日から俺がお前の兄だ。
よろしくな、妹。

そう最初のレスには書かれており、わたしは嬉しかった。
だけど、わたしの『それはどういう意味ですか?』には
答えがない。これが答えなのか…
全然答えになってないんだけど…

私はパソコンにむかってまたキーボードを打ち続ける。


2:ゆり:2021/10/18(金) 21:29 ID:asd4
あの、私の質問への答えはないんですか?

3:匿名:2021/10/18(金) 21:33 ID:qwe1
だからそういうこと。

4:ゆり:2021/10/18(金) 21:36 ID:asd4
意味がわからないです…

5:匿名:2021/10/18(金) 21:37 ID:qwe1
>>1に書いたとおりだから。
俺はお前の兄のかわり、お前は俺の妹の代わりだ。

6:ゆり:2021/10/18(金) 21:40 ID:asd4
ネットのなかで、という事ですか?

7:匿名:2021/10/18(金) 21:40 ID:qwe1
んー、まぁそういうことだな。


ということらしい。
ネットのなかで私とその匿名さんは、妹と兄の関係らしい。
ネットのなかとか…よくわかんないな…


8:ゆり:2021/10/18(金) 21:43 ID:asd4
え、えぇ……?

9:匿名:2021/10/18(金) 21:44 ID:qwe1
お兄ちゃんがほしいって思って来たんだろ?

10:ゆり:2021/10/18(金) 21:46 ID:asd4
そうです。けど…

11:匿名:2021/10/18(金) 21:48 ID:qwe1
だろ?
お前は俺を本当のお兄ちゃんだと思って良いから。
頼ったり、いろいろすればいいさ。な?
俺も妹扱いするからw
お兄ちゃんって呼んでくれていいんだぜ?

12:ゆり:2021/10/18(金) 21:51 ID:asd4
お、お兄ちゃん…

13:匿名:2021/10/18(金) 21:52 ID:qwe1
そうそうw
いーこ、いーこww

14:ゆり:2021/10/18(金) 21:53 ID:asd4
馬鹿にしてるでしょ…

15:匿名:2021/10/18(金) 21:54 ID:qwe1
いやいや、してないから!
何かあったら絶対に守るし。

16:ゆり:2021/10/18(金) 21:55 ID:asd4
お兄ちゃんぶって…

17:匿名:2021/10/18(金) 21:55 ID:qwe1
だって俺、お兄ちゃんだし。

18:ゆり:2021/10/18(金) 21:57 ID:asd4
………

      ・
      ・
      ・

という感じで会話は進み、10時ちょっとすぎまで話し続け、
最後は「お兄ちゃんお休み、ありがとうね。」
と返して落ちた。

本当の兄でもない、顔も好きなものも何も知らないけど、
やっと夢が叶ったんだ。
あの人のおかげだと、ちゃんと感謝している。
『絶対に守る』って言ってくれたときは嬉しかったし、
会話はなんかムカつくところもあったけどとても楽しかった。
今まで友達、家族と楽しいことはいっぱい経験してきたけれど、
今回のような気持ちになるのはこれが初めてで、
パソコンを閉じ、ご飯を食べてフカフカの布団に入っても
この興奮はとまらず、なかなか眠りにつくことができなかった。

12:匿名:2015/04/17(金) 18:17 ID:Y7U

あげる

13:匿名:2015/04/18(土) 17:35 ID:Y7U


お兄ちゃんができてから一ヶ月。
私はゆれる電車のなかで考えていた。
今日は休日ということで、とおくの塾へいくためだ。
日曜の朝なので、結構人も多く、座れずにつり革につかまったまま。
足が痛い…

私とお兄ちゃんは電子掲示板を通して話していた。
一緒に話していてわかったことがいくつか…

・歳は20歳ちかくらしい。
・大学生。どこで何を学んでいるのか知らないけど、
 これをふまえると年齢は19〜24歳だと考えられる。
・独り暮らしではない。
・本人曰く、頭はそこそ良いらしい。
・運動するのは嫌い。
・趣味、特技は料理。
・姉がいて、姉のせいでストレスたまってるとか。

といったところかな…
性格はー……よくわかりません。
え、なんか最後の三つみてちょっと変な妄想が頭を洗脳されるんですが。


・運動嫌い、趣味と特技は料理→でぶ。
・姉のストレス→ストレスでハゲる。
        ストレス発散に私をつかい………………………………


………こんな妄想している私が変態か。


自分でいうのもおかしいけど、
頭がよくて、生徒副会長なら現実をみて、おかしなことなどしないと思うだろう。
しかし、私はいつも妄想をして生きている…
お兄ちゃんがいたら、というのも妄想好きの中2臭い妄想だ。
これもただの妄想であって現実ではない。
現実はかっこいい人である、はず…


「……………え………………………?」



そのくだらない妄想は、その瞬間に砕け散った。

14:匿名:2015/04/26(日) 15:14 ID:Y7U

縺医シ縲∬牡縲閠縺医◆譛ォ縲√ヲ繝ュ繧、繝ウ縺ョ逋セ諢帙■繧繧薙ョ繝励Ο繝輔→縲
譛ャ譁繧偵→縺薙m縺ゥ縺薙m螟峨∴繧九%縺ィ縺ォ縺励∪縺励◆縲
縺溘∪縺ォ縺薙≧縺縺縺薙→縺後>縺ゅk縺九b縺ァ縺吶
谺。繝ャ繧ケ縺九i譖ク縺咲峩縺励@縺セ縺吶

15:匿名:2015/04/26(日) 15:16 ID:Y7U

蛹悶¢縺溪ヲ


濶イ縲閠縺医◆譛ォ縲∫卆諢帙■繧繧薙ョ繝励Ο繝輔→譛ャ譁繧偵→縺薙m縺ィ縺斐m菫ョ豁」縺励∪縺吶
縺溘∪縺ォ縺薙≧縺縺縺薙→繧ゅ≠繧九→諤昴>縺セ縺吶
谺。繝ャ繧ケ縺九i譖ク縺阪∪縺吶

16:匿名:2015/04/26(日) 15:18 ID:Y7U

ニ連続文字化けw

百愛ちゃんのプロフと本文をところどころ修正します。
次レスから書きます。

17:匿名:2015/04/26(日) 15:23 ID:Y7U

主人公
名前:篠原百愛(しのはらゆあ)
年齢:中学二年生、14歳
身長:155p
容姿:赤めがね、前髪ぱっつん、一つしばりという、真面目っぽさそうな格好だが、
別にそうでもなく…


名前:麻生康彦(あそうやすひこ)
年齢:大学四年生、22歳。
身長:183p
容姿:黒色のサラサラの髪、ほどよくやけた肌。
長身、つまりはイケメン。

主な登場人物はこの二人。

18:匿名:2015/04/26(日) 15:46 ID:Y7U

「また平均だな…本当に大学講師と医師のあいだに生まれた子か?
」 テスト用紙を渡しながらそう言う数学の先生。

「百愛また52位?ある意味すごいね!」
さっき渡された私の通知表をみて言う友達。

「またこんな順位!?ちゃんと勉強してるの!?」 テストの結果を伝えてうなだれる母親。

「五教科369点…なにやってんだ、こんなんじゃ高校なんかいけないからな!」 テストの結果を伝えて叱るする父。

疲れた、疲れたよ…

私は有名な医師である母親と、有名な大学講師の父親のあいだに生まれた。
そのせいで私は周りから将来は絶対にこれからの日本の重大な支えになるだろうと、思われていた。
小学校では学年のトップほどだった。だけど…
私立の中学にはいってから成績は中の中。
ちゃんと勉強しているのに、どう頑張ってもそのまま。
最初っから私には勉強の才能がなかったことに気づいた。
小学校のあの素晴らしい成績はどこにいってしまったんだろうか…
それから親は私の子とを誉めることもなくなっていた。


「お兄ちゃん…」


私はいるはずもなく、できるはずもないお兄ちゃん、の言葉を口に出した。 お兄ちゃんがいれば、素敵なお兄ちゃんがいれば私は甘えられたのかな、誉めてくれるかな、と考える。
9歳ぐらい上で、かっこよくて、頼れるお兄ちゃんがいたら… そう、疲れるたびに私は思うようになった。

こんなこと、考えちゃ駄目だ…
病んじゃう…

私は自分の机に座り、パソコンを立ち上げた。
親はこれから二人で会社のランチ会に行くらしいし、テストも一旦終わったので、 なにかして少しでもくつろごうと思ったのだ。

私は少し迷ってから検索ワードに『くつろぎ』と入力し、検索した。
もしかしたら何かいいものが見つかるかもしれない、と思ったからだ。


「……くつろぎの場所、『蓮池』……?」


目にとまったのは、『蓮池』という、電子掲示板だった。
私は無意識のうちにそのサイトをクリックしてた。そこでまた目にとまったのが…


「妹がほしい」


という書き込みだった。

19:匿名:2015/04/26(日) 15:57 ID:Y7U

「また平均だな…本当に大学講師と医師のあいだに生まれた子か? 」
テスト用紙を渡しながらそう言う数学の先生。

「百愛また52位?ある意味すごいね!」
さっき渡された私の通知表をみて言う友達。

「またこんな順位!?ちゃんと勉強してるの!?」
テストの結果を伝えてうなだれる母親。

「五教科369点…なにやってんだ、こんなんじゃ高校なんかいけないからな!」
テストの結果を伝えて叱るする父。

疲れた、疲れたよ…

私は自分の部屋に入り、ドサッとベットに倒れこむ。

私は有名な医師である母親と、有名な大学講師の父親のあいだに生まれた。
そのせいで私は周りから将来は絶対にこれからの日本の重大な支えになるだろうと、思われていた。
小学校では学年のトップほどだった。だけど…
私立の中学にはいってから成績は中の中。
ちゃんと勉強しているのに、どう頑張ってもそのまま。
最初っから私には勉強の才能がなかったことに気づいた。
小学校のあの素晴らしい成績はどこにいってしまったんだろうか…
それから親は私の子とを誉めることもなくなっていた。


「お兄ちゃん…」


私はいるはずもなく、できるはずもないお兄ちゃん、の言葉を口に出した。
お兄ちゃんがいれば、素敵なお兄ちゃんがいれば私は甘えられ たのかな、誉めてくれるかな、と考えてしまう。
9歳ぐらい上で、かっこよくて、頼れるお兄ちゃんがいたら… そう、疲れるたびに私は思うようになった。

こんなこと、考えちゃ駄目だ… 病んじゃう…

私は自分の机に座り、パソコンを立ち上げた。
親はこれから二人で会社のランチ会に行くらしいし、テストも一旦終わったので、なにかして少しでもくつろごうと思ったのだ。

私は少し迷ってから検索ワードに『くつろぎ』と入力し、検索した。
もしかしたら何かいいものが見つかるかもしれない、と思ったからだ。

「……くつろぎの場所、『蓮池』……?」

目にとまったのは、『蓮池』という、電子掲示板だった。
私は無意識のうちにそのサイトをクリックしてた。そこでまた目にとまったのが…


「妹がほしい」


という書き込みだった。

20:匿名:2015/04/26(日) 16:02 ID:Y7U


「俺のお兄ちゃんになれよ。」

これは、どういう意味なんだろうか。
画面に映し出されたそのレスをじーと見て考える。
お兄ちゃんになれ、と言われてなれるわけでもないし、 レスを書き込んだ人が何を考えているのか、何者なのかも知らない。
自分もこのことを言われるのを待っていたのかもしれない。 そして、このレスのきっかけをつくったのも自分。
誰だかわからないのなら、会えば良いだけだけど、 別に出会いを求めてるわけじゃないし…
……でも、もしかしたら影で思ってたのかな。

こう考えても仕方がない。
超能力者じゃあるまいし、なんもないただのパソコンの文からじゃわからない。
こうなったら本人に聞くしかないんだ…

カタカタ「それ、はどういう、こと、です、か…?、」カタカタカタ…

黒いキーボードをそうローマ字で打って、書き込んだ。

237:ゆり:2021/10/18(金) 20:54 ID:asd4
それは、どういうことですか?

「ふぅ…」

真剣に画面と向き合ってたせいか、目が疲れた。
眼鏡をはずして、目をこする。 20:54… もう親も出掛けてるはずだ。
まだお風呂も入ってないし、ご飯も食べてないな…
なんとなく天井を見上げて考えてから、 お風呂に入って、ご飯を食べることにした。

21:匿名:2015/04/26(日) 16:05 ID:Y7U

縺ヲ縺吶→

22:匿名 hoge:2015/04/27(月) 18:39 ID:Y7U



縺ヲ縺

23:匿名:2015/05/02(土) 13:09 ID:Y7U

縺ヲ縺吶→

24:◆/M:2015/05/02(土) 13:09 ID:Y7U

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25:◆/M:2015/05/02(土) 14:08 ID:Y7U


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303シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 20:49 ID:qwe1
縺ェ繧薙〒?ww

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305シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 20:52 ID:qwe1
縺翫∪縺」縲∝ュヲ譬。縺昴≧驕縺上↑縺縺繧

306シ壹f繧奇シ2021/10/31(豌エ) 20:52 ID:asd4
驕縺繧ゅs

307シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 20:55 ID:qwe1
シ代時縺舌i縺縺繧?

308シ壹f繧奇シ2021/10/31(豌エ) 20:56 ID:asd4
驕縺縺倥c繧凪ヲ

309シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 20:58 ID:qwe1
縺繧縺繧窶ヲ
鬥ャ鮖ソ縺九h縲√♀蜑

310シ壹f繧奇シ2021/10/31(豌エ) 21:00 ID:asd4
窶ヲ窶ヲ鬥ャ鮖ソ縺繧医√←縺縺帚ヲ

311シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 21:01 ID:qwe1
縺ゅ√#繧√s縲∝す縺、縺縺?

312シ壹f繧奇シ2021/10/31(豌エ) 21:03 ID:asd
蟆代@窶ヲ

313シ壼諺蜷搾シ2021/10/31(豌エ) 21:03 ID:qwe1
縺ゅッ縺ッ縺」縲√#繧√s縺ェ?
縺縺、縺句級蠑キ謨吶∴縺ヲ繧繧九h縲

314シ壹f繧奇シ2021/10/31(豌エ) 21:03 ID:asd4
繝繧ォ縺、縺!!

縲縲縲縲縲縲縲繝サ
縲縲縲縲縲縲縲繝サ
縲縲縲縲縲縲縲繝サ

26:匿名:2015/05/02(土) 14:57 ID:Y7U

27:匿名:2015/05/02(土) 14:59 ID:Y7U


300:ゆり:2021/10/31(水)18:09 ID:asd4
ただいま

301:匿名:2021/10/31(水) 20:48 ID:qwe1
おかえり

302:ゆり:2021/10/31(水) 20:48 ID:asd4
足痛い

303:匿名:2021/10/31(水) 20:49 ID:qwe1
なんで?

304:ゆり:2021/10/31(水) 20:50 ID:asd4
通学で… 自転車つかれるよ…

305:匿名:2021/10/31(水) 20:52 ID:qwe1
1qぐらいだろ?

306:ゆり:2021/10/31(水) 20:52 ID:asd4
うん、そんぐらい

307:匿名:2021/10/31(水) 20:55 ID:qwe1
近いじゃん

308:ゆり:2021/10/31(水) 20:56 ID:asd4
えー、疲れる!遠い!

309:匿名:2021/10/31(水) 20:58 ID:qwe1
いやいや、近いだろ

310:ゆり:2021/10/31(水) 21:00 ID:asd4
遠いもん

311:匿名:2021/10/31(水) 21:01 ID:qwe1
馬鹿か、お前?

312:ゆり:2021/10/31(水) 21:03 ID:asd
馬鹿だもん…

313:匿名:2021/10/31(水) 21:03 ID:qwe1
あははっ、ごめんな
いつか勉強でも教えやるからさ〜

314:ゆり:2021/10/31(水) 21:03 ID:asd4
ムカつく!!

     ・
     ・
     ・
 

28:匿名:2015/05/03(日) 17:46 ID:Y7U



私は学校の友達と映画をみにいこうと、ゆれる電車の中、手すりにつかまってたっていた。
現地集合、場所は楠の葉ぽぽらーと。乗り換えは二回なので、この電車でつく。
休日なので、少し人が多い…

そして今日は''お兄ちゃん''ができてから二週間。
とくに何もなく、掲示板のなかでどうでもいいことを話してるだけ。
今日の学校はどうだったか、最近のニュースのこととか…
お兄ちゃんは私を見下すし、うるさいけど、そのうるささが優しさなんだと思う
話してて結構楽しいし、本当にこんなお兄ちゃんがいたら、と話すたびに思う。


お兄ちゃんについてわかったことは、性格以外はなにも知らない。
といっても、 ネットは性格もかえられちゃうのでほんとは全然違うかもしれない。
おっ、おじさんだったりして…!?
それでもネットの相手と話してしまうのは、相手のことを信じているからだろうか。
出 会いがなんかいうけれど、ネットで話しているからこそいいのかもしれない。
知らぬが仏といったところ…?
もし、相手とあってしまってそれが今までを裏切らせたら、どうなるんだろう…

そう長々と考えてたとき、携帯から着信音がきこえた。


私は鞄から白の携帯をとりだし、電話に出た。

「もしもし…」
「あ、百愛、ごめん、遅くなっちゃうかも!」
「え?」

電話の相手は今日一緒にいく予定の横川伊久実だった。
私の一番の友達ともいえる、同じ学校のクラスメート。

「ごめん!駅のホームの書店にはいったら、面白そうな漫画があって…
す、少し見るだけだったのに、熱中しちゃって気づいたら20分たってて…
そしたら次の電車が20分後で、40分遅れるかも…ごめんね、本当にごめん!!」

……なにやってるんだよぉ、いくみは…

「あはは、もう何やってるのよーいいよ、40分間ぶらぶらしてるから!」
「ほんと!?もうごめんね、じゃあま「ドンッあっ、ごめんなさい!「え…?

電話に夢中してたら、周りをみてなかった…
少し後ろにさがっただけなのに、人とぶつかってしまった。


「全然大丈夫!」


その明るい声にさそわれ顔をみあげれば、
その明るい声に似合った顔と、高い身長の男性…

この人、かっこいいな…

私はペコッとお辞儀をして、また耳に携帯をつけた。

「あ、ごめん、人とぶつかったもんだから…」
「なんだ、よかった!痴 漢にでもあったのかと…」
「まさかぁ〜」


─────────もし、相手とあってしまってそれが今までを裏切らせたら、どうなるんだろう…


「お、お兄ちゃん!!」


「え!?」
「ごめん、いくみ!今日、映画みにいけない!!」
「ちょ、ちょっと!?」


「え…?」


そして、その人は振り替える。


「ゆ、り…?」


─────────期待は、裏切られなかった。

29:匿名:2015/05/04(月) 18:19 ID:Y7U


「あ、俺甘党なんだ」

楠の葉駅から少し歩いたところにあった、ワゴンのドリンク店の前。
私の手元には氷がたくさんはいって冷たい水滴がひたたるサイダー。
私の目の前には砂糖をいっぱいいれたあつあつのコーヒーをもったイケメン…

「あは、以外?暑いのは好きなんだけど、苦いのって飲めないんだよねぇ…」

ストローを口に入れ、サイダーをのむ。
風があるし、ちょっと寒い。

「でもコーヒーの味は好きなんだよなぁ。 てか、付き合わせてもらっちゃって平気なわけ?」
「たぶん…」

…なんでこの人とジュースなんか飲んでいるのか。
それは、私が彼を見つけたからだろう

────────────────────────────────────────────

いくみと話しているとき、さっきぶつかった人の持っていた携帯の画面にふと目がとまった。
そこで目にはいったのは、これからの未来をかえるものだった。


303:匿名:2021/10/31(水) 20:49 ID:qwe1
なんで?

304:ゆり:2021/10/31(水) 20:50 ID:asd4
通学で… 自転車つかれるよ…

305:匿名:2021/10/31(水) 20:52 ID:qwe1
1qぐらいだろ?

306:ゆり:2021/10/31(水) 20:52 ID:asd4
うん、そんぐらい

307:匿名:2021/10/31(水) 20:55 ID:qwe1
近いじゃん

それは、私とお兄ちゃん、しかみることのできない蓮の池のスレッドだった。
私はまさかと思いながらも一瞬で悟ったのだ、この人が私の''お兄ちゃん''なんだと…

「お、お兄ちゃん!?」

あり得ないながらも気持ちをおさえられずお兄ちゃんの名前を口にした。

こ、この人がお兄ちゃん…?リアルお兄ちゃん!?

私はお兄ちゃんかもしれないその人を見つめた。 そしてその人は驚いた顔で振り向き、私のユーザーネームを口にした。

………この人だ………

──────────────────────────────

30:匿名 hoge:2015/05/04(月) 18:22 ID:Y7U


それから私とお兄ちゃんは次の駅で電車からおりた。
「とっ、とりあえずなんか飲みながら話そうか!ジュースでも奢るから!」
なんて相手がいうからここにいるわけだけど…

驚きだ、驚きすぎる…
ネットで出会った人と会って、今自分の目の前にいるなんて…
たまたまあったという、こんなことネットの世界でもないだろう。
違う人だったらどうしよう、すっごい黒歴史になっちゃう…
普通に聞くしかないな…

「あっ、あの、本当に私と話していた相手さんですか?」
「たぶん…このスレッドの'ゆり'ってお前だろ?俺はこのqwe1のIDの匿名だし。
それにこのスレッドは特定のユーザーしかみることができない。俺とお前だけだ。」

そういって彼はそのスレッド画面をうつしたスマホをとりだしみせた。

「じゃあ本当に…?」
「ああ、そうだ。まさか会えるとは驚きだよなー じゃあさ、名前聞いていいかな?リアルの。」
「えっと…」
「あ、普通はこっちから言うべきか…俺は麻生泰彦。で、お前は?」

……麻生、泰彦……?
ちょ、ちょっと待って。これはいくらなんでも驚きが…

「ごめん、もしかしたら名前いいたくないかな?」
「あ、えっとその…私は…」
「え…?」
「篠原百愛です……」
「………え………?」
「篠原百愛です!!」
「………………………」

お兄ちゃんの名前をきいてすぐわかった。
体型も声もすごい変わってるけど、この顔、昔の顔の面影があるこの顔…


麻生泰彦。
昔住んでいた家の隣の家の人で、背が小さくて馬鹿でウザかった人。
私はこの人のことが嫌いだった…

31:匿名:2015/05/05(火) 13:15 ID:Y7U


「あ、よう、久しぶり…」

「久しぶりです、ほんと。」

泰彦さん(昔はそう呼んでいた。影では呼び捨ても。)とは
家が近くてもあまり話すことはなかった。
しかしそれは、私が泰彦さんをさけていたからで。
私が遊んだり話したりしたのは5歳ぐらいだけだと思う。
でも泰彦さんを嫌ったのも5歳ぐらい。
最初は一緒に遊んでくれる、明るくて優しくていい人だった
それでも泰彦さんを嫌ったのは、自分のせいだ。


「まさかこんなふうに再開するなんて…」

相手も困ってるようだった。
相手も私のことは別に好いてるわけじゃないと思うし、 会いたくもないだろう。
私も会いたくなかった
でも会わずにいられてもネットですでに話してたんだ

「…今まで、泰彦さんと話してたんですね、私…」
そう思うと恥ずかしい。 お兄ちゃんがほしいとか、この人に知られてしまった

「そういうことだなーあっ、百愛だから百合(ゆり)か!」
泰彦さんはひらめいて嬉しそうな顔で、笑顔でこっちをみた。
その笑顔をみて何故か腹が立った。 なんでわたしといて笑えるの…?

「てかちゃんと『お兄ちゃん』って呼べよ。泰彦さんって昔のまんまじゃねぇか…
でも百愛が妹でよかった!すっごい嬉しいわ、俺!!」
…なんで……?

「お前のこと、ゆりじゃなくて百愛でいい?スレッドも俺たち以外みれないし…」
「いいですけど…」
「百愛、ほらお前も!」
「…お、お兄ちゃん…」

クスッあらためてこの泰彦さんに向かっていってるなんて可笑しい

「声小さいなぁ…ほらもう一度!」
「おっ、お兄ちゃん!!」
「そうそう、偉いなぁ百愛。百愛が妹だから、好き勝手できるもんなー」

好き勝手ってなんだろう、と思ったが、 お兄ちゃんがそう言って頭をなでるので、
それはとてもホクホクする気持ちで、 そんな不安と疑問の気持ちもすぐに消えていた。

「てか一応兄弟だろ?敬語とかつかうんじゃねぇよ? 遠慮せずびしっと!
あの頃の俺たちじゃないんだ。それにスレじゃお前…」

…わかりました
じゃあまあ礼儀として…

「よろしくね、お兄ちゃん!!」

そう心を込めていうと、お兄ちゃんは顔を真っ赤にした。
こっちも恥ずかしくて爆発しそうなんですけど…

「ああ、宜しくな!!」

無邪気に笑ったその笑顔は昔のままにみえた。

32:匿名:2015/05/05(火) 14:17 ID:Y7U



「ふぅ…」
10:26、自分の部屋。
息を漏らしてベッドに座り込む。
今日はいろいろありすぎて、まだ頭の整理がちゃんと…

お兄ちゃんとはあの後、メールアドレスを交換してから解散した。
スレッドで話せるんだから交換する必要なんてない、と私は言ったけど、
もし誰かがなんらかの事故で個人情報をそこでみてしまったら、ということだったので交換した。

その後はいくみにちゃんと話をつけて、また行こうということになった。
それから普通に家に帰って、ご飯食べて、風呂はいって、勉強して…
そして今。

これから私とお兄ちゃんがどう接するのかはわからない。
個人情報がふくまれている話以外はスレッドで話すし、
メールもつかうかはわからない。
これからもう話すこともなくなるかもしれない。
私は…できればもう話したくないと思っている。
''あのこと''について言われたら、何かされたら、と考えてしまう。
そう思っているのに、思っているのに、
私は暇があればパソコンをあけては「.」を開いてこまめにリロードしてしまうんだ。
私は完璧、お兄ちゃんともっと話したいと、甘えたいと思ってるんだ…

─────────────────────────────────・・・・
 

33:匿名:2015/05/05(火) 14:18 ID:Y7U


んっ、ふぁ……

瞼をあけてもいつもの光景。
自分の部屋、自分のベッドに寝ている自分。
時計をみると7:56。
少し、寝坊だな…
昨日はあれからそのまま寝ちゃったんだ…
起きなきゃ、、、

私はムクッと布団からでた。
あ、お母さん、布団かけてくれたのかな?
今日は月曜日だけど、先週の授業参観の振り返りなので休みだ。
特に出掛ける用事もないので、半袖、ショートパンツをタンスからだした。夏みたいな格好。
机のひきだしに入っている眼鏡ケースから赤色の眼鏡をかける。
一番、私に合う眼鏡の色だと思う。
朝御飯を食べること、掃除するために一階に降りた。
それらがすんだ二時間後にはまた同じ場所にいた…

「暇…」

親は仕事。じゃあ自分は勉強をしなくてはいけないのだが、
どうもこうもする気にはなれない…
さっき「.」を開いても返信はされなかったし、相手は20歳をこえてるはずだし、
休みなのはうちの学校だけなので、仕事か学校にいってるはずだ。

暇だ、暇じゃないけど暇すぎる…

それから枕を抱きながらベッドの上で座り込んでボーッとしてた。
すると左耳からあり得ない声が

「暇なら遊んであげようか?」

聞こえた方を向く、そこにはドアに寄りかかって立っているお兄ちゃんの姿。

「え、なっ、泰彦さん!?」
「だからお兄ちゃんだって。」

そう言いながらお兄ちゃんは笑って私の部屋に入る。
嫌、怖い、怖いよぉ…
体が震えているのがわかる。

「もう、そんな怖がらなくていいじゃん。急に入ってきたのは悪いと思うけど…」
がっかりした顔でため息をつく。
「なんでお兄ちゃんがここに、いるんですか!?」
急に自分の部屋に特に仲もよくない男性がいきなり入ってきたんだ、そう聞く以外はない。
「ああ、今住んでる家のおとなりさんからこれを貰ったんだ…」
………?
お兄ちゃんは背中で隠れていたビニール袋を前に出した。
その袋の中身は…

「ピーマン…」
袋の中に入っていたのはどう見てもおいしそうなピーマンだった。

「ほら、俺、苦いの苦手なんだ。 それで百愛にあげたいなーっと思って…
家、もしかしたら昔と変わってないかもって思ってここまで来たんだ。」
「鍵は…?」
「え、普通に空いてたけど…昼間なんだから、空いてても普通だろ?」
「あ…でも昔のことなんてよく…」
「そりゃあ細かい場所、覚えられないかもしれないけど、大抵は覚えればすぐわかるさ。
だってここ、並みの家の大きさじゃないし…」

そう、私は成績優秀な親のお陰で裕福な生活ができている。
この家も普通の家の3倍は…

「な、いいだろ?親が来ても俺、顔見知りだし…百愛ともっと仲を深めたいんだ。」
真剣な表情。うっ、駄目だ…

「うっ、うぅ…」
何故か泣きそうになった。
「ちょっ、えっ、なんで!?泣いてる!?」
お兄ちゃんは私の隣に座って、私の顔を焦りながら覗き込む。
「やだ、泣いてなんかないよ…」
「じゃあ何!?」
「ん、わかんないけど、お兄ちゃんが入ってきたときなんか怖くて、でも話したら落ち着いた…」
「そっか…」
お兄ちゃんは私の言葉を聞いて安心したのか、優しく微笑んだ。
「俺は、お前のこと、妹のことを…百愛のことを大事にするさ。」
「えへっ、お兄ちゃんは優しいね、やっぱり…」
嫌いだって思ってきても、嫌いになんてなれない。こんないい人…
それにこの人は全然悪くないもん…

「可愛い笑い方するんだな…」

暖かい、この人は私の心を裏切らなかった。
いいお兄ちゃんになってくれるはずだと心から思った。

34:はるる◆/M:2015/05/05(火) 16:38 ID:Y7U

>>33の、百愛ちゃんが「暇」と思っているシーンをかいてみた。
http://img2.imepic.jp/image/20150505/551280.jpg?609c151aee8a8c3b493f85f25c9ece3c
見にくい…←

名前はもう…いいですよね。
隠す必要なし。
ID表示されるし、トリップで書き込んじゃってるし。

35: らいむ ◆P2 hoge:2015/05/05(火) 17:34 ID:WNs



はるっちー!小説前から見てたよ!
すっっっごく面白い!!兄弟イイネ!しかも上手!

これから楽しみに更新待ってるよー、がんばッ!

36:はるる◆/M:2015/05/05(火) 17:40 ID:Y7U

>>35
ひゃあああああああっ、らむちゃんだったの!?
びっくりしたぁ…

ありがとう、らむちゃんんんんんん!!
兄弟いいよね、妹と弟大好きだけどね、お兄ちゃんほしいよ…
まだまだ全然!変なところとかないかな?
らむちゃんこそ最高ですよ!
これからも頑張ってね!

37: らいむ ◆P2 hoge:2015/05/05(火) 18:38 ID:WNs



>>36

全然変なところないよ!むしろ上手すぎだから!

最高・・・有り難う、その言葉心に届いた(涙目)
うん!頑張る!

38:はるる◆/M:2015/05/06(水) 08:33 ID:Y7U


>>37
まじですか…
それはそれはとても嬉しいです!!
頑張ってどんどん更新しちゃう!((

よかった…!
私も頑張ります!!

39:はるる◆/M:2015/05/06(水) 20:33 ID:Y7U


「百愛」

お兄ちゃんの優しい声。
何だろう…そう思っていると、お兄ちゃんの手は私の顔に近づいてきた

「え、なっ…」
何、何、何…?
お兄ちゃんの手はどんどん近づいてくる。
そしてその手は私の眼鏡にかかり、私の眼鏡をはずそうとする。
お兄ちゃんの顔は真剣で、まっすぐ私をみていた。
手、手を、お兄ちゃんの手をはらわなきゃ…
でも体がうごかない…

「えっ、やっ…!」
やっとしてお兄ちゃんの手をはらう。
そうするとお兄ちゃんはため息をして今度は私に顔を近づける。
やだ、もう、声もでない。
お兄ちゃんの顔はどんどん近づき、とうとう私の耳元まできた。
息がかかる、そしてお兄ちゃんはこう言った


「あのこと、もう忘れちゃった…?」


ビクンッ一瞬で鳥肌がたって、心臓の早さがより増す
さっきまでの優しさはどこにいったんだろう
お兄ちゃんは私から顔を離し、私の眼鏡をとる
そのことを言われたら私は、この人に逆らえなくなる…

「やっぱり…」
お兄ちゃんは私の眼鏡をかけて言った。お兄ちゃんは眼鏡も似合う…
「やっぱり百愛、そんな目悪くないよね?眼鏡はずしても0.8ぐらいでしょ、視力。」
反応したいけど震えすぎて頷くこともできない
「もう、ほら!」
お兄ちゃんは私の頬をひっぱった
「い、い''だい…」
「笑って?」
お兄ちゃんはそういって私の頬から手を離し立った
なんなんだ、わざと驚かせたり、笑えっていったり…
でも、少し落ち着いた…
「ごめん、さっきの冗談。そういわないと百愛、眼鏡とらなそうだったし…
髪をおろしてる百愛も、眼鏡をとっている百愛も可愛いよ? 強引なやり方になっちゃったけど」
「なんで眼鏡なんてはずしたのよぉ…」
まだほっぺが痛い…
「いや、百愛の眼鏡をはずした姿がみたかったから…」
「はぁ?」
「怒るなよ〜それにさっきの忘れてよ、冗談だし。
もう全然あのこと、気にしてないし。ただ見たかったということだけで…」
「こっちは怖かったのにぃ!!」
頬の痛さと怖さがふっと消えたのがまざってよくわからなくなる。
「でも眼鏡はずした百愛も可愛かったよ?視力0.8ぐらいならはずしててもいいのに…」
「いいからもう眼鏡返してよ!」

40: らいむ ◆P2 hoge:2015/05/06(水) 21:10 ID:WNs


あー・・・、はるっちの小説見てるとイケメンなお兄ちゃん欲しいなと思ってしまう。


続き待ってるよー!、

41:はるる◆/M:2015/05/07(木) 21:16 ID:Y7U

私もこんなお兄ちゃんほしいなって、この小説かいてるよ。
泰彦お兄ちゃんは勿論イケメンだよ!!
うはぁ、大事にされたい((

ありがと、今書き込みますー

42:はるる◆/M:2015/05/07(木) 21:28 ID:Y7U


「あー、はいはいはい。なんか百愛と一体化したみたいでよかったな…」
またお兄ちゃんは優しく笑って私に眼鏡を差し出し返してくれた。
って、え、お兄ちゃんちょっと気持ち悪いよ?
でもこの顔を見せられたら何もかも忘れて許してしまいそうだ

「じゃあもう帰るな」
「え、もう帰っちゃうの!?」
「何?もっとお兄ちゃんと居たかった?」
お兄ちゃんは私をからかっていっているのだろう。 でも私は本気で残念だった。
さっきは怖かったけど、もっと話してたかった。まだ一時間もたってないのに…
「……俺ももっといたかったけど…また会いに来るから」
私の気持ちに気づいたのか、さわっと私の頭に手をおいて撫でた。
こんなにも包容力に満たされたことが今までにあっただろうか
「じゃあな」
お兄ちゃんはそう言って部屋の''窓''に近づく。
ってええ!?
「お兄ちゃん、まさか窓から!?ええっ!?」
まさか、まさかと思ったけど、ええ!? でもお兄ちゃんは笑ってなどないし…
でもお兄ちゃんはどんどん頬をゆるませて…
「あははっ!ばーか、そんな訳ねーじゃん!冗談、冗談!!」
……え?
「じゃあなー、百愛ー」
お兄ちゃんは笑いながらドアに近づいていき、帰っていった。
こっ、この野郎!!
「お兄ちゃんのばか!もう来るなし!!」
ドアの奥から笑い声が聞こえる。 ほんとなんか色々かわるなぁ、もう…
でもそれは今まで暗くなっていた私を元気にさせてくれるためのものだったのかもしれない
私はいつもこう思っちゃうんだ。 気づかないとわからない優しさ。もう、ほんとにお兄ちゃんは優しいなぁ…

43:はるる◆/M:2015/05/10(日) 10:00 ID:Y7U


「百愛、最近気分いいよね!」

国語の授業が終わった休み時間、伊久実が話しかけてきた

「そう?」
「うん、今までなんかイラついてて疲れて多感じだったんだけど、
最近の百愛はそんなふいんきも消えて、明るいオーラがふわふわぁ〜って!」
「ふわふわ…」
「百愛も気分もよくなったことだしさ、ほら、この前の映画駄目だったじゃない? だから次の日曜、観に行こうよ!」
「次の日曜かぁ…」

次の日曜はお兄ちゃんも休みだと言っていたから、 いっぱい話せる予定だったんだけど…
どうしよう、伊久実に誘われたけど、お兄ちゃんと話したいな

「ごめん、私その日は用事が…」
「そうなんだ…じゃあしょうがないや、またにしよう」
「うん、ごめんね」

行けなかったことだけじゃなくて、嘘をついていることも含めて謝った。
用事なんてものじゃないのに
いくみの誘いはいつものるのに
断ってまでお兄ちゃんを優先してしまった
そんな私は…

44:はるる◆/M:2015/05/11(月) 21:12 ID:Y7U


「いい?この公式を使って…応用するんだよ。このxに3を代入して…」
「んー……あ、こう?」
「そう、それ!じゃあその式を解いてみ?式の解き方はそんな難しくないだろ?」
「うん…あ、できた!」
「どれ…あ、ここの答えにちゃんと単位つけなきゃ」
「忘れてたぁ…じゃあqをつけて、終わり!?」
「終わり!よしっ、じゃあ休憩!!」
「ほんと!わーいっ!」

お兄ちゃんが来てから40分、ずっと数学をやっていた 数学は好きだけど、苦手で…
やっと休憩になった私は、フラフラとベットにむかい寝転んだ。

「お前、ベットが似合うな…」
「なっ…!それ、ばかにしてるよね!?」
私はガバッと起き上がった。 お兄ちゃんは笑いながらお母さんのおいてったお茶を飲んでた。
そうすると紅茶のカップから唇をはずして話しかけてきた。

「百愛、何でお兄ちゃんが欲しいと思った?」

その言葉に少しビクッとした

「え、えと…その、お兄ちゃんも知ってるでしょ?私の親がすごいの…」
お兄ちゃんはまっすぐこっちを見ながらうなずいた。
その目で全てをみすかせられるようで、目をそらして下へ俯いた。

「だからね、私昔からずっと期待されてきたの。私もそれに答えられるように頑張ろうって…
小学校のときは勉強も余裕だったんだけど、中学にはいってからずっと平均でね。
周りからはもちろん誉められなかったよ。でも私はすっごく頑張って勉強したのにさ、みんな攻めるばかりだもん。
兄弟もいないし、親のことは友達も知っているから愚痴とか言えなくて…
それでね、気軽に話せて甘えられるお兄ちゃんがほしいなって…」
どんどん声が小さくなる。 お兄ちゃんに引かれちゃったらどうしよう…
こんなこと痛いよね、話すんじゃなかったかな…

「百愛…」
お兄ちゃんの声、近づいてくる足音。 やめて、私を切り離さないで
「百愛、俺はどんなことも聞くし、甘えられてもいいよ?喜んでお兄ちゃんするから!」
「え…?」
顔をあげればお兄ちゃんがいつものように笑っていた
「だって俺はこういう妹がほしくてあそこに書き込んだんだよ?」
「あ、う…安心したぁ…」
「だからどんどん言っていいよー」
「うん、安心した。じゃあ、さっそく話したいんだけど…」
いつかは話さなくてはいけないと心で決めていたこと。 心臓の鼓動が早くなっているのがわかる。

「あのこと、勿論おぼえているよね…?」

「………ああ、勿論。」
お兄ちゃんは少し驚いたようで、そう言った
話したかったのは 年前のあのこと、について。 あれは私とお兄ちゃんにとっての一番大きな事件。
二度と思い出したくなかったけど、会ってしまったのだから素直に話したい───────

45:春ル◆/M:2015/05/17(日) 16:03 ID:Y7U


六年前───

私は泰彦さんと遊びたくて、泰彦さんのいえへ向かった。
小さかった私は、暇があり親に許しをもらったときは楽しそうに遊んでくれる、泰彦さんと遊ぶのが好きだったのだ。

その日も暇で、親から許しをもらったので泰彦さんちへ向かった。
今日は何をしようかな、とワクワクしながら。

いつもは玄関からインターホンを鳴らして泰彦さんが出てくるのを待って、泰彦さんが遊んでいいと言ってから家に入るのに…
なんであのときはなぜ玄関が開いていたのか、なんで泰彦さんがいなかったのか、 なんで勝手に家にあがってしまったのか。

泰彦さんちなんてあがりなれている、部屋なんてどこにあるか知っている。
泰彦さんの部屋に入った私はいすに座って前の机の上をみた。
そこで見たのは、ラブレター
そこで私は葛藤した。
なんか心がむしゃくしゃして…
───私はその手紙を破って、くしゃくしゃにして、その場に散りばめた


それからどのくらいそこで立ち尽くしていたか、
その時どんなことを思っていたのかわからない
気づけば目の前には泰彦さんと、泰彦さんと同じ年齢だろう女の人と男の人がいた。
泰彦さんはばらばらになった手紙を見て、慌てて二人を外にだし、何か言っているようだった。
しばらくして大きな声が聞こえたら、急に静かになった。
泰彦さんは涙目で部屋へ入り、私に怒鳴った。

「何すんだよ、くそ野郎!!二度とうちに来るな!!!」

私にはまだ状況が理解できてなくて、まだ立ち尽くしていたので泰彦さんに手を引かれ家の外に出された。

46: らいむ ◆HQ hoge:2015/05/17(日) 18:42 ID:WNs



くそ野郎だなんて・・・ひどいね。と、思ってしまった。

続き期待してる!

47:はるる◆/M:2015/05/20(水) 21:08 ID:Y7U



ありがとう!

でもテスト期間だから、更新遅くなるかもなぁ…

48:縺ッ繧九k◆/M:2015/05/24(日) 17:47 ID:Y7U


莉翫∪縺ァ縺ョ縺願ゥア繝ェ繝ウ繧ッ髮


>>1
>>2菴懆縺九i
>>17繧ュ繝」繝ゥ繧ッ繧ソ繝シ邏ケ莉
>>4縺繧阪>繧阪
>>6
>>20
>>10
>>11
>>19
>>27

49:はるる◆/M:2015/05/24(日) 17:53 ID:Y7U


今までの話のリンク集


>>1
>>2作者から>>17キャラ紹介>>4いろいろ。>>19
>>6
>>20
>>10
>>11
>>27

50:はるる◆/M:2015/05/24(日) 17:55 ID:Y7U


>>28
>>29
>>31
>>32
>>33
>>39
>>42
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51:春ル◆/M:2015/05/28(木) 20:26 ID:Y7U

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「あの手紙、仲良かった子が引っ越して久しぶりに戻ってくるよっていう手紙だったんだよね。あのあと、両親がいってた
お兄ちゃん、楽しみにしてたよね、嬉しかったよね、
でもっ わっ、私が手紙破っちゃって、お友達さんはお兄ちゃんが破ったって勘違いしたんだよね。
それでっ、そのっ、あんなことになっちゃって…」

声が震える、何を言えばいいのかわからない。
お兄ちゃんは今、どんな顔しているのか気になるけど、勇気がでないっ…

「お友達さんもお兄ちゃんも嫌だったよね、あの日は。
私もあの日のことも、お兄ちゃんのことも忘れたくて、
『泰彦さんのことは嫌い』だなんて自分に嘘ついて、自分から嫌おうとして、お兄ちゃんに近づかないようにしてっ…
でも無理だよ、いつも窓の外をみると思い出しちゃって、心が痛くて痛くて…
自分に『泰彦さんのことは嫌い』と何度もいいきかせても、自分にはちゃんと嘘つけないっ、
だって昔から今までずっと、お兄ちゃんのこと大好きだったもんっ…」

勇気をだして顔をあげ、お兄ちゃんをみる。
真っ正面から、ちゃんと。

「あのお友達さんからの手紙、私はてっきりラブレターかと思っちゃって…
泰彦さんに彼女とか思ったらすごいイラついちゃって破っちゃって…!
だって、そしたら泰彦さんと遊べる時間少なくなっちゃうもん!
嫌だったの、もっと一緒に、居たかったっ…!!」

言い切った… お兄ちゃん…

口をあけてポカーンとしている。

やだっ、こんなこと痛いか…!

急に顔が赤くなって、恥ずかしくてまた下を向く。

「こんなの、言い訳、だよね… きっとあのお友達との間にもあれからいろいろあったと思う。
あのときのことはもう戻らないよね。
今になってこんなこといって、もう私のところにこなくてもいいです、ネットで話すのもやめましょう、ね…」


「なんだよ、お前…」


うっ! 怒られる…

「たっく、何回言わせるの?
そんなに俺にかまってほしいの?そんなに何度も俺に言わせといて、こっちも疲れるんだけど…」
「ごめんなさいっ!!」
「謝ってもらっても… いい、ちゃんと聞け、ちゃんと顔あげろ」
「う……」
「前のことは忘れろって何回もいったろ?もう、ほんと何回いわせるわけ? まだ言わせる気なの、百愛?」
「いや、そんなこと…」
「じゃあもう昔のことは口に出すな。
俺は基本怒らないけど、そのことを口にだしたら怒るからな。」
「はい」 「確かにあのあとはいろいろあったけど、そんなことで絶好とかするような仲じゃないってば!
それに俺、頭いいから百愛がなんでそんな行動したのかすぐわかったし!
いやぁ、モテるってつらいよなぁ〜」
「……」
「でも俺も謝らなきゃな。本当は引っ越す前に言いたかったんだけど、そういうの苦手で…
あのとき、『二度と来るな』なんていってごめんな? ほんとうはそんなこと、思ったこと一度もないから」
「お兄ちゃ…」

やばい、泣いちゃう…
あ、もう…

「お兄ちゃんっ、うわぁっ…!!」
お兄ちゃんに抱きつく。
「百愛!?うわぁ、どうした!!」
「よかった、よかったぁ…」
泣く泣く。頬に涙がつたる。
お兄ちゃんは私を包み込むように私の頭に手をおいた。
「俺がそんな酷いこと思うとでも思ってたのか?」
「……うん」
「うわー、百愛酷いな…」
「だってぇ〜」
私の涙はお兄ちゃんのふくまでを濡らす。 喉も痛くなってくる。



私はこの時、6年ぶりに心のそこからモヤモヤがなくなった。

52:◆/M:2015/05/29(金) 17:05 ID:Y7U



これで一章てきななんかは終わりです


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