ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!
カズトラの家。
カズトラ「今日さぁ〜、母さん仕事で夜遅いんだ。」
「ガチャ(家の玄関を開ける音)」
ケイスケ「なっ?近くで川あっから、遊びに行かねぇ後で。」
カズトラ「えっ?あのね、・・・実は、背中にその・・・父さんから、付けられたタバコの傷あって・・・。それを見られるのすごく、嫌なんだ。」
ケイスケ「えっ・・・。」
カズトラ「だから、裸になるのは、無理(汗)
だから、着替えの時こっちは、見ないで欲しい。」
ケイスケ「わ、分かった・・・。」
ケイスケは、コンビニで買ってきた、チョコバナナのお菓子をカズトラにあげる。
ケイスケ「ほら、あーん。カズトラの好きなチョコバナナだぞ?❤」
カズトラ「パク(食べる音)うん!おいし〜。」
千冬「(バジさんが、好きな女ってどんな人?)」
後日、気になって千冬ちゃんは、ストーカーした。
千冬(でも、何故か探しているのに、バジさんに女の影は無かったーーーー・・・。)
次の日、学校にて。
マイキー「ん?バジの好きな奴??知らねーな?いんのか?そんな奴。」
千冬「え?マイキーさんも知らないの!?」
マイキー「そもそも、バジに女の影ねーけど?」
千冬(じゃあ、誰なの!?バジさんの好きな人って!?これじゃあ、辿りつけない!?バジさんがいつも一緒にいるのはーーーー・・・)
カズトラ「今日は、どこ行く?バジ。」
ケイスケ「ん?」
千冬(羽宮・・・カズトラ!)
千冬は、ケイスケとカズトラの後を尾行する。
ケイスケ「そうだな〜、マイキーん家?お邪魔すっかぁ!?ゲームしにな!?」
学校帰り、マイキーの家にて。
マイキー「今日、泊まっていけよ?」
ケイスケ「いーのか?」
カズトラ「決まりぃ〜〜!?」
その夜。
マイキー「3人で風呂入ろーぜ?」
ケイスケ&カズトラ「!」
カズトラ「ごめんっ!?俺ちょっと、体にキズあって・・・見られるの嫌だから、パス!」
マイキー「はぁ?何言ってんだ。お前、男なら体の傷とか気にすんな!?喧嘩のならっ・・・。逆にそこまで気にする傷とか、どんな?だ。」
「スゥ〜(マイキーがカズトラのシャツをめくる音)」
カズトラ「!?」
「パシ(そのマイキーの手を掴む音)」
ケイスケ「カズトラ、嫌がってんじゃん。やめろよ?俺とマイキー二人で、入るからカズトラは、一人で入れよ?」
カズトラ「うん、ありがと。」
次の日、ゲームセンターにて。
カズトラ(おっ?誰かの金かな?下に落ちてる。200円くらいなら、俺が貰っちゃお。)
「ヒョイ(金を拾う音)」
半間「ちょっと待って。そのお金、俺のなんだけど(嘘)今、取ろうとしたよね?」
カズトラ(!バルハラの半間っ!?)
半間「東卍のカズトラ君?店員に言いつけようかな〜?」
カズトラ「えっ・・・それはちょっと・・・。」
半間「じゃ、こっちに付き合ってくれる。」
カズトラ「うん!」
二人は、場所を変えて・・・。
カズトラ「どうすればいいの?お金なら、返すよ。」
半間「こっちの目的は金じゃないんだ。カズトラ君、バルハラの方へ
来て欲しくて・・・❤断るなら、今ここでリンチにかける。」
カズトラ「!」
半間「仲間も電話で呼んで。」
カズトラ(どうしよう・・・そうだ、バジに助けを・・・、)
「バッ(カズトラの携帯を奪う音)」
半間「はい。駄目〜助け呼ぶの。」
カズトラ「返してっ返してよっ??」
半間「おっと・・・、断るなら、この携帯も俺のモンね?♫」
カズトラ(そんなぁ(汗)携帯失くしたって、母さんに言ったら・・・、怒られてもう一回は、同じの手に入らないかも。ヤバいなぁ。)
半間「さぁ、どうしたいの!?カズトラ君っ・・・リンチ&携帯の両方になるけど?」
その、次の日。
ぱーちん「なぁ?マイキー、嘘だよなぁ?話では、カズトラが・・・」
マイキー「ん?」
ぱーちん「バルハラの仲間になったって。」
マイキー「そんな話、聞いてねーけど、マジか?それ。バルハラって言えば、半間だよな。バジ、カズトラから聞いてたか・・・?」
ケイスケ「いや、俺も何も・・・。ワザと俺もあっちに入ってもいいか?」
さっそく、ケイスケはバルハラの半間の元へ、やって来る。
半間「何の用かな?東卍のバジ君?」
ケイスケ「俺もバルハラ入りしたくて、来ました。」
半間「その気持ち、本心かな?じゃあ、ちょっと待ってて。」
ケイスケ「え?」
半間「また、後で呼ぶから♫」
別の場所。
半間「東卍の千冬ちゃん?」
千冬「(何?この人。)何・・・ですか?」
「ドッ(半間が千冬の腹にパンチする音)」
半間「これで・・・よし。ニヤ(笑う音)」
バルハラアジト。
そこにバジは、呼ばれた。
千冬「いやぁあああああ!離してぇーーーー!?」
ケイスケ「え?千冬・・・?何で、ここに・・・。」
半間「バジ君、本当に入りたいならさぁ、千冬ちゃんを
レ◯プして。」
ケイスケ「えっ?」
半間「本心なら、出来るよね?バルハラの仲間になりたいなら、それなりの態度は見せてくれないと。千冬ちゃんのバージンは、バジ君にあげるから、後は皆で回そうか?」
カズトラ(皆で・・・回す?俺も裸になるって事?ヤバい、また嘘つかないと・・・。)
ケイスケ「・・・・・・。」
半間「どーしたの?ほらやって。ん?女の裸見ても逆に勃ってないとか、スゴイね逆に(笑)」
ケイスケ(ん〜〜〜。)
バジは、頭の妄想の中で、カズトラとHしてる様子を想像する。
ナガレ「はーぁ、つまんね〜な。外出てる。」
それを退屈そうに見ていたナガレも興味が無さそうだ。
半間(ナガレ・・・。)
「ビン!(ケイスケのアレが勃つ音)」
千冬「やぁあああああ!?」
千冬は、ケイスケから無理やりの性行為をされるハメになる。
ナガレ「グッチ、こっち来いよ。」
グッチ「(汗汗)」
小学生のグッチは、ナガレに手を無理やり引っ張られる。
(ここから、BL表現注意)
ナガレ「ハァハァハァ。」
グッチ「・・・・・・・・・っ。」
そんな、ナガレはグッチに性的イタズラ中。
その頃、バルハラアジトではーーーー・・・
ケイスケ「ハァハァ・・・っ(最悪だ。別に本心じゃ、千冬とやりたかった訳じゃねーのに。)」
千冬「うう・・・(泣)」
半間「はい、次はカズトラ君!やってみようかぁ!?」
カズトラ「えっ!?おっ・・・俺は無理!!同性愛者だからっ・・・女の体じゃ勃つもの勃たなくてっ・・・!?」
半間「ふーーーーん、そういう事?じゃあ、別のやりたい奴ね。」
バルハラメンバー1「俺俺!俺やるっ・・・!」
千冬「バ・・・ジさ・・・ん。助け・・・て。バジさ・・・ん。(涙)」
ケイスケ「!(千冬・・・・・・。)」
しかし、バジは・・・助けてはくれなかった。
千冬「バジ・・・さん、助け・・・て(涙)」
行為終わり後・・・。
ケイスケ(カズトラ、同性愛者なんて、嘘・・・だよな?千冬をレ◯プしたくねーから、あんな嘘を。)
半間は、カズトラを呼び出した。
半間「さっきの話って本当?同性愛者って。」
カズトラ「う・・・ん?」
半間「だったら、話早いね。実は俺もね、バイセ〜(バイセクシャルの略)」なんだ。弟のナガレは、君と同じ。」
カズトラ「えっ!?」
半間「だったら、男同士のHもOKって事だ?」
カズトラ「えっ・・・あの!?」
ケイスケ「あの、半間君っ・・・カズトラじゃなくて、俺の相手にしてくれよっ!?」
半間「バジ君・・・?って言っても、バジ君は同性愛者じゃないのに?」
ケイスケ「そ、そのっ・・・そういうのに興味はあって。」
半間「あっ、もしかして、バジ君もバイセ〜?」
カズトラ「(バジっ・・・ごめん!?こっちの事、庇う為に嘘をっ・・・!?)」
ナガレ「あれ〜?兄貴、何してんだよ!?」
半間「おっ?ナガレ、いー所に❤俺とお前とバジ君の3Pで楽しんじゃおうか(笑)」
ナガレ「い〜ね❤兄貴。」
カズトラ(どうしようっ・・・バジが!でも、今・・・出てっても(汗)俺の力じゃ、無理だよ。)
コッソリと隠れながら、その様子を伺うカズトラ。
その頃、東卍の方ではーーーー・・・
マイキー「今日、メールが千冬から返ってこねー。」
ぱーちん「う〜〜〜ん?」
マイキー「千冬の性格上、キッチリ、フツーは返ってくるんだよ。何かあったのか?」
三ツ谷「姿も見かけてないぞ。探した方が良くないか?」
ドラケン「おいっ・・・!あれ・・・、」
マイキー「ん?」
皆の前に現れたのは、服がボロボロに破かれた千冬の姿だった。
中は、裸同然の状態だ。
千冬「・・・・・・っ(涙)」
三ツ谷「えっ!?何で裸っ・・・?」
マイキー「!!?」
「バッ(ドラケンが上着を脱ぎ、千冬の上半身にかける音)」
マイキー「何が・・・あった?誰に・・・された?」
千冬「バルハラとっ・・・バジさんにっ・・・うぐ(泣)」
マイキー「バジがっ!?何で千冬をっ・・・アイツ!?」
ドラケン「ひとまず、俺の店に来ないか?ピルが置いてある。」
千冬「うん・・・(涙)」
マイキー「頼んだぜ、ケンチン。」
ぱーちん「それにしても、許せねぇなー?(怒)」
三ツ谷「バジの奴っ・・・。」
マイキー「バルハラに戦い申し込む!もちろん、千冬の件とバジとカズトラ二人も、取り戻す為にっ・・・・・・!?」
こうして、3日後。
東卍&バルハラの戦いが始まる流れにーーーー・・・。
その頃、ケイスケはカズトラを呼び出して、二人で海に来ていた。
ケイスケ「なぁ?カズトラ。隠してた事あったけど、俺な・・・同性愛者なんだ。お前が好き。」
カズトラ「えっ!?そ、そーだったんだ?実はさ、俺もね、隠してた事、嘘ついてたんだ。」
ケイスケ「えっ・・・?」
カズトラ「体に父さんから付けられた、タバコの痕があるって言ってたけど、アレ・・・。」
ケイスケ「!は?それが嘘って、でも何でそんな嘘!?」
カズトラ「体・・・女、だから。」
「チラッ(カズトラ自身で服をめくり、胸をチラ見せする音)」
ケイスケ「!?」
カズトラ「性同一性って言うんだ。これ。それがバレたくなくて。金貯めたら、体も変えようって思ってて。そーすれば、そん時に裸になっても平気だから、それまでは嘘を貫こうって。」
ケイスケ「もうっ・・・これで互いに隠しあいっこナシだな?ニカ(笑顔になる音)」
カズトラ「うん!バジは、いつでも変わらず側にいてくれたね。ありがと・・・!ニコ(笑う音)」
こうして、その3日後。
東卍&バルハラの対決の日。
マイキー「誰だよっ!?千冬レ◯プとか、考えた奴(怒)」
半間「はぁ〜〜〜〜い、俺ね(笑)」
半間は、右手を、あげる。
マイキー「ど〜してくれんだよ!?あれ以来、千冬の奴
男怖がって、現れてくれねーし、メールも無視されてんだよ!?おいっ!バジ(怒)お前もレイプの件は、反省してんのかっ!?」
ケイスケ「・・・・・・(汗)」
マイキー「戦い終わったら、東卍に連れ戻すかんな!?」
半間「じゃ、バジ君とカズトラ君はマイキーの相手よろしく!♫手加減ナシで(笑)」
ドラケン「2対1か、卑怯じゃないか・・・?」
ナガレ「そっちの相手は、こっち!ハデに行こ〜ぜ!?」
「ヒュ(ナガレがドラケンに蹴りを喰らわす音)」
「ヒョイ(ナガレの蹴りをドラケンが避ける音)」
「ヒュ(バジとカズトラがせーので、マイキーにパンチをする音)」
「ヒョイ(マイキーが二人のパンチをかわす音)」
「ドゴッ(マイキーの足がカズトラの首と肩の間に引っかかる音)」
「ドッ(すかさず、バジがマイキーに体当たりする音)」
「ゴッ(そんなバジをマイキーがパンチする音)」
ドラケン(ま、マイキー。チラ(マイキーに視線を移す音))
ナガレ「よそ見すんなよ!?戦い中だぜ!?おいっ・・・。」
「がしっ(ナガレがドラケンの腕を両腕で掴み、前方に引っ張りながら、勢いよく蹴りを放つ音)」
ドラケン(おっ!?)
心臓をめがけて、重いキックが炸裂する!
ケイスケ「うっ・・・!?」
「ブワッゴッ(マイキーの足がケイスケの首〜肩に引っ掛け、そのままケイスケの頭を地面に落とす音)」
マイキー「カズトラぁ!?テメェもだっ!!?」
カズトラ「わっ!?」
「ガッドッ!(カズトラの首〜肩にかけて、足で引っ掛け、同じくカズトラの頭を地面に落とす音)」
カズトラ「ううっ・・・痛ぁ〜・・・っ!?ツウ〜(カズトラの額から、血が流れる音)」
ケイスケ(・・・・・・っ俺も血が出てる・・・。)
マイキー「千冬が受けた、心の痛みはこんなんじゃ、無かったぜ!?分かってんだろうなぁ!?(怒)
まだヤルか?何度も俺の技を喰らえば、その内・頭、使いもんにならなくなるぜ!?」
カズトラ「バジっ(泣)もうっ・・・体、動かせないよぉ(涙)うう・・・。ブルブル(体が震える音)」
ケイスケ(恐怖で体がっ・・・??カズトラっ・・・)
「スッ(ケイスケが、カズトラの前に立つ音)」
ケイスケ(俺は、どうなってもいいから、カズトラだけは・・・守らねぇと・・・!?)
マイキー「もう、戦えねぇってか?なら、いい。
おい、半間。テメェが次の相手だ!!
これで、終わりにすんぜ?」
「ドサッ(ナガレがボコボコにされ、倒れる音)」
ナガレ「ううっ・・・半間兄、悪いっ・・・もうコッチは、無・・・理だ。はぁ・・・。」
半間「ナガレ・・・。仕方ねぇな。ダリィ〜。俺でもう、最後とか・・・ね?」
「ヒュガッドゴッ!!(マイキーが半間の首〜肩に足を引っ掛け、地面に半間の頭を落とす音)」
半間「ピクピク(泡を吹く音)」
マイキー「おっ!?もう、動かねぇな?よし、んなら・・・バジとカズトラは、戻させてもらうぜ?
じゃ、連れて行く・・・。」
「ズルズルズルズル(マイキーに上着を掴まれ、引きずられるケイスケと、カズトラの音)」
何とか、この対決は東卍に軍配があがった。
マイキーの足技に勝てる者が、皆無だった様だ。
次の日、千冬の家の前にて。
マイキーは、千冬にメールを入れ、ケイスケとカズトラを連れて来ていた。
ケイスケ「千冬っ・・・悪かった!?」
カズトラ「本当っごめんっ・・・!」
二人は、千冬の前で土下座した。
マイキー「今は、無理かもしんねーけど、大丈夫そうになったら、戻って来てくれ!千冬。
皆、待ってるからーーーー・・・。」
千冬「んっ・・・ううっ(泣)」
千冬は、涙をポロポロ流す。
しかし、その後も千冬が戻って来る事は、無かったーーーー・・・。
次の日。
東卍メンバー1「バジ、ちょっと顔貸せよ?」
東卍メンバー2「こっちこっち。」
東卍メンバー3「話あんだよ?」
ケイスケ「?」
人がいない場所に移ると・・・
東卍メンバー1「千冬の件、よく戻って来れたな!?」
「ドガッ(バジに蹴りを入れる音)」
東卍メンバー2「東卍の中でレ◯プしたのお前だけだそっ!?」
「ガッ(ケイスケを殴る音)」
東卍メンバー3「そのせいで明らかに千冬が戻って来ねぇーじゃねーか!?」
「ゴッ(ケイスケを殴る音)」
東卍メンバー2「テメェのせいだろ!?」
「ゴスッ(ケイスケに蹴りを入れる音)」
東卍メンバー1「ヒデー事しやがって!?仲間にっ・・・!」
「ガッ(ケイスケを殴る音)」
ケイスケ「かはっ・・・!(口から血を出す音)」
マイキー「で、お前ら何してんだ?」
東卍メンバー1「ゲッ!?マイキーさんっ・・・!?」
東卍メンバー2「何でもねぇ・・・!」
東卍メンバー3「に、逃げろーーーー!?」
マイキー「たく、集団リンチか?おい・・・。」
慌てて、リンチしたメンバー達は逃げて行った。
ケイスケ「なぁ?マイキーっ、俺っここにいない方がっ・・・?メンバーの空気良くねーし、千冬も戻って来にくい。」
マイキー「俺はさ、アイツらの気持ちも分かる。仲間ヒデェめにあったんだ。それにアイツらだって、ずっとは恨まねーだろ。もうちょい、我慢すればな?
それに、お前が出ていけば、ゼッテー千冬は、戻って来るか?」
ケイスケ「それは・・・。」
マイキー「だったら、お前が出てっても意味ねーだろ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「もっと、千冬と向きあった方がいーんじゃねーか?」
ケイスケ「どうやって!?俺、レ◯プ加害者だぜっ!?」
カズトラ「あのさぁ、バジ・・・だったら、千冬に手紙を書くのは、どう?刑務所に入ってた頃、くれたよね?
アレ、嬉しかったよ。」
ケイスケ(あっ・・・手紙、そうだ。俺、カズトラに手紙を書いてたん・・・だよな。)
カズトラ(俺とカズトラで小学生の頃、バイク店で盗みがバレて捕まった。)
カズトラは、自分だけのせいにして、バジは早めに外に出れた。その時、手紙をバジは書いていた。
カズトラ(あの頃も女だったけど、コスモって奴現れて、女だってバレない様にしてくれたんだよな〜。)
東卍の皆で千冬に今、伝えたい事を書いた。
それを読んだ千冬はーーーー・・・
「カサッ(千冬が手紙の中を開く音)」
千冬「ううっ・・・ひくっ、」
涙を流したーーーー・・・。
千冬(本当はっ・・・戻りたいよっ!?でもっ怖くてっ戻れないっ(泣)バジさんの事はっ好きだけど・・・うくっ。あんな初めては、嫌だった(涙)今でもフラッシュバックで時々、嫌な記憶思い出しちゃうしっ・・・。)
手紙には、こう書かれていた。
手紙の内容「早く戻って来れたらいーな?マイキーより。
また、千冬と話したいなぁ〜。🐅カズトラだよ☆
皆で待ってるぞ?ドラケンより
千冬と会いたいなぁ?ぱーちん
無理だけは、すんなよ?三ツ谷
俺が悪かったから、千冬は悪く無いから、自分の事、思い詰めんなよ?バジより。」
それから、2年後・・・。
カズトラ「ね?見て、バジ?俺さ、ついに体・・・男になったんだ!じゃんっ!?」
カズトラは、バジの前で裸になって見せた。
ケイスケ「おっ、いいじゃん?良かったな(笑)裸になるの平気なんだもんな?」
カズトラ「これでもう、嘘つく必要が無くなった。スッゴーイ嬉しいよ!」
ケイスケ「なぁ、改めて言うのも何だけど、さ・・・俺と付き合うのとか、無理なんかよ・・・?なぁ。」
カズトラ「え?バジと・・・、えっとね・・・俺さ、千冬が好きなんだ。
女が良くって。」
ケイスケ「!そ、そうか。そうだよな、
無理言って悪い・・・。もし、万が一気が変わったら、そん時はずっと待ってるから。」
カズトラ「うん。」
高校生になった東卍メンバーは、こうして、その後も交流を続け・・・
マイキー「東卍オフ会イェ〜イ!?」
またも、約束場所でメンバーが集合する。
その場には、カズトラ、ケイスケ、ぱーちん、ドラケン、三ツ谷もいる。
すると、まだ誰かが来た。
「スッ(何者かが、姿を見せる音)」
千冬「皆っ・・・!久しぶり!?」
皆「ちっ・・・千冬っ!!?」
マイキー「き、来てくれた・・・のか?」
千冬「うん。」
ぱーちん「もう、大丈夫なんか?」
千冬「大丈夫・・・何とか。」
カズトラ「久しぶりだけど、変わってないじゃん!?」
千冬「うん!あの後、カズトラ君も何回か手紙ありがとう。」
ぱーちん「今日は、最高な日だなぁ!?」
ドラケン「また、こうして揃うの久しぶりだな。」
三ツ谷「写真、撮ろうぜ?」
マイキー(俺達の東卍は、またここから新しく始まる・・・!)
久しぶりにメンバーが揃い、マイキー達は
話したかった事を沢山話す。
千冬の久しぶりの笑顔が、輝いていた。
完結
続きましての、投稿作品設定紹介です!
登場人物
バジ ケイスケ(20歳以上)
オリキャラ・バジ 静香(しずか)(バジと同い年)
(この二人は、夫婦関係です。)
マツノ 千冬(20歳以上)
サノ マンジロウ(20歳以上)
サノ エマ(?)(最初の少し登場)
橘 ヒナタ(少し登場)
ドラケン(最初の少し登場)
三ツ谷(最初の少し登場)
ぱーちん(最初の少し登場)
オリキャラ・河野(こうの)ユージ(年齢不明)
橘 ナオト(警察官として、登場)
今回は、タイムリープはナシ。
ホワイトコスモもブラックコスモも登場なし。
一部にBL表現あります注意。
バジさんは、千冬と二人でペットショップ「ワンにゃん」を開いてます。
バジ カズトラ(5歳)(今回、カズトラはバジの息子設定)
今回のお話は、とある事件系としての東京リベンジャーズです。
大体の設定説明、完了です。
タイトル【東京リベンジャーズ〜バジトライアングル〜】
バジ ケイスケの結婚式に、東卍の皆は、呼ばれた。
「リーンゴーン(ベルが鳴る音)」
千冬(うわぁ、キレイな女性だなぁ・・・・。)
千冬が見ているのは、ケイスケの結婚相手・バジ 静香だ。
ウェディングドレスを着ている。
バジはタキシードで腕を組みながら、歩く。
千冬「バジさんっ!お幸せにっ・・・!?」
「バッ(バラの花束を渡す音)🌹」
ケイスケ「お〜。千冬。あんがとな?」
マイキー「次、結婚するならケンチンか?エマと。(笑)」
ドラケン「なっ何言って・・・(顔を赤くする。)」
三ツ谷「ラブラブだな?」
ぱーちん「俺ん所だって、幸せだぞ?」
ヒナタ「うわぁ〜、花嫁さん、綺麗だね。」
エマ「いいなぁ〜(笑)」
最後は皆で集合結婚写真をっ・・・・・・!
「カシャ(シャッターを切る音)」
それから、次の日、ペットショップ。「ワンにゃん」
千冬「どうです?バジさん、あれから奥さんとは?」
ケイスケ「ん〜?上手くやってるぜ?後は、子供が欲しいんだけどな・・・。」
千冬「何って名前、付けるんですか?」
ケイスケ「男の子なら、カズトラ!」
千冬「いいですね、カズトラ!格好いい!?」
ケイスケ「だろ?男の子が欲しいんだよな・・・。」
そうして、それから1か月後。
静香「赤ちゃん、出来たわ!」
ケイスケ「本当か?」
静香「アナタの子よ。嬉しいわ。どんな子なのかしら。」
それから、バジの子誕生。
赤ちゃん「オギャアアオギャアア」
生まれたのは、男の子。
カズトラと名付けられた。
千冬「えっ?じゃあ、本当に男の子!?」
ケイスケ「それがそーなんだよ!(笑)最高なくらい嬉しいぜ!?待ってた分、尚更な!?」
カズトラは、成長していった。
0歳➡3歳➡5歳
バジは、とにかくカズトラを可愛がった。
ケイスケ「俺が風呂入れるよ。」
静香「いいの?ありがとう。(すっごく可愛がってくれる。手伝ってくれるし。この人、子供好きなんだわ。)」
ケイスケ(へへっ、小せえーな。)
奥さんそっちのけで、子供を可愛がる。
しかし、周りからはイクメンパパと思われていた。
カズトラ「パパ〜!抱っこ。」
ケイスケ「おう!」
カズトラは、父さんにとにかく懐いた。
カズトラ「パパ好きぃ〜(笑)」
ケイスケ「へへっ!?(笑)」
カズトラは、マザコンと言うよりは、ファザコンだった。
カズトラ「面倒見てくれて、優しいパパが好きっ!」
ケイスケ「俺もカズトラが好きだぜ?休みの日、キャンプしに行くか!?(望んだ男の子も産まれた事だし、後は例の方向通りに進めねぇとな?)」
それは、カズトラが小学1年生の時。
静香「カズトラに携帯持たせる?早過ぎない?」
ケイスケ「今の時代、持たねー方が難しい。それに誘拐されたりもしたら、マズイから携帯で送り迎えしてぇんだよ。後、迷子になった時もあった方が、連絡ついていいだろ?」
静香「・・・。」
ケイスケ「ちゃんと、携帯代は、俺が払っておくから?お前に払わせるつもりもねーよ!?」
静香「・・・。分かったわ。アナタに委ねる。」
カズトラ「?」
ケイスケ「これで、カズトラも使える様になるなぁ!?」
朝は、カズトラを車で学校へ。
「ブォオオ(車が走る音)」
校門の前で降ろす。
カズトラ「バイバ〜イ!パパ!」
手を振るカズトラ。
ケイスケ「またな?」
昼になるとーーーー・・・
ケイスケ「今から、カズトラを迎えに行くから、千冬?店は、頼んだぜ。」
千冬「あ、はい!子供いると、ヤル事増えますよねー?」
ケイスケ「もうっ・・・慣れちまったよ。当然の事で。」
これが毎日のバジの日常。
ケイスケ「よーし、帰んぞ?カズトラ!」
カズトラ「おーっ!?」
「ブォオオ(車が走る音)」
その夜。
ケイスケ「あのな?カズトラ。」
カズトラ「何、父さん?」
ケイスケ「明日の学校の迎えについてだ。」
カズトラ「うん。」
ケイスケ「明日は、父さん無理そうなんだ。朝は大丈夫そうでも、昼は無理になったから、俺の知り合いの友人に頼んだ。」
カズトラ「どんな人?」
ケイスケ「いつも、帽子しててサングラスもトレードマークで、後・・・声が出せないんだ。」
カズトラ「へぇ〜、知らない人だぁ。何で話せないの?」
ケイスケ「何でも、声が最初から出なかったらしい。ただ、携帯のメールでやり取りは、Cメールで可能だ?」
カズトラ「じゃ、パパはCメール使って、お話するの?」
ケイスケ「その通り!つう訳で、よろしく頼んだぜ?」
カズトラ「その人と、どこで出会ったの?」
ケイスケ「ペットショップに訪れた客なんだ。動物を購入してくれて、その後もペットの相談をしたいからって事で、メールアドレスを交換した仲だ。」
カズトラ「お客さん?」
ケイスケ「名前は、河野ユージさん。後、ユージさんは俺に渡したいものも、あるとかで・・・」
カズトラ「え?」
ケイスケ「だから、一度ユージさんの家に寄ってから、家に戻る流れになる。分かったか?」
カズトラ「うん!」
「ピッ(カズトラが手をあげる音)」
そして、次の日。
ケイスケ「じゃ〜な、カズトラ?」
学校の校門の前。
カズトラ「うん!」
「ピッ(カズトラが手をあげる音)」
いつも通りの日々。
「ブォオオ(バジが車を走らせる音)」
その日の昼。ペットショップ「ワンにゃん」にて。
ケイスケ「千冬、今から隣の部屋で用事あっから、客の事を頼んだ。30分くらい、出て来ねぇーから。」
千冬「分かりました!ここは、俺に任せて下さい。(カズトラ君の迎えは、今日はナシなのかなぁ?)」
そして、それから約束の時間。
「ブォオオ(ユージの黒い車が走る音)」
「キキィー(車が停車する音)」
待ちあわせ場所は、学校から近くにある、タコ公園🐙だ。
カズトラ(えっと、確か・・・タコ公園の近くって
パパに言われてた。ここら辺かな?それで、黒い色の車、ん?アレだ!?)
「バタン(カズトラが車に乗り込み、扉を閉める音)」
カズトラ「えっと、初めまして!カズトラです!?ユージさん・・・?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「(声、喋れないって言ってたしなぁ〜?)耳は聞こえるんなら、イエスなら頷いて、ノーなら首横に振っての会話なら、出来ますか?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「えっと、ユージさんって何歳ですか?20?21?22?23?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「あっ!23歳なんですね!?父さんのネットのホームページは観てますか?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「父さん、ペットショップ「ワンにゃん」のホームページも定期的にアップしてるんだ。」
「ブォオオ(車が走る音)」
カズトラ(ユージさんの家に行くの、初めてだなぁ〜。何を渡すんだろ?パパに。)
「キキィ(車が停車する音)」
カズトラ「ここが・・・ユージさんの家??」
周りは、少し民家とは離れた、自然豊かな場所だ。
「バタン(ユージが車から降りる音)」
「クィクィ(カズトラに来い来いと、手で合図する音)」
カズトラ「!」
「バタン(カズトラも車から降りる音)」
カズトラ「待ってぇ〜。」
「とててっ(カズトラがユージの元へ、走る音)」
カズトラ「お邪魔しまぁ〜す、ん?」
ユージ「・・・。」
「ス(お菓子の袋をユージが見せる音)」
カズトラ「あ!それっ・・・チョコバナナ味のお菓子!?何であるのっ!?え?くれるんですか、ありがと〜。これね、すっごく好きなお菓子なんだ(笑)」
カズトラ「まず、中を開けるとお菓子のバナナがあるの。」
「バッ(バナナのお菓子をカズトラが、ユージに見せる音)」
カズトラ「ほら!次に爪楊枝(つまようじ)が出てくるから、これをバナナにグサッて刺す!」
「グサッ(バナナのお菓子が爪楊枝に刺さる音)」
カズトラ「最後に付属のチョコにバナナをつければ、チョコバナナの完成〜!!」
ユージ「・・・・・・。」
「スッチャカ・・・(ユージが手錠を出す音)」
カズトラ「え・・・?(警察の人がよく使う・・・手錠?)何で、ユージさんが持って・・・??」
「がしっ(ユージがカズトラの手を掴む音)」
カズトラ「わぁ!?何するんですか!!?やめてぇぇええええ!?」
「ガチャ(手錠で手を拘束する音)」
カズトラ「誰かぁあああああ!!?(パニック)」
「ペタ(カズトラの口にガムテープを当てる音)」
カズトラ「んん〜〜〜〜〜〜っ!?」
カズトラは、ユージの手に抱きかかえられて、そのまま部屋に連れて行かれた。
手も結束バンドで後ろ手に縛られる。
カズトラ(どっどうしよう!?何がっ・・・あったの?何でっ・・・こんな事っユージさんっ・・・するの?(泣))
怯えるカズトラに対して、ユージは「ニタ」っと笑った。
こうして、バジ カズトラは誘拐&監禁された。カズトラの携帯は、すぐにユージが取り上げてしまう。
カズトラ(パパっ・・・助けてっ!?(涙))
その夜。
静香「アナタ!?大変っ・・・カズトラが帰って来ないの!?」
ケイスケ「そっそんな訳!?どうして?(学校から、待ちあわせの場所、タコ公園まで、距離少しあるけど、まさか・・・その間に!?)
さ、探して来るっ・・・!?」
静香「アナタ!?アナターーーー!??」
千冬「もしもし、えっ!?息子がいなくなった?嘘っ・・・カズトラ君が!?しばらく、仕事は休んでカズトラ君を探すっ!?分かりました・・・。」
千冬は、電話の通話を切ると、すぐに誰かに電話をかける。
千冬「マイキー君!?あの、バジさんの息子がいなくなったそうで、・・・東卍メンバーで探して下さい!?場所、タコ公園付近らしいです!」
マイキー「分かった。メンバーにも、声をかけておく。」
バジも探して、東卍メンバーもカズトラを探したが・・・見つからなかった。
タケミチ「恋人のヒナタの弟が警察官、やってるんスよ。今回の件でナオトが関わる事になって。」
マイキー「千冬、バジはどうしてる?」
千冬「それが・・・探したまんま、電話も繋がらなくて、メールも返ってきません。必死に探して、遠くへ行っちゃってるかも・・・。」
とある夜。
ケイスケ「ただいま・・・。」
静香「ずいぶん、遅かったわね?今まで、どこにいたの?」
ケイスケ「車の中で車中泊しながら、カズトラを探してたんだよ。色んな所を。」
静香「私が怒ってんのは、その件じゃないの(怒)帰れないなら、帰れないってメールくらいしてよっ!?出来るでしょ!?それくらい(怒)」
ケイスケ「カズトラを探して疲れてたんだよ・・・。」
静香「私が一人で家の中で、どれだけ不安だったと思ってるの!?」
ケイスケ「仕方ねーだろ(怒)カズトラ見つけてーんだから!??」
静香「カズトラカズトラって、私の事はどーでもいいわけ!?(怒)まさかっ・・・浮気でもしてんの!?」
ケイスケ「はぁ!?何言ってんだよ・・・(汗)こんな時に・・・。」
静香「何日も何日も、返事無いとかおかしーでしょ!?」
ケイスケ「疑ってるお前の方が変だろ!?」
静香「アナタって本当に私の事には、関心無い!?別れましょ・・・?もう、終わりね。私達・・・・・・。」
ケイスケ「分かったよ、お前が言うなら・・・。」
それから、バジはペットショップ「ワンにゃん」に姿を見せた。
千冬「ばっ・・・バジさん!?ひ、久しぶりです!?」
ケイスケ「・・・・・・っ。嫁と別れた。」
千冬「え!?」
ケイスケ「カズトラの件で揉めた。」
千冬「そんな!?タダでさえ、カズトラ君の件があるのにっ!??」
ケイスケ「なぁ、しばらく・・・一人にしてくんねーか?」
千冬「わ、分かりました・・・。大丈夫・・・ですか?いや、大丈夫じゃ・・・ない、ですよね?(奥さんとカズトラ君、両方失ったんだ。悲しくないわけ、ないよな?それから、バジさんはペットショップに戻って来なくなったーーーー・・・家にも姿を、見せなくなる。)」
一方、カズトラの方ではーーーー・・・
(ここから、BL表現注意)
カズトラ「うう(泣)うゔ〜っ(涙)」
ユージ「・・・・・・。」
犯人から、性的なイタズラをされていた。
カズトラ(父さん助けてっ!?)
目は、タオルで巻かれていて見えない状態だ。
ナオト達。警察署には、ケイスケの元嫁、静香が訪れる。
ナオト「また、奥さんの方ですか?」
静香「わるいですか?」
ナオト「いや、旦那さんは来ないのか?と。(汗)」
静香「あの人とは、別れました。」
ナオト「え?何故ですか。」
静香「息子との件で仲悪くなったんです。」
ナオト「旦那さんにも今回の事件の話を聞きたかったんですが?今、どちらに?」
静香「知りませんよ!別れた夫の事なんかっ・・・?」
ナオト(感情的になって。難しそうだな。(汗)一度も旦那とは、会えていない。)
静香「・・・(怒)」
ナオト「では、旦那さんの携帯番号いいですか?」
静香「教えても、あの人出ないと思いますよ?」
ナオト「何故ですか?」
静香「だって、あの人カズトラの件でも、大事な話出来てないのよ!?メールも電話も繋がんないっ!?」
ナオト「分かりました。では、夫の今いる住所分かりますか?」
静香「えっ・・・知らないわよ。別れてから、関わってない。」
ナオト「では、前に二人で住んでいた住所教えてもらえますか?」
静香「えぇ。場所は、・・・・・・、」
静香は、ナオトにだけ住所を詳しく教える。
ナオト「はい!ご協力どうもっ!(よし、これで夫の元に行ける。)」
「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
ナオト「バジ・・・ケイスケさん、ですか?」
住人「いえ、私はアキラです。」
ナオト「最近、ココに引っ越して来たんですか。」
アキラ「はい。」
ナオト「では、バジ ケイスケという人は、知りませんね?」
アキラ「はい。」
ナオト(バジ ケイスケの足取りは無くなったか。一度も会えずじまいだ。)
ナオトは、また静香に電話をかける。
ナオト「お聞きしたいんですが、ケイスケさんはカズトラ君行方不明の日、どこにいましたか?」
静香「ペットショップ「ワンにゃん」です。」
ナオト「いつも、朝から夕方まで仕事を?」
静香「はい、日曜日以外、毎日。」
ナオト「その日も仕事へ?」
静香「そうよ、私・・・見送ってるわ。」
ナオト「分かりました、どうもです。」
ナオトは、話に聞いた「ペットショップ・ワンにゃん」に訪れる。
千冬「ヒナタさんの弟さん?タケミッチから、話聞いてます!
マツノ 千冬です。」
ナオト「ケイスケさんは、ペットショップの店長ですか?」
千冬「オーナーみたいな。手伝ってくれますけど。」
ナオト「今、いますか?会って話がしたいです。」
千冬「それが・・・あれから、ここに来てなくて。」
ナオト「何故・・・ですか?」
千冬「息子と嫁のダブルの件で、ショックを受けて、一人にしてくれと言われました。」
ナオト「連絡は?その後。」
千冬「ありません・・・。」
ナオト「カズトラ君、不明の日は店にいましたか?ケイスケさん。」
千冬「はい!部屋で用事あるって、30分くらい、出て来ませんでした。でも、その後はちゃんと出て来てます。」
ナオト「外へ、出てた様子は?」
千冬「って、それバジさんの事、疑ってるんですかっ!??」
ナオト「いえ、聞いてるだけです。息子さんの送り迎えは、ケイスケさんがやっていましたが、何故その日は・・・・・・?」
千冬「う〜〜ん、特にバジさんからは詳しくは聞いてません。
その日は、バジさんの用事はあったから、カズトラ君は一人で帰ったんだと思います。」
ナオト「そうですか。(嫁に聞いた話だと、「夫が迎えに行ったんじゃ?」と言っていた。この辺に妙な感じの違和感を覚える。大事な事は喋らないと、嫁は言っていたが、伝えていない事でもあったのか?)」
千冬「?」
ナオト「もし、ケイスケさんが戻って来たら、警察の方で話があると
伝えて欲しい。」
千冬「はい。」
別の日。
タケミチ「それで、ナオト?あれから、何か手がかりあったか?」
ナオト「それが・・・・・・、」
ナオト「全くと言っていい程、見つからなくて。単なる家出なら、戻って来てもいいが、その様子もナシ。金目的の誘拐もナシ。残るは、何処かで遊んでる内に、川に流されたか?事故か?
子供が特に一人になっている時は、危険だ。」
タケミチ「!」
ナオト「そういう時程、大人が側にいないと、危険なリスクが・・・。」
カズトラ不明から、7日後。
カズトラ「ん?目が見える!」
犯人のユージは、カズトラに巻いたタオルを外す。
カズトラ(あ!紙っ・・・何か書いてある!?)
カズトラは、紙の内容を読む。
カズトラ(今から外へ出すが、今までの事は喋るな?もし、今回の事を警察や親に言う様なら死なす!いいか?俺はヤクザ系の者だから、お前を見張ったり出来るし、いつでも死なすのは可能だ。
分かったな!?)
カズトラは、恐怖に震えた。
カズトラ「うん!分かった、言う通りにするよ(泣)だから、家に戻して!?父さんに会いたいよぉ・・・(涙)」
ユージは、また紙をカズトラに見せる。
カズトラ「(周りには、学校に戻る際・・・タコ公園で遊んだ後に近くにある、来た事ない道に入って、そこから迷子になって、少し川の水も飲みながら、自力で何とか外へ出れたと言え?)分かった、じゃあパパの所に戻れるんだね?うゔ(泣)」
場所は、タコ公園。
「スッ(ユージがカズトラを降ろす音)」
カズトラ「うっ・・・うゔっ(涙)」
「バタンッブォオオ(ユージが車のトビラを閉め、走り去る音)」
一方、ナオトは学校の近くで聞き込みをしていた。
ナオト「この子、見かけませんでしたか?」
住人1「その子なら・・・何日前に見たね。いつだったかな?近くの学校の子なのかな?タコ公園の方へ、歩いてたよ。」
ナオト「!(っと言う事は、やはりあの後、タコ公園で遊んでいたのか!?その後、何処へ!?よし、ここだ。近くに何か・・・証拠は?ん?)」
ナオトは、公園の周りを見渡す。
ナオト(ここの周りは、林へと繋がっている。そして、奥には・・・川が流れている、まさか?)
ナオト「ハ!?あ、これは!??携帯かっ!?子供用だ。シールで少し、名前が消えかかっているが・・・。母親は、携帯を持たせていたと言っていた。行方不明の日。電話しても全く繋がらなかった。
川に流されていたのか?土だらけだ。」
あの後、ユージがカズトラから携帯をすぐに奪って、この場所に捨てていたのだ。川に携帯を遺棄していた。
カズトラ「うゔっ・・・。(泣)え〜〜〜〜〜んえ〜〜んん(涙)誰かぁあああああ(泣)」
ナオト「!?子供の鳴き声っ!?まさかーーーー・・・!」
ナオトは、声のする方へ向かう。
ナオト「か、カズトラ・・・君??」
カズトラ「う、うん・・・。カズ・・・トラ(涙)」
その頃、ユージはレンタカー店に訪れていた。
店員「では、7日間の貸した分の代金を払って下さい、この額になります。」
ユージ「コクン(頷く音)」
「タタタ(レンタカー店を出る音)」
ユージ「へへ、上手くいったな・・・?」
「ファサ(ユージが帽子とサングラスを外す音)」
ケイスケ「計画完了だ。(笑)」
そう、ユージはケイスケが作り出した偽物だった。成りすましていたのだ!?
カズトラは警察の方で、話をした後・・・千冬の元へ引き取られる事に。
カズトラ「迷子になってたんだ(涙)」
ユージに成りすました、ケイスケは最初の1日目〜5日までは、カズトラに少量のご飯を与えて、6日〜7日は、ご飯を与えない様にしていた。
ナオト(こんなに、やつれて。よく生きていたな。)
カズトラ「携帯も行く途中でどっかに落として。夢中であるき回ったから・・・えぐっ(泣)」
ナオト「迷子・・・か。」
カズトラは、千冬の元に・・・!
千冬「カズトラ君!?良かった、無事で(笑)」
カズトラ「千冬お兄ちゃん!?」
二人は、面識があり、知り合いだ。
千冬(そして、この後・・・バジさんも戻って来てくれた。何もかも、元通りだ。)
ユージに成りすましたバジは、あの時千冬に用事があると、部屋に閉じこもったが、実は窓からこっそり外に出て、レンタカーを借りてすぐに、カズトラとの待ちあわせ場所のタコ公園の近くまで、迎えに行ったのだ。
もちろん、ユージとして。
ケイスケ「戻って来たぜ〜!か、カズトラっ!?」
カズトラ「!パパ(笑)」
全ては、バジの計画だった。 男児愛であるが故にカズトラを独り占めする為のーーーー・・・。
「ギュ(バジがカズトラを抱きしめる音)」
2人は、笑顔で再会を喜んだ。
ブラックコスモ「へっへっへっ〜、ケイスケを悪人にしたモ〜♫
悪エネルギー吸収!!お腹いっぱいモ〜!次に行くモ〜。」
完結
(後、お詫びがありますが、読んだ人は間違いに気づいたと思いますが、ブラックコスモは登場します!すみませんでした。設定説明でミスがありました。お詫びします。)
続いての投稿する作品の設定説明になります。
前回は、間違えてすみません。
今回のお話は、ホワイトコスモが作った創造の新しい東京リベンジャーズの世界です。猫人間幼女と化した、カズトラが登場します!
その名も「カズにゃんこ(小学生設定)」
猫耳とフリルのアイドル服が大好きな女の子。
この街では、歌うアイドルにゃんことして活躍中。
その他の登場人物。
バジ ケイスケ(高校生設定・ペットショップで働くがその後・・・?)
マツノ 千冬(高校生設定・バジさんと2人でペットショップで働く仲。)
サノ マンジロウ(高校生設定・ユーチューブで動画をあげたり、今現在は、東卍を解散させたが・・・?)
カズにゃんこの女性スタッフ達(アイドルのカズにゃんこをお世話しながら、仕事の手伝いをする、皆カズにゃんこファンのスタッフ達で構成されている。)
橘 ナオト(ここでも、懲りずに警察官役で登場)
花垣 タケミチ(高校生設定・現在は東卍は解散したので、バーガーの店員である。)
全部で、3巻まであるんで、まずは最初の1巻目。
一味違う東卍リベンジャーズの世界をお楽しみ下さい!
(その都度、設定説明も追加する形にします。)
タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編1〜】
ここは、ホワイトコスモが創った新しき世界。
その名も【東リベ町】
神様のコスモは、普通の人間1と、猫耳を持つ猫人間2の2種類を創る。
神様の名は【ホワイトコスモ】
ホワイトコスモ「コスモ〜♫」
東リベ町には、アイドルにゃんこがいる。
その名は【カズにゃんこ】
カズにゃんこ「にゃん!」
語尾には、時々「にゃん」と付けて、猫耳にはリボン🎀を両耳の下に付け、顎の両サイドには、大きな鈴2つをイヤリングの様に吊るすスタイルが、カズにゃんこ風である。
そんな、カズにゃんこのコンサートが今日、開かれる。
マイキー「持たせたな?で、二人の行きたい所って?」
ケイスケ「マイキー、遅せぇな。カズにゃんこのコンサートに決まってんだろ?」
マイキー「か、カズにゃんこ?」
ケイスケ「マイキー、知らなねーのか?カズにゃんこは、若い間じゃ、アイドル的人気だぜ?」
千冬「あの、トレードマークの鈴のイヤリングと、
喋った後の「にゃん」がカワイーんですっ!?」
マイキー「ふーーーーん。」
千冬「ティックタックでブームになってて!?」
マイキー「ふーーーーん。」
ケイスケ「声もロリってて、可愛いーんだ❤」
マイキー「ふーーーーん。」
ケイスケ「マイキー、興味ねーな(汗)」
マイキー「俺、あんまり流行とかどーでもよくて(汗)」
千冬「そ、そーですか。(汗)」
コンサートの中へ、入る3人。
マイキー「スゲェ〜、いっぱい・・・ファンばっかいる。」
ファン1「カズにゃんこ〜❤❤」
ケイスケ「騒いでんな!?いよいよ、始まるなぁ〜カズにゃんこのコンサート。」
「ヒュウ〜〜〜〜〜(舞台の幕が開く音)」
「パッパッパッ(カズにゃんこが複数のライトに照らされる音)」
カズにゃんこ「皆、今日はカズにゃんこの為にコンサートに来てくれて。ありがとにゃん!
カズにゃんこだよっ!?今日は、楽しんでいってね!?
じゃ、始めるよぉ〜〜〜??」
マイキー「カズにゃんこってあれ・・・♀か?ちんちんねー。」
千冬「どこ見て・・・(汗)」
ケイスケ「公式じゃあ、性別はNGになってる。だから、ハッキリ分かんねぇよ。」
千冬「可愛いーんで、どっちでもいーじゃないですか!?❤カズにゃんこ❤」
マイキー「顔は、男の子にも見える(汗)よく、分かんねーな(汗)(女の格好した男の子??)」
カズにゃんこ「応援ソング、「カズにゃんにゃん❤」」
「♫♫(曲がかかり始める。)」
カズにゃんこ「今日も応援ありがとにゃん❤皆の応援ありがとにゃん💝」
カズにゃんこがマイクを持ち、体を動かす度に大きなぶら下がってる鈴が揺れる。
カズにゃんこ「にゃんにゃん応援、嬉しいにゃん🎵カズトラにゃんにゃん幸せにゃん🎵」
ケイスケ「か、可愛い〜❤❤たまらね〜!?」
マイキー「ふーーーーん、お前ら・・・こんなんが好きなんか?まぁ、歌は癒やされるけど・・・(汗)」
カズにゃんこ「皆の笑顔が大好きにゃん💝にゃんにゃんカズトラ応援にゃん♥」
カズにゃんこは、オシリをフリフリ揺らす。そして、尻尾付き!
曲が終わるとーーーー・・・
ファン2「カズにゃんこ最高だぜ〜〜〜〜〜!!?」
ファン3「もう一回!」
ファン4「カズにゃんこ〜〜〜〜〜!!」
カズにゃんこ「次は、これ。カズにゃん音頭♥」
マイキー「ここのファンってロリ好きか、ショタ好きしかいなそ〜だな(汗)」
千冬「そんな事ないですよ!?カズにゃんこのファッションが可愛いから、真似したくて同い年の小学生女児からも、支持されています!今日も、あのフリルの衣装!可愛いです♥」
マイキー「・・・・・・。」
「♫♫(曲が流れ始める。)」
カズにゃんこ「1、2、にゃん🎵3、4、にゃん🎵5、6、にゃん🎵7、8、にゃん🎵」
リズムに合わせて、カズにゃんこが踊る。
カズにゃんこ「こっちもにゃんにゃん🎵カズにゃんにゃん🎵
そっちもにゃんにゃん🎵カズにゃんにゃん🎵
カズにゃん音〜頭🎵祭り〜だよ〜🎵」
踊る度に鈴の音が「りん」と、鳴り響く。
カズにゃんこ「今日は、この2曲で終わりにゃん♥皆、また来てね?
バイにゃ〜〜〜ん👋」
コンサート終了後。
ケイスケ「ここでしか、買えねーグッズ買うぞ!?千冬っ・・・!」
千冬「はいっ!」
二人は、慌てる様にグッズの売られてる場所へ急ぐ!
マイキー「おいっ!?終わったんじゃねーのかよ(汗)お〜〜〜〜〜いっ!?たくっ、行っちまった。仕方ねー、待つか。」
30分後。
ケイスケ「悪い、マイキー。待たせたな?」
千冬「帰りましょう。ニコ(笑顔の音)」
二人は、手に買ったグッズを大量に持ちながらご帰還。
マイキー「腹減った。」
ケイスケ「どっか、寄って食べてくか?」
千冬「カズにゃんこのメイドカフェに・・・、」
マイキー「もう、勘弁してくれよ・・・(汗)」
一方、ここはカズにゃんこの楽屋。
カズにゃんこの元には、沢山ファンからプレゼントが届く🎁
カズにゃんこ「こんなにっ!?」
女性スタッフは、カズにゃんこに届ける。
その一つ一つを、カズにゃんこはチェックしている。
カズにゃんこ「嬉しいにゃん💝」
ファンの手紙も読む。
カズにゃんこ「ファン20番。バジ ケイスケ、カズにゃんこ様へ💝
コンサートに、いつも来てます。ペットショップの仕事してて、疲れてる時いつも、癒やされてます。また、コンサートに来ます。いつも、元気をありがとうにゃんだって?」
女性スタッフ1「この人、絶対コンサートの時も、どんな日もマメに来るよね〜?」
女性スタッフ2「ファンレターの束も、もうすごいよ?こんなに!?」
女性スタッフ3「よっぽど、カズにゃんこのファンなんだね??」
スタッフの中でも知られていた。
女性スタッフ2「中、何入ってたの〜?プレゼント、ケイスケさんから、きてるよ?」
カズにゃんこ「服〜〜〜💝」
「じゃん!(カズにゃんこがスタッフ達に服を見せる音)」
真ん中には、どデカい、水玉のリボンがついていて、フリルもついている。
カズにゃんこ「今日、これ着て帰ろう〜。」
女性スタッフ1「いいねっ!?可愛いいよ!カズにゃんこ♥」
カズにゃんこ「PS・カズにゃんこには、フリルが合うと思って、この服にしましただってにゃん🎵」
女性スタッフ2「好みにさっすが、気づいてるねー??」
女性スタッフ3「それでこそ、ファン!」
カズにゃんこ「ふ、ふ〜〜〜〜ん🎵」
カズにゃんこは、直ぐ様、新しい服に着替えて・・・ご機嫌な様だ。
女性スタッフ3「カズにゃんこ〜?自宅まで、車で送るよ〜?」
カズにゃんこ「はぁ〜〜い。」
カズにゃんこの自宅の場所は、スタッフのみが知る。
ファンには、非公開となっている。
その頃、バジはーーーー・・・自宅にて。
ケイスケ「もっと、カズにゃんことお近づきになりてぇ〜な。そーだ!俺もスタッフになればっ・・・・・・!?」
その3日後。
女性スタッフ1「カズにゃんこ!?新しく入ったスタッフ!」
ケイスケ「バジ ケイスケです。よろしく♥カズにゃんこ。」
カズにゃんこ「あれ?もしかして、ファンの人??」
ケイスケ「(スゲェ、目の前にカズにゃんこがいる!?)あ〜、そうだよ。ファンのバジ ケイスケ♥これからは、君の為にスタッフの仕事を頑張るよ。よろしくね。」
カズにゃんこ「うんっ!!」
ペットショップの仕事は、千冬に全面的に任せる事にした。
千冬「俺なんかが、バジさんの代わりを?バジさんは・・・?」
ケイスケ「他にやりてー仕事あんだ。」
とは、言え・・・スタッフの仕事は、真面目にこなした。
しつこく、カズにゃんこにはしない。
ただ、腹の中では何を考えているのか誰も分からない。
ケイスケ(車で送っても、すぐに周りに怪しまれるのは駄目だ。どうやるか?よし、良い方法、思いついた。自宅まで、もう少し。)
今、ケイスケはスタッフとして、カズにゃんこを家に届ける最中。
カズにゃんこ「すぅ〜すう〜(寝息の音)」
ケイスケ(ん?カズにゃんこ、眠ってる。眠らせて置こう。可愛いなぁ❤全てを俺だけのカズにゃんこに・・・するんだ。)
寝ているカズにゃんこを見つめるケイスケ。
次の日。
カズにゃんこ、楽屋にて。
ケイスケ「カズにゃんこ?今日もいっぱいファンから、プレゼントきてるよ?🎁」
カズにゃんこ「こんなにっ!?」
ケイスケ「それと、ファンから手作りクッキーのプレゼントも、あるよ🍪」
カズにゃんこ「食べる!」
疑いもせず、クッキーに手を伸ばすカズにゃんこ。🍪
「パク(クッキーを食べる音)」
カズトラ「美味しい〜、あれ?何か・・・ね、眠く・・・。」
「バタ(カズにゃんこが倒れる音)」
ケイスケ(はい、思った通り。)
バジが最初から、クッキーの中に睡眠薬を・・・。
眠ったカズにゃんこを、予めプレゼントが入っていない、大きめのもう一つのダンボールの中に入れる。
そのまま、プレゼントを運ぶ様に見せかけて、外へ出ると
自分の車にまで、ダンボールを運んで、トランクに積んだ。
それ以外の本当にファンからきてたプレゼントのダンボールも、積み荷を押しながら倉庫まで、運び保管しておく。
そして、他のスタッフがカズにゃんこがいない!と
騒ぎ出す!
女性スタッフ1「大変っ!いないのっ・・・?」
女性スタッフ2「カズにゃんこがっ(慌てる)」
どこを探しても見つからない為、警察官を呼ぶ。
そして、そこに橘 ナオトが現る。
ナオト「・・・・・・。」
ナオト「今から、カズにゃんこ不明事件の捜査をする事になった、橘 ナオトです。まずは、一人ずつに話を聞きたいので、部屋でお願いします。」
まずは、女性スタッフ達から・・・。
ナオト「カズにゃんこは、消える前に楽屋に?」
女性スタッフ1「いつも、大体楽屋です。」
ナオト「今日も?」
女性スタッフ1「はい。」
ナオト「消える前、会ってましたか?」
女性スタッフ1「いえ、今日は別のスタッフ・ケイスケさんが主に・・・・。」
ナオト「彼が最後にカズにゃんこと会ってた?」
女性スタッフ1「はい。」
ナオト「分かりました、では彼にもっと詳しい話を伺います。因みに、カズにゃんこは、何か悩んでいた事は?」
女性スタッフ1「そういえば、最近・・・変な事が。」
回想
カズにゃんこ「最近、携帯にね、公衆電話から無言なのきて怖いにゃん(涙)」
女性スタッフ1「きも〜い。」
女性スタッフ2「怖っ!!」
女性スタッフ1(変なファンがカズにゃんこに一方的にやってるって。その時ーーーー・・・)
ケイスケ「最近の携帯は、公衆電話からの着信はNGに出来るよ。ほら、これで大丈夫!はい。」
回想終了
女性スタッフ1「それからは、平気になったけど、今度はプレゼントで🎁差出人不明なの、届く様になって。」
ナオト「何が入ってたんですか?」
女性スタッフ1「それが何も・・・。だけど、余計に、不気味で逆に。(汗)」
ナオト「カズにゃんこは、悩んでいた?」
女性スタッフ1「はい、怖がってました。」
ナオト(不気味なファンからの嫌がらせでアイドルが嫌になっての失踪?だとしても、このタイミングで?急過ぎる。)
ナオト「バジ ケイスケ君。話、いいですか?」
ケイスケ「はい。」
ナオト「最後にカズにゃんこと会った時の様子は?」
ケイスケ「普段通りですが、あの時ファンからの・・・プレゼントをカズにゃんこに見てもらっていました。」
ナオト「!」
ケイスケ「差出人不明なの、またきてて・・・。」
ナオト「カズにゃんこの様子は?」
ケイスケ「怖がってた。」
ナオト「それ、まだありますか?」
ケイスケ「はい。」
ナオト「見せてもらっても?」
ケイスケ「これです。」
ナオト「!これ、女性の字じゃないかっ!?」
ケイスケ「え?無言電話の奴だと、思ってて・・・。」
ナオト「よく、事件で犯人の字を見るんですが、これは女性が書く字ですね。電話とプレゼントの相手は別人では?」
ケイスケ「女の字・・・?」
ナオト「手がかりになりそうなので、これはもらってきます。他のスタッフの話によると、楽屋の窓は開いたままだったと?」
ケイスケ「今は・・・コロナ中なんで、よく開けてます。」
ナオト「どれくらい?」
ケイスケ「大体、1時間。長くて・・・2〜3時間。」
ナオト「外から、誰か入って来た事はありますか?」
ケイスケ「今の所は無いです。」
ナオト「カズにゃんこの携帯は、楽屋に置かれてたんですが、手がかりになるので、こちらも持ってきます。」
ケイスケ「はい、どうぞ。」
ナオト「今日は、皆さん。帰っていいです。お疲れ様でした。」
バジは、車に乗り込んだ。
「バタン(車の、扉が閉まる音)」
カズにゃんこ「ん〜〜〜〜。」
ケイスケ「!(お目覚めかな?)」
「ブォオオ(車が走る音)」
カズにゃんこ「ん〜〜〜ん〜〜。」
バジは、自分の家の部屋にカズにゃんこをーーーー・・・
カズにゃんこ「ん〜〜ん〜〜(震える)」
カズにゃんこは、目には目隠しをされ、手首は結束バンドで後ろ手に縛られ、口には黒いガムテープを貼られていた。
「ぺりっ(ガムテープを剥がす音)」
カズにゃんこ「もしかして・・・ファンの人ですかにゃん?カズにゃんこは、皆の・・・アイドルだからコンサートある。か、開放して欲しいにゃん・・・っっ。」
ケイスケ「もう、俺だけのカズにゃんこだ。(声変えて喋る)皆のモンなんかじゃねぇ!?分かったか?」
こうして、カズにゃんことの同居生活が始まった。
ケイスケ「ほら、ご飯だよ。」
スプーンに持ったご飯を、カズにゃんこの口元に運ぶケイスケ。
「パクッパクッ・・・(カズにゃんこが食べる音)」
カズにゃんこ「カズにゃんこ・・・トイレ。」
ケイスケ「こっちだよ。」
未だにカズにゃんこは、目隠しをされたままなので、ケイスケが手錠で
カズにゃんこを引っ張りながら、連れて行く。
ケイスケ「お風呂の時間だよ。」
「チャプ(二人で湯船に浸かる音)」
膝の上にカズにゃんこを乗せる。
家にいる時は、いつも一緒。買い物に行く時は、牢の中で手錠をかけて
出て行った。
夜になると男女の営みも・・・。
ケイスケ「カズにゃんこっ・・・!?」
カズにゃんこ「・・・・・・(怯える)何?されて・・・るんだろう?」
歳がまだ、小学2年生。
よく、分からない。
一方、ナオトの方では捜査を続けていた。
カメラやドライブレコーダーの確認をしたり、周囲の聞き込みも。
ナオト(入口のカメラには、怪しい者もいなくて、周りのレコーダーにも怪しい人物は、いないか。それどころか、カズにゃんこの姿すら、映ってない。どうやって、カズにゃんこは消えたんだ?
楽屋の開いてる窓から、外に出たにしても・・・窓近くに停車されてた車のレコーダーにも、映って無かった。
こつ然とカズにゃんこだけ・・・消えた?)
ケイスケ「もしもし?警察ですか?俺に話したい事?分かりました。そちらに向かいます。」
警察署。
ナオト「カメラの映像を確認してて、アナタ・・・プレゼントを外へ運んで車の駐車場に向かってませんか?何故ですか?」
ケイスケ「あの日、カズにゃんこがファンのプレゼントを確認してた時、「これは、受け取れないから、気に入ったら持って行ってにゃん」と、言われました。俺は、気に入ったから、そのダンボールだけを
自分の車に、入れたんです。中には、電子レンジが入ってます。」
ナオト「?」
ケイスケ「好みもありますから、カズにゃんこと言っても。気に入らないのは、スタッフ達が貰っていくのが主にルールと言うか・・・。俺以外の女性スタッフも同じですよ、あの時は俺だっただけで。」
次の日。
ナオト(分からない・・・どうやって、カズにゃんこだけが消えたのかが。何度も映像を確認して、気づいた。まさか!?バジ ケイスケのダンボールの中にカズにゃんこが!?もし、彼の言っている話が嘘なら、ありえる。よし、彼の行動を徹底的にマークだ!)
ナオトは、その前にタケミチと会う。
タケミチ「ナオト、どうだ?カズにゃんこの件は?」
ナオト「怪しい奴を今、コッソリ調べてる。」
タケミチ「マイキー君の友人、千冬はカズにゃんこファンで、ぜひとも見つけてくれって。怪しい奴の名前って?」
ナオト「バジ ケイスケ。」
タケミチ「えっ!?それってバジ君!?そんなの、あり得ないッスよ!」
ナオト「知り合いですか。」
タケミチ「知り合いも何も、俺達東卍の仲間でっ・・・。マイキー君の幼なじみっスから!?」
ナオト「花垣君は、ケイスケさんがカズにゃんこのスタッフをやっていたのは・・・?」
タケミチ「しっ・・・知らない!千冬からも聞いてないっ・・・!」
ナオト「(仲間には、言ってない?ますます、怪しい。)
ケイスケさんには、今回の話、秘密にして下さい。」
タケミチ「分かった。」
ナオトは、バジの行動をマーク。
ナオト(今は、ケイスケさんは買い物中。もし、カズにゃんこが家にいるなら、2人分の食材を、買うはず?今日、ケイスケさんが買ったのは・・・野菜と飲み物?家の中で料理でもしてるのか?)
そして、ナオトが調べ続けた末、ようやく・・・。
ナオト(今日は、デパートへ何を?ん?)
ケイスケ「この服、買います。」
ナオト(ケイスケさんが着るには、おかしい女の子モノの服!?彼女もいないのに、変だ。まさかあれはカズにゃんこ用!?)
ケイスケ(!何か・・・見られてんな?俺。
疑われてんのか?あれ、警察かよ?)
ナオト(やはり、カズにゃんこと同居しているのではっ!?だとしても、分からない。これは、監禁なのか!?
その後、意外にも話があると言ってきたのは、ケイスケさんの方からだったーーーー・・・。)
警察署。
ナオト「話とは・・・?」
ケイスケ「俺、嘘ついてましたーーーー(涙)本当は、カズにゃんこをかくまってました!」
ナオト「・・・ん?キョトン。」
こうなる数日前。
ケイスケ「カズにゃんこ、話がある。俺は本当はーーーーバジ ケイスケだよ(泣)隠してて、ごめん。ポロポロ(涙)」
カズにゃんこ「!!なっ何でなのにゃん!?そんなっ・・・。」
カズにゃんこの目隠しは、外されている。
ケイスケ「君の事が好き過ぎて、どーにかしてたんだ。でも、もうやめる。」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「その代わり、この事・・・警察には、言わないで欲しい。おかしなファンから、バジにかくまってもらってたって。じゃないと、君の大切な親を死なす。俺は、族だから・・・警察署にいても、そいつらに命じれば出来る。」
カズにゃんこ「かっ・・・開放してもらえるならっ分かったにゃん。(怯える)」
ケイスケ「でも、君の事を愛してたのは嘘じゃないから・・・(涙)」
っと、言うやり取りをしていた。口裏も、この時カズにゃんこと合わせる様に指示。
その後、バジはナオトを家の中に入れ、ナオトはカズにゃんこを確認。
その場でバジは逮捕された。
カズにゃんこは、警察署へーーーー・・・。
警察を家に入れる前に牢と手錠は、捨てていた。
カズにゃんこ「かくまって、もらってたんだにゃん!変なファンが怖くて!?」
ナオト「かくまってもらう前に、警察や親に相談するのが普通では?」
カズにゃんこ「そんな事して、親の方に何かされたりしたら、怖くて!相手が調べるかもしれないにゃん?ダンボールの方法で消えれば、バレないってケイスケさんが考えてくれたにゃん!」
ナオト「何故?今、このタイミングで・・・?」
カズにゃんこ「スタッフのバジさんなら、信用出来ると思って。もう、疲れたにゃん・・・。」
ナオト(監禁では無く、かくまった!?これが、本当ならケイスケさんの罪は、軽くなるな・・・。)
カズにゃんこ「・・・・・・。」
ナオト(だが、本当にそうなのか?その後も二人の話に矛盾点は無く、家の中を調べても監禁の証拠は掴めなかった。
カズにゃんこの体には、アザや栄養問題も見られない。
それが全てだった・・・。)
その後、マイキーとタケミチ達の方ではーーーー・・・
マイキー「タケミッチ、バジが捕まったって?カズにゃんこ、かくまったって?本当かよ?何がどうなってんだ?」
タケミチ「そ、そーみたいっスね!?」
マイキー「そーみたいって、おい!?」
タケミチ「でも、良かったじゃないスか!?カズにゃんこ無事でっ!?」
マイキー「そりゃ、そーだけどよ。(汗)」
千冬「逆にバジさんがスタッフやってたの、何で教えてくれないのかっ・・・そっちの方が気になりますよーーーー!?」
裁判も行なわれ、バジの判決は・・・一ヶ月の同居期間という罪から、1年の服役となった。
カズにゃんこも今はまた、無事アイドルを始めている。
そして、それから・・・1年が経ちーーーー・・・バジ、出所の日。
「ザッ(雑草をバジが踏む音)」
ケイスケ「ん?」
タケミチ&マイキー&千冬「出所、おめでと〜う!」
マイキー「久々に皆でバイク乗らねー?」
タケミチ「いいっスね!?」
ケイスケ「よし、やるか!?千冬!」
千冬「はい!バジさんっ・・・!」
「ブォオオ(皆でバイクに乗り、走る音)」
4人で乗り、走る久しぶりのバイクは格別だった。
そして、アイドルを続けていたそんな、カズにゃんこの元に・・・
カズにゃんこ「ん?」
女性スタッフ1「カズにゃんこ?今日ね、新しく入ったスタッフ来てるの。」
「スッ(その人物が姿を表す音)」
女性スタッフ1「ほらっ?」
ケイスケ「バジ、ケイスケです。よろしく、カズにゃんこ❤」
カズにゃんこ「えっ(顔面蒼白)な、な・・・・んで。(怯える)」
ケイスケ「また、君の為に仕事したくて、戻って来たよ?
ドキドキ(心臓の音)」
カズにゃんこ「!!?ゾク(恐怖する音)」
懲りずにバジは、また刑期を終えたら・・・さっさとカズにゃんこの
元に戻って来た。
カズにゃんこの恐怖は、まだまだ続く・・・?
ブラックコスモ「へっへっへ〜、今日は、ケイスケを悪人にしてやったモ〜♫これで悪エネルギーをまた吸収!
美味しかったモ〜。」
恐怖は、これで終わった訳では無く、まだまだ続くのだ。
続く。
設定説明します。
前回と登場する人物は、さほど変わりませんが・・・
新たにオリジナルキャラの「マナブ」と言うキャラが
今回、登場します。
この人物は、ここでのオリジナル・暴走族グループ「海王(かいおう)」と、言う名に属してる人物です。
東卍の三ツ谷も少し登場します。(高校生設定)
今回は、タイムリープありで
ホワイトコスモも出ます!
前回の続きの第二弾です。
喧嘩も、ややあったりするんでアクションもお楽しみ下さい。
では、説明は終わりにします。
タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編2〜】
女性スタッフ1「バジ君!出所おめでとう〜!」
ケイスケ「ありがとう。」
女性スタッフ1「カズにゃんこに、頼まれてかくまって、あげてたって?」
女性スタッフ2「それなのに、刑務所に1年とか、酷いよねー?」
ケイスケ「カズにゃんこを守る為なら、これくらい。」
カズにゃんこ「フルフル(体が震える音)」
女性スタッフ3「バジ君、優しいよね!?」
女性スタッフ1「カズにゃんこ、震えてるよ?どーしたの?ほら、バジ君、戻ってきたよ?」
カズにゃんこ「な、何でもないにゃ(怯える)」
昼休み。
カズにゃんこと女性スタッフだけがいて、ケイスケはいない状態。
カズにゃんこ「皆、本当はカズにゃんこ・・・バジさんの家でっ・・・!?」
「コンコン(ドアをノックする音)」
カズにゃんこ「!?」
ケイスケ「あれ?何か・・・俺の名前言ってる?何?何の話してるの?俺も一緒に聞きたいな?カズにゃんこ❤」
カズにゃんこ「ばっ(汗バジさんの家で、かくまってもらってた時、すごく優しくしてもらってたにゃん!(嘘))」
女性スタッフ1「そ〜なんだ?良かったねー!」
女性スタッフ2「バジ君、優しいもんね!?」
女性スタッフ3「カズにゃんこの味方だもん!」
カズにゃんこ(どうしようっ・・・本当の事を言うの、やっぱり怖い!誰も信じてくれないかもしれないにゃん!やめよう・・・。)
バジが今回、戻って来たのはいずれは、カズにゃんこと
監禁では無く、結婚をしたかったからだった。
女性スタッフ1「そーいえば、バジ君って中学の頃
どんな感じだったの?」
ケイスケ「(ヤベェ、暴走族やってるとは、言えない。
よし、ここは・・・。)いやぁ〜、中学の頃はよくヤンチャなガキで、バカやって遊んでたよ!」
女性スタッフ1「へぇ〜、そうなの?ガリベンっぽく見える。」
ケイスケ「もちろん、その後は真面目に勉強もやってたよ?」
カズにゃんこ「・・・・・・。」
ケイスケ「眼鏡なんかも、かけちまったりして?」
女性スタッフ2「え〜?卒業アルバムのバジ君、見たーい!?」
女性スタッフ3「今度、見せて〜!」
ケイスケ「(中学の頃は、留年しちまったから、真面目に成らざるおえなかった。)携帯にある。中学の頃の写真!これ!」
女性スタッフ1「えっ!?これ、バジ君!?」
女性スタッフ2「本当にガリ勉〜!」
女性スタッフ3「ふふ(笑)思ってた通り〜。」
バジが女性スタッフに見せたのは、眼鏡をしてて頭も、真面目なスタイルになっていた頃の写真。
ケイスケ(スタッフの面接でも、眼鏡かけていったからなぁ〜。さすがにヤンキーです、なんて言えるかよ。)
その夜、マイキー達の方ではーーーー・・・。
マイキー「東卍オフ会!ん?バジがいねーな?バジは、どうした?」
千冬「それが・・・今日もアイドル・カズにゃんこのスタッフの仕事で来れない、と。(汗)アイドルは、テレビで
引っ張りだこで休みがないんだと。」
タケミチ「CMでは、どこのチャンネルもカズにゃんこだらけっス。音楽チャンネルとかも。スタッフのバジ君も、大変なんスね!?」
三ツ谷「俺等も東卍チャンネルって、ヤンキーである正体は、隠して
やってるけどな。こんなの、やりましたコ〜ナ〜つってな?」
タケミチ「ヤンキーって最初から、バラしちゃうと周りからのイメージ悪いんスよね(笑)じゃ、マイキー君。今日もバジ君は抜きで、東卍チャンネルやりますか?」
マイキー「あぁ、じゃあ・・・今日は、スケボー初めてやりました、な?皆で、やんぞ?」
ここのホワイトコスモが創った、世界のルールでは
さほど年齢は、関係なく結婚出来る。
「結婚書」と言って、本人の同意しました、のサインは必要だ。
そこには、◯◯さんと結婚したいの表記の下に本人サインとして、
手形を押す。(印鑑でも可能)
これで成立するのだ。
だからこそ、バジもカズにゃんこと両思いになる必要がある。
かつての東卍は、マイキー達が中学を卒業するまでは、主に喧嘩主体グループだった。
回想
マイキー「もう、三年は卒業だな。皆に話したい事がある。
喧嘩主体だった東卍は、これからは生まれ変わる!
これより、東卍はユーチューブを使った、チャンネルグループだ!」
タケミチ「主にチャンネルで、何やるんスか?」
マイキー「東卍メンバーがやってみた事ないのを、始めるコーナーだ。」
千冬「いいですね!?」
マイキー「リクエストあったら、どんどんやっちまうぞ!?もう、大人になりてーからな?その為には、これがいい。」
タケミチ「マイキー君(泣)これからも、メンバーは変わらずっスね!?(笑)」
回想終了
東卍チャンネルでは、これまでも料理コーナーや、マシュマロキャッチコーナーや、千冬のオススメ!漫画コーナーや、三ツ谷ファッションデザイナーコーナーや、リスナーからのリクエスト曲歌うコーナーをやった。
リスナーとの間でのリクエストにも応じながら、楽しめるチャンネルを目指した。
当初は、バジも参加していたが、カズにゃんこの仕事スタッフをしてからは、東卍チャンネルに出なくなった。
「ブォオオ(ケイスケの車が走る音)」
ケイスケ(もう、夜の10時か・・・。)
カズにゃんこの家に到着。
ケイスケ「カズにゃんこ、今日もお疲れ様。これ・・・、」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「プレゼントだよ🎁」
「パカッ(蓋を開ける音)」
カズにゃんこ「黒の鈴のイヤリングにゃんっ!?」
カズにゃんこ「これ・・・欲しいと思ってたヤツ?何で・・・分かったのにゃん??言ってないのに。」
ケイスケ「好きな相手の欲しいもんなら、大体分かるよ(笑)喜んでくれた?君の笑顔が見たくて。ニコ(笑顔)」
カズにゃんこ「うん!嬉しいにゃん。ありがとっ!?またねー?」
「タタタッ(イヤリングを両手に持ちながら、無邪気そうにカズにゃんこが走り出す音)」
ケイスケ「またねー。カズにゃんこ?」
カズにゃんこの家。
さっそく、つけてみる。
「リン(イヤリングの鈴が鳴る音)」
カズにゃんこ「うんっ!?いい感じになった🎵(カズにゃんこ・・・バジさんが怖い人なのか、優しい人なのか、・・・よく分からにゃい。)」
次の日。
「ザッザッ(雑草を踏む音)」
「ガッ(建物の開いてる窓から手をかける音)」
カズにゃんこの楽屋に忍び込もうとする、男が・・・・・・
謎の人物(世の中、どいつもこいつもうぜぇんだよ!?消えてなくなりゃいーんだ、クソがよ!?)
彼の名は、マナブ。
手には、小型包丁を所有。
今は、コロナ中なので、窓がよく・・・開いている。この男は、精神疾患を患っている。
マナブ(カズにゃんこの楽屋は、ここか!?)
「カチャ(扉を開ける音)」
女性スタッフ1「え?誰っ!?」
女性スタッフ2「きゃぁあああああ!!?」
ケイスケ「ハッ!?」
女性スタッフ3「知らないっナイフを持った男が入って来たぁあああ!?」
カズにゃんこ「にゃっ・・・!??」
マナブ「カズにゃんこっ!?くたばれやぁあああ!?」
「ヒュ(マナブの小型包丁がカズにゃんこ目掛けて、近づく音)」
カズにゃんこ「にゃぁあああ!!?(目を閉じる)」
「ガッ(その小型包丁をケイスケが掌に受け止める音)」
マナブ「何だ?テメェっ・・・!?邪魔すんなやぁ!?」
「ググッ(小型包丁を掴むケイスケの音)」
「ファサ(ポニーテールしてた髪をバジがほどく音)」
ケイスケ「東京卍カイ・・・1番隊長・バジ ケイスケ」
カズにゃんこ「!??」
「ドガッバゴグギィ(マナブがケイスケに殴られ蹴られる音)」
マナブ(うっ・・・何だコイツ?つ、強ぇ?東卍つったら、ヤンキーじゃねぇか。)
女性スタッフ1「え?え?何起きたの!?」
女性スタッフ2「東卍カイって何っ!!?」
女性スタッフ3「バジ君だよねっ・・・!?まるで、別人みたいっ・・・。」
女性スタッフ1「バジ君って喧嘩出来るの!?嘘〜(汗)」
ケイスケ「ハッガビーン(我にかえる音)」(しっ、しまったぁ〜〜〜!?やっやっちまったぁ〜〜〜!?つい癖が!?)あ、あ〜〜〜〜、実は中学の頃っ、よく喧嘩を売られる体質でっ・・・ボロにされんの惨めで、男は強くないとって思って、そんで俺の中学に喧嘩強いヤンキーいたから、喧嘩教えてもらうべく、弟子入りして強くなった。
そんで、喧嘩も売られなくなって、大丈夫になった所で今は、グループは抜けた!今も交流は、続けてるけどな!?」
女性スタッフ1「へぇ〜、そうだったんだ!?バジ君も、大変だったんだね?」
女性スタッフ2「でも、何か格好いいね!?」
カズにゃんこ「・・・・・・フルフル(震えてる音)」
女性スタッフ3「頼りになるよ〜!ウチら、女子は喧嘩出来ないから!?」
カズにゃんこ「た、助けてくれて・・・ありがとにゃんっ!?」
ケイスケ「うん・・・??」
女性スタッフ1「ねぇ?バジ君に惚れちゃった!?付き合って?」
ケイスケ「すみません。俺、スタッフの仕事したくて。恋愛しに来た訳じゃ・・・ないんです。」
マナブ(クソ!覚えてろよ!?東卍っ・・・(怒))
その後。マナブ、病院にて。
この男は、実はとある族の一人だった。
グループ名は、「海王(かいおう)」
マナブ「カタキ取ってくれやぁ!?東卍って、グループだ!?」
海王メンバー1「東卍?東卍つったら、聞いた事あんぞ?」
海王メンバー2「強いんだってな?マイキーってリーダー。」
海王メンバー3「勝てっかなぁ?」
海王メンバー4「何、卑怯な手使って、勝ちゃあいいんだよ!?」
海王メンバー2「少ない時を狙って・・・。」
そして、マイキーが千冬と二人でいた時。
千冬「はぁ〜〜(溜め息の音)なかなか、バジさんと会えない・・・。」
マイキー「飯でも食いに・・・ん?お、何だ?前から、後ろからもゾロゾロと(汗)」
海王メンバー1「俺らは、海王つー族や。」
マイキー「で?」
海王メンバー2「で、じゃねー(怒)テメェん所のバジ ケイスケに仲間が、ヤラれたんじゃ!?」
千冬「え?バジさんからは聞いてませんけど?」
海王メンバー3「ど〜オトシマエつけてくれんじゃ!?ゴラァ!」
マイキー「喧嘩は、もうやめ・・・、」
海王メンバー1「逃げてもいいんじゃぞ?東卍は、100人にビビッて、逃げたってネットで広めてやる!?」
マイキー「逃げる(怒)って・・・言葉キライだっ!?(怒)」
千冬「マイキー君の背中は、守ります!二人でやりましょう!?」
「バゴッドガ・・・バキィ(マイキーと千冬が、二人して戦う音)」
30分後。
海王メンバー2「ま、マジかよ!もう20しか、いなくなった!?」
海王メンバー4「バケモンかよ、コイツらっ・・・!」
背中を敵に見せないのは、それが命取りになるから。
千冬も千冬で足手まといには、ならない為に。
千冬(卑怯な奴は、卑怯な手でくるんですよね。例えば、どっちかを脅しにかけるとか・・・?)
海王メンバー3「おい!?あっちの金髪の人質にとって、」
海王メンバー1「いや、駄目だ!コイツら守るのうめぇ!?隙を見せねぇ・・・っ!」
海王メンバー4「へっ・・・こんな時の為にバット持ってきて、良かったな!?」
マイキー&千冬「!?」
海王メンバー1「さすがにバットならいけんじゃろ!??」
「ドッドッドッガッ(複数のバットがマイキーの頭を打つ音)」
千冬「まっ・・・マイキー!!?」
マイキー「・・・・・・ツウ〜〜(頭から血が流れる音)」
海王メンバー皆「!?」
マイキー「・・・いってぇな!?(怒)武器使った事、後悔させてやんよぉ!!?」
「ヒュガッドゴッ(足首を相手の首〜肩めがけて、絡めて地面に頭を叩きつける音)」
その後も、マイキーは相手の体を踏み台にして、飛び上がり
「ガッビタン!ガッビタン!ガッビタン!(連続で複数の敵にも同じ技を繰り出す音)」
海王メンバー1「ばっ・・・バット食らって、何でまだそんなに戦えるんだよ!?こっ・・・コイツまさかっ!?」
マイキー「やんのかっ!?オラぁ!!?」
海王メンバー3「弱点ねーのか!?バケモンだろっっ・・・!!」
千冬(しかも、マイキーのこの足技は、相手の体を踏み台にしながらも、次から次の奴に、飛びかかる連続技だから、有利なんですよね。
複数相手にも。)
マイキー「ん?」
海王メンバー1「にっ逃げろぉ〜〜〜〜〜っ!!?」
マイキー「おい!?待てよっ・・・まだ、仲間くたばって、」
海王メンバー2「わぁああああああ!!?」
千冬「駄目ですね、逃げていきます。もう、戦う気、失せてしまったんじゃあ・・・?」
戦いに大事なのは、時に力より、恐怖を与える事でもある様だ。
千冬「マイキー君、危ないんで手当しますよ?後・・・、もしもーし?今から伝える場所で、喧嘩がありました!はい、怪我してる人たくさん、います。今すぐ、急いで来て下さい!ピ(携帯を切る音)」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「けっ、警察きちゃうっ・・・!?マイキー君、逃げますよ!?」
バジの元へ、千冬からメールが届く。
ケイスケ(ん!?ま、マイキーが入院!?何があった?)
この時ばかりは、女性スタッフに頼んで、仕事を休んでマイキーの元へ、急ぐ。
マイキー「よっ!」
ケイスケ「マイキーっ、それ!何があった!?誰にヤラれた!?」
マイキー「海王つーヤンキーグループ。めっさ、卑怯な奴ら。何でも、バジに喧嘩売られただの・・・なんだの。」
ケイスケ「!・・・(カズにゃんこ襲撃事件の男!?アイツっ・・・族だったのかよ!?)カズにゃんこを守る為に仕方なく、喧嘩しちまった!?本当にごめん!?マイキー・・・っ。お前らにまで、迷惑かけるつもりじゃ〜・・・。」
マイキー「別にいーよ。チームの問題は、チームが解決したって事で。」
ケイスケ「お詫びにこの・・・カズにゃん団子のお菓子を・・・」
「スッ(カズにゃんこの顔が、型どられたお菓子を渡す音)」
マイキー「帰れっ(怒)💢」
千冬「あっ、バジさんも来てくれたんだ!?久しぶりです。」
ケイスケ「ちっ千冬?来たのか。」
千冬「あっ!?それっ・・・カズにゃん団子のお菓子じゃないですか!?いいなぁ〜〜〜?」
ケイスケ「楽屋に置かれてたんだ。美味しいぜ?」
マイキー「千冬、食うならやんぞ?」
ケイスケ「何でだよ!?マイキー!お前にあげた奴だろうがっ!?」
千冬「じゃ、貰います。」
ケイスケ「千冬・・・(汗)」
東卍メンバーのチャンネルだけじゃ無く、カズにゃんこも自身のチャンネルを持っていた。
カズにゃんこ「カズにゃんこのなりきりチャンネルだにゃん!?🔔」
動画を配信中(リアルタイムで。)
カズにゃんこ「今日もファンがどれだけ、カズにゃんこになりきれてるかを、紹介していくよ?まず、一人目のファン・NO3・ももたんさん。
見てみて〜、これ💝耳のリボンの感じと耳下のイヤリングが、とってもキュート💗なりきり度は、80にゃん!」
次のファンからの画像が紹介される。
カズにゃんこ「次のファンは、NO15・ヨシカズさん!わぁ、すごぉ〜い!💗耳の色のリボンの色、同じにゃん!?耳下は・・・アレンジ?
なりきり度としては、50にゃんだけど、アレンジ度なら90にゃんいくよ!💝パチパチパチ(手を叩く音)」
次のファンの画像に移る。
カズにゃんこ「次のファンはNO・20・ケイスケさん!
すごぉ〜い!?どこからどこまで、カズにゃんこのまんま💖
なりきり度は・・・100点にゃん!?服まで、同じの持ってるにゃん!(笑)よっぽど、カズにゃんこ見てくれてるんだね💗100にゃん
いったファンには、カズにゃんこからサインとカズにゃんこのパンを届けよ!バイにゃ〜ん!👋」
次の日、カズにゃんこの楽屋にて。
女性スタッフ1「ねぇ〜?バジ君、昨日のなりきりチャンネル、観た?」
ケイスケ「!」
女性スタッフ1「あれ、バジ君も出てたよね?可愛かったよ?(笑)」
ケイスケ「カズにゃんこの・・・ファン歴、長いもんで。つい、その・・・俺もやってみたいなぁ〜って。100点もらえて、サインとかパンも、貰えたんで満足です!」
女性スタッフ2「カズにゃんことバジ君って、お似合いだよねー?付き合えばいーのにっ・・・・・・。」
そんな人気アイドル・カズにゃんこだったがーーーー・・・
次の日、とある雑誌に衝撃の見出しがっ!!?
「カズにゃんこは元男の子!?衝撃の真実!!」
「ポト(ケイスケが読んでる雑誌を床に落とす音)」
ケイスケ「嘘・・・だろ?何だよ、これ・・・。カズにゃんこが元男の子って!?」
そこには、男の子だった写真まで、載せられていた。性別を変えて、その後・・・男の子になっていたと!?当時のクラスメイトも、カズにゃんこは「カズトラ」って名前だったと、バラしていた。
周りからは、早くも驚きと悲しみの声が寄せられる。
ファン1「ファンだったけど、元男の子とかショック。ファンやめる。」
ファン2「今は女でも、子供産めないって事だよな?結婚したいくらい好きだったけど、無しだな。」
ファン3「ごめん、元男の子って言うのが無理。」
特に男ファンからの失望が大きく・・・。
ファン4「別に性別とか、どーでも良くない?カズにゃんこは、カズにゃんこだよ!?」
女ファンは、庇ってくれる人も多かった。
カズにゃんこ「なっ・・・何これにゃん!?(顔面蒼白)何・・・で。」
テレビに出ているアイドルにとって、こういう話は、アイドルを続ける上では、かなりの大ダメージになる。
その後、カズにゃんこは家から、出て来なくなった・・・。
女性スタッフ1「バジ君っ、大変なの!?カズにゃんこがっ・・・メールも電話も出なくて!?」
女性スタッフ2「ど、どうしよう!?」
ケイスケ「俺っ・・・カズにゃんこの所に行ってきます!」
慌てた様子で、バジは車でカズにゃんこの自宅へ向かう。
ケイスケ(ファンは、男が多いから・・・ライバルは、一気に減ったな。逆にこれ・・・カズにゃんこと両思いになれるチャンスじゃねーか?)
一方、コンビニではーーーー・・・
店員「ちょっと!やめて下さいよ!?」何すんですかっ・・・?店の雑誌を!?
「バッバッバッ(1箇所に雑誌を集める音)」
マイキー「よし、これで・・・全てだな?火ぃ点けろ。」
「ポィボワァアアア(雑誌が焼かれる音)」
店員「おっ・・・お客さん!?」
千冬「べ、弁償代の金です!?」
店員「えっ・・・(汗)」
マイキー「さ、千冬・・・。次は、別のコンビニの雑誌だ!?行くぞ。」
マイキー達、東卍はコンビニに売られている雑誌を、炎で焼きながら、歩いていた。
カズにゃんこの自宅にて。
カズにゃんこ「うっ・・・ううっ・・・(泣)」
「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
「ガチャ(カズにゃんこが扉を開ける音)」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「カズにゃんこ、・・・あがってもいいかな?」
カズにゃんこ「・・・ぐすっぐすっ(涙)」
ケイスケ「あの、雑誌に書かれてある事って・・・?」
カズにゃんこ「ほ、本当だにゃん・・・。」
ケイスケ「今まで、隠してたのって!?」
カズにゃんこ「言うの嫌だったにゃんっ・・・!カズにゃんこは、女のまんまが良かったから。(泣)」
ケイスケ「バレ・・・ちゃったね?これから、どうしたい?アイドルの仕事は・・・。女性スタッフは、皆・・・心配してたよ?」
カズにゃんこ「カズにゃんこっ・・・カズにゃんこは!もうっ・・・アイドルやめるっ!!?(涙)」
ケイスケ「やめる?そっか、後ろ・・・向いて。」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「アイドルの仕事は、続けなくていいから!その代わりっ俺と結婚して下さいっ!?」
「パカッ(指輪の箱が開く音)」
カズにゃんこ「カズ・・・にゃんこと結婚?何・・・で。だって、カズにゃんこは、子供産めないんにゃっ・・・!?同じ結婚生活は出来なっ・・・。」
ケイスケ「それでもいいんだっ!?」
ケイスケ「君とっ・・・君と一緒にいられるなら!俺はっ・・・それで幸せだからっーーーー・・・(涙)」
カズにゃんこ「金の鈴の指輪!?嬉しいっ!?(きっと、結婚したいって言うの・・・この人しかっ・・・!?)」
ケイスケ「・・・?」
カズにゃんこ「分かったにゃん!?よろしくにゃん🎵💗」
ケイスケ「本当にっ・・・??(笑)」
そうして、その後はーーーーカズにゃんこは、テレビにて
アイドルはやめる。
そして、結婚すると、会見した。
周りのファン達は、結婚に驚く者が多かった。
いつから、恋愛していたのか?と・・・。
ファン5「カズにゃんこって、いつから恋愛してたの!?」
ファン6「そんな話、してなかったよね??」
楽屋にて。
女性スタッフ1「バジ君!?カズにゃんこと、おめでとう!?」
女性スタッフ2「すっごくお似合いだよ!」
ケイスケ「ありがとう。」
女性スタッフ3「二人で幸せになってね!?」
ケイスケ「君達スタッフは、これからどーするの?」
女性スタッフ1「私達は、カズにゃんこメイドカフェで、今度は仕事するよ!」
女性スタッフ2「ね?」
ケイスケ「そっか、なら良かった。」
女性スタッフ3「メイドにたまに、二人で遊びに来てね!?」
そして、バジとカズにゃんこの結婚式。
もちろん、東卍メンバーも呼ばれたーーーー・・・
マイキー&千冬&ドラケン&タケミチ&三ツ谷&ぱーちん等等。
女性スタッフも来ている。
ケイスケ「皆、今日は・・・来てくれて、ありがとう。最高のメンバーと会えて幸せだ。この度、カズにゃんこと結婚します!!皆にも、幸あれ!!?」
ウェディングドレスの姿のカズにゃんこがいる。
指には、あの鈴の指輪がはめられている。
そして、結婚式は終わりーーーー・・・。
ケイスケ「ここが、俺達の新しい家だよ!?」
鈴の形をしたドーム型の丸い家。色は、ホワイトだ。
そこで、二人は幸せに生活してゆく・・・が?
マナブ「バジっ・・・ケイスケ!?」
ケイスケ「ハッ、クル・・・(振り返る音)」
「パァン(ケイスケが銃に撃たれる音)」
ケイスケ(う・・・そ、だろ・・・?コイツ・・・あん時の・・・!?)
マナブ「ニヤ(笑う音)」
カズにゃんこ「どっ・・・どうしたのにゃん!?」
ケイスケ「くっ・・・来んなぁああああ!?カズにゃんこっ・・・!?」
カズにゃんこ「えっ・・・?」
「パァン(カズにゃんこも撃たれる音)」
ケイスケ「かっ・・・カズ・・・にゃんこっ・・・。」
カズにゃんこ「!」
「パタ(カズにゃんこが倒れる音)」
マナブ「へへっ!やっと二人殺せたぜ!?幸せになんかさせるかっての!?(笑)」
ケイスケ「カズ・・・にゃんこっ・・・?」
バジは、倒れるカズにゃんこの元に体を引きずりながら、近づく。
手を伸ばし・・・カズにゃんこの手に触れる。
ケイスケ(何でっ・・・こうなっちまったんだろう!?あん時に、この男殺して置いた方が良かったのか!?)
次、目覚めた時にはーーーー・・・
ホワイトコスモ「ココは、コスモステーションだモ〜♫」
ケイスケ「え?俺は、死んだはずーーーー・・・。(汗)」
ホワイトコスモ「選択を選ぶモ!新しく輪廻する?それとも、リープする?」
ケイスケ「じゃ、じゃあ!?リープの方で!!」
死ぬ3時間前に戻る。
ケイスケ「かっ、カズにゃんこ!?今からココを早く出るぜっ!デート行こう!」
カズにゃんこ「な、何でいきなりにゃん!?(汗)」
ケイスケ「いいからっ・・・!!」
こうして、俺は・・・カズにゃんこを守るべく、リープしながら生きる事になった。
続く。
タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編3〜】
リープは、したもののマナブは、二人を始末するべく、二人の新居にスタンバイしている。
マナブ(いつ、帰って来るんだ!?クソッ!)
マナブは、あの1件以来、海王から追い出されていた。
マナブ(全部っアイツらのせいだ!?上手くいかなったのも、そーだ!?アイツらのせいでっ・・・。)
ケイスケもマナブの件を考えると、新居にはデートに出たまま、戻れずーーーー・・・
カズにゃんこ「?」
ケイスケ「そーだ。(メールで、マイキー?助けてくれ。新居に銃持ったヤバいが奴いる。)」
メールを確認したマイキーは・・・
マイキー(銃持ったヤバい奴?よし、タケミッチに・・・。バジの新居近くに銃持ったヤバい奴がいる。ナオトに頼めねぇか?)
タケミチ「(マイキー君からだ。ナオトにその件、伝えてっと。)ナオト?メール見たか?今から、バジ君の新居の住所に行って来て欲しいんだ。」
電話で、そう伝えるタケミチ。
ナオトは、バジとカズにゃんこの新居に足を運ぶ。
相手が銃を持っていると言う事で、顔にも強化ガラスを取り付け、銃を持ちスタンバイ。
ナオト「(何処だ?いた・・・あの男か!?)そこの君っ!?何しているっ!?じっとしていなさい!」
マナブ「!ヤベっ・・・サツだ!逃げろっ・・・!?」
「パァン(マナブがナオトに銃を撃つ音)」
ナオト(くっ・・・撃ってきたな?正当防衛で・・・、)
「パァーーーーーン!(ナオトが銃をマナブに撃つ音)」
マナブ「うっ・・・!?」
こうして、マナブは警察へ・・・・・・。
ナオト「何故っ、町人が銃を持っている!?違法だと知ってるはず。」
マナブ「くっ・・・売ってもらったんだよ。ネットの奴にっ・・・!?」
ナオト「相手の名前はっ・・・?」
マナブ「明司 タケオミ?」
ナオト「!明司タケオミ・・・?この男の名は、ヤンキーグループの梵天(ぼんてん)のリーダーの兄の方か。
女リーダー・センジュとハルチヨもいる3兄妹。」
マナブ「つっても、そいつの話だと、名だけ嘘って言ってるから、本名までは分かんねーよ。銃も直接、受け取ったんじゃなくて、荷物として自宅に郵便で届いた。」
ナオト「名だけ、知り合いのを使っている?」
だが、ナオトが調査してもタケオミの知り合いから、怪しい人物を見つけ出す事は、出来なかった。
ナオト(未だに分からずじまいだ。薬物の売り買いにも、ネット上では、この男の名が使われている、と言うのに・・・。)
一方、無事にバジとカズにゃんこは新居に戻る。
カズにゃんこ「あっ!あれっ・・・?何か、血みたいの出てきたにゃん!?」
ケイスケ「!股の下から、何だっ?何かの病気かっ!?マズイ!病院へ、行こう!カズにゃん(汗)一緒に行くから?俺もーーーー・・・。」
病院にて。
すると、女の先生は・・・。
女医「月経です。」
ケイスケ「何の・・・病気ですか?それは。」
女医「女の体なら、必ずくる現象ですよ(笑)」
ケイスケ「では、病気じゃないんですね。良かったぁ〜。」
カズにゃんこ「にゃにゃあ〜(笑)」
ほっとした様子の二人。
新居に戻り・・・。
ケイスケ「けど、おかしいな?月経って、妊娠出来るんじゃあ?」
カズにゃんこ「!あの・・・実はね、信じてもらえないかもしれないけど、一度、二人、死んでるにゃん!?その後、コスモって言うのが現れて、この体にしてくれたにゃん!」
ケイスケ「!(それ、じゃあ・・・あの記憶・・・俺の気のせいじゃねぇ!?)同じだ。俺もコスモって奴に会ってーーーーつっても、この話を皆に言うのは、やめよう?信じてもらえない。」
カズにゃんこ「分かったにゃん!」
ケイスケ「でも、ヤベェよな?待てよ?これで、二人の間に子供出来たら、何って会見すれば、いいんだ?元男の子のはずなのにって。(汗)」
バジは、携帯でカズにゃんこの元男の子の情報を、調べたがそこには何故か、その件のワードが出てこなくなっていた。
ケイスケ(あれっ・・・??)
その別の日。
バジは、マイキーと会っている。
ケイスケ「なぁ?マイキー、カズにゃんこが元男の子って件・・・、」
マイキー「は?何言ってんだ?カズにゃんこは女の子だろっ!?」
ケイスケ「つ〜内容の夢を見たんだ。」
マイキー「ビックリした、夢かよ!?」
ケイスケ(やっぱり、そうだ。この世界、元男の子だって、話が完全に消えてんだよなーーーーだから、もう大丈夫だ。)
一方、タケミチは、ナオトと一緒にいる。
タケミチ「何に悩んでるんだ?ナオト。」
ナオト「それが、事件の事で・・・・・・。以前、カズにゃんことバジの新居で捕まえた、マナブって男から聞いた話ですが、調べていた時
銃の受け取った話になった時、その相手が明司タケオミって人物なんですが、そいつは本名じゃないと。タケオミの知り合いを調べても、怪しい人物を見つけ出せなくて。」
タケミチ「それ!マイキー君のお兄さん・真一郎の知り合いじゃ!?」
ナオト「知ってる男ですかっ!?」
タケミチ「知ってるも何も、ブラックドラゴンのNO2をしてた人!」
ナオト「では、その真一郎さんに、聞いてみてくれませんか?タケオミが過去に何か、犯罪をしていた事は無いか?と。現在も。」
タケミチ「いいけど、何で?」
ナオト「友人になら、こーいう話もポロリと喋ってる場合があります。特に古くからの友人なら・・・。」
タケミチ「そっか、手がかりのヒントには、なるよな?分かった、聞いておくよ!」
タケミチは、真一郎にその話を伝えたがーーーー・・・
真一郎「そんな話、アイツからは一度も聞いてないぞ?何でそんな事、聞いてくるんだ?アイツの・・・。」
タケミチ「彼女の弟、ナオトは警察で、今事件を調べてるんスよ!そこで、明司タケオミのネームがネット上では、使われてるだとか?で。」
真一郎(タケオミの犯罪絡み?・・・長く付き合っているが、そんなの信じられない。よし、アイツを呼び出して聞いて、やってたらその時は、刑務所に・・・。)
タケオミは、過去にヤンキー・ブラックドラゴンNO2をしていたが、今は、梵天という名のグループを結成している。
リーダーは、妹のセンジュ。NO2は、ハルチヨ。NO3は、タケオミがしている。何故?梵天が結成されたかと言うとーーーー・・・
タケオミには、借金があった。
何とかしたかったが・・・グループを新しく創りあげると、裏では
銃の売り買い。薬物の売り買いで稼ごう!と、思いついた為だ。
回想
タケオミ「センジュ、新しく・・・グループ作らないか?昔、ブラックドラゴンだったが、他より強い誰にも負けないグループを、今度は家族で!?」
センジュ「ジブン、東卍ってヤンキーとやってみたい!?いいな、強くなるっ!?」
タケオミ「ハルチヨ、お前はNO2をやりなさい。」
ハルチヨ「えっ・・・?何だよっそれ!?センジュが上とか、ふざけるなよ!?(怒)」
タケオミ「ハルチヨ、兄の命令が聞けないのか??弟のクセして。」
ハルチヨ(大体、いっつもそうだ!タケ兄はセンジュばっかり、特別でっ・・・こっちには!?そんなに妹のが可愛いのかよ!うんざりだぜ。)
センジュ「よ、・・・よろしく。は、ハル兄っ・・・。」
ハルチヨ「・・・・・・(無視)」
タケオミ「ちゃんと、返事しなさい。ハルチヨ、リーダーはセンジュだ。あまり、怒らせるな?分かっているのか?さっきから・・・。」
ハルチヨ「あ〜〜分かったよ(怒)よろしくな!💢」
センジュ「怒ってる声だ。」
タケオミ「全く・・・(汗)」
回想終了
その頃、真一郎の方ではーーーー・・・
真一郎「マイキー、今日はタケオミの所に行ってくるから!」
マイキー「兄貴っ!?(だけど、兄貴は・・・この日何故か、俺とエマの元には、帰って来なかった。)」
何があったかと言うとーーーー・・・
回想
タケオミ「話とは、何だ?」
真一郎「お前さぁ、もしかして犯罪とかしてないよな?」
タケオミ「!」
真一郎「もし、してたらやめろよな?俺はな、タケオミ・・・センジュやハルチヨ、家族がいて、悲しい思いさせて、1番辛い思いをするのは
誰か考えた事あるか?だからな・・・、」
タケオミ(何故、知らないはずの真一郎から、その件が出る?まさか、警察がコイツの元に来て、こっちの情報を探っているのか!?
だとしたら、このまま家に戻るのはマズイ。よしらならば・・・こうなったら真一郎を・・・!)
「チャカ(タケオミが真一郎に銃を向ける音)」
真一郎「!!た、タケオミ!??」
タケオミ「真一郎、一緒に来てもらおうか。でなければ、撃つ。」
真一郎(俺が死んだら、マイキーやエマ達が悲しむ・・・ここは、従おう。)
回想終了
次の日、マイキーの携帯に真一郎から、メールがきた。
マイキー「タケオミと話したら、こっちの誤解だと分かり仲直りした?二人で旅行しに行ってくる??しばらく、戻らないって・・・(汗)」
「チャチャチャチャ〜(携帯の着信が鳴る音)」
マイキー「あ、もしもし?兄貴かっ?バイク店は、ど〜すんだよ!?」
真一郎「マンジロウ、お前が代わりにやってくれ。手伝ってたから、分かるよな?後、タケオミがハルチヨも手伝わせるってさ!だから、二人で頑張ってくれ、じゃ。」
「ピ(真一郎が電話を切る音)」
真一郎「言ったぜ、タケオミ?これで満足か・・・?」
タケオミ「あぁ、満足だ。それでいい・・・・。」
タケオミは、銃を引っ込めた。
その後、タケオミと真一郎は色んな所を転々とした。
センジュの元にも、同じ内容の電話があった。
センジュ「!旅行っ!?もしもし?明兄っ、何で遠くへっ!?いつになったら、戻って来るんだ!?」
タケオミ「まだ、考えていない。」
センジュ「ジブン、ハル兄と一緒は嫌だっ!すぐ帰って来てくれ!?」
タケオミ「どうした?センジュ。そんなにハルチヨがキライか?」
センジュ「キライだっ!?だから、戻って来てくれ(泣)」
「ポタ・・・ポタ(センジュが涙を流す音)」
タケオミ「すぐには、無理だ。ハルチヨには俺から言っておく。」
センジュ(だって・・・だって、ハル兄は、ジブンをっ・・・!?)
ハルチヨ「話、聞いたぜ?タケ兄・・・帰って来ないんだってな?」
センジュ(ジブンに酷い事するからっ・・・!?)
「ガン!(バットでセンジュを殴る音)」
センジュ「うっ・・・!?」
ハルチヨ「丁度いーや。久々にやってやるよ!センジュ?タケ兄が可愛がってるお前を、1番傷つけてやる!?」
センジュ「・・・・・・っ、!」
ハルチヨ「どーだ?久々だもんな。」
センジュ(最悪だっ!こーなるから、嫌だったんだ!?だから、ハル兄なんかキライなんだっ・・・!
ジブンは、ハル兄より、明兄の方が好きだ。こんな事・・・しないから。)
ハルチヨ「ヤラれる側よりは、やる側の方が気持ちいい。タケ兄にヤラれてる時よりかは・・・ハハハ!(笑)」
回想
タケオミ「ハルチヨ!?お前が悪いんだからなっ?いつもミスばかりしてっ・・・!だから、俺はお仕置きとして、こういう事をしないと、いけなくなるんだっ!?」
ハルチヨ「(あ〜〜〜〜〜もう、聞き飽きたんだよ。それは。それしか言えねーのかよ??もう何も感じねーんだよ、クソがよっ・・・。)」
タケオミは、躾と称しての酷い性暴行をハルチヨにしていた。
回想終了
一方、タケオミと真一郎はーーーー・・・
真一郎「タケオミっ!?もうっ・・・こんな事やめろって!?自首すれば、少しは軽くなるっ・・・、」
「チャカ(拳銃を真一郎に向ける音)」
タケオミ「いいか?真一郎。逃げるにも、金が必要だ。お前の分も引き出せっ!?」
真一郎「わ、分かったよ、やればいいんだろ!?やればっ・・・!」
それから、一週間。
タケオミ(逃げるだけでは、駄目だ。では、どうする?そうか、この事件の主犯を・・・全て真一郎にしてしまえばいいっ!そうなれば、俺の罪は、軽くなる。)
崖にタケオミは、真一郎を誘い込む。
タケオミ「今から、こちらの言う通りに書け!でないと、ハルチヨ使って、マイキーを死なす!エマも!」
真一郎「!な、何って書けば・・・?」
真一郎の手紙内容「マイキーへ。 こんな事になってごめんな?事件の主犯は、俺なんだ。タケオミには、無理やり付き合わせて、売り買いする様に命じてた。全部・・・俺の罪だ。」
タケオミ「これから先は、お前の好きな様に書け!?伝えたい事を。」
真一郎「!」
真一郎の手紙の内容(続き)「こんな駄目な兄貴で、ごめんな?俺が死んでもお前らだけは、幸せでいてくれ。それが・・・俺の幸せだ。真一郎より。」
「ポタ・・・ポタ・・・(真一郎の涙の音)」
真一郎「これで・・・いいのか?タケオミ(泣)」
タケオミ「そこから、飛び降りろ。」
「バッ(真一郎が崖下に飛込む音)」
タケオミ「・・・・・・・・・・・・。」
真一郎(マイキー、エマ・・・。)
「バッ(タケオミが真一郎の携帯も投げ捨てる音)」
崖の下は、海になっている。
まず、助からない。
それから、タケオミは地元へ戻った。
テレビのニュースでは・・・・・・
リポーター「今日、崖下の海から、死体が発見され身元は、サノ 真一郎さんだと分かりました。」
マイキー「なっ、何で・・・だよ。(顔面蒼白)兄貴っ!?」
リポーター「崖上の手紙からは、本人のモノと思われる字で?遺書らしき、ものまであります!」
マイキー(兄貴がっ・・・俺を残して死ぬはずがねぇ!?)
その後、タケオミは警察へ自首。
罪は、軽く済む。
エマ「お兄ちゃ〜〜〜〜ん!?(涙)お兄ちゃ〜〜〜〜ん!(涙)」
エマとマイキーは、真一郎の死体と対面していた。
タケオミは、銃の売り買いと薬物の件で2年の罪で済んだ。
主犯では、無い為だ。
真一郎の罪なら、10年だった。
真一郎の死亡から、2年・・・。タケオミは、出所した。
マイキーとハルチヨは、二人でバイク店を、続けている。
一方、バジとカズにゃんこはーーーー・・・
カズにゃんこ「お腹に赤ちゃん出来たにゃん!?」
ケイスケ「俺とカズにゃんこの子が!?これから、家族・・・増えるんだな。男なら、リョースケ、女ならカズみんにしよう!?」
カズにゃんこ「いいにゃん!!🎵」
二人は、幸せだが、こっちではーーーー・・・
マイキー「もう、2年か。兄貴が死んだの嘘みてーに実感がねぇ。」
ハルチヨ「その件だけど・・・、あれ、きっと・・・タケ兄の嘘だぜ?」
マイキー「はっ・・・!?」
ハルチヨ「アイツは、そんなヤベェ奴だ。自分の弟に性交するクズだぜ?本当、ヤバい奴。」
マイキー「それ、本当か?」
ハルチヨ「誰も信じねーけど、タケ兄の怖い一面は、よく目の前で見てる。毎度の事で麻痺る。どーしてあんなクズのする事は、許されて
こっちの罪は許されないのか・・・。世の中、おかし過ぎねーか?」
マイキー「・・・・・・っ!?」
マイキーは、タケオミの家にやって来た。
タケオミ「話とは、何だ?」
マイキー「チヨに、酷い事してるんだって?裏でそんな事する奴、信じられるかっ!?兄貴の事も脅してたんじゃねーか?」
タケオミ「(ハルチヨが言ったのか、あのバカ。後で、お仕置きだな!?)
マンジロウ、記憶喪失なんだろ?」
マイキー「は?」
タケオミ「何故だか、知りたくないか?」
マイキー「さっきの質問に答えろよっ!!」
タケオミ「それはなぁ、真一郎がお前を性交していたからだ。」
マイキー「なっ!?(顔面蒼白)嘘つくな!兄貴がそんな事、するわけねー!?」
タケオミ「嘘なもんか。現に記憶が抜けてるのは、ショックからだ。俺と真一郎だけが知ってる秘密だ。」
マイキー「!!」
タケオミの目的は、マイキーの心にショックを与え、自ら、絶望して死なす方向に向けたいから。
マイキー「上等だぁ!!?(怒)テメェ死なせて俺も死んでやるっ!?💢」
「ヒュ(マイキーがパンチをする音)」
ハルチヨ(マイキーの奴、完全にキレてる!?今、止めに入ってもさすがの力の差じゃ・・・無理だ。)
センジュ「明兄に何するんだっ!?」
「バッ(センジュが二人の間に入る音)」
タケオミ「!センジュ。」
マイキー「邪魔だぁ!?どけっ💢そいつ、ブッコロス!?」
センジュ「駄目だ!明兄は、傷つけさせない!?」
タケオミは、その隙にトイレに逃げ込むと・・・・・・
タケオミ「もしもし?警察ですか?知り合いが、暴れています!今すぐ来てください!?妹もヤバそうで・・・、」
ハルチヨ(ヤバい!サツ呼ばれてる!?今、マイキーが刑務所に入るのは、ごめんだぜ。急いでここを、出ねーと。(汗)」
「がしっ(ハルチヨがマイキーの手を引っ張る音)」
ハルチヨ「マイキー!?出んぞ!?サツが来る!!」
マイキー「まだっ、アイツ殺せてねー!??💢」
ハルチヨ「いいからっ・・・外出んだよ!?」
センジュ「はっ・・・ハル兄!?」
「ダダダ〜(ハルチヨとマイキーが逃げる音)」
センジュ「明兄っ・・・!二人とも、いなくなったぞ!?」
タケオミ「センジュ。今から、この家を出よう。」
センジュ「えっ・・・?」
タケオミ「マンジロウは、真一郎を失い、こちらが何故、兄貴の死を止めれなかったのか、恨んでいる。危険な中、関わらない方がいいだろう。」
センジュ「はっ・・・ハル兄はどうするんだ?」
タケオミ「アイツは、平気だ。マンジロウと仲がいい。さすがに仲のいい、ハルチヨには手を出さないだろう。行くぞ。」
センジュ「・・・・・・。」
タケオミ「(それに、ハルチヨが性交の件を喋ったら、警察にまで喋られると、こちらがマズイ。ここは、何も知らないセンジュと二人がいいだろう・・・。)」
その頃、マイキーとハルチヨは・・・。
ハルチヨ「マイキー!頼むっ!?かくまってくれ!?怖いんだ!?タケ兄が!?あの家に戻りたくなくてっ・・・。」
マイキー「いいぜ?」
ハルチヨは、それからマイキーの元に泊まっていたが、サノ家にある荷物が届く。
マイキー「タケオミから・・・?何だ?」
ハルチヨ「あっ!こん中の俺の私物だ!?けど、何で・・・?」
タケオミから、ハルチヨにメールが届く。
ハルチヨ「これからは、マイキーの元で生きていきなさい?二人で仲良くやるんだぞ?な、何だそりゃ?ま、まさかーーーー・・・。」
二人が行った頃には、明司家は、もぬけの殻になっていた。
タケオミと、センジュは忽然(こつぜん)と、消えた。
マイキー&ハルチヨ「ぽかーーん。」
その後は、電話もメールも変えられたのか?繋がらない。
梵天は無くなったが、新しく「曼荼羅(まんだら)を創る。偽名も使い、久遠(くおん)➡センジュ。昴(すばる)➡タケオミと名乗り、センジュは、右目を、覆い隠し包帯も顔半分、見えなくさせて。女とバレなくする為、声は出ない設定。NO2の昴が代わりに話しをする側だ。」
一方、バジとカズにゃんこは、半年後・・・赤ちゃん・双子が産まれた。
カズにゃんこ「双子だったにゃん!嬉しいにゃん🎵🎵」
ケイスケ「一気に家族、増えたぜ〜♫」
カズにゃんこは、猫型人間なので、妊娠出来る年齢が通常の女性より早い。
その為、小学生でも出産可能だ。
カズにゃんこ「カズにゃんこ、なりきりチャンネル〜🎵アイドルは、辞めたけど、チャンネルは続けるよ!ファンの皆との交流は、これからも大事にしたいと思ったからにゃん🎵🎵」
チャンネルも、変わらず続けている。
その頃、タケオミとセンジュはーーーー・・・ホテルを転々としていた。
センジュ(ジブンは、明兄が恋愛相手としても、好きだ。何とか、その気にさせたいから、お風呂上がりに・・・。)
緊張しながらも、ワザとセンジュは、裸のままタケオミの前に姿を見せる。
タケオミ「!せ、センジュ!?どうした??その格好では、風邪ひくぞ?」
「ファサ(タケオミがセンジュにタオルをかける音)」
センジュ「💢」
「ギュ(センジュが後ろから、タケオミに抱きつく音)」
タケオミ「!・・・センジュ。そうか、そんなに寒かったか、兄さんが温めてやる。」
「ギュム(タケオミがセンジュを抱きしめる音)」
センジュ(ち・が・う!💢💢)
タケオミ「?」
センジュ「明兄のバカぁあ〜〜〜〜〜!!?💢」
「ボグゥ(センジュがタケオミに顎アッパーする音)」
タケオミ「ぐっ・・・!?(な、何故っ・・・怒ってるんだ!!?(汗))」
その日の夜、ベッドでタケオミが寝ていると・・・
センジュ(寝込みを襲撃だっ!?)
タケオミ「んん??」
センジュ「(もう、無理くり性交してやる!!)」
タケオミ「センジュ!?何しているんだ?止めなさい!」
センジュ「ハァハァ・・・!」
タケオミ「・・・。(何故だ?そうか。考えてみれば、センジュも女。性に興味を持つ年頃だ。恋人もいない。)」
タケオミ「性欲が辛いんだな?兄で良ければ、いつでも相手になってやる。」
センジュ「(まだ、恋愛感情に気づいてない!??)明兄のバカぁ〜〜〜〜〜!??」
「ボグゥ(センジュがタケオミに顎アッパーする音)」
タケオミ「ぐぁ!?(何故怒ってるんだ!?何か言ったか!?)」
その頃、タケミチの方ではーーーー・・・
タケミチ「マイキー君、知ってますか?新しく族が出来たって。」
マイキー「出来たのか?どんな奴らだ?」
タケミチ「その、族達・・・ユーチューブしてるんスよ。ほら、これです。ここのーーーー・・・。」
ユーチューブ「曼荼羅(まんだら)チャンネル!弟と兄が、喧嘩主体の生徒を集めてるよ!喧嘩の様子も流してるから、この動画真似してOK!?」
マイキー「何だ?コイツら、顔分かんねーじゃん?」
タケミチ「話によると、弟・久遠は、過去の喧嘩で、目を怪我して見られたくないそうです。兄は、単にサングラスが好きなだけだって。」
マイキー「喧嘩に怪我は、つきものだからな?コイツら、強いのか?」
タケミチ「弟は、強いんだそうっス。」
マイキー「戦ってみてーけど、今は喧嘩辞めてるしな・・・?」
タケミチ「そうっスよ!マイキー君が出るまでも、無いっスよ!」
その頃、タケオミはーーーー・・・
回想
真一郎「タケオミ?今日は、部屋に来いって。いいもん、見してやる。」
タケオミ「いいもん?エロビデオか?」
テレビで鑑賞中。
タケオミ「し、真一郎っ!?これ・・・弟か!?」
真一郎「いいだろう?二人で繋がったんだ。」
タケオミ「・・・・・・。」
真一郎「興奮、しねーか?たまんねぇよな?普通の性交より、脳が興奮するんだ。最高だったよ(笑)」
タケオミ「はぁはぁ・・・(それから、こちらまでハルチヨに躾と称してやる様になってしまった。全ては、真一郎の影響だった。)」
回想終了
タケオミ「・・・・・・夢、か?何故、今更・・・こんな夢を見るんだ?過去のだぞ?」
マイキー達の方も・・・。
ハルチヨ「なぁ?マイキー、タケ兄がお前に言ってた、真一郎の性交の件・・・、」
マイキー「は?性交?何の話だ?ねーよ。そんなのは、冗談きついぜ。」
ハルチヨ(ま、まさか!?ショックでまた、記憶喪失に!?ありえる。
その度に、マイキーは忘れていくのかよ。こっちは消えねーのに。)
ハルチヨは、それ以上、何も話せなかった。
忘れたままの方がいいんだと、思って・・・。
そして、ハルチヨも曼荼羅チャンネルをマイキーに聞かされた。
マイキー「新しく、族出来たみてーだ。」
ハルチヨ「曼荼羅!?」
マイキー「チヨは、梵天抜けちまって、東卍に入っただろ?今は。」
ハルチヨ「こっ・・・これさ、兄妹の勘ってヤツだけど、どことなく・・・タケ兄とセンジュっぽい。」
マイキー「確かか?」
ハルチヨ「髪の色、変えてて顔は、隠してても二人に見える!そ〜じゃねーか?」
マイキー「曼荼羅が出現したのも、丁度二人が消えてから・・・ありえなくねーか?」
ハルチヨ「だったら、生徒に成りすまして曼荼羅の所に!?」
マイキー「行ってみる価値は、ありそーだ。戦いになっても俺は強いから、大丈夫だ。二人で行かねーか?チヨ。」
ハルチヨ「いーぜ。まだ、二人に言いてー事沢山ある。」
こうして、二人は曼荼羅の生徒になるふりをして、行く事に。
約束場所。タケオミとセンジュが待つ場所に、二人は現れる。
マイキー「チャンネルのカキコしたシュージとモルティーです、なーんてな?」
二人は、帽子を外し、素顔を見せる。
ハルチヨ「二人なんだろ?タケ兄、センジュ。」
タケオミ「ま、マンジロウ!ハルチヨ・・・か。」
センジュ「!バレてたのか!?」
ハルチヨ「センジュ、いい加減気づけよ!?タケ兄はなぁ、ヒデェ奴なんだよ!性交したり、真一郎だってタケ兄が何かしたんじゃねーか?」
タケオミ「真一郎の件は、証拠は無いだろう?奴が自分で手紙も書いた。崖上で、見つかった、ボールペンも指紋は本人のだった。俺の指紋は無し。脅したという証拠でもあるのか?」
マイキー「そ、それはねーけど、兄貴が悲しませるって分かってて、死ぬもんかよ!?」
ハルチヨ「そーだぜ!?」
タケオミ「警察に言っても、それじゃ話し合いにならんだろう?ニヤ(笑う音)」
マイキー「くっ・・・!」
センジュ「明兄!性交ってどーいう事だ!?何の話だ!それ・・・?」
ハルチヨ「小学生から、今の今まで躾とか言って、性交してたろ!?」
センジュ「!?」
タケオミ「それも、証拠はあるのか!?お前の話に過ぎない。」
マイキー「話し合いにならねーなぁ!?(怒)分かったよ、テメェをこの場で殺して地獄に葬り去ってやる!喧嘩だ!?」
「ス・・・チャカ(タケオミがマイキー達に銃を向ける音)」
タケオミ「これだから、ガキの相手は嫌いなんだ。すぐに、喧嘩などと。」
マイキー「じゅ、銃!?」
ハルチヨ「何でそんなもん、、持ってんだ??」
タケオミ「自首する前に隠してたんだ。また、必要になると思ってな。」
センジュ「あ、・・・明兄?」
タケオミ「銃と拳じゃ、そっちは勝てない。諦めろ。でないと、撃つ。」
マイキー「そーやって、兄貴の事も脅してたのかよ!?ムカツクぜ!?テメェの思い通りになんか、なっかよ!?(怒💢💢)」
タケオミ「これだから、ガキは嫌なんだ。だったら、ここで逝け!?こちらは、正当防衛だ!」
「グサッ(タケオミが刺される音)」
タケオミ「!せっ・・・センジュ!?」
センジュ「もう・・・明兄やめてっ・・・!?(涙)」
タケオミ「!」
センジュ「これ以上の罪、重ねて欲しくないよ!?ジブンは、好きだった!それでもセンジュに優しい明兄がっ!!だから、ジブンが・・・そんな明兄を止めるんだ(泣)優しい明兄のままでいて欲しいからっ・・・!?」
「バタ(タケオミが、倒れる音)」
タケオミ「うう・・・」
マイキー「センジュ!?」
ハルチヨ「そんなっ・・・隠し包丁かよ!(汗)」
タケオミ「馬鹿は・・・こっちの方か。妹の恋愛感情にも、気付けない・・・なんて、な・・・?」
センジュ「明兄っっ好きだったよ・・・(涙)」
タケオミ「・・・・・・・・・(口に笑みを浮かべ、目を閉じる。)」
タケオミは、死に・・・センジュは警察に自首した。
自首で罪は軽くなり、センジュは10年の刑だった。
ハルチヨは、マイキーの家に、住みながらセンジュの出所を待つと言った。バイク店を二人で続ける。ハルチヨも、タケ兄との性交で歪んで痛だけだから、今後はセンジュとの関係も変化しそうだ。
その頃、バジとカズにゃんこはーーーー・・・
ケイスケ「リョースケ!カズみん?風呂入るぞ!?」
カズにゃんこ「ありがとにゃん🎵(リョースケとカズみんを可愛がってくれて、この人と結婚して、良かったにゃん!幸せだにゃん🎵)」
二人は、幸せな子供ライフを過ごしていた。
ブラックコスモ「へっへっへっ〜真一郎とタケオミとハルチヨを悪人にしてやったモ〜!悪エネルギー吸収!まだまだ、悪人増やすモ〜!」
完結
続いての投稿、作品設定説明です。
登場人物
サノ マンジロウ(中学生設定)
バジ ケイスケ(中学生設定)
花垣 タケミチ(中学生設定・前編には出ない)
ドラケン(中学生設定)
ぱーちん(中学生設定)
三ツ谷 タカシ(中学生設定)
マツノ 千冬(中学生設定・前編には出ない)
新キャラ登場
シバ タイジュ(高校生設定)
シバ 八戒(中学生設定)
シバ ユズハ(中学生設定)
タイジュは、ブラックドラゴンのリーダーです。
しかし、八戒は東卍です。
南 サウス(後半に登場予定・高校生設定)
オリキャラ
クリフ(前編の登場は無し。後半に出ます。高校生設定)
新キャラも新しく加わった東京リベンジャーズの世界観をお楽しみ下さい。
一部と2部に分かれている物語構成になります。
BL表現あります、苦手な方は読まない様にね!
コスモの登場は、目立って出てくる回は、ありません。
では、説明を終わります。
タイトル【東京リベンジャーズ〜TOV〜】
マイキー、バジ、ぱーちん、三ツ谷、ドラケン。
そして、カズトラの6人が東卍を結成したのは、カズトラがブラックドラゴンに目をつけられていたから・・・。
回想〜小学生〜時代〜
ケイスケ「カズトラ〜?今日、俺ん家寄っていけよ?部屋に。お前の好きなチョコバナナがある。食っていけよ。」
カズトラ「じゃ、食べる!さっすが、バジ!気が利くね?」
ケイスケ「いっぱいあるから、沢山食えよ〜?(笑)」
東卍が、ブラックドラゴンとの戦いを控えていた何日前の事だった。
バジの家。
ケイスケ「母ちゃん、今日もいねーから、いつも昼と夜の仕事掛け持ちして・・・大変だからさ?」
カズトラ「俺の所もそう!朝から〜夜まで、仕事しててさ?家に全く、いないんだよ。一人だよ。」
バジの部屋。
カズトラ「チョコバナナは・・・?って、あれ?無いじゃん。何処・・・?」
ケイスケ「俺の秘密の地下部屋あってさ?そこにある。ほらな?ここの下。」
「ガコッ(地下に続く扉が開く音)」
カズトラ「秘密の隠れ家みたい!?い〜ね?ここ。」
ケイスケ「だろ〜??」
二人して、階段を下に降りていく。
カズトラ「えっ!?何もない気がするけどっ!?あれ?(汗)」
ケイスケ「・・・・・・。」
カズトラ「それに・・・ここ、バナナのベッドにバナナのテーブル?バナナ尽くしのインテリアって・・・。(汗)」
ケイスケ「気に入ってくれた?今日から、ここがカズトラの部屋になる場所だ。」
カズトラ「え?・・・今、何て・・・?」
「ゴッ(ケイスケがカズトラの頭を殴る音)」
カズトラ「うっ・・・?うう・・・っ。」
「パタ(カズトラが倒れる音)」
ケイスケ「ニヤ(ケイスケが笑みを浮かべる音)」
カズトラが・・・忽然と消えた。
次の日。
マイキー「ど、ど〜いう事だ?何で・・・消えた?家出する様な奴でも、ねーだろ。何でだよっ!?」
ケイスケ「俺っ、昨日の夜!見ちまったんだよ!(涙)か、カズトラが!カズトラがっ・・・ブラドラの奴らに連れて行かれる所っ!??遠くからだったけど、あれは確かにカズトラだった!」
マイキー「!」
ケイスケ「すぐ後追ったけど、もう何処にもいなかった。どっかの建物に入っちまったかもしれねぇ!?」
マイキー「何で、ブラドラの奴らがカズトラを・・・?」
マイキーは、バジの嘘を信じた。
マイキー「ブラドラの所に行くぜっ!?(怒💢)カズトラを取り戻すんだっ!?皆でっ・・・!?」
東卍は、ブラックドラゴンのテリトリーに侵入する。
ブラドラメンバー1「おいおい何だっ!?テメェら、ここがブラドラの縄張りだって分かってて入ってんのか!?(怒)って、東卍かよ?何しに来た?約束の日まで、まだの予定だぜ?」
マイキー「ふざけんな(怒)」
ブラドラメンバー1「は?」
マイキー「カズトラいね〜のに、戦いとかそんな場合じゃねーよ!カズトラは、どこにやったんだよっ!??(怒💢)」
「バキィ(マイキーが相手を殴る音)」
ブラドラメンバー1「何のことだぁ!?コイツらっ・・・言いがかりかぁ!?」
マイキー「そらしてんじゃねぇ〜!?カズトラ連れ去るのメンバー見てんだぞ!?」
「ドゴッ(マイキーが相手を蹴る音)」
ブラドラメンバー1「だから、知らねーって言ってんだろ!?」
マイキー「バジが嘘つく訳ねーだろっ!?(怒)」
ケイスケ「・・・・・・。」
ブラドラメンバー1「何なんだよ、コイツら!?(怒)言いがかりつけて、今日やろうってのか!?💢」
マイキー「話さねーなら、言うまでやってやるよ!?この場所にいる奴らっ・・・逃げんじゃねーぞ!?(怒)」
その後・・・。
ブラドラの数人程のメンバーは、ほぼ全滅。
マイキー「コイツら・・・少しは・・・口を割るかと思ったけど、全然割らねーな?何でだ?そんなもんか。はぁ〜はぁ〜(息を吐く音)」
ドラケン「マイキー、もしかしたらだが、コイツら・・・カズトラの事、殺しちまったんじゃ〜?殺しなら、もっと罪重くなるから、ひょっとしてーーーー・・・?」
三ツ谷「ありえない話でもないな?東卍VSブラドラの戦いの前にカズトラを殺して置けば、戦いしなくて済むから、ブラドラの完全なる負けは避けれる。ブラドラは、得する。」
マイキー「・・・・・・っ!その為にカズトラを殺したってのかよ!?許せねぇー(怒💢)」
ケイスケ「悪いっ!?マイキー、俺のせいでもあるんだっ・・・!?あん時にもしっ・・・カズトラを助けてやれてたらっ・・・!!(涙)」
マイキー「!」
ケイスケ「カズトラはっ・・・きっと、死なずに・・・・・・っ!?(泣)」
マイキー(それから、1年経ってもカズトラがーーーー帰って来る事は無かった。バジもバジで精神おかしくなっちまった。)
ケイスケは、マイキーを一人呼び出す。河川敷にて。
ケイスケ「あれから、1年かぁ〜。なぁ?マイキー。俺さぁ・・・東卍辞めるよ。」
マイキー「!」
ケイスケ「アイツを東卍に入れたのは、俺だ。つまり、カズトラを殺したのは俺も同然だ。」
マイキー「バジ・・・?」
ケイスケ「俺が仲間になんか・・・しなきゃ良かったんだ。だから、俺のせいだ。止めねぇでくれよ?もう・・・決めた事なんだ。」
マイキー「!クソ!?ブラドラ・・・許せねー(怒💢)」
バジが抜けた事で、マイキーも不安定になった。
ドラケンと三ツ谷は、常にマイキーの側にいた。
カズトラ行方不明の件はその後、親によって、事件性ありとなって、警察も捜査したがーーーー・・・
当然、東卍メンバーの6人は、ブラドラはカズトラとの間にトラブルがあり、揉め事を起こしていたとそう話している。警察は、ブラドラのメンバー達にも、話を聞いたがカズトラの件は、知らないと。しかしーーーーアリバイがあった者は、警察から白になったが、アリバイの無い者はクロとして疑われた。
だが、それ以上の進展は無く・・・カズトラの件は過ぎていき、その後・・・マイキー達は中学一年になった。
回想終了
バジ母「ケイスケ、話あんだけど・・・?」
ケイスケ「何、母ちゃん?」
バジ母「あんたさぁ〜学校行ってないって本当?先生から聞いた。どうして?学校・・・楽しくない??」
ケイスケ「小学生の頃、仲良かったカズトラってダチがいなくなって、精神ずっと病んじまってて。学校もダリィ〜んだ。友達と関わる気力も無くて。閉じこもっててーんだ。」
バジ母「そんな事になってたって、母ちゃん気づかなかったよ。あんた、今辛いんだね。」
ケイスケ「でも、ちゃんとさ仕事はするから!待っててくれよ!?母ちゃんにずっと無理はさせねーから!」
バジ母「分かった。そん時までは待つよ。」
ケイスケ「母ちゃん、ありがとう!」
地下の扉は、小さなカーペットで隠して見えなくさせている。
その頃、バジはマイキーを呼び出す。河川敷にて。
マイキー「バジ、話って?」
ケイスケ「お前の兄・真一郎君・・・バイク店で仕事してるだろ。俺も仕事してーんだ。」
マイキー「だ、大丈夫なのか?」
ケイスケ「少しは・・・変化起こせば、何か変わるかな〜って、気持ちも。」
マイキー「分かった、兄貴に聞いてみる。無理あんましなくて済む仕事、あるかもしんねー。」
マイキーは、真一郎と話し合う。
マイキー「バジが今、精神病んでっけど、仕事してーって。」
真一郎「!店内の掃除とかどうだ〜?モップとか、バイク磨きとかもある。」
マイキー「いいな、それ?」
こうして、バジは仕事をする事に。
ケイスケ「真一郎君、よろしく。」
真一郎「あぁ、無理なくやれよ!」
しかし、バジの本当の目的は一人暮らしをして、カズトラと同居生活する為だった。
その頃、マイキー達の方ではーーーー・・・
八戒「東卍に入りたい!シバ 八戒だ!?」
マイキー「新しい仲間か、バジも抜けた事だし、増えてもいいか。いいぜ?これから、仲良くしていこうな?」
八戒「はい。ドキドキ(心臓の鼓動の音)」
しかし、八戒には隠している秘密があった。それはーーーー・・・
何日後。
太寿「弟の八戒の行動を調べて来い。」
??「はい!ボス!!」
マイキー「八戒、遅いぞー?」
八戒「おまたせ!」
その頃、太寿の方では・・・
??「ボス!大変ですっ・・・弟さんは今、東卍のメンバーになってました!?」
太寿「何ぃ!?アイツ勝手に入ったのかぁ!?(怒💢)」
そして、マイキー達の元にーーーー・・・
太寿「八戒は、何処だぁーーーーっっ!??(怒)」
マイキー「!ん?」
八戒「!!(顔面蒼白)」
マイキー「何だ・・・アイツ?」
とっさに八戒は、皆の影に隠れる。
太寿「隠れてないで、出てこーーーーい!?八っ戒!?いるのは、分かってんだぞ?」
しかし、八戒はガチガチに震えたまんま、言葉すら喋れなくなった。
マイキー「どうした?八戒・・・。」
八戒「・・・・・・っっ。」
マイキー「ちょっと待て、何の用だよ?」
太寿「知らないなら教えてやる。八戒は、俺の弟だ。そして、俺はブラックドラゴンのリーダー・シバ 太寿だ(怒💢)」
マイキー「族かよっ!?そんな事っ・・・八戒は・・・!?」
八戒「ごめんっ・・・マイキー、本当は兄貴の族に入りたくなくて、内緒にして東卍入ったんだ!?本当ごめん!!」
マイキー「そういう事かよ、分かった!だったら、戦うしかねーな?東卍のリーダー・マイキーとして!?」
マイキーは、ドラケンに肩車してもらう。
マイキー「よし、」
更にドラケンの肩に足をかける。
スタンバイOK!?
そこからドラケンがマイキーを太寿に吹き飛ばす!!
「ヒュウ〜(宙を舞うマイキー。)」
太寿「!」
「ヒュウ(太寿の頭上を、空中浮遊中する音)」
「ガッ(そこからの首〜肩にかけて足を引っ掛けるが!?)」
マイキー(うっ・・・動かねぇ!?)
「がしっ(太寿がマイキーの体を掴む音)」
「ブン!(気に向かって、投げつけようとする音)」
マイキー「!」
ドラケン「まっ・・・マイキーーーーー!?」
マイキー「(後ろに木か、よし。)」
「ヒョイ(マイキーが空中でくるりと回転して、避ける音)」
「シュタッ(マイキーが地面に無事、着地する音)」
マイキー(危ねえー。もう少しで当たる所だった。(汗)けど、さっきので分かった。コイツにはーーーー・・・今までの技は通用しねぇ。鍛えられた体、その分の体重。それじゃあ、不利だ。だったらーーーー・・・)
「ヒュ(マイキーが再び、太寿に立ち向かう音)」
「スッ(そのまま、また宙を舞うマイキーの音)」
太寿(何だぁ・・・?また、上か・・・?それなら、またその足を掴んでーーーー・・・)
「スゥ〜(宙を移動するマイキーの音)」
太寿「(いや、これは・・・後ろ、か?)」
「ビュトス(太寿が後ろに繰り出すパンチを避けて、その腕を踏み台にしてまた頭上を飛ぶ音)」
太寿(また上っ!?)
マイキー(今だ!!)
「ドス・・・グチャア(マイキーの足が太寿の右目に直撃する音)」
丁度、太寿が真上を見ようと顔を上げたタイミングを狙って足を合わせた。
太寿「ぐぁあああああああ!!?」
ドラケン「た、っ・・・太寿の目がっ!?」
ぱーちん「潰れたっ!?」
三ツ谷「事故か・・・?」
「ヒュウ(目を潰しても、太寿の顔面を利用して飛ぶマイキーの音。)」
「ドスグチャア(今度は、左目にも足を当てる音)」
ドラケン「たっ・・・太寿の両目がっ!!?こんな戦い方してるマイキーは、初めてだっ!?」
ドラケン「それだけ、変化させなきゃ勝てねー相手だって事か!?」
三ツ谷「・・・っ!?」
ドラケン「太寿っ!!両目が見えないんじゃ〜戦えない!?負けを認めろ!??すぐに中止するんだっ・・・!!」
太寿「うるせぇな!?引っ込んでいろ(怒💢)まだ、戦えるんだよっ・・・!?」
マイキー「だったら、終わらせてやるっ!!」
「ヒュ(マイキーが空中に飛び、足を大きく振り上げる音)」
「バババババババ(負けじと太寿が両腕を振り回し、マイキーの足を広範囲で掴もうとする音)」
しかし、マイキーは目でその様子が見えているらしく・・・避けながら・・・、
「グシャァアアああ(太寿の鼻を潰す音)」
この後も、マイキーは鼻と目を集中的に狙い続ける。
八戒(兄貴・・・っ!?(顔面蒼白))
血を流し過ぎた太寿は、ついに立ち止まり・・・やがて、動かなくなった。
ドラケン(まさかっ・・・!?死んだか!?)
ドラケンは、太寿の元に駆け寄り、手の脈を確かめる。
ドラケン(大丈夫だ・・・生きてる!)
太寿は、病院に連れてかれて、戦いはマイキーの勝ちで終わった。
その後の太寿は、両目はほぼ失明。
ブラックドラゴンのリーダーは、辞めて代わりに八戒がリーダーになる事になった。太寿がそう命令した様だ。
戦いからは、身を引き・・・家で過ごしている。
マイキーの元へ、八戒がやって来た・・・。
八戒「マイキー、ありがとう!兄貴は、家で大人しくしてる。」
マイキー「!」
八戒「あれから、家での兄貴のDVに苦しめられていたのが、嘘みたいだ。今は、姉のユズハとも、協力して兄貴の面倒を見てるんだ。東卍を抜ける事になったのは、辛いけど・・・。」
マイキー「離れても・・・ダチに変わりはねぇ・・・。元気でやれよ?俺達の絆は消えねーから、これからも?」
八戒「戦いたくねーから、東卍とは、終戦状態って事にしておくぜ?同盟を結ぼう!」
マイキー「あぁ!賛同する。やっぱ、元仲間って最高だな?(笑)」
回想
太寿がブラックドラゴンのボスだった頃、部下へのDVもあった。
太寿「おいっ!?俺様の代わりに刑務所へ、行って来いっ!?」
部下「えっ?嫌ですけど・・・、」
太寿「何だっ!?お前っ・・・部下のクセして、ボスの命令を断るのか!!?(怒💢)だったら、命令聞くか、今この場で死ぬか、どっちか選べっ!?今すぐだ!さぁ・・・どうする!?」
部下「分かりました!喜んで刑務所に行きま〜〜〜す♫」
太寿「そうか、そうか。それならいい(笑)頼んだぞ?」
大半の部下は、太寿に恐れを抱いていた分、命令を聞き・・・刑務所に行くのを喜んだ。その方が太寿の暴力から身を守れるからだ。
仮にその場で部下を死なせても、また別の部下に殺しの罪を被ってもらっていた。太寿が逮捕される事は無い・・・。
そんな太寿も今では、部屋でーーーー・・・
太寿(ベッドから、左の壁へ移動。そこから、歩いて5歩で体を鍛える器具がある場所に辿り着ける。)
それでも、体は変わらず鍛える。
太寿(この後は、更に右に6歩進み、タンスに辿り着けるな。)
しかも、このタンスは、開ける度に自動で音声が鳴る仕組み。中に何が入ってるかを答えてくれる。
「がぁあ〜(タンスを開ける音)」
タンスの自動音声「今、開けた中には、靴下が入っています。」
右の引き出しは靴下。左の引き出しは、パンツ。
下の2番目の引き出しは、シャツ。
3番目の引き出しは、服。
4番目の引き出しは、ズボンだ。
着る物も前か、後ろかで分かりやすい作りになっていて、着替えが終わると下に落として置いて、後からユズハが確認して、洗濯してくれる。
更にこの部屋には、シャワールームも作り、中へ入ると携帯のボタンを押して、
携帯の音声「シャワーを出すボタンです。シャワーを出しますか?」
太寿「出す。」
携帯の音声「お湯にしますか?水にしますか?」
太寿「お湯。」
こちらの音声とやり取りしながら、携帯と連動してシャワーが出る仕組みだ。
携帯の音声「何分くらい、流しますか?」
太寿「10分でいい。」
この通り、この世界では一人で目が見えなくともこなせる。
携帯も、画面表示は無くて、ボタンだけが並べられている携帯電話で、
ボタンを押す度に「このボタンは通話ボタンです、電話しますか?」とか、「このボタンは、部屋のドアを自動で開けるボタンです、開けますか?」とか、聞きながら一連の流れを自由に選択出来るアイテムだ。
そんな、ある日。
ユズハ「はい、兄さん・・・あーーーんして。」
太寿「子供扱いすんなぁあああーーっ!!?(怒💢💢)」
「ガシャーーーン(太寿がテーブルをひっくり返す音)」
ユズハ「きゃぁあああああ!?せっかく、作ったのに何って事すんのよー!?(怒💢)」
太寿「手で掴んで食えるモンがあんだろーー!??それ持ってこぉ〜〜〜〜い!?(怒)」
ユズハ「何よ、それ!?」
太寿「フライドポテトやハンバーガーだっ!?(怒💢)分かったか!?」
しかし、太寿にとっての今の自分での、恋愛は自信が持てなかった。女からの哀れみで付き合われるのは、太寿のプライドが傷つく。だが、性欲はある。その為かーーーー・・・(ここからBL注意)
太寿「ハッカ〜〜〜〜〜イ、こっち来い!!」
八戒「な、何だよ・・・兄貴?」
太寿「ベッドに入って来い。」
八戒「何で・・・?」
太寿「兄貴が性欲辛いのが、分からないのかぁ!?夜の相手をしろよ。でないとユズハにやる!」
八戒「!(それは、駄目だ。)」
八戒は、姉のユズハを守る為だけに、太寿の言いなりになった。
「ギシギシギシギシ(ベッドが軋む音)」
ただし、太寿が言う話を信用は出来ないので、なるべくユズハを近づけない様にして、自宅に来るヘルパーに太寿の面倒を見させた。
だか、ユズハは自ら太寿に近づく。
ユズハ「ねぇ〜、最近さぁ?八戒の様子が変なんだけど?」
太寿「だから、何だ?」
ユズハ「あんた、何かしてない?」
太寿「証拠でもあんのか?」
ユズハ「何よ・・・感じ悪っ!?」
それから、八戒はエイズになってしまった。
八戒(ヤベェ〜何でこんな!?部下にバレたら!?話せねー!)
ユズハ「どうしたの?八戒・・・顔色悪いよ?」
八戒「え、エイズになっちまった・・・・・・。」
ユズハ「えっ!?は?何言ってんの?ちょっと待ってよ、まさか・・・あんた?」
八戒「ごめんっ!」
ユズハ「ごめんって・・・(汗)」
八戒は、隠し続けるがそんな嘘もバレる日がーーーー・・・
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
ユズハ「ちょっ・・・ちょっと!?何してんのっ!?今、キスしてたよね!?」
八戒「ちっ・・・違っ!これはーーーー(動揺)」
ユズハ「まさかっ、あんた!?同性愛者だったの!?嘘でしょ!ねぇ!?あ!もしかして、待ち受け三ツ谷にしてたのも!?付き合ってたから!?」
太寿「くっ・・・(笑)くくくくくっ・・・(笑)」
八戒「違うって、だから今ブラックドラゴンの方で金に困ってるから、それで今、BLムービーでも作ろうって金の為に練習を(汗)男同士の関係の・・・。金が欲しいんだ。」
ユズハ「何?あんた、今・・・金に困ってんの!?だったら、もっと早く言ってくれればーーーー・・・。」
八戒「いいって、それは!これはブラックドラゴンの問題だ。巻き込む気はねー。」
ユズハが去った後・・・・・・
太寿「ハッカ〜イ♫さっきの話、嘘のままにしたくないだろう?どぉ〜だ?本当に売りに出しちまうか?なぁ・・・?」
八戒「何だよ!?誰のせいでこ〜なったと思って(怒)」
太寿「お前、ブラドラでの金の件は、どーしてる?ん?」
八戒「上手くいってねーよ。」
太寿「なら、丁度いいだろう。売るのは。」
そう、太寿がボスだった頃は、金に問題は無かった。
八戒がボスになってからは、金稼ぎが上手くいっていない。
八戒(部下に渡す金が少ないと、他のグループと比べられて、あっちのが金貰えるって、離れて行く奴らだっている。金で繋がり合ってる部下も多いから。これ以上、出ていかれるわけには、いかねーんだ。)
太寿「タイトルは、「本当は◯◯じゃないけど、」だ。本当は、同性愛者じゃないけど、肉体関係持ってみた、な?普通はガチのモノが多い中、こーいうガチじゃないって方が受けるだろう。物珍しさってヤツだ。
勝負すんなら、どこにでもあるモンじゃ駄目だ。コンセプトの売りはハッキリさせないとな?売る値段も倍くらいにしておけ!分かったか?」
八戒「あぁ・・・。でも、今・・・エイズになっちまってるから。」
太寿「それがどうした?なったぐらいで、死にはしない。薬ちゃんと飲め。その分の金も入るだろう。」
八戒「・・・・・・。」
その後、八戒はユズハに呼ばれた。
ユズハ「ねぇ?あんたが、エイズになったのって、太寿のせいなんでしょ??」
八戒「いいんだよ、もう・・・薬飲んで大丈夫だから。」
ユズハ「そ〜じゃなくて!?そ〜じゃないでしょ!?(やっぱり、あたしから兄貴に言おう。ガツンっと、言わないと。)」
太寿の部屋。
ユズハ「ねぇ・・・本当は、あんたが命令してやらせる様、言ったんでしょ!?」
太寿「八戒がそう言ったのか?」
ユズハ「・・・・・・。それで、八戒がエイズになったとか!?責任の一つや2つくらい、取りなさいよ!?」
太寿「その話か・・・。いいか、ユズハ?エイズになるって事ぐらい、アイツも分かってた。そうなるって分かって引き受けたなら、本人にも責任はある。」
ユズハ「は?何が・・・?って言っても、それ最初からあんたにデメリット・・・、」
太寿「それにエイズになる可能性なら、俺様にもあったからな?今回は、たまたま八戒の方になっちまっただけで。」
ユズハ「前から思ってたけど、あんたのそーいう弱み見せない所、本っ当に大っ嫌い!!」
ユズハは、再び八戒の元へ・・・。
ユズハ「八戒、あたしはあんたが好き。」
「チュ(ユズハが八戒のほっぺにキスする音)」
ユズハ「時々さぁ、何であんたが血の繋がった弟なんだろうって思う時ある。繋がってなかったら、良かったのにって。本気でさぁーーーー・・・?」
八戒「何言ってんだよ!そんなの・・・許される訳っ!?」
ユズハ「もうここの家さぁ・・・出ようよ?近くのアパートで二人で住んで。兄貴はヘルパーに頼めばいいよ。これ以上は、あたし達が犠牲になる事ないんだよ。その分、あたしも仕事して支えるから。ここから出よう?八戒。太寿には、秘密で。」
八戒(そりゃあ、今までいっぱい辛かったけど・・・。沢山の地獄を見て・・・やりたくないのにやらなきゃいけなくて。なんの為の人生なんだって。自分の人生がいつも、そこには無かった。操られてばっかりで。俺が俺の人生で生きるのがこんなに難しいんだって。性交だって、本当は脅しがなきゃやりたくなかったのに・・・!)
八戒「分かった。出るよ、ここ・・・一緒に。」
ユズハ「そうだよ!そうしよう?」
こうして、その後は二人は・・・家を出て行った。
太寿「ハッカ〜イ、ユズハ??やけに静かだ。どこ行った?いないのか?出てったのか?」
太寿のいる家の隣のアパートに移り住んでいる。
太寿は、ヘルパーにお願いをする。
太寿「連絡したい相手がいる。目が見えないから、代わりにかけてくれないか?」
ヘルパー「構いませんよ。番号は・・・?」
太寿が電話したのは、ブラックドラゴンの元部下だった。
太寿「久しぶりだな。今、どうしてる?」
元部下「それが・・・生活に困ってて・・・。金が無くて借金しちまって、逃げてます。」
太寿「それは、丁度良かった。タダで住まわせてやるから、来い。」
元部下「いいんですか?」
太寿「あぁ、今・・・部屋が空いてる。そこに住め。(よし、同じ方法で他の部下達にも。)」
生活に困っているであろう部下達に電話をかけ、「住め」と優しい言葉をかけた。借金取りから、守ってやる、と。生活苦の奴らは集まり・・・、家から夜逃げしてきた部下に太寿はーーーー・・・
太寿「いいか?家には、タダで住んでいいが、その代わり俺の命令は、絶対聞け!分かったな?嫌なら出て行って構わない。お前らが生活苦に困るだけだ。どっちがまだマシか、考えるんだな。金が無きゃ、食い物も満足に食えねぇ。電気も使えねぇ。水道もとめられる。ガスも使えねぇ。何にも生活は、潤わねぇ。そんな生活に戻りたければ、だ。分かった?」
元部下1「いえ!有り難い話なんで、ここに住まわせて下さい!」
元部下2「オレも!太寿さん、ありがとうございます!」
断る者は、誰もいなかった。
太寿「いいか?家の事は、ご飯の用意とトイレの掃除。風呂掃除、洗濯はやって置くんだ。あぁ、後は家の掃除もだ。」
そんな中、久しぶりに八戒とユズハが様子を見に訪れた。
ユズハ「ちょ・・・ちょっと、これはどういう事!?」
元部下1「お邪魔してまーす。」
八戒「お前らっ!?兄貴の、ブラドラの元部下かよ!?」
ユズハ「ちょっと、どーいう事よ!?何で部下達がいるの!?」
太寿「その声は、ユズハ・・・か。八戒も来てるな?出て行ったクセに文句言うな。ここは、俺様の家だ。勘違いするな。」
元部下1「太寿さんを、責めないで下さい。俺等、助かってるんですよ?」
元部下2「そーです、困っている所を・・・逆に感謝しています。」
ユズハ&八戒「・・・・・・(汗)」
回想
太寿が過去にいたブラドラでは、部下がグループを抜けるにも・・・
太寿「グループを抜けるだぁ?タダで、か?」
部下1「いえ、今までの貰った金は差し出します!」
太寿「そうか、そうかぁ?元気でやるんだぞ!?」
金のある者だけは、許された。しかし、金遣いが荒い者は、抜け出せない。
しかし、抜けた者も、金が無い分・・・次の仕事探す前にマトモに働きにつけないまま、結局は借金生活苦になる。
太寿は、金稼ぎは上手い男だ。
また、元のブラドラの生活に戻る者もいる。
回想終了
太寿「お前ら?金、稼ぎたいだろう?本当は、◯◯じゃないけどのムービー制作を手伝え!?」
元部下1「それって、裏モノで出てるヤツっスよね?観ましたよ。」
元部下2「弟さんと、やってるの。じゃあ、今度も・・・?」
太寿「今回のは、別ジャンルだ。本当は、男児じゃ無いけど、◯◯された。で、どうだ?」
撮影中。
元部下1「今から、アナタは男児です。1、2、3・・・はい。」
部下は、部下に催眠術をかける。
元部下2「ボクちゃん、5歳。リョウト。・・・あれ?ここは、どこぉ??キョロキョロ(周りを見渡す音)」
そこへ、目が見えない太寿おじさん登場!
太寿「坊やぁ〜、何してるのかなぁ?ココは、俺様の部屋だ。勝手に入って来ちゃったのかなぁ〜?」
リョウト「え・・・え?ひゃああああ!?」
「ピュウ〜〜〜〜(部下が逃げる音)」
太寿「そうだ、そうだぁ!?逃げろ逃げろぉ〜〜〜〜!?じゃないと、捕まえたら、やっちまうぞ〜?♫」
太寿は、見えない目を隠す為に、目にはバンダナを巻いているスタイル。
太寿おじさんに捕まったら、即刻性交が待っている!無事、リョウトは逃げれるのか?他の部下達は、二人を撮影する係だ。
緊迫した空気の中、撮影は始まったーーーー・・・。
続く。
タイトル【東京リベンジャーズ〜TOV〜2】
太寿「坊やぁ〜?どこかなぁ?隠れてないで、出ておいで〜♫何もしないよぉ〜♫」
このDVD、部下はガチの同性愛者では無いので、演技と言うより、ここからはガチで逃げ隠れている。
リョウト(や、やられたくねー(汗))
しかし、誰かは男児役をやらないといけないので、
太寿「こっちには、いないなぁ〜?そっちかなぁ??」
ジャンケンで決まった様だ。
太寿は、目が見えない分・・・手を使い探り探り。
「コケッ(リョウトが足を躓かせる音)」
リョウト「うっ!?」
「がしっ(太寿がリョウトの足首を掴む音)」
太寿「捕〜まえた♫」
リョウト「ひぃいいいああ!??」
太寿「さぁー、こっちで気持いい事しようかぁ〜〜♫」
リョウト「ぎゃぁああああああ!?」
「ズリズリズリ(リョウトが引きずられる音)」
元部下2(ひぇ〜、男児役じゃなくて良かった〜!?ガタガタ(体が震える音))
ムービーを撮る方の部下も、顔面蒼白だ。
しかも、太寿のは大きいので・・・。
リョウト「ぎゃぁああああああ!!?」
太寿「気持いいからって、そ〜んなに大きな声出さなくていいんだぞぉ〜?もっと、ヤラれたいのかぁ〜?」
リョウト「ぎゃぁああああああ、壊れちゃうー!?もう止めてぇえええ!?」
太寿「だーっはっはっはっはっ(笑)」
このホラー&性交のミックスは、物珍しさでヒットした!
太寿達は、大金を稼ぎまくる。
その頃、八戒の方はーーーー・・・
ユズハ「ねぇ〜八戒、あたしさぁ?あんたにだったら、抱かれてもいいよ?」
八戒「何言ってんだよ、そんなの無理だって。もうっ・・・。いくら、二人で生活してるからって、さすがにそんなーーーー・・・(汗)」
ユズハ「何でっ!?だって、あんた・・・兄貴とは、やってたじゃん??兄貴はいいのに、あたしとは嫌なの?やっぱり、あんたって同性愛者なんじゃない?」
八戒「ちげぇ〜って。(だけど、脅されてたなんて本当の事は言えねぇー。怖い。何しでかすか・・・。)」
今、同居している部下達3人は、太寿の命令は絶対聞く。
ユズハ「だったら、何でよ!?」
八戒「(金使って、ユズハに何するか分かったもんじゃねー。)万が一でも、エイズ移っちまったら怖いからだよ!?同じめには合わせたくねー。分かってくれよ!?
ユズハ「あたしの為?あんた・・・優しいもんね。兄貴とは、違って。分かった、この話は無し。さっきのは、忘れて・・・。」
その頃、マイキー達の方ではーーーー・・・
マイキー「八戒、抜けて淋しくなっちまったな?ん?」
千冬「マツノ 千冬です!」
タケミチ「花垣 タケミチっス!」
マイキー「見ねー顔だな?東卍に何の用だ?」
千冬「東卍&ブラドラの戦い、影でコッソリ見てました!俺らも東卍、入りたいんです!」
タケミチ「お願いっス!」
マイキー「最近、仲間・・・減ってた所だからな〜?まぁ、いいぜ!よろしくなっ!?」
こうして、新しく千冬とタケミチも加わった。
次の日、八戒の方ではーーーー・・・
太寿「もしも〜し?八戒か?」
八戒「あっ兄貴!?」
太寿「二人して、離れて・・・それで逃げ切れたつもりか?」
八戒「!な、何の用だ?」
太寿「こっち来い!」
八戒「一人で・・・か?」
太寿「そ〜だ。一人でだ。金でなら、何でもする世の中、俺の周りも金で動く奴らだらけだ。その意味が分かるか?遠くにいても、お前ら二人をいつでも、自由に追い詰められるって事さ。逃げ場ありゃしねーぞ?」
太寿のいる部屋に八戒が、やって来る。
八戒「来たぜ?何だよ、用って。」
太寿「こっちに近づいて来い。ユズハは、いねーみてぇだな?大金欲しくねーか?ん?考えたが、ユズハも交えて、兄妹弟3P性交のムービーってのは、どうだ?処◯なら、もっとガッツリ売れる。」
八戒「何だよっ!?それ!ユズハも巻き込む気か!?ざけんなっ!?駄目に決まってんだろ!?俺とで、十分なはずだ。」
大金「お前、ユズハの行為には気づいてんのか??アイツ、気があるみてーだ。弟のお前に間違いなく。」
八戒「その件なら、断ったよ。兄貴はもう、関係ねーだろ。用、それだけなら帰る!?」
太寿「待て!たまになら、性交の相手していけよ!?じゃないと・・・ユズハが〜〜?」
八戒「相手すればいいんだろ?分かってんよ。」
「ギシギシギシギシ(ベッドが激しく軋む音)」
「カチャ(部屋の扉が開く音)」
ユズハ「ちょっとー!?八戒いるんでしょーーーー!?」
八戒「ユズハ!?何でここに!?」
ユズハ「ねぇ・・・何やってんの?」
八戒「!・・・・・・。」
太寿「見て分かんねーかぁ?」
ユズハ「何よっ!?あんたって本っ当最低ーーーーっ!?」
「ブンバシィ(ユズハが太寿の頬を平手打ちする音)」
八戒「!?」
「ゴッ(パンチの方角からユズハの位置を確認し、太寿がユズハにパンチを返す音)」
八戒「もういいって!?止めてくれよ!家に戻ろー!」
「グィ(八戒がユズハの腕を引っ張る音)」
八戒(さっきの・・・パンチのきた方角から、相手の場所を理解して返してた。兄貴は、弱者なんかじゃねー。今までと変わらず強者のまんまだ。)
そんな、とある日。
部下1「あの〜、太寿さん。新しい奴をここに連れて来ていいっスかぁ〜?仲間多い方がいいんじゃないか、と。」
ブラックドラゴンに女の部下はいない。
太寿「女・・・か?」
部下1「いや、恋人とかそんなんじゃないんスけど・・・。」
太寿「そうか・・・。」
何故なら・・・回想。
太寿が女に近づこうもんなら、それだけで・・・
女性1「きゃあ!?何アレ!?こっわ!?(顔面蒼白)」
女性2「ヤバい奴!ヤバい奴!逃げよーーっ!?」
この通り、女に全くモテなかった。
太寿「何だぁ!?顔見るなり?(怒💢)」
部下1「きっと、恥ずかしがってたんスよ!?」
当然、部下も本音ではーーーー・・・
部下3「あーぁ、女にナンパしたくても、太寿さんいるから、逃げられる。」
部下4「あれ、自分の顔を鏡で見た事あんのかな?どーみたって、怖いからなのに・・・(汗)」
本人の前では言えない分、陰口が多かった。
太寿「ちっ。女は駄目だな?すぐ逃げるっ・・・(怒💢)おい!?お前らっ・・・性的相手をしろ!?」
部下5「えっ!?」
太寿「女が性交させてくれないんだ!?仕方ねーだろ?」
部下6「は、はいっ!!」
部下にとってはこれが1番最悪だった。同性愛者でも無いのに・・・・・・。
部下5「ぎゃぁああああ壊れるーーーーー!?太寿さんっ優しくしてぇーーーー!?(涙)」
「ギシギシギシギシ(ベッドが軋む音)」
太寿「はーっはっはっはっはっ(笑)そんなんで大声出すなぁーーーー!」
他の部下は、一人がヤラれていても無視していた。
自分達は、されたくないからーーーー・・・
部下達「ゾォ〜〜〜(顔面蒼白)」
回想終了
新しい仲間が入って来た。
クリフ「クリフです。初めてまして、よろしく太寿さん。」
太寿「あ〜?顔が見えねぇな?ゆっくり、過ごしていけ。」
クリフ「あの・・・ブラドラの時点から、ずっと見てました。」
太寿「ずっと?俺様がやってた時から・・・?覚えてねぇな?」
部下1「えっ!?太寿さんっ・・・覚えてないんスか!?行く先々いつも大体クリフは、いたのにっ・・・!?」
部下2「影からコソっと。」
太寿「そんな事もあったかぁ?あの頃、俺は周りなんざ、見てなかったからなぁ??」
部下達だけで話し合う。
部下3「これは、俺の予想だけど、クリフは太寿さん好きなんじゃ?」
部下2「今、考えてもあれ・・・ストーカーだった(汗)」
部下1「けど、太寿さん気づいてなさそう(汗)」
部下3「ガチで同性愛者っぽいよなぁ?」
部下2「本っ当なぁ〜?」
そんな部下達の秘密話を聞いていた太寿は、クリフを呼び出す。
太寿「なぁ?俺様の事好きってのは、本当かぁ?」
クリフ「!は、はい。そうです。」
太寿「そうかぁ、なら付き合うかぁ?俺達。」
クリフ「いいんですか?」
太寿「最近、同性愛ってヤツに目覚めたんだ。これから、よろしくなぁ・・・?」
クリフ「はい!ニコ(笑う音)」
二人は、太寿の部屋にて。
クリフ「太寿さん、目見えないでしょう?耳掻きますよ?」
太寿「耳ぃ〜?なら、任せた。耳かきなんざ、母親ぶりだ。」
クリフ「太寿さんの母親ってーーーー・・・」
太寿「小学生の頃に死んだ。」
クリフ「気持いい、ですか?」
太寿「あぁ〜、気持ちいい。」
クリフ「じゃ、次は体のマッサージしますよぉ!?」
太寿「マッサージかぁ、された事ねぇな。」
「もみもみ(クリフが太寿の体を揉む音)」
太寿「気持ちいいなぁ。」
クリフ「本当!?嬉しいです、毎日でもやりますよ!」
太寿「俺のユズハや八戒なんか、進んでやりゃしねぇよ。こんな事・・・全く、だ。・・・・・・スゥ〜グガァ(寝息の音)」
クリフ「あれ?太寿さん?眠っちゃいました?お休みなさい!ボクも一緒に寝ようかな?」
二人は、同じベッドで寝た。
マイキー達の方ではーーーー・・・
マイキー「千冬、今まで誰にもやらせてなかった1番隊長、お前がやってくれ。」
千冬「な、何で・・・今まで誰にもやらせてなかったのを、俺に?」
マイキー「お前がいいって思った。元々は、バジ ケイスケって幼なじみがやってたんだ。今度、会わせてやるよ。兄貴のバイク店で仕事してる。」
次の日。
マイキー「バジ、コイツが千冬。代わりに今、1番隊長してる。」
ケイスケ「千冬・・・?俺は、バジ ケイスケ。」
千冬「初めまして、マツノ 千冬です。そもそも、どーしてバジさんは東卍抜けたんスか?何か理由でも・・・?」
マイキー「・・・・・・あの事件が無きゃなぁ〜今頃は・・・。」
千冬「あの事件?それってどんな?」
マイキー「元々、東卍にはカズトラって奴もいた。そいつが消えた。」
千冬「消えた?」
ケイスケ「正しくは、ブラドラに誘拐されちまったんだ。」
千冬「え?」
マイキー「もちろん、その件は警察にも皆で伝えた。けど、カズトラは・・・結局見つからなかった。」
ケイスケ「俺はいつしか、精神病んじまって、東卍を抜けた責任もあったからな。」
千冬「そーいう、事だったんだ。」
その後、千冬はタケミチにもその話をする。
千冬「それで、俺が1番隊長になったってさ?」
タケミチ「実は・・・俺も皆に秘密にしていた事が・・・あるんだ。
信じてもらえないかもしれないけど、未来から来たタイムリーパーなんだ。本当は!?」
千冬「え・・・?タイムリーパーってあの!?未来って。」
タケミチ「だから、過去に行く事も出来んだ。決めたよ、俺さぁ・・・この力を使って小学生に戻る!!そんで、カズトラ君を助けるぜ!?」
千冬「助け・・・られるのか?タケミッチ?」
タケミチ「やってみねーと分かんねーけど、助けたいから行くよ!」
千冬「!」
タケミチ「コスモ、小学生に戻してくれっ!?」
こうしてタケミチは、タイムリープしていった。
その頃、太寿達はーーーー・・・
太寿「クリフ、たまんねぇな?ムラムラしてきた。そろそろ、性交しねぇか?俺様と・・・?」
「しーーーん(周りが静まり返る音)」
太寿「あ?いないのか?どこいった?おかしいなぁ・・・何でいねぇんだ?」
何故かいつも、クリフは性交をしてくれない。
太寿「クリフ、耳掻いてくれ?」
クリフ「はい!」
「がし(クリフの手を太寿がつかまえる音)」
太寿「お〜ら、捕まえた!?もう逃げらんねぇぞぉ!?いいかげん
性交させろよっ!?」
「バタバタバタ(クリフが暴れる音)」
太寿「ん?おかしいなぁ、あるはずのもんがねぇ・・・?男のシンボルがねーな?何でだぁ・・・?」
クリフ「(汗汗)バレるから、嫌だったんです。体、女だって。体は、女で心は男の性同一性なんです。」
太寿(そうか、さては・・・コイツがブラドラに入らなかったのも、遠くから見てるだけだったのも・・・その為か?)
クリフ「・・・・・・。」
太寿「お前がブラドラに入らなかったのは、正解だ。もし、なってたとしても、女とバレた時点で、部下は、辞めてもらってた。何故なら・・・グループに大事なのは、皆同じの点なんだ。一人でも違う奴がいると、仲間内でのトラブルが起こる。それが良くねぇから。」
クリフ「分かってます、和が乱れるのは、望んでなかった。」
太寿は、体面を気にしてか?クリフの件は、ユズハ達にも隠している。
一方、八戒達の方でもーーーー・・・
八戒「ユズハ。太寿兄貴の所にいる部下が、コッソリ話をしているの聞いたんだ。兄貴に恋人が出来たって・・・。
本当だと思うか?」
ユズハ「よく、あんな奴を好きになれたね!?その女っ・・・あたしだったら無理なんだけど。
でも変ねー?全然会った事無いとか。何で兄貴は、会わせてくれないんだろ?」
二人の間でも、謎に包まれていた。
クリフの存在は、隠されたまま。
その頃、リープしたタケミチは、マイキー達に近づく。
タケミチ「タケミチっス!よろしく。」
マイキー「お前も東卍に入りたいって?いいぜ。入れよ。」
タケミチ(よし、後はカズトラ君の側に常にいる事にしよう!ブラドラに連れ去られる所を邪魔して、変えないと!)
タケミチは、カズトラに近づく。
タケミチ「カズトラ君、一緒に帰ろう!?」
カズトラ「い〜よ。」
そして、例の事件の日。
カズトラ「あっ・・・今日はちょっと、バジん所に遊びに行く!」
タケミチ「えっ!?じゃあ、こっちも一緒に遊ぶ!?」
二人でケイスケの家を訪ねる。
ケイスケ「おいっ!?何だよっ・・・カズトラ?二人で遊ぶって約束だったじゃん!?」
カズトラ「ごめん!バジっ・・・でも二人で遊べばいっかなぁ〜?って。」
ケイスケ「だからってタケミチかよ?」
タケミチ「3人で遊びたいなぁ〜って(笑)」
カズトラ「別にいいと思うんだけど。」
ケイスケ(それが良くねーんだよ(怒💢)今日、カズトラを監禁する日・・・だったのに。コイツがいるから💢大体いつも一緒にいるじゃねーか!?)
当然、別の日も別の日もこんな感じ。
ケイスケ(クッソ〜💢このままじゃあ、カズトラ監禁出来ねーじゃねぇか!?(怒💢))
バジの苛立ちは、タケミチに向けられてゆく。
バジは、タケミチを呼び出した。
タケミチ「話って何かな?」
ケイスケ「ど〜いうつもりなんだよ(怒💢)お前いつもいつも!!」
タケミチ「え?」
ケイスケ「俺よりカズトラの側にいるって何だよ!?ポジション奪い過ぎもいい加減にしろっ!?」
タケミチ(えっ?バジ君にキレられてる?って言われても、カズトラ君を守る為には側にいるのが1番だからって思っただけなのに・・・。誤解されてる。)
「ドガッゲシドス(ケイスケがタケミチを殴ったり蹴ったりする音)」
マイキー「おいっ!?何やってんだよ!?バジっ・・・やめろよ!?タケミチは、仲間だっ!ボコるな!?お前が1番グループの和を、乱すの駄目って分かってんだろ?何やってんだ!?冷静になれよ!熱くなっちまって、バジらしくないな。」
ケイスケ「頭・・・冷やしてくるわ。じゃ、そういう事だから、タケミッチ。分かったな?」
タケミチ「(た、助かったぁ〜。)ありがとう、マイキー君。」
マイキー「普段、バジは・・・あんな奴じゃねーんだ。お前が来てから、変だな。」
タケミチ(ってあれ?ブラドラの連中っていつになったら、カズトラ君連れ去るんだろう?あれから何日経っても来ない。何で未来がまるで・・・変わって??)
ケイスケ(仕方ねー。こ〜なったら!?)
ケイスケは、カズトラだけじゃなく、タケミチも呼び出す。(家に。)
カズトラ「チョコバナナどこ〜?」
ケイスケ「部屋の地下にある。二人、先に入れよ。」
タケミチ「ここって、隠し部屋みたいっスね?」
カズトラ「あれ・・・?チョコバナナが無っ・・・、」
「ガン・・・ゴッ!(ケイスケが二人の後ろから二人の頭を殴る音)」
カズトラ「う!」
タケミチ「あっ・・・!?」
「パタ(二人して、倒れる音)」
ケイスケ「よぉ〜〜〜〜し、これで上手くいったな?」
それから、少し経ち・・・。
タケミチ(はっ!?あれ?さっき、何が起きたんだ!?いきなり、後ろからっ・・・ってえ!?)
カズトラ「んんっ・・・。」
二人は、口はガムテープで塞がれ、手は後ろ手に結束バンドで縛られる。
ケイスケ「カズトラ、タケミッチ、今日から3人で生活していこうぜっ!?よろしくなっ!!」
タケミチ(何だ!一体どうなってるんだ!?何でっ・・・バジ君がこんな事!?あーーーー!?まさかっ、元々カズトラ君は、監禁されていて!?じゃあ、最初から犯人はバジ君!?って事は、ヤバい!今回、小学生の時点でこ〜なったって事は、未来では千冬とも会えず、監禁されてるままになってる?)
しかも、その後バジはーーーー・・・
ケイスケ「大変だっ!マイキー!?俺、見ちまった。カズトラとタケミチがブラドラの連中に、連れて行かれる所!?二人がいなくなった!?」
っと言う嘘を今度は、バジが伝えている。
マイキー「ブラドラにっ!?マジか?それっ・・・!?二人は、どーなった?それで・・・。」
ケイスケ「分かんねー。見失った、俺のせいだ!二人が今っ・・・ヤバい事になってるかもしんねーのに助けられねーっっ!?」
その頃、タケミチはーーーーーー・・・。
タケミチ(だったら、何とかバジ君を説得しないと!?未来変えるのは、簡単じゃねー。どーやって!?)
一方、太寿達の方ではーーーーー・・・。
「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
部下1「ん?どちら様で・・・?」
サウス「クリフは何処だ?いるんだろ?邪魔だ、どけ!?」
部下1「ちょっと!?勝手に入って来ないで下さいっ・・・、」
「ドガバキィ(サウスが部下を殴る音)」
部下1「うっ・・・。」
部下2「な、何やってるんですかぁ!?」
「ドゴッ(部下をサウスが蹴る音)」
サウス「うるせぇーー!?クリフ出せぇーーー(怒💢)」
部下3「ちょっと!何やって??(汗)」
「バキィ(サウスが3人目の部下を殴る音)」
「ガチャ(太寿の部屋の扉が開く音)」
サウス「クリフっ・・・!ここにいるのかー!?」
クリフ「ガチガチガチ(クリフが恐怖で震える音)」
太寿「クリフに何の用だ?お前は、誰だ・・・?顔が見えねぇ。」
サウス「まさかっ!?ブラドラのボスってのは、そっちの事か?シバ 太寿?」
太寿「あぁ、そうだ。俺様がシバ 太寿だ。元ボスの。」
サウス「(め、目が見えないのか!?クリフは、逃げてこんな奴を好きになったとでも!?こんな男のどこにっ・・・?)だったら、太寿!戦えっ!クリフは、元々こっちの恋人だっ!?」
太寿「何ぃ!?恋人だとぉ!?そんな話、クリフからは聞いてないぞっ?」
クリフ「すみませんっ・・・太寿さん!サウスさんと、最初は付き合っていたけど、度重なるDVに限界で、逃げて来てその後、太寿さんの元に来ました。隠しててすみません!?」
場所を変え、二人は戦う事にーーーーー・・・
この時、サウスは思った。目の見えない太寿では、こちらの攻撃は交わしにくい。パンチすらもサウスに当てられないだろう、と。
この喧嘩、こっちが勝つ!!
「ビュ(サウスが太寿にパンチを仕掛けようとする音)」
サウス「フォルテッシモ〜〜〜♫♫」
クリフ「サウスがっ・・・右パンチで太寿さんの右頬にパンチを当てよーとしてる!?」
「がし(太寿がサウスの右腕を掴む音)」
「グッ(掴んだ右腕を自分の脇に挟む音)」
「ドゴッ(サウスのみぞおちに蹴りを喰らわす音)」
クリフ「太寿さんがサウスの上に馬乗りになったぁ!??くっ・・・首に手をかけてっ締めてる!!!」
サウス「・・・っっ!?」
「ガッガッガッ(締めながらも、残る片方でパンチをする音)」
クリフ「締めながらもパンチしてるっ・・・??」
サウスも太寿にパンチを返すが、寝てる状態ではダメージは、半減。立ってる時の半分しか、力を出せないでいる。
しかも、太寿は全体重を、右手にかけ続け・・やがて・・・、
「ボギィ(何かが折れる音)」
クリフ「!?(この音はっ!)」
それは、サウスの首が・・・折れる音だった。
クリフ(サウスは小さい頃、親のディノを殺した危険な男なのにっーーーー!?あんなアッサリと!?夢みたいだ!)
この戦いのサウスの負けは、一方的な思い込みによる油断。太寿が目が見えないからと、サウスは初めから自分は負けない、負けるはずがないと思いこみ過ぎた。
それが結果・・・太寿の本気に気付けなかった原因である。
太寿は、初めからサウスを死なす気だったーーーーー・・・
太寿「うぉおおおおおおおお!!?」
「しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん(周りが静まりかえる音)」
太寿「DVする男ってのは、負けてもしつこい。これ以上、クリフに何かされるぐらいなら・・・殺しといた方がいいだろうがぁ?なぁ・・・。俺様は、今の幸せだけは壊されたくねぇんだ。誰にもな?」
クリフ「!」
部下1「太寿さん。っと言う事で、俺がサウスを殺したって事で、警察に自首して来ます!」
こうして、太寿のサウス殺しは闇に隠されて、元の生活に戻るだけとなったーーーーー・・・。
その後、マイキーはバジを呼び出した。
マイキー「なぁ・・・バジ?何で嘘つくんだよ。」
ケイスケ「えっ?何の・・・嘘だよ?」
マイキー「分かってんだよ、嘘ついてるって、カズトラ達の件。あん時は、黙ってお前の話、信じてるふりしてたけど、本当は知ってるんだ。あの日・・・二人が消える日。俺は隠れて後ろから、3人の後を付いて行ってたから。バジの家に入る所も、確認済みだ。」
ケイスケ「!」
マイキー「なぁ・・・?その後、タケミチとカズトラは出て来なかった。なのに、お前・・・ブラドラの件の嘘ついたよな?」
ケイスケ「・・・・・・っ。」
マイキー「何でだ?俺はさ、普段と違うお前の様子が気になってた。心配になって・・・後付いて行く事にした。
何か、お前が、タケミチにまたしねーか?って。」
ケイスケ(後・・・付いて来てた!?そんなんもうっ・・・誤魔化せねーじゃねーかよ!?ど、どうする?何か・・・。)
マイキー「それにお前、精神・・・病み過ぎだから。余計に何するか、気になっちまったんだよ。」
マイキー「それで、二人は部屋でどうしてる?まさか・・・お前、二人を殺したんじゃ・・・ないよな?バジ・・・・・・。」
ケイスケ「嘘・・・ついたのは、認めるよ。俺も俺で、どうかしてたんだ。精神を病んでから・・・、誰かに側にいて欲しくてっ・・・!それで、つい・・・二人に住んでもらおうってーーー・・・。」
マイキー「住んでもらってたって(汗)それ、お前ーーー・・・。」
ケイスケ「二人は、元に戻ってもらうから、だから許してくれ!?マイキー(涙)」
マイキー「・・・・・・精神病んでて、悪い事も分からねーのか?バジ。やっぱり、普通じゃねーな。こうなる前に気づけねーってどうかしてるよ。お前。二人、生きてるなら良かった(汗)すぐ、元に戻してやれよ?それだけだ。けど、二度とこんな事はすんなっ!?」
ケイスケ「分かった(泣)これからは、やんねー。」
マイキー「淋しいなら、俺が側にいてやるから!だから、もう・・・やんなよ?そういう事。」
ケイスケ「ありがとうっ・・・マイキー!?(涙)もうっやんねーからっ!?」
こうして、マイキーの行動で、誘拐&監禁事件は解決した。
タケミチは、カズトラと二人で久しぶりの外へ出る!
タケミチ「ありがとう!マイキー君、何で分かったんスか!?」
マイキー「バジが変がだったからーーーー・・・。普段のバジならさぁ、グループの和を乱すなんて、しねーんだ。そんなアイツがお前の事をボコってたから。だから、おかしいって思った。そしたら、あんな事が・・・。」
タケミチ(そうか、マイキー君はちゃんと気づいてたんだ。だから、こっちも助かったんだ!良かった(笑)てか、なんの為に俺はリープしてたんだっけ??いっか、マイキー君が解決してくれたんだし!!この際、もうっーーーー・・・?)
その後は、東卍仲良く皆で、続けました、とさ。
これにて、一件落着!!
完結
続いての作品設定説明です。
登場人物
バジ ケイスケ(14歳)
オリキャラ・ニャー太(14歳)猫人間で猫耳があって、頭はソフトクリームの様な髪型。ホッペは、猫ヒゲが2つある。身長は、かなり低い。(小学生並み)
バジとニャー太は、付き合っている。
シバ 太寿(高校生設定)
シバ 八戒(中学生設定)
サノ マンジロウ(中学生設定)
マツノ 千冬(中学生設定)
ドラケン(少し登場)
三ツ谷 タカシ(少し登場)
明司 タケオミ(20歳くらい設定)
サノ 真一郎(20歳くらい設定)
明司 センジュ(中学生設定)
オリキャラ・ソイジュ(20歳くらい設定)
八戒と・・・?
以上が登場人物になります。
今回の世界は、ホワイトコスモが若干創造した、カズにゃんこの世界に似ています。猫人間と普通の人間が共存する世界。
ひと味違う東京リベンジャーズの世界をお楽しみ下さい。
尚、BL表現にも注意して下さい。(主にショタがあります)
タイムリープは無し。
コスモの登場もほとんど無し。
では、説明を終わります。
タイトル【〜東京リベンジャーズ〜ラブ💖東卍】
東卍のバジ ケイスケと付き合っているニャー太のお話である。
ここは、ホワイトコスモが創り上げた、猫人間と人間が同居して暮らす世界。
猫人間の方が、身長が低いという特徴がある。
そして、猫耳と尻尾もある。
語尾に「にゃ〜」とたまに付ける話し方も特徴的。
ニャー太「にゃぁ〜。」
「ギシギシギシ(ベッドが軋む音)」
ケイスケ「ニャ、にゃ〜ちゃん・・・。」
ケイスケは、よくニャー太をあだ名で、「にゃ〜ちゃん」と呼んでいる。
ニャー太「はぁはぁ・・・。」
ケイスケ「気持ちよかった。」
行為が終わり、東卍の特攻服に着替えるケイスケ。
ケイスケ「にゃ〜ちゃん、今日も東卍メンバーの所に行って来る。また、俺の部屋で待っててね??
ちゃんと、帰って来るからさ。」
ニャー太「いつ、帰って来るんにゃ?その間、暇だにゃ〜。」
ケイスケ「あーーっと、テレビ観たり、ネットとか
やっててよ?遅くなる。」
ニャー太「また、遅くなるんにゃ〜?」
ケイスケ「しっかたねーんだよ、こっちはこっちで。喧嘩しねーといけねーから。にゃ〜ちゃん、連れては行けねーし。喧嘩に巻き込みたくねー。にゃ〜ちゃんは、喧嘩出来ねーでしょ?暴れてくっからよ、じゃ?」
「バタン(扉が閉まる音)」
ニャー太は、ケイスケと二人で同居中。
ニャー太「暇にゃ〜。ネットやってよ!?」
「パカッ(パソコンを開く音)」
ニャー太(最近、ニャー太のマイブーム!ゲームで誰かと戦ってあっそぶにゃ!)
「ピコピコ(ゲームの効果音)」
ニャー太(今日の敵は赤いドラゴン?あっちで操作してる奴いるにゃ!)
「ピコピコ(ゲームの効果音)」
ニャー太「ニャー太の方は、ホワイトドラゴンにゃ!!(負けないにゃ!)」
ネット上で、遠く離れている相手同士とネットで戦ったりするゲームで、プレイヤー同士会話も出来る機能だ。
最近の若者の間で流行っている。
「グガァ〜〜〜〜(ドラゴンの雄叫びの音)」
ニャー太「炎吐いてきたにゃ〜?避けるにゃあ!お返しの風おこしにゃ〜!」
「バッサバッサ(風おこしをする音)」
「ヒョイ(相手のドラゴンが攻撃を避ける音)」
ニャー太「あ!避けられたにゃ〜!」
「バシ・・・ガクン(ニャー太のドラゴンが転ぶ音)」
ニャー太「尻尾払いにゃ〜!?ホワイトドラゴンが倒れちゃったにゃ〜!?」
「ブァアアアアア(ニャー太のドラゴンが炎を吐かれる音)」
ニャー太「更にトドメの炎吐き!?ああああああ〜!?」
「バッタンキュウ〜(ニャー太のドラゴンが倒れる音)」
ニャー太「あーぁ、ヤラれちゃったにゃ〜、強すぎだにゃ〜(涙)ん?相手から、メッセージにゃ?」
太寿「俺のレッドドラゴン強いだろ〜?(笑)現実でも、ブラドラってのやってんだ。会って遊ぼーぜ?」
ニャー太「今からだにゃ?ん〜、会って遊ぶくらいなら、いーニャ!(最初は、友達だったんにゃ。)」
その頃、太寿の家ではーーーー・・・
太寿「ハッカ〜〜イ、遊んで来る?家、頼んだ。」
八戒(兄貴が・・・遊びに?誰と?ゲームの相手か??珍しいな。
っと、言ってもビジネスで言う、裏の仕事でストレス溜まって最近、ゲームにのめり込んでるからなぁ〜。そっちより、マシか。
普段、向けられるストレスは、俺か姉のユズハ。遊びの方がまだ、マシだ。ずっとそうならいいのに。あ、今日か・・・東卍メンバー集会に行かねーと。)
太寿は、ブラックドラゴンのリーダーで、弟の八戒は東京卍に入っている。
その頃、ニャー太の方ではーーーーー・・・・・海に来ていた。
ニャー太「広いにゃ〜!楽しいにゃ〜!」
無邪気に海遊びをしている。
この世界の猫人間は、水に濡れても平気なので、お風呂にも入るし海も大丈夫。
ニャー太「太寿も入ってにゃ〜!?」
太寿「俺はいい・・・。ここで、休んでる。良い眺めだぜ?チュウ〜(ストローで飲み物を吸う音)」
「バシャバシャ(海でニャー太がはしゃぐ音)」
太寿「(楽しそうだなぁ、ニャー太は。はしゃいでんなぁ?ずいぶん。)風邪、引くんじゃねーぞ?」
太寿(去年の冬。12月は、東京卍とやり合って、マイキーに負けた。
この俺様が。あんなチビのガキに・・・。それから、ブラドラはーーーー立て直すのにかなり、時間が必要だった。ニャー太は、幸せそうで元気そうで、争いとは逆だな。
八戒とユズハとは、違って笑顔がある。あの二人にはそれが無い。
あの笑顔・・・・たまらねぇな??)
太寿(何だか、惚れちまったみて〜だ。ニャー太に・・・。)
普段の太寿と言ったら、女にはモテないので大体の肉体相手は、弟の八戒だ。
回想(ここから、BL注意)
八戒「何すんだよ!?やめてくれよぉ!兄貴っ・・・!」
太寿「弟のクセして、抵抗してんじゃねー!?」
「ゴッバキドゴ(太寿に殴られる八戒の音)」
八戒「うっ・・・!」
太寿「気持ちよくさせろ!?じゃねーと、ユズハにやんぞ!?いいのか?」
回想終了
その遊びの帰り。
太寿にとっては、初恋だった。
太寿「おい、ニャー太?」
ニャー太「んにゃあ?」
太寿「俺様と付き合わねーか?んん?」
ニャー太「言うの遅れたけど、先に付き合っている相手がいるから、無理ニャ!」
太寿「!恋人いるだとぉ!?明日、そいつに会わせろ!?」
ニャー太「会って、どうするんにゃ〜?ブルブル(震える音)」
太寿「話しておきてぇ事がある!明日だぞ?(怒💢)」
物凄い顔で怒りだす太寿に恐怖を覚えるニャー太。
次の日。
ケイスケ「にゃ〜ちゃん、会わせたい奴って?」
ニャー太「この人。友達の・・・シバ 太寿にゃ・・・。」
太寿「お前がニャー太が言ってた恋人のバジ ケイスケかぁ?(怒)」
ケイスケ(コイツって、確か・・・ブラックドラゴンの・・・ボスだよなぁ?マイキーから、話聞いたな。去年の冬、クリスマスイブ。教会で、シバ 太寿とやり合って勝った。
俺はあの日、にゃ〜ちゃんの風邪で・・・・)
回想
バジ「悪ぃ、マイキー。今日はにゃ〜ちゃん、熱出して行けねーんだ。外出んの勘弁だ。千冬にも言っといてくれ!にゃ〜ちゃん、熱下げよーね?」
ニャー太「はぁはぁ・・・バジにゃ〜・・・。」
回想終了
バジ(俺だけは、行けねーまま。話だけ、聞いたけどその太寿が何で・・・?)
太寿「ニャー太に関して、俺様と戦え!?勝った方が恋人になれる!!」
ケイスケ「なっ・・・?(こっちだって、50対1バトルやれるぐらい、強いんだ!?)分かった、戦えばいいんだな?やってやるぜ?」
「ドゴッ(太寿の右パンチがケイスケの左頬を殴る音)」
ケイスケ「うっあ・・・?(何・・・だ?コイツのパンチ。比べもんにならねー程の圧がある。)」
「フラァ〜〜〜(ケイスケがよろめく音)」
その後は、バジも一つ2つとパンチを返すものの、太寿側のダメージはほとんど無かった。
太寿「この程度、か?」
ケイスケ(嘘・・・だろ?全力でこっちはいってんだぜ?なのに、その程度扱い、か?クソッ!マジで強いなぁ〜。)
「グキィ!(太寿の足がケイスケのお腹を蹴る音)」
その際、ケイスケの口からは血が出る。
ケイスケ「ニャー太・・・。」
ニャー太「ばっ・・・バジにゃ〜!?」
「がしっ(ケイスケの胸ぐらを掴む音)」
太寿「トドメだぁ!?バジィ!!」
ケイスケ「!(もう・・・駄目、だ・・・。)」
ニャー太「やめてにゃ〜!殺さないでにゃ〜!?恋人に、ちゃんとなるからっ!だからぁ、やめてにゃ〜〜〜!」
太寿「へっ・・・話が分かってんじゃねーか?ニャー太、行くぜ?」
「ドサッ(ケイスケが地面に倒れる音)」
ニャー太「バジにゃ〜、さよ・・・なら。」
ニャー太は、泣きながら震えながら、バジの方向を見る。
ケイスケ「ニャ・・・ニャー太。」
地面に倒れたまま、ニャー太の遠ざかる様子を見つめるケイスケだがーーーー。
次、起きた時はベッドの上だった。
ケイスケ「ニャー太ぁ!!?」
「ガバ(ケイスケがベッドから、起き出す音)」
千冬「あっ!バジさん良かった、目を覚ましてっ?」
ケイスケ「ち、千冬・・・?」
千冬「バジさんにメールしても、返って来ないから、気になって・・・。家の近くに来たら、倒れていたから。
何かあったんですか?バジさん?その傷、誰にやられて!?」
ケイスケ「今は、何も言いたくねぇ。」
千冬「分かり・・・ました。」
その頃、太寿の方はーーーーーーー・・・・
太寿「八戒、ユズハに言っておけ。恋人出来たから、出ていく。二人で仲良くやってろ。俺様は、ニャー太と二人で過ごす!」
八戒(兄貴が出ていく?やったぁーーーーー!!これで、性相手されなくていいんだ!)
八戒の方は、一気に天国になった。
太寿とニャー太の生活は・・・・・
太寿「おいっ!?ニャー太?ここ、食べかすやら、汚れてるぞっ!?掃除してるのかっ!?」
ニャー太「し、してない・・・にゃ。(汗)ニャー太、基本汚れても、気にならにゃい。放って置く。フルフル(体が震える音)」
太寿「俺様は、気になるんだっ!?ちゃんと掃除しとけ!?」
ニャー太「命令だったら、受け付けないにゃ!!」
太寿「あぁ!?(怒💢)テメェ逆らう気かぁ!!?」
ニャー太「怒り過ぎだにゃー!不快ニャー!出てくニャー!(怒)」
その度にニャー太は、バジの元へ帰って来た。
ニャー太「太寿と喧嘩したにゃー!家出してきたにゃ〜!泊めてくれニャ!?」
ケイスケ「また・・・喧嘩したの?これで何回目?
俺と一緒だった頃は、喧嘩なんかしなかったよね?太寿、合ってないんじゃないかな?ニャーちゃんに。」
ニャー太「でも、優しい時もあるんにゃ。プレゼント貰ったり。」
ケイスケ「優しい時もある?それ、・・・DVだよ。」
ニャー太「えっ?」
ケイスケ「カッと怒って。その後優しいとか、DVだから。
ニャーちゃん、分からねーから。(汗)ニャーちゃんが馬鹿で気付かないと思ってやってんだ。酷い奴だね。分からないからって、やっていーってもんじゃねーから(怒💢)そーいうの・・・。」
そこへ、太寿もやって来た。
太寿「ニャー太、いるかぁ?来てんだろ?部下に見張らせてっから、分かってんだ!」
ケイスケ「ニャーちゃんなら、いるけど。」
太寿「いるけどじゃねー(怒💢)テメェも元恋人の分際で何家に上げてんだ、ゴラァ!?(怒)普通は、家出して来ても、戻る様言うのが、大人だろっ!?」
ケイスケ「人の恋人取った奴が、よくそんな偉そうに言えんな!?(怒💢)家出される様な事、言ってんのそっちの方だろっ!?言っておくけど、俺と付き合った頃は家出なんて、されてねーから!?」
太寿「テメェと話に来たんじゃねー(怒💢)ニャー太!さっきは、言い過ぎたから戻って来てくれ。
俺が悪かった、この通りだ・・・。」
「スッ(太寿がニャー太に頭を下げる音)」
ニャー太「!」
しかし、これ・・・太寿の表面的な謝りだった。
家出されてるのは嫌で、戻ってもらう為の。つまり、本当の反省では無い。
ケイスケ(ニャーちゃんが馬鹿だからって 謝った演技!?)
ニャー太「分かったにゃ〜!じゃ、許すニャー!」
太寿「よし、帰ろうぜ!」
ケイスケ(コイツ・・・(怒💢)マジで許せねー!気づかねーからって、ニャーちゃん騙してやがる!?
こんな奴・・・ふさわしくねー(怒💢)よし、俺がニャーちゃんを助けるんだ。)
また、ニャー太が家出した日。
ケイスケ「ニャーちゃん、ごめんね?」
「ペタ(ニャー太の口にガムテープを貼る音)」
「バッ(大きいサイズのキャリーケースにニャー太を入れる音)」
そして、バジはこっそりと外に出て、山近くの第2の家にニャー太を監禁した。
ニャー太「ばっ・・・バジにゃ〜〜〜〜っ!?フルフル(体が震える音)」
ケイスケは、ガムテープを外している。
ケイスケ「初めから・・・こ〜して置けば良かったんだ。そーすれば、奪われる事も無かった。誰にもーーーーー・・・。
大丈夫だよ、ニャーちゃん。DVの太寿から君を守ってるんだ。」
ニャー太「!」
ケイスケ「太寿が諦めさえすれば、俺もーーー・・・自由を与えられるから。」
夕方になり、太寿がバジの家を訪ねる。
バジもスタンバイしていた。
太寿「ニャー太は、何処だ!?来てんの分かってんだ!?出せぇ!?」
ケイスケ「目ぇ、離した隙にいなくなった。窓が開いてて、部屋にはこんな手紙が残ってたよ。(嘘)」
初めて拝読したのですが、頭を下げるとスッという音がするんですね⁉️とても面白いです‼️私にはそういった音は聞こえないのでどこからその音が出ているのか教えて頂けると嬉しいです‼️
685:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 16:40 ID:3fU >>684
頭を下げる時の音って言っても、現実の方だと出ないんですが、物語りの中の世界だから、素早く下げる際に「スッ」と下げた頭の付近から出るのかな?と思います!
少しの風と言う感じに・・・。
因みにゆっくりの頭を下げるだと「ペコ」にしようかと思ってます(笑)
スローなのか、素早い下げなのかで表現を変えてみました!面白いと感じて頂けなら、嬉しいです!
へぇ、ペコって音がするんですね‼️素晴らしい聴力をお持ちなんですね‼️あと、自分でブンブン速く頭を振っても音は出なかったのですがやっぱファンタジーだから音が出るってことですかね❓
688:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 07:53 ID:l8M >>687
そうですね!ファンタジーだからって事になりますね!
現実だと、作品以外でもゲームでなる効果音も、現実だと
鳴りません!マリオとかで、ジャンプして跳ねる効果音とか、ゲームの中だけです(笑)
多分、効果音を付ける事で分かりやすくする狙いなのかもしれません?
(作品の続き)
それは、バジがニャー太に書かせたものだった。
ニャー太の手紙内容「太寿へ ニャー太、太寿が嫌になったから、戻りたくにゃい。 ニャー太より」
太寿がバジの部屋の中を探しても、ニャー太は見つからなかった。
太寿「クソッ!ニャー太、どこ行った!?(怒💢)」
その後も太寿は、部下を使ってくまなく、ニャー太を探させたが、一ヶ月しても見つからず・・・。
太寿「こんなに、探していない訳がねぇ。バジの奴、怪しいなぁ。かくまってんのか!?
いいか?バジを見張れっ!!くまなくな?俺に命令されたって言うのは言うな!本当の事、喋ったらテメェ〜ら無事じゃ済まねーぞ!?あぁ!?」
部下達「はいっ!!」
太寿の恐怖によって、部下は絶対服従だ。
しかし、バジも後を付けられていると気づいていた。
ケイスケ(太寿の野郎か・・・よし。)
ケイスケは、携帯を取り出すとマイキーに電話をかける。
ケイスケ「もし〜?マイキー?後を付けられてる。ん?ブラドラの奴らだ。」
マイキー「そこは、東卍の縄張りだ。分かってて、入ってんのか?ケンチンと三ツ谷呼んで追い出しておく。」
ケイスケ「サンキュ〜、マイキー。」
マイキーに指示された、二人はブラドラの部下の元へ、やって来た。
ドラケン「おい!そこで何してる!?」
ブラドラの部下1「げっ!?」
三ツ谷「ここは、東卍の縄張りだ!」
ドラケン「何の目的で入った?」
ブラドラの部下1「しーん。」
三ツ谷「一回目は、許せても2回目は無しだ。もし、また入ったら、いいか?マイキーを呼ぶぞ。」
ブラドラの部下1「しーん。」
その間にバジは、隠れ逃げた。
ニャー太を監禁している、家に滞在中。
バジ(厄介だなぁ〜。ブラドラに見張られて、俺も出歩けねぇ。よし!んなら、千冬か?)
次にバジが電話をかけたのは、千冬だった。
ケイスケ「もし〜?千冬??太寿に疑われて外出れねー。今、隠れてーから、別の家にいる。前の家は、売り払った。で、頼みあんよ?郵便で段ボールで、送って欲しい。金は、やっから。」
千冬「バジさん・・・。」
ケイスケ「太寿の思い込みで、俺まで誘拐されて脅されて殺されっかもしれねーだろ?だから、身を隠すぜ!?マイキー達にも、そう言っといてくれ。」
千冬「分かりました!バジさんの命が大事っスよ!今、ペケJランドの仕事で、金稼ぎいいんスよ。金の余裕あるんで、渡します!」
ケイスケ「いいのか?サンキュー。太寿の野郎・・・本当は、部下使ってニャー太を拉致って、死なせちまってるかもしれねー。
俺はそれが怖いんだ。
ニャー太がもう死んじまってるかもしれねーって。
知ってんだ、俺。ニャー太は、何度も家出してた。DVされてたんだ。
太寿は、ニャー太の家出が気に食わねーって。もしかしたら、それで
あの男、嫉妬でニャー太を殺して、その罪を俺に被せる気でいるかもしれねーんだ。」
千冬「それは、困りますよ!俺、バジさん守るんでっ!?」
ケイスケ「ありがとう、千冬。」
太寿は、マイキーを呼び出す。
マイキー「丁度良かった。こっちも話がある。
お前の所の部下、東卍の縄張りに入ってんぜ?ボスなら、命令しとけ。」
太寿「知らねーなぁ?そいつは。部下が勝手にやってんだ。
何故か?って。それはなーーーーー・・・、お前の部下のバジが、ニャー太を家にかくまってると、噂になってるからだ(怒💢)」
マイキー「は?その話なら、バジから聞いてっけど、かくまってねーぜ?それに太寿自身も目で見ていないの分かってんだろ?ん?」
太寿「バジの親いんだろ!?さすがに親の元にニャー太を預けられてたら、分からねー(怒💢)バジは、何処だっ!?」
マイキー「(しつけーなぁ、マジでコイツ、DVだ。)バジの件は、言えねー。」
話し合いになる訳もなく、この日はそれで終わった・・・。
マイキー(本当にバジの言う通り、危険な奴。バジを守らねーと。)
その頃・・・明司の方ではーーーー・・・
タケオミ(さすがに困った。センジュがこのまま、私を好きでいるのは。兄貴として、妹の良き相手を選んでやるか。
夫になってもらうなら、真一郎、マイキーがいいか?
知らない男より、知ってる方が信用も出来る。話に行くか・・・。)
最初は、マイキーの元へーーー・・・・
マイキー「お見合い?今、それどころじゃねーんだ!バジが大変なんだよ!東京卍でやるべき事も色々あんだ!その話パス!!」
次に真一郎。
真一郎「お見合い・・・?お前の所のセンジュとか。」
タケオミ「いいか?よく聞け、真一郎。お前、男児愛なのはい〜さ。
しかしだ、長い先々を考えてもみろ!?
一生、女と付き合わないのは、変に思われる!その内、同性愛だのと、
なんだのと噂まで出るとかな。センジュとは、表面的でもいい。
マイキーに外見が似ている。特に今。」
真一郎「!」
タケオミ「お前、マイキーが好きだろう?センジュは、女の割に全く女っぽくなくて男っぽい。お似合いだ!二人して、恋愛とは無縁な所も。
恋愛売れ残り同士、良い話だろう?それに今は、お前も族を抜けてバイク店の仕事。安心して、任せられる。妹をっ!」
真一郎「そんなに・・・言うなら付き合ってみようかな?」
タケオミ「本当かっ!?ならば、デートの日もこっちで決めて置くぞ!」
センジュにも、その件を伝える。
センジュ「お・・・お見合いっ!?何で・・・何で相談せずに決めたんだっ!明兄の馬鹿ぁ!?ポカポカ(タケオミをグーで叩く音)」
タケオミ「よせっ!?私も適当に選んだ訳では無いっ!真一郎は、良い奴だ!長年一緒にいるから、信用出来る!お試しカップル感覚でどうだ?
嫌になれば、いつでもキャンセルOKの!」
センジュ「お試しの・・・付き合い?ん〜〜〜、それなら、まぁいいけど。」
タケオミ「本当か?デートの日も決めて置いた。二人で楽しんで来い。」
約束のデートの日。
真一郎「(タケオミの奴、センジュを女化したマイキーだと、思えばいいとか抜かしやがって。)ん?」
センジュ「き、来たぞ・・・。待たせたな。」
真一郎「(あ、あれ・・・?センジュってこんなにマイキーに似てたっけ?小学生の頃と違う様な・・・。)
久しぶりだな、センジュ?これから、どこ行こうか?」
センジュ「チョ、チョコミント・・・食べたいな。」
真一郎「じゃあ、アイスクリーム屋さんに行こう。」
真一郎が買って来てくれた。
真一郎「はい。」
センジュ「あ・・・ありがとう。」
真一郎「次、どこ行く?」
センジュ「明兄に聞いて、真一郎がバイク店の仕事してるって。バイクを見たいな?」
真一郎「あ、いいよ。じゃあ、今から俺の店に案内する。店の鍵持ってるから。」
二人は、真一郎のバイク店に到着する。
そして、店内に入る。
センジュ「へぇ〜、カッコいいなぁ〜このバイク。」
真一郎「だろう?新作なんだ。普段は、色はホワイトのノーマルタイプが多めなんだけど、こいつはブラックで普通よりも、スピードがあるんだ。」
センジュ「バイクで、ドライブデートがしたいな!」
真一郎「いいよ。じゃあ、乗る?俺、乗り慣れてるから、二人乗りしようか?」
「ブォオオ(バイクが走る音)」
ドライブ中は、互いに何も話さず時間だけが過ぎた。
真一郎が運転して、センジュは後ろに乗っている。
センジュ「真一郎といると・・・落ち着くな。」
真一郎「本当?良かった。こっちもだよ。」
今回は、それでデートは終わったが、その後もデートを繰り返し、
一緒に家で過ごす中に・・・。
タケオミから、ハルチヨにも。
タケオミ「そういう訳で、センジュは真一郎の元で生活する。
これからは、私とチヨの二人生活だ。」
ハルチヨ(えっ・・・!?マジでか?)
真一郎からは、マイキーへ伝える。
真一郎「マイキー、センジュを覚えてるか?センジュと一緒に生活する事になった。」
マイキー「センジュ?あーーーー、小学生の頃に俺とバジとチヨの3人で、遊んでたなぁ〜?そのセンジュとか?いーんじゃねーか?」
その頃、太寿の方はーーーーーーー・・・・
太寿(どーしても、ニャー太の事が諦めきれねー!?こーなったら、あの手でいくか?)
八戒「もしもしっ・・・?マイキーか?◯月◯日、◯時◯分、タコ公園の所で、会って話したい事がある。一人で来て欲しいんだ。そう、一人で・・・。」
「ピッ(携帯の電話を切る音)」
八戒「言ったぜ?兄貴。これで・・・いいのか?」
太寿「あぁ、上出来だ。八戒。ニヤ(笑みの音)」
約束の日、タコ公園🐙。
マイキー「話って・・・ん?た、太寿っ?」
八戒の後ろには、太寿もいた。
マイキー「どーいう事だっ!?おい、八戒っ?」
八戒「ごめん、マイキーっ・・・。」
太寿「八戒を使ってお前を呼んだのは、この俺様だ。用があったからなぁ?」
「バッ(太寿が八戒の首に包丁を当てる音)」
マイキー「何のつもりだっ!?テメェっ・・・!!💢」
太寿「バジのいる場所を言え!じゃねーと八戒を刺す!」
マイキー「あっ?そーいう事かよ!?お前、弟殺してまでか!?それだけの理由でっ・・・。」
太寿「お前が言えば、死なねーよ。マイキー?弟は。
俺も憎くて死なす訳じゃねーんだ、なぁ?」
マイキー(バジの命と八戒の命、そんなの・・・天秤にかけられねーよ。どっちも大事なんだから。だったら、第3の選択だ!)
マイキー「言っちまうとバジは、消えた。何日前、手紙を残して忽然と。」
太寿「あぁっ!?」
マイキー「何もニャー太が消えて心配してんのは、お前だけじゃねーよ。バジも同じだ。バジは、ニャー太を探して来るって。それから、分かんねー。バジから連絡がねーんだ。」
太寿(何処で何してるか分からねー??まさか、嘘まではつかねーか。八戒で脅して。クソッ!もう、終わりか・・・。)
その後、太寿は諦めて去って行った。
八戒「ありがとう!(涙)マイキーっ!?俺の為に嘘、ついてくれて・・・!?」
マイキー「バジもお前も見殺しに出来ねーからな?」
次の日。太寿は、八戒とユズハが住む家を訪れると・・・
太寿「ニャー太とは、別れた。だから、戻って来た。八戒、ユズハ・・・また、生活をしような?」
一気に八戒にとって、天国から地獄へ叩き落とされた。
しかも、ニャー太分の苛立ちをぶつけられるハメになる。
八戒「はぁ・・・はぁ・・・。」
「ギシギシギシ(ベッドが軋む音)」
同じく病んできた八戒は、ネットに助けを求める。
ネット上のやり取り
八戒「誰かに・・・支えて欲しい。家の中で兄貴に・・・暴力を振るわれてる。」
そこで知り合いになったのが、ソイジュだった。
八戒(この人といると、安心するなぁ。ん?今度、会って話さないか?何回か、関わってやり取りしていて、信用出来そうだ。会ってみるか。)
待ち合わせ場所に着くとーーーーーと・・・
ソイジュ「ソイジュだ。よろしくな?オレ自身は、同性愛者だ。」
八戒「そ、そーなんだ。俺も肉体関係は、出来る方だけど。」
ソイジュ「一緒に家で同居しねーか?」
八戒「え?」
ソイジュ「お前の所の兄貴、一緒に生活してる限り、お前に暴力振るうぜ?」
八戒「!」
ソイジュ「こっちに来れば、手出しはさせねぇ。」
八戒「けど、兄貴はめちゃくちゃヤベー奴なんだっ!?力だって、強いからっ!?」
ソイジュ「安心しろ。俺はこれでも格闘家だ。喧嘩には、慣れてる。」
そして、次の日。
>>692
間違い発見!
「一緒に家で過ごす中に」では無く、「一緒に家で過ごす仲に」です!
失礼しました。
太寿「会わせてぇ奴って、コイツか?八戒。」
八戒「兄貴・・・この人は、ソイジュって言って、恋人だ。」
太寿「恋人!?誰が作っていいって言った!?あぁ?(怒💢)」
ソイジュ「そこで、オレと、勝負しろ!勝った方が八戒の恋人だ!」
「ドゴッバキ(太寿とソイジュが殴り合う音)」
八戒(すげぇ〜戦い!力は、互角か!?)
太寿(つ、強いなっ・・・、足崩させてダウンからの、馬乗り首締めにでもいくかぁ?殺してやるよ!?)
「ヒュ(ソイジュのパンチの音)」
太寿(来たな?パンチ!)
「がしっ(太寿がソイジュの腕を掴む音」
「がしっ(更にソイジュが太寿の腕を掴む音)」
太寿(何ぃっ・・・!?)
「ブンッ!!(ソイジュが掴んだ腕を自分の肩に乗せて、後ろを振り向き背負投げする音)」
ソイジュ「背負投げだぁーーーーー!!?」
八戒「!」
ソイジュ「からの〜すかさず、後ろに回って首締め〜!!」
太寿「ぐっ・・・!」
「ガッ「ソイジュが太寿の首を締める音」」
八戒(あっ・・・兄貴が負け・・・る?苦しそうだし、動けねぇ。
あれじゃ〜。ソイジュが座った状態で、兄貴の膝の上に自分の足も
乗っけてる。)
太寿は、口から泡を吹いて倒れた。
「バ・・・タン(太寿が、地面に倒れる音)」
八戒「ガチで強い!?ソイジュ!これが、喧嘩のプロ!?体格も兄貴と互角くらいだし。」
ソイジュ「勝ったぞ(笑)八戒?」
八戒「(でも、俺だけ幸せでも・・・こんどはユズハがーーー)た、頼みがある。同居の時、俺の姉弟のユズハもいいか?3人で・・・。」
ソイジュ「あぁ、構わんさ!どんと来い!?」
八戒「あ、ありがとう・・・(嬉し涙)」
こうして、それからは八戒とユズハの二人で家を出て、
ソイジュの元で3人同居生活。
ついに太寿からの地獄から、解放された。
そして、家で太寿は一人になったーーーーーーー・・・。
太寿「・・・・・・っっ!(ニャー太も失いっ、八戒とユズハも出ていった!?何故だっ!!何故、俺様ばかりがこれ程、不幸にっ!?クソがぁーーーーっ!?(怒💢)」
その後の太寿は、ブラドラのボスとして部下とは
付き合いを続け、仕事にますますのめり込み、金稼ぎをしまくった。
いつしか、太寿は大金を得て、信じられるのは金だけになった。
太寿「人は裏切るが、金は裏切らねぇ。信じられるのは、金だ。」
こうして、太寿は金に突っ走っていくのだった。
その頃、バジとニャー太はーーーーー・・・
ケイスケ「ニャーちゃん?散歩に行こうね?」
ニャー太「にゃ!」
手を繋ぐバジ。
二人で、幸せにやっている様だ。
完結
気づけば、もう700までもう少しです。
無我夢中で投稿していました。ケイ君の作品も、残す事・・・後、2冊です。
もう、全部投稿し終えてしまいます(汗)
正直、投稿を終えたらどうしようか?考え中ですね。
ケイ君の作品、終わっても余ると思います。
作品設定説明です!
登場人物
花垣 タケミチ(高校生設定)
明司 タケオミ(30代代設定)
明司 センジュ(高校生設定)
サノ 真一郎(30代設定)
サノ マンジロウ(高校生設定)
キサキ テッタ(高校生設定)
橘 ヒナタ(高校生設定)
橘 ナオト(この時点で、警察設定)
サノ エマ(高校生設定)
ドラケン(高校生設定)
オリキャラ・ケイイチ(シークレット)
オリキャラ・真一(シークレット)
オリキャラ・タケヒナ(シークレット)
タイムリープ設定あり
BLあり
ホワイトコスモ登場あり
ブラックコスモによって、真一郎とタケオミが悪人になっています。
バジは、ハロウィンの日で死んでる設定です。
だから、バジの登場はありません。
では、説明を終わります。
タイトル【東京リベンジャーズ〜タイムリープ〜】
花垣 タケミチ。高校生での生活。
タケミチ(ヤバいな。マイキー君が気がかりだ。
何とかしないと!?今のマイキー君は、不安定で東京卍は、昔とは違う。
俺が何とかしないと、駄目だけど・・・どうして、いつもリープしてるのに悪い方にいくんだろ?
誰かが邪魔してる?怪しいのは、キサキだ。
だけど、その証拠は無いまんま。)
その頃、梵天NO・3の明司 タケオミ。
タケオミ「センジュ?そろそろ、東京卍のマイキーと戦えるな?用意は出来てるか?」
センジュ「準備なら、OKだ。」
タケオミ(この戦い、東京卍が勝とうが、梵天が勝とうがどちらでもいい。最初から、目的はーーーーマイキーだ。
マイキーをこの手に出来るなら、梵天が勝ってもマイキーをこちらの仲間にするつもりでいる。
そして、マイキーをリーダーにする。梵天が負けても東京卍に、センジュと入るつもりでいる。
最初から、操れる側でいたいのさ。)
センジュ「?」
タケオミ(巨大なグループを作って、大きくしていきたいんだ。
マイキーが闇に染まれば染まるほど、周りは恐れていくだろう。恐れられないグループは、その内、消える。
かつてのブラックドラゴンの真一郎の様に・・・。真一郎は、優し過ぎた。だから、巨大化する手前で、ブラックドラゴンは終わった。)
回想
タケオミ「ブラックドラゴンを解散させるだと!?(これからだって時に欲がなさ過ぎだ!)」
真一郎「どうした?タケオミ?不満か?もう、十分だと思うぜ?」
タケオミ(・・・お前はな?真一郎。)
回想終了
タケオミ(その点、マイキーは違う。闇に染まって、恐れる程に強く、今の俺には求めるリーダーなのさ。真一郎が死んだ今・・・最もリーダーになって欲しいのは、センジュでは無くマイキーだ。
センジュには、悪いが利用している。それだけの為に。)
センジュ「明兄、どっちのが強いと思う?自分とマイキー。」
タケオミ「戦った方が早いだろう。それなら?お前も強いさ、センジュ。負け無しなのだから。現時点では?
しかし、そんな中・・・東京卍のタケミチと、言う男が近づいて来た。
タケミチ「話が・・・あるんです!」
タケオミ「ん?」
タケミチ「東京卍対梵天の戦いはーーーーナシにして、もらえませんか?」
タケオミ「何故だ?」
タケミチ「今のマイキー君は、普通じゃ・・・無いんです!戦ったら、死なすかもしれない!そっちが殺されるのも、マイキー君が殺人犯になるのも、嫌なんスよ!?それだけはっ・・・!!」
センジュ「ドキ。」
タケオミ「その・・・為だけに、敵側のお前からわざわざ話を?」
タケミチ「いけませんか?敵って言っても、死は嫌なはず!マイキー君は、これまでも仲間だった相手すら、理性を失くすとボコボコにするくらい、危険になってます!」
タケオミ「その相手が女でも・・・か?」
タケミチ「え?」
タケオミ「女にも容赦ナシか?」
タケミチ「いえ、女はボコってません!何で、女の事聞くんスか?」
センジュ「自分は・・・自分は、それでもマイキーとは戦いたい!」
タケミチ「話、聞いてたっスか!?死ぬかもしれないんスよ!??」
センジュ「死ぬのは怖くない!戦いに死は付きものだ!」
タケオミ「・・・・・・。」
タケミチ「そうっスけど、マイキー君を殺人犯にもしたくないんスよ!?協力して下さい!お願いします!!」
センジュ「ん〜、じゃあデートしろ!」
タケミチ「ハァ!?男同士っスかぁ!?」
タケオミ「いや、あのなぁ・・・センジュは、妹でれっきとした、女だ。これでも。」
タケミチ「えっ!?女だったんスかーーーーっ!?」
タケオミ「何を驚いている?単に建前で男として、周囲には通してるだけだ。」
タケミチ「え?女の妹をわざわざ、こんな男同士の戦いに巻き込んでるんスか?それって兄ちゃんとして、心辛くないんスか?」
タケオミ「(あぁ、いざとなったら銃もあるからな。)兄の私がただ黙って妹を死なすだけだと思うか?」
タケミチ(笑って余裕もあるって事は、この人単に言ってるだけじゃなく、守れる方法も考えてるんだ。こっちが出るまでも無い?
っと言う訳で、センジュとのデートの約束が決まっちゃった。)
センジュ「デートは、◯月✕日だからな?すっぽかすなよ!?」
タケオミ(タケミチか。真一郎に似ているな?調べて置くか・・・。)
マイキー「ここで、何してる?タケミッチ。」
タケミチ「!ま、マイキー君っ!?(何でここにいるってバレたんだ?誰にも言ってないのに?まさか、キサキにでも見られていたのか!?
それとも、マイキー君が・・・リーパーなわけ?)」
マイキー「何で、敵の梵天と会ってるんだ?ん?その顔、タケオミか?」
タケオミ「久しぶりだ。マイキー。梵天は、妹のセンジュがリーダーなんだ。驚いたか?真一郎は、バイク店の事件で残念だったな?」
マイキー「!うっ・・・。ズキン(頭が痛む音)」
回想
タケオミ「気持ちいいなぁ。はぁはぁ・・・」
真一郎「タケオミ、いいだろう?俺の弟は(笑)」
マイキー「うっ・・・ん?」
マイキーは、睡眠薬で眠らされている。
回想終了
マイキー「妹・・・?何言ってるんだ。タケオミ?兄妹なんて、いなかったろ?」
タケオミ「何言ってるんだ?忘れたのか?チヨもいただろう。プラモの件だ。」
マイキー「知らない。それより、タケミチ?何で勝手に話してんだ。
俺のいない間に?」
タケミチ「言って置きたい事があっただけじゃないっスか!?もう終わったんで、帰ります!!」
センジュ「ま、マイキー・・・!?」
マイキー「!誰だ?お前、梵天のリーダーか?戦いは今から一ヶ月先だったな?容赦しねーからな?」
タケミチ「その件なんスけど!マイキー君?センジュは、今から俺と付き合う事になって、恋人同士だから、戦いはナシになったんスよ!?」
マイキー「男・・・同士でか?そうか、タケミチお前は同性愛者か?ヒナタがいるのにな。梵天のリーダーが恋人か、なら頑張れ。
良かったな?」
タケミチ「(何で・・・こうなっちゃったんだろう?でも、待てよ?それはそれで、この戦い止めれそう〜?)そーだったんスよ!?
だから、ヨロシクっス!皆には、秘密にして下さいよ!
(ヒナタには、後でコッソリ、メールで事情を説明して置こうっと。東京卍対梵天の戦いを止める為だったって。ひとまずは。)」
マイキー(キサキの話、本当だったな。タケミチの行動をキサキから聞かされた。最近のタケミッチは、単独で出歩いてるからなって。)
回想
キサキ「マイキー?タケミチはさぁ〜?色々心配だろ?弱いからさ?
常に見張って守ってやるよ。場所、教えてやっからね?」
マイキー「本当か?助かるな。」
回想終了
別の日。キサキは、タケオミと会っていた。
キサキ「んでさぁ?話って?梵天のタケオミさん?」
タケオミ「金は10万やる。タケミチについて、知りたい。」
キサキ「今度は、タケミチかぁ〜。前はさぁ、マイキーについて知りたがってたよな?知り合いなら、本人に聞けばいいのに、何で?」
タケオミ「マイキーとは、真一郎のプラモの件以来から、関わっていない。真一郎が、死ぬ前も全く。互いに気まずいんだ。色々と。」
キサキ「タケミチは、これまでも東京卍のピンチを沢山、乗り越えてきたよ!
アイツがいなけりゃ、それこそ東京卍は終わってた。」
タケオミ「ピンチを、か?何度も?」
キサキ「カズトラ対マイキーの時も!
太寿対八戒の時も!スーパーヒーローみたいにさぁ??」
タケオミ「スーパーヒーロー?弱いのに、か?」
キサキ「力は弱いけど、アイツはーーーー何だかんだで一番東京卍を
守ってんよ!」
タケオミ(何故、弱い男がそれほど、上手くチャンスを掴めるのだろう?いくら何でも都合良く、行き過ぎだろう?現実とは、本来残酷だ。
タケミチと言う男がこれほどチャンスに、恵まれていたとしても
今回の東京卍対梵天の戦いを無しにされたのはーーーー私の思いに反する。何とかして・・・・。)
先にセンジュとの約束のデートの日。
センジュ「約束、守ってくれたな?じゃ、行くぞ。」
タケミチ「うん。(色々な所で沢山楽しんだ。その終わり目前・・・)」
センジュ「アイス美味いな?今日は、楽しかった(笑)また、チョコミント食おう!?」
「スッ(銃が何者かによって向けられる音)」
「バァ・・・ン!(センジュが撃たれた音)」
タケミチ「えっ・・・?じゅ、銃!?誰がっ?何でっ!?せ、センジューーーーーー!!?」
センジュ「タケ・・・ミチっ、自分は・・・梵のリーダー・・・だから、はぁ・・命狙われるの・・・ありえるん・・だ。だから・・明兄に伝え・・てくれ。後は・・・よろしくって。」
タケミチ「!」
センジュ「デート、はぁ・・・楽しかった・・ぞ。」
タケミチ「駄目だ!!(涙)死んじゃ駄目だっ!!センジューーーーっ!?」
センジュをこのまま、死なせたく無かった。だから、俺はリープの力を使ってその何日前に戻した。
タケミチ「コスモ!何日前に戻して!?センジュが死ぬの嫌だから。」
ホワイトコスモ「モ〜!!」
読んだ方は、気づいたと思いますが・・・今回の作品に真一郎が登場すると記載しましたが、間違えで過去の登場はするけれど、死んだ事にはなっていて、本格的な登場はありません!!
サノ 真一郎(過去の登場のみ)と訂正します!すみません!
タケミチ(こ〜なったって事は、さすがにデートの約束は、出来なくなったなぁ。どうする?東京卍対梵天の戦いはどう避けたらいい?)
そこを、偶然にもタケオミの運転する白い車が通りがかる。
タケオミ「タケミチ?そこで何をしている!?」
タケミチ「タケオミさんっ!?丁度良かった、今アナタに伝えて置きたい事があって。」
タケオミ「話なら、車に乗れ!山にでも行くか?こちらも話して置きたい事がある。」
タケミチ「いいですよ!コッソリの方が今は・・・。」
山付近の場所に車を停めて、二人は外に出て話し合う。
タケミチ「タケオミさん、センジュとのデートの約束、無理になったんスよ。すみません!この先も無理で・・・言っちゃうと、俺ーーーーちょっと行動をとある奴(キサキ)に見張られていて。」
タケオミ「見張られてる?」
タケミチ「(多分、キサキなんだよ。センジュが撃たれたのも、もしかしたら・・・。)俺のせいで妹さんにも危険がって考えたらデートするの怖くなって。」
タケオミ「それは、それでいいがこの先、センジュが殺されるからか?」
タケミチ「!(え、何でこの人センジュが殺されるって知ってるんだ??)
タケオミ「不思議、か?何故なら、こちらもタイムリーパーだからだ。」
タケミチ「え!?」
タケオミ「そして、タケミチお前もタイムリーパーだろう?」
タケミチ「何で・・・知ってるん・・・スか?(顔面蒼白)」
「チャカ(タケオミがタケミチに銃を突きつける音)」
タケミチ「!」
タケオミ「気付かないのか!?ワザとセンジュを撃ったのは私だ!何故かって?お前をリーパーだと疑っていたから。目の前でセンジュを撃たれたら責任を感じて、もしリーパーなら、力を使うだろう?知っていたか?
同じリーパー同士は、例え時間が戻っても、記憶は消えないんだ。それは、こちらも同じ。だから、分かった。
力を使ってはいないのにセンジュが死ぬ前の世界に戻っている、と。」
タケミチ「あっ!」
タケオミ「私じゃ無いなら、もうお前が使ったしか無いんだ!?これから、こちらの言う通りにしろ。
でないと、お前の彼女・ヒナタを見張らせていて、いつでも梵天の部下に命令で殺せるんだ。死なせたくないなら、タケミチ?木で首を吊って死ぬんだ!
それなら、ヒナタだけは助けてやる!?」
タケミチ(そうか・・・初めからこの人の罠だったんだ。ヒナタ、やっぱり君が死ぬのは嫌だから、俺が死ぬ事にするよ・・・。)
木の枝に吊るされたロープの近くへ、震えながらタケミチは歩く。
タケオミ「ちゃんと、書き置きもしてから死ぬんだぞ?」
タケミチの遺書内容「マイキー君へ。俺は君を助けたかった。だけど、何度やっても助けられ無かった。絶望したから、死ぬよ。無力な俺なんて・・・もうこの世には必要ないから。ヒナタ、さようなら。キサキと幸せになってくれ・・・。タケミチより。」
「キシキシ(吊るされたロープにぶら下がるタケミチの音)」
タケオミ「よし・・・。」
タケミチ(ヒナタっ・・・ヒナタ!?大好きっ・・・だよ!(涙))
タケミチ死後。
恋人のヒナタは悲しみに暮れていた。
花垣の墓の前ーーーーーー・・・
ヒナタ「うっうっ(泣)どうして!?何で私を残して死んじゃったの!?(涙)花垣君っ・・・分からないよ!?ぐす。」
キサキ「悲しいなぁ〜。まさか、アイツが死ぬなんて。」
ヒナタ「テッタ君!違うよっ・・・(涙)こんなの変だよ!?花垣君がヒナを悲しませるって絶対おかしいよ!?そんなのって無いよっ・・・ぐす。(泣)」
キサキ「ヒナタ・・・。(確かに変なんだよなぁ?今までのアイツならーーーーーーーって事は?)ヒナタ、アイツの代わりは無理だけど、付きあわねーか?俺と・・・。ずっと、前から好きだった。今でもずっとーーーーー・・・。花垣の分も守るから。」
ヒナタ「ありがとう・・・テッタ君。ヒナ、すぐには無理だけどもう少ししたら、・・・テッタ君と付き合ってもいいよ。でもっ・・・やっぱり、今は無理だから(泣)」
キサキ「今じゃなくていい!俺も花垣の死は、悲しいんだ。仲間だったからなーーー(涙)」
キサキは、涙を流す。
その頃、マイキーも・・・・・。
マイキー(タケミチが・・・死んだ。俺のせいで死んだんだ。兄貴も似てたタケミチも・・・大切な人は皆いなくなる。
もう・・・駄目だ。バジだっていない。頑張れねーよ。これ以上・・・。どうしたって、こんな暗闇からは逃げらんねー。)
それからのマイキーは、更に精神不安定になり、
東京卍対梵天の戦いが始まってしまった。
マイキーの顔は、死んでいた。
顔に生気が宿っていない。
センジュ「行くぞっ!?マイキーーーーっ!?」
「ヒュウ(センジュがマイキーの宙を舞う音)」
「フッ(マイキーが消える音)」
センジュ(!?き、消えたっ??)
「スッ(センジュの後ろ頭上に現れるマイキーの音)」
センジュ「(いつの間に上にっ!?見えないスピードで!?)あっ・・・(顔面蒼白)ヤバいっ!?」
センジュは、浮いているから避けられない。
「ドガァ!(マイキーがセンジュの首から〜肩に足を引っ掛け、地面に叩きつける音)」
タケオミ「センジュっ!!?(頭がかち割られている、・・・もう無理だ!)フルフル(体が震える音)」
「バッ(タケオミがマイキーとセンジュの間に割り込む音)」
マイキー「!」
タケオミ「この通りだ!マイキーっ許してくれっ!?もうっ・・・センジュは、女だ。梵天は、これより東京卍の元に入る事にする!敵じゃ無くなった。」
マイキー「あぁ〜〜、勝手にしろよ。」
タケオミ(何って、冷たい目なんだ。マイキーは。目に生気が宿っていない。)
こうして、梵天は東卍と合体した。
タケオミ(ひとまずは、望んだ通りだ。もう一人いた、タイムリーパーのタケミチも死なせた。この力の特徴は、リーパー自身の死の場合のみ、もう二度と本人は生き返れないという決まりがあるんだ。コスモから聞いた。
そもそも、俺にタイムリーパーが身についたのは、真一郎がブラドラを解散後・・・数年後。
借金生活で困り果て、死にたいと崖から落ちた後。
あの世でホワイトコスモに会ったのがきっかけだった。
リープして、死ぬ前に戻った。
そこで気づいたのは、ブラドラ以外のデカイグループを作る事だった。そのトップにマイキーを!と。
キサキに近づき、話を色々聞きながら、その間は梵天で金も稼ぎつつ・・・そして、今やっと!それが叶った。
目の前にマイキーが!?この東卍は、もっとデカくなる!金ももっと大きくなる!世の中は、金が全てなんだ!)
マイキー「・・・・・・。」
タケオミ(しかし、他にもリーパーがいたのは気づかなかった。もしや、他にもいるのか?
邪魔をするなら、他の方法で死なすしかない!そいつも。)
それから、次の日。
マイキー「キサキ、久しぶりだな?あれから、ヒナと同居してるんだってな?ケンチンもエマと同居中だ。幸せだろ・・・?」
キサキ「あぁ〜、幸せだ。ただ、な?ヒナタは、タケミチの事を今も思い出しちってさぁ〜?なぁ?変だと思わねーか?いきなり、あんな・・・さ?」
マイキー「?」
キサキ「怪しい奴、知ってんだよ。タケオミって奴。」
マイキー「!た、タケオミ・・・?」
キサキ「アイツ、コソコソとマイキーやら、タケミチの事を調べまくって。タケミチが死ぬ前も俺に接触しに来てた。
大抵、コソコソしてる奴にロクなもんいねーよ?
俺もそーだから分かる。」
マイキー「タケオミがタケミチを・・・??まさかーーーーーーーー。」
その後、マイキーはヒナタの弟・橘 ナオトと会う。
マイキー「タケオミって奴がタケミチを死ぬ様に追い込んだじゃねーかって?」
ナオト「花垣君の件は、姉から聞いてます。死ぬのは、不自然ですよ。ここで、一つ。その男が犯人なら、自白する様に引き出しましょう!!良い手があります、こちらは隠れて聞いてますんで。」
その後、マイキーはタケオミだけを呼び出す。
タケオミ「話とは、何ですか?マイキー君。」
マイキー「仲間になるって言っても、信用がいる。そこで、俺だけにしか言えない秘密を打ち明けて欲しいんだ。例えば、過去にした過ちとか?言いにくいって思う秘密を。信用出来ねー奴は、部下にしたくないからな。
どうだ?あんのか。」
タケオミ「そうだな・・・実はタイムリーパーで力を使える。」
マイキー「力・・・?」
タケオミ「そうだ。」
マイキー「(タケミチと同じリーパーだったのか!?って、自ら死ぬと、能力が、無効になるって知ってたんじゃ!?)だったら、タケミチを生き返らせるの可能だよな?」
タケオミ「いや、何故だか最近、その力が使えない。(嘘)今は、それは無理だな。」
マイキー「秘密は、それだけか?」
タケオミ「後は・・・そうだな。」
ナオト(言うか?花垣君の件を?自白さえ、すれば・・・その場で逮捕出来るんだ。)
ナオトは、隠れながらもマイキーとタケオミの会話が聞こえる位置にいる。
タケオミ「小児性愛の面がある。男児が好きだ。」
マイキー「!?」
タケオミ「こーなったのは、真一郎の影響だ。誘われて一緒に観た。それからだな。隠したい秘密なら、こんなもんだ。」
ナオト(花垣君の件は、言ってこなかったか。かなり、警戒心の強い男だ。警察に捕まるのは、余程嫌とみた。)
その後、話は終わり・・・マイキーは、ナオトに提案をする。
マイキー「あの男に余裕を与えるんじゃ上手くいかねーな?こっちのやり方で、やってもいいか?」
ナオト「警察として、協力しましょう!花垣君の為です!!無念で死んでいったからーーーーーー・・・。」
その頃、タケオミは・・・・。
センジュ「明兄!?自分、やっと普通に外に出て大丈夫な様になったぞ!(笑)」
タケオミ「良かったじゃないか?傷も平気か?」
センジュ「マイキーは、思ってる以上に強かった。自分じゃあ・・・とてもじゃないが、勝てなかったよ。」
タケオミ「お前は、よくやったよ。センジュ?これからは、東卍メンバーとして頼んだぞ?マイキーは、真一郎の弟だ。」
次の日、タケオミは再びマイキーに呼び出される。
タケオミ「また、話とは・・・何だ?」
マイキー「タケオミっ!?」
「チャカ(マイキーがタケオミに、銃を突きつける音)」
マイキー「お前がタケミチを死に追いやったんだろ!?キサキから聞いた。コソコソとタケミチを調べて・・・!?同じリーパーって思ってたから、邪魔でタケミチを、死なす様に誘導したのか?自白しろよ、じゃないと、撃つぜ!!」
タケオミ「!」
マイキー「今、この場で本当の事を言うなら撃たない。」
タケオミ「(キサキっ・・・余計な事を!?)ちっ(舌打ちの音)」
「バン!(タケオミが隠してた銃をマイキーに撃つ音)」
マイキー「うっ・・・!?」
ナオト「!?(顔面蒼白)」
タケオミ「いいだろう!これから、死ぬお前にだけ、真実を話してやる!?マイキー・・・、タケミチは私が死に追い込んだ。」
マイキーは、撃たれた腹を押さえながら、背中を丸めつつも
顔だけは、タケオミの方を向いている。
マイキー「何で・・・だ?殺さないと・・いけなかった・・のは?」
タケオミ「タケミチは、邪魔をした。それだけだ。私は、自分の思い通りに事が進まなければ嫌なんだ。そもそもな?」
マイキー「ううっ・・・。」
タケオミ「脅して死ぬ方向に向かう様にと、ヒナタをいつでも殺せると嘘をついたよ。嘘だったんだ。」
ナオト(嘘っ!?)
タケオミ「だが、あの男は、その嘘を信じた。そして、死んだ。
ハハハ(笑)馬鹿な男で良かったよ!嘘にも気付かないんだからな?」
マイキー「くそっ・・・!(涙)」
タケオミ「そして、まだ隠している事があるんだ。」
マイキー「え?」
タケオミ「真一郎のバイク事件の件だ。あれな・・・本当は、私が死ぬ方向に向かわせたんだ。元々の世界線では、真一郎は死んでいなかった。何でだと思う?」
マイキー「はぁ?」
タケオミ「元々のは、バイク盗み未遂事件だった。店の警報システムが作動するからだ。だが、リープの力で戻り・・・バイク事件の起きる30分前に店を訪ねた。」
回想
タケオミ「真一郎、お腹を空かせてないか?差し入れだ。
ちょっと、トイレも借りるぞ?」
真一郎「タケオミ!ありがとう!!」
タケオミ「その間、差し入れの飯でも食っていろ。」
回想終了
タケオミ「トイレも嘘だ。本当は、警報システムをオフにしてたんだ。」
マイキー「なっ・・・!(驚)」
タケオミ「真一郎は、気づかなかったよ。」
タケオミ「そして、あのバイク殺人事件は起きた。」
マイキー(って事は・・・カズトラもバジも、悪くならなかったって事か?兄貴が死ぬ事も、バジが殺される事も、カズトラが刑務所に行く事も・・・?
本当は、そ〜なってない、未来があったって?タケミチが死ぬ事もーーーーーーー・・・??全部、コイツのせいじゃねーかよ!?(怒💢))
タケオミ「まぁ、安心しろ。今、お前を撃っても私は、リープの力を使い、撃つ前に戻れる。
そして、こうなると分かったから、お前の元へは行かない。
今、話した真実も消える。お前は、死ななくても済むから、安心しろ。マイキー?」
「ヒュウ(マイキーが消える音)」
タケオミ「なっ!?マイキーが消えた?」
「バッ(タケオミの宙の上にマイキーが出現する音)」
「ドゴ(空中からタケオミの顔頬にキックを喰らわす音)」
「バッタン・・・(タケオミが床に倒れる音)」
タケオミ「な・・何故・・・だ?うごけ・・て?(お腹を撃たれてまだ、そんな力が・・・?)」
マイキー「悪いな?こっちも嘘ついてた。撃たれたふり、してたんだよ。防弾チョッキしてた。ナオトから借りて。」
タケオミ「何ぃ!!?演技だとぉ!??」
ナオト「今までの話しは全て聞かせてもらった!真一郎のバイク事件&タケミチ殺人の件で、タケオミ!!逮捕するっ!観念しろっ・・・!!」
タケオミ「罠・・・か、これはーーー・・・全て・・・・そうかーーーーー・・・。」
その後、タケオミは逮捕され罪も裁かれた。
マイキーはタケミチの墓の所へーーーー・・・。
マイキー「兄貴も死んで、タケミチも死んで、ようやく気づいた。
もう、俺・・・闇落ちなんてしねーから。東卍守るから・・・。それでも、もう誰も会えねーんだな(涙)死んじまったらーーーーー。」
それから、1年半が経ち。
ヒナタ「テッタ君、赤ちゃん産まれたね?タケヒナって名前にしたよ。」
キサキ「可愛いな。俺のベビー。」
同じくして、ドラケンとエマの間にも赤ちゃんの双子が・・・
エマ「死んだお兄ちゃんと似てる真一って名前と、後はケイイチって名前でいい?」
ドラケン「あぁ、死んだバジがケイスケだから、近い名前がいいな。」
しかし、その後・・・3人が大きく成長する度に・・・・
タケヒナ「前の時に自ら死んだ。」
ヒナタ「え?どこで?」
タケヒナ「森で。首を吊ってーー・・・・。」
ヒナタ(あれ?花垣君と同じ場所?でも、そんな話してないのに。もしかして、この子の前世って花垣君!?(汗))
真一とケイイチも・・・・
真一「前は、バイク店で仕事してて殺された。」
ケイイチ「俺は腹を刺して死んだよ!」
エマ「えぇ〜??(汗)」
ドラケン「こら、母親のエマを困らせるな。」
3人は、同じ幼稚園にも通ってトリオとして、仲も良かった。いつも遊ぶ。
そして、マイキーもそんな3人と会う日がーーーー・・・
マイキー「タケヒナと、真一とケイイチだって?ん?
何か、似てんな。外見が兄貴とバジとタケミッチに・・・(汗)」
真一「マンジロウ!」
タケヒナ「マイキー君?」
ケイイチ「マイキー?」
マイキー「!お前らっ・・・まさかっ!?何だよっ・・・(涙)俺より小さくなったなぁ〜、すっかり・・・(泣)
こんな奇跡ってあるんだな。」
生まれ変わって、再び3人に会えるなんて、マイキーも思っていなかった。
また、こうして会えてマイキーは、嬉し涙を流す。
再びマイキーに会いたいから、3人も輪廻を果たした様だ。
ホワイトコスモの力だろう。
ブラックコスモ「へっへっへ〜!過去には、真一郎を悪人にして、現在ではタケオミも、悪人にしたモ〜!悪エネルギーチャージも!!」
そして、コスモが取り憑いているとも知らず悪事も、まだまだ続く。
完結
ケイ君の作品としては、これで最後になります!
作品設定説明を始めます。
登場人物
シバ 太寿(小学生設定〜中学生設定)
シバ 八戒(小学生設定〜大人20歳設定)
シバ父(太寿と八戒の父親)
ここでは、3人暮らし設定
オリキャラ・ヨシミ先生・男(太寿の通う学校の先生・頭は剥げていて、メガネをしてる。生徒からは、「ハゲヅラ」とあだ名をつけられる)
ユズハ(20代・ハンバーガーに務める店員)
シバ タイシュ(シークレット)
オリキャラ・シバ クリフ(体は、女。心は男の性同一性。)
オリキャラ・シバ ヨッカイ(シークレット)
今回は、マイキー達は出ません!
主に太寿達家族に焦点が、当てられている物語になります。
タイムリープは無し。
ホワイトコスモは登場無し。
ブラックコスモも登場無し。
BL表現無し。
今までとは、変わった視点で作品をお楽しみ下さい。
では、作品設定説明を終わります。
タイトル【東京リベンジャーズ〜八戒・赤ちゃんになる〜】
シバ家。
兄の太寿。弟の八戒。父さんとの3人暮らし。
シバ父「太寿、八戒。今日も父さんは仕事だ。」
母さんが病気で死んでからは、父さんは牧師になった。
シバ父「太寿、お前が長男なんだから、八戒はしっかり躾けろよ。」
太寿「コクン(頷く音)」
父さんは、夜遅くになって帰って来る事も多い。
二人は、まだ小学生だ。
シバ父「仕事が忙しくて、家の事はやってられん。」
父さんが帰って来ても、疲れてるからか?相手をしてくれなかった。
この家には、父さんがいる様で父さんの存在は薄かった。
その代わりに家の主(あるじ)になったのは兄の太寿だった。
太寿「またお前かぁ!?何度言ったら分かるんだ!?(怒💢)」
八戒「ごっごめっ・・・なさっ!?(汗汗💦)」
八戒は、そんな兄が、恐ろしくて恐ろしくて仕方なかった。しかも、太寿は殴る蹴るの暴力もふるった。
「バキィドゴ(太寿が八戒に暴力を振るう音)」
八戒「あーーーーーーーっ!!」
太寿「お前が悪いんだっ!これは罰だっ!?」
八戒は、日常的に暴力を振るわれた。
八戒「うっううっ・・・・(涙)」
そんな事が繰り返されたある日。
太寿「八戒!?💢またかよ!こっち来いっ!??」
八戒の心はもう、限界だった。
いつもの様に怒っていたある日。
太寿「これで分かったかっ!?返事しろっ!?💢」
八戒「・・・僕、赤ちゃん。」
太寿「はぁ?何冗談言ってんだ・・・?」
八戒「赤ちゃんだから、何言ってるのか分からない。」
太寿「!まっまさか嘘だろ!?本当に赤ちゃんになってる!??さっきは俺が悪かった!だから、元に戻れ!?」
八戒「?何言ってるか、分からない・・・。はむはむ(自分の指を噛む音)」
八戒の心が壊れ、ついに赤ちゃん化してしまった。
太寿「どっどーしたら、元に戻んだっ!?(汗)」
歩き方もよちよち歩きに。
太寿「ヤバい!本当にマズイ!?(父さんにバレたら俺が責められる!どうしようっ・・・。)」
父が帰る時間。
シバ父「今日も遅くなったな?ん?」
「よちよち(四つん這い歩きで父に近づく八戒の音)」
シバ父「八戒!?何、四つん這いになっている?」
八戒「何言ってるか・・・分からない。」
シバ父「何だっ!?どうなって?太寿ーーーーーっ!?いるなら、出て来い!こっち来い!?」
父は、太寿のいる元に。
シバ父「一体、どういう事だっ!?説明しろっ!(怒💢)」
太寿「・・・俺は、ただ・・・父さんに言われた通りに、ちゃんと八戒を躾けてただけだ。」
シバ父「だったら、何故八戒が赤ちゃんになった!?」
太寿「それはっ・・・それは、ちゃんと躾ければ躾ける程、八戒の心を追い込み過ぎちゃってーーーー・・・。」
シバ父「お前、この先どう責任を取るつもりだ!?八戒があんなままだと、周りから色々言われるんだぞっ!?父さんも恥をかく事になるんだ!何って事をしてくれるんだっ!?(怒💢)」
八戒「?」
シバ父「恥ずかしく学校にも通わせられないじゃないか!?これは罰だ!愛してるから殴るんだ!」
「ドッゴッドゴッバキィ(父さんが太寿に暴力を振るう音)」
シバ父「何故だっ!?何故父さんの期待を裏切るっ!?こんなに愛してるいるのに!何故父さんにこんな辱めを与えるっ!?愛してるのにっ!?何故分からないんだぁああーーーーっ!!?(怒💢)」
太寿「うっ・・・ううっ。」
太寿の口からは血が出た。
「ドサッ(太寿が床に倒れる音)」
八戒「はむはむ(自分の指を噛む音)」
その様子をキョトンとした顔で見つめるだけの八戒。
太寿「クソっ!お前のせいで怒られたじゃねーかっ!?八戒っ・・・お前のせいでっ!??」
八戒「ご飯・・・ご飯🍚」
太寿「何も分かってねー!分からなくていいよな、お前は?」
八戒は、ご飯とも喋ったり、トイレとも言ったりお風呂や、眠いも喋ってくる。
八戒「眠い・・・。」
太寿「一人で寝てーなら、勝手に寝ろっ!?(怒💢)」
八戒「わぁああああああ(涙)」
叶えてもらうまでは、ずっーと泣き続ける。
太寿(💢)
八戒「ぁあああああああ〜(泣)」
太寿「何なんだテメェーーーっ!?全然寝れねーだろっ!?(怒💢)
八戒「ああああはあああああ〜(泣)」
仕方ないから、一緒に寝た。
太寿「すう〜(寝息の音)」
八戒「す〜す〜(寝息の音)」
八戒は、一人じゃ何も出来なかった。
八戒「トイレ〜。」
太寿(だから、俺が頑張るしか無かった。)
ただ、そうなればそうなる程、学校に行けなくなったり、
行ける日があってもーーーーーー・・・。
太寿「婆ちゃん・・・。八戒、訳あって、心が赤ちゃんになった。俺
は学校行って来るから、よろしく!」
たまにしか、小学校には来れなくなった分、それまでの仲良くしてた奴からも良い風に思われず。
生徒1「ここずっーと太寿って、付き合い悪いよなぁ?」
生徒2「前はあんなに仲良くしてたのに・・・。」
生徒3「もしかして、俺等の事嫌いになったとか?」
生徒4「きっと、そーだ!あ、じゃあオレらも太寿を嫌いになろう?」
いつしか、太寿を虐めてくる様になった。
机に落書きをされて暴言を書かれる。
太寿(最悪だ・・・。何で俺が?こーなったのも、全部八戒のせいだっ!?)
もう、相手する気も失せて、ひたすら勉強をし続けた。
家に戻って八戒と二人。太寿は、勉強中。
八戒「ご飯〜🍚」
太寿「今、勉強中なんだよ!?(怒💢)見て分かんねーのか!?」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「あ〜〜!?何であっちはこっちを理解してくれねーのに、こっちはあってを理解してやらねーといけねーんだよっ!?不公平だろっ!?
イライラするぅ〜〜〜〜〜っ!(怒💢)」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「しかも八戒!?お前のせいで俺は学校で虐められてんだよ!?一人になったじゃねーか!!分かってんのかよ!?(怒💢)」
八戒「赤ちゃんだから、良いことも悪いことも分からない。赤ちゃんだから、ルールも分からない・・・。」
太寿「!だけど・・・アイツらは、皆俺から去って行ったのに、八戒・・・お前だけは、俺から離れて行かないんだな。よし、だったら俺もお前から、離れねーよ!!」
この頃、太寿の八戒に対する見る目は変わった。
疎ましいと思う存在から、大切な存在へと変わった。
自ら進んで八戒のお世話をする様になる。
外へ出かける時は、車椅子で周りがいない時間帯を狙って、外出した。
太寿「よし、これなら知り合いもいない。」
近くの公園で、遊んだ。
「キコォ〜キコォ〜(ブランコに八戒を乗せて、後ろから押す太寿の音)」
>>713
間違い発見!
太寿のセリフの「こっちはあってを理解して」じゃ無くて「こっちはあっちを理解して」ですね!失礼しました。
太寿(八戒がいると楽しいっ!!)
今度は滑り台を二人で楽しむ。
「スゥ〜〜(大きな滑り台を二人で、滑る音)」
それでも、父さんの目は厳しく・・・。
シバ父「なかなか、八戒は元に戻らないな?どうするつもりだ?責任を取り続けられるのかっ!?」
その一方で、父さんからの激しい暴力も続いた。
「ドッゴッ(父が太寿に暴力を振るう音)」
太寿「大丈夫・・・大丈夫。俺には、守るべきモノがあるから・・・。」
八戒「たぁ〜た?(太寿の名前を呼んでいる)」
太寿「八戒・・・お前がいるから、俺は頑張れるんだ。」
その後の八戒は、少しずつ言葉を理解出来る様になってゆく。
太寿「八戒、ご飯だぞ?🍚」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「八戒、オモチャだ。」
八戒「オモチャ〜🪀オモチャ〜🪀」
太寿(成長してきてる?前より、言葉と行動のセットで繰り返してるの
理解してくれたんだ。分かってくれた!?って言っても、相変わらず本人が嬉しいって言葉に反応してるのみだけど。ただ、それ以外の成長は特に見られなかった。)
それから、歳月は過ぎて・・・太寿は、中学生になった。
シバ父(おっ?コイツやけに、大きくなったなぁ!?中学生になってから、父親であるこっちと同じ体型だとぉ!?)
この頃くらいになると、父親からの暴力も無くなった。
父さんとしても息子に負けるのは、嫌な為争いたいとすら思えない。
それがプライドだ。
この頃、学校に行くとーーーーーー・・・
生徒1「太寿さん!」
生徒2「太寿さんっ!」
体もデカくて喧嘩も強いからか?気づいたら周りに友人が新しく、出来た。
学校では、普通は制服だが太寿だけが私服だった。周りと違う事をして注目を集める。
生徒1「見ろよ、太寿さん・・・カッコいいよなぁ〜。」
生徒2「知ってるか?太寿さんって、裏でボ〜ゾク(暴走族)やってるって?」
生徒3「えっ?名前、何って?」
生徒2「ブラックドラゴンって言うんだって。」
1「ブラドラぁ!?カッコいいなぁ〜!!?」
個性もある為か、憧れる生徒も多い。
そんな太寿を、よく思わない者もいる。
ヨシミ先生「コラァーーーー!!太寿っ?また貴様かぁーーーー!?何度言ったらわかるんだっ!?他の生徒を見てみろ!?ちゃんと制服を着ている!」
太寿「・・・・。」
ヨシミ先生「お前も少しは見習ったらど〜なんだっ!?周りが真似したら、どーするっ!?(怒💢)」
太寿「・・・命令するから悪い。俺は命令なら聞かん。着たいから服も着てるだけだ。他が真似しようがそんな事、頼んだ覚えもねぇ。
俺に責任取らせようなんざ、分かりきったセリフいうが、頼んでもいない以上、本人が選んだ事だ。俺に責任はねぇ。」
ヨシミ先生「コラァーーーーー!(怒💢)太寿っ!どこ行くー!?まだ話は終わっとらんぞーーー!?💢」
太寿「・・・・・・(無視)」
生徒1「すげ〜よな?あんな言葉?俺なら先生の顔色を気にして言えねーよ!」
生徒2「うんうん!出来る太寿ってやっぱスゲ〜!」
ヨシミ先生「貴様らぁああーーーーーー!?太寿のどこが凄いんだっ!?貴様らが褒めるから、太寿が付け上がるんだ!その考えは捨てろぉーーーーーーっっ!?(怒💢)」
生徒3「ハゲヅラ、うぜー。いっつも自分が正しいとか思い込んでる。(小声)」
生徒4「メンドクセー。相手すんのやめよーぜ?(小声)」
生徒2「そーだな?オレ達も行こーぜ行こーぜ?(小声)」
授業中も太寿だけが寝てる。一人、屋上。
そこへ例のハゲヅラこと、ヨシミ先生登場!!
ヨシミ先生「寝る馬鹿があるかぁあーーーーー!?(怒💢)またココかぁあーー!?起きろ〜〜〜💢💢太寿ーーーーーっ!!?何度言ったら分かるんだぁーーーーっ!?いい加減同じ事を言わせるなぁーーーーっ!」
太寿「うっせ〜な。俺も何度も言ってるだろ。あんたは自分の考えが正しいと、思ってるんだろうが俺も俺自身の考えを正しいと思ってるんだ。
いくら先生って言っても、邪魔する権利は無いはずだ。
俺以外の奴にはなっ?」
ヨシミ先生「うるさぁーーーーーいっ!(怒💢)ルールはルールだ!従えーーーーーーっ!?」
太寿「じゃあ、ぶん殴ってみるかぁ?先生。キレてるならなぁ?体罰になんぜ?」
ヨシミ先生「ふんっ!話にもならんっ!?」
太寿「・・・・・・。」
ヨシミ先生は、去って行った。
そして、この頃・・・・太寿は、主に八戒の世話をブラドラの部下にやらせてすらいた。
太寿「八戒は、今日は大丈夫だったか?」
部下1「はい!」
八戒「たぁ〜たぁ〜!」
そして、更にそれから月日が過ぎて、中学卒業の後は父の元を去る。
太寿「八戒とふたり暮らしする。今まで、世話になったな?」
きっかけは、父親の再婚だった。
金は自力でも稼げるので、何の心配も無し。それから更に太寿が20歳の時。
太寿「本日、20歳を期にブラドラは解散する!皆・・・今までご苦労だった。好きに生きろ!」
生徒1「そんなぁー!?太寿さんの金稼ぎを頼りに生きてこれたのにっ・・・!?」
生徒2「そーっスよ!オレらには、太寿さんがいないと生きれねーっス!?」
生徒3「解散とか、それこそ生活の破綻ーっ!??」
太寿「おーう、だったらこの後も八戒の世話係として、家に来るかぁ!?金はその分やる。世話代として。ただ、3人ぐらいまでだ。」
部下達はジャンケンで決めて、その中から3人だけ選ばれた。
しかし、これがまさか後々・・・あんな悲劇に繋がるとは。
太寿は、20歳で神父の仕事をする。(ここの世界では、大学に通って無くても神父になれる世界。)
太寿(八戒の件がある以上、女との付き合いは諦めている。アイツは赤ちゃんだから、自分を守れない。俺が守るっ!)
しかし、それから半年後ーーーーーー・・・・
「グサッ(太寿が脇腹を包丁で刺される音)」
いつもの様に教会へ向かう途中だった。
太寿「うっ!」
口から血を出す太寿。
太寿(さっ刺された!?誰だっ??)
元部下4「太寿さんが悪いんスよ!?ブラドラを終わらせるからっ!?(涙)そのせいで生活に困って借金だらけじゃないっスかぁ!!」
一方的な恨みで刺された。
太寿(八戒・・・・・俺には、まだ守りてぇもんがっ・・・!?八戒・・・・・っ。まだ、死ぬ訳にはーーーーーー・・・・。)
「パタ(太寿が地面に倒れる音)」
その頃、八戒の方ではーーーー・・・
テレビのリポーター「ニュースです!今さっき入ってきた話によると、刺された男性がいて・・・死亡しました。身元は、シバ 太寿(20)と思われます!」
元部下1「あれ?これ・・・太寿さんじゃないっスかぁ!?」
元部下2「本当だ!太寿さんが死んだっ!??」
八戒「あれ・・・?俺、今まで何を・・・してたんだ?って何で裸っ!?(汗💦)」
元部下1「あれっ?八戒さん、元に戻ってる!?」
八戒「え?誰だ・・・。お前ら?(汗💧)」
元部下1「けして、怪しいもんじゃなくて、1から理由を説明しやーす!」
八戒「理由・・・?」
説明は、終わり・・・。
八戒「そっか、俺・・・内面が赤ちゃんになってたんだな。そして今は大人?(兄貴はさっき、死んだ・・・?今から一人で仕事をしないと・・・か。)」
その後は、部下達は家から出て行き、八戒は一人仕事をして
生活する事になったが・・・。
八戒「新しく入って来た、シバ 八戒です!」
店長「皆、仲良くやる様に!!」
ハンバーガー店で仕事をする事になった。
そこで出会ったのがユズハだった。
しかし、中身は小学生のまんまな八戒は、周りからは下手に見られる。
店員1「八戒、こんな事も分からんの〜?」
八戒「えっ・・・・その!?(汗汗💦)」
店員2「お前って馬鹿だよなぁ〜?(笑)」
その為、イジメのターゲットに・・・・。
ユズハ「ねぇ?あんた達、何してんの?ここ、仕事する場所だから。真面目にやる気無いなら、店長に言いつけちゃおうかな〜?」
店員1「冗談だよ!なぁ〜?」
店員2「行こ行こ〜。」
店員達、二人は出ていった。
ユズハ「ねぇ?大丈夫だった?あたしは、ユズハ!」
八戒「!あ、ありがとう!」
照れた状態の八戒。
ユズハ「あたしさぁ〜、あんたの事好きなんだけど!?タイプ❤」
八戒「えっ?嬉しいけど・・・(照)」
ユズハ「じゃあ、付き合おうよ!?あたし達!」
こうして、二人は付き合い・・・デートを重ねーーーーーー
ユズハ「次、どこ行く〜??」
八戒「任せるよ。」
早くも結婚して、同居をする。
ユズハは、八戒の一人暮らししている家で現在は生活している。
八戒「ユズハはさぁ〜、何で俺に惚れたの?どこ好きになったの?
顔とか?」
ユズハ「顔もそーだけど、ウブそうな所とか!?後はーーーー優しそうな所とか!」
八戒(すごく、今・・・幸せだなぁ。兄貴は、死んだけどユズハと出会ってから、すごく幸せだなぁ〜。)
その夜。
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
そして、早くも赤ちゃんが出来た。
赤ちゃん「オギャア〜!オギャア〜!」
名前は、死んだ兄の名から取って「タイシュ」
それから、タイシュは4歳になった。
八戒と二人で休日に家にいた時・・・・・
タイシュ「八戒・・・覚えてるか?俺は・・死んだお前の兄・太寿だ。」
八戒「えっ?(顔面蒼白)(死んだ兄貴の話なんて、ユズハにも言ってねぇーのに?)何で、そんな事を知って・・・・??」
タイシュ「お前には、DVも振るったなぁ〜。二人っきりの時。」
八戒(タイシュは太寿(兄貴)だっ!?)
タイシュ「もう、内面が赤ちゃんなのは戻ったんだなぁ?だが、分からない。教えてくれ。あの女(ユズハ)は誰だ?母さんじゃない。」
八戒「はぁはぁはぁ(激しい呼吸の音)」
タイシュ「俺達の母さんは、病気で死んだはずだろう?」
八戒(何でだ?もしかして、これってーーー・・・輪廻転生かよ!?)
タイシュが記憶を思い出してから、ユズハとの仲が悪くなった。
ユズハ「ちょっとーーーー!?タイシュ何してんの!?」
タイシュ「うっせぇ!クソアマ!黙れ!(怒💢)」
ユズハ「はぁ!?だれがクソアマですって!?(怒💢)」
タイシュ「母さんじゃねー!お前なんか。」
ユズハ「ねぇー!八戒!?タイシュ、ムカツクんだけど!?てかさぁ、
可愛く無いし、言う事聞かないし、ムカツクしーーーーー・・・
何であんたに似なかったんだろう!?あんたに似れば可愛がれたのにっ!??」
八戒「それは・・・(俺の兄貴だから、中身。汗💦)」
ユズハ「あんたもあんたでさぁー、あの子に少しは言ってよ!?父さんなんだからっ!?あたしばっか、酷い母親じゃん!?」
イライラしてるユズハは、タイシュを叩く事もあった。しかし、年齢的には、中身の太寿はユズハより年上だ。だから、余計にユズハを下手に見る。
「ばしっ(ユズハがタイシュの頭を叩く音)」
ユズハ「あたしのが親で上だっつの!」
「ドッ(ユズハがタイシュを蹴る音)」
ユズハ「生意気言うな!?(怒💢)」
八戒「も、もう・・・その辺にしたら?(汗💦)(俺から兄貴に言える訳無いだろ?中身は兄貴なんだぜ!?)」
ユズハ「もう!どっちの味方なのっ!?」
八戒(子供の頃のトラウマ消えねーんだよ!?)
ユズハ「ねぇ!?どうしたの?八戒?何泣いてっ・・・・(汗💦)」
八戒「・・・・・・っっ(涙)」
ユズハ「あんたも何か、いつからか変じゃない?」
八戒(何でっ?何でっ!?あんなに幸せだったのにーーーー!?)
タイシュ(・・・・・八戒。)
八戒(こんなっ、こんな事になるんだっ!??)
八戒は、ユズハに携帯に映った、とある人物の写真を見せる。太寿と八戒の小さい頃の写真だ。
八戒「ユズハ、これーーーー見てくれ。」
ユズハ「これって!?携帯の写真!??え、写ってるのって・・・タイシュ!?」
八戒「違うんだ。俺には、今は死んだけど兄貴がいたんだ。この携帯は、兄貴のだ。」
ユズハ「!何で・・・タイシュに似てるの?」
八戒「気付かないのか?タイシュは、その死んだ兄貴の生まれ変わりだ。記憶が・・・ある。だから、ユズハを母親だと思えない。」
ユズハ「そんなぁ〜〜〜、嘘。(涙)」
八戒(だけど、この先どうしたって兄貴は兄貴だからーーーーー・・・。二人の仲がそれで良くなる事も無く。それから、タイシュが小学一年の時。)
ユズハ「ねぇ、もう我慢・・・無理。別れてっ!お願い?」
八戒「そんなっ!?そんな事言わないでくれよ!?何でっ・・・・?」
ユズハ「何でかくらい、分からないの!?二人でいたって、あたしばっか辛い!!支えあってないじゃん!?あたしばっか、我慢してさぁ〜!?」
夫婦じゃないからっ!そういうの!?いい加減、気づいてよ!?一人でだけ、頑張るのっておかしいでしょ!?(怒💢)
もう、限界だからっ・・・!?」
八戒「!」
ユズハ「もう・・・出てくから。」
「バタン(ユズハが玄関のドアを閉める音)」
八戒とタイシュは、二人っきりになった。
タイシュ「どうする?八戒。俺を父さんに預けて、ユズハとお前の二人暮らしなら、上手くいく。このまま俺を加えての3人暮らしなら、ユズハは離れる?どっちを選ぶ?
かつて、お前が、赤ちゃんに内面なっていた頃・・・俺様は、見捨てなかった。お前は、こんな俺を見捨てるのか?」
八戒「そんなっ・・・!そんな事、言われたってーーーーー!?(涙)俺はっ・・・兄貴みたいに強くねーんだっ!!?」
この後、八戒は逃げる様に部屋を出て行った。
慌てて、タイシュも八戒の様子を見に行くが八戒がいない。
探していると、ベランダのドアが開いている。
タイシュ「ん?八戒?八っ戒ーーーーーーーっ!!?」
目を離した隙に八戒は、家の窓から飛び降り自殺していた。
その話を聞いたユズハは、後悔した。
葬式は、終わり・・・・ユズハとタイシュが墓の前に。
ユズハ「あたしがっ・・・あたしがっあんな事言ったからぁ〜〜〜〜!?(涙)ごめんっ!八戒〜〜〜〜っ!?(泣)」
タイシュ「・・・・・・っっ!(墓の前。その後、俺様は、親父の元に引き取られる流れになったがーーーーーだが、そこにも俺様の居場所は無かった。)」
シバ父「何故っ言う事を聞かないっ!?」
タイシュ「(当然だ。孫とは言え、子育ての責任を押し付けられた側。)
嫌いだからだ。あんたを、前から。」
中学になると、家出を繰り返し自宅には、戻らなくなった。
「バタン(自宅のドアが閉まる音)」
それでも、タイシュは八戒の命日になると、墓の元へ。
タイシュ(誰か先に来てるな?)
そこにいたのは、ユズハだった。
ユズハ「あんたも来たんだ?タイシュ・・・・あたし、八戒じゃなくて、あんたがいなければって良かったのにって思うよ!
それなら、八戒と別れなかったからーーーーー・・・。」
タイシュ「!(・・・・八戒。俺様もお前には、会いてぇな。)」
回想
八戒「タァ〜タ!?(笑顔)」
回想終了
タイシュの頭に浮かんだのは、内面が赤ちゃんになっていた頃の八戒。
あの頃が懐かしい。
もう、その姿を見れる事は、二度と無い。
タイシュ(何で・・・死んじまったんだ?八戒・・・?)
「ポタポタ(タイシュの目から涙が流れる音)」
「サァーーーーーー・・・・(雨が降る音)」
まるで、タイシュの悲しみに答えるかの様に雨模様の天気になった。
傘もささず、タイシュは立ち尽くす。
それからは、同じ中学に通うクラスメイトのクリフと出会った。
クリフは、体は女だが、心は男性の性同一性だ。
タイシュ「そうかぁ〜。お前も俺様と同じ、居場所がねーのか?」
クリフ「はい・・・。」
タイシュ「付き合うか?俺達。」
クリフ「はっ、はい!」
二人は、その後・・・高校生ぐらいの時にタイシュは仕事をしながら、
やがて結婚し同居する。
家を持った。
クリフ「赤ちゃん・・・・出来ました。」
タイシュ「赤ちゃんか・・・。」
回想
八戒「タァ〜タ!(笑顔)」
回想終了
その後、八戒に似た子が産まれる。
名はヨッカイ。
そのヨッカイは幼稚園になる頃ぐらいからーーーーー・・・・
ヨッカイ「兄貴・・・?俺って前、八戒・・・・だったよな?(汗💧)」
タイシュ「!?(ヨッカイは、八戒の生まれ変わりっ!?)
戻って来てくれたんだな(涙)八戒。俺様の赤ちゃんになってーーーーーーーおかえり。(笑顔)」
タイシュは、涙を流しながらも笑った。
かつて、内面が赤ちゃんだった頃の八戒が、今度は本当に自分の赤ちゃんになって生まれてくれて、嬉しかった。
3人はその後、幸せに暮らしていったという・・・・。
完結。
ここで、お知らせがあります。
ケイ君の作品を再度チェックしていた所、まだ投稿していない作品が
1冊だけあったと判明してしまいました!
すみません!!
投稿する作品説明します!
登場人物
羽宮カズトラ(小学4年生)
バジ ケイスケ(小学4年生)
サノ マンジロウ(小学4年生)
パーちん(小学4年生)
三ツ谷(小学4年生)
ドラケン(小学4年生)
カズトラ母(カズトラの母親)
サノ 真一郎(マイキーの兄貴・バイク店で仕事)
バジ母(ケイスケの母親)
オリキャラ・カズシゲ(シークレット)
大体の簡単な説明としては、カズトラはヤンキー設定では、ありません!
それ以外のメンバーはヤンキー設定です。
ホワイトコスモの登場無し。
ブラックコスモの登場無し。
タイムリープ設定無し。
また、少し違った東リベの世界をお楽しみ下さい。
では、説明終わります!
タイトル【東京リベンジャーズ〜ヤンキー君とガリ勉君〜】
カズトラ(僕は羽宮 カズトラ。小学4年生。今日も母さんは、夜遅くまで仕事。母さんの期待に答えるべく、毎日を勉強に使っている。
でも、時々はストレスをゲームセンターで発散中!)
ゲームセンターで遊ぶカズトラ。
カズトラ「へへっ!今日も勝った(笑)」
「ピコピコ(ゲームの操作音)」
カズトラ(ん?ゲームの戦い求める?よし、引き受けたっ!!)
戦い相手を選びながら時には、求めに応じながら戦うゲームだ。
カズトラ「うっわ!?嘘っ!ヤバッ!?(汗💦)強い!ズタボロ!?」
ケイスケ「よっしゃ〜〜〜!!なぁ〜?勝っちまって、悪いなぁ〜?俺、バジ ケイスケ。」
カズトラ「初めまして!羽宮カズトラです!」
ケイスケ「あれ?もしかして、タメ(同い年)じゃん?小学4年かよ?どこ小?」
カズトラ「山猫小学校!」
ケイスケ「同じじゃん?クラスは?俺は4の3。」
カズトラ「僕は4の1。」
ケイスケ「クラスは違うから、知らねーのか?」
二人はその後、不思議と気が合っていつしかダチになった。
カズトラ「ねぇ?バジって勉強はしてる?」
ケイスケ「え?💧」
カズトラ「僕は、超ガリ勉だから、やりまくりだよ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
カズトラ「前なんかも、3時間はぶっ飛ばしで勉強した。学校終わったら、大抵はいつもそう!」
ケイスケ「たっ・・・大変なんだな!?💧」
カズトラ「大変って普通は、皆そ〜だけど?バジは、違うの?」
ケイスケ「なんつーか、勉強に身が入らねーつうか、やる気出ねーんだ。」
カズトラ「先の事を考えたらさ、やらないよりかはやった方が
いいんじゃあ・・・?ほら、仕事とか有利だし?」
ケイスケ「そ、そーなんだけどな(汗💦)けど、やっぱりやる気が出ねーや。(い、言える訳ねーよな。俺が本当はーーーー東卍つう〜族やってるなんて・・・よ?)」
そう、バジ ケイスケは暴走族だったのだ。
小学校時間、マイキー達だけサボり。
マイキー「おっ?皆集まったか?今日もバイク、飛ばすぜ?
学校なんて、行ってられっかよな。」
ケイスケ「なぁ、皆聞いてくれ。俺な、最近新しくダチが出来たんだ。」
パーちん「ダチ〜?どんな??」
ケイスケ「コイツ!携帯で写真撮った。羽宮カズトラだ!」
皆に携帯でカズトラと映った写真を見せるケイスケ。
ケイスケ「しかも、俺らと同じ山猫小。」
ドラケン「今度、会わせろよ。」
マイキー「!」
ケイスケ「いや、それは駄目。コイツ、ガリ勉だから。俺達、族とは住む世界がちげ〜よ。巻き込みたくねー。」
マイキー「ふーーん、カズトラ、な?」
ここの街では小学生でも走ってオッケーの小学用・ミニバイクが売られている。
エンジンは、家の電気でコードを使って充電するタイプ。
親も安心の完全に子供向けだ。
掃除機のコードの様にバイクの排気口から、線を伸ばして
充電するのだ。終わったら、また線を戻せばオッケー。
バジ達にとっては、これが日常だった。
道路も大人一般車が走る所と、子供ミニバイクが走る道路と
分けられている。
「ブォオオ(バイクが走る音)」
マイキー「ひゃっほー!」
出せるスピードも子供ミニバイクは、半分設定だ。
あまり、ハイスピードは出せない様にされている。
チンピラ1「おいっ!前にいる奴ら、邪魔だ!?そこどけっ!そこ!(怒💢)テメェら小ゾクか?生意気だなぁ〜?最近、結成された
東卍つ〜ゾクだな?その特攻服。」
ケイスケ「!」
チンピラ1「こっちのが先だからよ!ルール教えてやる!ゾク結成した方が上なんだよ!?分かったか!(怒💢)」
マイキー「・・・・・・うっせぇ〜。」
チンピラ1「分かったら、どけよ!!あっ?何かさっき言ったか?」
マイキー「喧嘩強い方が上っしょ??戦ってみる?」
チンピラ「上等だぁ!!?ゴラァ!(怒💢)」
場所を変えて・・・・・
チンピラ1「逃げんなら、今の内だぜ?」
ケイスケ「その言葉、マイキーに言うなよ(汗💧)」
マイキー「逃げる?逃げるって言葉・・・嫌いだ(怒💢)」
ケイスケ「ほらな?(汗💦)」
「ドガァドコ(チンピラが三ツ谷を殴る音)」
チンピラ1「オラ!この小ガキ共がぁ!?💢喰らえや!!」
「ゴッゴッ(チンピラにパーちんが殴られる音)」
チンピラ2「ナメた口聞きやがって!?分かったか?泣いてみろゴラァ!?」
パーちん「うっ・・・・。」
チンピラ3「コイツら、弱くねー?もう傷だらけじゃん!」
「ドッゴッ(チンピラがケイスケを殴る音)」
ケイスケ「ちっ・・・(怒💢)」
チンピラ2「ははははは(笑)」
ドラケン「よし、マイキー?やっちまえよ?」
「スッ(ドラケンがマイキーを肩車する音)」
「ヒュ(マイキーが高く飛ぶ音)」
チンピラ1「思ったより楽勝じゃんかー?(笑)」
「ガッズドン!(マイキーがチンピラの肩〜首に足を引っ掛け地面に頭を叩き落とす音)」
チンピラ達「し〜〜〜〜〜ん。え?何だ?今の?」
「ヒュビダンヒュビダン(マイキーが立て続けに他のチンピラにも同じ技を連続で喰らわす音)」
ケイスケ「おいっ!?マイキーっ、もう止めとけって!?」
マイキー「?」
パーちん「敵、皆倒れちまってんじゃん!?」
ケイスケ「本っ当マイキーは、良いところ取り過ぎ(汗💧)」
三ツ谷「俺等の活躍ねぇな、こりゃ?」
ドラケン「マイキーの足技は、ただ闇雲にやってるんじゃ無いんだ。上から高く足を落とす事で、倍のダメージを相手の体に与えてんだぞ?
ダメージをなるべく、相手に与える為にな。
足もギリギリ上にあげてからの・・・・。
ジャンプしてからのカカト落としを喰らう様なもんさ。
✕倍のダメージだ。」
マイキー「やるなら、徹底的に潰す!それだけだ。さ、帰んぞ〜?」
ケイスケ「待てって!?」
パーちん「バイクで海とか、行きたぁ〜。」
ドラケン「その体でか?」
先ほど、チンピラに殴られたので傷だらけである。
三ツ谷「はは(笑)」
次の日。
ケイスケは、カズトラを部屋にあげている。
カズトラ「え?バジ・・・その傷??」
ケイスケ「あ〜〜〜〜(汗💦)これか?ちょっとぉ〜転んじまって(汗💦)」
カズトラ「何それ?大丈夫??」
ケイスケ「平気平気。」
カズトラ「傷なのに放ったらかしてるの?変なの。」
ケイスケ「こんなのさぁ〜、勲章と変わんねーじゃん?」
カズトラ「へぇ〜、そういうもんかなぁ?普通は違うよ。前から思ってたけどさぁ、バジってさぁ〜変わってるよね?」
ケイスケ「あぁー、そうだな。俺は変人だよ。」
カズトラ「認めちゃった(汗💧)」
ケイスケ「正直、周りからどー思われてるとか、どうでもいいんだよな。そんな事。」
カズトラ「え?そうなんだ、バジってやっぱり・・・不思議だね。💧」
また、別の日。
学校休みの日・カズトラはお出かけ中。
カズトラ(え・・・・。ミニバイク?あれって・・・・まさか、バジ?)
ミニバイクに乗りながら、誰かと一緒に走行しているケイスケに気づく。
カズトラ(あの服って特攻服?暴走族ってヤツじゃ〜??💧)
ケイスケは、カズトラに気づかず視線は、マイキーを見ながら笑っている。
カズトラ(バジって・・・ゾクだったの!?そんなぁっ・・・そんな話聞いてないよ!何でっ・・・・。)
家へ戻ったカズトラはーーーーーーー・・・・
カズトラ「あの・・・さ。母さん、僕の友達さぁ暴走族だったんだけど。」
カズトラ母「それ本当!?ダメよ!ゾクなんてっ・・・いい?
ゾクなんてやってるって事は、真面目じゃないって意味よ!?
真面目に勉強してるあなたとは、違うのっ!!悪い子なのよ!?
そんな子と付き合うんじゃありません!!
それで、悪い影響受けたらどうするの!?それにゾクなんて、何しでかすか分かったもんじゃない!いつか、あなた殺されるかもしれないのよ!?」
カズトラ「分かった(涙)もう、バジとは会わないよっ・・ぐす(泣)」
それ以来、カズトラはバジを無視した。
ケイスケ(あれ?変だな。カズトラから、メールが来ねー。俺、何かしたか?返事も来ねー(汗💦))
気になったバジは、学校休みの日にカズトラの家に立ち寄る。
もちろん、行きはミニバイクで。
「カツンカツン(カズトラの部屋の窓に小石を当てる音)」
カズトラ(えっ?バジだ!?何でっ・・・(顔面蒼白))
ケイスケ「(!カズトラいんじゃん?怪我したとかじゃ、無さそうだ。)お〜〜〜〜〜いっ!?カズトラぁああああ!?
何でメール無視すんだぁーーーーーっ!俺何かしたかぁあああああ(大声)」
カズトラ母「何って大声出して迷惑な子なの!?あなたの友達はっ!?(怒💢)警察呼ぶわね!警察っ!!(怒💢)」
カズトラ「・・・・っっ。」
カズトラは、母さんの命令を中心に従う。
その後、パトカーが近づきーーーーーー・・・・
ケイスケ(あっヤベ!?パトカーだ。警察かよっ!?)
「ダッ(バジが慌ててその場を離れる音)」
「ブォオオ(バジがバイクを走行させる音)」
バジは、逃げて行った。
カズトラ(どうしようっ・・・!?母さんが言う通り、僕・・・このままだとバジに恨みで殺されるんじゃ〜っっ!??(汗💦))
体が震えて仕方ないカズトラ。
カズトラ(守らないとっ・・・僕自身の事っ・・・!?守らないとっ!!バジが怖いっ!!)
一方、バジの方ではーーーーーー・・・
ケイスケ「何か・・・さ。最近、カズトラの奴、俺を無視してんだよな。」
マイキー「何だ?喧嘩でもしたのか?」
ケイスケ「してねーよ。だから、分からなくて困ってんじゃん?」
マイキー「・・・(汗)💧」
ケイスケ「今度、アイツが学校行く所、捕まえとこ〜かな?」
カズトラが学校へ向かう途中。
「てくてく(カズトラが歩く音)」
そこへ、ケイスケが現れる。
ケイスケ「カズトラ!?」
カズトラ「えっ何でっ・・・(汗)」
ケイスケ「なぁ、話だけでもさぁ〜、」
「グサッ(ケイスケが腹を刺される音)」
ケイスケ「えっ・・・・?(顔面蒼白)」
小型の包丁を隠し持っていた様だ。
ケイスケ「カズっ・・・・トラ??」
カズトラ「ううっ(涙)」
「ダッ(カズトラがその場を離れる音)」
ケイスケ(嘘っ・・・だろ。俺?刺されたのか・・・?ヤベッ、
意識がっ・・・・・遠のく・・。)
ケイスケが目を開け、気づいた時には病院のベッドだった。
ケイスケ(生きてるっ!?俺・・・死んでねーんだ。
とっさにあの時、ナイフのカズトラの指紋は拭いちまったけど。)
警察が病室へ入って来る。
警察官1「君の事、刺したのは顔見知りだった?」
ケイスケ「いえ・・・全然知らない、男の人で顔もよく覚えてないです(嘘)」
警察官1「そう、思い出したら言ってね。」
ケイスケ「・・・はい。」
その頃、カズトラの方はーーーーーー・・・自宅に戻っていた。
部屋にいる。
カズトラ(どうしよう!?どうしようっ??(涙)バジを刺しちゃった!)
しかし、テレビは怖くて観れず・・・・恐らくバジの事件が
報道されているものと思われるがーーーーーー。
しかも、この件がマイキー達の方でも伝わっていた。
ドラケン「聞いたかよっ!?マイキーっ!バジが刺されたって?」
マイキー「あぁ・・・。心当たり・・あんだ。バジを刺したの。
多分、カズトラだ。」
パーちん「何でっ!?」
マイキー「刺した理由は、分かんねーけど、ダチ傷つけた奴は許せねー(怒💢)例えそれがバジのダチだったとしてもーーーーーー・・・・
リンチしよーぜ?」
次の日。
カズトラが学校へ行こうとしている途中。
「ザッ(マイキー達がカズトラを逃げない様に囲む音)」
カズトラ「!」
マイキー「カズトラだな?用あんだよ、バジの件でだ。」
カズトラ(バジが頼んだのかな・・・・?)
震えるカズトラ。
マイキー「逃げんなよ、こっちに来い。」
場所は、タコ公園🐙に移して。
マイキー「何でバジの事刺した?ダチだったんじゃなかったのかよ?あ?」
カズトラ「それはっ・・・、・・・・・・。」
マイキー「もういい。お前ら、やっちまえ・・・。」
「ドゴッ!ドッズドバシ(集団リンチでカズトラを殴る蹴るの音)」
マイキー以外のメンバーがリンチしている。
カズトラ「うっ・・・!?」
「ドサッ(カズトラが地面に崩れる音)」
パーちん「やり応えねー。こいつ、喧嘩出来てねーな。」
ドラケン「もう止めておくか。やる気失せる。」
三ツ谷「おい?立てるか?」
マイキー「まぁ、これでチャラだな?チャラ?バジの件はーーーー。」
カズトラ「だから・・・だから、ゾクなんてっ嫌いなんだよっっ!!(涙)」
「ダッ(カズトラが走り去る音)」
マイキー「あっ・・・行っちまった。」
パーちん「何だぁ!?あれ?バジの件、謝りも無しかぁ!!?バジは、あんな奴のどこを気に入ったんだよ〜?」
マイキー「バジもバジで変な奴だから、同じく訳分かんねー奴にでも
惹かれるんだろ??」
パーちん「悪い事して、謝りもしね〜とか、アイツが普通なら、
普通な奴って皆、あーなのかぁ?」
マイキー「さぁな?」
その頃、マイキー達はバジのいる病院へ、お見舞いしにやって来る。
マイキー「よぉ?元気でいたか?」
ケイスケ「ま、マイキー。皆・・・・!?」
マイキー「カズトラの奴はさ、ボコっといたから。」
ケイスケ「は?」
マイキー「まぁ、これでチャラになったからよ??」
ケイスケ「何・・・余計な事してくれてん・・・だよ。」
ドラケン「?」
ケイスケ「そんな事してくれとかっ!一言も頼んでねーじゃねーかよ!?(怒💢)何でやったんだよ!??アイツはっ・・・喧嘩なんか出来る様な奴じゃねーんだよ!!?💢」
ドラケン「おいおい、バジ・・・落ち着けって。マイキーは、お前の為に・・・・。」
三ツ谷「そーだぜ?何怒ってんだ?」
パーちん「やっばり、バジも意味分かんねぇな、こりゃ。(汗💧)」
ケイスケ「頼んでねぇーーーーだろうがっ!??(怒💢)頼んでもいねー事やんじゃねーよ!!?💢(しかも、完全にこれで俺が暴走族だって、カズトラにバレた。最悪だーーーーーー・・・。)」
マイキー「悪かったよ、勝手にやちまって・・・バジ・・・。」
ケイスケ「・・・・・もういい、もう・・・帰ってくれ。今日は・・。」
カズトラは、カズトラで今回のマイキー達による、リンチの件は
母さんには伝えなかった。マイキー達が怖かったから。
それから、1か月後。
カズトラ(お出かけに行こう・・・・ん?アレッて・・・・。)
カズトラの向いた視線には、道路をミニバイクで走るーーーーーー。
カズトラ(バジッ!?)
ケイスケ「!か、カズトラ!?」
「ブォオオ(ケイスケの走行するバイクの音)」
カズトラ「わぁあああああああ〜!!」
「だぁあああああ(素早くカズトラが走り逃げる音)」
ケイスケ「ちょっと待ってくれよ!?カズトラぁ!逃げずに聞いてくれよーーーーーーっ!?あん時の事っごめんって!!
謝りたいんだっ・・・(涙)マイキー達がリンチなんかしてっ・・・悪かったって!!俺はっ・・・今でもお前とダチでいたいんだって(泣)」
カズトラ「(えっ・・・・?あれって、バジが頼んだ訳じゃあ・・・無かったんだ。)バ・・・ジ・・。」
カズトラは、逃げようとする足を止めて、後ろを振り返る。
ケイスケ「なぁ!?もうっ・・・俺達っ仲良かった頃に戻れねーのか!?(涙)あの頃あんなに仲良かったじゃん!?俺等っ・・・(泣)」
カズトラ「・・・こっちもごめん。誤解・・・してたんだ。」
ケイスケ「カズトラっ・・・・!?」
場所を変えて、二人は話す事にする。
再び、タコ公園🐙
カズトラ「母さんがさぁ・・・ゾクとは、付き合うなって。」
ケイスケ「そ、そーいう事かよ・・・・。」
カズトラ「だから、無視してた。」
ケイスケ「お前は?お前は、どうしたいんだよ!?」
カズトラ「僕は・・・・バジとは、ダチでいたい。」
ケイスケ「じゃあ、コソコソ隠れながら会おうぜっ!?」
カズトラ「デパートに遠出するふりして、買い物と見せかけて会えばいーよね?学校で使うノートを、買っといたふりして買ったよ〜って、見せかければさ!?(笑)」
その後。
ケイスケは、マイキー達と合流してーーーー・・・・
ケイスケ「カズトラと仲良く戻ったぜ〜(笑)」
マイキー「は?」
三ツ谷「いやいや、お前ら急過ぎるぞ(汗💦)」
パーちん「何だったんだよー!?本当に!?」
ドラケン「何があった?」
その後も二人は交友を重ね・・・・・
ケイスケ「なぁ?カズトラ、バイクに乗ってみねぇー?」
カズトラ「乗った事ないから、興味ある!乗るっ!!」
「ブォオオ(カズトラを後ろに乗せながら、バイクが走行する音)」
カズトラ(あっ!あれって母さん!?ヤバッ・・・・!)
母親が買い物をしに行く所を、発見するカズトラ。
明らかに母親の方もカズトラ達に視線を向けている。
カズトラは、逸らした。
ケイスケ「どうした?カズトラ。」
カズトラ「し、し〜〜〜。母さんがいたから・・・。」
ケイスケ「ま、マジかよ!?」
カズトラ「み、見られたかも・・・しれない。ど、どうしよう・・・。」
ケイスケ「・・・・・・。」
その後、カズトラの家。
母親のいる家に帰宅。
カズトラ母「カズ君っ!?どーいう事っ!?ゾクとは会うなって言ったわよね!??」
カズトラ「!」
カズトラ母「次、約束を破ったら引っ越します!!」
夜、カズトラはバジの元にーーーーーー・・・・
カズトラ「ど、どうしよう!?バジ・・・次バレたら、引っ越すって言われた。」
ケイスケ「仕方ねぇな、カズトラ?家出しねぇか?」
カズトラ「え?」
ケイスケ「俺の家に来い。」
カズトラ「いいの?」
ケイスケ「あぁ!!」
カズトラは、ケイスケの家でコッソリと泊まる事になった。
カズトラは、置き手紙で「家出する。カズトラより」と残し
バジの部屋に隠れる。
ケイスケ「母ちゃん、これからは飯は部屋で一人で食うから〜。」
バジ母「ちょっと待って、あんた・・・。何そのペヤング2個って(汗💧)」
ケイスケ「ほら!思春期きてからの成長中!ってヤツだよ。お腹すきまくって、仕方ねーんだ(笑)」
バジ母「ま、体大きくなっても男なら、いいわね?」
ケイスケ「だろ?」
本当は、カズトラと食べていた。
カズトラ「美味い!ペヤング美味いっ!!」
ケイスケ「だろ?ただ、あれだなぁ〜?お前の母さん、ぜってぇ俺を疑うと思うからよ?マイキーの所に行け!?話はつけておく。
アイツん所なら、分かんねーだろ(笑)」
次の日。
ケイスケ「つ〜訳で、頼めねーか?マイキー、お願い!?」
マイキー「!そーいう事ならいいぜ?任せておけ。」
その後、マイキーは・・・・
マイキー「兄貴、頼む!」
真一郎「分かったよ。弟の頼みなら聞かない訳には、行かねーもんな?兄ちゃんは。」
こうして、カズトラはマイキーの自宅に住む事になった。
マイキー「なぁ?家出したからには、もう後戻り出来ねーぜ?
どうすんだ?これから。エリート人生は、無しになったんだぜ?」
カズトラ「・・・そうだなぁ。仕事したいなぁ。」
マイキー「なら、兄貴の所のバイク店でいいか?他の所よりかは、その方が・・・・。」
その後、カズトラの母親はバジのいる自宅を訪ねて来た。
「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
「カチャ(バジ母が玄関の扉を開ける音)」
バジ母「何か・・・?」
カズトラ母「私は、羽宮カズトラの母親です。あなた、どういうつもり?」
バジ母「何の話?」
カズトラ母「しらばっくれないでっ!?私の息子が家出なんてする訳ないでしょ!?」
バジ母「だから?」
カズトラ母「そちらの息子さんが、そそのかしたんでしょ!?カズ君を!!部屋にカズ君いるはずよ!?(怒💢)」
バジ母「そんな事、ケイスケからは聞いてないけど。」
ケイスケ「疑うなら、部屋見ても構わねーぜ?その方が話早い。」
とうぜん、カズトラはいない。
カズトラ母「嘘!?本当にいないっ!??(汗💦)」
ケイスケ「これで、分かったろ?」
カズトラ母「じゃあ・・・どこ行ったのよ!?カズ君はっ・・!!」
ケイスケ「・・・・・。」
カズトラの母親は、帰っていった。
バジ母「何あれっ!?いきなり来て、疑って謝りもしないなんてっ・・・あんたの所のダチの母さん変な人。(汗💧)」
ケイスケ「・・・・。(やっぱ、マイキーの所にいて、良かったぜ?カズトラは、これで安心だ。)」
それから、1か月後。
ケイスケ「本当にいいのか?カズトラ。」
カズトラ「うん、いいよ。」
マイキー「何だよ?話あるって?」
カズトラ「東卍に入ろうと思う。」
マイキー「本当か?それ。」
カズトラ「うん!もう、決めたんだ!」
カズトラも東卍入りした。
東卍は、カズトラ加わり6人になった。
その時に記念の写真を撮る。
「カシャ(カメラのシャッターの音)」
中央には、マイキー。右に三ツ谷。左にパーちん。
右後ろにドラケン。左後ろにバジとカズトラが仲良く肩を組む姿。
東卍の旗も掲げられている。
それから、更に3年の月日が流れるーーーーー・・・・
中1にカズトラがなるとバイク店にて。
カズトラ「真一郎さん、これからバイク店で仕事します!よろしくお願いします。」
真一郎「そんな、かしこまんなって。マイキーから、話は聞いてるから。バイク店での仕事は、覚えりゃ簡単。掃除係だ。
店内をモップで掃除したり、バイクで綺麗にしたり、簡単だろ?」
こうして、仕事もしながら、日々は過ぎる。
カズトラ「家に泊めてもらってる分の家賃も、返します!」
真一郎「カズトラ君は、マイキーと同じ暴走族やってるけど、真面目な子だから、仕事も安心して頼めるよ。」
「ブォオオ(ケイスケがバイクを走らせる音)」
ケイスケ(マイキー達も今は、中学生になって、カズトラ以外は学校に通っている。)
そんな、ある日。
カズトラ(母さん・・・あれ以来、どうしてるかな?まさか、死んだり・・・してないよね??)
気になっていたカズトラは、自宅付近をウロつく。
カズトラ(ちょっと、気になるなぁ。そうだ、少しだけなら、家を覗き見して、いいかな?少しだけだから。)
カズトラ(あっ!?あれってまさか!?)
カズシゲ「ママァ〜!?(笑)」
「てててぇ〜(カズシゲが走る音)」
カズトラ(この子は、僕の弟っ!?え、何・・で?だってここって・・・・っ!?)
カズトラ母「カズシゲ〜?」
カズトラ「!」
カズシゲ父「おい!カズシゲ、どこ行ってるんだ?お前はっ!」
カズトラ(ちょっと待って!?誰っ・・・あの男はっ!?💧知らない男もいて、弟までいるって何でっ!?)
カズトラ母「カズ君っ!?その顔っ、カズ君でしょ!??」
カズトラ「(ヤバッ!バレたっ・・・。(汗💦))ひ、久しぶり・・・母さん。」
カズトラ母「今まで何処行ってたの!?あれだけ、探してたのよ!?」
カズトラ「ずっーとブラブラしながら、ホームレス生活だよ。」
カズトラ母「でも、私・・・今、家庭があるの。あなたの家出後に仕事先の人に相談乗ってもらって、恋愛関係になって。弟も出来て。
カズシゲってあなたのーーーーーー・・・・。
だから、今あなたが戻って来ても・・・・。」
カズトラ「違うんだ。僕は、戻って来た訳じゃなくて、今は僕も仕事を始めてるから、大丈夫なんだって言いに来たんだ。
それに、母さんがどうしてるかも気になってたから。」
カズトラ母「そう・・・・。」
カズトラ「お互い、元気で幸せなら良かったよ。母さん!」
カズトラ母「カズ君っ・・・ごめんね(涙)」
カズトラ(きっとあの僕の弟が、今度は母さんのレールの上を歩かされるんだろうなぁ。エリート人生かぁ、今の僕にはもう必要無いや!!
もう、今はちゃんと・・・自分の幸せを見つけているから。
自分の事は自分で選んで決める人生だから。)
カズトラがバイク店に戻るとーーーーー・・・
「パン!(クラッカーの鳴る音)」
皆「カズトラ!誕生日おめでとうー🎂🎉」
カズトラ「えっコレ・・・バイクっ!?」
ケイスケ「真一郎君に俺等から頼んで、お前用の用意出来たぜっ!?」
カズトラ「皆、ありがとう!!」
ケイスケ「後悔してねーかよ?ん?」
カズトラ「してないよ(笑)」
満面の笑みをカズトラは見せる。
バイクも黄色の色をしたカラーだ。
これからが、カズトラにとっての新しい人生となる。
母親にも会い、気持ちは吹っ切れた様だ。
完結。
ケイ君の作品は、今回で最後です!ここまで、読んでくれた方
ありがとうございます!!
この先の投稿をどうしようか、悩みましたがケイ君がこの先も作品を
書いてくれる機会がまだ、あるかもしれないんで
投稿の機会があれば、また更新しようと思います!!
よろしくお願いします。
では、その時までしばらくは、お休みします。
ケイ君が作品を書いたんで、久しぶりに投稿を開始します!
前より、投稿する回数は少なめでいこうと思います。
登場人物紹介
花垣 タケミチ(過去では小学生設定〜大人設定)
サノ マンジロウ(過去では小学生設定〜大人設定)
ホワイトコスモ(タイムリープの力を使う)
橘 ヒナタ(未来で大人設定)
橘 ナオト(未来で大人設定)
ドラケン(未来で大人設定)
パーちん(未来で大人設定)
三ツ谷(未来で大人設定)
バジ ケイスケ(未来で大人設定)
羽宮 カズトラ(未来で大人設定)
千冬(未来で大人設定)
サノ イザナ(サノ家で暮す)
サノ 真一郎(バイク店で仕事)
サノ エマ(サノ家で暮す)
明司 ハルチヨ(未来で大人設定)
キサキ テッタ(中学生設定)
半間 シュウジ(中学生設定)
シバ 太寿(高校生設定)
テラノ サウス(高校生設定)
明司 タケオミ(大人設定)
話の流れとしては、タイムリープあり。
多重人格設定あり。
BL少しあり。(苦手な人は注意。)
久しぶりの東リベ世界をお楽しみ下さい!
タイトル【東京リベンジャーズ〜多重リープ編〜】
タケミチ(真一郎さんがタイムリーパーだった第一の世界。
俺がタイムリーパーだった第二の世界。
そして、今は・・・、俺とマイキー君が二人でタイムリーパーになった
第三の世界。)
過去に戻って目覚めてみると、二人は小学生だった。
タケミチ「嘘っ!?マイキー君と二人でっ?」
マイキー「マジか。小学生に戻ってる?コスモの力か。」
タケミチ「もしかして、マイキー君もあの世でコスモって言うのに会って?」
マイキー「あぁ、リープの方を選んだら・・・。」
タケミチ「俺もっス!その前は、死んでたんスけどね。マイキー君の件で。」
マイキー「悪いな、タケミッチ。高校生の俺は、お前を刀で死なせた。
後悔して、泣いてたんだ。そしたら、コスモが現れて、リープ出来た。」
タケミチ「二人して、タイムリーパーの力を使えるって事は、第二の世界より、スムーズに進むかもしれないっス!」
マイキー「皆には、どうする?未来の件、話すか?」
タケミチ「今の所は、言わなくていいかと思うっス!」
マイキー「そーだな、周りが変に思い始めたら、そん時に言うか?」
タケミチ「はい!けど、あれっスね?
今は、第三の世界っスけど、もしかしてその先の未来は、また
変わってかもしれないっス!って事で、マイキー君。俺は未来に行って、来るんでマイキー君は、ここ(過去)にいてもらってい〜スか?」
マイキー「!」
タケミチ「未来から、戻ったら、ど〜なってるのか言うんで!よろしくッス。」
マイキー「そーだな、まずは周囲の流れを知る事が大事だ。
二手に分かれるか?俺は過去の世界を調べる。分かったら、お前に言うぜ?タケミッチが戻って来たら、お互い情報交換だ。」
タケミチ「また、再会したらその時に会おう!」
マイキー「あぁ!」
タケミチ「コスモ?未来に行きたいんだ。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目を瞑るモ〜!!」
タケミチが次に目を開けた時には、未来だった。
タケミチは、20歳。
タケミチ(よし、ん?今の俺は大体・・・20歳くらいかな?
ヒナタは、どうなってる?よし、家に行ってみよう!)
「ダッ(家の建物の外へ、向かって走る音)
タケミチ(住んでる場所は、合ってるのかな?確認だっ!)
ヒナタの家に到着。
玄関に近づくと・・・
「ガチャ(ドアを開け、ヒナタが顔を見せる音)」
タケミチ「あっ!?」
ヒナタ「!は、タケミチ君?」
タケミチ「ヒナタっ!!(良かった〜って、ん?あれ?ヒナタの死んでない未来?)
ヒナタ「タケミチ君、今まで何処に行ってたの?メールの返信もしないまま、ずっと。」
「チャカッ(拳銃をタケミチに向ける音)」
ナオト「動くなっ!?花垣タケミチ!?」
タケミチ「えっ?ナオトっ!??」
ナオト「恋人である、姉さんの元へは、いずれは会いに来るだろうと
待ち伏せていた。観念しろ!!」
タケミチ「え?え?何で俺が・・・??」
ナオト「とぼけるなっ!」
タケミチ「何の・・・罪?分からない。」
ヒナタ「タケミチ君・・・。ナオト!落ち着いて!?」
ナオト「姉さんは、黙ってて下さい!花垣君、こっちに来て下さい。
警察署へ。」
タケミチは、ナオトに手錠をかけられて警察署に来た。
タケミチ「あの・・・ナオト、これって何の事件?」
ナオト「分からないんですか?自分の事なのに??(それに、目を見ても嘘の様子は無い。)」
タケミチ「あっえっとその・・・途中で頭を打って、そこから記憶がっ!💦」
ナオト「嘘ついてますね?目を見れば分かります。正直に。」
タケミチ「タイムリープの力を使って、過去から来たから、記憶が未来のは無いんだ。」
ナオト「嘘を言っていない目ですね、分かりました。信じましょう。」
タケミチ「ナオト、事件って何の??」
ナオト「・・・サノ マンジロウは、連続殺人犯です。そして、アナタはマンジロウと共に行動して、逃げる手助けをした罪です!」
タケミチ「え?え?えぇええええ〜!??」
驚きを隠せないタケミチ。
タケミチ「(何で!?未来でマイキー君が連続殺人犯にっ!??タイムリーパーなのにっ!?あり得ない!まさか、キサキ??
リープの力がバレてマイキー君は、その力をキサキに利用でもされてるのか!?あ、ありえる!あの男なら・・・。)」
ナオト「?」
タケミチ「もしかして、この事件にはキサキ テッタも関与してるのか!?ナオト!」
ナオト「いえ、そんな人物は関与していません。マンジロウとアナタの二人だけです。」
タケミチ「えっ!?じゃあ、ますます分からないっ!何でマイキー君は!?・・・事件の動機は?」
ナオト「それが・・・警察側としても分からないんです。彼が何の為に人を殺し続けるのか。何故なら、加害者と被害者は必ずしも、顔見知りでは無い人物もいたからで。
勿論、我々警察側としては、快楽殺人では無いか?と考えていますが。
花垣君は、マンジロウさんがそーいう事する人には、見えますか?
知り合いのアナタから見て。」
タケミチ「いや、そんなっ・・マイキー君は、俺が知ってる限り
そんな快楽で人を死なす様な人じゃあ〜・・・キレたら、ヤバくなる時くらいなら、あったけど冷静さも少しだけあるし。」
ナオト「・・・・・。」
タケミチ「それに、未来の俺も変だ。そんなマイキー君を何故、手助けするんだ?いつもの俺なら、そんな事しない!!未来の俺とマイキー君は何をしてんだっ!?」
ナオト「それは、警察側も分かりません!記憶が無いとは言え、花垣君。
マンジロウを手助けした罪は、受けてもらいます。まぁ、すぐ出所出来ますよ。」
その後、タケミチの刑は、数ヶ月の服役になる。
それから、数ヶ月後・・・出所の日。
「ザッ(タケミチが地面の雑草を踏む音)」
「キキィ〜〜〜〜(車に乗ったナオトが停車する音)」
ナオト「待ってましたよ!花垣君。二人で話しましょう?」
タケミチ「ナオトっ!?」
場所を変え、二人は海の砂浜で歩きながら話す事に。
タケミチ「なぁ〜?ナオト。マイキー君は、どれくらい人を死なせたんだ?相手は何人?マイキー君の知り合いもいる??」
ナオト「!」
タケミチ「それに東卍のメンバーは、何してんだ!?そんなマイキー君を皆、無視してんのか!?」
ナオト「・・・・・、いえドラケン君と三ツ谷君とバジ君と羽宮君、千冬君とパーちんさんは無事ですよ。生きています、が・・・」
タケミチ「が?」
ナオト「マンジロウさんは、東卍の敵である人物を殺したりしてます。
花垣君の言っていたキサキ テッタもその中の一人です。」
タケミチ「(えっ!?キサキが死んでるっ?そうか!だから、ヒナタは生きてる世界なんだ!やっぱり、第二世界の頃と違ってる。)
マイキー君がキサキをどうー死なせたの?一人で?」
ナオト「そのマンジロウさんによる、連続殺人の共通点は、ずばり
・・・睡眠薬です!」
タケミチ「手口は睡眠薬っ!??」
ナオト「キサキと、二人っきりで被害者宅にて、会って話して
・・・」
タケミチ「それで?」
ナオト「飲み物に入れられた睡眠薬で眠らされて首を吊って死なせたんです。」
タケミチ「自殺に見せかけて?」
ナオト「正確に言うと、眠らせてロープに吊らせたんで、本人の自死では無いのは明らかです。キサキの体内からは、睡眠薬の成分がありましたから。早めに、被害者の遺体を回収出来たので分かりました。」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「キサキ以外にも、東卍以外のヤンキーグループである半間も
事件の日、マンジロウと接触しているのを二人が立ち寄ったハンバーガー店の防犯カメラに、仲良く昼ご飯を食べる姿が映っていました。
その店のコーラの中にマンジロウ加害者が、睡眠薬の様なモノ?を
入れる仕草が映っていて、眠った半間を、タクシーを呼んで連れ去る様子も確認出来てます。半間の自宅に向かって、半間の鍵を取り出すと
家の中に入り、家のベランダから落として転落死に見せかけて死なせた
模様なんです。半間自身に自死する動機は、無かったんですよ。」
タケミチ「・・・・。(マイキー君は、だけどタイムリーパーだ。わざわざ、連続殺人って選択を選ぶ必要性を感じない。)」
ナオト「次に犠牲になったのは、シバ 太寿。ブラックドラゴンのリーダーです。似た様に、睡眠薬の方法です。二人っきりで会い、酒の中に睡眠薬を入れ・・・眠らせてブラドラの建物内でプールがあるんですが、
そこに水死に見せかけて死なせたかと。」
タケミチ「!?」
ナオト「そして、更なる犠牲者は、テラノ サウス。この人物もまた、マンジロウと二人っきりで会い、二人がカフェにいる様子を防犯カメラは映していて、食べ物の中に睡眠薬の粉?を振りかける仕草が確認出来ていて、すぐにはサウスは眠らず、自身の車に乗り込み、その帰りに眠くなって相手の車と衝突して、即死。車はペチャンコでした。」
タケミチ「・・・・・。」
ナオト「最後の犠牲者が、明司 タケオミ。マンジロウと二人でいる時に睡眠薬を入れた飲み物をプレゼントされ、それを飲み・・・線路を渡る時に倒れて列車に轢かれて体はグチャグチャ。無惨でした。一番。死んだ中ではーーーーー・・・。飲み物は、アルコールだったので、線路内で寝てる酔っぱらいだと当初は、思われてました。列車の近くの防犯カメラには、二人の姿が映っていて、事件だとこの辺りで断定されたんですが。
全て、マンジロウさんが関与はしていた、とーーー!」
タケミチ「(でもっ何でマイキー君っ!?リーパーなのに!)死んでる側って皆、敵側の相手!?」
ナオト「マンジロウ加害者は、鬱病の為・・・睡眠薬は、いつでも持ってられました。その睡眠薬を犯罪に彼はっ・・・使ってたんです!悪人ですよ!?」
タケミチ「でも、それって少し変だっ!東卍にとっての敵を睡眠薬で次々死なす?そんな事しなくたって、マイキー君は十分強いんだっ!?戦いには、十分勝てるんだ!!そんな男がそんな方法で相手を死なせたって
なんの意味があるんだ!?マイキー君らしくない、勝ち方だよ!!」
ナオト「変だと、感じる点は他にもあります。
そもそも、本来なら同じグループでも無い東卍のリーダー、マンジロウと何故、死んだ者達は二人っきりで仲良さげに関わったのか?です。」
タケミチ「確かに、フツーならありえない。被害者はマイキー君に何故、
疑いの心を持たなかったんだろう?一緒に食べたり飲んだりって、
友人関係みたいに・・・・。」
ナオト「それに、防犯カメラに映っていたマンジロウ容疑者は、女の格好をしていました。」
タケミチ「おっ女の格好!?」
ナオト「はい、つまり半間とサウスがマンジロウ容疑者と防犯カメラで
二人で映っていた時、女性用の服装とメイクをしているのが分かっているんです!」
タケミチ「えっいやそのっ・・・ナオトっ!?俺の知ってるマイキー君に女装の趣味なんてねーよ!!?それ、もうマイキー君じゃ無いからっ!そんな事しねーよ!?💦」
ナオト「!」
タケミチ「ってこれ、冤罪じゃないかな!?ナオト?」
ナオト「信じたくない気持ちは、分かりますがーーーー・・・・。」
タケミチ「誰かがマイキー君をハメる為にやったんじゃー!?」
ナオト「気持ちは、分かりますが・・・・。」
タケミチ「俺が知る第二の世界でマイキー君に似てる人物と言えば、明司 センジュ!見た目が似てる人物による犯行じゃあ??」
ナオト「センジュには、タケオミが死んだ日、アリバイがあります!
兄のハルチヨと仲良くショッピングしていた様子が店の防犯カメラに映っていました。タケオミと会っていたのは、間違いなくマンジロウ本人でしょう!?」
タケミチ「そっそんな!??あり得ない!?こんなのっ・・・そんなのマイキー君じゃない!!」
ナオト「・・・・。しかも、東卍メンバーに話を聞いても、マンジロウが半間と太寿とサウスと交流を持っていたと知る者は、誰一人いませんでした。メンバーには、隠していたと言う事になります。この3人を知る者にも、話を聞きましたがこの3人の知り合いにも、マンジロウ容疑者との交流を知る知り合いは、いませんでした。そこも謎なんですけど。」
タケミチ「東卍メンバーは、今皆何をしているの!?皆に会って話したい!」
ナオト「花垣君、東卍は・・・解散しました。」
タケミチ「はっ!??」
ナオト「リーダーのマンジロウ無しでは、続けられなかったのかと・・・。」
次の日。ナオトに教えられた場所にタケミチは、向かった。
元東卍メンバーに電話して集めてくれたのだ。
とある廃工場にやって来た。
ドラケン「タケミチ!お前っ・・・?」
三ツ谷「出所したか。」
パーちん「何だー?あの裁判?」
タケミチ(皆っ!?)
カズトラ「裁判、テレビで流れてた!」
ケイスケ「俺と千冬も観た。」
タケミチ(良かった。第二世界の頃と違って、東卍メンバーが生きてる未来!!しかも、ヒナタも!
なのにっ、何で次の問題がマイキー君の連続殺人になってんだ!?)
ドラケン「タケミッチ、何でだ?マイキーの味方をしたのは?」
タケミチ「え?」
三ツ谷「俺達は、最初気づいてなかった。まさか、マイキーが連続殺人の犯人だと。」
タケミチ「三ツ谷君・・・・。皆は、今・・・仕事、何してるの?」
ドラケン「俺は、バイク店で仕事してる。」
三ツ谷「俺は、ファッションデザイナー。」
カズトラ「モデルの仕事と、ペット店の両立!」
ケイスケ「ペット店の仕事と、歌手活動。」
千冬「ペット店とバジさんの横で踊るダンサーもやってる。」
パーちん「カラオケ店の仕事!」
タケミチ「皆、仕事はしてるんスね。変に思われるかもしれないけど、
俺・・・よく覚えてないんだ。だから、教えて欲しい!
何でマイキー君が殺人犯になったのかを!?」
カズトラ「よく、分からない中・・・マイキーと行動を共にしてたの?」
タケミチ「ま、まぁ・・・(汗💧)」
ケイスケ「お前が大丈夫かよ!?タケミッチ!?」
ドラケン「マイキーが最初に人を死なせたのは、中学2年の頃。
キサキと半間の二人を・・・立て続けに。」
タケミチ「何でッスか!?マイキー君、鬱のせいっスか??」
ドラケン「いや、俺ら仲間でマイキーの精神がおかしいと思った奴はいない。一人もな。」
タケミチ「!」
ドラケン「それに俺らは、まさかマイキーが一人で殺人してる事すら、気づかなかった。」
タケミチ「誰も・・・?」
ケイスケ「そーだよ、誰もな?真一郎君もいたし、エマもいたし、イザナもいたし。考えてもみろよ?マイキーが鬱になる理由なんて、あるか?」
タケミチ「でも、ナオトは鬱の薬をマイキー君が所有してたって。
それで睡眠薬も手に入れ事件に・・・。」
ケイスケ「だからぁ〜、マイキー本人は俺らに鬱だって事すら、言ってねーんだよ!?」
タケミチ「隠してたって事っスか?」
カズトラ「それすら、分からない。変なのはマイキーの鬱の件を家族も知る者がいないって事。」
タケミチ「真一郎君も?エマちゃんも?イザナ君も?」
ケイスケ「ま、真一郎君はその件については、俺らも聞けてねーから、知ってたかもしれねーけど。」
タケミチ「え?」
ケイスケ「でも、エマやイザナもその件は知らないって言ってたよ。
ハッキリな。」
ドラケン「サウスの事件で、マイキーが店の防犯カメラに映ってるって警察が俺ら東卍の元に話をしに来て、そこで初めてマイキーの事件を皆で知った。マイキーは、時々一人で行動してる事も多くて、俺は「一人になるな」って言ったけどーー・・・、」
回想
マイキー「一人?一人になんて、なってねーだろ?変な事言うな。」
ドラケン「マイキー?分かってないのか・・・?(汗💧)」
回想終了
ドラケン「その時には、マイキーは戻ってすら来なくて、タケミッチ?お前もいなくなって、その後二人で逃亡したんだ。」
タケミチ(そりゃあ、マイキー君はリーパーだからピンチに気づいて逃げるんだ。でも、何で俺はっ!?協力したんだっ!?ヒナタもいるのにっ!!)
タケミチ(タイムリーパー自身がこの力を悪い方に使えば、未来は最悪だ!何か、マイキー君の心変わりする理由を見つけて探さないと!?)
ドラケン「?」
タケミチ「マイキー君の女装は、いつから?」
ケイスケ「その女装した格好のマイキー自身、見たことねーよ!」
カズトラ「ま、趣味が、趣味だから隠してただけとか?」
千冬「言いにくい趣味ですからね・・・・。」
タケミチ「マイキー君、心が女性だったとか?性同一性とか。」
カズトラ「それなら、ありえそう!(笑)女装したマイキーじゃあ、相手もマイキーって気付けないだろうし?
恋愛関係になって、相手を油断させて、死なす機会を伺っていたとかさぁ?」
ドラケン「警察の方では、事件の被害者の携帯のメールのやり取りを調べたが、マイキーとのやり取りの事実は無かった。直接、会って関わっていた証拠だろう。だから、会話のやり取りは不明だ。」
三ツ谷「それでも、死んだ被害者皆が、マイキーを誘ったかはハッキリしないから、警察はマイキーが被害者を、誘ったと思ってるみたいだ。」
タケミチ「!」
ケイスケ「タケミッチ。マイキーの事をもっと早く知りたいなら、俺らより家族のサノ家に聞いてこい。俺らが知らねー事も、家族なら何か分かるかもしれねー。」
タケミチ「分かった。そうするよ!」
回想
マイキーは、中学3年には・・・シバ 太寿を死なす。そして、高1には、サウスとタケオミを死なせて、タケミチとマイキー逃亡後
東卍メンバーは、集まった。
ドラケン「どうする?これからの東卍は、リーダーがいない中。皆の話を聞きたい。」
東卍を続けるべきか、話し合う。
パーちん「マイキーがいない東卍じゃなぁ〜。」
三ツ谷「ドラケンが、代わりにどうだ?」
ドラケン「いや、元々リーダーになりたかった訳じゃないんだ。」
一度、マイキーの兄弟のイザナに頼んでみるのは?の意見もあったが・・・本人はーーーーー。
イザナ「東卍のマンジロウの代わりにオレがどうかって?代わりはごめんだ。それにオレはブラックドラゴンになる約束をしてるんだ。真兄に頼まれてる。」
断られた為、その後もリーダーになりたい者は現れず
ドラケン「辛いが、これより東卍は終わろう!マイキーの代わりなんていない。今までご苦労だった。」
高1の冬。東卍は、解散した。クリスマスの日だった。
回想終了。
次の日。サノ家を訪ねた。
真一郎「マイキーの昔の過去について、詳しく知りたい??俺が知ってるのは、マイキーが鬱病を明かしてないって事と女装すら知らなくて。
隠されてたって怒りだけだ。何で一人でって💢」
タケミチ「何かサノ家で、ショック受ける事無かったんスか?」
真一郎「プラモの件だ。」
タケミチ「プラモ??」
真一郎「俺がプレゼントしたオモチャを、タケオミの妹、センジュが壊してマイキーは、それから少し怒りモードになったって事ぐらい。」
タケミチ「他には・・・?」
真一郎「若い頃に立て続けに親二人を亡くしたんだ。ショックだったと思う。もしかしたら、それで鬱になったのかもな。心配かけたくなくて、
黙っていたのかもな。」
タケミチ(何かこれ、話だけ聞いてると・・・精神面で不安定なマイキー君が犯した事件に感じてくる。)
真一郎「後、知り合いのダチから、睡眠薬を預かっていたのをマンジロウにコッソリ盗まれた事もあった。
アイツ、隠れてコソコソ盗む癖があったから。
タケミチ「それ、マイキー君は認めたんスか?」
真一郎「いや?だけど、警察にマンジロウが睡眠薬を持ってたって聞かれて、当時鬱病って話も知らねーから、てっきりマンジロウが盗んだって、そん時は思ってた。現に睡眠薬は、無くなってたし。」
タケミチ「(無くなる睡眠薬?でも、マイキー君は自分のもあるのに・・・・盗むかな?)」
回想(少しBL表現注意)
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
マイキー「んっ・・・んん?」
回想終了
この頃の真一郎は、タケオミに頼んで睡眠薬を手に入れていた。
入手先は、ハルチヨも鬱病になっていたから盗めていたようだ。
ハルチヨから、盗んだのをタケオミが真一郎に渡す。
そして、繰り返されたマンジロウへの性的行為。
マンジロウは気づかなかった。眠らされていて。しかし、この件を真一郎はタケミチには隠した。
真一郎「・・・・・・・。」
そんなタケミチの元にとある人物が近づいて来る。
イザナ「お前、タケミチって奴だろ?」
真一郎「イザナ。💧」
イザナ「二人で話がしたい。こっちに来てくれ。」
タケミチ「は、はい!分かりました。」
場所を変え、外の公園へ🐙
タケミチ「あのー、話しって?」
イザナ「真兄は、嘘をついてる。本当の事を言ってない。」
タケミチ「本当の・・・事?それって?」
イザナ「オレは、見ちゃった事があるんだ、小さい頃に。」
タケミチ「何を?」
イザナ「真兄がマンジロウに、性的な事をする所。」
タケミチ「!」
イザナ「ショックだったよ、真兄がそんな酷い事をーーーーって。」
タケミチ「え?」
イザナ「どー考えたってマンジロウが鬱病になったのは、真兄のせいだっ!!分かるよな?」
エマ「・・・・。」
その二人の会話をタコ🐙公園の遊具に隠れながら聞いてるエマ。
タケミチ(そんなっ!?そんなぁ〜〜〜マイキー君がそんな酷い目にあってたなんて!?そうだ!ナオトにこの事を言おう!真一郎さんを逮捕だ!)
イザナが帰った後、タケミチは一人。
そこへ、隠れていたエマがやって来た。
エマ「違うのっ!!」
タケミチ「えっ?あ?君は、エマちゃん?」
エマ「ねぇ聞いて!?マンジロウ兄さんの性的な犯人って二人いるの!
エマも見てたの・・・真兄ともう一人はーーーーー・・・◯◯◯なの!」
タケミチ「えっ!?嘘っ・・・そんな、事って・・・。ありがとう!エマちゃん。俺は知り合いに警察もいるから、逮捕してもらうね!?」
その次の日、サノ家にナオトとタケミチが来て・・・・
ナオト「サノ 真一郎。弟に対する性的事件で逮捕します!」
真一郎「!なっ何で!?誰がっ?誰がそんな話をーーーーー!?」
タケミチ「サノ イザナ君だよ。」
イザナ「真兄、捕まって当然だよ。」
ナオト「いえ、アナタも逮捕します。イザナ容疑者!」
イザナ「・・・え?」
「がしっカチャ(イザナの手を取り、手錠をかける音)」
イザナ「はぁ!?どうしてオレまでっ??」
タケミチ「エマちゃんが話してくれたんだ。君は、真一郎君から睡眠薬を盗み、同じくマイキー君に性的行為をしてたと!」
イザナ「えっ・・・エマが!?」
エマ「酷いよぉ!?(泣)二人してっ・・・・マイキーの事!?お兄ちゃんなんだから、罪は償ってよ!!マイキー本人が気づいてなくたって、
ちゃんとこっちは見てて傷ついたんだからぁ!?ずっとずっ〜〜と!(涙)」
イザナ「悪かったよ、エマ。警察には、ちゃんと言うから。」
真一郎「全て・・・話します。」
その後、真一郎さんとイザナ君はパトカーに乗せられ
警察署へ。
「ブォオオ(パトカーが走る音)」
タケミチ「・・・(マイキー君が自宅でこんなに辛い思いをしてたなんて!?気づかなかった!ごめんね・・・マイキー君!
だけど、マイキー君本人は、その事実にどこまで気づいてたんだろう?気づいてたとしたらーーーー東卍メンバーの誰が一人には、言わなかったかな?もしや、それが俺?もし、そうなら俺だけは味方になるかもーーーーー・・・。)」
タケミチ「まっまさか!?それでマイキー君の協力をして、逃亡してたのか!?俺っ??だったら、どーにかしてマイキー君とコンタクトを取らなきゃ!でも、携帯はマイキー君に通じない。」
その後の真一郎君達の裁判では・・・・
真一郎「今は、マンジロウに殺されたタケオミに頼んで、睡眠薬を手に入れました。
俺はその睡眠薬を盗んだのは、マンジロウだと思ってた。
まさか、イザナが盗んで俺と同じ行為をしてたとは気づきませんでした。エマに見られてたのも、知らなくて・・・。
マンジロウには、悪い事をしたと思ってます。」
一方、イザナ君の裁判ではーーーーーー・・・
イザナ「たまたま、真兄が自宅でマンジロウと性的な事してるの見て、最初はショックだった。だけど、兄貴がしても大丈夫な事なら、オレもやってもいいんじゃ?って思う様になって。
だから、真兄の真似をした。バレなければ、マイキー本人は傷つかないって。けど、やってる時にマンジロウ本人は、目を覚ましちゃって。本人に気づかれた。」
回想
マイキー「いっ・・・イザナ!?何してっ俺にっ!?」
イザナ「あっ!違うっ・・!!これはーーーーそのっ真兄の真似してただけで(汗💦)ごめっ・・もうしないから、言うなよ!?」
次の日。
マイキー「おはよう、イザナ。学校に行こーぜ?(笑)」
イザナ「(あれ?怒ってない?フツーだ。気にして・・・ないんだ。)」
回想終了
イザナ「マイキー本人が傷ついてないから、大丈夫だって思って、その後も繰り返してました。ごめんなさいっ人として最悪な事をっ・・・!
もうしませんっ!二度と!」
真一郎君は、刑は3年。イザナ君は、2年だった。
タケミチ(このせいでマイキー君は、鬱病になって精神病んだのか!?
そして、次から次へと人を殺し続けたのか!!そんなのって悲しすぎるよっ・・・・(涙))
その後、ナオトに呼び出される。
ナオト「花垣君!聞いて下さい。この未来では、アナタはマンジロウの協力者。けれど、過去からリープして今の花垣君。
って事は、マンジロウはその件を知らないって事ですよね?」
タケミチ「え、いや・・・ナオト。まだ言ってなかったけど、リープの力は今回、マイキー君も使えるんだ。二人で過去にタイムリーパー同士だから、マイキー君は俺がリーパーだって知ってるはずだ!だからーーーー。」
ナオト「ちょっと待って下さい!二人して、リーパーって事は未来で警察側が彼の逮捕をなかなか出来ないのって、その力をあっちは使ってる。
だから、逮捕出来ないままじゃないんですか!?けど、彼は今も花垣君を味方と思ってるんですか?」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「花垣君・・・?分からないままにして置くほど、彼も無関心ではないはず。つまり、いずれはアナタにーーーーー・・・会おうとするんじゃないか?と、その時は警察の逮捕に協力して下さい!!
マンジロウ容疑者を、引き止めながらコッソリと、メールをこっちに送って下さい!場所さえ、教えてくれればすぐに行って、その時が彼を逮捕するチャンスです!もう、その方法しかないですよ!?」
タケミチ「分かったよ、ナオト。(だけどーーーー、俺までマイキー君の敵になるみたいで・・・複雑だな。逆に話し合いは、無理なのかな?マイキー君・・・。今、どこで何してるんだ?)」
マイキー「タケミッチ。どこにいるんだ?離れてから、戻って来ねー。一人は、淋しいぜ。」
ハルチヨ「マイキー、これ。ご飯だ。」
マイキー「悪いな、ハルチヨ?」
ハルチヨ「いいって。望んで手伝ってる。こーいうの、同罪だろうけど。」
マイキー「!」
ハルチヨ「けど、な?マイキー、感謝してるよ。タケ兄を殺してくれて。何故かって?アイツは・・・あの兄貴は、クズだから。
弟に性行する。死んでどーぜんだ。」
マイキー「・・・・殺したって、記憶ねーんだ。タケオミに会ったのも、覚えてねー。後、前から記憶が抜ける時あって。」
ハルチヨ「記憶喪失ってヤツじゃねー?何かのショックな事あれば、人って忘れんだってさ?感謝してるよ、俺は。だから、味方してるんだ。タケミッチいる必要ねーだろ?」
マイキー「・・・・。」
ハルチヨ「アイツは、そんなお前を裏切ったんだ。マイキー、もう相手すんなよ。」
マイキー「聞けてねーんだ。直接。本当に裏切ったのかを。本人の口から。事件の件なんて、そもそも俺は全て覚えてねー。だから、逃げてんだ。(それに、タケミチとは過去で約束したから。もう、アイツ。それも忘れてんのか?東卍の未来を二人でいい方向にって。なのに、何で俺は罪人呼ばわりされてんだ?分からねー・・・。)
誰でもいいから教えてくれよ?タケミッチ?謎をーーーーー・・・。」
タケミチ「え、ま、マイキー君?」
マイキー「!」
ハルチヨ「!」
マイキー「た、タケミッチ!?」
タケミチ「え?は、ハルチヨ君??何で二人して、一緒に!?マイキー君!二人で話したいんだっ!?二人で!!」
二人っきりで久々の会話。
タケミチ「マイキー君!何で!?」
マイキー「記憶ねーんだ。抜けてて。」
タケミチ「はっ!?」
マイキー「事件を起こしたって記憶。身に覚えねーから、逃げてた。」
タケミチ「何で・・・忘れちゃったの??」
マイキー「分からねー。」
タケミチ「じゃあ、どうしたら・・・。」
マイキー「一つだけ、方法あんぜ?」
マイキー君に言われて、俺はリープの力を使って、マイキー君が最初の殺人をする前に戻った。
そこでマイキー君に接触しようとしたんだ。
>>745
読んでいて、説明不足な点があるのに気づいたんで追加説明。
ナオトとタケミチが二人で話し終わった後、タケミチは一人で歩き出します。
その後、マイキーとハルチヨが二人で話してる場面に切り替わり、その二人の元に偶然、タケミチが遭遇したって状況です。
説明不足になり、申し訳ありません。
多分、読んでて意味が分かんなくなった人がいると思います。
説明不足これにて終了します。
道端を歩いているマイキーの後ろ姿を発見した、タケミチが近づいて声をかける。
タケミチ「マイキー君っ!何・・・してるの!?」
マイキー「!誰?あんた。」
タケミチ「この声っ!?マイキー君の声じゃない!?化粧に髪型も変えて、両耳にリボンってーーーーき、君って!?」
ミスズ「マイキー?知らない人だよ、だってあたしはミスズって言うの。今からさぁー、用あるから邪魔しないで?」
タケミチ(中身は、マイキー君本人じゃなくて、別人だ。確かこれって多重人格って言うんじゃーーーーっ!??って事は、殺してたのはこのミスズって人格??こんな女の子が!?)
ミスズ「ねぇー、もう行くから!」
タケミチ「君!何歳?俺はタケミチ!中2だよ。暇なら今からどっか行かない!?」
ミスズ「ん〜〜〜、ナンパ?コッワイ!ミスズは、今は中1だよ。」
タケミチ「(え?マイキー君より、一つ下?)好きな物、何でも買ってあげるから〜。」
ミスズ「ま、い〜よ。約束ね?」
タケミチ「あ、でも!飲み物と食べ物はNGだよ!?俺さ、服とかカバンとか買ってあげたいから!」
ミスズ「え〜〜〜〜?ショッピングぅ〜??ミスズ、つまんなぁ〜〜〜い。」
タケミチ(一緒にいて分かったのは、このミスズちゃんが他人格でマイキー君じゃないって事。睡眠薬で相手を眠らせた後は、どーなってるかを知りたくて、先に殺されるキサキに話しをつけて、協力してもらった。
俺もキサキの住む部屋のクローゼットにスタンバイ!)
クローゼットの中に潜むタケミチ。
タケミチ(来るかな?キサキとミスズちゃん。ドキドキ)
「カチャ(部屋のドアノブが開く音)」
キサキ「話しって何かな?マイキーの件で?二人で?」
ミスズ「そぉ〜、ミスズ。マイキーから、頼まれて。その前にさぁ〜?近くのコンビニでジュースと食べ物買ってきたの!お腹空く時間じゃん?昼って!はい!」
タケミチ(ミスズちゃんは、キサキとは友達ポジションでマイキー君とは、知り合いってキサキに言ってるらしい。キサキから、そう聞かされた。)
キサキとミスズは、二人で昼ご飯を食べる。
キサキ「マイキーにさぁ?ミスズちゃんの事を聞いたら、「そんな女知らねー」言われちったよ?どういう事?」
ミスズ「マイキー、恥ずかしくてとぼけたいんでしょ?知ってる?
マイキーの好きな人ってミスズなんだよ!?つまり、あたし達裏でコッソリ付き合ってるの!♪驚いた??」
キサキ「ま、マジかよ?だからかー・・・。」
ミスズ「そ、皆にはナイショにね?って。でも、キサキ君は友達だから
言うけど、秘密だよ!!」
キサキ「あ、あれ・・・?何だか・・・ねみぃな。」
「ドサッ(キサキが床に倒れる音)」
キサキは、眠った。
睡眠薬が入っていたのだ。その瞬間、ミスズちゃんの人格が切り替わった。
ミスズ「全てはマイキーの為にやるんだ。悪く思うなよ。主人格を守るのは、他人格の役目だ!敵には、死あるのみ!」
タケミチ(あれ・・・?この声、男だ。ミスズちゃんじゃない。
そうか!?殺しを行っているのは、また別人格なんだ!って事は、今までのも?睡眠薬の流れまでは、ミスズちゃんで殺しはこの男??しかも、主人格の為!?)
「カ・・・タン(タケミチがクローゼットの中で音を立てる。)」
ミスズ「ん?何だ、今の音。まさか、誰かいるのか?」
タケミチ(音、出ちゃった!ヤバい!!)
タケミチは、小さめの小声を出しながら・・・
タケミチ「コスモ、未来に戻って、また、元の前の未来に。💦」
ホワイトコスモ「分かったモ〜、目をつむるモ〜!!?」
タケミチ「は、早くーーーーーっ!」
「バッ(クローゼットの中を開く音)」
ミスズ「何だ、誰もいないじゃないか・・・。」
次に目を開けた時には、未来だった。
タケミチ「あ、あ、危なかったぁ〜〜〜〜〜!!?(何だっ?何だっ?あれは??マイキー君じゃない!他人格だっ!?声まで違ってた。
まさか、この事件っ多重人格殺害事件!?マイキー君本人の記憶が抜けてたのも、人格達がその記憶を所有してたからかーーーーー!!)」
タケミチは、またリープしてそれまでの事件も調べる。
半間の場合。
ミスズ「わっ!?」
「ドンっびしゃあ(半間にぶつかり、紙コップに入った飲み物がかかる音)」
半間「!??」
ミスズ「ごめんなさいっ!よそ見してて、前見てなくて!?」
半間「どうしてくれんの?これぇ・・・(汗💧)」
ミスズ「抜いても取れないかなぁ??すみませんっ・・・あの、代わりにご飯をタダでオゴるんで?」
半間「タダ?ま、そんならい〜よ。ハンバーガー店ね。」
ミスズ「はい!好きなの頼んでいーんで!!(計画ど〜おり♪)」
ハンバーガー店の中にて。椅子に座り、注文したのがくると
ミスズは、店員から受け取り、そのコーラの中にすかさず睡眠薬を入れる。
半間「悪いねー。こんな高いのタダで頼んで?」
ミスズ「いいです!いいです!はい、コーラです!」
テーブルの上には、複数枚に重なりあったハンバーガーと、飲み物のコーラが並ぶ。
その後、半間は眠り・・・ミスズちゃんは会計を済ますと、タクシーを呼び運転手に半間を乗せてもらい、半間の自宅までくると別人格に切り替わり、半間の鍵を使って中に侵入。
そして、半間君を担いでベランダから落として殺した。
「ドサッ(地面に半間が落ちる音)」
太寿の場合。
ここでは、ミスズちゃんが偶然を装い太寿に近づく。
仲良くなって、二人は恋人同士になっていた。この時、太寿はミスズを男だとは気づかなかった模様。
太寿「ミスズー、モテナイ俺様を好きになってくれたのは
お前だけだ。今日、俺様のアジトに来い!」
アジトには、プールがあって、ミスズを誘ったのは太寿の方だ。二人の付き合いは、周りには秘密にされていた。
ミスズ「ねぇー?プールの前にさー?太寿君って酒呑める??あたし、酒呑める男の人って大人びてて好きぃ〜!!呑んでみてよ??
あたしの前で。出来るよね??呑むくらい!」
「ポト(隠しながら、睡眠薬を酒の中に入れる音)」
太寿「おう!?男は、酒ぐらい呑めねーとなぁ!?どれ・・・?」
「グビグビ(酒を一気飲みする音)」
そして、眠った太寿を見ると別人格に切り替わり、プールに沈めて
太寿君は水死。
「ボジャン(プールの中に太寿が沈む音)」
サウスの場合。
サウス君にも、ミスズちゃんは偶然を装い近づくと、二人は恋仲になり
最初のデートの日・カフェに立ち寄る。
ミスズ「ミスズぅ〜、オムライスが好きぃ〜!ね?カフェ行こうー!?
カフェ!二人で頼もう〜♪」
カフェに入るなり、注文したメニューがくると、丁度サウスは
トイレ中。
そのオムライスにも、コッソリと睡眠薬の粉をふりかける。
「ババババ(オムライスに粉をふりかける音)」
種類としては、すぐに眠くなる睡眠薬では無いので
食事後、二人は帰る。
ミスズ「ミスズぅ〜、この後用事あるのー!!先に帰るね?じゃあ!」
「ダッ(ミスズがダッシュで離れる音)」
サウス「おう、気をつけてな??」
車を運転して帰る途中だったサウス君は、眠くなり事故を起こした。
「キキィーーーーードォン!(ハンドル操作が狂い、車がぶつかる音)」
サウス死亡。相手の車も巻き添えで車体は、ペチャンコになった。
タケオミの場合。踏み切り近くでミスズと待ち合わせ。
タケオミ「真一郎から、俺に酒の差し入れとは・・・。」
ミスズ「ねー?ミスズ、サノ家に最近行っててマイキーの友達。それと、真さんから伝言を預かっててさぁ〜??」
タケオミ「何のだ?」
ミスズ「先に酒呑んでくれたら、答える!」
タケオミ「ゴクンゴクン・・・これでいいか?」
ミスズ「踏み切りを渡って、公園行こっ!?そこで話す!!」
タケオミ「たく、大人を、あまりからかうな・・・。」
ミスズ「こっちこっち!!」
踏み切りに足を踏み入れた途端に、睡魔に襲われたタケオミ。
突然、倒れる。
「ドサッ(タケオミが地面に倒れる音)」
ミスズ「あっ!タケオミさぁーーーーん!?ちょっとぉ〜〜?!」
「カンカンカンキキィーーーーーーーッ(列車はブレーキをかけたが間に合わず)」
タケオミは、列車に轢かれて体は、グチャグチャだった。
ミスズ(計画ど〜おりだね♪)
「ベッ(ミスズが舌を出す音)」
全ての真実を知ったタケミチは、思ったーーーーー・・・
タケミチ「(これってマイキー君の他人格のせいなんだよなぁ!?どうする!?マイキー君本人に言った所で意味ない!どうしたらっどうしたらいいんだっ!?そ、そうか・・・もしかしたらーーーーー。)
コスモ、事件の発生しない中1ぐらいに戻って。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目をつむるモ〜!リープリープモ!」
中1の頃に戻って来たタケミチは、マイキーを呼び出す。
タケミチ「マイキー君!君は中2から、殺人をする様になる!未来で確認してきたから、本当!だから、俺と逃げて。二人で生きよう!この先は、それしか無いんだ!」
マイキー「リープの力の事は、俺も分かってる。そうか、そんな未来になってたのか。・・・東卍のトップでいるのは、無理なのか?」
タケミチ「いえ!俺からは、皆にメールでマイキー君の考えを伝えるんで!側にいなくなるってだけで命令は、可能です!メール内だけでは、交流も続けられる!東卍は、トップはオモテに姿見せなくとも、続けられるっスよ!?東卍の喧嘩もマイキー君無しでも勝てる場合、出る幕ナイっスから。マイキー君が必要な戦いのみ、俺もいる状態で出てもらう形にして。」
マイキー「ありがとう!タケミッチ。」
こうして、二人の新しい人生が始まるのだったーーーーーー・・・。
未来では、タケミチはヒナタをマイキーと同居するマンションの隣に住んでもらっている。マイキーの様子もみながら、ヒナタとも関わる。
仮にマイキーの他人格による、殺害が発生してもタケミチがリープの力を使い戻るから、安心と言うわけだ。
ブラックコスモ「へっへっへっ〜、今日は真一郎とイザナを悪人にしてやったモ〜!!悪エネルギー補充完了モ〜♪」
完
(お詫び・説明紹介でブラックコスモが出るという、表記だけ忘れていました。すみません。ブラックコスモは、登場します。失礼しました。)
久しぶりのケイ君の作品を投稿します!
登場人物紹介
サノ イザナ(この世界では、マイキー達や真一郎達と住んでる設定に変わっていきます。年齢は小学生〜中学3年)
サノ マンジロウ(小学生〜中学1年)
サノ 真一郎(大人年齢。バイク屋で働く)
サノ エマ(小学生〜小学校高学年)
東京卍
ドラケン(中学生)
バジ ケイスケ(中学生)
三ツ谷(中学生)
千冬(中学生)
羽宮 カズトラ(中学生。一人だけ、まだ普通の生徒。後に東京卍入りする。)
キャットフィッシュ
ケンジ(カズトラとトラブルを起こす。)
ブラックドラゴン
ユタカ(仲間思いの優しい奴。ただ、過去にてある悲劇に・・・?)
明司 タケオミ(大人で現在は、梵天の仲間入り)
ホワイトコスモ(タイムリープ能力を与える存在)
BL要素があるんで、苦手な方は読まない様にお願いします。
では、久しぶりに投稿します。
パーちん(中学生)
〜東京リベンジャーズ〜キャットフィッシュ・イザナ編〜
イザナは、幼い頃に母親に保護施設だという場所に
預けられる。
母親一人では、2人の世話は大変と言う事で、兄のイザナだけ
預けられた。
1ヶ月、2ヶ月。長ければ、1年〜3年までと、預ける期間を選んで
預けるのが魅力の施設だ。
白く大きな建物。入り口には、「保護施設」と看板が。
母親は、施設長にイザナを引き渡し、建物の中へと入ってゆく。
施設長「イザナ君の部屋は、ここね。503号。」
イザナ「ここ?」
施設長「先にここには、3人の子供達がいるから、仲良くね。」
イザナ「・・・。」
施設長「皆〜。今日から、ここに入る事になった黒川 イザナ君です。」
イザナ「黒川・・・イザナです、よろ・・・しく。」
ジャンク「へぇー、目何か普通と違う?」
グース「何で・・・?」
パート「黒い瞳じゃねー。外国人?」
こうして、イザナは早くから入る事になったが・・・。その話は、1番上の兄の真一郎だけ知る事になっていた。
しかも、そこで、真一郎はイザナが血が繋がっていない事実まで
聞かされていた。
それから、数日が経ち・・・・。
施設長「イザナ君、手紙が届いていたよ。」
イザナ「誰・・から?」
施設長「真一郎兄さんからだって。イザナ君のお兄さん。」
イザナ「お兄さん?そんな・・・人いたっけ?」
施設長「兄弟多いんだね〜。真一郎君にマンジロウ君、エマちゃん、
イザナ君は知らなかったの?」
イザナ「・・・エマしか、知らない。」
しかし、イザナはここの保護施設にて。
パート「ちょっと来いよ!外国人野郎ー!」
ジャンク「母国に帰れ!」
イザナ「!・・・・っっ、(黙り)」
グース「お前だけ違うんだ!当然だろー。」
周りは、気づかない中虐められていた。
大人しいイザナは、最初こそ黙っていたが・・・。
次第に何度も何度もエスカレートしてゆく。
預けられて1ヶ月後。
グース「お前、捨てられたんだろ!イザナ!?」
イザナ「ちっ違うよ!母さんは預けたって言った。」
ジャンク「そのクセ、じゃあ、何で1ヶ月も会いに来ねーんだ?俺なんか、母親は時々5日に、1回は来てるぜ?」
保護施設で育つ子は、親の愛情に飢えている子が多い。
その為、心の穴を埋める為だけに、彼らはイザナをターゲットにして
自分達のが上って思う事で、心の満足を得ている。
こういう場所で発生している件だ。
イザナは、激しく心を痛めている。
イザナ(何でっ!?何でっ?ただ、オレはっ・・・皆と普通でいたいだけなのに!?何でっ?虐められないといけないんだっ!?
何で、皆と、同じ普通じゃいられないんだ!?
だったら、こんな場所にオレの居場所なんてないじゃないか!!)
この件で完全にイザナは、心が病んでいた。
我慢し続けて・・ついには、壊れた。
イザナ(物を壊すのが犯罪なら、心を壊すのは犯罪じゃないのか??
おかしーじゃん。)
また、ある日のいじめでもーーーーー・・・
パート「やっぱ、お前捨てられたんだなぁ!?イザナ?」
グース「お前みたいな外人そりゃ、捨てるって!」
イザナ「・・・・・・っっ。(あれから、2年経ったけど母さんは、来ない。もしかして、オレは本当に捨てられた・・・?)」
パート「す〜てられた!イザナは、捨てられた!」
ジャンク「やっぱ捨てられたんじゃん!?あれから、2年だぜ!?オレら正しくね?」
「プツン(イザナの中で何かが壊れる音)」
「バキッドゴ!(イザナがパートやジャンクを拳や足で殴ったり蹴る音)」
ジャンク「あーーーー!!」
グース「イテェーっ!?」
パート「何すんだよっ!イザナー!?」
「ゴッドッドッ(立て続けに執拗に蹴り続ける音)」
イザナの元に世話している大人達もやって来た。
騒ぎに気づいた様だ。
お世話人1「何してるのー!?」
グース「先生っ!助けて!?イザナがっ突然俺たちを殴った(泣)」
ジャンク「俺ら何もしてないのにっ!?」
パート「うえーん!」
イザナ「!?」
お世話人1「イザナ君っ!?何でこんな事するのっ!??」
イザナ(オレが悪になった?オレが悪いのか??何だよ、ここにはもう
敵しかいねーじゃん。
皆、敵だ。味方なんかいねー。アハハ!もう・・・誰にも心は開けねー。)
その後、イザナは今回の件を兄だと名乗る真一郎に
手紙で話す。
手紙の内容「真一郎様へ
今日さぁ、オレをいじめてきた奴ら皆ぶっ飛ばしてやった!スッキリしたよ!!?ざまぁ〜みろってな?ハハ(笑)イザナより」
しかし、この何日前・・・真一郎の方でも母親と父親を亡くしていた
ばかりで、父さん側のオジに引き取られて、そこで
兄弟3人は、暮らす事になっていた。
バイク屋にて。
真一郎「いらっしゃいませ〜。」
仕事をしなければ、いかない為・・・高校を行くのは辞めて
バイク屋で仕事中。
真一郎(イザナの奴・・・いじめられて心がヤバい。出来るだけ早めに引き取らないと!じゃないとっ・・・この先アイツ!
保護施設の人をナイフで襲いまくるかもしれない!!そーなる前に金を
貯めねーと!イザナの為にも!?)
ブラックドラゴンを中3の頃に終わらせたのも、親の件が関与している。
回想
真一郎「ブラドラは、これより、中3をもって終わる!今までありがとう!!皆・・・離れてもダチでいてくれ!」
タケオミ「真一郎、お疲れ様。」
涙を流す真一郎に、そうタケオミは言葉をかける。
回想終了
真一郎は、手紙の返事をイザナに返す。
手紙の内容「イザナへ
辛かったなぁ。母さんと父さんは、死んだ。今は、サノ家の爺ちゃんの所に3人でいる。金無いとヤバいから、バイク屋で仕事中。
俺達も今、辛いから・・・イザナ?いつか、兄弟4人で同居しよう。
迎えに行く。その準備が出来たら。
それまでは、待っててくれ。 真一郎より」
イザナは、真一郎からの手紙を読み終わると。
イザナ(親が死んだ・・・。迎えに来ないのって
まさか?真一郎兄さんが今の親代わりって事は、いつかは迎えに来てくれる?)
その後、心配だった真一郎は、保護施設のスタッフと
相談して、1日お泊り許可を得ると、イザナを自分の
サノ家に招待する。
真一郎「ここがなぁ、今は俺とマンジロウとエマが住んでる家だ。」
イザナ「ここ・・・?屋敷、デカっ!?」
部屋の中に入ると、リビングにて2人は話す。
イザナ「母さんってオレの事を捨てたんだろ?」
真一郎「え?無いって。そんなの。そんな話、聞いてない。(嘘だけど。今のイザナは、精神的に不安定だ。
それを考えると、とてもじゃないが本当の事は言えない。ましてや、血が繋がって無いとか。ショック過ぎて言える訳ない、死なれるより、マシだ。)」
最初は、真一郎の優しい嘘だった。傷ついて欲しくなくて。そこに、玄関の開閉の音がなる。
「ガチャ(扉が開く音)」
マイキー「ただいまー。(ん?何か、見慣れねー靴あんな?)」
小学生から、帰って来たマイキーだ。
真一郎「マンジロウ〜。おかえり。」
マイキー「ん?だれ・・・?」
イザナ「!」
2人は初めて顔合わせする。
真一郎「マンジロウ、お前は会った事無かったよな?イザナだ。2番目の兄ちゃん。お前の。
イザナ?こっちは、俺が話してた弟のマンジロウ。手紙でも何回か、話したよな?二人共、仲良くやれよ〜。」
「ガチャ(また、玄関の扉が開く音)」
エマ「ただいまー!あ!?イザナお兄ちゃん?戻って来てくれたの!?」
真一郎「違う違う!エマ、1日お泊りしに来たんだ。
けど、いずれは引き取って皆で同居する予定だから!」
そして、それから更に1年後。
イザナはついに、正式にサノ家で同居生活を始める事になる。
真一郎「イザナ?もう、家の中では自由だ。好きにやれよ。」
イザナ「真兄〜!今日も夜は一緒に寝て!マンジロウばっかに構わないでっ!?風呂も一緒に入る!!」
今まで甘えてこれなかった為か?イザナは、真一郎を独占しようとする。
マイキー(イザナの奴、すっかり兄貴にベタベタしてんな?ま、俺は十分甘えるだけ甘えられたし、エマとでも
仲良くしてるか。譲ってやろう。)
真一郎は、マンジロウの事も気にしてか?説明をする。
真一郎「イザナは、ほら・・・自分だけ保護施設で預けられて愛情不足してんだ。だから、さぁ?悪く思わないでやってくれよ?」
マイキー「あぁー。大丈夫、俺はエマと仲良くしてっから!」
真一郎は、イザナにも伝える。
>>755
ミス発見!
「小学生から帰って来たマイキー」✕
「小学校から帰って来たマイキー」◯
です!
真一郎「イザナ〜?せっかく、家族として過ごせる様になったんだから、どうせなら家族皆で仲良くしよーぜ?」
イザナ「・・・。」
真一郎「マンジロウもエマも、誰もここではお前の敵じゃないんだ、ん?」
とある日。イザナの部屋にて。
時々、施設でのいじめを思い出してか?イザナはフラッシュバックで暴れまわる時もあった。
イザナ「ああ〜〜〜〜〜っ!クソっ!?」
「ドゴッゴッゴッゴッ(壁に対して連続グーパンチする音)」
イザナ「アイツらっ!?オレだけ仲間外れにしやがって!?何だと思ってんだよ!?人の事!」
真一郎「イザナ?何してる?」
マイキー「お前・・・。」
エマ「イザナお兄ちゃんっ!?大丈夫っ??」
「ギュ(真一郎が優しくイザナを抱擁する音)」
真一郎「大丈夫・・・ココには、もうお前の敵はいない。イザナ、だから大丈夫。」
イザナ「!真兄・・・。真兄って、何でそんなに優しいんだ??」
真一郎「俺は、お前の兄貴だぜ?心配すんのも優しくすんのも当たり前だろ?家族には、幸せでいて欲しいんだ。
もう、親は・・・死んだから、兄弟4人で仲良くって。」
その夜。
真一郎の部屋にはイザナもベッドで一緒に寝る。
(ここからBL注意)
真一郎「イザナ?愛してるから、こういう事すんだぜ?お前だけ、特別だ。」
イザナ「愛してるから?それって、どんな?真兄さん?
オレだけ、特別?」
真一郎には、小児性愛的傾向があった。
マイキーからは、拒否られだか、イザナに求めた結果拒否られず。この2人は、周りには秘密でそーいう仲になる。
真一郎は、拒否られないのが嬉しくて、ビデオに撮る事もあった。
次の日。
真一郎「マンジロウ、イザナ?話がある。俺は中3でブラドラ終わらせただろ?で、そのブラドラを受け継ぐ相手を決めようと思って。ブラックドラゴンはーーーーー、
イザナ・・・・お前だ!」
マイキー「!」
イザナ「オレっ?や、ヤッタ〜!!」
マイキー「・・・よ、良かったな、イザナ・・・。」
真一郎「マンジロウ?お前は、友達が沢山出来ただろ?ケイスケにドラケン、パーちんとか。喧嘩強いんだってな?お前は、自分で族創ったら、どーだ?自分で族創るのも、カッコいいんだぜ?」
マイキー「そーだな、そうしようかな。」
こうして、マイキーは小学3年の時に東京卍というグループを創った!
リーダーは、マンジロウ。部下は、ドラケン、パーちん、千冬、ケイスケ、三ツ谷の6人で形成される。
次の日。
ケイスケ「マイキー?今日は、ちょっと友人のカズトラん所に行って遊んで来るぜ?」
マイキー「おー。」
カズトラは、ゲームセンターで、バジと偶然出会い、仲良くなった友人だ。しかし、ケイスケは暴走族とは、隠している。
約束の場所に到着。
ケイスケ「よぉ〜!カズトラ!」
カズトラ「遅いよ、バジー。ゲームセンター行く?」
ケイスケ「おうよ!」
カズトラ「でさ、ネットで知り合った同じ年くらいの
ケンジって奴いてさぁ!?そいつにね、✕月16日に△□✕って場所の廃墟は知ってる?
そこで肝試しする予定!」
ケイスケ「え、何時?」
カズトラ「夜の・・・11時。あっちは、友人4人くらい連れて来るって!」
ケイスケ「一人で、11時に夜に出歩くって危なくねー?変なのに巻き込まれたら、どうすんだよ。」
カズトラ「うーーん・・・。」
ケイスケ「だって、お前小学4年だぜ?なぁ〜?俺も行っていい〜?あっちも友人4人連れてくんだろ?いーじゃん。」
カズトラ「うん!行こっか!!」
別の日。バジは、その話を、仲間の千冬にも伝えていた。
千冬「え、バジさん△月16日に廃墟行くんスか?一人で?」
ケイスケ「いや、カズトラって友人と!」
千冬「あ、じゃあ・・・俺も行きます!」
ケイスケ「いや、い〜よ。族ってバレたくねーからよ。」
そして、約束の△月16日。
カズトラ「あ、着いた。ここだ、ここ。」
ケイスケ「不気味だなぁ〜、ホント。」
辺りが暗いのはもちろんだが、窓ガラスは割れだらけで、
所々に亀裂も目立つ。4階建ての廃墟だ。
?「おい、例のガキ。来たぜ?って何だ!?2人?ちっ!一人で来なかったのかよ。」
そんな2人を覗きこむ様に何者かが、木から様子を伺っている。建物の入口付近にある木からだ。周囲は、木々で囲まれている。
ケイスケ「何か、今・・・あそこの木の所で光らなかったか?」
カズトラ「ちょっ!怖い事言わないでって!さ、中行こ!中!?」
ケイスケ「そーだな、待ってるかもしんねーし。」
2人が中へ入ると、そこにはーーーーー・・・。
ケンジと思われる人物がいたが。
カズトラ「え・・・何か、あれ?ケンジ・・・さん?」
ケンジ「カズトラ君〜〜〜何で一人で来なかったのかなぁーーー??」
カズトラ「えっ。」
ケンジ「誰?そっちの子?あ〜、俺がケンジだよ。ビックリした?」
ケイスケ「え・・・高1くらいに見えんぞ?嘘?」
ケンジ「その通り!」
ケイスケ(それに、コイツら変だ。年も嘘ついてて、明らかに4人じゃなくて、30人以上はいねーか?
何だ、これ・・・。コイツらのこの服、族じゃねーか。でも、見た事ねー。こんな服の族、いたっけ?
この辺の族じゃねーのか?って、俺らの入ってきた
入口にもいつの間にか、スタンバイしてやがる!?
逃げらんねー。挟まれた・・・。)
ケンジ「ごめんねー。カズトラ君。全部ウソ!俺は、ケンジじゃ無いんだ。偽名。ケンだよ。」
カズトラ「・・・え?何で・・・?」
ケン「最初から・・・目的は、ここに来てもらう事。
廃墟に。何故かって?カズトラ君を、脅す為!
分かんないよね〜小学生だから。ネタバラシするよー、
これから。」
ケイスケ「!?」
ケン「カズトラ君にお願いがあるんだよ。君の親、いるでしょ?その君の親の金、通帳とかさぁ?場所分かる?盗んで来て欲しいんだ。
あ、警察に言ったら駄目だよー。言ったら、カズトラ君の家族皆殺し、ね?
仮にオレらの誰かが捕まっても、捕まってねー仲間で
リンチすっから。」
その間、ケイスケは、カズトラを使って見えにくい様に
しながらも、千冬にコッソリと携帯で電話をかけた。
カズトラ「わぁ〜ん!わーん!怖いよぉーーーっ!」
側でカズトラは、ギャン泣きしている。
もちろん、ケイスケ自身は無言だ。気づいて欲しかった。
SOSに。
ケイスケ(頼むっ!千冬・・・気づいてくれ!)
目を閉じながら、携帯はポケットに隠す。
その頃、千冬の方ではーーーー・・・
千冬「あっ!?バジさんから、電話だっ!?もしもーし?ん?バジさん・・・あれ?」
電話の声「わぁーん、わーん」
カズトラの泣き声が響く。
千冬「カズトラ君の泣き声?何で、バジさん本人は出ないんだ?もしかして、バジさん達に何かあった?よし、マイキー達を呼んで、皆で行こう!場所は、知ってるから。」
急いで駆け出しながら、千冬はマイキー達にも
連絡をすると、東卍のメンバー5人でバイクに乗り向かう!
「ブォオオ(バイクを走らせる音)」
その頃、ケイスケ達はーーーーー・・・
ケン「カズトラ君、そっちの友人は誰?」
カズトラ「うわーーんっ!」
ケン「携帯持ってんじゃー?そいつの盗めっ!」
ケイスケ「!」
ケイスケのポッケの携帯に、気づいた相手に盗られてしまう!
族仲間1「ん?ロックかけられて見れねー。おいっ!ロック外す番号言えっ!」
ケイスケ「(良かった。さっき、千冬に電話した後、ロックかけといて。)あの!怖くてっ・・・俺も、その番号をど忘れしちゃいました!」
ケイスケは、涙を流して恐怖する演技をする。
ケイスケ(クッソー!本当だったら、こんな奴らっ
こっちは喧嘩に慣れてっからボコボコにしてやりてー
のに!!カズトラを人質にされたら、不利だから
大人しいふりしてるしかねーっ!!
しかもコイツら、家族をリンチするとかカズトラの家族もヤベー!)
そこへ、バイクに乗ってきた東卍メンバーも来た、が・・・。
?「おい、誰か来た!バイク・・・。5人くらいか?」
外には、キャットフィッシュの見張り役もいる為、
その様子はあっちに伝わってしまう。
建物内では。
ケン「(ん?メールか。あ?誰か来た?バイクで、5人も?ちっ!肝試しかっ!?)おーーいっ!お前ら、逃げんぞ!?い〜か、今回の事は警察に言うなよ!?言ったら、家族事痛いめみるぜ!」
廃墟で建物の窓は、ブチ壊されてる為に、彼らは一気に
窓から外に出て、停めてあるバイクに乗ると走り去って行った。
因みにキャットフィッシュが逃げたのは、建物の裏側の窓からだから、正面にいるマイキー達と出くわす事は無かった。
その為、マイキー達がバジの元へ来る頃には
誰もいなかった。いたのは、ケイスケとカズトラのみ。
マイキー「あ?何だよ、バジとカズトラ2人だけじゃん!」
ケイスケ「ま、マイキー!」
カズトラ「わぁ〜〜ん!」
マイキー「まさか、お前ら肝試ししてお化け怖いって理由で俺らを呼んだんじゃねーよな!?」
少し怒り気味のマイキー。
千冬「確かに。言ってた相手の友人4人っていませしね。まさか、バジさん!?」
ケイスケ「ちげーって!理由は、後でマイキーに言う。カズトラ、ごめんな。見て分かっちまったろ?
俺、族なんだ。東卍って言う。隠しててごめんっ!」
カズトラ「!」
ケイスケ「・・・けど、お前も体鍛えねー?また、同じ事あった時の為に強い方がい〜じゃん?東卍に入れば、強くなんだぜ!?」
カズトラ「・・・っえ、俺も?うん!強くなりたい!!
入るっ!東卍に!よろしく!!」
こうして、羽宮カズトラも東卍入りする。
カズトラ「じゃん!」
東卍の特服を着てみせるカズトラ。嬉しそうに笑う。
マイキー達も、微笑んでいる。
ケイスケ「似合うなぁ!カズトラ!?」
カズトラ「こんなの着るの初めて!」
次の日、バジは昨日の件をマイキーに話す。
ケイスケ「ネットで知り合いになった友人と思ってた奴が、廃墟の待ち合わせ場所に行ってみたら全てウソだったんだ。カズトラは、それでショック受けて泣いてた。
奴ら、どこぞの族なんだと思う。高1くらいで、俺らより、上。名前も、年もデタラメ!」
マイキー「相手の本名も族名も聞けなかったんかよ?」
ケイスケ「微妙だ。偽名の可能性があっから。」
ケイスケ「奴らの目的は、どうも金でカズトラが
小学生ってネットで分かってから、脅しにかけて
金系を親から盗む様に命令して来た。
従わなかったり、警察に言ってら、相手の誰かが捕まっても、捕まってない仲間が報復でカズトラの家族を死なす!だとか、言われちまってよ。何も出来ねーだろ?
それじゃあ〜、だから、警察にも言えねー。」
マイキー「・・・さすがに族全員逮捕すんのは、難しいよな。」
ケイスケ「でも、変だよな?アイツらーーー、マイキー達が廃墟に来たって事、気づいて逃げてった。」
マイキー「!」
ケイスケ「外に奴らの仲間がいて、知らせねーと、ありえねー?窓から逃げて、バイクで逃亡した。」
マイキー「随分、手慣れてる感じだよな?そいつらって、他の奴らにも同じ事してる可能性あんな?」
ケイスケ「あぁー。だから、マイキー?
仲間の皆にも、ネットの奴らは気を付けてくれって
言っといてくれ?特に廃墟だとか、人気が無い場所に誘う奴には、余計に注意なって。頼んだぜ?」
その話を、マイキーは真一郎にも自宅にて話す。
マイキー「って事があったんだよ。俺ん所のバジの友人・カズトラ。ま、今は東卍入りさせたんだけどな?」
真一郎「そいつらって、キャットフィッシュって奴ら・・・かもな?」
マイキー「キャットフィッシュ?兄貴、知ってんのか?」
真一郎「知ってるも何も俺らブラドラとの間にもトラブルがあったんだ。過去に、な?
俺の仲間のユタカって奴がーーー。」
回想
中学1年の頃だった。ユタカは、ブラドラのメンバーで
仲間思いの優しい奴。でも、ネットで知り合いになった
友人に誘われるがまま、どこかに待ち合わせして
行って来るって、言ったきり帰って来なくてーー・・・・
次の日、ユタカはボロボロにされた体で帰って来た。
真一郎「ユタカっ!?ユタカーーーーっ!!」
顔にも、手にも足にもアザだらけで
明らかに暴力振るわれたって分かったよ。
慌てて、病院に連れてったさ。怪我の感じから、相当殴られてリンチされた感じだったから、ユタカが口を聞ける様になって、聞いたよ。
真一郎「なぁー?誰にヤラれたんだよ!?ユタカ?相手は、族なんだろ!?言ってくれよーっ!カタキ取ってくるから。」
ユタカ「・・・いーよ、オレの問題だから。ブラドラにまで・・・迷惑かける気ねー。オレの・・・怪我だけで、もう十分っスよ。リーダー・・・?警察には言わねーで。」
結局、ユタカは最後まで敵の事を話してくれなかった。
俺は納得出来なくて、タケオミにその件を話した。
そしたらーーーー・・・
タケオミ「そいつ、キャットフィッシュじゃないか?」
真一郎「キャットフィッシュ?何だ、そのグループ知らないなぁ。」
タケオミ「知らなくて当然だ。この族は、普通の族と違う!主に喧嘩主体じゃなくて、コイツらは金主体で動くグループだ。
金の為なら、何でもやる奴ら。アジトも持たない。だから、どこにいるかも分からない。本名も隠しながら、ネットで罠を張って、相手は子供〜青年を中心に。女の場合もある。」
真一郎「!」
タケオミ「従わなければ、リンチだ。ユタカも・・・引っ掛けられたかもな?断ったんだろう。キャットフィッシュの奴らは、ある程度他の族の名前は知ってても、部下の奴らまでは把握してないから、ユタカがブラドラとは分からず、引っかけたんだ。
これがお前や俺だったら奴らも手出しはしなかったはずだ。」
真一郎「そんなっ!?そんな、だからって諦めろって言うのかよ!?アイツがっ・・・あんなヒデ〜めにあったのに!ぐすぐすっ・・・ポタ。(涙が流れる音)なぁ〜!?タケオミ!?ユタカはっ優しい奴なんだっ・・・。アイツ一人の犠牲で済ませろって・・そんなのねーよ!」
タケオミ「っと、言っても・・・。アジトを持たないんじゃ〜探し様が無いだろ。普通に考えて。見つけ出さなければーーー。」
回想終了
真一郎「って事があったんだ。けど、今の・・・お前の話し聞いて分かった。言わなかったんじゃなくて、言えなかったんだな?ユタカ。
脅されてたからっ!もし、言ってら、自分の家族にも迷惑かけるって。今は、分かったよ!アイツが言えなかった理由が!?」
マイキー(・・・キャットフィッシュって言うのか。クソ!分かっても、アジトがどこか分からないんじゃー、見つけてボコれねーじゃねーか!正体分かっても、奴らの方が有利なんかよ!?胸糞悪いなぁ!)
その後、イザナの方と言うとマイキーと同じ小学校に通う。
教室にて。クラスメイトと談笑中。
生徒1「なぁ〜?イザナってさ、家族ってあのサノ家だよな?」
イザナ「?うん、そーだけど?」
生徒1「東卍って、弟のマンジロウって奴がリーダーたろ?族だから、お前の弟有名だぜ。妹は、エマちゃん。何か、イザナだけ顔似てなくねー?」
イザナ「!」
生徒1「兄弟ってさぁ〜、もっと顔似ると思うんだよなぁ〜?普通は。」
イザナ「!(そ、そーだよな。何で・・・オレだけ、似てないんだろ?捨てられがちだったのもオレだし。本当に血、繋がってんのかなー?)」
イザナは、学校から帰るなり真一郎に聞く。
イザナ「真兄、オレの出産証明書って知ってる?見たいんだ。」
真一郎「何でまた?」
イザナ「学校で友人に言われたんだ。オレだけ、兄弟に似てないって・・・。」
真一郎「そんなの、真に受けなくてい〜って。それに家族でも似ない事なんてあるんだよ!(・・・マズイな、見せたらバレる。血が繋がって無いって。けど、断ったらもっと怪しまれる。どーする?そうだ、タケオミに!!)」
タケオミに相談すると・・・。
タケオミ「ならば、偽のを見せるといい。俺の知り合いにそーいうのを作るのが上手い奴がいる。」
真一郎「いーのか?タケオミ、ありがとな!その礼に、例の俺とイザナのDVD、タダでやるからさ?助かるよ!」
真一郎は、さっそく偽の出産証明書をイザナに見せる。
自宅にて。
イザナ「こ・・・れ?」
真一郎「なぁ〜?家族だろ!」
イザナ「本当・・・だ。母さんと父さんの名前、そしてオレ・・・。」
真一郎「これで安心したろ?さ、もうそーいう話は気にしなくて済むだろ!!」
しかし、イザナはまだ、どこかで引っかかっていた。
そこに白くて丸い球体のホワイトコスモが現れる。
ホワイトコスモ「悩みエネルギーキャッチモ〜!!」
イザナ「え?何っ!?」
ホワイトコスモ「コスモは、悩みを解決するべく現れたモ〜!タイムリープして、過去を調べられるモー!」
イザナ「じゃ、じゃあ!オレの生まれてくる少し前に戻って親の事、詳しく知りたい!」
ホワイトコスモ「オッケーモ!」
イザナ「い〜の?」
ホワイトコスモ「目を閉じて、念じるモ〜!過去にリープするモ!さぁ、出発モ!!」
過去へと、タイムリープした。
イザナ「ここが昔の世界?」
ホワイトコスモ「こっちモ〜。着いて来るモ〜!」
ふよふよと空中を飛びながら、コスモの後ろを着いて行く。
イザナが生まれる前の場合、幽霊の様な体で周りからは見えない状態だ。
イザナの母の家に到着。
イザナ「え・・・ここって、母さんの前住んでた場所じゃない?どこ、ここ?」
ホワイトコスモ「あれが、イザナの母さんモ〜!」
イザナ「えっ?オレの知ってる母さんの顔じゃない!」
そこで、イザナは全てを知った。
自分だけが、血が繋がっていなかった事実を!真一郎や、マンジロウ、そしてエマともーーーーー・・・。
イザナ「ウソだ!ウソだ!ウソだっーーー!って事は、あの真兄が見せたのって偽物だったんだ。ウソっつき!嘘つき!!真兄の嘘つき!家族のオレに嘘教えたっ・・・!?嘘つきぃぃーーーーーーーっっ!!」
現代に戻り、コスモは帰ってゆく。
ホワイトコスモ「真相分かったから、帰るモ〜!」
イザナ「・・・・・。もう真兄も信用出来ない。誰も・・・誰も。ここはーーーー・・・。」
ショックで体が震えるイザナ。
それから、イザナは学校に行かなくなって、部屋に引きこもった。
真一郎「おい!出てこいよ!?イザナ!どうしたんだよ!?あんなに学校楽しそうだったろ!」
イザナの部屋の扉の前に立ち、どんどんっと手で叩く真一郎。
真一郎(いきなり、どーして?家族側の問題じゃ〜無いよな?まさか、学校でいじめられてる?施設でもいじめられてたけどーーーー・・・。)
扉の前の床に作った朝ご飯を置く。
真一郎「ご飯は、せめて食べておけよ。置いておくから。
」
バイク屋の仕事もある為、イザナに構う余裕は無かった。
イザナ「・・・・・・・。」
布団を被って潜りこんだまま、黙るイザナ。
真一郎やマンジロウ、エマがいないのを確認すると
ようやく布団から、出てきてネットをやりながら
友人をそこでつくろうとする。
ネット上では、ネームは「69」と名乗る。
69「なぁ〜?聞いてくれよ。オレの家族さ、お兄ちゃんに嘘つかれたんだ。」
コットン「それは、ヒデーな?普通、家族に嘘はつかねーよ!」
最初は、慰めが欲しいだけだった。
イザナ「皆、同意してくれるんだ。嬉しいなぁ〜。」
69「最近までは、戦いも覚えて強くなったんだ。」
コットン「戦い強いの羨ましい〜」
イザナ「へへ!嬉しいな。ん?」
コットン「オレらは、キャットフィッシュって族だ。」
ニクシ「そりゃ、俺らも騙す相手には、嘘つくぜ?けど、それは生きる為だから。金ねーと生きれねーじゃん?だからって仲間に嘘はつかねーよ?」
クロード「お前の兄貴、サイテーだな、なぁ?オレらの仲間にならねー?オレらなら、お前に嘘はつかねーから。こっち来いよ!」
イザナ「・・・そーだよな。普通は、嘘・・・つかねーよな。ハハ。やっぱり、オレが血繋がって無いから、なんだ。もう、ここにいるのは嫌だ。コイツらのグループに入って、新しい仲間をつくろう!」
こうして、イザナは出ていく準備をして置き手紙だけ
書いて「もうここにいるのは、嫌になった。家出します。」っと残し、姿を消した。
マンジロウとエマが学校から、帰ると・・・・。
マイキー「あれ?イザナの部屋のドアが珍しく、開いてる。イザナ〜?入るぜ〜。ん?」
マイキー(何だ!?この書き置きっ??家出しますってアイツまさかっ!?やっべー!兄貴の所に行かねーと!イザナが消えた!出てったんだ。自らここをーーーー・・・)
まさか、キャットフィッシュの所にいる等とは
思わないマイキー達。警察に家出届けを出したが、イザナが見つかる事は無く、それから・・・3年の月日が経った。
真一郎(ごめんな!ごめんな!イザナ!?こんな探しても見つからねーって事は!?自殺して山で死んでるかもっ・・・。)
ポロポロと涙を流しながら、泣く真一郎。
その後、マイキーは中学1年生になった。
マイキー(結局・・・あれから、メンバーとも探したけど、イザナは見つからなかった。もう、会えねーのか?2度?一生ーーーーー??)
学校の校舎の屋上で、マイキーはサボりながら
仰向けになり、空を見上げている。
そんな、とある日。
エマ「ねー、マイキー?ネットで「ゆみ」って子と
知り合いになって、今度の休み「廃墟で肝試ししよ〜」って誘われちゃった!行ってもいい?」
マイキー「女・・・2人でか?そいつは、危ねえーな。それにその場所・・・カズトラの件の時と似てんな?
まさか、キャットフィッシュか?もし、キャトフなら、カズトラの時の件でブチのめせてねーから、今度こそチャンスだ!キャトフだったら、兄貴の件のも含めてボコボコにしてやる!逃げまくって、戦えてねーのとかムカツクから、やってやるぜ。」
エマ「??」
今回の件でキャトフに逃げられない様にするべく
相手のバイクは、スタンバイしてあるの全てを壊して
置こうと計画した。
先に廃墟でスタンバイしてる東卍メンバーで、後から来た相手のバイクを走れない様にする。
メンバーで作戦会議中。
ドラケン「バイクさえ、壊してしまえば俺らのバイクで追いかけるまでも無いだろう。
後は、キャトフの見張りの奴も先に潰しておく必要がある。三ツ谷、頼んだぜ?その役目は!」
三ツ谷「任せておけ。」
ドラケン「後は、俺らのマイキーがやってくれるだろう。皆でブチ壊すぞ!」
ケイスケ「この戦い、余裕だな?」
ドラケン「相手のチームは、80人くらいだが、廃墟に来るのは30人。まだ、勝てるレベルだよな?」
マイキー「おう!イケんだろ?今のレベルなら、な?」
そして、エマは約束の日。一人で待ち合わせの廃墟に向かう。
エマ「!(あそこだ。)」
マイキー達は、先に廃墟でスタンバイしている。
エマ「来たよ〜。ネットで話してた「エブリ」って
ネームのエマだよ!?あ、あれ・・・?」
イザナ「エマ・・・?」
ケン「ん?どうしたんですか、イザナさん。」
イザナ「え、エマなのか?まさかーーーーー・・・。」
マイキー「残念だったな!?俺等、東卍もいるぜ?」
イザナ&部下「!!?」
「バッヒョコ(朽ち果てている廃墟の窓の下から
顔を出す東卍メンバーの音)」
外でスタンバイしていたマイキー達だ。
ケン「お前らっ!?罠かよっ?」
イザナ「!まっマンジロウ!?」
マイキー「えっ?イザナ?何で・・・お前、キャトフにいるんだ?家出してたはず。生きてたのかよ!?兄貴は、死んでたって思ってたんだぜ!?」
イザナ「・・・言えない。理由は、今はもう
オレは、キャットフィッシュのリーダーだ。」
マイキー「分かった。けど約束してくれよ?もし、東卍の俺が勝ったらキャトフを抜けて、東卍に来いって。
一対一の戦いだ!」
イザナ「その約束、受けるかどうかは・・・終わった後に決めるよ。マンジロウ。」
エマ「イザナ・・・お兄ちゃん。」
マイキー「エマは、そこで見てろ。ケンチンと。」
エマ「うん・・・。」
ドラケン「エマ、こっちだ。」
ついに2人の戦いが始まった!
「ドッ(マイキーの足とイザナの足が互いに向けてぶつかる音)」
ケイスケ「マジかよっ!?マイキーの兄弟同士の戦いとか!?」
カズトラ「こんな事って・・・。」
千冬「大丈夫ですよ!マイキーは負けないっ!!」
イザナ「マイキーーーーっ!!」
「ヒョイゴッ(イザナのパンチを上に飛び避けると、右足でイザナの頬を蹴る音)」
マイキー「イザナっ!?目覚ませよっ!戻って来いっ!?」
イザナ「俺は・・・正常だよ。マンジロウ。」
「むくっ(体制を整えて、イザナが立ち上がる音)」
エマ「イザナお兄ちゃんが、何でキャトフにいるんだろー?」
ドラケン「あれか?金が必要だと思ったイザナが、、自らキャトフ入りした可能性。ありえなくないぞ?それならーーーーーー。
家出中は、どの道・・・金が必要になるからな?」
ドラケン「それにーーー、キャトフはアジトを持たない族だ。居場所を知られる必要も無い。身を隠したいイザナにとっては、良い族だからな。」
ケイスケ「喧嘩は、マイキーが有利だ!見ろ、イザナの奴・・・少し疲れてきてる。」
千冬「さすが、我らのリーダー・マイキー!」
イザナ「ははっ!さすが、強いなマンジロウ。(どうする?このままじゃ、勝てない。マンジロウが得意なのは、あの足技だ。アレを当たらない様にしないと。んーー?)」
イザナの視線は、廃墟の壁から突き出ている先端が尖った鉄柱に釘付けになる。
イザナ(廃墟だから・・・ボロボロになって折れた箇所がある。よし、良い事考えた!)
突き出ている鉄柱を隠す様にイザナは、立つ。
イザナ(どーせ、マンジロウはオレを狙うだろ?)
マイキー「イザナ!!トドメ刺してやんよ!」
「ブワァ(空中を軽く飛びながら、イザナの元に近づく音)」
イザナ(やっぱ、来るよな〜!?その足技!!)
隠しながらも、イザナは不敵な笑みを浮かべる。
マイキーの足技が当たる前にイザナは、地面に伏せた。
マイキー「!」
マイキーは、体を避ける事が出来ず、尖った鉄柱に右足を
ぶつけてしまった!
「ドッ(鉄柱にマイキーの右足が当たる音)」
東卍皆「マイキーーーーーっ!?」
マイキー「くっ・・・」
ドラケン「マイキーっ後ろだ!イザナがっ!?」
「ガッズキ(マイキーの背後から、イザナが右足を狙って蹴る音&マイキーは足を痛がる音)」
マイキー「くっ・・・。」
イザナ「マンジロウ〜?オレしか見てなかったんだろー?ちゃんと、周りも見ないと駄目だぜ?くくく、その右足、痛々しいな〜ーーー!?怪我は戦いに付き物だからな!」
マイキー「(ヤベっ・・・さっきので、右足を痛めた。これじゃあ〜足技がっ?)イザナー?怪我すれば、俺には勝てるのか?
イザナ「あぁ〜、そうだよ。何故かって?お前が得意なのは足技だろっ?怪我して使えなくなったら、まだこっちに勝てるチャンスあるんだよ!?
怪我したマンジロウなんて、その辺の奴と喧嘩すんのと
変わんねーんよ!分かったかぁ!?」
ケン「イザナリーダー!そのままやっちゃえ〜!?」
キャトフのメンバーは、笑い始める。
ケイスケ「やべっ!マイキーの奴、足を引きずり気味だ!?さっきので怪我したんだ!」
カズトラ「ま、マイキーっ!?」
千冬「さすがのマイキーでも、怪我じゃあ・・・勝ち目なんて。」
イザナ(そしてっ!?怪我した右足を攻撃しまくれば!その内っマンジロウは立てなくなるだろ!?第一、痛めた右足じゃあ〜、得意のキックすら出せない!勝ちはこっちのモノだぜっ!?マイキーーーーっ?)
「トン(左足をバネにして、マイキーが上へ飛ぶ音)」
イザナ(左でキックするつもりか!?マンジロウ!!)
ドラケン(いや、マイキーは慣れない方でのキックは、出来ないはずだ。いつも、仕掛けるとしたらーーー。っと言う事は、まさかマイキー!?)
「ヒュゴッ(マイキーの右足がイザナの頭を蹴り飛ばす音)」
イザナ「(・・・え?)」
「ズダーン トサ(地面に倒れ込むイザナの音&地面に左足で着地するマイキーの音)」
イザナ「はぁはぁ・・・(今、怪我した右足で使ってきた・・のか?痛いはずなのに・・・駄目だ。)
頭がクラクラする。もう戦えない、オレの負けだ。マンジロウーーーー。」
マイキー「いや、俺ももうさっきので、右足を駄目にして立てねーよ。引き分けだなーー?イザナ。
けど、答えてくれよ。何で、家出したんだ?原因は、何だ?」
イザナ「血が・・・繋がってなかったんだ。しかも、真兄はそれ件でオレに嘘をついてた。ショックだったんだよ。家族じゃないからっ・・オレは嘘をつかれたんだって!!なぁー?最悪だろ・・・?」
マイキー「・・・・血とか、繋がって無いと家族になれねーのかよ。それは、絶対か?なぁ、イザナ。俺の母さんと父さんだって元は、赤の他人だろ?血なんか、繋がってねーじゃん!繋がってねーけど、そっから家族になったんだろ?違うか!?」
イザナ「そうだな・・マンジロウ。ありがとう。オレ、どうかしてるよなーーー?けど、やっぱりオレさぁ
もう、戻る気は無いんだ。キャトフが好きなんだ。だから、帰らない。家にはーーーー・・・。」
エマ「!イザナお兄ちゃん・・っ。」
イザナ「出ていったのも、自分の意思だから。ただ、まぁーーーアドレスとかはさ、渡しておくよ?電話番号も。」
マイキー「!!」
イザナ「これで、いつでも話したりは出来るからー。何かあったら、かけてくれ。マンジロウ・・。」
この戦いで東卍とキャトフは、和平を結ぶ事になった。今まで通り、ネットでの犯罪は続けるが、「東卍」と名乗ってくれたら、東卍のメンバーには手出しをしない。
その約束だ。
エマ「お兄ちゃん!良かった!?エマ!嬉しいよ。仲直りしてくれてっ?
」
マイキーとエマ達が自宅に戻ると、真一郎にもその件を伝える。
マイキー「兄貴、話がある。イザナとさ、会って来たよ。」
真一郎「はっ!?どこで?アイツ生きてたって嘘だろ?死んでたんじゃ無かったのかよ!?
マイキー「アドレスと番号を兄貴にも教えておく。あー、けど
家出した理由は、聞かねーでくれよ?アイツ今・・・キャットフィッシュのリーダーしてんだ。生きるのに必死で金の為にーーー。」
真一郎「え?(よりにもよって、何でキャットフィッシュ?そのグループには入らないで欲しかった。ブラックドラゴンは、イザナにって、言ったのに!?本当に大丈夫なんだろうか?キャットフィッシュにいて。)」
バイク屋の仕事終わり後、イザナに真一郎は電話をかける。
真一郎「もしもし?イザナか?家出の理由は、いーよ。言わなくても。」
イザナ「久しぶり。」
真一郎「今、キャットフィッシュにいるって本当か?」
イザナ「あー。」
真一郎「先々の事は、考えてるんだよなー?キャトフは、逮捕されねー訳でもない。それ含めてリーダーになったって事だよな?」
イザナ「そーだよ?」
真一郎「逮捕とかされたらどーすんだ!?ムショの中にって事になるんだぜ?それでもい〜って言うのか?」
イザナ「うっせーな。もうオレガキじゃねーんだぜ?心配しなくていーよ!自分の事は、自分でどーにかするから!元気でやってるよ、こっちは。あ、ブラックドラゴンのリーダーになれなくてごめん!相変わらず、真兄は、心配性だな。今も、マンジロウやエマの為に仕事してるんだろー?オレ分の負担無くていいじゃん。金とかもさ、こっちに渡して
こなくていーから?キャトフで生きていける。じゃ、また。
これから、他のやる事あるから切るよ。」
しかし、電話ではそう言っていたイザナだが・・・キャトフには
ルールがあって、警察に捕まりそうになったら、捕まる前に死ぬ。
他の仲間の件をバレない様にするべく。もちろん、大金を得たら遠い場所に離れるのも手だ。捕まらないとは限らない。
今はイザナもそれを覚悟でキャトフにいるのだ。
その先の未来は、誰にも分からないーーーー。
ブラックコスモ「へっへっへっ〜!真一郎とタケオミとイザナを悪人にしてやったモ〜?悪エネルギー吸収〜!!」
完結。
久しぶりに自身の小説ネタが浮かんできたんで
短めにだけ、投稿します!また、ケイ君の作品投稿に戻る予定。
ヴィンランド・サガ
アシェラッド兵団によって、ビョルンはトールズの
息子・トルフィンを人質にとって、絶体絶命なピンチの
中、物語りは始まる。
ビョルン「そこまでだ!動くなよ?」
トルフィン「とっ!父さん!?」
トールズ「!(トルフィンを人質にする気か。このまま、奴らの言いなりになっても、私自身が死ぬか。ここは、一か八か。)トルフィンを始末したいなら、すればいい。」
ビョルン「!?」
アシェラッド「な!?」
トールズ「その代わり、トルフィンが死んだら、私は
お前らを始末する。(頼む!演技だと気づかないでくれ!?)」
トルフィン「うっううっ。父さんに見捨てられたよーーーーっ!うわーーーんっ!!」
ビョルン「お前、見捨てられちまったな・・・。」
トールズ「どうする?」
アシェラッド「・・・これは、これは困りましたね〜。
弱点とか、無いんですか?アナタって方は。(普通に考えて、この男の言いなりになっても、何もこちらは得しない。逆にフローキと約束した、トールズの首の土産も無しとか馬鹿らしいだけだ。俺等が始末されて、どうするんだ・・・。)」
トルフィン「わぁ〜〜ん!わぁ〜〜ん!父さ〜〜ん!ぐすっひぐっ。」
アシェラッド「・・・・。」
トールズ(すまん!トルフィン!耐えてくれ!この間だけ!?)
ビョルン「アシェラッド?どーする?」
アシェラッド「・・・もう、考えられる選択肢がねぇ。
お手上げだ。ビョルン、もういい。息子は、離してやれ。」
トールズ「!」
ビョルン「分かったよ!ほらっ!」
トルフィン「うゔ〜〜っうゔ〜〜〜〜〜っ!!」
アシェラッド「(フローキの所には戻れねーから、このまま船に乗って逃避行でもするか。逃げたもん勝ちだ。)
お前らっ?行くぞ!」
ビョルン「おうっ!」
こうして、アシェラッド兵団は自身の船に乗り込むと大海原へと消えていった。
奴らの姿が見えなくなると、泣きじゃくるトルフィンをトールズは、抱きしめる。
トールズ「トルフィン!さっきのは、お前を守る為の
全て嘘だっ!ごめんな?だが、無事で良かった!
本当に無事で!?」
トルフィン「・・・!と、父さん?本当に?
うっうっ、良かった・・ぐすっ本当に見捨てられたかと
思った。」
トールズ「本当な訳無いだろう?さぁ、これで、皆の元に帰れる。もう、野蛮なバイキング達はいなくなった。
戻ろう、故郷へ。ただし、帰ったら故郷も去る事になる
な。また、怖い人達が私達家族を狙う。
だからな、トルフィン?ヴィンランドを目指そう!
そこに家族で住むんだ。レイフのおじさんから聞いた事あるだろう?」
トルフィン「じゃあ、また冒険!?楽しみだなぁ〜!」
こうして、トールズとトルフィンは
故郷へ戻って行きましたとさ。めでたし、めでたし。
完
引き続き、続編も浮かんできたんで投稿します。
ヴィンランド・サガ2話
トールズとトルフィンが船でレイフ達のいる自分達の村へと
戻った所から、スタートします。
トールズ「急ですまない!今から、出ていく準備を始めてくれ。
必要最低限な荷物だけを持って。事情は、後で村の者達も集めて
説明する!」
ユルヴァ「ちょっと!いきなり過ぎでしょ?何で?」
トルフィン「幻の島目指して、海の冒険するってさ!?」
トールズの急な準備に嫌嫌ながらも、用意を始める長女のユルヴァ。家族全員の準備が終わると、外に出てレイフ達含めた村の者達と作戦会議するトールズ。
トールズ「本当に急で申し訳無いが、昔の知り合いの追ってに
ここにいる事がバレた以上、他の場所を目指す。そこは、ヴィンランドだ。」
レイフ「何やら、ヤバそうな連中に目をつけられてる様だな。行くのか、ヴィンランドへ?道中、危険だぞ。」
トールズ「他の者が行きたくないと思う場所であれば、奴らも追いかけて
こないさ。そこで、レイフさん達に頼みがある。
城の連中がもし、ここに来たら私達一家は、幻の島を目指して船旅行したと伝えてくれ。いつ戻って来るかは分からないが、またここへ戻って来ると。もちろん、それは嘘だが・・・その後も奴らはしつこく戻って来たか、来るだろう。しばらくした頃に、「おかしいなぁ〜。こんなに遅いのは変だ。トールズは、約束は守る男だ。島への道中は、危険な海域が
あって、もしかしたらそこで海の事故に巻き込まれてトールズ一家が死んでるかもしれん!ワシも若い頃、その危険な海域を渡る途中
仲間は死にワシ一人だけが生き残った。トールズ達に何かあったなら、村人総出で、探しに行ってやらんと!」と連中に、伝えて欲しい。」
レイフ「そうか、危険な海域での水没と見せかけるのか。」
トールズ「連中は、それでもレイフさん達に疑いの目を向けそう
ならば、私達一家を探しに行くと言う、名目の元・・・この村を船に
乗って離れて、探しに行くふりをして実際は、全員で別の安全そうな
島の村に移って、そこで暮らしていただければ良いです。連中に殺されるよりは、マシだ。レイフさん達が村に戻って来なければ、連中は危険な海域の怖さに恐怖して、探しに近づきたいとは思わないでしょう。立て続けにレイフさん達までもが水没したと見せかけるんです。」
レイフ「分かった。やってみよう!お前さん達、元気で過ごしてくれ。」
トルフィン「またなー!レイフのおっちゃん!」
こうして、トールズ達一家は、住み慣れた村を離れて
レイフさん達が用意してくれた船に乗り、島を後にしましたとさ。
完
トールズ「今まで、ありがとう」
上のミスありますね!
トールズ「今までありがとう!」
完
です。
ヴィンランド・サガ3話
一方でトールズの首を狙う様にアシェラッド兵団に命じていた、スヴェン王のいる城の配下・フローキはなかなか
アシェラッドからの報告が無い事に不信感を抱く。
フローキ(何故だ?あれから、何の音沙汰も無い。まさか?トールズにアシェラッド兵団がヤラれたのか?もし、トールズが死んでいないなら、地元に戻っている可能性がある。よし、様子を見に行くか。)
フローキは、兵士を連れ船に乗りトールズ達のいる村を
目指す。
そして、到着すると。
フローキ「トールズは、いるか?」
レイフ「!(来たな。ついに。)トールズなら、あの後、帰って来て何やら、幻の島を目指して家族で船旅行すると行ってしまったわい。」
フローキ「何ぃ!?」
レイフ「前に、トールズの息子に話をした事があってなぁ〜、トルフィンが行きたがるから、行ってみる事に決めたんだとさ。」
フローキ「いつ、戻ってくる?」
レイフ「そんなのワシが知るか。海の航海だ。長くはなるだろて。幻の島に着いた後は、またここに戻ると言っていた。」
フローキ「トールズの家の中を見させてもらっていいか?」
レイフ「あぁ。」
フローキは、トールズの自宅に入るなり、周りを物色する。
フローキ(さすがに隠れている訳じゃ無さそうか。)
レイフ「荷物も大分、残ってるだろう?必要最低限の持ち物と食料と飲水を積んでいった。」
フローキ「・・・・。」
レイフ「ただ、一つ心配な事は、トールズ達が目指した幻の島の海域は、とても危険な場所なんじゃ。」
フローキ「危険?」
レイフ「ワシも目指した事があるが、若い頃に海の恐怖を知り、仲間達は皆死んで、生き残ったのはワシ一人だけ。よほどの者じゃ無い限り、あそこの海域は通るべきでは無い。お主らの船とて、水没するぞ?」
フローキ「・・・・・そうか、ならばトールズ達が戻って来た時に話があると、伝えてくれ。また兵士を訪ねさせる。」
レイフ「分かった。戻って来た時に伝えておこう?」
こうして、フローキ達は帰って行った。
レイフ(よし、また次に来た時が楽しみだな。)
その様子を見ながら、レイフはニヤリとすると
村人達と話をする。トールズの計画通りに進行する為だ。
その頃、トールズはオールを使って長女のユルヴァと
船を漕ぐ。その様子を妻のヘルガも見ている。
ヘルガ「大丈夫ですか。あなた、ユルヴァ?」
ユルヴァ「平気平気!アタシの村で鍛えたバカ力で余裕だから〜。」
トルフィン「力もちー!」
トールズ「お前ら2人は海に落ちない様に気をつけてくれ。」
ユルヴァ「おらぁあああああ!!」
トールズとユルヴァ分のスピードで船の速度は、余裕で
進むと危険な海域へと突入間近であった。
トールズ「ユルヴァ!油断はするなよ?もう少しで、危険な海域突入だ。これまでとは違って、船の上の操作も手こずるぞ?」
ユルヴァ「分かってるってー!任せなさいよー!!」
危険な海域は、すぐ目の前だ。
完
ヴィンランド・サガ4話
危険な海域に突入するトールズ一家が乗る船。波の揺れが激しくなってきた。
トールズ「ユルヴァ!一気に切り抜けるぞ!?」
2人がかりで必死にオールを漕ぐ。
トルフィン「うわぁー!凄い揺れだぁ〜。」
ヘルガ「トルフィン、ちゃんと握っていて!落ちない様に!」
物凄い揺れで船が左右にグラングランとなる。
ユルヴァ「さすがにこの揺れキッツ!?」
トールズ「もう一息だ!」
トールズのバカ力とユルヴァのバカ力で何とか船は沈ますにすんでいるが、波が入ってきた。
トルフィン「わぁ〜!波だぁー、沈んじゃうよー!?」
ヘルガ「樽に海水を入れて海に返すのよ!」
海水を必死にヘルガは、掻き出している。
トールズ「すまないっ!ヘルガ!?持ちこたえてくれ?」
その間、トールズとユルヴァはオールを力いっぱい漕ぎ続ける。そして、ついに危険な海域を乗り切った。
ユルヴァ「だいぶ、激しい揺れなくなったんじゃない?」
ヘルガ「あれ?トルフィンは?」
トールズ「!?」
周りを見渡すと、トルフィンの姿が無い。
ユルヴァ「父さん!あれっ!!」
ユルヴァの指差した方角には、波の上で今にも溺れそうなトルフィンの姿があった。
トールズ「待ってろ!今行くぞーーー!?」
海に飛び込むと、トールズは泳いでトルフィンの元へ。動かず、グッタリしている。
トールズ「トルフィン!?(息をしていない。海水を飲んだか。)」
トルフィンの体を掴むと、船へと戻るトールズ。
トールズ「人工呼吸をする!」
ユルヴァ「ちょっと!?トルフィン?何してんのよ!大丈夫なのーーーー!?」
ヘルガ「いつの間に落ちたのかしら。」
必死の人工呼吸をしていると・・・
トルフィン「んっ・・・ぷはぁ〜!」
海水を吐き出し、何とかトルフィンは息を吹き返す。
トールズ「はぁはぁ、トルフィン良かった。無事だったんだな。」
トルフィン「・・・あれ?」
ユルヴァ「もーう!あんたねー!何海に落ちてんのよ!?心配したんだからねー!?」
ヘルガ「良かった!トルフィン!!」
ギュっとトルフィンの体を抱きしめるヘルガ。
トルフィン「さっき、激しく船が揺れて海水が入った時に、一緒に流されちゃったんだ。」
目指す、ウィランドラまでは、もう少しだ。
もちろん、危険な海域はトールズとユルヴァだから乗り切ったのであって、他の者が真似していたら水没していただろう。
完
ヴィンランド・サガ5話
それから、数ヶ月が経った頃。
レイフ達がいる村に城の使いが現れる。
城の使い「どうだ?トールズの様子は。あれから、帰って来たか?」
レイフ「・・・帰っとらん。心配だ。これほど、遅いとは。何かあったかもしれん!もしかしたら!危険な海域で水没しとるかもしれんっ!」
城の使い「水没っ!?」
レイフ「きっと、そうに違いない!トールズは、約束は守る男だ。そんな人物が戻らないのは、おかしい!」
村の男1「レイフさん、皆でトールズさん達を探しに行きませんか?」
村の女「ちょっと、私達を残して行く気?」
村の男「海は、危険なんだぞ。」
村の女「ユルヴァちゃんや、ヘルガさんを心配してる
のは、男達ばかりじゃないよ!?」
レイフ「危険な海域だ。」
村の女「捜索なら、出来るだけ人数多い方が有利でしょ?料理だって、作れる!」
村の男「仕方ないなぁ〜。」
レイフ「村人総出で探しに行くか!?ワシもまだ、体力は負けとらんわ!」
城の使い「!!?そんな、大人数で?村がもぬけの殻!」
レイフ「また、戻って来るわい。それ程、トールズ一家を思う者が多いと言う事だ。オール漕ぐのも余裕。」
城の使い「では、フローキ殿にもその件、伝えて来ます。」
レイフ「うむ!皆〜、さっそく準備に取りかかるぞ!?」
船に食料を詰め込み、野菜も日持ちする様に漬物にしたりと、飲水の確保。等等。
レイフ達は、次の日には村を出発する。子供達もいる。
船は、村にある船の全てが使われ、海へと繰り出す。
城の使いの者も慌てて、スヴェン王のいる城へと
戻る最中であった。
レイフ「出発じゃー!良い天気だ。」
村の男「・・・計画、上手くいってますかね?」
レイフ「大丈夫じゃろう。まぁ、あのフローキって男は、なかなか勘が働く奴じゃろうが、海に出てしまえびワシらがどこにいるかは分からん。何せ、危険な海域がどの辺かまでは、教えとらんからなぁ〜!それに、ワシらは危険な海域を目指したと見せかけ、ここから別の島の街に移動する予定だからな。」
村の男「新しい住居、良い所だといいなぁ〜。」
こうしてレイフ達・村人は、居住地を目指し、村を後にした。
ヴィンランド・サガ6話
その頃、トールズ達はヴィンランド島へ
もう少しの距離であった。
トルフィン「父上ー。あれがヴィンランド島?」
指差すトルフィンの方角を見て、頷くトールズ。
トールズ「そうだ、あれがヴィンランド島だ。レイフさんの話では、原住民が住んでいるらしいが。」
船が島に近づくと、無数の矢が船へと突き刺さる。
ユルヴァ「何よー!」
ヘルガ「危ないわ!?」
トールズ「隠れていなさい。私が話をつけてくる。」
トールズは、武器を持たない状態でジェスチャーで
大きく手を振って争う姿勢は無いとアピールするが
原住民は、また矢をトールズに放つ。
トールズは、姿勢を屈んで避けた。
トールズ(話し合いは、無理そうか。ならば・・・。)
物凄い速さで船から、島の岸へ渡ると
原住民達に攻撃を仕掛ける。
そして、一人の原住民を捕らえると、
トールズ「もし、私がここの者達に勝つ事が出来たら
その時は私共をこの地に住ませて欲しい。」
と申し出る。
原住民は、その申し出を受け入れる。
トールズは、次から次へと武器は使わず
素手で挑むと、首に打撃を加えたりして気絶させながら
原住民達を大人しくさせてゆく。
トルフィン「やれー!父上!がんばれー!」
トールズ「とぉ!」
原住民は、武器を使ってトールズに仕掛けようと
するが鮮やかに避けると、武器を掴んで宙に放り投げ
またもや、手を使って原住民の首をめがけてチョップ。
トルフィン「やったー!!父上強い!」
トールズ「ふぅ。こんな所か。」
周りを見渡すと、原住民は皆気を失っていた。
ユルヴァ「すごっ!一人でこんなやっつけたの!?父さん何者なのよ!?」
ヘルガ「・・・・。」
トールズ「勝ったぞ。」
その後、原住民達は意識を取り戻すとトールズには
敵わないと思ったのか?
皆、受け入れてくれる様になった。
トールズ達一家に、村のご飯をご馳走する。
トールズ「旨い。もぐもぐ。」
トルフィン「おいし〜い!もっと食べた〜い!」
ユルヴァ「良い所じゃん!ここー。」
ヘルガ「有り難いわね。パクパク。」
トールズ「長く住むにしても、自然豊かで食料も豊富にある。困らないな、ここは。」
トルフィン「魚もいっぱーい!」
賑やかに原住民達と、ご飯を囲んで楽しそうだ。
こうして、ヴィンランド島での生活を今後は、満喫する
事になりそうだ。
トールズ「レイフさん達も無事に村から、逃げている
といいんだが。」
一方で、レイフさん達村人が気になるトールズ。
トルフィン「大丈夫なのかなー?」
ユルヴァ「・・・さすがに、城の奴等に全滅されてなきゃいいけど。嘘バレてなきゃ、ね?」
ヘルガ「・・・連絡の取りようが無いから。」
トールズ「そうだな、心配だな。」
この時代、携帯は無い為不便である。しかも、ヴィンランド島では、手紙のやり取りすら難しい。
ヴィンランド・サガ7話
その頃、フローキ達がいる城の方では使いの者が戻って来る。
城の使い「ただいま、戻りました。スヴェン王様、トールズは村に戻って来ないまま、水没した模様です。
村の者達は、捜索の為に探しに行ってしまいました。」
スヴェン王「何?水没?」
フローキ「危険な海域が存在している様で。」
スヴェン王「死んだなら、死んだで悪い話では無いな。」
クヌート「・・・。」
スヴェン王「クヌート、お前より運が悪い男だ。」
トルケル「トールズが死んだぁ〜??その話、信じられねぇな〜。」
フローキ「どういう事だ?トルケル。」
トルケル「あの男がそう簡単に死ぬかってんだ!」
フローキ「現に帰って来ないのは、死んだって証拠だろう?」
トルケル「そんな事あるもんかぁ、よし!ここは、オレがその危険な海域を目指していってやらぁ!」
クヌート「トルケル!?」
フローキ「本気か?」
トルケル「もし、行ってトールズを見つけ出したら、そん時は戦いの始まりだーーーー!!」
フローキ「スヴェン王様、どうしますか?」
スヴェン王「行かせてやれ。もし、本当に万が一
トールズが生きていたら、大変だ。始末する必要がある。」
フローキ「分かりました。船の用意をさせます。(確かに城の者なら、ともかく・・・トルケルなら、行かせても抵抗無いな。)」
トルケル「おし、きた!待ってろよ〜、トールズ!
見つけ出してやるぜ、必ずなぁ?」
船の準備は進み、トルケルとそのトルケルの手下達は
ヴィンランド島を目指すべく
久しぶりの船の旅へと急ぐ。
フローキ「いいか?万が一、トールズが見つかったら
生かすな。始末するんだ。」
トルケル「見過ごす気はねぇよ〜。さ、お前ら行くぞ!?」
こうして、トルケル率いる船は方角をヴィンランドに
向けて出発する。
トルケル(あの男は、かつてヨームの戦士団をしてた頃に一度戦場で命をおとすフリして、生きてやがったからなぁ〜?今回も死んだなんてハッタリだろう〜?
なぁ、トールズ?)
トルケルは、トールズを見つけ出すべく
楽しそうな、表情で城を離れた。
長い長い航海になりそうだ。
ヴィンランド・サガ8話
その頃、レイフさん達村の者はヴィンランド島から
近いとある島に到着。
レイフ「ここが良さそうだなぁ〜。」
村の者1「良さそうな港街だ。」
レイフ「本名は、隠さんといかんから、偽名暮らしじゃなぁ〜。」
村の者2「新しい街で、村人と仲良く出来るかしら?」
さっそく村の者と会話をしながら、住居への居住手続きを行うレイフ達。
何とか、よそから来た部外者でも受け入れてくれそうだ。
そして、その頃・・・トールズ達が暮らすヴィンランド島
では、黒い影が忍び寄って来ていた。
トルフィン「父上、あれ?」
トールズ「ん・・・?船?いや、まさか一般人の乗る船はこんな危険な海域を突破出来る訳が・・・。」
トルフィンの指差す方角には、船の影が遠目に見える。
トールズ「ま、まさか・・・!?あれはっ!」
そう、トルケルはあの危険な海域をーーーーー
突破していたのだ。
〜回想〜
トルケルの手下1「うわぁ!なんて激しい波の揺れなんだ!!」
トルケル「そうか、これが危険な海域だなぁ!丸太よこせぇー!」
そう言って、船に積んであった丸太を手で掴むと
丸太をオール代わりにして危険な海域の波を上手く操るトルケル。
トルケルの手下2「おぉ!さすがトルケルさん!
船の揺れがだいぶ、収まってる!」
トルケル「このまま、突破するぞーーーー!?」
トルケルの手下達もオールを漕ぎながら、皆で力を合わせ
て危険な海域を乗り越えてゆく。
そして、ついにトルケル達はトールズ同様に
危険なエリアをクリアーしてしまった。
トルケル「・・・ヴィンランド島は、もう少しだな?」
そう言って、にやりと笑みをこぼすトルケル。
トールズ達の元に危険が忍び寄っていた!
ヴィンランド・サガ9話
トルケル「おぉーーーーーー!?トールズ!?やっぱり
生きてやがったなぁ!?そぉ〜〜〜れっ!」
船に積んでいる丸太を手に掴むと、トールズ達のいる
方向に投げ飛ばす!!
トールズ「ヘルガ!ユルヴァ!トルフィン!!奥へ
逃げて隠れろ!ここは、危険だっ!後、原住民の人達も!?」
ヘルガ「きゃあ!」
ユルヴァ「ちょっとちょっと!まじであの男何なのー!」
ヘルガ「・・・知り合いよ、血縁関係あるわ。あなた達の大叔父。」
ユルヴァ「何でその大叔父がこんな事すんのよー!?」
トルフィン「逃げろ逃げろーーー!!」
丸太は、凶器となり島に降り注ぐ。
トールズ「!ワザとこっちの的は、外している?
そうか、フリだな。」
トルケル「おーーーーいっ!!トールズ!オレと勝負
しろぉーーーーー!?」
トールズ「いいだろう!だが、島の原住民や家族には
手を出すな!関係無いんだ。戦いに。」
トルケル「ラッキー!じゃあ、こっちから行くぜー!?」
丸太を楽々振り回すトルケル。
トールズ「むんっ!」
その丸太がトールズを直撃しそうになる手前、軽くジャンプして丸太の上に乗ると、そのまま丸太の上を走り
トルケルの元へと向かうトールズ。
トルケル「おっ!?こっち来る?そうは、させるかぁ!」
丸太を今度は遠くへと投げようとするトルケル。
しかし、それを瞬時に見抜いていたトールズは、
丸太の上で高くジャンプすると、トルケルの後ろに
回り込み首辺りを手でチョップした。
トルケル「うっ!?」
投げた丸太は、奥の木に直撃している。
トルフィン「父上すごーい!強いっ!?」
草むらに隠れて、その様子を見ているトルフィン。
トルケル「何でだー!?どうして戦場から姿を消した!?守りたいモノってこの島にあるのかぁーーー!?」
トールズ「家族が出来た身、そう簡単に死ぬのは無理になっただけだ。私が亡くなれば、ヘルガ達が苦労する。それじゃあ、
責任は果たせない。」
トルケル「むむっ!だからもうヨームの戦士団には、
帰ってくる気は無いとっ!?」
手を大きく振って、トールズの顔面にパンチしようと
するトルケルだがーーーー
トールズ「あぁ!もう、ヨームに戻るつもりは無い!」
そのパンチをかわして、逆にトールズがトルケルの顔面に
パンチしてからの首にチョップの連続ワザを披露する。
トルケル「ううっ!」
トルフィン「父上ー!やれやれっ!!」
トルケルは、2度の首へのチョップを喰らい、地面に倒れた。
トールズ「・・・勝ったか?」
見ていたトルケルの部下達は、トールズの強さにただ
驚く。
その後トールズとヘルガは、トルケル達に鍋をご馳走
する。
トールズ「フローキだろう?お前がここに来た理由は。城の者に頼まれたのか。」
トルケル「そうだぜ。」
トールズ「頼みがある!フローキには、伝えないでくれ!私達の事をっ!その代わり、ここにいればいつでも
お前の戦いの相手になってやろう!」
トルケル「それっ本当だなっ!?トールズ!?
なら、フローキの元には戻らね〜。」
トルケルの部下1「いいんスか!?」
トルケル「構わね〜よ。オレは、元々戦が好きだから、フローキの城にいる事にしただけだ。
それが、今はみろ。大して、面白くもない戦いばかり。
退屈でしかねぇ〜。あんな所、ごめんだ。」
トールズ「そうか!よし、ウィンランド島は、とても
良い場所だぞ!」
ヘルガ「良かったです。」
ユルヴァ「ははっ、何かすっかり仲良しだね!?さっきまでと大違い。」
ヘルガ「娘のユルヴァと息子のトルフィンです。」
トルケル「おぉ〜!!大きくなったなぁ〜!」
トルフィン「つよそー!体デカイ!」
トルケル「よしよし、肩車してやるー!」
何だかんだで、トルケルは2人を可愛がってくれた。
それから数ヶ月経ち、フローキ達のいる城の方ではーーー・・・
フローキ「スヴェン王様!大変です!トルケルもあれから、帰って来ません!?」
スヴェン王「・・・そうか、危険な海域。あのトルケルでも無理だったか。」
フローキ「どうします!?」
スヴェン王「これ程の犠牲が生じる海域、近づかぬ方が
良いだろう。これ以上は、首を突っ込むな。」
フローキ「分かりました。城の兵の犠牲は、損害でしか
無いですからね。諦めも肝心です。」
クヌート「父上、トルケルの代わりはいないと思いますが・・・。」
スヴェン王「お前はまだ早い!引っ込んでいろ。
お前には、付き人のラグナルがいるだろう!」
クヌート「・・・分かりました。」
ウィンランド・サガ10話
こうして、ウィンランド島では
トールズ・ヘルガ・ユルヴァ・トルフィン・トルケル
・トルケルの部下達・原住民で暮らす事になり
何事もない日々が流れている。
レイフ達は、新しい島で暮らしながら日々を過ごす。
そして、アシェラッド兵団達は海を航海しながら
フローキ達から逃げ続ける日々。
ほとぼりが冷めたら、街に戻るつもりだ。
そして、スヴェン王達はと言うと・・・スヴェン王は早くも病で亡くなられる。この影では、ラグナルが関与して
いたと思われ、クヌートを邪魔に思っているスヴェン王に
ワザと毒を盛る様に、料理人に高い金を払い
裏で指示していた様だ。
スヴェン王は、自分の死期を悟ると後継者は
息子で兄のハラルドにする様に周りには告げていた。
クヌートは、この時点では選ばれていない。
まだまだ、こちらの城では何やら不穏な空気が流れる
事になりそうだ。
そのスヴェン王が、死んだと噂で聞いたアシェラッドは、
フローキさえ後はいなくなってくれたら、逃げる人生
とはおさらばなのにと思う。
そんな事になっているとは、ウィンランド島で過ごす
トールズ達の耳に入る事は無い。
トルフィンは、ウィンランド島がすごく好きだった。
自然に囲まれ、食料も豊富なこの土地が何より好きだ。
この先もトールズ達一家は、このウィンランドの地で
過し続ける事になるだろう。
完結。
ケイ君の作品が仕上がってるから、また東京リベンジャーズの投稿開始。今日は登場人物紹介から。
サノ 真一郎(高校生〜大人)
サノ マンジロウ(小学生〜中学生)
明司 タケオミ(高校生〜大人)
明司 センジュ(小学生〜中学生)
明司 ハルチヨ(小学生〜中学生)
バジ ケイスケ(小学生〜中学生)
東卍メンバー
ドラケン(中学生)
羽宮 カズトラ(中学生)
千冬(中学生)
三ツ谷(中学生)
ぱーちん(中学生)
バルハラ
半間シュウジ(中学生)
半間ナガレ(中学生・オリキャラ・半間の弟)
ブラックドラゴン
シバ タイジュ(高校1)
まだ、マイキーが小学生の頃から話がスタートします。
BL表現無し。
タイムリープ無し。
コスモの出番無し。
以上な感じです。投稿内容は、別の日にします!
皆さん、お楽しみに。
マンガ手元にあるから、ちょこっとだけ投稿しよう(笑)
・東京リベンジャーズ〜センジュ自伝〜
マンジロウが小学生の頃。タケオミの家に遊びに来ていた時。
真一郎「お邪魔するぜ〜?タケオミ。」
タケオミ「おう、いいぞ。」
やって来た真一郎とマンジロウの2人。
この時、真一郎はタケオミと2人で話、マイキーはハルチヨと
センジュとケイスケの4人で別の部屋で遊んでいた。
マイキー「兄貴が買ってくれたコンコンドルだー!」
「ビュウ〜(マイキーが手に持つコンコンドルを宙に浮かせ遊ぶ音)」
ハルチヨ「いいなー!」
ケイスケ「俺も欲しい〜!」
それを見ていたセンジュも。
センジュ(いいな〜。アレ、飛ばしてみたい!!)
そして、センジュを部屋に残して3人は、別の所へ。
センジュ(マンジロウのコンコンドルだ!!いいな〜、ちょっとだけ
ならいいかな?またすぐに元の場所に、戻して置けばーーー!)
「バッ(センジュがコンコンドルを手に持つ音)」
センジュ「ブゥ〜ンブゥ〜ンブゥ〜ン!あっ・・・、」
「ひゅう〜〜〜〜グチャ!(手からコンコンドルが離れ、壁に追突して壊れた音)」
マイキー「おい・・・そこで何してるんだ。」
センジュ「!」
マイキー「ん・・・?それ、俺のコンコンドルーーーー・・・?
何でっ壊れて!?誰がやった!?お前かぁーーーーーっ!!?」
センジュ「うっう、うん!ごめっ・・・すぐに戻そうとしてたけど・・、」
マイキー「っっ!」
「ゴッ(マイキーがセンジュの顎を空中にアッパーする音)」
センジュ「きゃああああああああ!」
センジュの叫び声を聞きつけて、皆が集まって来た。
ハルチヨ「何だ?何だ?」
ケイスケ「センジュの声だ。」
タケオミ「どうした?センジュ。」
真一郎「マンジロウ、どこだ?
そこで、4人が目にしたのはーーーーーー・・・・
真一郎「えーーーーーー・・・?」
タケオミ「センジューーーーーーー??」
真一郎「ま、マンジロウ・・・・?お前、何してんだ?」
マイキー「・・・。」
「クルッ(4人の方向を顔に血がついたマイキーが振り向く音)」
4人「!!?」
マイキー「センジュが・・・悪いんだ。俺のコンコンドル壊すからー・・・。」
真一郎「!だからって、お前!?センジュを殴ったのか!?やり過ぎだっ!!」
タケオミ「おい真一郎?親がいない代わりにマンジロウを躾けてるの
は、お前だろう?何って育て方してるんだ!?弟にこんなっ人を殴ってもいいと教えてるのか!?しかも女相手にっ!」
ケイスケ「救急車呼ばねーと!?」
ハルチヨ「オレが呼ぶ!」
この後、両口が裂けた状態のセンジュは、救急車に運ばれていったが。
「ピーポーピーポー(救急車が道路を走る音)」
顔のが消える事は無かった。
病室にて。ベッドに寝かされているセンジュ。
タケオミ「センジュ・・・・っ。」
その後、タケオミは親に怒られた。
タケオミ父「兄であるお前が付いていながらっ!?何をしてるんだぁー!!」
タケオミ「・・・・。」
タケオミ父「妹にあんな、顔の傷を負わせてっ!!?」
タケオミ「すみません、父さん。俺は助けたいが助けられなかった。
センジュの為に生きます。これからはーーーー。
センジュ優先だ。」
タケオミは、この時考えていた。どうしたら、この親の怒りを
鎮められるのか?とーーー・・・。
ハルチヨは、その様子を見ながら怯えていた。
ハルチヨ「・・・・・っ。」
センジュは、その後自宅に戻って来たがーーーー・・・。
鏡の前で自分の姿を見る様子。
センジュ「(何でっ何でっ!?こんな顔にっ!?酷いっ!こんなの酷いっ!元の顔に戻りたいよっ!そりゃジブンだって、悪かったけど!?だからってこんな顔にされて、どー立ち直ればいーの!?)
うっううっ・・・。」
涙を流すセンジュ。
>>784
誤文字発見!
「顔のが消える事は無かった」✕
「顔の傷が消える事は無かった」◯
その後、センジュが学校に行くと。
生徒1「その傷何ぃ〜?」
生徒2「何で顔に傷あんの?」
生徒3「怖い〜口裂け女だぁ〜〜〜〜!」
センジュ「!」
センジュは、イジメのターゲットになった。
センジュ「(何でっ?こーなるのも全部ジブンが悪いのっ!?!全部ジブンの責任なの!?ジブンが全部、引き受けないとダメなの!?)」
そしていつしか学校にも行けなくなったセンジュは、自宅
にこもって部屋に閉じこもる。引きこもりだ。
センジュ以外にもあのプラモ事件で傷ついている。
ハルチヨ(・・・もう、こんな家にいたくねーな。あれから、家族皆ピリついちまってるし。出ようかな?)
ハルチヨだ。
ハルチヨは、家が嫌になって出て行った。
その後とある東卍の人物の元で暮らす事になる。
タケオミ(ハルチヨは出ていったか・・・それなら、俺が
センジュを支えるしか無いな。)
当然ハルチヨは、この頃から東卍入りしてる事にもなる。
小学4年の頃にマイキーは、東京卍を作った。
マイキー「今日から俺は、リーダーだ。皆、東卍として
よろしく。」
タケオミは、センジュの望みなら全て応じてきた。
仕事もしながら。それから、センジュはーーーーーー。
センジュ「明兄・・・。ジブン、格闘を習いたい!」
タケオミ「格闘?何故だ。お前を苦しめたのは、暴力だ。また、その顔に怪我でもしたいのか?」
センジュ「違うっ!ジブンを苦しめたのが暴力だからこそだ!!マンジローみたいに強くなれば、弱かったジブンはもう惨めじゃないっ!惨めなジブンでずっといたくないんだ!変わるなら、強くなるしかない!!」
タケオミ「そうだな。長く引きこもりでいるぐらいなら、人と関わりながらも生きるのも人生か。ボクシングで良い所を知っている。そこへ行けば、今より強くなれるだろう!とことん、付き合ってやる!!」
こうしてセンジュは、ボクシング部へ・・・!
そこのボクシング部でセンジュは、メキメキと強くなっていった。
「パスパスパス(サンドバッグにセンジュが両拳を打ち込む音)」
マンジローへの復讐心を胸に燃やしながら!
センジュの心の支えになっていたのは皮肉にもマンジローへの復讐心だった。
ボクシング部の他の男相手にも負けじと戦うセンジュ。
「ひゅう〜〜〜〜(センジュが宙に体を浮かせる音)」
「ゴットンドッ!トサ(相手の頭にセンジュの足が当たり、片足で宙に再度浮くと、また頭に足がヒットして
相手は床に倒れる音)」
センジュの主なワザは空中で浮いてからの相手への
カカト落としで、相手に一度与えてももう一回
片足で蹴って上へ飛ぶとまた空中カカト落としの繰り返し。
その名も「空中連続カカト落とし」
相手が立たずにダウンしたら、ようやくセンジュも下へ
降りる。
トレーナー「凄いな?タケオミ?お前の妹。今じゃ誰にも勝たせないぐらい強いぞ?」
タケオミ「あ〜。(センジュは、負け無しだ。っと言う事は族のトップにもなれるだろう。この先はーーーー。)」
もう、この頃にはセンジュは中学1年だった。
タケオミ「センジュ、話がある。」
センジュ「ん?何だ、明兄?」
タケオミ「お前の為に族を作った。梵天だ。」
センジュ「ぼ、梵天?」
タケオミ「かつて、昔にブラックドラゴンのNo.2をしていたが、今や敵無しだろう?チームを作れるくらいの
器もある。どうだ?トップになれば、いずれはマンジロウと戦えるんだぞ?」
センジュ「そーだな。戦いたいな!ジブン、あの日の
復讐を果たす為にーーーーーー!」
東卍のマイキー達も今や、中学生だ。
この辺では、東卍と梵天が強いっと囁かれているぐらいだ。この両者を戦わせたら?と考える者もいる。
待ち望む声。
今の所どちらも負け無しだ。
ドラケン「マイキー。聞いてる話では、この辺では梵天って族が強いんだと。」
マイキー「梵天?あー、それ千冬も言ってたな?
この辺で、東卍以外の敵をねじ伏せてるんだって?
強いんだってな?その梵天のリーダー。俺以外にも、
強いヤツいるんだ。」
ドラケン「お前に似ていて足から繰り出すワザが
得意なんだと。口元には、黒いバンダナを巻いてるのが
トレードマーク。どっちが強いのか気になるだろう?
戦いたいか?」
マイキー「相手の名前って?」
ドラケン「瓦木センジュだ。」
マイキー「センジュ・・・?」
ドラケン「ん?どうした、知り合いかーーーーー?」
マイキー「いや、昔そんな知り合いがいたってだけだ。
そいつは、男だろ?」
ドラケン「男だ。」
マイキー「なら、違う。」
プラモ事件の日から、兄貴はタケオミと仲悪くなった。
回想
真一郎「タケオミから、あの日以来から絶交されちったよ。」
マイキー「え。」
真一郎「お前の弟は危険過ぎる!センジュとハルチヨには、会わせない!って、縁切られた。
ま、当然っちゃ当然かぁ〜。」
マイキー「・・・・!」
真一郎「あんな事になっちまったからな。俺は、謝っておいたよ。」
マイキー「壊した・・・センジュが悪い。プラモ壊されなかったら俺だって、センジュを壊さなかったーーーー。」
真一郎「気持ちは分かるよ?けど、相手・・女の子だ。
デコピンくらいで良かったろーーー?」
マイキー「デコピン・・・・。」
真一郎「両口の横に傷が残っちまったんだって?
女は顔が命だ。可哀想過ぎるだろ・・・。」
マイキー「・・・・。」
回想終了
梵天が最初に戦ったのは、バルハラだった。
センジュ「梵天だーーー。」
半間「見かけない新しいグループだなぁ?」
センジュ「バルハラのリーダーってのは、オマエか?」
半間「そ、俺。今後よろしく。強いのかよく分かんねーけど、戦ってやってもい〜ぜ?」
センジュ「ーーーーー・・・やろうか?」
半間「思ったより、小柄だなぁー?そんなんで俺に勝てんのかなー?」
センジュ「・・・。」
「シュッ(先制パンチを繰り出す半間の音)」
「ヒュウ〜〜〜〜(宙にセンジュが体を浮かせる音)」
半間「(上?)」
「クルクルクルドスッッ!!(センジュが体を回転させながら、半間の頭にカカト落としする音)」
半間「!?」
「グッビュウ(半間がパンチを返そうとする音)」
「クルクルクル(回転しながら後ろへ下がるセンジュの音)」
「トサ(センジュが地面に着地する音)」
半間「(頭に攻撃を受けた時に、こっちもパンチしたら、当たるどころか、クルクル体を回転させて避けられた。
コイツーーー強い!)」
ナガレ「兄貴っ!?大丈夫かよ!相手傷を負わねーじゃん!?どーすんだ!」
「バックルクルクル(センジュが体を回転させる音)」
半間「(また来たーーーーー!??避けてからの・・)」
「ヒョイ(半間が体を右にズラす音)」
「クルン(それを察したセンジュが、右に回転の向きを変える音)」
半間「何!?」
「ドス!!(再度半間の頭にセンジュのカカト落としが直撃する音)」
ナガレ「空中でまた体を方向転換したぁーーー!?」
「びゅうーーーーー(半間の頭から血が吹き出す音)」
「パタン(地面に半間が倒れる音)」
ナガレ「つ、強いーーーーーっ!!?」
タケオミ「(・・・さすが、センジュだ。タイマンならまず負け無しだな。)」
梵天は、タイマン申し込み式がほとんどだ。この戦い梵天の勝ち!
ナガレ「このセンジュってヤツ、クルクル回して頭を攻撃した後に
もう片方の足でクルクル戻って、相手の攻撃避けた!?バランス良すぎだろーーー!隙ねーじゃん!?」
次に戦いをした相手は、ブラックドラゴンのタイジュ。
タイジュ「タイマンだとぉ?死ぬ気かい、お前ーーー・・・。言っとくが小せぇ体で俺様に勝てるとでも?ナメられたもんだなぁ。」
センジュ「!・・・ナメてるのは、どっちだかな?」
タイジュ「あぁっ!?」
センジュ「体格でこっちが勝てないと決めつけてる。本当に強ければ、勝つよ。ジブンはーーーーー負けない。」
タイジュ「上等だぁ〜〜〜〜〜オラァーーーーっっ!」
「ダッ(センジュの元へタイジュがダッシュして向かう音)」
「ブン!(タイジュが右パンチをセンジュへ放つ音)」
「クルクルクル(回転して、センジュがパンチを躱す音)」
タイジュ「(ちっ!当てようとすればする程、チョコマカと!?
攻撃はあくまで受けねー気でいるなぁ!?)」
「クルクルクルゴッ!(センジュが体を回転させ、タイジュの頭にカカト落としする音)」
「トスンクルクルクルゴキッ!(更に高い上から回転がかけられる音)」
あの高さでは、頭にかかるダメージは倍だ。
「ドス・・・ン(タイジュが地面に倒れる音)」
タイジュが弱かった訳じゃない。それを上回る程、センジュが強かったのだ!ワザが!!
センジュ「・・・・・・。(頭に受けるダメージは、女も男も同じだ。違いは無い。頭蓋骨の硬さに性別の違いは無い。同じだーーーー。)」
梵天は、バルハラもブラドラも潰したーーーー!
センジュ「後は、東卍のマイキーのみ。」
センジュの勝ちで終わった。
力のタイジュに技のセンジュ。この戦い、技が力を上回った。
センジュ「(後はーーー復讐を果たすのみ。負けないぞ!)」
後もう少しであの日の辛い記憶に別れを告げられる。
それは、長く待ち望んでいた事。
「ファサ(自宅にて、黒いバンダナを外す音)」
センジュ「(ジブンが長くそれでも生きて来れたのは、この傷があったから。逃げすに立ち向かうっ!!)」
その頃、マイキー達はーーー空き地にいる。
ケイスケ「マイキー?梵天から戦いの話がきた。どうするよ?」
マイキー「戦うに決まってんじゃん?どっちが強いか
決めよーぜ?楽しみだ。」
そしてついに、戦う時が来た!!
東卍VS梵天
センジュ「梵天からの条件は、タイマンだ。その条件のむか?」
マイキー「問題ねー。俺は一人でも強い!」
ケイスケ「すげーな。相手も強そうだ。」
ハルチヨ「じーっ。(センジュを見つめる音)」
マイキー「負け無しなんだって?さっさと戦っちまおーぜ?」
こうして始まったマイキーVSセンジュの戦い!
「クルクルクル(センジュが体を回転させて、マイキーに近づく音)」
マイキー「おっと!?」
「ヒョイ(マイキーが左に体をズラす音)」
タケオミ「(しかし、避けるだけ無理だぞっ!?マンジロウ!方向転換して再度、相手にしつこく向かうからな!?逃げられないんだ!当たるまで!?)」
「ビュウ(マイキーが向かってくるセンジュにキックを当てようとする音)」
センジュ「(ハイキック!?)」
「ヒョイクルクルクル(そのキックを避けてセンジュが戻る音)」
マイキー「(方向転換して逃げられた、ちっ!)」
ドラケン「(マイキーの足技がヒットしないのは、かなりキツイ!今までの敵も大抵は足技で倒してきたからな。しかし、マイキーも攻撃は受けてない、か。)」
この後は、どちらの攻撃も当たる事無く、その繰り返しだった。
「クルクルクルスッ(回転するセンジュの体から黒い布が取れる音)」
ケイスケ「おいっ?何かセンジュから、バンダナが取れたーーーー・・・?」
千冬「顔が・・・。」
「トス(手で唇を覆いながら地面にセンジュが着地する音)」
ハルチヨ「(しつこいぐらいにあの口元を隠すあの仕草ーーー。まさか、あれは妹のセンジュ?ありえるーーーー。タケ兄もいる。まさか、タケ兄のヤツ。この梵天は妹の為だけに作ったチームなのか!?そうなのか?
だとしたら、この戦いはマイキーへの復讐。)」
「スッ(マイキーがキックをセンジュに当てようとする音)」
「クルクルクル(センジュがそれを回転させながら避けて戻る音)」
マイキー「(また、避けたかっ!)」
タケオミ「(マズイ。センジュの技が決まらない。この状態だとマズイな。今までの相手は技が決まったからこそ、センジュが有利だった。しかし、これではーーーー。
このままでは、センジュが不利だ。それなら・・・)」
「スッ(タケオミが服に隠し持っていた銃を取り出す音)」
タケオミ「(今、売ってしまおうーーーーー!!)」
マイキー「?」
センジュ「!はっ、何してるんだっ!?ジブンの戦いにドロを塗る気か!?タイマンの邪魔はするなっ!!」
タケオミ「(しかし、このままではまたセンジュの顔に傷がーーーーーっ。どうするーーー?)」
時間が経つほどに不利になったのは、センジュだ。
センジュ「はぁ〜、はぁはぁ。」
無理も無い。回転すればする程、体力を削ってゆく。
センジュにはもう、戦う力は残されていない。
センジュ「(こんなにーーー長く攻撃が当たらないなんて。もう、体が・・・無理だ。)はぁはぁ。(このままだと、負けるっ!)」
マイキー「終わりにしてやるよ・・。」
「ヒュウ(マイキーがセンジュに向けてキックを放とうとする音)」
センジュ「・・・・っ。」
目をつむるセンジュ。
「バッ(その間に割って入って来たハルチヨの音)」
ハルチヨ「(俺だけ・・・逃げてた。タケ兄も
センジュも、もがき立ち向かったのにーーーーっ!)」
センジュ「(ハル兄っ!?)」
ハルチヨ「(家族の中で逃げた。もう、それが嫌になったんだ。いい加減っ!)」
マイキー「!」
「ドゴッ(避けきれず、マイキーのキックがハルチヨに直撃する音)」
センジュ「!!」
マイキー「ハル・・・チヨ、何でーーー?」
タケオミ「!?(ハルチヨっ!?)」
センジュ「ハル兄・・・何でっ!?」
ハルチヨ「不思議なもんだなぁーーーー?出て行っても尚、家族への想いって消えないんだ・・・・。
センジュ・・もう戦いなんてやめろよ。じゃないと、
代わりにオレがマンジロウの攻撃を受ける。」
ケイスケ「ムチャだ!!いくらっお前でもマイキーには勝てないっ!?死ぬ気かよ!?ハルチヨ!!」
「ガッドッゴッ(マイキーがハルチヨに攻撃を当てる音)」
センジュ「は・・っハル兄っ!?」
ドラケン「マイキーっやめろーーーー!!ハルチヨは
味方だっ!?何してんだっ!やめろぉーーーーっ!」
マイキー「邪魔・・・すんな。ハルチヨ。
そいつに勝てねーと、戦い終わらねーだろ?」
「ポタポタ・・・(ハルチヨの頭から血が落ちる音)」
ハルチヨ「・・・・・・。センジュ、お前しか
オレを止められねーよ?分かってるよな・・・。」
センジュ「!〜〜〜〜っっ!」
ケイスケ「見ていられねー!俺は行くぜっ!?」
「ダッ(ケイスケがダッシュする音)」
カズトラ「バジっ!」
千冬「バジさんっ!?」
「バッ(ケイスケがハルチヨとマイキーの間に割り込む音)」
マイキー「!」
「ヒュウピタッ(マイキーのパンチが停止する音)」
ハルチヨ「!」
センジュ「?」
マイキー「お前も邪魔・・・すんのか?バジーーーー。」
千冬「バジさんっだけじゃないっスよ!俺もっ!」
マイキー「千冬・・・。」
カズトラ「俺もっ!」
マイキー「カズトラ・・・?」
ドラケン「俺もーーーー・・。」
マイキー「ケンチン。」
三ツ谷「俺もな?」
マイキー「三ツ谷・・・。」
ぱーちん「俺もだ!」
マイキー「ぱーちん。」
タケオミ「(東卍の方では、一体何が起きている?仲間割れ・・・か?これだと、マンジロウVS東卍の流れになっちゃうんじゃないのか?)」
マイキー「何だよ・・・?皆して、か。そうかーーーー・・・俺の味方するより、仲間同士でかーーー。
もし、このまま俺が戦っちまったら、お前ら仲間殺して俺一人の東卍になんぜ?」
センジュ「!」
マイキー「分かった。俺は、この戦いーーー降りる。」
皆「マイキーーーーーー・・・・。」
「ざっざっざ(雑草を踏みしめながらマイキーが一人、その場を立ち去る音)」
東卍の戦いで・・・こんな終わり方なんて無かった。
それほど、衝撃的だった!
バルハラとの戦いでも、ブラドラとの戦いでも
予想出来ない終わり方ーーーーー・・・。
東卍VS梵天の戦いは、終わった。
マイキー「・・・。」
次の日。
マイキー「ハルチヨーーーー。センジュに話してぇ〜事ある。」
ハルチヨ「戦いの邪魔して、ごめん、。」
マイキー「もう・・・そんなの気にしてねぇよ。」
ハルチヨ「今、センジュを呼んでくるから。ここで待っててくれ!」
ハルチヨは、センジュを連れて来て2人っきりにする。
センジュ「話ってーーー何だ?そっちからーーー?」
マイキー「許してくれとも言わない。愛してくれとも言わない。
責任は取る。だからーーーー・・・俺と結婚して欲しい。」
センジュ「えっ!??何でっーーージブンとっ?告白なんてされた事
無いっ。恋愛なんて、諦めてた。」
マイキー「俺はーーー、強い女が好きだ。」
センジュ「!・・・ありがとう。ジブン、結婚するよ。」
その後、センジュは梵天を辞めて代わりに東卍を抜けて、ハルチヨが梵天のリーダーになった。
マイキーは、変わらず東卍を続ける。
梵天の終わりに他のグループは、色々な噂をしたが謎に包まれている。
ハルチヨは、マイキーともこれから家族になる事になる。
マイキーとセンジュ、2人が住む新居。
センジュ「マンジロー!ただいまっ!」
マイキー「おーっ!」
そこには、オシャレをしたセンジュの姿があった。
口元の黒いバンダナも外している。
2人の幸せな生活がこれから、始まりそうだ。
完。
とりあえず、ケイ君のマンガはこの30巻で
止まってるけど今後、ネタが浮かぶかは分からない状態です。ここまで読んでくれた方は、ありがとうございます!
読者あってこその作品なんで、読んでくれる人が少数でもいたら嬉しいです!!長く付き合ってくれてありがとうございます!m(_ _)m
今後については、自分が他の相方とタッグして描いた
マイホームヒーローの二次創作が仕上がっています。
そちらに今度は、力を入れようと思います。
今度ともよろしくお願いしますね!!
後、前々から思っていたんですが、タイトルが影虎作品集なだけに、ケイ君はケイ君の作品で分ける方が良いと判断したんで、新しくケイ君作品集を立てて、そこに今までのケイ君の作品を移そうかと検討しています。
さすがに分けた方が良い気がしてます。
また、別の日にやりましょうかね。
ここからは、ケイ君じゃない別の相方と作った作品になります。
題材は、マイホームヒーローです。
注意点・BL表現あり。
オリキャラの出番あり。苦手な方は、読まない様にお願いします。
登場キャラ紹介
@鳥栖テツオ
A鳥栖歌仙
B鳥栖レイカ
C麻取ヨシタツ
D麻取延人
Eオリキャラ・カイト
Fキョウイチ
Gその他・部下達
マイホームヒーロー〜カイト〜
鳥栖テツオは、娘のレイカの彼氏・延人を死なせてしまった。
延人の親は、ヤバいグループの人物で、これがバレたら即アウト!
そこで、テツオが考えたのはーーーーー。
延人の替え玉を、用意する事だった。
それが役者志望のカイト君だ。
レイカに協力してもらって、何から何まで延人に似せた。
カイト(・・・延人になれたか?)
ホクロもタトゥーで掘ってもらって、実際の延人のホクロ位置に
タトゥーのホクロがある状態にした。
本人に近づいた。
声も髪型も仕草も全て、合わせた。
カイト(そして、後は延人として戻る。)
この段階のカイトは、服装も延人失踪前のと同じ洋服にして
髭は、伸び放題にしてある。
テツオからの指示で、記憶喪失のフリがしやすい多重人物の
設定での延人を演じる事に。
カイト(その前にあっちから、見つけてくんねーかな?)
そう思ったカイトは、麻取の自宅付近をウロウロする。
ワザとウロウロしているとーーーー。
そこへ、車を運転する麻取の部下・キョウイチが現れる。
「キキィーーー(キョウイチの車がブレーキをかけ停車する音)」
キョウイチ「延人さんっ!?延人さんですよね!?」
カイト「(ビンゴ!)誰だよっ!?オレは、延人じゃねー!」
キョウイチ「え?延人さん、まさかーーー記憶喪失になってる??」
カイト「オレは、ザキだ。」
キョウイチ「え、あのー?」
カイト「延人は、今・・・出てこねーよ。」
キョウイチ「延人は?え?」
カイト「延人の人格は、眠ってるんだ。」
キョウイチ「人格ーーー?え、延人さん。多重人格っっ??」
キョウイチ「(本人の人格が出てこなかったから、戻って来なかったのか?何があったー?)ザキ君、とりあえず。お腹とか空いてませんか?俺、飯をおごるんで。食べに行きましょう。」
カイト「何で知らねー奴と。誘拐犯か!」
キョウイチ「延人さんとは、声も違いますねー。ザキ君、仲良くしたいだけじゃないですか。」
カイト「キメェ〜(気持ち悪いの意味)」
キョウイチ「お腹、空いてるでしょう?金持ってますか、今。」
カイト「そーいえば、サイフはどっかに無くしちまった。」
キョウイチ「なら、腹空いてますよね?行きましょう!」
カイトは、多重人格の演技中。
カイト「(テツオさんに、これも頼まれた。どこまで、欺けるかな〜?)
分かった。行くって!」
場所を変えて、近くのファミレスにて。
キョウイチ「ザキ君、先にご飯食べていいです。俺はトイレ行って来るんで。」
カイト「あー。パスタうまそぉ〜!」
キョウイチ(ヨシタツさんに電話だ。コッソリと。)
ファミレスの男子トイレにて。
キョウイチ「もしもし〜?ヨシタツさん。延人さん、見つかりました。ただ、何か・・・本人じゃなくて。ザキ君って人格です。多重人格になってるみたいです。もしかしたら、延人の記憶が無くなってて
戻って来なかったかもしれません。
何とか、そっちに戻る流れには、持っていきますね。はい、上手くやります。」
カイト「うめー!うめ!」
「ずーずーモグモグ(カイトが、パスタを食べる音)」
そこへ、トイレからキョウイチも戻って来た。
キョウイチ「ザキ君、金無いなら家はーーー俺の所に泊まりません?
タダで大丈夫です。」
カイト「何で?」
キョウイチ「心配だからですよ。一人でどっか外でとか。そっちにとっても悪い話じゃないでしょう。ご飯も用意します。」
カイト「分かったよ!行きゃ〜いいんだろ。」
キョウイチ(よし、上手くいった。)
「バタン(2人は、ファミレスから出て車に乗り込む音)」
しかし、キョウイチが車で向かったのは
ヨシタツの住む家だった。
ヨシタツ(キョウイチ君から、メール?今、そっちに向かってます、家の鍵を開けて置いて?よし、延人が帰って来るんだ!久しぶりだな。
すっかり、死んでしまったかと思っていたけど。
多重人格?何が原因かな?)
「キキィー(ヨシタツの自宅前にキョウイチの車が停車する音)」
キョウイチ「着きましたよ。こっちです。」
カイト「ここが、オマエの家なんかよ〜?デケー家。一人でこんな広い
所に住んでんの?」
家の中に入ると・・・
ヨシタツ「のっ、延人!?」
カイト「!て、テメェー!?騙しやがったなぁー!」
キョウイチ「・・・・・。」
「がしっ(キョウイチが後ろから、カイトの両腕を掴み手錠で
拘束する音)」
カイト「何すんだぁーーーっ!?」
ヨシタツ「確かにこの声っ、延人じゃない!どう関わればいいの?」
キョウイチ「騒がないでっザキ君!?」
カイト「誰かぁーーーーー!?監禁されてるぅーーー助けてーーーっ!!」
大声をあげて、周りの住人に警察を呼んでもらう作戦だ。
「ぺた(カイトの口にキョウイチがガムテープを貼る音)」
ヨシタツ「キョウイチ君っ・・・?ここの家より、第1アジトの方が
いいんじゃー?周囲が気になる。別の場所にしよう!」
ヨシタツ側の組織には、アジトだけでも国内で2つ。
外国で3つある。
その国内の2つ目は、ヨシタツ所有の土地で周囲は、林になっており
壁に囲まれ、防犯カメラだらけ。
その後、ザキから延人の人格へ。
カイト「あ、あれーーー?俺、何してたんだ??」
ヨシタツ「その声、延人っ!??」
カイト「あっ父さん!」
ヨシタツ「良かった!元の人格に戻ったんだね。」
キョウイチ「今の内に第1アジトに行きましょう!延人さんの内に。」
カイト「何がだよ!?」
キョウイチ「話は、後です!さ、早く車へ。」
ヨシタツ「大丈夫だよー?延人、一緒に行くから!」
カイト「だから分かんねーって!?」
「バタンヴォオオ(3人が車に乗り込み、走り去る音)」
第1アジトの部屋にて。
ヨシタツ「これから、どう延人と関わればいーのか分からない。」
キョウイチ「いつも通りで大丈夫です。ただ、ザキ君の場合
@受け止めるAある程度の信用を得る、の2つは大事にして下さい。
そこを気をつけていれば、やがて心を開いてくれます。」
ヨシタツ「じゃあ、こっちが延人の側にいない時は、キョウイチ君が
延人をよろしくね。」
次の日。
多重人格中の延人・小学生のノト君(10歳)出てくる。
カイト「公園行って遊ぶー!!」
「ピョンピョン(ノト君が飛び回る音)」
キョウイチ「あ、ノト君ですか。今日は、公園はダメです。用事に付き合ってください。」
カイト「キョウイチのバーカ!カス!」
キョウイチ「・・・何言ってもムダですよ。」
カイト「どこ行くの?じゃあ〜。」
キョウイチ「デパートに買い物です。」
デパートにて、用事を済ませたその帰り
パフェ屋にて。
2人のキョリは、近くなっていく。
キョウイチ「はい、ノト君。あーーん。」
カイト「あーん、パク!(恥ずかしい)」
キョウイチ「これ、終わったら自宅に帰りますよ?ヨシタツさんに
バトンタッチです。俺は他にやるべき事があるんで。」
キョウイチには、とある目的がある。
この組織のリーダーになる事。
キョウイチ(その為には、ヨシタツさんに認められる必要がある。
それが、彼が愛してる延人さんを俺も大切にする事だ。)
パフェの帰り、車の中にて。
カイト「あれ?俺・・・今、ここにいんのか?何してたかの記憶ねー。」
キョウイチ「延人さん?ようやく、戻りましたか。話があるんですけど、俺達ー・・・付き合いません?アナタの事、ずっと支えたい。
俺だったら、それが可能です。」
カイト「(え?つ、付き合う??)
キョウイチ「言わせてもらいますけど、アナタの様なタイプ程
付き合う恋人は、能力低いタイプを選ぶべきじゃない。
何故なら、能力低い恋人を持つと、アナタが不幸になるからです。
俺は違う。」
カイト「!」
多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
カイト「大した、自信だよなぁー?まぁ〜、付き合うの自体
別に嫌じゃねーけどさ?父さん、ビックリすんだろ〜な。これ、知ったら。」
キョウイチ「そうでも無いです。延人さんは、元々
バイセクシャルじゃないですか。」
カイト「!(そ〜だったんだ。テツオさんからは、聞いてない内容だ。)そーだな!そ〜だったよな。」
>>801
ミス発見!
キョウイチの名前入力だけされてない箇所ある。
キョウイチ「多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
↑の本来この表記。
そんな2人の関係に、ヨシタツも気づく。
ヨシタツ「キョウイチ君っ!?君、延人の何なのかな?恋人関係に
なってない?」
キョウイチ「はい。俺達、付き合う事にしたんです。そーいう仲に
なって。」
ヨシタツ「君さぁ〜、延人の事は取らないで欲しいなぁ。」
キョウイチ「う、奪う気は無いです。もし、アナタが死んだ時に
組織のリーダーに俺を選んでくれたら、その時は延人さんを俺が守ります!それなら、いいでしょう?」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「ヨシタツさん自身が死んだ後、延人さんの件
不安かと。だったら、有能な俺が1番どーにか出来る!延人さんにも
苦労はさせない!組織で稼いだ金は、ちゃんと延人さんにも差し出す。」
ヨシタツ(延人を残して死んだ時?確かに延人を一人にするのは、不安はある。無いと言えば、嘘になる。
キョウイチ君の様にしっかりした人物に、その後は任せておきたい気持ちもあるがー。延人をいつかは残して、死ぬなんて・・・。)
一方で、カイトの方でも悩む。
カイト(生きてた頃の延人さんって、バイセクシャルで恋愛も恋多き
人だった。なら、もっと本人に近づかないと!?よし、考えた。組織の
とある年下の部下を誘うか。恋愛志向が変わってたら、周りに延人じゃないって勘付かれる。)
別の日。
カイト「おい!ナオヒト?お前、今日は俺が飯代をタダで奢ってやるから行かねー?」
ナオヒト「はい、延人さん!」
2人は、歩いて外へ。
ヨシタツから、延人の見張りを頼まれているキョウイチは、2人の後を
追う。
キョウイチ(延人さん?ナオヒトと、どこへーーー?)
ファミレスへと入った。
カイト「好きなの、頼めよ。」
ナオヒト「じゃあ、グラタン!」
キョウイチ(!・・・食事中?)
2人は、食事をしながら普通に昼食を済ます。
その後、ファミレスから出るとーーー。
カイト「なぁー?ナオヒト。この後、ホテル行かねー?」
ナオヒト「えっ!?ほ、ホテルですか!?それはちょっと・・。」
カイト「テメェー!断わんのかよ!?タダで飯を奢ってもらって?
そんな態度か??あぁ?」
ナオヒト「わっ分かり・・・ました。い、行きます・・・っ。」
キョウイチ「・・・・。(ホテル。まさか、延人さん。浮気してる?
俺と言う恋人がいるのに?こんな分かりやすく、浮気?まさか、
見せつけてる??)」
行為終わり後。
カイト「いーか?隠し撮りもしたから、これからも誘いに応じろ!じゃねーと、テメェーが損するんだよ。ま、礼の金は渡してやるから。」
ナオヒト「は、はい。」
ホテルから出てきた所で、キョウイチが現れる。
キョウイチ「延人さん・・・。家まで、送ります。」
カイト「お?あぁ、サンキュー。」
キョウイチ「あの、浮気してました?」
カイト「あ?それが何だよ・・・。言っとくけどなぁ〜、恋人は一人にするなんて、約束はしてねーよ!?
邪魔すんなら、別れる!」
キョウイチ「!」
カイト「別にい〜んだぜ?俺にとっては、絶対お前じゃ
なきゃいけねーって訳じゃね〜から!?」
キョウイチ「・・・・・。(こっちにとっては、延人さんである必要がある。別れたい訳じゃない。体目的の浮気ぐらいなら、目をつむろう。
別れるよりマシだ。そして、いつか組織のトップになる
んだ!ヨシタツさんに認められるまではーーー、頑張ろう。)」
本来のカイト自身なら、こんな恋のやり方はしないが
延人に成りすましてる身。
カイト「俺ってすげ〜モテんだろ?」
キョウイチ「・・・そーですね。」
ありのままの自分では、いられない。
偽り続ける。
それ以外でも、金をエサにして女達にもモテる。
キャバクラの女性達だ。(キャバクラのお店に来店中。)
カイト(凄いよなぁ〜。こーいう世界の人達って。
金をエサに女性もゲットしてる。こんな派手派手な世界、普通の俺ならあり得ない。金感覚が変になる。
金さえあれば何でも手に入ったよ。)
キャバクラの女性1「キャア〜!延人ぉ〜!会いたかったぁ!久しぶりぃー!?」
カイト「ひ、久しぶり・・・・。(誰?)」
キャバクラの女性1「ねー?何で今まで会いに来てくれなかったの?」
困った時は、多重の演技で誤魔化す。
カイト「どこー?ここぉ〜〜!!帰るー!」
「ピュウー(足早にカイトが店を出る音)」
キャバクラの女性1「え?延人!?どうしちゃったのー?」
キョウイチ「ノト君、帰りましょうね?
説明すると、延人さんはですね。多重人格になってしまったんですよ。だから、今まで通りの関わり方は出来なくなりました。」
キャバクラの女性1「えー?そうなの〜??そっか、だから、来なかったんだね。普通の延人なら、ここに来るもーん。」
こんな延人に失望して、離れていく女性もいる。
しかし、カイトにとってはその方が良かった。
(只今、ヨシタツの自宅にて。)
カイト(また、1から恋人を作んぞぉ〜!前の延人さんの彼女だと、別人って万が一、バレねーか怖すぎる!
その前に今日は、部屋で休もう。色々と疲れちまったなぁー。)
「バフッ(自分の部屋のベッドに仰向けになって倒れる音)」
その頃、キョウイチはヨシタツとリビングで
何やら話をしている。
キョウイチ「ヨシタツさん、延人さんの多重人格の件
なんですが、何事も原因ってあります。」
ヨシタツ「原因!?」
キョウイチ「原因無くして、今の結果は発生しません。
っと言う事は、延人さんにとって長期のストレスか、
強い突然のストレスによって、多重人格になったはず
です。心当たり、ありませんか?」
ヨシタツ「いや、延人との関係は、ストレスなんて
無かったと思うよ?悩んでいる様子なんて、少なくとも
こっちには、見せていなかった。
相談も無いし。」
キョウイチ「ヨシタツには、ストレスに見えてないだけ
で、本人はストレスを感じてた可能性ありますよね?
もし、親子関係に原因が無いなら、レイカの件か。
レイカとの仲もあまり良くなくて、元々金目的の付き合い
。ミッションを、果たす重圧はありました。」
ヨシタツ「延人の考え方なら、不満あれば口に出すタイプだと思うけどなぁ〜?
溜め込むタイプじゃないと思うんだ。ストレス溜めやすいのって、例えば大人しい子とか、気を使う子でしょ?
延人は、それじゃないよ。」
キョウイチ「だったら、あのレイカの家にいた時。メールの返信しなくなった時。アレを最後に、消えたから
やっぱりレイカとの関係が濃厚だと思います。
それが原因なら、鳥栖家の相手と関わらせるのやめましょう。」
ヨシタツ「そうだね、延人はやりたくなかったのかもしれない。」
カイト「俺が何だって?」
盗み聞きしていたのか、姿を表す。
カイト「(ここは、その話に乗っかろう。)なぁー?
もうレイカと関わんなくていーのかよ!だとしたら、
最高〜!マジであの女、ナマイキでムカつくかんな!?」
ヨシタツ「延人、ストレスになってたんだね!」
延人「つーか、もうミッションやらなくていーんだろ?
あの女の顔、見なくてスッキリするぜ!」
ヨシタツ「もちろんだよ!延人!良くなってくれるなら、その方が嬉しいよ!」
カイト「多重だとかって言われても、実感無くてさー。
記憶ねーんだよ。他人格の。」
キョウイチ「他の事なら、俺に任せて下さいよ。
延人さん。協力なら沢山しますから。ね?有能な俺がパートナーで良かったでしょー?この先も。」
カイト「あぁ。(・・・そろそろ、テツオさんの言っていたプランBに移るか。ここからが、本番だからなぁ。)」
そのプランBについては、テツオとカイト君の2人だけ
が知る。秘密の情報。
カイト(もう、騙しの演技も続けられねーからなぁ?
色々とーーー・・・。最初から、目的は騙し続ける事
じゃなく、この流れを、いずれはーーーー・・・。)
次の日。
第1アジトには、ヨシタツと延人を演じるカイトの
2人だけがいる。他メンバーは、第2アジトで詐欺の
仕事中だ。
カイト「・・・父さん、俺さ・・・本当は、延人じゃないんだ。」
ヨシタツ「えっ!?何・・・言ってるの??」
カイト「・・・別人で、目的はあんたらの所の組を潰す事。元々、別のグループのメンバーなんだ。
あ、どこのグループかは教えないぜ?
中でも、顔があんたの息子の延人に似てて、そんで
延人に成りすまして近づいた。
本物の延人は、俺等のグループに監禁されている。」
ヨシタツ「・・っ監禁!?延人を返してほしい!金ならあげるからっ!君の欲しいぐらいの金ならっ!
5000万でも用意するから!?そっちの組織を裏切って欲しいっ!!」
カイト「だから、目的は金じゃねーって言ったろ?
それに俺は、組織を裏切るつもりもねーんだよ。
こっちの言う事を聞けっ!い〜か?命令に逆らうなら、
延人は始末する!しかも、残忍な方法でだ。
指を一本ニ本、骨折させたり。指の爪剥がしたり、散々痛めつける!」
ヨシタツ「そんな、酷い方法でっ!?(延人っ・・・)
一つ聞いていい?断わったら、延人だけ?殺されるのは。」
カイト「ちげ〜よ。この話を知ったテメェも始末するし、別のプランBで、いずれは組織を潰す予定だ!
プランAなら、延人だけは助けてやる。
プランBは、テメェも延人も死ぬんだよ!分かったか!?」
ヨシタツ(延人が死ぬプランBよりは、延人が助かるプランAがいい。それにしても、どこのライバル組織だろう・・・?思い当たる組織が多くて絞れない。)
カイト「あんたがーーー、話が分かる相手で良かったよ。ヨシタツさん。(よし、上手くいった。テツオさんに言われてた通りの流れだ!)
いいか?他の奴らには、言うなよ?俺の事を殺そうとしても、携帯でメンバーとやり取りしていて、いつでもあんたとの会話も、あっちに聞こえてっから?」
ヨシタツ「わ、分かった・・・。」
カイト「あんたが、裏切ったらノブトを始末する様にってルールを、共有してんだ。」
ヨシタツ「わ、私はーーーー・・・?どうすればいーの。主に??」
カイト「そーだなぁ?今から言う通りの行動を取ってもらう!」
次の日。
ヨシタツに呼ばれて、部下達が集結。
ヨシタツ「皆?ボス命令だよ。いい?何日置きに外国の方のアジトに行って、詐欺仕事してもらう予定だから!
行く時の用意しといてね!?」
キョウイチ「ヨシタツさん、俺も行く事なります?」
ヨシタツ「いいや?君には・・・ノブトの世話をして
置いて欲しいから、君だけ残って欲しい。
残りの皆は、外国に!」
ヨシタツ「でも、行く時は1日一人ずつとかだよ?
警察官も最近は、色々とそーいう事件にうるさいし、
少しでも怪しまれにくい様にしないと。
多めより、個人にした方がいいと思うんだ。よろしく。」
カイトは、ヨシタツが変な行動をしないか常に側にいた。
カイト「さみしくなんなぁ?キョウイチだけとか。
ま、仕事だからしゃーねぇか?」
キョウイチは、まだ気づく事も無く・・・。
ヨシタツ「キョウイチ君、これからスーパーに買い物
して来て!?」
キョウイチ「分かりました。」
他のメンバー達は、アジト2で詐欺の仕事中。
外国に行く、タツヤと言う部下だけが残る。
カイト「いいか!!多く掘るんだ!」
その前に夜、アジト1の外の森の土を、2人でシャベルで
掘っていた。
カイト「よし、こんぐらいあれば十分だ。
いいか?明日、タツヤを始末しろ。俺も一緒にいる。
もし、タツヤが反撃してきても、俺が銃で始末する!」
地面にシャベルで大きな穴を掘ったヨシタツ。
そして、昼頃になりキョウイチには、買い物へ行く様に
指示。今、アジトにいるのは、ヨシタツとカイトと
タツヤの3人。
ヨシタツ「タツヤ君、外国行く前にちょっといいかな?
話がある。」
タツヤ「はい?」
カイト「俺も行く!!」
3人は、外へと出る。
タツヤ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「あ、それは・・・。」
カイト「いい、俺から言う。(タツヤが俺の方向見てる内に撃て!)」
タツヤ「?ノブトさんの話って?」
「スッ(ヨシタツが服から、隠してた銃を取り出す音)」
そして、ついに。
「バァ〜〜〜ン!(タツヤを銃で撃った音)」
タツヤ「う・・ううっ、ヨシタツさん・・・何・・で。」
地面に倒れ込んだタツヤは、息はまだあった。
ヨシタツ(撃ってしまった相手をっ!?私が殺しをっ!?)
カイト「よし、よくやった。穴にコイツ・・運んで埋めるぜ。」
タツヤは、動かなくなった。息もしていない。
カイト「せぇ〜の!」
「ドサッ(ヨシタツとカイトでタツヤを穴に放り投げた音)」
少し、見えにくくする為に土を被せるが・・・。
カイト「その辺でいい。まだ、明日も始末するから。
もうちょい、横の穴を広くしとくぜ?」
ヨシタツ「分かった・・・。」
カイト「夜にな?今はいい。キョウイチが帰って来るから。所で、1日に2人始末しねーか?」
ヨシタツ「えっ!?殺したのなんて、今が初めてで
一気に2人も!?」
カイト「殺しなんて、慣れてくれば余裕だ。やり続けてる内に普通になる。」
ヨシタツ「そんなものかな?」
カイト「・・・。キョウイチ達には、相手の部下が
仲いいから、どうしても「2人で行きたい」って言ってきたから、許可したって伝えときゃいい。
まぁ、他に良い提案あれば、そっちに変えるけど。
だから、次は2人だ。後ーー・・俺が注目させてる時に
2人を後ろから、撃て!」
ヨシタツ「私が・・・2人を?分かった。」
カイト「そーすれば、他の仲いいメンバーも「2人で行きたい奴」は、自分から言ってくんだろー?」
しかし、これもカイト君の演技だ。
心の中では彼もショックを受けている。
カイト(マジでキツイ。早く、終わらせたいーーーー。)
キョウイチが、買い物からアジトに戻る。
キョウイチ「・・・あれ?タツヤはーーーー?」
カイト「出てった。空港に行ったぜ?まぁ、そろそろ時間だったしなぁ。」
ヨシタツ「スーツケースも、持って行ったよ。荷物も無い。」
カイト「それよか、早く昼飯食いてー。腹空いた。」
キョウイチ「ランチにしますか。作ります。
3人分ですね。」
ヨシタツ「いつも、助かるよ。キョウイチ君。今日もよろしく。君の料理は、最高!」
キョウイチ「俺の・・・死んだ父さんが、料理を作るの
得意だったんです。それで俺も食堂に憧れてて。」
カイト「へぇ〜、そーだったんか。」
キョウイチ「あれ?ノブトさんには、前に話してませんでしたか。」
カイト「オ〜ナァ〜カ!?空いたぁー!早く作ってー!」早くぅ〜!?
キョウイチ「あ、ノト君ですね?分かりました。すぐに
作りますから。だから、大人しくテレビでも観てて下さいね?」
ヨシタツ「ノト君、こっちだよ〜。一緒に観ようね?テレビ。」
カイト「うん・・・。」
キョウイチ「ヨシタツさん、ノト君の事をよろしくお願いします。」
テレビの近くのソファーにヨシタツとカイトで
腰掛けている時。
「ピロリン(タツヤの携帯に、メールを受信した音)」
ヨシタツ「!(タツヤ君の携帯のメール音?)」
カイト「誰からだ?」
ヨシタツ「送信相手は、キョウイチ君!?」
カイト「何って送ってきた?」
とっさにカイトは、テレビのボリューム音をあげる。
ヨシタツ「・・・「今どの辺にいる。もう着いたか?」って。
カイト「いいか?タツヤに成りすまして返せ。」
ヨシタツ「わ、分かった。」
カイト「今までのメール文を真似て、だぜ?」
ヨシタツ「「もう少しで着く所。コッチ忙しくなるんでまた、後で!」っと。」
カイト「・・・・・。」
台所にいたキョウイチは。
キョウイチ(そろそろ、着くか。
さて、もう少しで3人分は完成だ。皿を出す用意をするか。)
テーブルへと、場所を移して皿に入れた料理を置く。
キョウイチ「ヨシタツさん。完成しました。ロールキャベツです。」
カイト「なぁ〜?キョウイチぃ、食べさせろー!」
キョウイチ「自分で食べて下さいよ。ノト君、たまには。」
カイト「ちっ!」
ヨシタツ「美味しいよ!いや〜、キョウイチ君の作るご飯は、本っ当に美味しいね。」
キョウイチ「嬉しいです!・・・俺がノブトさんの恋人なら、毎日2人の為に作りますよ。苦じゃないです。」
その後、料理を食べ終わり
ノト君は、ベッドで眠りにつく。
キョウイチ「ノト君・・・?布団、かけますよ。」
カイト「ん〜むにゃむゃ。」
次の日。
ヨシタツは、メールにて部下のフキとロジには、
アジトに残る様に伝える。キョウイチもいる。
ヨシタツ「今日も、昼ご飯の買い物をよろしく〜。キョウイチ君。」
キョウイチ「はい!」
他のそれ以外の部下は、別アジトで詐欺の仕事中。
その間、フキとロジを外に連れ出す。
フキ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「・・・。」
カイト「俺から言う!皆コッチに注目!」
2人の視線をカイトに向けさせて、その後ろから
ヨシタツは、銃を取り出し・・・
「バァ〜ンバァン!(ヨシタツが銃で、フキとロジを背後から撃つ音)」
カイト「上出来だ。大分、始末するのも慣れてきたんじゃねー?」
ヨシタツ「・・・そ、そーだね。これが終われば、ノブトは助かるんだね!?
所で、本当に約束は守ってくれるんだよねー?こっちが死んだ後、ノブトも始末するとかじゃぁ〜?」
カイト「安心しろよ!ちゃんと守るって!!さすがにノブト一人じゃあ、組を再開出来ねーって。
そんな奴、最初から敵だとも思ってねー!始末する価値ねーんだよ。」
ヨシタツ「そ、そう〜。じゃあ、価値のない相手は
始末しないんだ?(価値のある人物だけ、始末して置きたいのか。ノブトも能力を低く見られたもんだ。)」
カイト「それと、フキとロジに成りすまして、キョウイチにメールを送れ!「俺等の頼みでヨシタツさんにお願いして、2人で外国のアジトに行く事になった。」って。
「了解されて、今空港に向かってる」ってな?」
ヨシタツ「分かった。」
カイト「ちゃんと、送ったかどーか、内容は見せろよ?
隠れて、違う内容を送るのはダメだぜ?」
買い物中のキョウイチの元に、メールが届く。
キョウイチ「ん?2人で向かう様に頼んでOKもらえた?もう空港に行ってる所、か。(大体、出発の時間は昼一時。そのタイミングだなーーーー。)」
その日の夜・アジトにて7時。
ヨシタツ「ん?電話だ!フキ君の携帯に、キョウイチ君から!!」
カイト「アイツ・・・たまたま、話してぇ事でもあんのか?」
ヨシタツ「どっどっ、どうしよう!?さすがに声真似までは、出来ないっ!!」
カイト「そのまま出んな!今、詐欺の仕事中で忙しい。用件あるなら、メールでお願いです!ってそう返しとけ!
メールで。」
キョウイチ「!(今は忙しい、か。真面目に仕事してる証拠か?あれから、タツヤもメールでは忙しくなるから、電話よりメールでって、返ってきて詐欺の仕事をしてる
様子だったからな。)」
次の日。
この似た様なペースで、次から次へと部下は始末され続けた。
一ヶ月で、61人も死んだ。
その度に外国のアジトに、送り込んだ事にしていて、
ついにはメンバーは、キョウイチ一人になる。
キョウイチ「メンバーは、俺一人だけになってます。
ヨシタツさん、大体・・・いつになったらメンバーを
こっちに戻す予定ですか?」
ヨシタツ「かなりの大金、詐欺で稼いでもらったら
だね。売り上げは、多い方がいいよ。うん。
皆で、分けるんだ。多い方がいいよねぇ?そー思わない??」
キョウイチ「・・・得ですよ。」
カイト「キョウ〜、何やってるのー?オナカ空いたぁ〜。」
キョウイチ「あ!ノト君。分かりました。今、作ります。」
カイト「早く作ってー!早くぅ〜〜!!」
キョウイチ「今日は、何がいいですか?」
カイト「カレー。」
キョウイチ「カレーライスですね。分かりました。」
カイト「キョウ〜が作るメシってうめぇ〜。もっと食べたい!」
キョウイチ「いいですよ。」
カイト(・・・そろそろ、もうキョウイチでピリオドか。長くて短い様な〜もう、偽りのノブト人生も終わりだ。
早く、カイトとしての人生に戻りたいな。もう少しなんだ、後。
俺としては、あんたら2人に恨みなんて無い。テツオさんに頼まれて、役目を果たしてるだけ。)
ヨシタツ「キョウイチ君。話があるから、ご飯食べたら外でいい〜?」
キョウイチ「はい?」
カイト(・・・これで、最後だ。)
最後の晩餐だ。
カイト「ぱくぱく。うめぇ〜。」
ヨシタツ「美味しそう。どれどれ、パク。」
カイト「あ・・・あれ?何だ?ねみぃ・・ま、まさかっ!?」
キョウイチ「・・・・・・。」
カイト(キョ、キョウイチ!?)
ヨシタツ「何か、眠い様なぁ〜・・・。」
次に2人が目を覚ますと、ロープで体を縛られていた。
カイト「!?キョーウ!?」
ヨシタツ「何でこんな事っ!?」
キョウイチ「知りたいのは、こっちの方ですよ!?ヨシタツさん!!
ノブトさん、2人してどうして部下を裏切るんですか!?」
カイト「え?バレてる。何で・・・いつから?」
キョウイチ「・・・2人には、内緒にしてたんですが。俺は信じられない部下は、裏切るんじゃないかってこっそりと、携帯を使ってよく
会話を盗聴してたんです。知ってます?盗聴って携帯からも、出来るん
ですよ。」
カイト(って事は、あーーーー!!)
キョウイチ「たまたま、とある部下の携帯を盗聴して、聞いていたら
2人の犯行を知ってしまって・・・。」
カイト(ダメだ!誤魔化しが効かねー。)
ヨシタツ「(あれ?本当の事を言ったら、人質のノブトは始末される?)何も言えない。」
カイト「・・・トス テツオに頼まれて、俺はノブトに成りすまして
後でヨシタツにだけバラして、部下を全員始末したら、部下殺しの犯人であるヨシタツに、自死してもらう予定だった。
これが終われば、俺は元の自分で生きれるんだ。だからーーーー。」
ヨシタツ「えっ!?ど〜いう事ぉ!?こっちが聞いた内容と違う!」
カイト「嘘だって。」
ヨシタツ「!」
カイト「本当は、ノブトさんはテツオさんが始末した。もう、死んでんだよ。ノブトは、生きてない。」
ヨシタツ「って事は、最初っからハメて、部下を始末させて
ノブトの死を隠すつもりだったんだね?よくもっよくもっ息子のノブトをーーーーっ!!?」
カイト「・・・・・っ。」
ヨシタツ「トス テツオ!許せないっ!家族皆殺しだぁーーーーっ!!
キョウイチ君、このロープを解いてっ!?テツオ一家に復讐をーーー!」
キョウイチ「・・・もう、いいじゃないですか。ヨシタツさん・・・。」
ヨシタツ「・・・・え?」
「スッバァン!(隠し持っていた銃をキョウイチが、ヨシタツに撃つ音)」
カイト「えっ!?」
キョウイチ「俺とあなたの2人だけで、どうすれっていうんだ。
俺達の負けだ。あなたは、可哀想な人だ。
ヨシタツさん、ノブトさんの元に行ってあげて下さい。一人で淋しいと
思うんで・・・。」
ヨシタツ「の・・・ぶと。キョウ・・イチ君、あ・・・りが・・とう。」
ヨシタツは、息を引き取った。
カイト「何でっ!?味方じゃなかったのかよ!?(コイツっやべぇ〜!俺も始末されるーーーーっ!)」
「バタバタ(カイトが体を、バタつかせる音)」
キョウイチ「・・・あなたの事は、始末しません。元々俺は、普通の人間だ。最初から悪人じゃない。」
カイト「え・・・・??」
キョウイチ「俺の父さんは元々、食堂やってたタダの父親。その父親を死なせたのは、悪人だ。それ以来、正義は力が全て。そう思ってた。
だけど、トス テツオは力じゃなくて、頭で勝とうとした。
初めてだ。そんな男。諦めてた、俺の心に最後の光をくれた。どこかで本当は、俺自身望んでた。父を死なせた悪人への復讐を。
後の事は、任せろ。」
カイト「任せろって・・・どーするつもりなんだよ!?」
キョウイチ「いーから、ここから逃げろ。そして二度と戻って来るな。
分かったな?」
カイト「あぁ・・・。(そっか、コイツの親って悪人によって
死んでたんだな。なのに表面的にだけ、悪の味方してたって事か?
複雑だ。)」
キョウイチの言葉通り、カイトは外へと出ていった。
キョウイチ「さてーー、残りの後始末。俺がやるか。」
ヨシタツの死体には、灯油をばら撒き、家全体も灯油をばら撒いた。
「ボワァ〜〜〜〜(アジトに、炎が舞い上がる音)」
そして、キョウイチは火を点けて外へと出る。
キョウイチは、死ぬ前に紙に遺書を書き残す。
そして、遺書を自分の側に置いたまま、銃を自身のこめかみに向ける。
キョウイチ「カイト君・・・。後は、よろしく頼みます。
俺は、死んだ父親の元へ行ってくる。父さんーーーー・・・。」
カイト「(ま、まさか!?キョウイチ!?)」
その様子をアジトから、少し離れた木に隠れて見るカイト。
「バァ〜〜〜ン(キョウイチが銃を自分に撃つ音)」
カイト「ヨシタツも死んで、キョウイチも・・・死んだ。
俺が殺した訳じゃないーーー、だけど。何で素直に喜べないんだろう。
もし、悪人側にいなければ、この2人はきっと幸せだったんじゃあ?」
こうして、ヨシタツとキョウイチが死にその後、アジト1は、警察に
調べられる。
燃えた中から、ヨシタツの遺体。
林からは、部下達の遺体。外には、キョウイチの遺体だ。
ヨシタツを撃った犯人は、キョウイチでクロ。
部下の死に関しては、ヨシタツ所有の銃なのでヨシタツがクロ。
遺書には、こう書かれていた。
キョウイチの遺書「全ては、ノブトさんがいなくなった事から
始まった。ヨシタツさんは、ノブトが見つからない事で精神的におかしくなって、部下に疑いの目を向けて、次から次へと銃で脅して部下を
死なせ始めた。俺は、他の部下の携帯を盗聴する事で、未然に
ヨシタツさんの犯行に気づけた。だから、最後にヨシタツさんを
俺の手で死なす事にした。けど、もう全て終わりだ。人殺しになった
未来に希望は無い。だから、自分もこの世を去る。
母さんは、何もこの事は知らない。さようなら。」
加害者が既に死亡すると言う、異例の事件で終わる。
テツオも、たまたま歌仙とレイカの3人で、テレビに流れる事件を
観ている。
テツオ「あれっ!?この人物ってキョウイチ君とヨシタツ。このヨシタツってまさか、ノブトのーー!?」
レイカ「本当だぁ〜〜!息子の尚、ノブトについては
行方知れずとか言ってるぅー!!」
歌仙「テツオさん!?カイト君きっと、上手くやってくれたのね!」
テツオ(あれ?けど、これ・・・カイト君に頼んだやり方じゃないぞ?
もしかして、変えざる終えない流れなってたか?
彼自身も無事だと良いが。頼むっ!逃げ切ってくれ!?)
一方で、カイト君に関する証拠は、キョウイチが死ぬ前に上手く隠していて、警察もその事実に気づく事は無かった。
そして、その後のカイト君はと言うとーーーーーー・・・。
マネージャー「カイト君っ!?今日のドラマの役をよろしくね!」
カイト「あっ、マネージャー。今行きます!」
彼の夢だった、ドラマの仕事をしている。
テツオ達はと言うと・・・。
テツオ「レイカー?カイト君が出るドラマ、始まったよ?」
レイカ「待ってー?今行くぅ〜!!」
歌仙「3人で観ましょう!」
END
因みにキョウイチがヨシタツを銃で死なせていない場合は、
ロープを解かれたヨシタツが、まずノブトを守れなかった罪だとかで
キョウイチを撃つ。そして、テツオに加担した罪でカイト君も撃つ。
その後は、トス家に復讐するべく
テツオが朝の仕事へ行く時間を狙って、出てきた所を
袖で隠した銃をテツオに向けて、「騒ぐな。言う通りにしないと撃つ。
家の中に入れ。」
っと脅して、トス家の中に侵入した後、歌仙とレイカも1箇所に
集めさせて、カイト君の件やノブトが殺された件も知ってる
と説明して、4人でしばらく会話を交わすが
ヨシタツの目的は、「復讐だ」と言い3人をその場で射殺。
最後は、ヨシタツも自分を撃って倒れる。
っという流れの完全バッドエンディングになってた。
引き続きも、マイホームヒーローの設定を変えたまた
違うカイト君ヴァージョンになります。
登場人物紹介
@トス テツオ
Aトス レイカ
Bトス 歌仙
C麻取 ヨシタツ
D麻取 ノブト
Eキョウイチ
Fカイト(オリキャラ)ノブトの替玉役をする。
Gしずく(オリキャラ)カイト君の高校の同級生
H麻取の部下達
注意点・原作には無い親子間BLあり。苦手な方は、
読まない様に。
では、始めます。
マイホームヒーロー・〜カイトヴァージョン〜
キョウイチ「いいか・・・?後、一週間過ぎても、ノブトさんが
見つからなかったら、お前ら家族を皆殺しにする。分かったな?
その間だけ、手を組む。」
キョウイチとテツオ。2人がいるのは薄暗い、建物の中。
テツオ「(どうして、こうなってしまったんだろう?全てはあの日から、始まった。)分かりました・・・。(娘のレイカが付き合ってるノブト君を、死なせてからだ。
そのノブト君が、闇組織側の息子さんで・・・)」
回想
ノブト「クソっ!あのレイカぁ!?死なす!始末してやる!」
テツオ(!れ、レイカを死なすっ!?)
たまたま、レイカの家の部屋のクローゼットに隠れていた私はーー・・・
レイカを守る為に、ノブト君をこの時死なせてしまった。
「パタッ(ノブトが血を流して、床に倒れる音)」
回想終了。
そして、今この組織の男・キョウイチに私は、ノブトの件で疑われている。何としてでも、疑いを逸らさないとっ!!
家族皆、死んでしまうかもしれないっ!
この残りの一週間、全てを賭けよう。
キョウイチ「ちゃんと、携帯は手元に持って、いつでもこっちの
連絡は、受け取る様にしろ!」
テツオ「はい。」
その後、場所は代わり、テツオの自宅。
家には、妻の歌仙と娘のレイカ達が待っている。
テツオが、部屋の中に入ると。
レイカ「父さんっ!?ど〜したのその頭っ!!」
歌仙「貴方っ!?」
テツオ「ちょっと〜転んじゃって。(よし、後はホワイトボードで
言葉を書いて、伝えよう。)」
妻の歌仙とレイカにも、既にノブトを死なせた件は、伝えている。
ホワイトボードの内容を見た2人は。
歌仙「(組織の連中にやられた!?)」
レイカ(パパっごめん!)
一度前に、この家から盗聴器を見つけてからは、盗聴の恐怖に怯え
それ以降、ホワイトボードでの会話になった。
ホワイトボードに更に追加して《私の携帯も、盗聴されている。》
テツオ(聞かれたくない内容は、こっち。)
ホワイトボード《頼む!レイカ?今から、私の言う通りの行動を、起こしてくれ!》
レイカ(分かった!元はと言えば、私のせいだしなぁ〜。)
次の日、1日目。ここは、レイカの部屋。
レイカ「(えっと、まずはコレ〜!)」
レイカは、自身のスマホのネットにて。
ネット投稿内容《個人のムービーに、出てくれる役者さん募集!
主に、このイラストの主人公に、顔が似てる人。
出演してくれる人には、高い金を支払うよ!》
そのイラストは、ノブトの顔に似ている。
レイカの投稿内容に、心惹かれたのがノブトに顔が似ている
役者を目指して、頑張っているカイト君だった。
カイト(ギャラ高めかぁ〜。悪い話じゃないな。役者の仕事を目指してる
ものの、両親には迷惑かけてる。高めのギャラ貰えんなら、やりたい!
母さんにも渡せる。)
カイト以外にも、ノブトに顔が似ている10名ぐらいが応募してきた。
待ち合わせ場所は、レイカの家の近くにあるカラオケ店。
レイカ「ごめんねー。こんな場所で、オーディションして。
もっと、更に1名に絞りたくて。」
レイカは、その10名を自分の知る、カラオケ店に呼び集めた。
そこで、背も血液型も顔もソックリな、カイト君が選ばれる。
レイカ(声とか、歩き方は似てないけど、10名の中ならダントツ!
見た目なんか、双子!)
二日目、レイカは自宅にカイトを呼んだ。
ホワイトボードで会話中。
レイカのホワイトボード《パパ、見て!カイト君って人に決まったよ!》
カイト「どうも。」
テツオのホワイトボード《よくやった!レイカ!ノブトにソックリだ!》
テツオ「レイカの友達なんだって?よろしく、寛いでいって。」
カイト「はい。」
テツオは、キョウイチに怪しまれない様に、嘘の情報を伝える。
すぐにリビングの方に行って、レイカとカイト君とは距離を取る。
歌仙「レイカちゃんも、男友達が出来る年頃になったのね。」
テツオ「邪魔したら、悪いからそっとして置こう。」
歌仙「そうしましょう。」
レイカは、自分の部屋にカイトを招きいれる。
ホワイトボードで、更に会話は続く。
レイカのホワイトボード《ここで、カイト君に頼みがあるんだ。
この、オーディションって本当は、嘘なの。》
カイト(え?嘘?)
レイカのホワイトボード《うん、本当はね、カイト君には
ノブトって人を、演じて欲しいの。ノブトって人に、成りすまして生きて
欲しいの!》
カイト(何で?その、ノブトって誰だ??)
レイカのホワイトボード《ノブトは、付き合ってた彼氏なんだけど
ある日、消えちゃって。そのせいで、私の親が彼氏の組織から
疑われて、家族3人今、ピンチなの!
ノブトが現れてくれないと、最悪「始末」って状態なの!》
カイト(!始末?)
レイカのホワイトボード《警察じゃあ、助けてくれそーに無いし
もし、カイト君がノブトに成りすましてくれたら、その分のギャラは
毎月35万、振り込むから!だから、お願いっ!》
カイト(35万・・・。普通に役者の仕事しても、俺だとそんなに
貰えない。)
カイトは、手をグーにして承諾した。
三日目。
レイカは、カイトと外で会っては、延人の情報を伝えて
色々とレクチャーする。
レイカ「延人の歩き方はねー、こう!」
カイト「特徴的ですね・・・。」
レイカ「後〜、カイト君の声より、延人の声はもうちょっと太め!待って、延人の声を携帯で、撮って置いてるの。この声!」
カイト「!勉強になる・・・。」
カイトは、小さい頃からキャラに成りきるのが
好きな子だった。
カイト「役に成りきるのも、声を真似るのも得意です!」
レイカのお陰で、カイトは延人に完全に、似てくる。
レイカ「延人がよく好んでた服も、カイト君にプレゼント!最後、いなくなった時に、着てた服だよ!」
カイト「ありがとうございます!髪型は、どうしますか?」
レイカ「そーだね!延人に近づけよっか?」
カイト「はい!」
そして、完成したのがーーーーー・・・。
レイカ「いいね、いいね!完っ全に延人!?」
そして、四日目。
カイトは、自分の自宅を訪れると、親に嘘をつく。
カイト「母さんっごめん!友人の借金を背負わされちゃった!迷惑かけたくないから、このまま逃げて、消える!
本当っごめんっ!」
カイト母「借金!?どれくらいの?」
カイト「ご、5000万。」
カイト母「そんなにっ!?」
カイト「母さんには、迷惑かけたくないから、俺が逃げたって事にしておいて!」
カイト母「いつ、戻るかも分からないの?」
カイト「今は、分からないっ!ごめん!もう行くからっ!」
カイト母「カイトっ!?カイトーーーーーっ!!」
延人になって生きる為、何もかもを捨てないと
いけなかった。
カイト(後は、友人か。)
メールでも、母に話した内容と同じのを送る。
中には、心配してくれて「金貸そうか?」の声を
くれる者もいた。
カイト(ありがとう!皆。こんなに優しい友人に囲まれて、幸せだなぁ〜。でも、延人になって生きるには、
もう、いない事にしないといけないんだ。
だから、もう・・・。)
そして、五日目。
ここは、ヨシタツの自宅。
家の前には、組織側の待機組と呼ばれる面々が
車の中で見張っている。
部下1「ん?あれ・・・延人さんじゃないっスか?」
部下2「本っ当!延人さんっ!?」
部下1「でも、何かウロウロしてて、変じゃないっスかね〜?」
待機組とは、分かりやすく言うと、ヨシタツの身の安全を見張る係りの事。
部下1「とりあえず、家の中にいる麻取さんに
メールだ!」
メールの内容「ノブトさん、家の前でウロウロしてるっスよ。あ、今チャイムを鳴らしてます。」
「ピンポ〜ン(麻取の家の、チャイムが鳴る音)」
メールの返信「本当にノブト?今、外に出る。」
「カチャ(ヨシタツが玄関のドアを開ける音)」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「と、父さん。」
ヨシタツ「!その声、その顔!?のっノブトだ!!
ノブトォ〜〜〜〜〜〜!」
中へと、招き入れる事に。
リビングのテーブルと、椅子の所で話し合い。
ヨシタツ「ノブト、けど何で?消えてたの?」
電話もメールも、どうして返信してくれなかったの?」
カイト「・・・・記憶、失くしてた。」
ヨシタツ「えっ!?それって、記憶喪失っ??」
カイト「何も分からなくてなってて、自分が誰なのかも。何処に、住んでたのかも。」
「ガチャ(ヨシタツの玄関が開く音)」
キョウイチ「麻取さんっ、今戻りました!」
ヨシタツ「キョウイチ君、お疲れ。」
キョウイチ「ノブトさんが、戻って来たって話は、本当ですか!?怪しいのは、あの鳥栖家だと思ってたんですが。」
ヨシタツ「あ〜、もう。その件は、いいよ〜。だって、ノブトは戻って来たから。」
カイト(ノブト)が話した、内容はこうだ。
いきなり、記憶が失くなっていて。(レイカと同棲してる家にて。)
カイト「あれ、俺誰だっけ?ここ、どこだっ!?他人の
家っ?俺の家じゃないなら、他人の?やばいっ!早くここから、出ないとっ!
よくよく、見たら女住んでそうな部屋じゃねーか!?とりあえず、外に出っ・・・!(いや、待てよ?俺がここの住人じゃねーなら、そのまま表から出るのは、マズイか。窓からだ!)」
彼は、窓から外に出る。
見張っていたキョウイチからは、その窓は見えない場所にある。
外に出たノブトは、しばらく歩いてると、携帯と財布に気づく。
カイト「はっ!あれ?俺、携帯持ってる?だけど、誰のだ?まさかっ!?さっきの部屋の女の?俺が盗んだみてーじゃん!やべっ!警察に捕まる!?」
身に覚えが無かった為、他人のだと思い込み、川に捨てた。
カイト「捕まんのだけは、勘弁だぜ〜。」
「ドボン(携帯を、川に投げ捨てる音)」
その時に、財布から現金だけを抜き取って、財布だけ川に捨てた。
カイト「もしかして、俺・・・他人の女の部屋に、盗み目的で入ってたのかー?マジでヤベ〜所だった。」
どこが、家なのか?分からないまま、彷徨いながら
ホームレス状態。
財布から、抜き取った金で、空腹を満たす。
それから、五日目。
少し、記憶が戻る。
カイト「思い出したっ!俺は、麻取ノブトだ!!
で、後・・・父さんは、ヨシタツだ!顔も分かる。
住所も、思い出した!よし、記憶頼りに行ってみるか。」
回想終了。
カイト「それで、ウロウロしつつも、戻って来たんだ。」
キョウイチ「って事は、ノブトさん?もしかして、レイカの件も、忘れてます?」
カイト「!れ、レイカ?誰だ、その女・・・。」
キョウイチ「・・・覚えてませんか。(レイカの件を、覚えていないなら、計画は、台無し。レイカから、金取る件も潰れた。)」
カイト「てか、あんたらがまず、誰だよっ!?」
キョウイチ「覚えてないんでしたねー。ノブトさん?
初めまして、キョウイチです。
麻取さん、ノブトさんを病院で診てもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
カイト「!何でっ!?別にどこも痛い訳じゃねーし!
ホームレス生活で、疲れてるし!?それに、行った所で記憶は、戻る訳じゃねーんだろ!?」
キョウイチ「確かにそーですが、どこか悪くしてないかだけでも・・・。」
カイト「しつけ〜な!?誰とも会いたくねーし!外に出たくねーんだよ!?一人にしてくれっ!?」
ヨシタツ「キョウイチ君、他の皆?もう、今日は帰っていいよ。ノブトには、無理して欲しくない。」
キョウイチ「分かりました。早く、ノブトさんの記憶・・・戻るといいですね。」
ヨシタツの家から出たキョウイチは、自身の車に戻る。
キョウイチ(ただ、あの鳥栖家の奴ら、特に親2人は
怪しかった。何かを隠している。ノブトさんが記憶喪失になったのは、あのテツオって奴のせいじゃあ?
あの日、2人は会って喧嘩になり、ノブトさんは、壁に頭を打ちつけ、そのせいで記憶喪失になったんじゃないか?それを、アイツらは隠したくてーーーー?
っと言っても、戻って来た以上、深く首は突っ込めない。鳥栖家からは、離れるか・・・。)
その頃、鳥栖家はーーーー。
テツオ「ついに、ついに!キョウイチからね、ノブトが見つかったから、もういいってメールきたよ〜〜〜〜!!」
歌仙「やったじゃない!?テツオさん!」
レイカ「やったね〜パパ!!カイト君が、上手く演じてくれてるんだね?ちゃんと、お金は振り込んで置いてねー!?」
テツオ「大丈夫だよ!レイカ、ちゃんと振り込みしといたからっ!」
鳥栖家は、ノブト殺しの疑いから、開放されて幸せムードに!盗聴される心配も無くなり、嬉しそうだ。
その頃、ノブトのフリをしているカイトは。
現在、ノブトの部屋にて。
カイト「ここが、ノブトの部屋か。初めて入った。」
カイトは、レイカからの情報で体に、タトゥーで彫った
ホクロも、本人と同じ位置にしてある。
カイト「よし、ノブトさんの好みのパンツとか、この部屋で知ろう!服の好みも、何から何まで同じに。ノブトにもっと、近づくんだ!」
しかし、その夜。(ここから、BL注意)
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜?こっちへ来なさ〜い。」
カイト「何だ?もう、寝る時間なのに。(部屋に呼ぶとか、何かあんのか?でも、行かないのもあれか。)」
ヨシタツのいる寝室にやって来た、カイト。
ヨシタツ「こっちこっち!布団に入りなさ〜い。」
カイト「(何で?布団に?)」
そこで、カイトがされたのは衝撃な行為だった。
カイト「(はっ?こんな事、俺の父親だってしなかった!ここの家では、それが普通なのかよ!?聞いてないよー!)」
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜〜!」
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
行為終わり後。
カイトは、反発した。
カイト「父さんっ!?俺、もうい〜大人だぜ!?そーいう事、しなくていいからっ!」
ヨシタツ「何言ってるの〜?ノブト。親にとっては、いつまでも子は、子だよ〜?親が子供に教えるのは、義務だから!父さんは、悪い事してないよ?ん?」
カイト(え?自分が悪い事したって、自覚もねーのか?んなら、伝わらねーじゃん!)
次の朝。
カイト(ここの家の親、異常者じゃねーか!?そういえば、そーいう人程、自分のおかしな面に、気づかないって言うよな。こんな、父親と住んでて、本人はおかしくならなかったんだろうか?それか、麻痺してて普通って思ってたのか?)
ヨシタツ「ノブト〜?ノブト〜?朝ご飯だよ〜?」
「コンコン(ノブトの部屋のドアを、ヨシタツがノックする音)」
カイト「いや!一人で食べるからいい〜〜〜!」
ヨシタツ「朝ご飯くらい、2人で食べよぉ〜、ノブト〜?」
カイト(ノブトの父親って、ほぼウゼェ〜!)
リビングへとやって来て、テーブルの近くの椅子に
腰掛ける、カイト。
もう、朝食の準備はバッチリ。
ヨシタツ「ほらほら?ノブトの好きなの、用意したよー?」
カイト「(す、好きなの・・・?)」
ヨシタツ「あれ・・・?どうしたの、何だか嬉しそうじゃないね。」
カイト「覚えてる記憶情報で、好きなもんとか忘れてんだよ。ほら、記憶が一部しか、戻ってねーから。
けど、俺の為にわざわざ、ありがと!気持ちは、嬉しいよ。父さん。(これで、ノブトの好みも覚えれる。逆にラッキーか?)」
ヨシタツ「じゃ、ノブト!父さん、仕事してくるから!?家でのんびりしてるんだよー?」
カイト「分かった、いってらっしゃい。父さん!」
「バタン(ヨシタツが家から、出て行く音)」
カイト(はぁ〜、やっと一人になれた。でも、ん?
窓の外!?車が待機してる!人乗ってるし。家の前には、見張りいんのかよ!マジでうぜぇ〜!?下手にどっか行こうもんなら、バレるか。)
その間、色んな部屋をグルグルと回って、カイトは調べていた。アルバムを、ヨシタツの部屋にて、見つける。
カイト(これか!?ふ〜ん、母はこんな人か。でも、何で?今はいないんだ??別れたのか?
別れた原因って、何なんだろう?ここの家族ーーーー。)
ヨシタツと、夜ご飯をしてる時に、聞いてみた。
カイト「どうして、母親っていないんだ?」
ヨシタツ「出てった。」
カイト「何で・・・?」
ヨシタツ「ノブトとの仲に嫉妬して?息子が出来てから、ノブトしか可愛がらなかったからね!」
カイト「えっ?」
ヨシタツ「不器用な人間だから、両方愛するとか
出来ないタチでね。」
カイト「!?」
ヨシタツ「それこそ、夜のノブトとの営みを、妻は知っていた。女としての立場すら奪われたと思って出て行ったよ!」
カイト(!普通〜、そんな家庭ねーだろ!?やっぱ、この父親が異常だよな。もしかして、初めから同性愛者?)
ヨシタツ「ノブトは、離れていかないよね〜?」
カイト「・・・あぁ。」
ヨシタツ「良かったぁー!ノブトまで、失ってしまったら、何も無くなるんだぁ〜。ノブトさえ、いてくれれば幸せだぁ〜!」
次の日も、カイトはヨシタツの部屋を調べる。
カイト(おっ!?ムービー出てきたっ!もしかして、これに生きてるノブトさんが?)
ムービーを、作動してみると。
カイト(やっぱり、ノブトさんだっ!?でも、何かこれ、映ってるの、ノブトさんばっか!?)
それだけ、ヨシタツがノブトばかりに、関心を寄せていたかが分かる。
カイト「ん?(このムービーも、ノブトさんのか?)」
カイトは、色んなのをチェックしてみるが、その中には
もっと、ショッキングなものまであった。
そこには、ノブトとの営みすら、映っていた。
カイト「!営みのやり方を、小学生のノブトに教えてんのか!?やべーよ、これ!相手、小学生だぜ!?何なんだよ!この父親!?さすがにもう、観るのは止めよう!」
ムービーから、得た情報で更に、カイトはノブトに、似せる。
カイト「少し、記憶・・・思い出した。飼ってた犬いたよな?」
ヨシタツ「あー!思い出したんだねー?ノブト!?
そーだよ!犬プレゼントしたんだ!ノブトには、友達が出来なかったから。」
カイト「え?何で友達出来なかったんだ?」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままの子供だったから。それ以外のクラスメイトの奴らは、ルールで躾けられた子供達だった。ノブトだけが、違うって理由でアイツらは、イジメてきたんだ!家族なら、ありのままのノブトを愛せるのに!?クラスメイトの奴らは!?愛せないからって理由だけで、ノブトを虐める野蛮な奴らだ!!気にしなくていいんだっノブト?」
カイト「!」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままだっただけで、
悪い事なんてしていない!受け入れられない奴らが悪いっ!」
カイト(何言ってんだ?この父さん。自分の異常に気づけてない。色んな親子の形があるんだろうけど、俺には理解不能だ。)
ヨシタツ「ありのままのノブトには、『価値』かあるんだよ〜?周りの奴らは、そんな『価値』の無い自分を、認めたくないだけだよ!」
それから、1年の月日が過ぎた。
ヨシタツ「ノブトぉ〜?そろそろ、どぅ〜?外に出る気はない?父さん、ノブトの事は、愛してるけど。
さすがに死んだら、ずっとは、守ってあげられない。
父さんいなくても、ノブトには、仕事して生きれる様でいて欲しい。」
カイト「!」
ヨシタツ「大丈夫だよ!?ちゃんと、ちょっとずつ教えるから。父さんのそばにいて、覚えていけばいいんだ!」
カイト「わ、分かった。」
ヨシタツ「キョウイチ君にも、頼んでノブトの出来ない事は、カバーさせる様に言うからね!」
カイト「あっ!そーいえば、父さん?護衛用の銃って、俺も、持って置きたいをんだ。」
ヨシタツ「ん?」
カイト「やっぱ〜、万が一・・・命を狙われないとも、限らないし。俺、殺されんのごめんだ。」
ヨシタツ「大丈夫!その為に、ノブトのそばに常に、待機組を、スタンバイさせてるから!」
カイト「いや、そ〜いうんじゃなくて!!気持ち的に、銃が手元にあった方が、安心感あんだろ?」
ヨシタツ「あーーーー、そう。分かった。ノブト用の銃、持たせて置くから!後で、用意して渡して置く。」
次の日。場所を移して、アジトにて。
ヨシタツ「キョウイチ君。君が、ノブトのそばで教えてあげて。仕事のやり方を。」
キョウイチ「分かりました。ノブトさん、よろしく、これから。」
カイト「おぅ。」
キョウイチ「そーいえば、ヨシタツさんから、頼まれてた銃です!ノブトさん、どうぞ。」
カイト「ありがと・・・。(この銃があれば、バレた時にそん時に・・・!!)」
カイト(父さんは、電話で何してるんだ?詐欺の話?)
キョウイチ「ヨシタツさんの仕事ぶり、いいものです。ノブトさんは、どれから出来そうか。覚えてしまえば、簡単ですよーーー?」
今日は、仕事を少し覚えて終わり、ヨシタツの自宅にて。
カイト「父さん、風呂入ってくる。」
ヨシタツ「あぁ!」
ノブト(カイト)が風呂に入ってる間、ヨシタツはーーーーー・・・。
ヨシタツ(そーいえば、ノブト引きこもってて、部屋の掃除していないなぁ〜?よし、片付けるの手伝おう!)
部屋に入って、掃除をしているとーーーー。
ヨシタツ「ん?何だ、これは?」
引き出しを開ける。
その中にはーーーーー。
ヨシタツ(これは、身分証!?名前、カイト?え?
これって!!?)
カイトは、風呂からあがる。
カイト(ふぅ〜〜〜、やっぱり、銃があるってだけで、心的に安心だなぁ〜。何か、襲われてもこれさえ、あれば・・・・・。)
カイトが、風呂場から、出ると廊下には、ヨシタツが
立っていた。
カイト「あれ・・・?父さん。どうしたの?そんな所で、立ち止まってーーー・・・。」
ヨシタツ「・・・・。君、ノブトじゃないの?」
カイト「えーーーー?」
ヨシタツ「カイト君。何で、ノブトに成りすましてるの?」
カイト「(ば、バレたぁーーーー!?こ、こ〜なったら!?)」
「スッパァ〜ン(カイトが銃を取り出し、ヨシタツに向けて発泡した音)」
ヨシタツ「の・・・ブと・・・・。」
「パタ(撃たれたヨシタツが、床に倒れる音)」
カイト「ごめんっ!麻取さんっ!?貴方に罪は、無いけど俺ーーー今、バレる訳にはいかないんだっ!ごめんっ!!(どうしようっ!?こんな早くっバレる訳無いって、思ってたけど、バレたっ!)ひ、ひとまずー、外に出て逃げよう!?」
「ダッ(カイトが、ヨシタツの家から、外へ出て走り去る音)」
外には、待機組の部下達。
部下1「あれーー?あれ、ノブトさんっスね。何処に出かけるんだ?麻取さんと、メール繋がんないっス。中入ってみるかー。発砲音したよ〜な?」
部下2「!?ま、麻取さん!?死んでる!まさか、ノブトさんに殺された!?」
部下1「おい、どうする?このまま、ノブトさんを警察に調べられたら、警察に俺らの捜査までされる羽目になる。」
ヤバいと思って、彼らは麻取さんの死体を
運ぶと、車に乗せて山へ行き、地面に埋めて、事件にしない様にする。
それから、2日後。
アジトにて。
「カチャ(カイトが、アジトのドアを開ける音)」
部下1「ノブトさんっ!?戻って来たんスか?」
部下2「何で、父さんであるヨシタツさんをっ!?」
カイト「ちっ違うんだっーーーー!大変な事になっちまったーーー!」
部下1&部下2「!?」
カイトが皆にした話は、こうだ。
また、記憶喪失になってしまった。
カイト「ど、どこだっ!?ここ!」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「誰だよっ!」
ヨシタツ「また、記憶失くしちゃったのー?君は、ノブトで、こっちは父さんだよ。落ち着いて・・・。」
カイト「そんな記憶ねー!嘘つくなよっ!?まさか、俺を監禁してる!?」
ヨシタツ「何言って!?」
「がしっ(ヨシタツが、暴れるカイトの肩をつかむ音)」
カイト「外に出るーっ!外にーっ!?」
ヨシタツ「待ちなさいって!」
カイト「離せ〜〜〜っ!!」
暴れながらも、銃を所持していると気づいたカイトは。
ヨシタツ「のっ、ノブトっ!?や、やめて・・・の・・ぶと・・・。」
カイト「俺は、ノブトじゃない・・・!そんな、名前の記憶なんてねー!」
「パァ・・・ン!!」
回想終了。
キョウイチ「では、ノブトさん本人としては、殺したかった訳では、無いと・・・?」
カイト「後から・・・記憶戻って、怖くなって逃げた。
けど、やっぱり、皆には真相を話して置かないとって思ってーーーー!
父さんの事っっ、ショックで訳分かんなくてっ!どうしたらっいいのかも!?
なぁ・・・?俺やっぱり、自首しようかなぁ?
警察に。」
キョウイチ「ノブトさん、殺したくて殺した訳じゃ無いなら、自首すればヨシタツさんが、悲しみます!
それは、止めて下さい!代わりにヨシタツさんのいた
ポジションを貴方がやるべきだ。
それが責任と言うものでしょう。いなくなった分の穴埋めは、貴方が果たして下さい!」
カイト「わ、分かった。組織の為に頑張るよ。(俺としては、ノブトに成りすますより、刑務所にいる方が安心なのになぁーーー?)」
それから、半年経ち、ノブトは組のトップになっていた。
キョウイチ「ノブトさん、新しく仲間が、入って来ましたよ?」
カイト「ん?誰だ?」
しずく「しずくです!」
カイト「!(えっコイツってーーー!?俺の高校の時の仲いい〜、しずくじゃんか!?知り合いキターーーー!)」
しずく「貴方が、リーダーのノブトさん?あれ、何か・・オレの友人に、顔が似てる様な・・・?」
カイト「あっ?誰が似てるって?俺は、ノブトだ!」
しずく「あ!すいませっ・・・声とか、髪の色は
違うんで、気にしないで下さい!!」
キョウイチ「?」
次の日。
カイトの母親の住んでいる家の前に、しずくの姿があった。
しずく(カイト、そーいえば元気にしてるかなぁ〜?久々に家に来た。)
「ピンポーン(しずくが、家のチャイムを鳴らす音)」
しずく「あれ?カイトの母さん?久しぶりです、しずくです。」
カイト母「あ、カイトと仲の良かった?」
しずく「久しぶりに、カイトに会いたいなって。」
カイト母「カイトは、いません・・・・。」
しずく「え?」
カイト母「正しくは、理由あってもう、帰って来ません。」
しずく「どうして?」
カイト母「理由は、言えないの。ごめんね。」
しずく「わ、分かり・・・ました。(久しぶりに顔見たかったな。カイトーーーー。今、どこにいるんだろう?
会えないのかな、もう?)」
その頃、カイトはキョウイチと、二人っきり。
キョウイチ「ノブトさんーーーー・・・、新入りのしずくとメールで、連絡が繋がりません。組のルールとしては、いつ、誰と会うか?何処に行くか?伝える掟があります。しずくに、伝えた方がいいですよ。」
しずくが戻って来た。
カイト「しずく?ちょっと、今日の夜、飲みに行こうぜ?一緒に。俺の奢りだ。」
しずく「ノブトさん?ありがとうございます。」
カイト「あ、キョウイチは、来なくていいぜ?2人で話したい。」
キョウイチ「分かりました。」
ファミレスにて。
カイト「なぁー?しずく、お前今日、何処に行ってた?
もうちょっと、組に入ってるって自覚しろよ?
どこ行くなら、「◯◯に行きます。」誰と会うなら、「◯◯に会います。」って、メールぐらいよこせ。
もう、お前一人の問題じゃなく、チームの問題なんだぜ?」
しずく「はっ、はい!すみません!今度からは、そーします。」
カイト「で?今日って、どこ行ってたんだよ?一応、リーダーとして、知った置きたい。」
しずく「・・・久しぶりに、高校の友人の家に。けど、母親は出たけど、本人はいないって。」
カイト「(え?)ま、まさかそれって、俺に似てるって言ってた奴の所!?」
しずく「はいっ。でも、何故いないのかは、話してくれませんでした。」
カイト「あのな!もう、フツーの奴らと関わるなっ!?
俺らの組に関わってる以上、俺らだけと交流するんだよ。そもそも、ルールに従えねーなら、こんな組にいない方がいーぜ?他の所に行っちまえ!何でここに来たんだ!?」
しずく「・・・とある、友人に借金を、背負わされちゃって。そんな、大金返せない。こーいう、悪い世界に足を踏み入れたら、その方がすぐに、大金も返せるかな?って思って。今の俺には、居場所なんて無い。」
カイト「(しずくーーーー。)そ、そーいう事か。
なら、しんどいな?これから、力を合わせて、頑張って行こうーぜ?」
キョウイチは、アジトにて考え中。
キョウイチ(ノブトさんって、本当にノブトさん本人なんだろうか?前々から、気になっていた。
やったら、病院に行くことは、拒絶していた点。
少し、おかしい所がある。半分、信じたいが。
半分、疑っている。このまま、もやもやしまくるのは、微妙だ。そうだ、DNAを調べたら、本人って分かる。
一か八か、やってみるか。
本人だって、分かれば分かったで、その方が安心だ。)
キョウイチは、カイト(ノブト)を呼び出す。
キョウイチ「ノブトさん、酒持って来ました。一緒に呑みません?」
カイト「ん?あぁ。皆は、どうした?他の奴らは?」
キョウイチ「詐欺電話や、詐欺メールかける仕事してます。忙しいんで、2人で呑みましょう。」
「チョロチョロ(キョウイチが、酒を注ぐ音)」
「ゴクンゴクン(カイトが、酒を呑む音)」
キョウイチ(よし、呑んだ。これで、DNAを!怪しまれない様に、俺も呑んでーーー・・・。)
「ゴクンゴクン(キョウイチも、酒を呑む音)」
カイト「ふぅ〜、少し酔ってきた。」
キョウイチ「後は、俺が片付けます。ノブトさんは、休んでいいですよ?(よし、これを病院に持って行けば!DNAを、調べてもらおう!)」
「スカァ〜スカァ〜(カイトが酔って、眠っている音)」
そうとも、知らずカイトは、寝ていた。
その後、検査の結果が出て・・・。
キョウイチ(・・・ノブトさんのDNAと、一致しない!?全くの赤の他人っ!?嘘だろ、嘘だ。俺は、信じたかった。けど、これじゃ1〇〇%も、信じられない。
誰なんだ?アイツーーーー?
何で、わざわざ、ノブトさんに成りすましてる?
あの男が、ノブト本人を死なせて、ノブトに成りすましてる犯人なのか?何の為に??ノブトさんの知り合いには、いなかったはずーーーーー・・・。)
キョウイチは、他のメンバーである
5人にも、その話を伝える。
キョウイチ「ノブトさんは、本人じゃなかった。」
部下1「えっ!?じゃあ、誰っ??」
キョウイチ「いや、誰かまでは、分からない。ただ、その為にこれから、皆で聞き出すんだ。」
部下2「どうやって?」
キョウイチ「今の偽物は、銃を所持してる。まず、こっちは、5人で銃を向けて、偽物を脅す。「本当の事を言ったら、撃たない」とか言って。
まぁ、勿論そんなのは、真実を聞く為の嘘だが、場合によっては、ノブト殺しの犯人として、死んでもらおう。」
しずく(嘘・・・だろーーー?あれが、ノブト本人じゃなかったって事は、まさか・・・カイト?
ありえる!だから、会いに行っても居なかった。
カイト・・・だったのか?カイトーーーー・・・。)
キョウイチの話を聞いて、しずくだけが顔面蒼白になっていた。
そして、キョウイチ率いる、5人のメンバーで
カイト(ノブト)の元に。
キョウイチ「ノブトさん、話があります。」
しずく「・・・・・。」
カイト「ん?何だ、皆して?」
「ジャカ!(5人が拳銃を、カイトに向ける音)」
カイト「!何だよっ!?皆して!誰に対して、銃を向けてんのか、分かってんのか!?」
キョウイチ「貴方が、ノブトさん本人じゃ無いからですよ!?分かってるんです。DNAで!」
カイト「DNAっ!?何でっ!?」
キョウイチ「酒を一緒に呑んだ時ですよ。その時に、調べてました。」
カイト「キョウイチっ!?テメェ〜〜〜〜!」
キョウイチ「教えて下さいっ!何故、ノブトさんに成りすましているんですか!?目的を教えて下さい!!」
カイト「(クソ!もう少しだったのに!?・・・こんな所で、せめて言うくらいなら、悔しい〜から、何も言わず死んでやる!?)」
「チャカ(カイトが、銃を自身の米噛みに向ける音)」
キョウイチ「何してるんだっ!?まさか、死ぬ気か!?待て!真相を言ってから、死ーーーーっ!」
「バンバン(銃が、キョウイチを貫く音)」
キョウイチ「!えっ・・・?」
しずく「うっ・・・・。」
部下1「しずくーーーー!?何で、お前?」
しずく「〜〜〜〜〜っ!」
部下2「味方を撃ったのか?今ーーー?」
部下3「え?」
カイト「こ〜なったら!」
「バン!バン!(カイトが持ってた銃で、部下を撃つ音)」
部下1「うっ!」
部下2「あー!」
撃たれた部下は、しずく以外
倒れてゆく。
カイト「逃げんぞっ!?しずくっ!」
しずく「カイト・・・!」
カイト「表は、駄目だ。待機組がいる!裏の出口から、逃げんぞ!来いっ!?」
2人は、裏口から外へと、逃げた。
一方で、外の待機組も、銃の音に気づき様子を見に来る。
待機部下1「おい!音したよな?銃の。今、中から?」
「ガチャ(部屋の扉を開く音)」
待機部下2「おい!皆!?」
待機部下1「何があった!?」
待機部下2「あれ?ノブトさんと、しずくの2人だけ
いない?」
待機部下3「前にも、こんな事ありませんでしたか?」
待機部下1「もしかして、ノブトさん
また、記憶喪失になったんじゃあーーーー?」
待機部下2「ありえる!それで、父さんを死なせた時あったし。って事は、記憶戻れば、帰って来るかも?」
待機部下3「何で、しずくはいない?」
待機部下1「あれだよ!しずくを人質に使ったんだ。
しずくで、脅せば周りは、ノブトさんを撃てない。」
待機部下1「今も、一緒にいるのかーーー?2人は?」
その頃、2人はーーーー。
しずく「カイト!?カイトなんだろ!?何で、他人になってーーー??」
カイト「ごめん!詳しくは、言えないんだ!」
走りながら、会話をする2人。
しずく「どうして!?」
カイト「言えないのがルールだから!もう、カイトなんて捨てたんだよ!俺はっ、カイトなんかじゃないっ!!
もう、忘れてくれよ!そんな奴ーーーーっ!お願いだからっ!」
しずく「何で?そんなに自分をっ?捨てるだなんて。
前のお前なら、そんな言葉を言わなかったのに!?
お前、誰かに洗脳でもされてんのか!?ノブトになれって?おかしいだろ!こんなのっ・・・。」
その後、二日間は、ニ人でフラフラとした後ーーーー。
カイト「しずく、戻んぞ。いい方法を考えた。」
しずく「え?」
カイト「今から、俺の話を聞いてくれ。
多分、上手くいく。それでーーーーー。」
キョウイチと、撃たれた残りの三人の部下は、死亡。
だが、待機組のメンバー達は、それでも事件をもみ消した。
四人の死体を、山に埋めたのだ。
何故なら、警察の捜査に協力したくないメンバーが
多いからだ。自分達も悪い行為をしているからだ。
因みに埋めた山は、彼らが所有している土地だったりもする。部外者は、入らない様にしている。
待機組の元へ、ノブトとしずくの二人は、姿を見せる。
部下1「ノブトさん!?」
カイト「・・・・。」
部下2「しずくもいる!」
カイト「ごめん。また、記憶喪失になって、混乱して撃っちまった。しずくを人質にしながら。俺は、また罪を。
今度こそ、自首するよーーー。」
部下1「え!?何言ってんスか!?責任取るなら、自首じゃないですよ!?ノブトさんっ?組織の為に生きるのが、筋でしょ!?」
カイト「そーだよな・・・。ごめんな。俺一人だけ、楽になろうとして。これからも、組織の為に頑張るよ!」
部下2「はい!そーして下さい!」
カイト「しずく?お前も、一緒に頼んだぜ?」
しずく「はい!よろしくお願いします!」
鳥栖家からは、35万が今も、振り込まれている。
カイトは、いずれはバレたとしても、このお金で遠くへ
行って、しずくと逃げるつもりだ。
今はまだ、バレていないから安心。
鳥栖家の三人も、日々幸せな時を、過ごしている。
それは、決して当たり前では無いんだと、それぞれが
実感しているーーーー・・・。
マイホームは、こうしてヒーローに守られている。
二人のヒーローによって。
完結。
続いての作品も、マイホームヒーローです。
作品設定の世界観と、登場人物紹介を先にします。
この作品は、ヨシタツにカイト君が、ノブトだと
バレた所から、展開が始まります。
登場人物紹介
@カイト(ノブトの替え玉をしている。)
A麻取ヨシタツ(ノブトの父さん。)
B鳥栖テツオ(犯罪に手を染めたノブト殺しの犯人。)
Cキョウイチ(ヨシタツの部下)
D男児(過去に、ノブトが、死なせた被害者。)
内容の投稿は、別の日にします。
ラストは、かなり原作とは異なる展開なのと、
BL表現も、含むので苦手な方は、読まない様にして下さいね。
楽しみに読んでくれている方には、感謝します!
読むのに、付き合ってくれて、ありがとうございます。
マイホームヒーロー・〜カイト編〜
今、ここは、ヨシタツの自宅。
廊下にて、ヨシタツと、ノブトに成りすましてるカイトが
、向き合う様に立ちつくしている。
カイト「(ヤバい!ノブトじゃないってバレたーーー。)
俺は、その理由は言えないんです!」
ヨシタツ「ノブトじゃなかったの、ショックだよ!ノブトだって、信じていたんだよ!?君は、ノブトの知り合いなの?
いや、そもそも聞かなくても、ノブトに成りすましてるって、変だよね。もしかして、もう、ノブトは死んでる?
そうなんだ。きっと、そうだねーーー。
だから、言えないんだ。」
カイト「あ、あのーーー?」
ヨシタツ「君、銃持ってたよね?殺してよ、君が。
もう、ノブトがいないんじゃあ、生きる意味なんて無い。君の手で、殺してくれたら、恨まないよ。
だって、君はノブトに似ているからね。もう、疲れたよ。ノブトを探すのはーーーー。こんなに探しても、いなかったんだから!」
「チャカ(カイトが、持っていた銃を、ヨシタツに向ける音)」
カイト「・・・・っ、で、出来ません!」
ヨシタツ「え?」
「ギュ(カイトが、ヨシタツをハグする音)」
ヨシタツ「!」
カイト「死にたいなんて、言わないで!確かに俺は、ノブトじゃないけど。一緒に生活してる内に、本当の親の様に思ってた気持ちに、嘘なんて無いんだ!
せめて、本人が戻って来るまでは、俺をノブトとして
可愛がり続けて欲しいっ!?お願いっ!
だから、死にたいなんて、言わないでっ!?」
ヨシタツ「!何で、君はそこまでしてーーー?
まるで、本当にノブトみたいじゃないか、これじゃあ・・・っ。
分かった。君の事、ノブトの様に思っていい。
今は、それが、生きる意味になるからーーーっ!」
次の日、カイトは、公衆電話にて。
テツオに電話をする。
カイト「すいませんーーー。離れてからは、滅多に
電話しない決まりでしたが、伝えたい事があって。」
テツオ「何?(まさかーーー?)」
カイト「ノブトじゃないって、バレました。」
テツオ「え?じゃあ、鳥栖家に、頼まれたって事も全て
話したのかなぁ!?」
カイト「いや、まだーーーーー。」
テツオ「じゃあ、今から言う通りにしてくれる?
まだ、何とかなると思うんだ!」
カイト「何とかってーーー?」
テツオ「いいかい?君に、成りすます様に頼んだのは、ノブト本人って事にするんだ。
、理由は反抗期!いい加減、親とベッタリにうんざりしてきた!だから、失踪とバレない様に、忽然と消える事にした!と。」
カイト「確かに、その方法ならーーー。分かりました。
ありがとうございます!テツオさん!」
カイトは、再び、ヨシタツのいる自宅に戻った。
リビングのテーブルと椅子にて、座りながら、話し合う。
カイト「い、言いにくいから、言えなかったんだけど、
俺にノブト成りすましを、頼んだのはーーーー・・・
ノブトさん本人なんだ。」
ヨシタツ「え!!?ノブトが君にっ!?って事は、ノブトと関わってたの!?」
カイト「さ、最初は、金目的で、ネット上で、仕事を探していたら、「高バイト」って見つけて、メールしたら
、それがノブトさんだった。」
ヨシタツ「!」
カイト「「何のバイト?」って、聞いたら「俺に成りすまして欲しい。もし、変わってくれるなら、5000万は、やる」って言われて。つい、金が欲しくて受ける事に。」
ヨシタツ「・・・っ。」
カイト「ノブトさんに、コッチの顔画像を頂戴って言われて、送ったら「似てるから、オッケー」って、話が進んで。最後は、2人だけで、一回だけ会った。」
回想
ノブト「これ、金入ってるから。後は、よろしくな?」
カイト「あ、あのー。何で、成りすまして欲しいんですか?」
ノブト「父親に対する、反抗期。もう、嫌になったんだよ。ベッタリな距離感に。うざくなった!
俺は、一人で生きる!後は、ここに、体のホクロの位置とか、俺に関する情報も、入ってるからよ?なるべく、近づけてくれよな?頼んだぜ?な?」
ヨシタツ「え・・・・?って事は、ノブトが去ったのは、親が嫌いになったから!?そんなーーー!!
だから、親には何も言わずに!?あんな事件に見せかけて消えたのも、フェイクっ??そうか、この事は、2人だけの、秘密にしよう。カイト君?」
カイト「はい、分かりました。」
ヨシタツ「他のメンバーには、言いにくい内容だからね。
知られない方がいい。」
カイト「俺も、そう思いますーーー。」
こうして、何とか、俺とヨシタツさん2人で協力して、
やって行く流れになった。
ヨシタツ「けど、あれだね。ノブト本人で、望んだ失踪って事は、このまま下手したら、ノブトは、戻って来ない可能性が高い。」
カイト「そうだと思います。」
ヨシタツ「だとしたら、見つかりたくないから、外国にでも、行ったかな?ノブト、もう会えないかな?」
カイト「・・・・。」
ヨシタツ「ん〜?でも、ノブト一人で、あのキョウイチを欺くのって、難しいはず。」
カイト「!」
ヨシタツ「って事は、ノブトの家出を、キョウイチ君も手伝ったんじゃあ〜?グルかな?ノブトの協力してたって事も、ありえる。
大金を渡せば、あのキョウイチ君でも、ノブトに応じるだろうし、そーいう事か。うん。」
カイト「あの、ノブトさんって組織の中では、メンバーと仲は良かったんですか?」
ヨシタツ「あ、知りたい?ノブトは、バイセクシャルだから、組織の一番年下の子と、仲良かったよ?実際、ノブトは可愛がり、恋仲だったぐらいで。
キョウイチには、常にノブトを、見張らせていたから、」
間違いない。
ある時、ノブトが「男児で性的な相手が欲しい」って、
言ってたから。気に入りそうな男児を、誘拐した事だってあった。3人ぐらいね。でも、ノブトはいずれも
キレて、全ての男児を、死なせてしまったけどね!」
カイト「えっ!?ノブトさんって、人殺しをしてるんですか!?」
ヨシタツ「それまでも、付き合ってた女も2人
死なせてるよ。男児の3人を合わせて、5人。」
カイト(そういえば、何年前にニュースで、立て続けに
男児行方不明って、観た事ある!まさか、組織が関わってたなんて!コイツらが、関与してたのか。
考えてみれば、とんでもない所の仲間入りしちゃったよな。人を死なせても、もみ消してるのかと思うと。)
ヨシタツ「ノブトの男児愛好家は、一部しか知らない。」
カイト(色々、ノブトさんの事は、分かってきたけど
もっと、近づいていきたいな。
今、どれくらい、ノブトさんに近づけてるんだろ?
出来る限り、近づかないと。もっと、もっと。出来る限りーーー。)
次の日。
ノブトは、キョウイチが運転する車の中にいる。
カイト「なぁ〜?キョウイチ、少し記憶を思い出した。
確か、過去に男児行方不明事件ってあったよな〜?」
カイトは、ちょっとずつ、記憶を取り戻す演技をしている。
キョウイチ「!思い出しましたか?ノブトさん、ありましたよ。」
カイト「3人ぐらいの男児、死なせちまったんだっけ。」
キョウイチ「そもそも、実行役は俺なので、よく覚えてます。ヨシタツさんに頼まれて。
1から狙う男児も、決めながら計画は、進んでいた。」
カイト「一部しか、思い出せねーんだけど。まだ、記憶が・・・。」
キョウイチ「じゃあ、俺が説明します。」
回想
そこの男児は、家族何人で、住んでるか?とか。
時間は、帰って来るのはいつか?とか。
下見をしながら。
ピッキングで、まず家の中に入って、盗聴器を仕掛けて
家族の予定も盗み聞きしながら、情報を集めて。
ただ、やみくもに外にいる男児を誘拐するのは、真っ先に事件になるから、家の中にいる時に誘拐しよう!と、
決まった。
家族が寝てる夜中に、家に入ってーーーー・・・
寝ている男児の部屋に入って、男児の口に手を当て
スタンガンで、気を失わせた。
キョウイチ(よし、成功だ。)
そうやって、まんまと男児を、外に運び出して
家の鍵をかけた。
車で連れ出して、その場を後にする。
事件の次の日、親は気づいて警察に通報して
テレビでは、ニュースにもなった。
が、自宅が密室だった事から、犯人は親じゃないか?と、
周りは疑った。
虐待の末の犯行なんじゃないか?と。
周囲がそう、勝手な予想で騒げば騒ぐ程、俺ら組織側
には、有利だった。
ヨシタツ「キョウイチ君!男児の見張りと世話も、頼んだよ?」
キョウイチ「分かりました。任せて下さい!」
ここは、組織側の土地のアジト。
男児「んっ!やめてっ・・・!」
男児は、全裸にされて、手も拘束されながら、ベットに
仰向けにさせられている。
ノブト「大人しくしてろ!?言う通りにしたら、帰してやるよ。(嘘)・・・楽しませたらな?」
俺は、その二人の様子を、入口のドアの前で立って、
見ていた。
「ガブ(男児が、ノブトの手を噛む音)」
ノブト「いてっ・・・?このガキっ!噛みやがった!?ふざけんなっ!!」
「ゴッバキ(ノブトが、男児の顔を殴る音)」
男児「あぁ〜〜〜〜〜!!」
キョウイチ「!ノブトさんっ、やり過ぎですよ。それ以上やると、死んじゃいます。」
ノブト「あ?誰に意見してんだ、テメェ〜?
・・・キョウイチ、薬物よこせ?持ってんだろ、用意させたの。コイツに、注射しろーーーー。」
キョウイチ「は、はいーーーー・・・。」
「プス チュウ〜(キョウイチが、男児の腕に薬物を注射する音)」
男児の目は、トロンとしてきた。
ノブト「よし、大人しくなったな。へへ!これで、楽しめるぜ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
ノブト「気持ちぃ〜、マジで最高〜!」
大抵の男児は、何も食べなくなって、やせ細ってゆく。
ノブトは、その前に殴り死なせた。
男児達にとって、死ぬ事でしか、この苦しみから抜け出せない。男児の死体は、キョウイチが「組織側」の所有する土地にて、埋める。
「ザッザッザッ(キョウイチが、地面をスコップで掘る音)」
その土地の周りは、コンクリートの厚い壁で
囲まれている。
入口には、防犯カメラも、設置中。
この方法で、二人の男児も似た方法で、誘拐して
ノブトは、死なせている。
主に、ノブトは、性的にやるのみだ。
ただし、キョウイチは、自死をした父親の飲食店の
借金も返すべく、この闇組織に入った為、言いなりに
なるのは、当然の流れ。
男児に、情はかけなかった。
そのビデオを、撮った後はーーーーー。
ノブト「よ〜く、撮れてんじゃん。これ、裏モノとして
売っておくか?へへ!金には、なるしな?売り金、お前にも渡してやる。キョウイチ?」
キョウイチ「ありがとうございます。ノブトさん。
・・・・・・。」
回想終了。
あまりの信じられない話に、カイトは
ショックを受ける。
それから、別の日。
カイトは、キョウイチと外で、歩いてお出かけ中。
キョウイチ「ノブトさんって、本当に、本人ですよね・・・・?」
カイト「あ?何で。」
キョウイチ「前から、気になっていて。病院に行きたがらない辺り、もしかして、何かバレるの怖いとか?」
カイト「!分かったよ!そんなに言うなら、行ってやる!その代わり、本人って分かったら、謝れよ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
カイトには、考えがあった。
ここは、近くにある病院。診断室で、カイトは
医師と二人きり。
カイト「先生?大金なら、やるからさぁ。偽の診断書を作ってくれねー?」
医師「大金?その話、乗った。」
世の中、どこにでも金の為なら、何でもする人間が
いたものだ。
カイトは、そこを利用する。
カイト「あ、でもコイツが来た場合、話さねーでくれよ?この携帯の写メに写ってる、キョウイチって男。
そん時は、また、偽の診断書を見せてくれ。やってくれたら、追加で払う。」
事を済ませると、キョウイチにカイトは、偽の診断書を
見せる。
カイト「どーだ?DNA、一致したぜ!!父親とな!?」
キョウイチ「本当に本物ですよねー?偽物って、可能性ありませんか。俺が病院に行きます!」
カイト「どこの病院?」
キョウイチ「ノブトさんが、行ったのと同じ所です。
行ってきます。血液、採らせて下さい。この後、ヨシタツさんの血液も、持っていきます。」
カイト「あぁ〜。」
その後、診断の結果が、キョウイチに届く。
キョウイチ「・・・!同じ、結果か。(さすがに信じるしか無いのか?)」
カイト「なぁ〜?同じ、だったのかよ?」
キョウイチ「・・・同じ、でしたよ。俺の負けです。
すみませんーーーー。」
カイト(けど、コイツ。唯一、疑ってきた。それからも、疑い続けるんじゃねーか?もし、コイツのせいで
バレたら、どうする?
隠してたのを、周りにバラされたら?困んだよ。
そーなったら!?だから、考えないと。
そ〜か、コイツの弱みを、作ればい〜のか?)
注意〜ここから、BL表現注意〜
次の日。カイトとキョウイチは、アジトで二人っきり。
主にキョウイチが、ノブトの世話役だからだ。
カイト「なぁ〜?キョウイチ。俺と性的な関係にならねー?」
キョウイチ「!あの・・・、俺は、同性愛者じゃないんで、お断りします。」
カイト「はぁ!?お前、自分の立場分かってて、言ってんのかぁ!?言っとくけどなぁ!?
お前のいる、ポジションより、俺の父さんの方が、上なんだよ!?いーんだぜ?そっちが断るなら、コッチだって考えがある!
嘘の情報を父さんに話して、不利にさせて、組織から
追い出してやんよ!?俺の父さんは、嘘を信じてくれるんだ!当然だろ?子供の絶対的味方は、親なんだよ!
本当の事を言うお前の方を、信じない!」
キョウイチ「!(そうか。二人は、親子でヨシタツさんは、子供に盲目な人だ。不利なのは、こっちか。)
わ、分かり・・・ました。」
カイト「よし、じゃあ・・・裸になれ。逃げんなよ?
お前、そ〜いえば、手錠持ってたよな!?これ、借りんぜ?」
「カチャ(キョウイチの両手が、手錠で拘束された音)」
その際、その様子をビデオで、撮影しようとするカイト。
キョウイチ「ビッ、・・・ビデオは、やめて・・・くれませんか?」
カイト「言う事、聞いてろ!じゃねーと、父さんに言うぜ?」
キョウイチ「・・・・・っっ。」
「ギシギシ「ベットが激しく、軋む音」
キョウイチ(は、恥ずかしい・・・・。)
キョウイチは、顔を赤らめた。
カイト「おいっ!ちゃんと、画面をみろ!」
キョウイチ「・・・はいっ。」
行為後。
カイト「周りにこの事、言うんじゃねーぞ?言ったら、このビデオを流す。仲間内に。」
キョウイチ「い、言いませんよ。」
カイト「つーか、俺さぁ・・・本当は、ノブトじゃないんだよな?」
キョウイチ「え?」
カイト「これも、言うんじゃね〜ぞ?まぁ、詳しくは言わねーけど。」
キョウイチ(の、ノブトさんじゃないって何だ!?別人?あんなに前は、「本人だ」って言ってたのに?
逆にこんな、アッサリとーーーーー?ワケが、分からなくなる。もはや、何が本当なのかすら。一体、何なんだ。
真相が掴みづらい。ワケが分からない。)
カイト「じゃ、俺は、帰るわ。(キョウイチは、完璧度が
高いから、こーでもしなきゃ、弱み握れねぇ。悪く思うなよ。)」
キョウイチ「・・・・・。」
次の日。
アジトにて、キョウイチは、ヨシタツを呼び出して
二人で話す。
キョウイチ「あの、ヨシタツさん。話があります。」
ヨシタツ「何かな?」
キョウイチ「ノブトさんには、俺が言ったって言わないで欲しいんですが、アレ・・・ノブトさんは、偽物です。
本人が言ってたんで、間違い無いです。」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「普通、本人が言わないじゃないですか。そんな事。ヨシタツさんから、指示出してくれませんか?
偽物を拘束しろって。俺は、上手く捕まえますよ。」
ヨシタツ「(えーーーーー?カイト君、何で?バレたのかな?聞かされてないぞ。)キョウイチ君、君さぁ〜
その話、他の人には言わないで欲しい。」
キョウイチ「は?」
ヨシタツ「いい?この大金は、渡して置くから。」
キョウイチ「何でですか!?あれは、ノブトさん本人じゃないんですよ!」
ヨシタツ「・・・君には、関係無い。もし、この件を話すなら、いいかい?君の母親を始末するから!警察に言っても、無駄だよ。」
キョウイチ「わ・・・分かりました。」
ヨシタツ「君なら、どっちの方が得か、分かるよね?」
キョウイチ(何がどうなってるんだ!?
ヨシタツさんは、偽物の味方なのか?本物の件は、どーなった!?何かが、おかしい!だが、その何かが分からない。)
別の日。
いつもの様に、キョウイチに自宅へ
車で送ってもらっていた、カイト。(ノブト)
「バタン(カイトが車から、降りる音)」
カイト「この辺でいい。じゃあ〜。」
キョウイチ「・・・・・。」
「ガチャ(カイトが、玄関の扉を開く音)」
「ビリビリ(カイトが、自分の服を手で破る音)」
ヨシタツ「あれ?カイト君、話しあってーーー。」
カイト「え?」
ヨシタツ「キョウイチ君さぁ〜、カイト君が偽物って
知ってたよ?カイト君が、話したの?」
カイト(アイツ!言うなって、脅したのに!??クソっ!こーなったら!)
ヨシタツ「その前に、その服ど〜したの?ビリビリだね。破れてる・・・。」
カイト「俺っ!キョウイチに襲われたっ!?」
ヨシタツ「えっ!?」
カイト「いつもの様に、車で送ってくれると思ってた
のに!?アイツーーーーっ!」
偽の回想。
数時間前ーーーー、二人っきりの車内にて。
カイト「あれ・・・?この車、自宅に向かってねーじゃん。ちゃんと、戻れよ!おいっ、キョウイチ!?」
キョウイチ「・・・・。」
カイト「(駄目だ。走行してる今、外に出ても、俺が怪我して、危険だ。どこに向かってるんだ!!?)」
しばらくして、山に到着。
周りに、人の気配は無い。
カイト「何だよ?周り、山じゃん?えーーー?」
キョウイチ「ノブトさんっ!!」
(ここから、BL注意)
キョウイチに手錠をかけられて、無理やり性行為をされた。
カイト「やめろー!やめろー!」
偽の回想終了。
ヨシタツ「何で、キョウイチ君。そんな事ーーー?」
カイト「・・・腹いせだって、言ってた。俺が偽なのに
守られてんのが気に食わないって。だから、アイツひでぇ〜事・・・。」
ヨシタツ「ゆるせないなー。それ。君に腹いせなんて!」
次の日。
ヨシタツ「キョウイチ君、ちょっと三人で話そうかー。」
キョウイチ「?はい。」
カイト「・・・。」
アジトの部屋にて、話し合い。
ヨシタツ「君さぁ〜、そんなに気に食わなかった!?」
キョウイチ「何がですか!?」
ヨシタツ「ノブトの件だよ!性行為したんだって?いくら、男でも犯罪だよ。それ。」
キョウイチ「えーーーー?俺っ、そんな事してません!!」
カイト「そりゃそーだよな!?加害者にとっては、自分の非を認める方が不利になる!そりゃ、全力で否定するわなっ!?」
キョウイチ「はぁ!?」
カイト「俺っ、もうキョウイチとは、仕事したくねー!」
涙をポロポロ流しながら、そう訴えるカイト。
ヨシタツ「君ね〜!?どんなに一人息子を、大切に育ててきたか分かる!?そんな子を、ヒドいめに遭わされたんだよ!!」
キョウイチ「〜〜〜っ。」
カイト「うっうっ〜うぅっ!」
ヨシタツ「じゃあ、逆に聞くけど。これがノブトの嘘だったとして、
何か本人は、得する?」
キョウイチ「え、いや。そのーーーー。」
ヨシタツ「しないよねー?明らかに!普通、嘘って自分が得するから
つくと思うんだ。」
キョウイチ「・・・・・。」
ヨシタツ「この、大金をあげるから、組織を出てって欲しい!本当だったら、君も家族も始末してやりたい所を!!
百歩譲って、大金持たせるって言ってるんだよ!応じないなら、始末するし。出てった後は、君みたいのは恨むだろ〜から、ノブトに何かしたら、君と君の母親の命を、奪うまでだからね!?」
キョウイチ「〜〜〜〜〜、わ、分かりました。出ていきます・・・。
ノブトさん、酷い行為して、すみません・・・でした。
今まで、お世話になりました。ありがとうございます!」
ヨシタツ「もうっ、二度とノブトには、近づかないでね!?」
カイト(よし!キョウイチの追い出し成功だ!これで、組織の中で
ノブトじゃないって気づく奴は、いなくなったなーーー?脅威は、去ったぜ!)
次の日。
カイトは、外で歩いていると一軒の店に、足を止める。
カイト(お?食堂??ここ、新しくオープンしたのかーーーー?)
カイトが気になり、店の中へ入ると。
キョウイチ「!いらっしゃ・・・あ、ノブトさんっ!?」
カイト「え?ここって、お前の食堂なのかよ?」
キョウイチ「はい!・・・お蔭様で、オープンしました。貰ったお金で食堂を、開いたんです。夢だったんですよーーー。
ノブトさんの事。一つだけ、聞きたいです。
組織は、離れたから、他の奴に言う気はありません!だから、教えて下さい!アナタが、ノブトさん本人じゃないなら、アナタは、誰なんですかーーー?知りたいんです。」
カイト「・・・・・・。俺はーーー、本名なんて忘れちまった。
今はもうーーー、ノブトだ。
元気にやれよ。キョウイチ。俺は、今も組織にいるからーーー。」
最後の最後まで、カイトは本名を、明かさなかった。
その後も、ノブトとして彼は、生き続ける事になるーーーー・・・・。
完結。
久しぶりです。
ネタ浮かんできたから、ネタ投稿だけします。
やっぱり作品は、投稿したい。
マイホームヒーローの二次創作で。キョウイチとヨシタツとノブト成りすましてるカイト君とのやり取り。
タイトル・マイホームヒーロー
カイト(ノブト)「親父っ!キョウイチに無理やりされた。」
キョウイチ「!無理やりする訳ないじゃないですか。」
ヨシタツ「でも、ノブトの服がビリビリだけど?」
キョウイチ「俺はやってません!」
ヨシタツ「ノブトが嘘ついてるとでも? 仮に嘘だとしてノブトなんか、得する?しないよね。」
カイト「コイツが同性愛者だって、確かめる為にそれ系のサイトを片っ端から調べた。そしたら、親父。観てくれ。こんな動画が見つかったぜ。」
ヨシタツ「これはっ!キョウイチ君が男同士で。あれ?同性愛者って証拠ここにあるけど?キョウイチ君?」
キョウイチ「!(それはっ、いつからのノブト成りすましてるこの男に脅されて、取らされた動画。あの時は、従わないなら、嘘言って解雇してやるって言われて命令を聞いただけで。この男、その時の動画を利用してる。)」
カイト「動画の証拠は、捏造じゃねぇぞ!」
ヨシタツ「って事は、今までもキョウイチ君。僕の息子をそういう目で見てたんだ?そういえば、君。女遊びも派手じゃなかったよねぇ。それってそういう事だったんだ。」
カイト「もう、言い逃れ出来ねぇぞ!キョウイチ。」
キョウイチ「(これ以上、真実を覆す事が出来ない。手詰まりだ。)」
こうして、ノブトに成りすましてるカイトの大嘘で、追いやられたキョウイチは、完全なる敗北をした。
バ〜ジョンパート2
もし、仮にキョウイチが感情的になってキレたら。
カイト「言い逃れ出来ねぇな?キョウイチ。証拠の動画あるからなぁ。」
カイトは、キョウイチに対して不敵な笑み。
我慢ならなくなったキョウイチは・・・。
【ドゴッ】
カイトの顔面をぶん殴ってしまう。
ヨシタツ「ノブトっ!?ノブト〜!!」
【ドサ】
床に倒れるカイト。
ヨシタツ「君っ何って事をっ!?キョウイチ君っ??」
キョウイチ「ふざけるなっ!その動画は、ノブトさんに俺がされてる動画だ!」
カイト「はぁ?何言ってんだよ。俺は同性愛者なんかじゃないぜ?なぁ、親父。」
ヨシタツ「そうだ。ノブトの事なら、僕の方が詳しい。今まで、側で関わっていたけど、息子が同性愛者なんて証拠は、掴んでない。」
キョウイチ「!」
ヨシタツ「そもそも、ノブトの見張りを頼んでいたキョウイチ君なら、そんな事くらい一番分かっていると思っていたけど?」
キョウイチ「それは・・・。」
ヨシタツ「ノブト、大丈夫だった?」
カイト「あぁ〜。さすが、加害者。罪を擦り付けるの上手いよな。」
カイトの口元は、笑っている。
キョウイチ「!!(本当の事言ってるのに、俺が不利になってる。)」
ヨシタツ「君、そんなにしてまで、自分の事を守りたい?まず、先に謝罪じゃないかなぁ?反省出来ない人だったんだね。同性愛者だって、分かっていたら、仲間に加えて欲しく無かったよ。」
キョウイチ「・・・・。」
ヨシタツ「死刑って事でいいかなぁ?」
カイト「俺は構わねぇ。」
キョウイチ「ちょっと待って下さい!すみませんっ!この通りです。だから、命だけはっ・・・・。」
土下座をするキョウイチ。
ヨシタツ「いや、駄目だねぇ。謝罪しても。君、反省知らずだから。息子を傷つけて、タダで済むと思ってた?」
キョウイチ「!」
ヨシタツ「もう、バイバイだね。」
キョウイチ「そんなっ・・・・。」
カイト(笑)
こうして、キョウイチは、カイトの嘘でこの世を去る流れになった。
(無限のリヴァイアス)
ブルーは、ユウキに戦いを仕掛けて、ユウキは敗北。その際、恋人のマコトを奪われる。強引にマコトの手を取り、連れて行くブルー。 マコト「ユウキ君っ! ユウキ君!!」ユウキ「ううっ・・・。」 しかし、もう、ユウキは立てなかった。マコト「ユウキ君がいい!」 抵抗虚しく、ブルーの部屋に軟禁されるマコト。 ブルー「マコトは格好が男的だ。 割とタイプだ。」 マコト「・・・・。」 しかし、マコトは隙あらば何度もブルーの元から、脱走を図った。 その度に気づかれて、連れ戻される。ユウキの元にハロウが接触する。 コウジ「体、傷だらけで何があった?」ユウキ「・・・・マコトをブルーに奪われた。」コウジ「えっ!? なら、話し合ってくる。」 コウジは、ブルーに接触。 コウジ「弟の恋人を返してくれませんか。」 ブルー「お断りだな。」コウジ「・・・金用意すれば、応じてくれますか?」ブルー「応じる気は無い。」コウジ「・・・・・。」
諦めるしかなかった。しかし、ついに恐れていた事態が。夜中。マコトは、眠りにつくブルーを確認すると、拳銃を奪い。ブルーを撃つ。 【バァ〜ン!】 その発泡音に近くにいたユウキは、慌てて駆けつける。 最初は、ブルーにマコトが撃たれたと思った。しかし。 ユウキ「!」 死んでいたのは、ブルーだった。 ユウキ「マコト・・・・。」マコト「どうしようっ・・・ボクっ人を死なせちゃった。」
泣きじゃくるマコト。 ユウキ「だ、大丈夫だ。 死体が見つからなければ証拠にならない。良い方法がある。」 ブルーの遺体を大きめの袋に包んだユウキは、宇宙船のリヴァイアス号から、ブルーの遺体を投げ捨てた。 ユウキ「これでよしっと。」マコト「・・・・・。」 次の日。コウジが近づく。 コウジ「ブルーを知らないか? いないんだ。 あれ?マコト戻ってる。 マコトは、知らないか?」 ユウキ「昨日の時点で、隙見つけて、俺の元に戻って来た。 ブルーは、マコトに逃げられて、フラれたショックで死んだんじゃあ?」
コウジ「えっ。 あの人、自分で死にそうには、見えなかったけどなぁ。」ユウキ「じゃあ、何でいないんだよ。 宇宙船内に。 死んだしかありえねぇだろ。 例えば、リヴァイアス号から宇宙に身を投げだしたとか、なぁ?」コウジ「まさか・・・・。」マコト「・・・・・。」
ブルーの遺体が見つからないまま、上手くユウキは、マコトの殺害を隠蔽したのだった。
完結
間違いを訂正。 ユウキの元にハロウが接触する。←ミス。
ユウキの元にコウジが接触する。当たり。
失礼します。
別のリヴァイアスネタAマコトがメンヘラ設定。 コウジは、マコトと付き合っていたものの、メンヘラの特徴故に、理解出来ない事や耐え難い事が多く、ある日を境に別れを告げる。 コウジ「君の事は、好きだけど理解出来ない事が物凄く辛い。別れよう。」 そう言って、コウジはマコトに別れを告げる。 マコトは、悲しさのあまり、涙する。
843:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 13:40 ID:Q.. そんなマコトを弟・ユウキは手に入れたがっていた。 コウジの元に向かうなり。 ユウキ「マコトと別れたって事は、俺が手に入れても良いんだな?」 と、言うとマコトの元に行く。 ユウキ「兄貴と別れたんだって?なら、俺と付き合わねぇ?付き合ったら、楽しく笑顔でいられる仲になろうぜ。」 しかし、マコトはユウキには、応じる姿勢を見せなかった。 ユウキは、徐々に強引さを見せ始めてゆく。
コウジは、時々メンヘラのマコトが心配で様子を見に行く。 すると、ユウキがマコトの手首を拘束しようとしている最中だった。 コウジ「何してるんだよっ!」 コウジの問いかけにユウキは、答えない。 コウジ「答えないって事は、悪い事してるからだろっ!?」 ユウキに殴りかかろうとして、二人は揉み合いになった。 激しい喧嘩だ。しかし、ユウキは力がある為、コウジは徐々にやられてゆく。
コウジ「マコトっ逃げろっっ・・・」 マコトにその隙に、逃げる様に指示するが、早めに喧嘩を済ませたユウキに、マコトは捕まってしまう。 コウジは、ブルーに会うと。 コウジ「地球に戻って金を調達したら、金を渡すからその代わりにマコトを救い出して欲しい。」 この交渉に応じるが、ブルーがユウキの元に行くと。
いち早く、ユウキが気づく。 ユウキ「何で、ブルーが来る?そうか、兄貴の奴。ブルーを頼ったな。」ブルー「マコトをこっちによこせ。」 銃を突きつける。 ユウキ「撃つなら撃てよ。マコトを失うくらいなら、死んだ方がマシだ。」 ブルー「・・・(コウジは、弟を始末しろとまでは、言っていない。無闇に応じると金を渡してくれなくなるな。)」 銃を降ろし、ブルーは、コウジの元に行く。 ブルー「マコトを奪うなら、弟のユウキにも死んでもらう事になる。」 コウジ「なっ何言ってるんだ!?そんな事っ命令出来る訳ないだろ!母親が悲しむ。」 ブルー「だが、そうしないとマコトは奪えない。弟を死なせる覚悟が無いなら、頼んでくるな!」 そう言うと、怒ってブルーは、去って行った。コウジは、自らまた、ユウキに話し合いに向かう。
コウジ「ユウキ、マコトを大事にしてくれるなら、文句は言わない。こっちだって。好きな恋人は、大事にして欲しいんだ。」 ユウキ「最初は、そのつもりだったけど、マコトは振り向いてくれない。強引に行くしかない。」 コウジ「悲しませないで欲しいんだ。」 ユウキ「・・・。母さんに伝えてくれ。俺は、もうリヴァイアス号からは、降りない。リヴァイアス内で働いて生きる。マコトを養いながら。兄貴とも、これで最後だ。」 コウジ「本気か?」 ユウキ「兄貴は、母さんの所に帰るんだろ?お別れだな。」 コウジ「・・・ユウキ。」
説得にも、ユウキは応じてくれず。その後、リヴァイアス号から、星に帰還する日が来た。 コウジは、マコトが心配だったが、母親のいる実家へと戻った。しかし、当然、ユウキはマコトを内緒にしながら、リヴァイアス内の部屋で監禁している為、親元にマコトは、帰って来ない。 心配したマコトの親は、警察に通報する。警察がその件で、リヴァイアス内にいるメンバー達に話を聞く。 もちろん、ユウキの元にも来た。 警察「この人物を見かけませんでしたか?行方不明で捜しています。」 ユウキ「・・・分からないな。帰ったんじゃないのか?」 ユウキは、白を切った。その後、リヴァイアス号は出発。 宇宙へと、また繰り出す。
警察は、次にリヴァイアス号から、星である故郷に戻った生徒達の家にも訪ねて聞き込みをする。 コウジの元へも来た。 警察「この生徒を知りませんか?」 コウジ「知っています。俺の前の恋人でした。」 警察「何処にいるか知っていますか?」 コウジ「・・・弟にユウキっていて、そいつの元にいるはずです。助け出して下さい!」 警察「ユウキ?リヴァイアス号に乗ってた子か。しかし、宇宙へ旅立ったから、捜索するなら戻った時だな。厄介だ。」 そう、一度宇宙へ行けば、いつまた戻って来るか未定だ。 すぐに調べられないデメリットがある。 警察も進まない捜索に戸惑っていた。ユウキも、警戒をする様になっていた。
それから、半年後。リヴァイアス号がついに星に帰還した日。 警察官は、再度リヴァイアス内で、周りのユウキ以外の大人達に協力を結び、何とかユウキの部屋に無断で入れないか、相談した。 しかし、ユウキの打ち込んだ暗証番号は、本人しか分からなかった。 そこで、再度ユウキに接触して、部屋の中を見せる様に指示。 抵抗する様子も無く、ユウキは部屋に警察官をいれた。 中に入っても、マコトの姿は無い。指紋も無いか、警察官は調べる。 ユウキは、大人しい。捜査を終えたが、マコトがいたと言う証拠は、掴めなかった。 しかし、ユウキは別の場所にマコトを予め隠して。
部屋の中を掃除していた。当然、証拠は、処分して宇宙船から宇宙ゴミとして、放出した。 警察官が自分を疑い、いずれは調べるだろうと考えた上で。 別の場所は、ユウキ達が限られた鍵を使う、食料を保存している部屋があり、そこにバレにくい様にマコトをスーツケースに入れて、上手く隠し込んでいる。 警察官が帰ったら、後でマコトをまた自分の部屋に持ってくるつもりだ。警察官は、捜査を終えて、ユウキの部屋を出る。 ユウキにも話を聞く。 警察官「マコトの件で。兄の元恋人だそうで。」 ユウキ「あぁ。」 警察官「君は、マコトに好意を寄せていた?」 ユウキ「そりゃあ。兄弟同士だと、その恋人とも近しいから。」 警察官「兄は、君がマコトの件に関与してると言っていたけど。」 ユウキ「はぁ?兄とは、仲悪いから。俺のせいにでもしたいんだろ。うんざりなんだよ。兄貴にはっ!」 警察官「マコトの件、君は関与していないと?」 ユウキ「してない。」 警察官「分かりました。協力ありがとう。」 証拠が掴めない為、警察官は、一旦ユウキの元を離れる。
警察官「どう思う?」 警察官2「一応、捜査に抵抗する様子は無かったし、マコトがいた証拠も出なかったから。」 警察官「しかし、好意を寄せていた事は、認めていただろう?恋愛関係のもつれじゃないのか。」 警察官2「だが、遺体は無さそうだったろ?もしかして、もう処分された可能性も無いか?」 警察官「ありえるかもな。」 警察官2「マコトがもう、生存していない可能性だ。早めに始末していて、もう遺体をどっかに隠したかもしれない。」 警察官「厄介だな。」 ユウキは、警察官がリヴァイアス号から、出ていくまで待っていた。 ユウキ(邪魔すんなよ。俺とマコトの関係を。早く帰れ。) 警察官は、その後、リヴァイアス内も調べたが、スーツケースに入ってるマコトを見つけ出す事は、出来なかった。
警察官は、再度コウジの元を訪ねる。 警察官「弟さんに接触しましたが、マコトはいませんでした。」 コウジ「そんな!そんなはずはっ・・・。まさか、ユウキの奴、マコトを殺害したのか?」 警察官2「殺害?しかし、証拠もありませんでした。お聞きしたいんですが、どちらが別れ話を切り出したんですか?」 コウジ「え?それ、どういう意味です?こっちを疑ってるんですか?」 警察官「一応、恋愛関係のもつれの線を疑っているんで。答えてもらえますか?」 コウジ「俺の方です。」
警察官「マコトの方は、納得していましたか?」 コウジ「して無いです。悲しそうに泣いてました。けど、メンヘラだったから、心配で時々は、様子を見に行ったりしてましたよ。」 警察官2「例えばなんですが、メンヘラ状態のマコトが再度復縁を迫って、貴方とトラブルになったりはしてませんでしたか?別れるぐらいなら、死なすだとか。」 コウジ「えっ・・・?いや、流石にそこまでは。ユウキが、マコトに無理やり関係を迫ってましたよ。僕じゃ無いです。」 警察官「弟が無理やり、元恋人に関係を迫っていたのを知っていて、放置したんですか?」 コウジ「違います。色々と、話し合いをしたりして、無理だったんです。ユウキは、耳を貸してくれないから。」 警察官2「では、その時点で、警察に相談をって星に帰還した時に出来ましたよね。」 コウジ「だから、後悔してますよ。その時点で相談していたら、マコトは殺害までは、されて無かったと。」 警察官「・・・お話、ありがとうございます。」 警察官二人は、一旦。 コウジから離れて、話し合いをする。
捜査官側としては、恋愛関係のもつれの線を疑い、容疑者をこの元恋人のコウジと、弟・ユウキのどちらかだろうと予想。 もし、コウジならば、別れ話のもつれによりトラブルになって、マコトをコウジが死なせてしまった疑惑と。 もう一つは、弟・ユウキがマコトと恋愛関係のトラブルにより、マコトを死なせてしまった。
遺体をその後、遺棄したと予想。 警察官「仮に、ユウキの方が犯人の場合、部屋にマコトはいなかった事から、星に帰還した際にどこかに遺棄したか、リヴァイアス号の宇宙にて、宇宙ゴミとしてマコトの遺体を遺棄したのどちらかだろう。」 警察官2「難しいな。リヴァイアス内の他の者にも、詳しく聞いたが、星にリヴァイアス号が五日間は滞在していた時に、リンクが買いたい物があると、リヴァイアス号から、外に出ていたと証言の確認を取れている。 遺体の遺棄がその時なのか、もしリヴァイアス内での、宇宙ゴミの方なら、証拠を回収するのは、不可能だ。」
それから、半年後。リヴァイアス号が、星に帰還した日。 コウジは、ユウキがいるリヴァイアス内に。 コウジ「弟に会わせてくれ!」と、接触しに来る。 コウジ「どういうつもりなんだよ!ユウキ!?マコトを、殺害したのか?」 ユウキ「!何しに来たんだよ!!もう会いたくないって言ったろ!?帰れよ!」 コウジ「マコトを殺害したのか?遺体は、どこやった?」 ユウキ「・・・知らねぇよ。俺は、忙しいんだ。帰れよ。仕事して来る。」 コウジ「ユウキ!待てよ!ユウキっ!」 ユウキは、姿を消す。 コウジ(ダメだ。自白を引き出せなかった。) 実は、コウジは、ポケットにボイスレコーダーを隠し持っていて、ユウキからの自白の証拠を掴むつもりだった。 しかし、ユウキは、ボロを出さなかった。 コウジ(もし、自白してくれたら、警察に証拠として突き出せたのに。)こうして、なかなかマコトの件の捜査は、進む事が無かった。
851:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:16 ID:Q..しかし、ユウキもユウキで考える。 ユウキ(マコトには、妊娠はして欲しくないから、ピルを飲ませたりしてる。けど、恋人がいない事になってる現状、ピルの所有は怪しまれる。前に警察官が捜査しに来た時は、上手くスーツケースの中でマコトと一緒に隠したけど、ずっと隠して置くの面倒なんだよ。何か、良い方法ねぇかな?・・・そっか、ピルがあっても不自然じゃない状況にすればいいのか。) そうして、次にユウキが取った行動が。 リヴァイアス号での、休憩中。 ユウキ「な?俺と付き合わねぇか。」 ミサト「!」 ユウキは、顔がイケメンな為、女子の方も頷く。 ミサト「ユウキ君。カッコイイからいいよ。」 しかし、ユウキは、本気で好きな訳では無かった。 ユウキはミサトと付き合い、肉体関係もする仲にはなるものの。 ユウキ「避妊は、して欲しくないから、ピルを用意出来るか?」 ミサト「うん。」 ユウキ「俺が購入するより、ミサトのがしやすいだろ?」 ミサトにピルの購入をさせつつも、自分も念の為、所有して置く事で不自然に思われにくい様にした。
852:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:19 ID:Q..当然、ユウキにとっての本命は、初めからマコトだ。 ミサトは、利用している。 だが、本気で好きになられると困るから。そういう場合は。 ミサト「ねぇ?ユウキ君、結婚とかしたいよ!」 ユウキ「・・・マジで言ってんのか?悪い。俺は、そのつもりは無い。」ミサト「何それ?私は、遊びって事っ??最低っ!(バシッ)」 ミサトは、怒って引っぱたく。 ユウキの前から、離れる。 ミサトにフラれても、すぐに別の女に言い寄る。 結婚ぐらいまで、考える様なら、同じ事を繰り返しまくった。 因みに、彼女がユウキの部屋に、突然訪ねて来た時は。 ユウキ「悪い。部屋、片付けたいから、少し待っててくれ。」と、言うと。 マコトに睡眠薬入りの飲み物を飲ませて、ガムテープをして、スーツケースに入れて隠した後に。彼女とは、部屋でラブラブしたりしている。しかし、睡眠薬の効果が切れる前には、彼女の部屋に戻ってもらうを繰り返す。
853:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:22 ID:Q.. こうする事で、わざわざピルの件が明るみになっても。 ユウキ「付き合ってる恋人が、妊娠しない様に俺自身も所持してる」と、カモフラージュを出来る。 実際は、マコトとの際に使っている。 ユウキが、交際関係をハデにしているのも、マコトの件から逸らさせたいのもあった。 ただし、恋人にもバレない様に徹底していた。 ミサトから、今は別の彼女・ライカと付き合っている。
こんな状態を繰り返しながら、ハラハラしながらもマコトの件をひた隠しにしながら、ユウキはリヴァイアス号での仕事を続けている。
ユウキ(バレねぇといいな。 この先も。)
そう、願いながら、任務に取り組んだ。
完結。
>>842
無限のリヴァイアスの別変更バージョン。
(もし、こんな展開なら)
警察官が自分の元にやってきた時。自分の疑いを反らしたかったユウキは。
警察官「お兄さんは、あなたがマコトを養うと言ったから。言葉を信じた、と言ってましたが?」
ユウキ「はぁ?兄貴の件なら、仲悪いから話したくねぇ。それと、俺の事疑ってるけど。マコト自死の件は、調べたんかよ?
兄貴と別れた後、接触してたけど。マコトは、コウジの事ばっかで、俺に見向きもしてなかった。メンヘラでタダでさえ、依存的なマコトが一方的に別れを切り出されて、支えを失くしてショックなマコト自身がリヴァイアス号から、身投げしたって可能性。そんなら、リヴァイアス内にマコトいなくても、不自然じゃねぇだろ。メンヘラなら、自死はありえんだろ。」
警察官「自死か・・。」
ユウキ「現に別れた後もコウジの事ばっかで、俺は見向きもされてなかった。だから、諦めたよ。」
警察官「そうでしたか。お答えありがとう。」
警察官達は、自死の件を探る事になった。
ユウキ(兄貴には、悪いけど。マコトとの事は、邪魔されたくねぇからな。)
こうして、自死の方向を自ら作り、自分が捕まるのは、回避しようとするユウキ。
警察官も肝心のマコトの遺体を見つけ出せない為、マコト事件に進展は見出せなかった。
他殺なのか自死なのか不明なまま。
コウジ視点からは、こう考えていた。
コウジ(多分。 マコトは、無理やりユウキと関係を結んだ形だったから。)
コウジの予想再現。リヴァイアス内にて。
マコト「もう別れて。やっぱりコウジ君がいい。コウジ君とやり直したい!!」
ユウキ「こんなに好きなのに何で、駄目なんだよ!?俺の方が兄貴より、成績も優秀で、喧嘩だって強いっ!!なのに、俺じゃあ駄目なんかよ?」
マコト「・・・・。」
マコトは、怯えている。
ユウキ「分かったよ。そんなに兄貴がいいって言うなら。あの世にいってもらう。」
マコト「えっ・・?」
そこで感情的で、怒り任せになったユウキがマコトを嫉妬で、殺害してしまったんでは無いか?の流れ。
コウジ(弟は、暴力的な奴だったけど。まさか、女性にまで手を出すとは思ってなかった。ましてや、死なすなんて。こんな事なら、別れを切り出さなかきゃ良かったな。)
今更、後悔しても遅いとコウジは、落胆していた。
もちろん、実際はマコトは死んですらいない訳だが。
完結
無限のリヴァイアス〜その後バージョン〜
ユウキは、上手くマコトの監禁を隠しながらもリヴァイアス号の仕事を続けていた。
ユウキ(流石にこの状態をずっと続けるのはキツいな。そうだ。リヴァイアス号の仕事で金を貯めて、その後はーーーーー・・・。)
マコトの件がバレない様に、徹底はしているものの
万が一バレないと言う保証も無い。
真面目に表向きは、仕事をこなしながらも貯金を増やす。
遊びの彼女との交際は、付き合ったり、別れたりを繰り返す。
それから、五年の歳月が経ったある日。
ユウキ「リヴァイアス号の仕事を退職したいです。」
退職届けを出す。
ユウキの能力は、高い事から退職する事を引き止めたがる周囲の反応が
強かったが。
勿論、その間仲良くなった部下も引き止めるが。
ユウキは、考えを変える気はありません。とハッキリと断った。
こうして、ユウキはリヴァイアス号を退職して。
地球には戻らず、別の星・アクステル星を選んで、その場所にスーツケースを二つ引きずりながら(もう片方には、マコトが入っている)
新しい住居を獲得しながら、仕事を探していた。
ユウキ(ここなら、警察官にも兄貴にも邪魔されねぇな。)
マコトは、ようやく少しは、広い家の中を歩ける様になった。
リヴァイアス号に乗ってた時は、殆ど歩く事が出来ず、足の筋力が弱っていた。
マコト「ここは、何処?」
ユウキ「新しいお家だぜ。」
地下もある家を選び、マコトは、地下の部屋内なら自由に歩く事が許された。しかし、扉は、外側から開けられない様にユウキが改造してしまった。マコト自力では、脱出が出来ない。
その後。
兄のコウジは、久しぶりにユウキの様子が気になり連絡をするがユウキと繋がらない。
リヴァイアス号が地球に帰還した日に訪ねると、既にユウキが退職した後だと知る。
コウジ(退職?ユウキは、どこに行ったんだ?実家には、帰って来てない。まさか、別の場所?)
しかし、なかなかユウキの居所を掴む事が出来なかった。
ユウキは、マコトと二人っきりで新しい住居で、これからの日々を過ごしていく事になる。
ユウキ(順調に進んだな。)
満面の笑みを見せながら、ユウキは仕事探しに出かけた。
完結。
>>856(続き)
ユウキとマコトの新居のその後。
ユウキは、まず、近所に挨拶をして、コミュニケーションは、欠かさなかった。
その目的は、マコトの監禁へのとある理由説明の為。
ある程度、近所の人とも仲良くなった所で。
こういう話をする。
近所の女性「ユウキ君は、恋人はいないの?」
ユウキ「います。けど、実は、訳ありで。」
近所の女性「訳?」
ユウキ「俺の恋人は、親が特殊で今まで、軟禁状態だったんです。けど、ネットだけは使えたから、俺と知り合って、深い仲になる内に軟禁の件を知って。」
近所の女性「えっ!?」
ユウキ「助けなきゃと思ったから、「助けてやる!俺ん所来い!」って、送って。住所から、合鍵を作製して、外から両親の行動を監視して、車から見張って、恋人の両親が外出してるのを確認した時に家に入って。そこで、上手く助け出して、車に乗せて。今、俺の家に。」
近所の女性「警察には、連絡しなかったの?」
ユウキ「最初は考えたけど、一応相手の親を刑務所に入れるのは、逆恨みもあったから、それより救出しようって。現に相手の親は、自身が軟禁してたのがバレたくないからか、事件にもしてないままで。」
近所の女性「って事は?」
ユウキ「恋人の親に何処にいるかバレたくないから、こっちも隠してる状況で。恋人を地下に軟禁してる状態だけど、親にバレて連れてかれるの嫌なんだよ。長期の軟禁で精神状態も、不安定で危ないから。」
近所の女性「一人で、守ってるのね。」
ユウキ「だから、この件を警察にも言わないで、バレない協力をお願いします。」
近所の女性「分かったわ。大変だったわね。何か、力になればいいけど。」
ユウキ「ありがとうございます。今は、俺一人で大丈夫です。」
近所の女性「病院には、連れて行かないの?」
ユウキ「あんまり、慣れない所は、ストレスになるから。俺が付いてるし、世話もちゃんとしてるから。」
近所の女性「恋人さん、よくなるといいわね。」
ユウキ「そうですね。」
っと、嘘の情報をオープンにする事で、近所を味方につけた。
後々、マコトの件がバレるより、先に嘘の情報を信じさせた上で、軟禁状態の説明をして、過ごす方を選んだ。
近所の女性も、嘘の話を信じていく内に
ユウキの恋人の親が相当異常者で、そんな親元に返すのは
危険だと判断していたし、
何より、長期の軟禁を自身の子供にしていると言う事は、
当然それ系のヤバメの肉体関係もあったんだと予想。
それが原因で、ユウキの恋人は、精神も蝕まれたと。
錯乱状態になる程危険な状態になるという事も、聞かされていた
この近所の女性は、そっとして置く方がいいと考えていた。
近所の女性(時々は、ユウキ君が恋人と、外に外出しているの見かけるけど、恋人の表情は怯えていた。もしかしたら、男性恐怖症になっていて、恋人のユウキ君にすら、不信感を抱いているのかも。)
そう、女性の目には映っていた。
この頃には、ユウキ同伴でマコトは、外出が許されていた。
外に出歩く事がある。
ユウキがマコトと部屋にいた時。 ユウキ「俺の元から逃げようとかは、考えるなよ。」マコト「!」 ユウキ「教えてやるけど、マコト事件の件。 警察官は、他殺より自死の方を疑い始めてる。 いずれにしても、他殺か自死のどっちかだぜ? つまり、死んだって思われてるんだよ。」 マコト「えっ? ボクが? そんなっ・・・。」 ユウキ「生存してないってさ。 そんなら、俺の元にいた方がいいだろ?」マコト「・・・・・。」
しかし、内心マコトは、ユウキに恐怖心がある為か、あまり側にいたいとは、思っていなかった。何度目かの二人での外出。スーパーマーケットに訪れる。ユウキは、常にマコトの腕を掴んでいる。意を決して、マコトは叫ぶ。 マコト「誰かっ! 誰かっ助けてっ! この人に監禁されてる〜っ!」 ユウキ「!」 一瞬、周りの客は、マコトとユウキに視線を向ける。
ユウキ「狂言は止めろって!? 精神不安定なのは、分かるけど。 これじゃあ、俺が犯人だって嘘を周りが信じちまうだろっ!?」 とっさにユウキは、そう答えていた。マコト「・・・・っ。」 ユウキ「なぁ、大丈夫だから。 アッチ行こうぜ?」 ユウキは、マコトを抱き締める。その様子を見ていた周囲は、徐々にマコトが精神疾患だと思い始める。 ユウキ「すみません。 俺の恋人、精神患ってて。 狂言言ったりするけど、気にしないで下さい。」 そう周囲には、伝えてユウキは、その場を後にする。 ユウキ「欲しいもんあんだろ? 好きなの選べ。」 リヴァイアス号で貯蓄したお金があり、金銭には余裕がある。
マコト「・・・じゃあ、これとこれ。(どうしよう。 本当の事言ったのに誰も助けてくれない・・・。)」 マコトは、周囲に絶望した。 ユウキ「まだ、働かなくても、余裕なぐらい金あっからよ? 仕事探してるけど、見つからないしな。」 ユウキは、今は、仕事を探し中。買い物を終えて、この星で住居を買った際に同時に購入した車に乗り込み、二人は、スーパーマーケットを離れた。 この星に来た時に携帯も買い替えている。だから、兄のコウジとは、連絡手段は無い。
その頃、コウジの方はーーーーーー・・・。 コウジ(マコトもいなくなって。 ユウキもいなくなった。どうしてだろう。) 実は、心配になったコウジは、探偵を雇ってユウキを探していたが、手がかりは、見つからなかった。 コウジ(こんなに探していない訳ないよな。 もしかして? ユウキは、別の人物に殺された?)コウジには、思い当たる節があった。 回想。 リヴァイアス号にまだ、搭乗していた時。ブルーとマコトが会話しているのを確認していた。
ブルー「関わっていて、怖いって思わないのか?」マコト「怖いって言うよりは、普通かな?」 マコトは、比較的に誰とも普通に関わり合う傾向があった。女子との方が仲が良いが、ブルーとも会話をしていた。 回想終了。 コウジ(まさか、ブルーは、好意寄せてたのかな?) コウジの憶測は、こうだ。 マコトに好意を寄せていたブルーは、その後マコトがいなくなる。その時は、ユウキがマコトを部屋に軟禁していた訳だが。 好意を抱いていたマコトがいなくなったのを不自然に思ったブルーがマコトを探していた。
ユウキは、操縦室にいる為、ブルーも操縦に加わる様になり、その間。 トイレへ行くと嘘をつき、皆がリヴァイアス号の操縦に夢中になってるのを確認して、ユウキのカバンからコッソリとカードキーを盗む。 操縦室へ出た後は、真っ先にユウキの部屋の前に訪れてカードキーをかざし、暗証番号を打ち込む。 勿論、暗証番号までは、分からないから何千通りを調べるべく一日の数分をそれに費やして、また操縦室に戻って、カードキーをカバンに戻す。 その後も、これと同じ行動を何年間も繰り返す。 そして、ようやく暗証番号の解読に成功。ブルー(開いた。) 中に入って、マコトがいないかを確認するブルー。
スーツケースの中に入ってるマコトを確認。 しかし、確認だけすると、すぐにブルーは、部屋を出る。 トイレから帰って来たふりをして、カードキーをユウキのカバンに戻す。ブルーは、すぐには事を起こさなかった。 単なる暴力事件だと、自分がリヴァイアス内では不利になると気づいていた。チャンスを伺っていた。 そして、ついに、ユウキがリヴァイアス号を退職するとなった時。 ブルー(チャンスだ。) ユウキは、仲間の部下達と退職祝いを終えて部屋に戻って来た。 カードキーをかざして、暗証番号を打ち込む。すると、背後には、銃を周囲には見えにくい形にして、ユウキの背中に当てる。
ブルー「入れ。」ユウキ「!」 そのまま、ユウキの部屋に入るブルー。ユウキの後ろから、首辺りをチョップ。 気を失わせて、そこでユウキを殺害。 スーツケースに入っていたマコトを持っていったのでは? ユウキの遺体は、袋にいれリヴァイアス号の宇宙空間に投げ捨てる。 こうして一見、周囲からはユウキが去りましたよ風に見せかければオッケー。 コウジ(えっ・・・・。 こっちじゃないよな。 もしかして、ユウキがマコトを奪われたのかなぁ。) ユウキの消息まで、不明になっている為にコウジの中でも、そんな憶測が生まれてしまった。
アオイ「大丈夫? 顔色悪いよ。」コウジ「いや、ちょっと考え事をしてて。」 因みに今現在は、コウジは新しい新居でアオイと同棲中。 トラブルというのは、数珠繋ぎにまた、別のトラブルを生む傾向がある。 その傾向から、コウジの中で不安が生じる。 コウジ(そういえば、メンヘラのマコトを一度ユウキから、取り戻して欲しいってお願いした事あったから、ブルーは、ユウキとマコトの関係には、気づいてただろうし。) 複雑な心境を抱くコウジ。どんどんと、予期せぬ方向にトラブルがいったんじゃないかと疑っていた。 そんな事とは知らず別の星で、ユウキとマコトは生活していた。
徐々にユウキもマコトと関わる際、地下だけで無くリビングに居座らせる機会も増えていった。リビングで二人でテレビを観ている。
ユウキ「ははっ。 何だよこの番組っ! 面白え〜な。」 お笑い番組を観て、笑うユウキ。マコトは、そんなユウキに目線を向けている。 マコト(・・・外に逃げられないかな?) 隙をみて、まだ逃げようとマコトは思っていたが。
マコト「トイレ行く。」ユウキ「!」 すると、ユウキもトイレまで着いて行く。 当然、トイレは内側から鍵をかけられて、窓から逃げられればマコトが脱走出来てしまうので、トイレの扉は、ワザとユウキが手で閉まらない様にしている。 マコト「・・・・。」 ユウキ「トイレしていいぜ。」 恥ずかしがりながらも用を足すマコト。 マコト(逃げれる隙が無い・・・。) ユウキが逆にトイレに行ってくれてもチャンスだが、当然マコトが逃げるのを警戒している為、わざわざ手錠でマコトの手首を拘束した状態にしてから、トイレに行っている。
マコト「ユウキ君。 あのさ、逃げないからさ。 自由にして欲しい。」ユウキ「・・・言葉だけじゃ、信用出来ないな。」マコト「!」 ユウキ「行動で分かるんだよ。 逃げるなって言ってるのに、スーパーマーケットの時、周囲に助けを呼んだろ? あれがそっちの本音だろ?」 マコト「・・・自由欲しかったから。」 ユウキ「とにかく、俺がいる範囲でなら動けるんだし。 好きなテレビもゲームも許してる。 好きな服や食べ物も買わせてる。 そんな不自由でもねぇだろ。 なぁ? 何もかも自由制限してるかよ?」 マコト「・・・・・。」 ユウキ「外出だって、行きたい場所あんなら、俺同伴なら、許してんだぜ?」マコト「・・・・・。」 ユウキ「言っとくけど、俺いなきゃ本来は、そっちで全部やらなきゃいけねぇ事だよな? 仕事して金稼いで、家の事も何から何まで。 車も自分でだぜ? 携帯も。 一人で何もかもってやるって結構大変だろ?」 マコト「・・・・・。」 ユウキ「俺がいて、役立ってる事もあると思うんだよなぁ。」 マコト「うん・・・。」
マコト「・・・ボクの事、好きだからだよね?」 ユウキ「あぁ。 そうだぜ。」 マコト「ボクでいいのかなぁ? でも、ユウキ君には、もっと良い人いると思うんだけどなぁ・・・。」 ユウキ「俺が決めたのがマコトなんだよ。 他は、ありえねぇ。」 マコト「・・・・・。」 マコトがどう言おうと、ユウキの考えもそう簡単には、覆りそうには無かった。 ユウキ「どっか行きたいとこねぇの?」マコト「えっと、公園に行きたい。」 ユウキ「いいぜ。」
しかし、マコトもマコトで長期の度重なる軟禁生活が災いしてか、精神年齢が幼いままを保っていた。 というのも、精神が成長するには安定感のある環境があってこそだが、この軟禁生活は常にマコトに強いストレスと強い不安・強い恐怖を与えていた為、気づいた頃には、幼稚な精神のまま成長が止まってしまったのだ。 だからこそ、歳に合わない公園に行きたがる等の選択を選ぶ。 ユウキ(俺にとっては、マコトがあんまり成長しねぇなら、しなくてもいいんだよな。 成長したら、ますます離れていっちまうだろうし。)
軟禁生活から逃げ出そうとされたくないユウキ側の気持ちも、複雑なこの状況を作っていた。 次の日。ユウキは、マコトと公園にやって来た。 マコトは、公園の遊具で遊ぶ。 ユウキは、それを見ている。 しかし、実は、マコトならではの考えがあった。 マコト(公園に行くって事は、トイレも行ける。) 公園には、二人以外に子供達や大人も来ていた。 その中のある一人が女子トイレへと入ったのを確認して。
マコト「ボクもトイレ行くっ!!」ユウキ「トイレ・・・・?」 マコトが女子トイレに入ろうとしたその時、ユウキに手を引っ張られて。 ユウキ「こっちの方入れ。」 ユウキが指定したのは、多目的トイレ。 マコト(あっ・・。)マコトは、落ち込んだ顔で入る。 ユウキ「マコトってジェンダーだろ? 女子トイレより、こっちだよな。」マコト「・・・・うん。」 マコトが残念がる理由は、本当は女子トイレに入って、さっきトイレに入った女性に隣の個室から小さく声をかけて。 「監禁されてる。警察呼んで。」っと、助けを求める為だった。 しかし、自身がジェンダーなのが災いしてしまった。
ユウキも周囲がマコトと近距離で接触するのは、回避しようとしている。マコトの作戦は、失敗に終わった。それから、二人は自宅に戻った。 マコトのお風呂の時間。ユウキは、相変わらず付きっきりだが。 着替え中は、なるべく目線は見ない様にして、下を見る。 マコトが風呂に入ってる中、外の脱衣所でスタンバイ。 マコト「ふぅ〜。」 【チャポチャポ】唯一、ユウキが側にいない状態で、一安心出来る空間。 その間、ユウキは、携帯を操作している。携帯で暇を潰していると、マコトが風呂から上がる。
ユウキは、なるべくマコトの裸は見ない様に逸らす。 何故かと言うと、マコトはジェンダーで、あまり自身の体に対する嫌悪が強い分、他者に見られるのも嫌悪を抱くと、理解しているから。 コウジが付き合っていた時もそんな関係だったが、それは、コウジから教えられて、ユウキも知っていた。 ユウキ(兄貴は、何でも、情報をオープンにする奴だったからな。 マコトの情報は、共有してた。) ついでに優しいコウジだから、メンヘラで精神的に振り回すマコトと付き合っていても、マコトにキレる事は無かったが優しさ=いつまでも受け入れられるでは無いから、コウジにも許容範囲オーバーが、やってきた。 ユウキ「俺も入るか。」
ユウキも入る場合は、先に地下にマコトを連れて行き、一人で風呂に入る。そんな、とある日。 ユウキ(仕事まだ、見つからねぇ〜。 落ち着かねぇな・・・。) やる事がない状況が苦痛なユウキ。 ユウキ(・・・・料理動画か。 そうだ! 俺も料理覚えてみっかなぁ?) ユウキが悪戦苦闘で、料理を作っていると。 マコト「ボクも作りたいなぁ・・・。」 ユウキ「一緒に作るか?」 マコト「うん!」
マコトと二人で料理を作った。 ユウキ「味付けは、コレでよしだな!? 案外やってみると楽しいな。」マコト「また、作りたいなぁ・・・。」 ユウキ「昼も作るか?」マコト「うん。」 メンヘラなマコトにとっても、何かに夢中になっている方が落ち着く様だ。 ユウキ(自炊で、金も出費減るよなぁ。) 昔のユウキならば、考えられない行動だ。そして、携帯からも可能な仕事を見つけたユウキは。 ユウキ「なぁ!? 俺の携帯貸してやるから、携帯で出来る仕事に挑戦してみねぇか?」マコト「やりたい。」
ユウキ「じゃあ、任せたぜ。 タブレットの方がいいか。 こっち、使え!」タブレットを渡して、マコトも仕事を獲得。ユウキは、貸してる間はその様子を観察している。 メンヘラのマコトの内面を少しでも、別の方向に逸らさせる事で気分の落ち込みを回避させようとしていた。 こんな軟禁生活では、精神がおかしくなるのを阻止する為。 ネットでの仕事は、ユウキ自身が登録して応対までしているが、実際に仕事しているのは、マコトっという状況だ。 気分転換にはなるのか? マコトも楽しそうだ。 数時間は、マコトがやって、その後は、ユウキにバトンタッチ。 ユウキ「ちょっとでも、収入ある方がいいよなぁ?」 残りの数時間は、ユウキがやって終了。 ユウキ「一人でやってる様で、二人分の稼ぎだからな。 倍になりそうだぜ!
給料が入った時、その半分はマコトにも渡される。 マコトは、嬉しそうだった。こうして、長期の軟禁生活の中でも、喜びを見出だせたマコトは、少しずつ、メンヘラから解放されてゆく。 【コンコン】ユウキ「はい?」 近所の女性「ピザ作ったの。 一人だと食べきれないから、良かったら、恋人さんと、どうぞ。」ユウキ「ありがとうございます。」 マコト「!」近所の女性「お口に合うといいんだけど。」 ユウキ「俺の方も恋人と作ったケーキあるから、一切れどうぞ。」 近所の女性「ありがとう! チーズケーキ? 美味しそうね。 恋人さん、どう? 状態は。」
ユウキ「大分、落ち着いてきてます。」 近所の女性「気になってたんだけど、アナタの恋人が体女性なのに男装コーデなのって、性的なのが原因? ホラ、両親の。」 ユウキ「いえ。 恋人は、元々ジェンダーで、体に違和感を持っていて。 それとは、関係ないです。」 近所の女性「そうなの。 私は、てっきりそれと関係もあると思ったんだけど。」 ユウキ「仮にあったとしても、俺の方からは聞かない様にしています。 思い出させるの辛いだろうから。」 近所の女性「気遣いしてるのね。 恋人さんとお幸せに。」 ユウキ「ありがとうございます。」 ユウキの元にマコトが、近づく。
マコト「今の人、誰・・・?」 ユウキ「近所の人だぜ。 ピザ貰ったから食うか!」 マコト「うん。」 何気ない日常が過ぎていって、マコトからは徐々に笑顔が見られた。 勿論、その中でもマコトは時々、仕事で貸して貰ったタブレットで、コウジに連絡を試みた事もあったが。 繋がらなかった。何故なら、今のマコトのいる星から、コウジの星からの距離は、かなり離れていて、届く事は無かった。 マコト(コウジ君にメールが繋がらない。) マコトは、絶望した。ユウキも少し疲れているのか? 珍しく、眠そうにしていた時に行なっていた。
短い居眠りをしていたユウキは、目を覚ます。 慌ててマコトは、送信したメールの履歴を削除する。マコト(ふぅ〜。)その頃、コウジもだんだん探していたのを諦める様になっていて。 コウジ(もしかしたら、もう・・・二度とマコトとユウキには、会えないのかもしれない。 母さんだって、弟の事は気にしてる。 けど、こんなに探しても見つからないんじゃ・・・。) コウジと同居しているアオイのお腹には、赤ちゃんが宿っていた。 いつまでも、マコトやユウキの事を探すお金に費やす訳にもいかなくなり、コウジも徐々に遠ざかっていった。 別の星でユウキとマコトは、暮らしている。 ユウキ(この日常を守らねぇと。 これからも。 それが俺の目標だからな。)マコト(・・・・・。) 二人の距離は、相変わらずだが、変わらない日常をこれからも過ごしていく事になる。
完結。
別バージョン。(もし、リヴァイアス号の段階で、マコトの件がバレていたら。) ユウキがマコトを周囲に隠していた事実がついに明るみになってしまった。と、いうのも。 ユウキがたまたま、付き合った新しい遊びの彼女は、かなり嫉妬深い性格でユウキに内緒でコッソリと、部屋に隠しカメラを設置したのだ。そして、彼女は隠しカメラを回収して、動画に映るマコトの存在を知ってしまう。 彼女「誰っ!? 何で、スーツケースにユウキは、いれてるの!? 待って、これ。 普通の浮気じゃないっ! 監禁してる・・・?」 異様な事態に気づいた女性は、直接ユウキに聞くのは止めて、リヴァイアス号の機長や隊員達に話した。 この事で、機長や隊員複数人が、ユウキに問い詰めた。 ユウキ(ヤベッ! ついにバレたっ・・・・。 動画として証拠に残ってるなら、言い逃れが出来ねぇし。 その動画を警察にバレたらもう、俺は・・・・。 いっそ、マコトと離れるぐらいなら・・・。) 追い詰められたユウキは、ダッシュでその場から逃げ出す。 向かった先は、リヴァイアス号の入り口部分。 ユウキ「はぁはぁ・・・。」
そこで、ユウキは入り口の扉を開閉して、宇宙空間へと身を投げた。
【バッ・・・・】
初めから、もし周囲にマコトの件がバレたら、こうしようと決めていた。マコトを死なすか、自分が死ぬか。
呼吸が難しい宇宙空間。ユウキは、絶命した。機長と、隊員は、ユウキの遺体の回収は諦めて、マコトの方を救う。何とか、監禁から解放されたマコトは、その後。
両親の元に返された。
そして、この事実を電話で知ったコウジは、マコトが生存していた事実には、喜びを抱くが。
それと同時に、犯人だった弟のユウキが自死した事実を知ると泣き崩れた。弟が死ぬのは、片割れが消えたのと同じ意味。
コウジはしばらく、塞ぎ込んで立ち直れなかった。
アオイは、懸命にそんなコウジを側で、支えてくれていた。
コウジ(ユウキ・・・・・。)
それから、時が経ちコウジは、アオイと同居を始めて。
マコトは、両親と仲良く暮らしている。
マコト(・・・・・・。)
完結。
別バージョン
(ユウキとマコトとブルーが三角関係だったら編)
ブルーは、唯一男装しているマコトとは、仲が良くなった。
マコトも、話しかけられれば拒まず、会話をするタイプ。
ブルー(他の女性とは、関わりづらいがマコトは、男性的な部分もあるから、話しやすいな。)
そんな中、徐々にマコトに対して好意を感じ始めた。
しかし、マコトの方はブルーに特には、好意は無かった。
常にマコトに遠くから、ベッタリと付きまとう様になるブルー。
マコトは、何処にいてもついてくるブルーに不気味さを覚えた。
マコト(また、ついて来てる。)
恐怖を感じたマコトは、知り合いのユウキに相談する。
マコト「ユウキ君。 相談あって・・・。」
ユウキ「ん? どうした。」
マコト「ブルーって知ってる? 何か、あの人が何処行ってもついて来るから、怖くて。」
ユウキ「! なら、俺が付いててやろうか?」
マコト「うん、ありがとう・・・・。」
ユウキは、マコトと常に行動を共にする。ブルーもそんな二人の関係に気づく。
ブルー(・・・・二人は、付き合ってるのか?)
激しい嫉妬をユウキに抱く、ブルー。
マコト「あのさ、寝る時も一緒に寝ていい? 何か不安で。」
ユウキ「あぁ、別にいいけど・・・。」
ユウキの部屋のベッドで、眠るマコト。
ユウキ(何か俺等、これじゃあまるで、付き合ってるみたいだな。)
少しずつ、ユウキもマコトに好意を寄せ始める。
ブルーは、ユウキを呼び出す。
ブルー「マコトとは、どういう関係なんだ? 付き合ってるのか?」
ユウキ「はぁ? 関係ねぇ奴に言う訳ねぇ〜だろ。」
ブルー「付き合ってるなら、勝負しろ!」
ユウキ「・・・そんな大切な事、喧嘩で決める訳ないだろ。
アホらしっ・・・。」
ユウキは、ブルーの誘いに乗らなかった。
しかし、ブルーは、しつこかった。
ある日。
ブルーがついに一方的にユウキに喧嘩を吹っ掛ける。
喧嘩の強さは、ブルーが上なのか?
徐々にユウキは、不利になってゆく。マコトは、遠くから見ていた。
マコト(どうしようっ・・・このままだと、ユウキ君がピンチ。)
ブルーは、ユウキに馬乗りになると死なす勢いで殴りかかる。
【ゴッゴッ】
ユウキの意識が無くなりかけた、その時!
とっさにマコトは、ブルーの銃に気づき、ブルーの背後から静かに近づき、銃を奪い取った。
そして。
マコト「お願いっ・・・・ユウキ君を殺さないでっ! じゃないと、ボクが死ぬからっ!」
ブルー「!」
リンク「マコトっ・・・・。」
ブルーにとっての目的は、マコトだったからか?
死なれると意味が無いと気づいたブルーは、黙ってその場から、離れる。
マコト「・・・・ユウキ君。」
ユウキ「ありがとな! マコト・・・。」
マコト「うんっ・・・。」
これ以降、ブルーがマコトに近づく事は、無くなった。
その代わり、ユウキとマコトが交際を開始する。
完結。
リヴァイアス別バージョン
(ユウキが軟禁しているマコトを奪ったのが、ブルーだったら編)
ブルーは、ユウキには内緒にしながら、カードキーを盗み、ユウキの部屋の解除に時間を費やす。
暗証番号をついに解読し、部屋の中へと入り、ついにマコトを見つけ出してしまう。
しかし、その場では、事は起こさず。
ユウキがリヴァイアス号を退職する日。リヴァイアス号は、星に帰還。
退職祝いをした後は、ユウキは部屋に戻る。
背後から、ブルーが銃を突き付けて、中に入る様に指示。
ユウキ(!?)
二人は、部屋の中に入ると後ろから、ブルーは、ユウキの首筋にチョップ。
ユウキ「うっ・・・・。」
【ドサッ】
床に倒れ込むユウキの首を絞める。
そのまま、殺害した。ユウキの遺体は、袋に包み、宇宙船リヴァイアス号の外の宇宙空間へと、宇宙ゴミとして遺棄する。
そして、スーツケースに入っているマコトをユウキの部屋から出して、自分の部屋に移動させる。
スーツケースに入っているマコトを、外に出させるブルーだが、ユウキがいない事に気づいたマコトは、戸惑う。
マコト「!? ここどこっ? 何で、ユウキ君はいないの?」
ブルー「・・・・今日からは、飼い主はこっちだ。」
マコト「!」
ユウキに関する情報をブルーは、伏せた。
マコトの事も銃で、脅す様になる。
マコトを連れて、次に向かったのは、操縦室。銃を突きつける。
ブルー「故郷の星に向かってくれ。」
銃で脅しながら、指示をする。周りは、命令に従う。
マコト(・・・・・。)
ブルーは、座りながら、マコトを抱き寄せる。
マコト(あっ・・・。)
恥ずかしいのかマコトは、少し顔を赤らめる。
この状態のまま、リヴァイアス号は、ブルーの故郷に向かった。月日が経った頃。中には、ブルーに抵抗しようとする者もいたが。
ブルーは、マコトに銃を向けて。
ブルー「人質だ。 死なすぞ。」と、更に周囲を威嚇。
マコトを人質状態にされて、周囲は命令を聞く流れに。
マコト(何で、ユウキ君はいないの?)
不安そうな表情のマコト。
緊迫した状況の中、ついにブルーの故郷に到着。
ブルー「故郷に戻るか。」
マコト「!」
マコトを強引に連れて行き、リヴァイアス号の外へと出る。
勿論、銃は突きつけたまま。外に出ると、マコトの腕を引っ張りながら、足早にリヴァイアス号から、去る。
マコト(・・・・ユウキ君?)
マコトは、周囲を見渡すが誰かが追ってくる様子は無い。
ブルー「家に戻る。 案内しよう。」
マコト「えっ・・・・。」
ブルーが訪れたのは、自分の家。
ブルー「二人で、暮らすか。」
マコト「・・・・・。」
恐怖を感じているマコトは、ブルーの言いなり状態で大人しく指示に従っていく。
銃を持っている恐怖から、逆らったら撃たれると考えた為、ブルーに逆らう事すら、難しくなっていた。
こうして、無理やり関係性を送りながらも二人は、生活していく。
時にブルーは、覆面を被り、銃で相手を脅し、金すら得た。
その金で仕事はせず、悪さを繰り返しながら、マコトとの資金源として、生活に使う。
ブルーとのベッタリした関係性に圧迫感を抱いていたマコトは。
マコト「あのさ、ボクも仕事したいんだけど。 その方が、ブルーさんも生活楽だし。」
ブルー「いや、生活費はこっちで得てる。 何も不自由は無い。」
マコト「・・・・。」
聞く耳を持っては、くれなかった。
マコトにとっては恐怖の生活だが、ブルーにとっては愉快な生活だった。
完結。
〜ブルーが金を奪う流れ。
暗い人通りの無い夜道。
ターゲットを物色して、見つけたら後をつける。
周囲に人通りが無くなったのを確認したら、覆面を被り、背後から近づき銃を突きつける。
ブルー「声を出すな。」
そのまま、人通りが無さそうな場所に更に連れ込んで。
ブルー「現金を全部出せ。」
と、脅す。
腕力に自信が無い男性であれば、恐怖からすぐに応じる。
被害男性「ひぃ〜。 命だけは、お助けを!」
現金を手にすると、首にチョップを喰らわせて、その場から立ち去る。
ついでに、被害男性が腕力に自信がある場合は、反撃しようとしてくるので、その場合は、ブルーも相手の出方に気づくと、直ぐ様、首にチョップを喰らわせて、財布から現金を抜き取り、立ち去るのどちらかのやり方になる。
この盗んだ金で、マコトとの生活を支えている。
DAYS(ディズ)
〜BLバージョンです。苦手な方は、読まない様に。
セイセキ高校に通う。松下(まつした)カエデ。
カエデ(ある日。友人の子・ツバキちゃんに誘われて。)
回想
ツバキ(メール)『カエデ君?セイセキのサッカーあってさ。今度行かない?』
カエデ『うん。』
回想終了。
初めてサッカーを見に行く事になった。サッカー場に到着。
カエデ(ずいぶん、女性のファンが多いなぁ〜。)
女性ファンの声援が聞こえる。
そして、試合が始まった。
そこで、目に止まったのは。
【パスッ(サッカーボールでドリブルする風間)】
ロングで、金髪が似合う。目立つくらいのドリブルをして、
あっという間にゴールをした。この選手だった。
ゴールする度に女性ファンの歓声が広がる。
カエデ「ねぇ〜?ツバキちゃん。あのロングの金髪の選手って誰??」
ツバキ「あ〜。あれは、風間ジン君だよ!カッコイイよね〜。あたしもファンなの。もしかして、カエデ君もファンになっちゃった?」
カエデ「うんっ・・・。」
つくし「風間君!パスッ!」
ツバキ「あの、今、ジン君に、パスしたのがつかもと つくし君。セイセキではね〜。ジン君と、つくし君二人が一年生で。今何かと周りから、注目されてるんだよ。」
カエデ「へぇ〜。すごいんだね。」
そして、セイセキの試合は終わり。見事勝った。結果は、3対一。
ツバキ「風間く〜ん!」
風間「!」
つくし「あ、あれ。確か風間君のファンの・・・。」
ツバキ「あたしの友人がね〜。風間君のファンになっちゃったんだって〜!」
カエデ「言わなくたってい〜よ!恥ずかしっ・・・。」
ツバキ「ホラ!?笑って、手を振ってくれてるよ。カエデ君?」
カエデ「う、うん・・・・。」
ウブカタ「遅いっ!そこ一年!さっさと戻るっ!?」
つくし「ウブカタさんっ。」
風間「コエ〜コエ〜。(怖い怖い)」
カエデ「あのキレてる怖い女の人は?」
ツバキ「マネージャーのウブカタちか子さん!同じく、ジン君達と一年のタメだよ。」
そうして、次の日。
カエデ「ツバキちゃん。何処へ行く予定?」
ツバキ「来たら、分かるよ〜。着いた!」
カエデ「ここって!?」
ツバキ「今日はここで、サッカーの練習してるんだって。」
女性ファン「キャア〜〜〜〜風間く〜ん!!」
ツバキ「どうして、分かったのかって?それはね〜、ズバリ・ジン君にはファンが多いでしょ。」
カエデ「うん。」
ツバキ「大体の練習してそうな場所って分かってるから、そこの場所にファンが一人ずつスタンバイして。ジン君が現れたら、ファンの一人がジン君は今日ここだよって、一斉に皆にメール送信するの!
それで、集まってファン皆で、応援する流れ〜。いいよね〜!」
風間「わりぃ〜な。つくし?俺のファンがうるさくて。」
つくし「え?練習に集中してたから、声とか気にならない。一つの事に夢中になると、それしか見えなくなるクセがあって。」
風間「真面目だな〜?本っ当、つくしは!」
風間は、カエデに目線を向ける。
風間(おっ?あのファン、一人だけ男。)
女性ファン「風間くんっこっちに近づいてるぅ〜!」「キャア〜!」
【ザッザッザッ】
カエデ「えっ?ち、近っ!?」
風間「俺のファン、何だって?」
カエデ「はい!」
風間「見てもらって分かる通り、俺って普段、女子のファン多いんだ〜。男のファンとか珍しい〜。」
【スッ】
風間「これ!俺のメルアド。そっちから、メールして。また、後で。」
風間君は、戻って行った。
女性ファン「ずる〜い!」
ツバキ「良かったね〜。カエデ君?あたしももう、メルアドは貰ってるよ。」
周りの女性からの圧。
女性ファン「男のクセに風間君に気に入られてんなよ〜!」
女性ファン「そーだ。男引っ込め〜!」
カエデ(えっ?嫉妬されてる。圧がっ・・・。)
ツバキ「何よ〜!男は、ファンになっちゃ駄目な訳〜?そんな、決まりなんてあるの〜?」
カエデ「ツバキちゃんっ・・・・!」
女性ファン「・・・・・・。」
女子黙る。
こうして、風間君とメールが出来る事に。(カエデの自宅。)
カエデ(やって送ってみよ〜。初のメール。)
夜八時。
カエデ『さっきの松下カエデです。初めまして。』
風間『どこの高校行ってる〜?』
カエデ『セイセキ高校。』
風間『じゃ〜、俺とつくしと一緒じゃん!?もしかして、クラス違うから、分からなかった?今度会って話さね〜?高校で。つくしも呼んで来る。』
カエデ『はい!』
次の日。待ち合わせ中。
こうして、三人で、日曜日だった為
喫茶店『レビュー』で、待ち合わせする事に。
カエデが椅子に座って、待っていると。
そこに。
風間「待たせたな!カエデ。こっち、俺の友人・つくし!」
つくし「つくしです!よろしくお願いします。」
三人で椅子に座って話す。
つくし「カエデ君は、サッカー好き?」
カエデ「元々は、あんまり?興味無かったけど、セイセキのサッカー観戦してから、好きになりました。」
つくし「それで、風間君のファンになったんだ?」
風間「なぁ〜?男のファンとか珍しい〜だろ。今日を記念して、プリクラ三人で、撮りに行くか!」
つくし「うん!」
その後は、喫茶店を出て、三人でプリクラを撮る。
風間「せ〜の!」
【サッ(カエデが風間のロングの髪を掴んで、自分の顔を隠す。)】
つくし「カエデ君っ!?」
風間「ちょっ!コイツ何してんだよ!」
つくし「あはははは。」
カエデ「ちょっと・・・プリクラって苦手で。」
風間「先にそ〜いう事は、言えって!」
つくし「でも、面白かった〜。」
三人で過ごして、楽しかった。
カエデ「今まで、友人って言えば女子が多かったから、久しぶりに男友人と仲良く出来て、良かった〜。」
風間「また、三人で遊ぼう〜ぜ!?」
つくし「また、遊ぼう〜?カエデ君?」
カエデ(すごい優しい人達だったなぁ。こんな温かい人っているんだ。風間君とつくし君って、二人共人柄がいい〜。今までの出会った男子とは、違う。)
次の日。
セイセキ高校。
廊下にて、カエデとツバキが一緒にいると。
男子生徒1「見ろよ〜。今日もカエデの奴、女子とばっかいる。」
男子生徒2「何でアイツって男なのに女と仲良くばっかしてんの?」
カエデ「・・・!」
ツバキ「カエデ君?」
男子生徒1「女にモテてやがる。嫌な感じだ。」
その時!
風間「アチョ〜!アチョ〜!」
風間が振り回してるのは、ヌンチャク。
男子生徒2「うっわ!何だコイツ!」
男子生徒1「ヌンチャク持って、危ねえ〜!」
男子生徒2「危険な奴!逃げろ〜〜〜〜!!」
男子生徒達は、退散。
風間「たくっ。何だ、アイツら?」
カエデ「あ、助けてくれて、ありがと〜。風間君!」
つくし「大丈夫だった?カエデ君!」
カエデ「(つくし君もいる。)大丈夫だよ。」
それからは、高校の中でも初めて、男の友人ができた。
つくし「三人で、また話そう〜。」
風間「屋上行こうぜ〜。」
ここは、屋上。
つくし「三人で、好きな女子の話をしよう!」
カエデ「!」
風間「じゃ〜、まずは、言い出しっぺのつくしから!」
つくし「えっとね。好きな人はいるよ。2年のたちばな さゆりちゃん。」
風間「さゆりんなぁ〜?知ってんぜ。」
カエデ「応援するよ!つくし君。」
つくし「じゃあ、次は、風間君?」
風間「好きな恋人と呼ぶべき女子達なら、たくさん!」
つくし「え?いや、好きな女子は特定の・・・。」
風間「だ〜から、好きな女子なら皆!選べね〜くらいいる。」
つくし「じゃ、最後はカエデ君!」
カエデ「え、え〜と。(どうしよう。今、好きな人が目の前にいるのに〜。答えられない。恥ずかしくて。)」
風間「?」
カエデ「じゃあ、つくし君にだけ教えるね?」
風間「はぁ!?ズリィ〜。」
つくしの耳元近くにて。
カエデ「風間君・・・。(小声で。)」
つくし「えっ!?あっ、そ〜いう事だったんだ。なるほど。」
風間「つくし〜?後で、俺にも教えろよ。」
つくし「駄目!」
風間「はぁ〜?何で!?ちぇ〜。俺だって聞きたかったなぁ〜。カエデの好きな奴!」
つくし(これは、確かに言えないなぁ。)
カエデ「つくし君っ!?言っちゃ駄目だよ〜!?」
そんな感じで、かなり仲良くなって、それからも交友は続く。
別の日。町中を歩くカエデ。
カエデ(へへ。周りには、秘密で風間君の写真をくっつけたキーホルダー作っちゃった。しかも、裏には「好き」って、言葉入りの手作りだから・・・・。)
カエデは、密かにそれをポッケに入れながら持ち歩いていた。
いつ、どんな時も。
ある日。風間君にメールで呼ばれる。
風間『ナントカ通りって、場所に集合!』
カエデ「(なんだろう?風間君。どっかに遊びに行くのかな〜?)あっ!風間君。お待たせ〜!」
風間「お!カエデ、来たな?こっちこっち!」
カエデ「どこ行くの?」
風間「い〜から、い〜から!連れてってやる!」
しばらく、二人で歩いて到着。
風間「ここだ!」
カエデ「ここって?」
風間「俺とつくしの合宿場所!」
カエデ「あ、じゃあ〜ここなんだ?」
風間「よし、俺の部屋もあるから、カエデ?お前もそこに来い。」
カエデ「え?でもここって。部外者は、駄目なんじゃ?」
風間「良〜方法考えてある!じゃん!?このつくしのユニフォームを着れ!」
カエデ「着たけど、どうするの?」
風間「後は、このタオルで顔を隠せば完了!ど〜見たって、つくしにしか見えね〜だろ。これで、侵入成功だなぁ〜!」
カエデ「風間君っ・・。」
そして、中に入った二人。その道中。
ミズキ「風間?そこで何してる?」
風間「あ!ミズキ先輩。今さっき、つくしと外で少〜しばかりの練習して、今その帰り。な?つくし。」
カエデは、頷く。
ミズキ(変だな。さっき、つくしなら大島の部屋に行ってくると、会ったばかりだ。なら、誰だ?このタオルの奴は。ウブカタにでも、言っておこう。)
そうとも知らない風間は、無事に部屋に到着。
風間「なぁ〜!?成功したろ〜?俺の部屋に着いた!待ってろ。今、つくしも連れて来るから!」
カエデ「うん。」
風間は、つくしの腕を引っ張りながら。
風間「つくし〜。俺の部屋に集合だぁ!」
つくし「え?ど〜したの?風間君!?」
風間の部屋につくしも、集合。
つくし「あれっ!?カエデ君っ!何でいるの!?風間君!駄目だよ!ウブカタさんに怒られるよっ!」
風間「しぃ〜〜〜!バレなきゃい〜んだよ。こういうのは。それに少し話したら、カエデは帰すから。」
つくし「そういう問題じゃなくて!!」
風間「そ〜だな?今日の話のお題は、ズバリ・ウブカタ!な?マネージャーのウブカタいるだろ?彼女にしたいと思う奴いる〜?俺は無理だな!?まず、貧乳なのがNG。次!つくしは?」
つくし「えっと。ウブカタさんが悪いって訳じゃないんだ。さゆりちゃんに一途でいたいから。無しかな?」
風間「ププ〜。じゃあ、最後はカエデ!」
カエデ「胸が貧乳なのは、タイプなんだけど、顔がちょっと。ロリフェイスがタイプだから。」
風間「ププ〜〜。ウブカタの奴!フラれてやんの!全っ然モテねぇ〜!」
つくし「あっ・・・風間君!?後ろっ・・・!」
風間「ん?どした。つくし?」
カエデ「?」
後ろには、ウブカタの姿。
ウブカタ「モテなくて悪かったわね〜!?」
【ドッゴッ(風間とカエデがチョップされる音)】
つくし「・・・・・。」
ウブカタ「こっちもね〜、あんたら男子を恋愛対象として見てないからっ!てか!?ど〜いう事なのよ!風間!!部外者、何で連れてきてる訳!?」
つくし「カエデ君!今の内に逃げてっ!逃げてっ!」
カエデ「う、うんっ・・・ごめん!」
その後。
無事にカエデは、逃げて風間は・・・・。
ウブカタ「罰として、グラウンド二〇周る!」
風間「へいへ〜い。」
次の日。また、いつもの様に三人で遊んだ。
つくし「今日も楽しかったね〜。」
カエデ「うん!」
風間「また、遊ぼ〜ぜ?」
【ポト(カエデのポケットから、何かが落ちる音)】
風間(おっ?カエデのポッケから何か落ちたな?ん〜?)
拾って、確認すると。
風間(んっ!?何だこれ・・・俺の写真。裏には「好き」これってまさか〜〜〜〜!?カエデ?はっ!そう言えば、前に好きな女子の話した時に俺だけ、教えてもらえなかったって、まさかぁ〜〜〜!?)
気まず過ぎて、風間は自分のポケットに隠した。
カエデ「(あれ〜?キーホルダーが無い!もしかして、どっかに落とした?)二人共!先に帰ってい〜よ。ちょっと、用事あるから!じゃあ?」
風間「あっ!つくし!俺も用事があるから。先に合宿所に戻ってろ?」
つくし「うん!じゃあ、先に帰ってるね〜。風間君。それじゃあ。」
一方、カエデは、来た道を戻り。
カエデ「無いっ!無いっ!どうしよう?どうしよっ!?どこに落っことして来ちゃったんだろう〜!?全然っ見つからないよ〜!」
風間(カエデ・・・。)
電柱に隠れながら、その様子を見ていた風間は、恥ずかしくて渡せなかった。
しかも、その後。カエデのメールの返信に風間は、答えなくなる。
カエデ(あれ?どうしてだろう?風間君?何か、無視される様な事言ったっけ?風間君・・・。)
一方、つくしと風間の方は。
つくし「ねぇ、風間君?何月何日は、カエデ君と三人で、遊ぼう〜。」
風間「!わ、悪い!その日は、女友達と遊ぶ約束あるから、パス!
二人で遊んで来てくれ。」
つくし「えっ?う、うん。(でも、何故か、この日から何度誘っても、風間君は、断り続けて。三人で会う事は、無くなっていった・・・・。)」
つくしとカエデの二人。
つくし「カエデ君。さ、最近って、風間君と話した?」
カエデ「いや。多分、あっちも忙しいんじゃないかなぁ〜??」
つくし(いや、普通の風間君なら、忙しくたってちゃんと、返信するはず。やっぱり、おかしい。)
次の日。つくしと風間。
つくし「ね〜?風間君。今日さぁ、カエデ君と遊っ・・・。」
風間「!今日も無理無理!用事入ってっから〜!じゃあ・・・。」
つくしは、風間の後を付けてみる事にした。
つくし(本当に会うのかな?あ!喫茶店に入って行く。じゃあ、本当に〜・・・・・。窓側の席だ。)
しかし、待てども待てども、誰も来ず。風間は、一人
コ〜ヒ〜を飲むだけ。
喫茶店の中。
つくし「風間君っ・・・!」
風間「!!つ、つくしっ!?」
つくし「嘘っ・・・付いてたんだっ!」
ポロポロとつくしの目からは、涙。
風間「分かった!分かった!ちゃんと言うからぁ〜〜〜〜!?お前にだけだぜ!?」
二人で椅子に座る。
風間「これ、カエデのポッケから、落ちたの拾って・・・・。裏に好きって、書いてあってさ?」
つくし(!って事は、バレちゃったんだ!?カエデ君の気持ちがっ!本人にっ!?)
風間「アイツの事、嫌いになっちまった訳じゃないんだよ。けど、気持ちを知ってから、恥ずかしくて、心の整理が追いつかないって言うか。
それから、返そうにも返せなくて・・・。頼むっ!つくし!?
お前が、アイツにこれ!渡してやってくれ!」
つくし「!わ、分かった!渡して置くよ!?風間君・・・。」
風間「アイツの大切な物だったらしいから、頼むよ。」
つくし「うん!」
風間(はぁ〜。俺って、最低だ。)
こうして、つくしは、次の日。
カエデの家に立ち寄る前に。さゆりに相談。
つくし「って、言う事があったんだ。さゆりちゃん。こういう時って、ど〜するのが、一番いいかな?」
さゆり「そうだね?難しいね。」
つくし「風間君も、カエデ君を嫌いになった訳じゃなくて。」
さゆり「嫌いになった訳じゃないなら、本人のメンタルの問題でもあるから、時間をもう少しかけた方が、いいんじゃないかな?」
カエデ「そ、そうだね!それがいいかな?ありがとう!」
つくしは、カエデの自宅にて。
つくし「カエデ君。これ・・拾ったから、はい。」
カエデ「え?つくし君が拾ってたの?けど、いつ?もし、早い時の段階で拾ったなら、その時に渡してくれてもいいのに・・・。」
つくし「(やっぱり、嘘はやめておこう。正直に言おう。風間君に嘘つけられて、傷ついたから。)これ、拾ったの、風間君なんだ。」
カエデ「えっ!?じゃあ、風間君がメールの返信しないのって。」
つくし「そう。気づいちゃったんだ。カエデ君の気持ちに。あ!でも、嫌いになった訳じゃ無いんだって。何か、心の整理がつかないだとかで。
時間が必要だと思う!待ってた方がいいかなって。」
カエデ「うん!ありがとう、つくし君!」
つくし「また、三人で遊べたらいいなぁ〜、前みたいに戻りたいよ!」
しかし、待てども待てども、風間からは、メールが来ず。
カエデは、ついにーーーー・・・。
【ピンポ〜ン】
関わらなくなってから、三週間も経っていた。
風間「(つくしかなぁ?)」
【ガチャ】
風間「!!カエデっ!?」
カエデ「ごめん、来ちゃった。待とうとは、思ったんだよ。思ったんだけど。どうせなら、会って話したいなって・・・・。」
風間「入れよ。」
風間の部屋に二人っきり。
終始、どちらも無言。
風間「・・・俺、今回の件含めて、気づいたんだ。」
カエデ「え?何に?」
風間「心底、自分がメンタル弱いんだって。前にさぁ、セイセキの試合があった時。俺の別居してる母さんが見に来た時。そん時に足ケガしてさぁ〜?」
カエデ「うん。」
風間「それをつくしに言うなよって言ったんだけど。アイツは・・・。」
回想
つくし「風間君は、足にケガをしてます。」
風間「!・・・正しい事したと思ってるんだけど、俺は、ゼッテェ〜許さねぇからな?」
回想終了。
風間「って、アイツにヒデェ〜事言っちまった。けど、つくしはさ?その後も、皆の為にって、必死でやってた。俺は、そん時にも自分のメンタルの弱さに・・・。
つくしは、メンタル強ぇ〜のに俺は、何してんだって。自分を自分で嫌いになりそうだった。今回もそう。
メンタル弱くて向き合えなかった。強かったら・・・っ。カエデを傷つけなかった。俺が弱いせいで傷つけて、ごめんっ!!カエデっ!」
風間は、号泣。
カエデも号泣。
カエデ「〜〜〜〜っっ。っと言っても、そんな弱い風間君を好きになったのも僕の方だから!それにメンタルの弱さだったら、僕だってあるよ。」
こうして、いつの間にか、仲直り出来た。
風間「つくしにもメール!メール!」
風間のメール『仲直りしたぜ?』
つくしのメール『か、風間君っ!?やったぁ!ヤッタァ〜〜〜〜!!』
仲も戻って、ある日。風間の家にカエデは、呼ばれた。
カエデ「風間君。お邪魔するね!」
風間「お〜う!あがれあがれ。何してく?ゲームしてく?それとも、怖いホラ〜系観る?」
カエデ「どれも!!」
訂正。
「正しい事したと思ってるんだけど」
じゃなくて
「正しい事したと思ってるんだろうけど」
です。
失礼します。
風間とカエデの二人が会う何時間前に、先に風間は、つくしと会っていた。
回想。
つくし「風間君、話って?」
風間「つくし、お前にだけは言うけど。俺、カエデが好きだ。」
つくし「えっ?って事は、二人は両思い!?じゃあ、カエデ君にも言って来よう〜!」
風間「馬鹿か、つくし〜〜〜〜!」
【ガシッ(風間がつくしの肩を掴む音)】
風間「カエデには言うな!他の皆にも言うな!考えてもみろ。俺が同性愛者ってバレたら、いられね〜だろ!セイセキに!」
つくし「あっ・・・。でも、もしもだよ?バレたら・・・どうするの?風間君。その時は、皆に・・・・バレたら。」
風間「そ〜だな?そん時は、俺・・・・セイセキ、サッカーやめようかな。」
つくし「えっ!?やめちゃうの!?風間君っ!そんなのやだよ!絶対言わないからっ!誰にも。だから、やめるなんて言わないで!?」
なんて言う話をしていた二人。カエデは、知ることも無く。
回想終了。
カエデ「アハハ!風間君、怖がり過ぎ!つくし君もビックリだよ〜。」
風間「お前がホラ〜、平気過ぎんだろ!?どんな、神経してんだ!?」
遊び疲れて、カエデは眠った。
カエデ「スピ〜スピ〜。」
風間(カエデ・・・。そ〜いえば、コイツも俺を好きなら、キスとかしてもい〜よな!?)
(ここから、BL注意)
【チュ(唇を重ねる音)】
カエデ「え?」
カエデは、目を覚ます。
カエデ「風間君っ!?今っ・・・キスし〜〜〜〜っ!?」
風間「ちょ、ちょっと、男同士のキスってど〜いうもんか、知りたくて・・・。」
カエデ「えっ?けど、風間君の恋愛対象って女性なんじゃ〜〜?」
風間「〜〜〜〜っ。言っちまうと、何か俺・・・お前の気持ちに気づいてから、意識する様になって・・・。それから、好きって気づいたって言うか〜〜〜〜。」
こうして、カエデと風間は、付き合う事になって、風間の家に同居する事になった。
当然、つくしは知っている。
しかし、風間は、合宿中の皆には・・・。
風間「俺、今、自宅でルームシェアしてる奴いるんだ。仲いい友人と!」
言わないで、ルームシェアの事実がバレるより、先に言っといた方が安全と思った。
しかし、この後。また、別のトラブルが・・・・。
その事をまだ、この時は、誰も知らない。
それは、合宿中のサウナに風間君が入っていた時。
風間「あちぃ〜。(そろそろ、もう、出るか。)」
【カチャ(サウナの扉を風間が開ける音)】
風間「!それ、俺の携帯っ!?お前っ!同じ一年のヤギゆうすけ!?何見て!?どこまでみた!」
ゆうすけ「すいませっ!待ち受けだけ、みてました。」
風間「お前っ!?人の勝手に見るなよなぁ〜!!」
ゆうすけ「すいません。つい、出来心で。」
風間「次やったら、ウブカタに言うからなっ!?」
ゆうすけ「はい!すみません!」
ゆうすけは、出て行った。
風間(本当に待ち受け、だけか?メールとか写メ見られたら、終わりだ・・・・。)
しかし、ゆうすけは、風間とつくし以外の合宿メンバーを呼び集めると・・・。
ゆうすけ「みちゃったんです!聞いて下さい!!風間君は、ど、同性愛者です!男の人と付き合ってます!本当ですっ!!」
メンバー1「ま、マジかよ。」
メンバー2「風間が?」
メンバー3「それって、ルームシェアしてるって言う奴?」
メンバー4「き、キモいな。さすがに・・・。」
メンバー5「同性の事、そういう目で見てたのか?」
メンバー6「不快過ぎる。」
それからだった。セイセキサッカーの試合の日。
つくし「あれ?何か、変だなぁ?皆、風間君にだけサッカーボールをパスしてない!?」
明らかに今までの様子と違う。つくしだけは、パスをするが・・・。
つくし「風間君パ〜ス!」
風間「お〜う!」
風間へのパスが、減った事で、この日セイセキは、ゴールを失い
負ける。
ウブカタ「ちょ!ちょっと!?何してんの?風間にちゃんとパスして!サッカーは、チームでやるものでしょ!?」
風間「・・・・・。」
それは、合宿中の食堂でも・・・。
風間が来ると皆、離れる。
風間(!明らかに俺、避けられてる。いじめ?まさか。今までいじめなんて?つくしなら、兎も角として。ないない。って事は、まさか?同性愛者の件がバレた?ありえる。そうか、アイツ・・・。一年のゆうすけ。やっぱ、見てやがったな。ちくしょ〜。)
つくし「風間君〜!一緒に食べよ〜?」
風間「つくし・・!おう!(コイツだけかぁ。今までと変わんね〜のは。)
ウブカタ(やっぱり、何っか変!?)」
しかし、ウブカタも周囲の様子に気づく。
ウブカタは、メンバーを呼び。
ウブカタ「ね〜?ちょっと!風間と何かあって、揉めた?喧嘩でもしてるなら、原因言ってよ!?」
【し〜〜〜ん】
誰も言わない。
ウブカタ(誰も何も言ってくれないかなら、分かんないじゃないっ!)
次の日。ウブカタを呼び出したのは、風間だ。話があると。
ウブカタ「たっ、退部届け!?理由はっ?」
風間「・・・あきちまったから、サッカー。元々さ、サッカーなんて好きじゃなかったんだよ。ま、所詮遊びって言うの?本気じゃないし!」
ウブカタ「ふ〜ん、遊び?飽きた?そう。だったら、さっさと辞めちゃえばっ!?」
風間「そ〜いう訳で、ウブカタ!皆の事、よろしく〜!」
笑顔を見せる風間。
ウブカタ「早く出てけっ!二度と来んなぁ!あんたなんかもう戻って来んなぁ〜〜〜〜!」
その二人の会話を部屋のドアの外で盗み聞きしている、つくし。
つくし(違う、違うよ。ウブカタさん!?その言葉、きっと本心じゃないよ!?風間君の。多分、風間君は・・・・。)
合宿所の外。
荷物をまとめて、出て行こうとする風間を後ろから、つくしが声をかける。
つくし「風間君っ!出て行かないでよ〜〜〜!?」
風間「!・・・・。」
風間は、足を止める。
つくし「一人で頑張れなんて〜〜!!」
風間「自分の事信じろっっ!?つくし!!その為に今の今まで頑張って来たんだろ!?俺がいなくたって、もう・・・つくしは十分、セイセキ引っ張れるぐらい、強いよ!だから、頑張れ。」
つくし「風間君っ・・・。」
風間「皆は、悪くねぇ。俺は、辞めたいから辞めるんだ。」
つくし「!」
つくしの目からは、ポロポロと涙が溢れる。
風間「悪人がいなくなれば、上手くいくんだろう?気にすんな。」
つくし「風間君っ・・・!?ぐすぐすっ・・。」
風間(そうだ。悪人は、一人で十分だ。俺だけでいい。皆、悪くない。好きだから、去るんだ。セイセキを。)
つくし「風間君〜〜〜〜〜っ!!」
風間(人間、誰かのせいにした方が楽だからな?自分が。)
これが、つくしと風間の別れになった。
風間は、カエデの住む自宅に戻る。
【ガチャ(自宅の扉を開ける)】
風間「ただいま〜。」
カエデ「おかえりっ!?風間君っ!」
風間「サッカー辞めて来た。」
カエデ「え?」
風間「多分、俺が同性愛者ってバレた。」
カエデ「!こっちのせい!?付き合ってたから。」
風間「ちげぇ〜って、辞めたくて辞めたんだ。俺は!・・・あれ?変だな?なのに、何で俺っ、泣いてんだ・・・・・?」
風間の目からは、次から次へと涙が溢れる。
カエデ「風間君っっ!」
【ギュウ(カエデが、風間を抱きしめる音)】
風間(涙が・・・止まらなかった。カエデはずっと、側にいてくれたーーーーー・・・・。)
その後のセイセキはーーーーーー。
つくし(風間君は、いなくなったんだ!もう、その分も頑張らないと!?)
つくしは、がむしゃらに頑張った。
何度も何度も努力し続けた。
その分、結果は出て・・・セイセキは、風間が抜けた後でも
強くなった!つくしが強くなった事で。
その頃。風間は、ごみ収集の仕事をしたり。
風間(足鍛えといて、良かったぁ〜!)
引っ越しの仕事をしていた。
風間(体力もあって、良かった〜!セイセキで過ごしたの無駄じゃなかったな。走るので、体力ついたから。)
つくしと風間は、忙しさから、メールも会う事もしなくなっていた。
それから、何ヶ月後。
カエデ「久しぶりにつくし君のセイセキのサッカーの様子を見に行きたいなぁ〜?」
風間「!そ〜だな?どうしてるかな?アイツ・・・・。」
二人は、バレにくい様に変装。
セイセキのサッカーの試合の日。
風間「お、いたいた〜!」
カエデ「つくし君だっ!」
そこには、サッカーをして輝く、つくしの姿があったーーーーー・・・。
風間「つくし!!(良かったな?つくし。努力してるの伝わってくるぜ。)」
風間が、去った後も少しだけ。メンバーと揉めた。
回想
つくし「風間君は、出て行った。皆酷いよっ!?風間君にだけ、辛い事を背負わせてっ!!そんなのって、仲間じゃないよぉ〜!!辛い事、一緒に背負うのが仲間だよっ!ぐすぐすっ。」
回想終了。
試合の結果は、セイセキの勝ち!
つくし「やったぁ!」
つくしは、二人には、気づかなかった。
つくし(風間君。カエデ君?テレビで何処かで、見てくれてるかなぁ?サッカー、続けてるよ!)
試合終了後。風間とカエデは、仲良く家に帰って行った。
その何年後。
つくしとさゆりちゃんの二人は、結婚した。
それぞれが、幸せを得た。
完結。