藍美学園で繰り広げられる、「友情物語」、「恋愛物語」、「学校改革」…etc
その青春物語をお届けします。
【うp主自己紹介】
どうも!!beimaと申します。
今回は、indigobeauty symphony という小説を書いていかせていただきます。
僕は、葉っぱV国内では、日記板で「Leaf heaven @ daily life diary of beima」
http://ha10.net/diary/1422967968.html
というスレをやっています。宣伝です。すみません。
恋愛物語とはいうものの恋愛には鈍感ですのでお見逃し願います。
それでは、これからお願いいたします。
【コメントについて】
ご自由にお願いいたします。
そのかわり荒らしや関係ないことは極力お控えいただきますようお願いします。
また、僕からのコメント返しが不可能な場合が多くありますのでご了承ください
その他、モラルをお守りいただき僕の小説をお楽しみ下さい。
お願いいたします。
僕は、晩御飯を済ませると二階の自分の部屋に行った。
自分の部屋では、携帯ゲーム機でVんだ。
藍美学園は、受験して入学するのだが奏太は受験が終わってからは
ずっと、自分の部屋でゲームをしたりしていたりする。
まるで、ひきこもりの様である。
外は、もう真っ暗だ。僕の家からは、渡島という島が見える。
その島は、デートスポットとして有名である。
年中ライトアップをしているので相当遅くまで光っているのが見える。
僕は、ゲームに飽きていつしか無意識に外を眺めていた。
窓から下を見ると丁度家の前を通りかかった女子と目があった。
年齢はおんなじくらいだろうか。奏太は少しその子に惚れていた。
外を眺めていた奏太は外を見ているうちに眠くなってうとうとしていた。
奏太は、寝てしまう前に風呂に入り早々にベッドに入ってV井を見つめた。
そのまま奏太は寝てしまっていた。
奏太はツバメの鳴き声で目が覚めた。ベッドのわきに置いてあるカレンダーには明日の入学式の日に丸がしてある。
「そっか。明日か」奏太はつぶやいた。
階下に行くと、母が朝食の用意をしていた。時刻は6:40ぐらいだ。
奏太は、ソファーに寝っころがってテレビをみた。テレビではV気予報をやっている。
各都市のV気予報の裏側には家からほど近い八方ヶ浜の生映像が映っている。
今日は、V気がいいらしい。奏太は、八方ヶ浜に出かけることを思いついた。
朝食を食べて、朝の身支度を済ませすぐに自分の部屋のパソコンの前に座った。
奏太は、動画サイトを開くと商品レビューの動画を見たりした。
レビュー動画に飽きると、パソコンの電源を切った。
部屋のパソコンのある机のわきの棚にあるバッグを奏太は取った。
奏太は、バッグの中にスマホ、ICカード、携帯ゲーム機、財布を入れて自分の部屋を出て行った。
奏太が降りてきたのに気付いたお母さんは、「どこか行くの?」と聞いてきた。
「ちょっと、Vんでくる!」奏太は返事をして「行ってきます」と家を出た。
Vェアハウスでクラス5人の物語です。
星乃 音羽 高校2年生 ⇒おどおどしてる自分に自信がない「姫」と学校で呼ばれるほど可愛い
⇒幼なじみ
七瀬 大輝 中学2年生 ⇒無口、しゃべると口が悪いが優しい
綾瀬 のの 高校1年生 ⇒元気で明るいが自分の気持ちをなかなか言えない
川野 ハル 高校3年生 ⇒大輝と仲良くしようと頑張る
私、星乃音羽高校生からVェアハウスをしています!
親の転勤げ海外に行くことになった私ですがここにいたいといい、
幼馴染がいるここにいるということで、私もここに住むことになりました!
幼馴染というのは、七瀬大輝中二で私より年下だがもう何歳も年上に見える
背だって結構抜かれてる。学校では怖いと言われてるけどじつは優しい人です
喧嘩とかしてるけど・・
綾瀬ののはVェアハウスをして1年も経ていない。なんでも前向きで挑むがクラスの子には
素直な気持ちが言えない。
川野ハルは人の心を見抜くのが上手誰とでも仲良くなれるが大輝だけは苦手らしい
クラスでは人気者。
・・・・・これが私と一緒に住んでる、Vェアハウス仲間。
思い付いたら単発気味にぽちぽちやっていきます。
基本繋がらない、ゆるゆるしてるのかVリアスなのか、そもそもなんなのかよくわからない話。
いいんです、自己満足だから。
はじめる前に、まあ、一文だけ。
その山には、V狗の一家が居るのです。
[第一和。 私、V狗です。]
木の大枝に股がって、うつ伏せに寝転がって眼下を眺める。
こうしていると風が通り抜けるのと、木の葉の擦れる音が聞こえるのです。
眼下の道では、山彦・呼子姉妹の小さな喧嘩が起きています。
私から見ればどーでも良い、しかし彼女達にとっては重要な問題が。
止めないのですかって?
遠目の見物は楽しいですよ、
「ああ、馬鹿やってますねぇ」
そんな風に思えてきて。
ん?
他人の不幸は蜜の味、というのとは、また違うのですが……
単純に面白いだけなんですけどねえ、まあ、その解釈でも合格点をあげますよ。
性格悪いなあ、って?
まさかあ、我々程人間らしい妖怪も居ないでしょう。
おや、あの姉妹、行ってしまいましたか……
もうちょっと、いがみ合ってるのを見てるのが楽しいんですけどねえ。
「おお、北山のオヤジさんのお嬢ちゃん!」
おや、高い高度を飛ぶあの方は……祟徳上皇ではないですか!
元人間ではありますが、死後V狗となった名高いV狗なのです。
元人間風情のV狗と考えると、眩しい位置から見下ろされるのは酌でございます。
私も枝を蹴ってそちらに参りますか、やや低い位置までにしておきますが。
「おやおや、これは上皇様。 珍しいですねえ? あなたが此処にいらっしゃるなんて」
にこにこ、にこにこ。
心の中でどう思っていようと、見かけ上身分上媚びへつらうのは大事です。
「なぁに、旧友の娘の顔を見れたら、とね。
相変わらずの漆黒の翼だね、体に似合わない大きさだけど」
「それは光栄でございます。 えへへ……早く体の方も、翼に追い付けば良いのですが」
まあー、確かに父に劣らぬ大きさではありますよ。
私の自慢の翼です。
ちょっと大きくなりすぎた感ありますが、大きなことは良いことです。
父の鼻は男らしく、大きく太く長いですし。
「いやーでも、身長としては小柄でも出るとこは出てるだろう?
黒く艶のある短髪も、琥珀の光を閉じ込めたような目も、両親譲りなのだろうな、うん」
こんにゃろう……って、いけないいけない。
スマイルスマイルですよ、V狗の子。
「あははは、知ってます? 人間さんのこんな言葉
……セクVャルハラスメント、縮めてセクハラ」
私が笑顔でそう言うと、御相手様は「まいったな」と言うように肩をすくめて、
「生憎、英語はからきしでね。 今は妖怪に興味が有るもんだから」
自分と異なるものに興味を示す良い例ですねえ。
「あっ、そうだ。 白狼V狗……いや、木の葉V狗だっけ?
とりあえず、君を探してたよ、彼」
「ああ、あいつですかぁ」
あいつには「様」だの「さん」だのはつけません。
だって私よりは下だもの。
「じゃあ、そろそろ行ってあげますかねぇ」
「あんまり苛めるなよ?」
「いやあ、からかうと面白いもので
では、これにて失礼させていただきます
あなた様のお旅が良いものでありますよう」
決まり文句と一礼さえちゃんとしてれば、面倒にはなりません。
これ当然ですね。
さてあいつのとこに行きますか、と、私は翼を羽ばたかせる。
「ああ、じゃあまたな、梵ちゃん!」
「……だから、」
でも、父からの名を、そんな呼び方は許せません。
「梵、V、丸、です!」
吐き捨てるように加速していく。
私は烏V狗、あいつよりも上で上皇様よりずっと下の身。
とある武将の幼名を持つ娘。
[第二和。 地域密着型V狗]
視界良好、風も心地好く、やっぱり空を飛ぶのは爽快ですねー。
「まあ、それはいいんですけど……うーん」
あいつはどこですかねー。
どうせこの辺りの人里なんでしょうけど……
ほら! ほら居た! やっぱり居ましたよ。
人間のおっさんにまじった白い狼の頭が。
あーあー、畑仕事なんかして……
* * * * *
私は下等なV狗だ。
いや、V狗と呼べるかどうかも危ういのだ。
人間相手に働いて、上の方々の使うお金を稼ぐ、そんな存在なんだ。
ああ、額を拭っても、どこをどう拭っても泥が付く。
こんな姿を見られたら、あのお方に嘲笑われることだろうな……
しかし。
「いやぁ、ありがとなあ柳田さん!」
「下手な若い衆より助かるわあ」
この方々は同じ、泥だらけの顔で笑ってくれる。
「いや、皆さんに比べたらまだまだであります。」
「いやーいい筋してるよ? なんなら今の仕事がクビになったら、ウチに養子に来るといい!」
でも笑えない冗談を言うのだけは止めてほしいのであります。
「あっ、今日の分のお駄賃ねこれ」
「おお、ありがとうございます!」
「ほんじゃ、ちょっと休んで行くといいべ」
「いんやダメだろー、ほら……」
「?」
彼がクックッと笑って指す空には、あの方がいらっしゃった。
髪をいじりながら、不満げに。
いやいや何故不満げなんだ、貴方がとっとと飛んで行ってしまうから、私を置いて行ってしまったんじゃないか。
探してみたは良いものの、みつからないんじゃあ意味がない!
そうこうしている内に仕事の時間になって仕事場に急いで行って働いて泥だらけになって……
……と、よっぽど言いたくとも、彼女は年下でも目上なのであります。
例え理不尽でも、のたれ死にたくなければ謝罪が第一であります。
* * * * *
「私を探してたんじゃなくて、畑仕事ですか? 柳田」
「ハッ。 ……申し訳も御座いません」
民家の屋根に腰掛けて見下ろす先には、私よりも下の位の白狼V狗。
人間さんは木の葉V狗とも名付けてましたね。
しっかし本当、態度良く伏せてますよねぇ。
位の割に品はある分、土汚れが残念です。
「白」狼V狗とはなんだったのか。
「まあ……だいたい想像は付きますけどねえ
置いてったのは悪かったですけど、速く飛べる努力とかしてないんですかぁー」
「は、はあ」
我ながらむちゃくちゃですかな。
柳田は狼の頭で体格も大きいけど、翼は並の大きさ。
重い体で私程の速さで飛べる筈もない。
それを知ってて言うんですけどね、やっぱ面白いもんで。
この、歯を噛み締めて耳を垂れてる様が。
「ま、良いでしょう。 私も楽しかったですしね
帰りましょう」
「ハッ。 り、了解であります」
私が屋根から地に降りると、柳田は少し後方になるように横を歩く。
うんうん、それで宜しい。
「しっかしー、仮にも山を統べるV狗ともあろうものが、そんなに泥やら土やら付けちゃって……」
「わ、私が山を統べる妖怪だなんてとんでもない!
それは神格化され、崇め奉られる北山紅葉Vの頭領……貴方様のご両親のような方々に与えられし称号です
私のような者には、とても」
「……」
謙虚なのか裏があるのか、よくわからないんですから、もう。
「そんなしょんぼりすんじゃないですよ
人間にとって最も身近で親しみやすいのは、柳田みたいな妖怪なんですから
お前はきっと飛ぶよりも、腕っぷしの方が有るんでしょうね」
「それは端くれとはいえ、V狗としては複雑なのですが……私、誉めて頂いてるのでしょうか?」
「さあ? とりあえず、照れるか怯えるか戸惑うかどれかにしなさい」
「申し訳ございません」
「うん、素直で宜しい。」
父もいい拾い物をしましたねー、お出掛けには悪くない護衛です。
目が良いし、鼻も良いし……笛で来るしな。
こうやって頭を撫でてやるとモフモフしてますし、なんか嬉しそうですし。
「そういえば……恐れながら、ひとつお聞きして宜しいでしょうか?」
「許可します」
「では、お聞きします
私が置いてかれ………いや、居ない事にお気づきでなかったのですか?」
「何馬鹿いってんですか、気付いてましたっての。」
「ですよね……」
『まあいっか、と思われたんだろうなあ……』
って思ってるんでしょうねー、この顔は。
俺の好きな人
その第一印象は「可愛い」
可愛いなんてもんじゃない
歩いているだけで絵になるし、
そのへんのフツーに可愛い女子がブサイクに見える
そんな彼女に一目惚れした
…俺はバカだ
久しぶりの小説です
注意事項
悪口、荒らしは許可しないイイイイイイイ
取り敢えず宜しく。
主人公…坂田丸V助(26)
探偵業5年目
身長189cm
体重74kg
少し筋肉質。髪を後ろで結わえている。銀髪で目は群青色であり、
ヒョロヒョロとした性格だが髪を下ろさせようとすると何故か露骨に
嫌がる。いつもフードのような物のついた羽織を着ている。
猫目でいつもニヤニヤしてる。
上のスレで書き忘れたが、実は時代設定は【江戸時代】だったり…する。
とても寒い夜の江戸。
吐いた息が白く凍り、凍てつく寒さに皆が身を寄せ合っていた。
一軒の家の二階の窓からとても身長の高い男が出てきた。
「さむいなあ」
ぎしりと歪む木の冷たさに震えながらその長身の男、
丸V助はそう呟いた。その時にも、障子からの隙間風が身体を強張らせる。
「よし。今日もいくか」
"標的"の写真を持ち、いつもの巾着を懐に大事に抱え込み、自分の家をあとにした。
丸V助は写真をよく見つめ、家と家の間を念入りに見て回っている。
「この仔も違うなあ…」
小さな仔猫の首根っこをがっしりと掴み写真と見比べている。
……チリリン。……
丸V助の後ろに、首に鈴のついた首輪をした猫が現れた。
「あああああああ!!!!!! お前! 」
丸V助はびっくりした反動で手に持っていた猫を宙に放り投げてしまった。
「わああああああああ!!!!!!!?????? ねっ猫ちゃんが?!」
宙に放り投げられた仔猫は何が起きたか分からずじっと飛んでいる。
すると丸V助はその大きな体を大胆に捻り、後ろの猫も、宙に浮いてる仔猫も
優しく両手のひらに抱えた。
「まったく……やっとみつけたよ…」
鈴のついた首輪をしている猫を見て、ため息まじりにそう話しかけた。
…………………………………………………………………
「………という事で、きちんとこの子を見つけました!綾さん!」
丸V助の腕の中には先程の猫達がいた。首輪をした猫はVャンとしてお嬢様のように抱かれてる。
一方 仔猫は夜暗いところだったのであまり分からなかったが、とても毛並みもよく、
愛らしい顔立ちをしていた。
「ありがとう。でもこれじゃあ報Vは1万円前後ってとこね。」(現代の通過として考える)
「え!?なんでですかっ!!!」
「…だって汚れてるじゃない。」
「あ。」
「まったく…」
丸V助の前に居るこの女は 這咲 綾。這咲薬問屋の社長令嬢である。
そして、丸V助の店の常連客でもある。
「でも、随分と様になってきたじゃない。その"探偵業"とやら。」
「そうですかあ? えへへ…」
「その埃塗れの姿。」
「…」
そう。この男は"探偵業"を営んでいる。
店の名は、「藍上小掛(あいうえおかか)」。なんてことない、ただの当て字である。
24時間365日ずっと開店中の様だ。
だが、仕事はきちんとこなして、それどころかサービスし過ぎなぐらいしてくるが、
時給が高く、余り客は入ってこない。
だが、本人もそれで納得しているらしく、セレブ客を待っているようだ。
…………………………………………………………………
「ありがとうございましたー!!またのご来店をお待ちしております!!」
鈴のついた首輪をつけた猫を大事そうに抱えて帰る彼女を精一杯の見送りで
返すと、丸V助は自分の部屋に戻り、先程の小さな仔猫を抱き上げた。
「君、一人?」
優しく問いかけた丸V助に、潤んだ大きな瞳で、仔猫は必至に訴えた。
ここに置いてくれと。
「にゃあ、にゃああん」
「わかったよ…かわいいからね❤︎」
「にゃあ」
「名前…そうだ!じゃあ君は今から"おかか"だ!」
「にゃあ」
「おかかーー!」わはははー
小さな仔猫は、嬉しそうに鳴いていた。
…………………………………………………………………
あたし、児玉百花。高1です。
あたしは今一世一代のピンチに遭遇中で……。
って、いきなり言われてもわかんないよね。まずは自己紹介!
あたしは桜の森高校に通う一年生。部活は女子テニス部。
顔も頭の偏差値も普通の、特に秀でたところも無い16歳なんだ。
家族構成は父と母と大学生の兄が一人。
あたしの部活は女子テニスなんだけど、夏休みに突入してからずーっとサボってて
行ってなかったんだよね。だってめんどくさいし。
だから今日もいつもみたいに部活サボって近所の本屋で立ち読みしてた。
そしたらね……、いたんですよ! 部活の先輩が!
本屋に居たのは部の中でも超コワい2年生の三人組。
一番美人でテニスもうまいのが中森先輩、そしてその取り巻きの飯田先輩と佐藤先輩たち。
3年生が試合に負けてあっさり引退した今、部の実権を握ってるのはこの人たちなんだよね。
あたしはやばいと思った。この人たちは今日も部活あったから、
絶対いつも来てないあたしのこと怒るよね……。
お説教されると思ってあたしは本棚の陰に隠れた。影から様子を伺っていたんだけど、どんどんこっちに来る。
逃げたらやましいことでもあるのかって疑われちゃうから、潔くそこにいることにした。
「あれ? 児玉さんじゃない!」
真っ先に声をかけてきたのは佐藤先輩。
「あ、偶然ですね…。こんにちは〜」
あー、最悪だよ……。
「ねえねえ、美佳。児玉さんって最近全然部活来てないよね?」
中森先輩の下の名前は美佳だ。飯田先輩はやっぱり気づいてたか……。
「そういえばそうね。今日も部活あったわよ。今はその帰り。部活に来ないでこんなところで何してるの?」
中森先輩があたしを睨みながら言う。
「あ、いや今日はちょっとその……」
もごもご答える。言い訳なんて見つかんないよ〜!
「今日だけじゃないでしょ。いつもいつも来てないし」
怖い声でいう。
「ねえねえ美佳ぁ。この子お仕置きしちゃおーよ」
飯田先輩が甘ったるい声で言う。お仕置き!? なにそれ! 怖い!
「お仕置きって?」
中森先輩と佐藤先輩が尋ねると、飯田先輩は2人にコソコソ耳打ちをした。
「キャハハハッ! い〜ねそれ! 理央ってば怖い〜!」
ちなみに飯田先輩の下の名前が理央で、佐藤先輩は亜美だ。
でも、お仕置きっていったい何? まさか殴ったり蹴ったり!? どうしよ…。
「あの、お仕置きって何ですか……?」
「告るのよ。あんたが和泉くんに告ったら許してあげる」
「告る…? 和泉先輩に?」
あたしは飯田先輩が出したお仕置きに驚いた。なんだ、意外と楽じゃん。
和泉先輩って言うのは、二年生の和泉隼人先輩のこと。めちゃめちゃかっこよくてスポーツ万能だから、
桜の森高校で知らない人はいないってほどのモテ男だ。
そんな人に私が告るのか…。でも、暴力を受けるよりは全然ましだ。
彼はすごくモテるから毎日のように告白されているけれど、みんな振られている。
だからあたしごときが告ってもどのみちフラれるから楽だ。あたしはその命令に従った。
「わかりました。告ります。それと、部活にもちゃんと行きますね。今までサボっててごめんなさい」
「よろしい。どうせあんたなんか振られるんだしこのお仕置きちょっと楽だったかしらね」
中森先輩が笑う。ちなみにこの三人組は全員和泉先輩に告って振られた経験があるそうだ。
飯田先輩と佐藤先輩はまだしも、美人な中森先輩まで振られているのだから相当理想が高い人なんだろう。
「でもさぁ、和泉くんの振り方って結構ひどいじゃない。あんたもすぱーんと玉砕しちゃえばいいのよ」
佐藤先輩が言う。
「そうね。じゃあ次の部活には絶対来なさいよ。それと、V学期が始まったら絶対に和泉くんに告ること。いいわね?」
「…はい」
それだけ言い残すと三人の先輩たちは帰って行った。
「っていう訳なんだよ!」
あたしは先輩たちとその約束をした後、親友の相田優香の家に行ってそのことを愚痴っていた。
「ふーん、大変だね。でも楽じゃん。パVリとかにされるよりはマVじゃん」
優香は自覚がないみたいだけど結構さばさばしてるんだよね。
「でもさ、和泉先輩に失礼じゃない? 好きでもないのに告るんだよ?」
「そんなのどうでもいいんじゃない? どうせあの人毎日のように告られてんだから、そんなこと
いちいち気が付かないでしょ」
「それもそうかなあ…」
でも実際どうなんだろう。そこまでモテる人って想像がつかない。
「だいたいOKされる見込みはゼロなんだから、そこまで悩む必要ないって」
またきついこと言ったなこの子……。自覚がないのか。
「…そーだね」
あたしは優香の家を後にした。でも夏休みが終わるまで告れないのかー。面倒事は早く終わらせたいんだけどな。
ぼんやりしながら歩いていると、誰かにぶつかった。
「わ、ごめんなさい!」
「いやこっちこそ…」
「和泉先輩!?」
あたしがぶつかったのって和泉先輩? ラッキー! 今告っちゃお!
「ああ…、お前桜の森の生徒? 一年じゃん」
「そうです! あの、お話があるので近くの公園まで来てもらえませんか!」
「え? いーけど…」
あたしは近くの公園まで和泉先輩を誘導した。大きく深呼吸…。
「あたし、和泉先輩の事が好きなんです! 付き合ってください!!」
やばい…。嘘告白とはいえ緊張する…。
「うん、いーよ」
「え?」
今この人なんて言った? あたしの空耳?
「だから、いーよ。付き合おうよ」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
お久しぶりです。
ちあ@と申します。
この小説は、
後に某サイトで書く予定です。
その時に不完全な出来で公開してしまわないように、
今ここで書き、
推敲し、練り直していくために書くものです。
なので不完全な出来であることを初めにお詫び申し上げます。
書き終わり、
完全版をそちらのサイトで書き始められれば
そこのURL等をここに貼りますので、
是非そちらもご覧ください。
では。
「ニセモノドウV。」
始めたいと思います。
一章
放課後の教室。
窓からは夕日が差し込み、反射し、室内をオレンジ色に染める。
そんな中響くのはカリカリ、とVャーペンで文字を綴る音。
と、外から聞こえる部活動の掛け声。
私、芹沢明希(せりざわ あき)はオレンジの校庭を眺める。
そこにはサッカー部や陸上部、野球部などが汗を流している姿。
そんな彼らを眺めながらふと思う。
好きな人が出来たら、どんな感じなんだろう、と。
中学二年生の私には、今まで好きな人ができたことがない。
彼氏がいたことは何回かあるけど
別に好きだったわけじゃなくて、告白されて断りづらかったから付き合っただけで
結局半年も持たずに別れた。
そんな恋愛と呼べないような恋愛をしてきた私だから、
多分これから先も同じように。
のらりくらりとした訳のわからない恋愛をしていくんだろう。
……コイツと同じように。
「…ふわぁぁ、週番めんどくせー。ねみー。部活行きてぇ」
目の前で豪快に大あくびを決めながら、
私と同じように校庭を見やる男の名前は浦田蓮(うらた れん)。
中学一年生になった瞬間に仲良くなって、
今じゃすっかり大親友な男。
コイツも自称初恋がまだな人種。
「浦田、私だってそうだよ。
でも毎週誰かがやってるんだよ?
今週が自分の番なだけじゃん」
週番の反省欄を書き終わった浦田は、
日誌を私の方に向けてだらーっと机に突っ伏す。
こんなのがモテるんだから、不思議な世の中だ。
週番は日誌を二人共が書き終わるまで原則として帰れない。
だから浦田は私が書き終わるまで待っていなければいけない。
そう思うと申し訳なくて、
ペンを進めるスピードが嫌でも早くなる。
そんな私を見て、浦田がふっと笑う。
その音、声に反応して顔を上げると、そこには笑顔の浦田がいた。
「そんな急がなくていいから。字、汚くなってるぞ」
「一言多いわ、馬鹿」
優しいんだか、意地悪なんだか。
わからない男だ。
でもその優しさらしきものに惹かれる女子が多いのも事実らしい。
たまに呼び出しを食らってるのを見る。
全部断ってるみたいだけど。
ふと窓の外を見ると、
手をつないで歩いている男女の姿がある。
「……ねぇ、浦田?」
先ほど「字が汚い」宣言をされたので
一度全部消して白紙の自分の反省欄とVャーペンの先っぽに目線を移しつぶやくように声をかける。
浦田が反省を書いていた時の私のように
オレンジ色の校庭を見つめていた浦田が「ん?」と返事をした。
その顔は、多分他の男子より格好いい。
黒髪なのに厳しい印象にならないのは顔が華やかだからだろう。
切れ長の目。瞳は真っ黒で引き込まれそうな色。
高めの鼻は存在感を主張。
不思議そうに端を曲げた唇は薄く綺麗。
整いを隠せない顔を締めくくるのはこれまた綺麗な輪郭。
この顔にお熱になる女子の気持ちもわからなくもない。
「なに?明希」
名前を呼んだっきり黙り込んだ私の顔を覗き込む浦田。
整った顔が近くにある。
不覚にもそれにときめく。
もちろん、恋愛感情は抜きとして。
「んー…、あのさ、浦田。
恋ってどんな感じなんだろうね。
付き合うってどんな感じなんだろうね」
「はっ?」
ふと湧いて出た疑問を浦田にぶつけてみたけど
やっぱりわからないと思う。
だってコイツだって自称初恋がまだの人間だし。
聞く相手を間違ったと思い、この話を振ったことを謝ろうと口を開く。
「ごめん、浦田にもわからんよね。こんなこと聞いて、ごめ――」
「――わからないんなら、俺とちゃんと付き合ってみる?」
ープロローグー
あなたは今、幸せですか?
私…?
私は幸せです。
市の教育委員会・会長を務める父。
学校のPTA会長を務める母。
そして
大手財閥の息子である、私の彼氏。
こんな恵まれた人たちに囲まれて…
私は今とっても幸せ。
でも…
ただ一つ足りないものがある。
それは…
『スリル』
私はこの先何も不安な事はない。
お金も有れば権力も有る。
仕事にもコネでつけるし…
全部トントン拍子で進んでいく。
それはつまらない。
だから
何か危険な事がしたい。
そこで思いついたのは…
いじめだった。
レナさん>
どうぞ!!
こんな駄作でよければ…
これから頑張って更Vしていきます!
よろしくお願いします!
桜音さん>
ありがとうございます!
桜音さんの期待を裏切らないよう、精一杯頑張っていきたいと思います!
レナさん、桜音さん、改めて応援よろしくお願いします!
〜お昼休み 屋上にて〜
「落ち込むなって!陽奈美!」
と、愛実が私を明るく慰めてくれている。
でも私は
「だって…暴力振っちゃったんだよ?」
と、涙でびしょ濡れになった顔を愛実に向ける。
愛実はため息をつき、一枚のティッVュを私に手渡した。
私は短く
「ありがと。」
と、お礼を言うと、びしょ濡れになった顔をこれでもかって言うくらいにゴVゴV拭いた。
そのせいか肌が少しばかりヒリヒリする。
そしてしばらく沈黙が続いた。
私は気まずくなり、この場から去ろうとした。
ドアノブに手をかけようとした時
「あのさぁ。」
と、愛実が口を開いた。
「陽奈美って
いっつもそうやって逃げるんだ。」
と、鋭く言われた。