「 もしもし、探偵さんかな? 」
DRiiiiiNG!! / >>2-4
>>71 リトさま
唐突にけたたましく黒電話が鳴り響く。また依頼の話だろうと思い、面倒臭そうにソファから立ち上がる。
「はあ、今日は忙しい日だねえ…」
そう溜息をつきながら電話を取る。さて、どんな依頼だろうか。
「はい、もしもしー、こちら探偵事務所で…え?」
何処かで一度は聞いたことがあるようなフレーズに顔をしかめる。
最近は悪戯電話を掛ける人間も居るらしい。その類だろうか?そう考えながら少し面倒臭そうに返す。
「えー、どちら様でしょう?」
【>>72 千鶴さん】
リトは黙って受話器を置いた。その刹那、様々な事が脳内を乱舞する。(え、待って探偵事務所って言った?。えどうしよう、え、いつものギャングの部下は?からかって遊ぶと最高なのに。まずい番号間違えたのか、この天才詐欺師リトさんが?と、とりあえず、またメリーさんの真似しよう。そしたら怖がって切ってくれるかも…)「わ、私メリーさん、今路地裏を通っているの…」…やっちまっただ。
>>73 リトさま
微妙に相手の声が慌てているのを感じ、笑いがこみ上げてきた。相手は混乱している。どうせ掛け間違えたか何かだろうが、挑戦状も雅子が行ったみたいだし今用事はない。
相手が切らないのなら、此方も付き合ってやろうではないか。
そんなことを考えてまた応える。
「へえ、路地裏。今度はどこになりますかね?」
【>>74 千鶴さん】
まずい、確実にまずい。遊ばれている…あっちがその気ならこっちだって…「私メリーさん、多分近所の馬場さんの家に居るの…」終わった。パニックになり過ぎて、訳の分からない事を言ってしまった。え待って、メリーさんの電話ってかけた側がこんな怖い目に合うんだっけ?いやどんなことであれ、電話を仕事にする詐欺師が負ける訳には行かない…!リトは静かに次の電話を待つ。
>>75 リトさま
ふふ、と、思わず笑いを漏らしそうになってしまった。
メリーさんって最後は『貴方の後ろにいるの』で終わるんだったっけ?さて、この近くに馬場さんと言う家はあっただろうか。
記憶を探りつつ、指をくるくる、と回す動作をする。さて、この楽しいやり取りはいつまで続くのだろうか。そう考えながら、相手に感情が伝わらないよう少々間延びした声で応える。
「馬場さん…何処でしたっけー?いつになったら事務所に来るんですかー?」
【>>76 千鶴さん】
…しょうがない!こうなったら…リトは一度耳から受話器を話し、なんと猫のマイマイにこう言った。「マイマイ!このチラシに載ってる地図にある事務所に行ってくれない?」天才猫_マイマイ。リトの愛猫であり、人間の言葉が分かる天才猫。リトとマイマイどっちが利口かと訊かれたら、マイマイに票を入れる人間が多いだろう。『ンミャーオ!』彼の首輪にある鈴がチリリンと鳴った。と、彼はあっというまに準備を済ませ、外へ出ていった。「よし、後は時間稼ぎをするだけ…!」再び受話器を耳に戻すと彼女はこう言った。「私メリーさん、今探偵事務所が見えたよ。」後は祈るだけだ…!
>>77 リトさま
相手の声から動揺の声が無くなり、おや、という顔をする。何か策でも思いついたのだろうか。それに、さっきまでは適当だと思われた位置が明確なものに変わってきている。
…こりゃ、本当に来るかもしれないな。
どうせ公衆電話からの悪戯だと思って、相手側の財布の中を気にしたりしながらからかっていたが、本当に来るのならば話は別だ。
「何か武器になりそうなものーっと。」
そう呟き、神妙な顔つきで近くの本棚から何回も読み返したダブりの分厚い本を取り出して、再び受話器を耳につける。
「へえ…。じゃあそろそろかな?」
できるだけ声色を変えずそう応え、一度受話器をガチャ、と下ろした。
さあ、また掛かってくるだろうか。
【>>78 千鶴さん】
ふぃー…良かった…無事にマイマイを探偵事務所へ向かわせる事が出来た。多分マイマイの速度と頭脳だったら恐らく五分もかからないだろう…よし、「私メリーさん、今探偵事務所の前に居るよ。」ちょっと速いのでは?と思う人が居るかも知れないので解説しよう。マイマイは頭だけでは無く、速度も高い。周囲の人は鎌鼬でも通ったと思ってしまう。飼い主ではなく、飼い猫の方が利口と言われる理由はこれである。
>>79 リトさま
だんだん事務所に向かってくる声の主に、心底嫌そうな顔をする。
からかうだけのつもりだったのにこんなことになるとは…彼女は数分前の自分を殴りたいような気持ちになった。
しかも移動速度が異様に早い。
__こりゃあ面倒臭そうだ…
そんな事を考えて電話の声に応える。
「はーい、随分とお速いもので。」
相手に心中を探らせないため、また自分の平静を保つ為にもわざと落ち着いた声で言う。
【>>80 千鶴さん】
受話器を耳に置いたら心臓が五月蝿い程鳴った。息を潜めながらマイマイの鈴の音がするのを待つ……今思うとなんで私こんな悪戯電話に本気なってるんだろう…その瞬間。チリリンという鈴の音が僅かに聞こえた。今だ!「私メリーさん今…貴方の後ろに居るの…」そう言った刹那、ニャーンという可愛らしい声が聴こえる。……………負けちゃった…
>>81
…来た…?
手に持っている本をかざしながらさっと後ろを振り向くと、誰もいない。
よかった、悪戯だ…。本当に来たらどうしようかと思った。
「よく出来た悪戯電話ですねー。暇潰しにはなりましたよ。それではまた。」
そう若干挑発するような言葉を言い残し、内心ホッとしながら電話を切った。というか何故自分はこんな悪戯に夢中になっていたのだろうか。
そう考えながら、疲れからの溜息をつく。
( / すみません、御名前付け忘れていました…。
>>82はリトさまに向けてです。大変失礼致しました。)
【>>82 千鶴さん】
はぁー…あいつは猫使いが荒いな…え?お前は誰だって?俺はマイマイ。今リトの悪戯に乗ってやってるところさ。で…ターゲットの後ろまで来たは良いが…気付いてくれんな…リトにしか聴こえない声で鳴いてやった。「ニャーン」これでリトは膝から崩れ落ちるはずだ。さてと…話せるかな?「フフフフフフ…ほらもう貴方の後ろ。」おっ!出た出た。リトに人間の言葉を教わったから日本語なら話せるのだ。え?猫は話せないだろ?チョットナニイッテルカワカラナイ
>>84 マイマイさま
…え?
また後ろをパッと振り返ると、どこから忍び込んだのだろうか、猫がいた。だが、まさかその猫が喋ったとは夢にも思わない。
何故ここに?声の主は何処に行ったのだろうか?
思考を巡らせながら、
「ほらー、何処から入ってきたのー?」
そう言い、にこ、と笑みを浮かべてその猫を何の疑いもなく抱き上げる。
【>>85 千鶴さん】
ターゲットは俺を軽々と抱き上げた。リト以外に抱かれたのは初めてだ。あいつこんな愛想が良い笑顔しないし…「ふーニャー」少しだけ微妙な声を出してみる。…そろそろ戻らないと行けないし、隙を見て帰ろう…
>>86 マイマイさま
抱き上げた猫は少し鳴き声を上げた。
それは決して甘えているようには聞こえなかったが、猫を触る機会があまり無い彼女にとっては、その鳴き声も可愛らしいものに聞こえたのだろう。
「わー、鳴いたー!可愛い〜!」
抱き抱えるような体制にすると、スリスリと頬擦りをする。
まるで周りにぴょんぴょんとハートマークが飛び回っているようだ。
【>>87 千鶴】
!?待て待て待て…リトでもこんなスキンシップしないぞ…こりゃ諦めるまで待つしかないか…「ンニャ…」でも、こんな大袈裟に人間と触れあった事が無かったため。悪い気はしなかった。リトには申し訳無いが、もう少しこのままで居ることにした。
【>>88 さん付けるの忘れてました!すみません…】
90:千鶴◆9o:2019/06/14(金) 00:10 >>88-89 マイマイさま
また可愛らしい鳴き声を上げたマイマイに、彼女の心はすっかり虜になっていた。
「ふはあ、可愛い…!君うちの子にならない?」
またマイマイを抱き上げるような体制にして、じーっと見つめる…と、あることに気づいた。
「ありゃー、君飼い猫ちゃんなのかな?鈴ついてる…。」
また抱き抱えるような形になり、チリンチリン、と首についている鈴を残念そうに口を尖らせながら弄る。
( / いえー、大丈夫ですよー!)
( よく笑うひとだと思った。しかし一瞬垣間見えた営業スマイルのような不思議な雰囲気の笑みに思わず息が止まって。もしかしたら普通の人ではないのかも。厄介ごとになってはいけないな、と毛量の多い頭をわさわさと掻き、気を取り直しては微笑みかけて歩き出し )
行きましょうか、
>>70 : リト
【>>90 千鶴さん】
おうふ…ダメだこれ…離してくれる気配が無い。マイマイは何故かリトの顔を思い出した。…アイツ、今何してるかなぁ…「ンニャア…」マイマイは思わず懐かしそうな声が出た。
【>>91 蔓さん】
今日は不思議な日だ。全く知らない少年に話しかけられ、急にお茶に行くことになったのだ。お互い知らないというのは少しまずいと思いと思いながらも、内心少しワクワクしている自分が居た。「…!はい!」これからの事は後でのんびり考えたら良いだろう。
いや、こっちこそ、ほんと申し訳ないんで。
( いやいや、と手を振り笑う。せっかく愛猫との安らかな時間、って感じの雰囲気だったのに、自分のせいで台無しにしてしまった。犬は自分の腕の中でがうがうと唸っている。がうがううるさいところは、あの婦人とそっくりだ。この犬の方が何割か、かわいいけれど。彼女の部屋にあった時計を見つめ、あ、おやつの時間だ、なんて考えて。正座する彼女を見つめると、あの、これから…と切り出して )
もしよかったら、団子でも食べにいきますか? 犬は、まあ…そこらへんにでも繋いでおいて、
>>67 リト
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んー、そう見えるか?
( 相手の言葉にふは、と笑みをこぼす。自分の頭のリボンに手を伸ばし、ふわふわと撫でる。いつものように難しそうに顔を歪めて、自分の女装がどれくらい化けてるかなんて考えたことがない、と首を傾げて。自分の指にくるくると髪の毛を巻きつけては離す、巻きつけては離す。はみ出した髪の毛をぴ、と抜くと、彼が持っている紙を指差す。目の前の青年に、にか、と笑いかけて )
ほんとうに、あげちゃってもいいっすよ ほら、女のコとかにあげちゃったり ?
>>69 葛
【>>94 つばめさん】
団子か…!そういや最近食べてないな…そろそろおやつだし、良いかもしれない。お金持って行かないと…「団子!私も食べてみたいです…!犬は…うちのマイマイが面倒を見ます!」マイマイが胸の中で反抗している。最近反抗期だなぁ…
( 喫茶店のドアを開ける。ふわっと香るコーヒー豆やミルクやバターの匂いと、涼やかになるドアチャイム、給仕が皿を重ねているかちゃかちゃという音、隣には先程出会った女性。不思議なこともあるもんだな。女給さんが「 お好きな席へどうぞ 」と礼をしたので、空いていた窓際の、まあるいテーブルの置いてある2人用の席を指差して微笑み )
あっち、座りましょ
>>93 : リト
喋らなかったら誰もわかンないと思いますよ … ホラ、黙ってれば美人、みたいな? __ あれ、ちょっと違うか
( じっと相手の瞳覗き込んでみては、いや、わかんないわ、とでも言いたげに首を振りつつ思案声。ぴったりの言葉を見つけたと指でぱちんと音鳴らすも、一瞬冷静によくよく考えてみればその言葉はなんか違う気がし、眉寄せて首傾げて。と、彼が女のコ、と言ったものだから、手のチラシひらひらさせて苦笑い。ふっとその笑みが消えたかと思うと、馬鹿真面目な顔であ、と声漏らし )
うーん、女のコとかいないんですよ … でも、おれもお姉サンみたいに女装すれば行けるか、
>>94 : 楢館サン
【>>96 蔓さん】
わぁ…!お店に入ると香しい紅茶や、甘いスイーツの香りがする。久しぶりに来たカフェにリトは暫し感動でぼーっとしていたら、少年が声をかけてくれた。「あっ!はい只今!」何故か定員の様になってしまったが、初対面だからそれぐらいが良いだろう。