僕のすぐ隣、見て見ぬふりしていた。あの日までは。
3: リョナ期待BBA:2015/12/29(火) 22:20 ID:a8Q そう僕にはソイツのこともいじめのことも見て見ぬふりをする大人もすべて関係無いのだ。
なのにソイツのひきつった笑顔が頭から目に焼き付いて離れない。小さな呻き声が耳に残って消えない。
「ああもうなんなんだよ! 」
と自分の部屋で夜にもかかわらず大声を出してしまい、一階から聞こえる母eの怒った声。
考えることが面倒になってベットに倒れるように勢いよく寝転がる。
そしてそのままうとうと、とうたた寝をした。自分が疲れていたのだろうかとかそんなことすら考えるのが面倒だ。
今日もクラスではいじめが行われていた。
先生の居ぬ間に。まあ先生が居たところでいじめにはほとんどe響など無いのだけれど。
僕らのクラスではもうすでにいじめは日直が号令を言うように毎日行われるのが"当たり前"なのだ。
僕はまた読書をしながらちらちらといじめを見ていた。
ただ今日は不幸にもいじめの首謀者の安曇と目が合ってしまった。
まさかたかが目があっただけであんなことになるなど考えなかった自分を殴り殺したい。
いじめの様子をちら見しなければこんなことにもならなかったのに。
初めまして、東野宮楓と申します。
《time to be with you》というサイトと連携して、小説を載せて行こうと思っています。
あなたと一緒に在る時間・・・。
あなたにとって、誰と一緒にいる時間が大切ですか?
恋人・友人・家族など、色々ですよね。
誰か1人に決める事なんて出来ないと思います。
でも、その特別な誰かと一緒に過ごす時間はあなたにとって幸せですよね?
★東野宮 楓 高3 17歳★
依与吏と連志とは小さい頃からの幼馴染み。
eは夫婦共々小さい頃に他界しており、妹と二人暮らし。
妹とは仲が良く、eが残したケーキ店を2人で営んでいる。
☆友川 依与吏 高3 18歳☆
楓と連志とは小さい頃からの幼馴染み。
eは健在しており、友川グループの御曹司。
兄弟は居ない。父eからは楓達との関係は切ってグループを継げと迫っている。
・桐谷 連志 大1 19歳
依与吏と楓の幼馴染み。実は楓に思いを寄せている。
楓の良き理解者で、よく店を手伝いに行っている。連志は楓にとって兄みたいな存在。将来は保育士に成るのが夢。
・東野宮 陽子 高1 16歳
楓の妹。
優しくて綺麗で、でも誰よりも姉思い。
・鬼龍院 聖雅 高1 16歳
陽子の彼氏。
陽子のことが大好き。
chamomile(カモミール)
……例え君が敵である事が運命でも…
chamomile
ここはカモミールの白い花が咲く、小さな国。カモミール国と呼ばれる事が多いけれど、正式にはフランベールという国だ。そしてフランベール国、王子が俺、シエラ・シャナ。婆やたちにはシャナ坊ちゃんと呼ばれている。もう13歳なのだから坊ちゃんじゃない方が良いのだが。何てつくづく思う。そして隣の国、カスオダークのお姫様が同じ年のマナカ・シャルル姫。俺の国とは逆と言ってもいいほど暗い国。カスオダークの城の前にはよほど入れたくない招かれざる客が居るらしく、漆黒の鎧をまとった騎士が凄いくらいの威圧感で立っている。そしてその城の最上階の牢獄にいるのがシャルル。黒い城には不似合いな真っ白な服に純白の身を包み、さらりとした黒い髪を背中まで伸ばしている。金色にキラリと光る瞳は今までに色々な男を魅了してきたのだろう。そして牢獄に閉じ込められている理由、お姫様が何で牢獄なんかにって俺も思ったけれど、シャルルには不思議な力があった。彼女が歩く周りには所構わずカモミールが咲く、彼女の強い願いに応じて咲く事と咲かない事もあるが、フランベールとカスオダークは500年も前から敵対関係なのだ。敵国の象徴である花を所構わず咲かせてしまう彼女は忌み嫌われていた。あの牢獄は何時でも白い花が咲き、甘い香りが漂う。俺はできるだけ彼女の悪口を城で婆やたちに言う様になった。敵対関係の国の姫と王子が会っているなんてそんな事、バレてしまうのは大変だから。シャルル姫をいつか、あの辛い牢獄から出してあげるために俺はシャルルにできる事は尽くした。そして俺たちがコソコソ会う様になってから2年が過ぎようとしていた、その時の事だ。
chamomile
「シャルル、今日もカモミールの花、持ってきたよ。」
コソッと耳打ちをするかのような声で俺がシャルルのいる牢獄の光の入る場所から声をかける。すると、
「やめてっ!お願いっ!…ギ、ギァ」
そんなシャルルの声と思われる叫び声が聞こえてきた。そして硬い金属音がガシャガシャと牢獄全体に響いてこだまする。
「…⁉︎シャルル?」
予想外の言葉と声に反応が遅れるも、こっそり牢獄の仲を覗く。目の前には茜色に染まっているカモミールの花があった。
「…え?カモ、ミールが赤?」
状況が全く把握できなかった。茜色に染まるカモミールの向こうには見慣れているはずの君が見慣れない姿になっていたから。真っ黒な衣装に真っ赤な瞳、そしていつも以上に鋭さを増す八重歯。彼女が幼い頃から頑張って抑えてきたその力を、強豪そうな兵士4人とシャルルの父であるカスオダーク国王が嫌だ、やめて、と叫びジタバタ暴れて足をバタバタさせるシャルルの周りには白いカモミールが時と場合も考えもしないで咲く。そんなシャルルを5人がかりで抑えつけてシャルルと同じ様に黒い服を見にまとう僧侶が何かブツブツと何かを唱えている。おそらくシャルルの力を無理矢理引き出そうとしているのだろう。
「…ギ、ガッ‼︎はぁ、はぁ、お父…様っ!嫌だッ!私をあんな…ギッ‼︎あんな姿に…戻さないで…ギァ!」
必死に抵抗をするシャルル。シャルルはどんどん普段の姿とかけ離れた姿へ変わって行く。
「…お、お前ら何やってんだよッ‼︎‼︎」
シャルルのカモミールと同じ様に時と場合を考えもしないで俺が大声で叫ぶ。弱い俺がここまで声を出す事なんてないぞ、と自分で自惚れしてしまうほど大きな声だった。
「…お前は、フランベールの…シャナ⁉︎なぜここに、」
一番に反応したのは国王だった。可愛い娘の足を汚らしい手で握る。その手を俺は横目に見つつ、国王を睨んだ。
「…やめろよ。バカみてェだぜ、おっさん。いくら娘だからってな、」
俺は牢獄の鉄の檻をへし折って壊す。そして牢獄の中に入る。
「シャナっ!ダメ!早く、早くどこかに行ってぇッ‼︎」
そう叫ぶシャルルは俺の知るシャルルでは無い気がした。そんなシャルルを俺は抱きかかえて
「じゃーな、おっさん。当分娘さん返せないかもしんねぇから。そこの辺、よろしく頼むぜー。」
と棒読みで言い、高い高い牢獄から飛び降りた。心で誓った。シャルル、君を守り抜くから。
葉っぱでは、初めて小説を書かせていただきます。
百合注意です。
暇潰しにでもどうぞ。
「じゃあお母さん、入学式先に行ってるね」
新品の制服に身を包み、麻希は外に出た。
心地よい風に、二つに結んだ髪が揺れる。
「えっと……、電車これでいいんだよね?」
何度もメモ帳を確認し、恐る恐る電車に乗った。
麻希は田舎の方に住んでいるため、あまり交通機関を利用する事がないのだ。
「ふぅ」
ため息をつき、座席に座る。そして、ハンカチを手に取ってみる。
”レイ
と刺繍されたハンカチ。きっと持ち主の名前は”レイさんなのだろう。
……ここの学校入ろうと思ったのも、レイさんのe響なんだよな。
あの時のレイさんの服装は制服だった。
紺色のセーラー服に、チェックのミニスカート、目を引く胸元の大きなリボン。
当時九歳だった私は、当然、制服だけで学校が特定出来るわけがない。
しかし、努力して調べた。その結果、この優心女子学院だったのだ。
また、中貫一校だったため、会えるリスクも高いと思ったのだ。
「次は△△駅〜 △△駅〜」
学校付近の駅だ。荷物をまとめ、降りる準備をする。
「ヤバイ、遅れそう……」
扉が開いた瞬間、麻希は走って、学校へ向かった。スクールバッグに付けている、お気に入りのストラップを落とした事も気づかずに。
「えっと、私のクラスは……と」
麻希は廊下で自分のクラスを確認していた。
クラス表が掲示してある廊下は、表と睨み合う者、「同じクラスだね」と手を合わせて喜ぶ者と、たくさんの人がいた。
どうやら麻希は四組のようだ。
早速、四組の教室に向かう。
どんな友達に出会えるのか、
どんな楽しい出来事があるのか、
希望に胸を膨らませていた麻希だが、それは一発で砕かれてしまった。
「星羅。そのポーチ、Candyの新作じゃない?」
「うん、五千円で、意外と安かったから。ママにおねだりしちゃった」
ぽっ……ポーチで五千円!?
「あそこのホeルっていいよね。うちはお盆やお正月は、全部あのホeルで過ごしてるんだ」
「へえ、梨華のお家はあのホeルなんだ。うちはここだよ。」
おっ……お盆やお正月はホeル!?
他にも車がベンツだとか、お手伝いさんがいるだとか……。
……ここって、こんなお嬢様学校だったっけ?
麻希は誰とも話す事が出来ず、ただ一人で椅子に座っていた。
久しぶりに小説書きますゞ
〜プロローグ〜
どれだけ仲が良かったとしても
どれだけ愛し合ったとしても
付き合いが終わったら良い関係は終わってしまう。
もう友達になんて戻れない。
あなたは私の敵です。
〜出会いと第一印象〜
中学生になりました!
私、星屋恋華(ほしやれんか)は中学校の自分のクラスへ入った。
私がいた小学校のほとんどの人は私と同じ中学校に入っていたため、クラスは見慣れた顔が半分以上を占めていた。
しかし、私の席の周りはほとんどが違う学校の子…
静かな空気が嫌いな私は前の席の女の子に話しかけていた。
その子の名前は恵里といいとても明るくいい子だった。
安心し、恵里と話していると斜め前の席の男が話しかけてきた。
「恵里の知り合い?」
すると恵里が
「さっき友達になった!」
と言ってくれた。
男は
「ふーん。」
と言い恵里と話し始めた。
その変な男と恵里のやり取りはとてもeしそうで見ている私が楽しかった。
その男には不思議なオーラがあるように感じた。
今まで関わったことがなさそうな…『なんというか変な人』が第一印象だった。
名前は浅木勇輝と書いてある。
あさぎゆうきと読むのだろうか?
中学生1日目の生活はあっという間に終わっていた。
〜星屋恋華というバカ side勇輝〜
俺、勇輝(としき)は今までにないバカに出会ってしまった。
感情の変わりが激しく表情もコロコロ変わるはっきり言えば『変なやつ』だ。
多分俺のことは嫌いだろう。
俺は初対面の人にはそっけない態度をとってしまう癖がある。バカには特にだ。
多分俺の名前を勇輝でゆうきと思い込んでいるだろう。
恋華にとった態度はひどいものだと自覚している。
しかし、あぁいうやつへの接し方が全くわからない。
俺が話せる女子は恵里くらいしかいない。
恵里は幼なじみである。
俺は恋華のようなやつが嫌いではない。むしろ好きだ。
しかし、女は怖い。
心を開けるのは恵里だけなのだ。
"Liar"。
本来の意味は嘘吐きだが、この世界ではスパイの呼び名である。
これはある一人の男の話だ。
Z地区で密かに育て上げられ、Z地区のスパイとして活動した。
口癖は、「Liarは疑われた時点でLiarではない。」
彼は、異常であった。
見聞きしたものを刹那で覚え、頭の回転が早すぎ、そして左目が見えない。
またそれをカバーするかの様に身体能力や運動神経が優れている。
スパイ養成学校内ですら気味悪がられた完璧な化け物。
それが彼だった。
有馬の仕事は加藤の側につき、加藤に言われたことを淡々とこなしていくという簡単なものだった。
何故新人の有馬がそんな役をしているのには理由があった。
ただ加藤自らが有馬に向かって命じたのだ。
普通長年務めた者がなるようだが加藤は違った。
加藤自身有馬を気に入ったようだった。
加藤は有馬に対して色々なことをさせた。
靴磨きや掃除と身の回りのこと、話し相手やただ傍にいることなどくだらないものまで申しつけた。
これらに対して有馬は顔色一つ変えずにすべて完璧にこなした。
ただ話し相手になることは少々苦手にしているのか話題に困っていた。
この世界ではe地区同士で争いが起きていた。
それはA地区も例外では無かった。
時々戦地の人数調整のためにこの建物内からや一般庶民から何十人と戦地に駆り出される。
そして駆り出された人間は二度と戻っては来ない。
それが普通だ。
戦地に行く人間はこの地区の長、加藤が決めているのではなくランダムに決められているためこの地区にいる長以外の全員がおびえながら過ごしている。
しかし長だけは唯一選ばれない。
そんな掟があるため加藤は長く居られるために有馬を近くに置いている。
人様の小説に興味が沸くお年頃です()
ただし一次創作のみ。完全オリジナルではないいわゆる二次創作の小説を載せるのは駄目です。
たくさんあって困るんだがw 取り敢えずこういうのを書いてるぜ。
ef="http://ncode.syosetu.com/n6241cj/">http://ncode.syosetu.com/n6241cj/
あとは「死神に魅入られた者達」とかかな。 大まかな内eは死神に死の宣告を受けた者達と死神が主人公の話。死を受け入れ7日間の余生を楽しむか、死神とほぼ同等の身体能力(又は魔法、代わりに戦う使い魔)を手に入れ7日間生き延びるか、またはそのいずれも拒否して死神特権である「魂剥奪権」を行使され一生を終えるか・・・という小説を考えているw
僕らの大将様って言う小説書いてます
内eはだいたい軍隊を従える大将とその部下達の出会いのストーリーです
いま第一章の途中で止まってますが毎日更新していくつもりで書いてます
第一章は大将と側近の出会い的な感じですね
これは【妖怪ウォッチ】の二次創作です。キャラクターは某ゲームソフトで募集したキャラクターや、姉妹団体のキャラクターを借りています。
※『妖怪ウォッチとかクソだろw』とかコメントする暇があったら他の作品を見て下さい。
※この物語自体公式ではありませんので、アニメとの関係が今後多少出てきても、勘違いしないで下さい。
※悪コメなどは見ている方や、僕が気分を悪くするだけですので控えて下さい。
以上を守れる方のみ閲覧をお願いします。文才なんて松●修造が熱さで焼きつくしました。
闇狼side
我は闇狼。日本狼の妖怪であり、同時にe打軍の大将をやっている。
妖怪達を助けていただけなのに、だんだんと集まってとうとう軍勢が出来上がってしまった。
妖怪達は、みんな個性豊かだ。我の事を溺愛している者(女性)もおるし、聞き分けがいいやつや、物静かであまり話さない者もおる。そんな訳ありな奴らが集まって出来たのが我らが『e打軍』なのだ。
──人はeがなくなれば、どうなるの?──
《前置き的な何か……?》
・わたしはカメさん!
・頭がおかしい文章!
・厨二病設定キャラ!
・やっぱりカメさん!
・やっぱりカメさん!
・やっぱりカメ(((殴!
・スランプあるかも!
・途中で死ぬかも…!
・コメントが大好物!
・コメント欲しい人!
・読んだ感想欲しい!
✄-------------------------- キ リ ト リ ---------------------------✄
ef="res.cgi/novel/1436362410/2">>>2人物紹介
「こんな世界、もう嫌だッ……」
時永 澄魅麗(ときなが すみれ
女 13歳
闇精霊(マミー)の力を持っており、eを操る事が出来る。。いつもはさみを持っていて、はさみを使い、相手の胴体とeを切り離すことができる。自分のeだけを他の場所へ移動させ、盗み聞きなどが出来たりする。
「俺だってこんなになりたくてなった訳じゃねーよ。」
狩谷 康平(かりや こうへい
男 13歳
光精霊(エンジェル)の力を持っており、光を操る事ができる。
「わたしは寂しくなんてないわ。」
シリカ=シェロッタ
女 13歳
水精霊(ウンディーネ)の力を持っており、水を操ることができる。
「あ〜ぁ、もう全部無くなっちゃえばいいのに。」
高月 瀬良羅(たかつき せらら
女 13歳
木精霊(アルラウネ)の力を持っており、木などを操る事ができる。
「んー、こんな状況でこんな雰囲気(?)の中悪いけど、eンション上げてこーぜ?」
井楯 健都(いだて けんと)
男 13歳
火精霊(サラマンダー)の力を持っており、炎を操る事が出来る。
ーみんなが連れて行かれる少し前ー
「起きなさい、すみれ。」
「んあ〜……?もぅあさ?」
「もう7時よ、朝ごはんできてるから、早く下に降りてきなさいよ……」
「へーい」
いつも通りの朝、いつも通りの生活。今まで普通に暮らしてきた。今の今まで。もう私達は普通の暮らしをすることができなくなることをこの時の私は知る由もなかった……。
「こッ困りますッ‼︎って言うか、私達は異質妖精族ではありません!」
突然聞こえてきたのは母の声だった……そしてその直後に私は今なにが起こっているのかをほぼ知ることになった。
『異質妖精族の隔離を命令したのだ、ネイビスト王自らがな。』
ネイビスト王。死の王とも呼ばれる恐ろしい王だ。今まで色々な国を転々と回っていろんな国の王を務めてきたらしいが、一度としてその王国が死の国にならなかったことは無いそうだ。この国も滅びるに違い無い、そう思ったのは今だった……。もう手遅れだったんだ。
「きゃぁッ‼︎や、やめって……すみれぇっ‼︎逃げて……いやアァァァああ‼︎」
パァぁぁぁ……ン……
鈍いe声のようなものが家の中に響きわたる。
「お母さんッ‼︎⁉︎」
『上に誰かいるのか?』
「ひっ……」
誰かまではよくわからなかったが、母との話を聞く限り国王につかえる兵といったところだ。ごめん、本当にごめんなさい私がもっと強ければ、お母さんは、お父さんたちは連れて行かれたりしなかったのに……。無力な私はお母さんの言う通りに地下通路を通って、走って走って走って走って走って逃げた……。
意味がわから無い、ナンで私たちがこんな目に合わ無いといけないの……?ネイビスト王はなにを考えているの?私たちは何にもしていないのに。
「……すみ、れ?」
「ッ⁉︎……こぉ、こぉへぇー……」
そして今に至った……。健都はいないし、eはみんな捕まったか、殺されたか……この国、ううん、この世界は狂ってる。
■ご案内
☆深夜更新が多いです。亀さんなのでご注意ください。
☆作者は誤字脱字しまくりです。訂正の仕様がないのですが、こそこそっと教えていただけると有り難いです。
☆この作品はフィクションです。特定の個人、団体とは関係ありません。
■ご挨拶
はじめまして、立葵です。
多分殆どの方がお初だと思います。よろしくお願いします。
今回描かせていただくお話は分野でいうと、ファンタジー小説です。
超能力者の方々の物語の予定です。
文才がこれっぽっちもない人間ですが少しでも得られるよう練習したいと思います。
至らない点も多々あるでしょうが、応援していただけると嬉しいです。
少しでも共感や感動をしていただけるよう頑張ります。
これからよろしくお願いします٩(ˊᗜˋ*)و
一輪目[センeッドゼラニウム]
「1年3組の麻実凛です。Y市立S中学校出身で、元帰宅部です。頑張りたいと思っているので、よろしくお願いします。」
「よろしくー」
ちらほら掛かる挨拶に浅く一礼して、そのままその場に正座した。
私の左隣の人もそれに倣って立ち上がり、似たような言葉を述べ出す。
ここ、県立M高校には多くも少なくもない部活があり、この春この高校に入学した私も多くの高校生がそうであるように適当な部活に入った。
私が選んだのは担任が顧問を務めている弓道部だ。
「じゃあ、2年生は射込み、1年生は外で徒手練。2年生は手が空いてる人、1年生指導をしてください。これから今日の部活をはじめます」
「よろしくお願いします」道場内に大きな声が響き全員が一斉に動き出した。
私も他の1年生を追うようにして道場内を出て、道場前の少し開けた場所でそれぞれ練習を始めた。
因みに「徒手練」というのは、弓道の基本である射法八節を弓や矢、ゴム弓などを持たず素手で行うことである。
体験入部で一度教えて貰ったが、初心者には結構難しかったりする。
「麻実、弓構えはもう少し円相を意識して……うん、そう。それくらい肘を張って……はい、次、『打起し』」
三年生はe自大会に向けて自主練、となっているらしく、二年生に混じり射込みをし、記録を一緒にとっていたりするのだが、今日は一年生指導に加わっている。
射法八節をe自先輩と一対一で見てもらっているのだが、まず弓と矢を持ち手を腰に当てる基礎の執り弓の姿勢で注意され、重心を少し前にし安定させる胴造りでも注意され、弓を体の前で持つ弓構えで注意を受けた。
唯一注意を受けなかった肩幅より少し足を開く足踏みも、ただ先輩が見てなかっただけだったりする。
手厚い指導を受けながら、的の方をみるという顔向けはそのままに凛はちらりと先輩を覗き見た。
その姿に映り込むのは、キラキラとした濃紺のオーラ。
それは先輩に絡みつき、濃くも薄くもない異様な存在感と威圧感を放っていて、先輩の雰囲気とよくマッチしていた。
つまり、凛は所謂「超能力者」だったりするのだ。
超能力、と聞いて思い起こされるものは何だろうか。
スプーン曲げ、瞬間移動、物を宙に浮かせたり、相手の心を読んだり……並外れた、人には不可能なものを人はそう呼ぶ。
凛もまた、それらを扱う者の一人であり、そしてそれらに縛られる人間の一人であった。