oカヤロウ(7)

1: れーなちゃん:2020/06/13(土) 10:15

微百合です。ご注意を!!

2: れーなちゃん:2020/06/13(土) 10:15

「好きです」

「ぁ、私は好きじゃないです」

じゃあと言って私は顔もろくすっぽ見ていない女の子から遠ざかった
だいたいさぁ話したこともないのにいきなり好きだって言われても困る話だよなぁ
そう思いながらわしゃわしゃ髪をいじる

私の短めで、ねこっ毛な髪ははね放題跳ねている
若干ルーズな感じはいなめない

着ている制服は首が苦しいからネクタイを緩めて
間違って丈を詰めすぎたプリーツスカートは短過ぎる

全体的にそう私はルーズに見られがち
でも告白される回数半端ない

「お嬢様学校はんぱねー」

これが女子校パワーか?って思いながらわしゃわしゃ髪をいじる
入学して早半年……いい加減めんどくさい

「ちょっと!!あんたこっちが決死の�o悟で告白してるのにいい度胸じゃない!!」

「えー?」

後ろから制服が引っ張られて何だよって思って振り返れば

「あ、可愛いねアンタ」

可愛い女の子がいた
ちょいと吊ってはいるが大きな目
スレンダーって言うか胸ねーまあいいけど
長い茶っぽい髪はふわふわ

アニメキャラで言うところのツンデレヒロインってところだろうか

「はっ?な、何よいきなり!!」

「いやさっきは顔よく見てなかったなーって。見たら可愛かったからびっくり」

「は?顔、見ないで、好きじゃないとかって私に言った訳!?」

「ええ。まあそうですけど」

そうしたら女の子は信じられないって呟いて私を睨む
でもさぁ見てなかったものは仕方ないじゃない

「私一回も話したことがない人の告白とか律儀に聞けるほど暇じゃないので」

「何それ。あんた良いのは外見だけなのね。ちょっとは女の子心考えなさいよ」

告白がどんなに勇気がいる行動か考えなさいよ!!っていいながら腕を叩かれた
っていうか案外遠慮がない。痛い

「痛いです」

「当たり前よ!!痛がるように叩いたんだから!!私の痛みを思い知れっ!!」

そう言いながら表情を歪ませていく女の子
そしてしまいには目に涙がいっぱいたまってる

「最悪!!どうしてこんな最悪な奴に惚れたの私」

「はあ。まあ見る目が無いってことじゃ」

「うるさいっ!!あんたの顔がもろに好みだったんだから仕方ないじゃないっ!!」

「えーそれ一目惚れってやつだったりしちゃいます?」

「そーよ!!入学式で見かけて、それでっ!!」

へーって思った
本当に一目惚れなんてあるんだーって思いながら私は名前も知らない女の子の頭を撫でていた
私の方が身長が高いから、かなり良い子良い子って感じの図になってると思う

「そうですか。ところで何年生?」

「2年だけど」

女の子は私に撫でられっぱなしで泣き始めた
ぐすって感じで
あー泣かしちゃったって思いながら私は頭を撫で続けた

3: れーなちゃん:2020/06/13(土) 10:17

「まじ?先輩?見えねー」

「失礼っっ!!本当に良いのは外見だけじゃない!!」

いやアンタも大概失礼だけどねって思うけど言ったら面倒そう
だから私はそうですねって言いながら頭を撫でている

「んで、先輩はいつまで泣いてんの?」

「知らないわよっ」

「そ。別にいいけどさー泣き顔かわいーね」

「性格最悪でしかも軽い。もっと最悪」

「人のこと最悪最悪言い過ぎじゃありませんか?」

「最悪な人に最悪って言って何が悪いのよ!!」

「え、あーそんなに自信持って言われると正論に聞こえるけど、それ大概間違ってる」

「いいの!!私を泣かせた罰」

へーへーと気のない返事をかえす
しかし何だろうか、この先輩は口では私の悪口を言いながら私の撫でている手を止めない
撫でられっぱなしなのに、最悪な私に撫でられてるのに拒否しない理由がわからない

「先輩、名前は?」

まあ別にいいけどさ
泣き止んでくれるまで、撫でていても
拒否られても

私には関係がない

でもまあ撫でている間にだんまりって言うのもアレだし
名前くらいは聞いておこうと思った

「白崎 瑞希(しろさき みずき)」

案外先輩は素直に名前を教えてくれた
じゃあと思って私も自己紹介しておこうと思った

「陣内 奏(じんない かなで)どうぞよろしく」

「私のこと好きじゃないって言ったくせにどうぞよろしくってどんな神�oしてるの?」

「いや、一応初対面じゃないですか。社交辞令的にね」

「初めから社交辞令ってわかってるのに宜しくする気はないわ」

ああ、どうしてこんなに私に噛み付いてくる
嫌ならスルーしたらいいじゃないか
それこそさっさと立ち去ってしまえばいいものを

「先輩は面倒くさい性格してるね」

「は?」

私を罵るくせに離れない体
退けない手
されるがまま

「本当はさ」

私は先輩から手を退ける
そうすると先輩はそれにぴくっと反応した

「先輩私のこと好きで好きでどーしようもなかったりしちゃったり、ね?」

そう言って先輩の顔を見て、もう大分涙が収まった瞳の下に指を当てて少し残っていた涙を取った
そうすると先輩の顔が一瞬にして真っ赤になる

「へーその反応、やっぱりそーなんだ」

私は何か面白いものでも見つけたかのように口角が上がっていた
今まで振った人でこんなに私に食いついてくる人いなかったし
しかも人のこと好きなくせに罵ってばっか。こんなに性格が素直じゃない人あんまり�o合ったことがない

「でもやっぱり。私はまだ好きじゃないかなー」

私がそう言うと先輩はまた泣きそうになった
ああ、もうって思った私は携帯を取り�oして先輩に向かって差し�oした

「教えるから、頑張ってよ」

「え?」

「どーぞ私のこと落としてみてください」

「は」

「それが望みでしょう?私のこと手に入れたけりゃ毎日毎日頑張って先輩のこと大好きにさせるしか方法ないんじゃない」

ほらって私のアドレスと携番を�oして先輩に手渡した
そして適当に�o録しなよって言ってから手持ち無沙汰になってしまって、さっきさわり心地が良かったからまた先輩の頭を撫でていた

「�o来るかな?まぁ先輩次第だけど」

私のことをちょっと睨み気味で見ている先輩と目が合った
そして先輩は無言で自分の携帯を取り�oして赤外線通信を自分で始めていた
携帯と携帯を向かい合わせてやり取りを一人でしてる

「むかつく」

そして通信が終わった先輩は私の携帯を私に投げてよこした
それからやっと私の手を払って退ける

私はその抵抗に少し笑う
多分ちょっと寂しいくせに。だって払う時に少しためらってた
そして私から一歩、離れた先輩は一気に顔を赤くしていた

「私のも、その、�o録しておいてあげたから……!!ありがたく思いなさいよ!!」

そう言って先輩は勢いよく私に背を向けて走り去ってしまった
私はといえば若干面白くてニヤケル顔を片手で隠しながら静かに笑った

「何、あれ。惚れてんの自分の癖に随分上から目線」

おかしい。変なの
私はそう思いながら先輩の後姿が見えなくなるまでその場に立っていたのだった。

〜おしまい〜

仲良し�o妹(6)

1: スカイ:2020/05/20(水) 13:33

初めまして。私は安藤そらら。

2: スカイ:2020/05/20(水) 13:39

自己紹介をするね。
o場人物
安藤ゆり 中1。明るく優しい。そららの�o
安藤そらら 小5。主人公。 大人しい。
安藤のの 小3。明るくておしゃべり。そららの妹。
安藤みき 小1。優しくて冷静。そららの妹。
安藤あめり 5歳。明るくてうるさい。よく妹と喧嘩する。
安藤さちこ 3歳。明るくてうるさい。あめりと仲良しでよく喧嘩する。
安藤まり 1歳。いつもゆりにちょっかいをかけるやんちゃな子。

4: スカイ:2020/05/20(水) 13:43

もう嫌。あめりとさちこまた喧嘩してるよ。
あめり、さちこ。静かにしなさい。
お�oちゃん忙しいなぁ。
うち次女で良かったわ。
1985年に行ってこよ。
でもまだ帰って来てないよねぇ。
明日から2週間休みだから行ってもいいんだけど。
明日まで待とう。

 special world(3)

1:  戊辰/ぺたー↑◆w.InMhUHVJqNY:2020/03/03(火) 20:31



   この『力』は君が為に───

     >>02 

2:  戊辰/ぺたー↑◆w.InMhUHVJqNY:2020/03/03(火) 20:36



異能力系のラブコメ(アクション?)書きます、

荒らし等はご遠慮ください。

     〜�o場人物〜

*坂根 晴夏
主人公。高校1年。
家系は『炎』の異能力者。
明るいが、泣き虫で忘れっぽい。
幼なじみの陽希が好き。


*仲里 陽希
高校2年。
『獣』の異能力者。
常に明るいが、蟲をみるとパニックを起こす。
晴夏が…?


*坂元 りつ
高校1年。
晴夏の親友で、冷静沈着。
『氷』の異能力者。


のちのち追加するかもですが、とりあえずはこれぐらいでいきます。      

3:  戊辰/ぺたー↑◆w.InMhUHVJqNY:2020/03/04(水) 14:50



  prologue.


『俺、ハルちゃんとけっこんする!』 
『やくそくだよ?』


−−幼い頃の約束は、無邪気で不透明だった。
その先に在る未来など考えずに───   

Sora(10)

1: rumia◆l2:2020/01/17(金) 22:39


あなたが空を見上げたのは、いつ ですか?

3: rumia◆l2:2020/01/17(金) 22:44

「キミ」

先輩が僕の方を向いてそう言う。
「もしこの屋上から�oれなくなったらどう思う?」
僕は率直に答えた。
「イヤですね」

 突然吹いた風で足元の落ち葉が巻き上げられる。ちょっと目線を上げれば低い一軒家から突き�oたビルやマンションが生い茂る。
ここは僕の通う高校の屋上だった。

「なんだ……つまらない奴だなぁキミは」
 よほど僕の答えがつまらなかったのだろう。先輩は唇を尖らすとそのまま自分の居場所(スペース)へと逃げ帰ってゆく。

その背中に僕はテキトーに言葉を投げつけた。
「あいにく、人に語れるほどの夢や理想は持ち合わせていないものでして」
「嘘でもいいから持ちあわせておきたまえ。その年で夢に飢えているなど見るに堪えん」
「自分は見世物ではありませんが?」
 ガタン、と強引にイーゼルから椅子を引きはがして座る先輩。
自分もまたイーゼルに乗せられたキャン�oスにHBの鉛筆を振るう作業を再開した。

 その場にまた静寂が訪れる。
僕と先輩、それぞれにこの屋上から見える景色を写し取る作業に没頭してゆく。
 個々の世界に閉じこもり、目の前のキャン�oスを見つめていると、ふと何か周囲の空気が気になる。
流石に言いすぎたか。そう思った僕は静寂に向かってこう付け足しておいた。
「……まあ、その言葉はありがたく受け取っておきます」
「あぁ。そうしてくれたまえ」
 先輩も特に感情を込めずにそう返す。
会話の後処理を終えた僕はまた作業に没頭しようとして、
「で、さっきの話なんだが」
 引き戻された。先輩はそのまま作業に没頭してくれなかった。

「私はここに閉じ込められるなら本望だと思っているよ」
「そうですか」
 特に思うことの無い言葉が僕の口から漏れる。
「だってほら、こんな空を見ていられるなら。ずっと見ていられるなら。ここに居てもいいとは思ないかい? キミ」

 たしかに今日は素晴らしい青空だ。
地平線から物々しく入道雲が沸き上がり、そのすそから山々の緑が顔を覗かせている。
だが、
「こんな良い天気ばかりじゃないでしょう」
 僕はそんな見本のような景色に嫌気が差してすぐ目を逸らした。
「惹かれる気持ちは分かりますが、ただ空が綺麗だからといってここに閉じこもるというのはあまりに考え無しでは?」
 幼い頃から可愛げが無いと言われた僕の憎まれ口が炸裂する。
腹が立っているというわけでは無いが、そういう希望論は正直聞き飽きてうんざりしていたところなのだ。しかし、僕の発言を気にも留めずに先輩は続けた。
「雨の日だっていいじゃないか、それはそれで趣がある」
 天に向かって手を伸ばす。
「夜だって寒くないさ。案外夜空を見上げていると熱意が沸いてくるものだ」
 日の光で温まった手を胸に当て、まるで演劇さながらの演技を見せる先輩に半ば呆れながら僕はデッサン用の鉛筆を走らせた。
「食事はどうするんですか? まさか」
「はは、案外空から降ってくるかもなあ」

 何を言っているんだか。
僕はどうでもよくなって社交辞令的に言葉を並べることにした。
「はあ。空からですか」
「あぁ、こんなに巨大な空間が頭上に広がっているんだ! 何が降って来てもおかしくないだろう?」
 相変わらず場の空気を読む気が無いのか、それと読めないのか声高らかに叫ぶ先輩。
正直作業の邪魔なので、暗(あん)に黙ってくれという意味合いを込めて言葉を放り投げた。
「自分ならそんなものを待つよりかは下のコンビニでパン買ってきますけどね。その方が文字通り地に足のついた考えでしょうし」
 憎たらしい物言いだとは分かっていたが、考える余地もなく放たれた僕の言葉。
それに答えたのは強引に引きずられた先輩の椅子の音だった。

「地に、足をつけて答えが見つかると思うか」

4: rumia◆l2:2020/01/17(金) 22:47

「……ぇ?」
 ギィっと、地響きにも黒板を引っ掻き回す音にも似た音を立てて立ち上がった先輩。
その気迫に眼下に広がる住宅地をデッサンしていた僕の鉛筆が、止まる。

「自分にとって本当に必要なものが、必ず手の届く場所にあるとは限らないだろう」
 目の前のキャン�oスに向かって何度も何度も頷きながら、まるで半分寝ているように、それでいてハキハキと言葉を紡ぐ先輩。
そんな彼の背に僕はまた声をかける。
「そんなの…ただの妄想じゃないですか」
「妄想でいいんだよ」
 背中越しに帰ってきたその声は笑っていた。
「今あるものだけで自分を満たすよりも、ありもしない何かで満たす方がよっぽど素敵じゃぁないか。たとえ空想でも、幻想でも、それで生きていけるなら……その方がいい」

 おそらくそれが先輩の信念とか、座右の銘とかいうものなのだろう。堅い意識を感じさせるその言葉に一瞬感動しかけるも、そもそもの話題がマヌケに空を眺め続けることだと思い�oした僕は苦笑する。
「で、それが空を眺め続ける事と、どう関係しているんです?」
 しかし呆れたのは僕だけではなかった。
その発言を聞くやいなや、先輩は目の前のキャンパスに唾が飛ぶほどの深いため息を吐く。

「キミも分からないやつだなぁ」
 椅子をガッと掴んで振り返り、ひそめた眉ごと顔をこちらに突き�oす先輩。明らかに不機嫌だと言いたげなその眉を今度はいたずらに釣り上げて、先輩はふてくされたようにそっぽを向いた。

「キミのような奴は毎日空を見上げて、いつか風に乗ってくる荷物に胸を躍らせる�o験をしてみればいい! 私の言っていることがよく理解できるだろうさ」
「に、荷物?」
 僕は意味が分からず空を見上げた。
意味も分からず空を見上げる。
そこには空が広がっている。以上だ。

 とにかく僕と先輩では相容れない価値観のズレがある。どうやら退部も視野に入れたほうがいいのではないか。そんな思惑でこの理解の及ばない先輩の背中を見つめていると、いきなりその背中が「よし」と立ち上がった。
「完成した。見てみるかい?」

 正直見たくはなかった。
心底先輩を嫌ったわけでは無いが、嫌悪というものはたちどころに人の態度を変えてしまうものだ。
とは言っても誘われている以上見ないわけにはいかない。僕は先輩の背中を乗り越えてその先にあるものを覗き込んだ。

そこには、空(ソラ)しかなかった。

 いや。空だけしか描かれていないという意味ではない。それは紛れもなくこの屋上から見える風景そのもので、だというのに先輩のキャン�oスにはここから見えるビルも、街も、木も、森も描かれていなかったのだ。

ただ一面に【ごちゃごちゃ】が……そう表現するほかないようなモノが散らばっていて。
その最奥にぽつりと、空が浮かんでいる。そんな絵だった。

「これは…どういう」
「綺麗なものだろう? 私がここから書いた絵だ」
 僕の質問が先輩の声にかき消される。
「何一つ無いが、それを差し引いて余るほどの大空がここからは見えていた」
 勘違い、食い違い、相違、ズレ。
疑問が積み重なるそのたび、目の前に居るはずの先輩が遠くなる。
「あの時飛んでいた空はどうだったか。もう忘れてしまったが……」
 まるで夢から�oめるように、何かから解放されるように自分の目が心が目の前の人間を正しく認識し始めた。
「とかく懐かしい。あぁ……懐かしいなぁ」
 そしてその違和感がようやく形となった時、僕はひどく今更な問いを口にすることになった。

「あなたは…いったい誰ですか」

「先輩さ、キミのね」

「月の�oイオリン」(3)

1: Luna:2019/10/25(金) 16:30

初めまして、Lunaです。この小説はちょっぴり切ない、感動的なお話です。
この小説に関してのコメントや感想の返信を送って下さい。皆さんからの
コメント、お待ちしてます。


..僕は..一体誰の為に..そして何の為に..この�oイオリンを弾いてるのだろう..。

..僕は、いつの間にか夢に夢中になって、ぐっすり眠っていた。どんな夢かは
はっきり分からないけど、楽しくて、ちょっぴり切なく感じるというのは
分かる。そして、夢に夢中になっているうちに、すっかり夜明けが来て、朝に
なった。窓の外の日差しが眩しい。それとついでに、じいやの
「坊ちゃま、そろそろ学校の時間ですぞ。」という声も聞こえた。
朝 学校に行く為に早く起きなきゃいけないのは分かってるのだが...
正直に言うと僕は、学校に行きたくない。
何故かと言うと..学校には、僕の事をいじめる生徒がいるからだ。
なんでわざわざ僕の事をいじめるんだろう..僕はあいつらに特にこれと言った
悪さもしていないのに。..でもまぁいっか。あいつらが僕の事をいじめている
うちに、そのうち先生から叱りの罰が下されるはずだから。そう思い
僕はベットから起きた。そして起きてから、じいやに朝の挨拶をした。
「おはようございます。お坊ちゃま。」
「おはよう、じいや。今日の朝ごはんは..もしかして、レモンと鶏肉の
ソテー?」
僕は大抵、屋敷の廊下から香る匂いで、どんな朝ごはんなのかがすぐ分かる。
「流石はお坊ちゃま、よくお分りになりましたな。」
じいやは笑顔で答えてくれた。そして、一階の広いリビングに向かった。
僕の住んでいる屋敷の一階のリビングはとても広く、大きくて座り心地の良い
豪華なソファが置いてあるし、その前には、ガラスでできたテーブルに
壁には大きなテレビもある。窓のステンドグラスを�oると、�oラであしらわれた
豪華なお庭がある。更にはその隣に、大きなプールもある。今は召使い達が
掃除をしていて使えないが、毎年夏にこのプールに入って�oカンス気分を
味わうのが、僕の楽しみでもある。僕は朝ごはんを食べに、赤いテーブル
クロスが敷かれた長机に向かった。..幼い頃は、お父さんとお母さんとよく
楽しく会話をしながら、夕飯を食べたりしたっけな。時々、従兄弟達を
パーティに誘った時は、このテーブルにたくさんの美味しいご馳走が
並べられてたよな。あの時食べた大きいケーキは、本当に甘くて美味しかった。
..でも今は、一緒に夕飯を食べてくれるお父さんやお母さんがいない。
僕の両親は、僕が6〜7歳だった頃に、どちらとも重い病で亡くなった。
あの時僕はまだ6歳ぐらいだったから、自分の両親がどんな病気にかかったのか
分からないけど..あの瞬間は、できれば思い�oしたくはないし、両親が
どんな病気にかかったのかも、気になるけど聞きたくない。
だって、そんな事を聞いたら..僕が悲しくなって、涙が溢れてくるから。
その事を思い�oしているうちに、いつの間にか僕の前には
今日の朝ごはんが置かれていた。今日の朝ごはんは..やっぱり、僕の予想通り
レモンと鶏肉のソテーだった。食べてみると..レモンの酸っぱさが
口に広がったが..

2: Luna:2019/10/25(金) 17:10

※この小説の続きです。上の小説と共にこの続きも一緒に読んで下さい。

レモンの爽やかさが、丁寧にローストされた鶏肉とよく合って美味しかった。
..僕の名前は、ヒルクライム・アンサンブルズ。学校の先生や生徒のみんなからはよく「ヒルク」と呼ばれる。
僕の将来の夢は、観客のみんなが聞き惚れるような�oイオリニストになる事。何故かと言うと、僕の
ひいお爺さんがかつて、有名な�oイオリニストだったからだ。今は寿命で亡くなっていないが、お母さん達と
初めてひいお爺さんのコンサートで聴いた時は、�oイオリンの音色が僕の心に響いて、すごく感動した。
その事がきっかけで、僕は�oイオリニストを目指すようになった。僕はピアノは上手く弾ける方だが
oイオリンは上手く弾けない。その事に悩んでいた時、ひいお爺さんは僕にこう言ってくれた。
「今は上手く弾けなくとも、何度も練習を重ねれば、お前さんもそのうち上手くなる。いいか? わしの様な
プロは、決して練習を外したりなどしていない。むしろプロにとって、練習は外せない物で、プロにとって
一番必要な物と言っても過言ではない。練習している途中には、ちょっとした困難がある。でもそれを
諦めないからこそ、プロは誰にでもなれる物だ。だからお前さんも、わしみたいな�oイオリニストに
なりたければ、練習を繰り返し重ねる事だ。」
ひいお爺さんのその言葉を信じて、僕は�oイオリンの練習をするようになった。ひいお爺さんは
亡くなる前に、僕に�oイオリンを譲ってくれた。少しホコリがかかっていたが、それはひいお爺さんが
色々な場所で観客に聴かせていた、使い古した�oイオリンだった。僕は今でもその�oイオリンを大事にして
弾いている。ある時、僕が�oイオリンを弾くようになってから、お爺さんが僕に、贈り物をしてくれた。
贈り物を開けてみると..そこには、濃い紫色の�oイオリンがあった。�oイオリンの端には、月の形をした
金の飾りが付いていた。その贈り物には、お爺さんからの手紙も入っていた。

愛しの孫 ヒルクへ

元気にしておるか? 最近お前さんがひいお爺さんに憧れて
oイオリンを弾いていると聞いたから、わしがお前さんの為に
新しい�oイオリンを買ったぞ。その�oイオリン、よく見ると
端に月の形をした金の飾りがあるじゃろう?
実はその�oイオリンは特別でな..満月の綺麗な夜にその
oイオリンを弾くと、その金の月の飾りが光って
お前さんが会いたいと思っている人物に会えるらしい。
もしお前さんが会いたいと思っている人がいるなら
ひいお爺さんがくれた�oイオリンを一生懸命練習して
その�oイオリンを弾きなさい。今度上手く
弾けるようになったら、わしと婆さんにも
聴かせてくれ。それじゃ..元気でな。

僕は考えた。..僕は一体誰に会いたいんだろう..今まで僕に愛を注いで育ててくれた、お父さんとお母さん..?
それとも..僕に素敵な�oイオリンを譲ってこの世を去った、�oイオリニストの、ひいお爺さん..?
でも僕は、まだ�oイオリンを完璧に弾けるという訳ではない。だから、練習をして、だんだん弾くのが
上手くなってきたら..お爺さんのくれた、この�oイオリンを弾こう。..満月の綺麗な夜に。

その事を考えながらも、僕は服を着替えて、カ�oンを背負って、そして..ひいお爺さんがくれた�oイオリンを
持って、学校に向かった。
「それじゃ..行ってきます。」
「いってらっしゃいませ、お坊ちゃま。」

goodbye I of previous life Welcome This world me(2)

1: 和傘天天:2019/10/22(火) 19:07

題名の意味(翻訳)
題名にしたこれは日本語で【さようなら、前世の私。ようこそ、現世の私。】です。

お嬢さま、夢から�oめるお時間です(6)

1: ルカ:2019/10/11(金) 16:55

 「ふわぁ、よく寝た。今何時だろう?」
 私がそう言って目を開くと、そこは

 ――――豪邸になっていた。

3: 匿名:2019/10/18(金) 20:39

>>2の1_5行目はかなりいいと思う
期待値高い

4: ルカ:2019/10/23(水) 18:19

「もう、担任の先生みたいなこと言わなくてもいいじゃない。」

俺は、胸に氷を当てられたような感�oに陥った。

まさかお嬢様は気づいて・・・?いやでもまさかそんなことはない、はずだ。

さっきの物語もいつもの妄想にすぎなくて、あの一言にもたいした意味はないはずだ。そうに決まってる。

俺はこの馬鹿げた考えを振り払う。

oカッターの末路(8)

1: 匿名:2019/08/29(木) 18:35

oカッターの末路

オレ「今日は鮪のたたきを作りますぅ!」
友達「はーいwww」
オレ「ぐら寿司青葉台店山田太郎、いっきまぁぁす!」

2: 匿名:2019/08/29(木) 18:39

友達「うひょひょー!」
――――�oチッ!
オレ「ちゅーぼうの床に鮪を落としましたぁ!!!」
オレ「これからー、足で潰していくぜぇ!」
友達「おぃww タロウそりゃまずいって」
オレ「ぐにゅぐにゅ....」
友達「足を向けるなぁ! マグロが足に着いてるぞ」
オレ「はいっ! マグロ潰しました〜、これからお客様に提供します」
作業中....

7: 匿名:2019/08/29(木) 18:57

>>5 ありがとうございます。
台本書きではないというのはこういうことでしょうか。

玄関のドアを開けると、母親が角が生えた鬼のように怒っていた。
「タロウ!あんた何やったの!?」
「帰ってきてなんだよ、知らねぇよ」
嘘をつく。このあとも、嘘を隠すためためにまた嘘をつく。
すると、父親がドタドタ廊下を走ってきた。

Blaoody Nightmare(8)

1: 依夢◆1s:2019/08/21(水) 15:20

「逃げなきゃいけない。私は帰りたい」
ー�oめない悪夢に朝は来ない

3: 依夢◆1s:2019/08/21(水) 18:56

春川 亜澄 (はるかわあずみ)14歳。
施設を�oた私は家からさほど遠くない公立の中学に進学し、中2になった。
8歳から約6年間施設にいたけれど、その施設にはとてもではないが余裕があるわけではなく、小学校を卒業すると私は母方の祖母に引き取られた。
祖母は私に会うなり、
「ごめんね、気づいてあげられなくてごめんね。辛かったね」
そう声をかけてくれた。でも、母は私を祖母に合わせたくなさそうだったし、気づかなくても無理はないと、12歳ながらにそう思った。
私が生まれた時から祖母は既に祖父を亡くしていて、私が3歳になる頃、父と母は離婚し、私の親権は母に託された。今はもう父の行方はわからないし、連絡先も知らない。知っていても連絡しようとは思わないだろうけど。
朝から憂鬱なことを考えつつ、制服に着替え、用意された朝食を食べる。母は18歳の時に私を産んだ。普通なら「堕ろせ」そう言うところだと思うけれど、祖母も母を20歳で産んでいたこともあり、強くは言えなかったと、母からも祖母からも聞かされた。
どうせなら産まなくてよかったのに。
とさえ思うことがある。私には自分の生まれた意味がわからない。ただ、生きる意味を見つけられずに無意味に生きている。私は、それが自分だと思っている。

【夢、関係ないかも…焦!!】

5: 依夢◆1s:2019/08/21(水) 22:37

ぼんやりと黒板の文字を写して、先生の話を聞く。これが私の日常。
何が起こるでもなく、ただ、ただぼんやりして終わる。
「死んでもいい人生」
つくづくそう思う。私よりも生きる価値のある人、私よりも誰かに生きていてほしいと思われている人がいるはずなのに、なんで私がここにいるんだろう。
暇な時、屋上に�oることがよくある。
今ではかなり珍しいかもしれないけど、私が通う中学は、屋上がよく解放されている。
そして、屋上に張られた緑のようなフェンスに指をかけ、目を閉じる。
すると、あの時の感�oが芯からふつふつと、
甦るのをしっかりと感じる。母を落とした時の、ぐっと力が入って、何か激しいことをしたわけじゃないのに、汗が�oて、止まらなくなって、息が乱れる、嫌な感�o
きっと、この感�oこそが、母が私にかけた、呪い…怨み。
突発的にこの感�oに襲われることよくある。
ただ、屋上などの高いところで感じるのは、尋常ではない。
もちろん、私が人1人を頃したという事実は変わることもなければ、誰かが知るわけもない。
ただ、なんとなくこの感�oはいつか消えるものとも思っていない。
この罪を胸に抱いて生きていくつもりだし、
自殺をしたいわけじゃない。説得力のかけらもないことばかり言っているのはわかっているけれど。
ただ、死ぬならばそれでいい。そう思うだけ。

暇だから小説批評してみルン�o!(81)

1: 大福餅◆96:2019/08/19(月) 12:18

どうもこんにちハリウッド!大福餅と申します!

このスレッドの目的は、暇な時が多いので、折角ならその時間を利用して周りの方の役に立てたらなーと思ったまでッス。批評とか偉そうな事言いましたが、単に感想、思ったこと、アド�oイス、改善点、そして小説の良いところをひたすら言っていくだけです。でもって、私は基本的にオリキャラ板に在住している人間なので小説を書いたことはあまりございません!(SSはよく書くけど)なので私の言ってることは「ま、頭の片隅にでも収めておこうかな」くらいの認識でオケオケッス!割と思ったことは正直に言うので、「こんな意見もあるのかなー」って納得して頂けると嬉しいッス....

とりあえずルール的なのを書き込ませて頂きマッシュルーム!

その1

2: 大福餅◆96:2019/08/19(月) 12:23

おっと途中に投稿しちゃった!続きッス!

その1 基本的にはこのサイトの小説を批評したいです....なので別のサイトで書いた小説をはっつけるのは遠慮して頂けると嬉しいッス....

その2 テンプレは
小説の名前:
板名:
あらまし:
PRしたい所:
コメント場所:
をお使い下さい!�o来れば「甘口コメント/辛口コメント/中辛コメント」の三つのうちどれかも選んで頂けると感無量です!

それじゃドロンッ!す!このスレが気に入らなかったら遠慮なく沈めてくれて結構ッス!

5: Dreadnought:2019/08/19(月) 22:57

小説名:あくまでも実験
板名:小説板
あらすじ:22世紀、太平洋での戦乱を乗り越えたアメリカでは、犯罪が急増。予防のため、未来予知装置が作られた。主人公はこれを用いた捜査を命じられ、面倒ごとに巻き込まれる。SF風刺作品。
PRしたいところ:風刺内容、場面展開。あと終盤までの繋ぎが思いつかない。
コメント場所:https://ha10.net/novel/1563807415.html にお願いします。

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