【オリキャラ&バトル】『The Three Ravens』【EP2】

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1:◆3.:2022/04/08(金) 13:42

物語の舞台は現代日本

1万人に1人の割合で異能力者が生まれる世界
ある者は正義のために異能を使い
ある者は私欲のために異能を使う
異なる二つの信念が交錯する時、善悪をも超えた死闘が始まる

冷酷なまでに正義のために日夜犯罪者の粛清を繰り返す
日本の極秘特殊機関"八咫烏"と日本中の犯罪者達の死闘を描いた物語


現在は八咫烏のトップ『麻摩氷華』と
firstのボス『麻摩桜空』の決戦が行われています


>>2 ハウスルールと募集枠について
>>3 八咫烏について
>>4 キャラシートの作成例
>>5以降から募集開始&本編開始となります!

2:◆3.:2022/04/08(金) 13:43

【ハウスルール】

1.背後様同士の喧嘩は御法度
2.台詞やロルでの顔文字の使用禁止
3.1日に1回は返信可能
4.死ネタやグロ描写あり
5.ロルは30文字以上お願いします
6.管理できる範囲なら何役でも可
7.モブの使用可能
8.代償無しのチート禁止
9.裏切り有り


【募集枠】

《八咫烏》

1.八咫烏 三羽鴉
募集〆

2.八咫烏 十二鴉
八咫烏における部隊長クラス
名前の通り12キャラまで

3.八咫烏 鴉
八咫烏における構成員
人数無制限(モブとしての使用も可)



《秘密結社 First(ファースト)》

4.副リーダー
Firstのリーダーを補佐し、時には自ら前線に立つこともある。1キャラ限定

5.情報屋
Firstにおける諜報員
人数無制限(モブとしての使用も可)

6.武闘派構成員
Firstにおける実動隊
隊長クラスも使用可
人数無制限(モブとしての使用も可)

7.その他構成員
Firstにおける構成員
人数無制限(モブとしての使用も可)


8.その他
組織に属していない犯罪者や警察官、一般市民等
人数無制限(モブとしての使用も可)

3:◆3.:2022/04/08(金) 13:46

【組織概要】

1.八咫烏

表社会では都市伝説として語られる事もある対異能犯罪として存在する日本最古の組織。上位組織は存在せず、礼状無しの独断で犯罪者を裁くことが出来ると言う強い権力を持ち、必要とあらば政治家や権力者、果ては同じ八咫烏の構成員の粛清も行うことが出来る完全な独立機関。
三羽鴉の更に上位に位置する金鵄がこの組織を総括しており、必要とあらば無抵抗な民間人の殺害も許可されている。

※Firstとの抗争の中、最大戦力だった三羽鴉が倒れ、主戦力だった十二鴉もその半数以上が敗れた事で壊滅状態



2.秘密結社First

日本各地に活動拠点を持ち、犯罪行為を主軸として資金を稼いでいる犯罪シンジケート。海外にも活動拠点を持ち、強盗等の大胆な犯罪行為にも手を出しているものの、表社会の人間からはあまり知られていない。
組織のリーダーの意向もあり、殺人だけは決して行わない事を信条としている。

※八咫烏との抗争により、構成員の大半が殺害され、八咫烏と同じく組織が壊滅状態に陥っている

4:◆3.:2022/04/08(金) 13:55

【キャラシート】

「(キャラの言いそうな台詞を二つほど)」

名前/(英名でも和名でも可、英名や漢字の場合は読みも)
通り名/(あれば記載お願いします)
年齢/(千歳とか特殊な理由や事情が無い場合は人外の年齢は禁止)
性別/(中間や無性別は無し)

役職/(募集枠から)
性格/(なるべく詳しく)
容姿/(画像省略可)
能力/(能力の名前や性質、弱点等)
備考/(過去や経歴、一人称等)

5:◆3.:2022/04/08(金) 13:57

【八咫烏の頂点】

「万人を救うことなんて誰にも出来ない。だけど奪うことしか知らない悪を除き、悪の存在しない世界を作り上げることは出来ると私は信じている。」

「凍ったものは美しい、それはどうしてだかわかる?答えは簡単、凍り付いたものは過ちを冒さず、穢れることが無いから。」


名前/麻摩 氷華(あさま ひょうか)
通り名/金鵄(きんし)
年齢/17歳
性別/女

役職/八咫烏 金鵄
法律に捕らわれること無く独断で犯罪者を裁くことが許可された裏の秩序維持部隊の
部隊と言ってもそれそのものが独立しているため、上位にあたる指導機関や組織は無く、政府からの指示も受けず、腐敗した政治家の粛清や不穏分子、外国勢力からの干渉から国を守っている。
また、その権力を悪用して私欲を満たそうとする八咫烏のメンバーの粛清も担当しているため、敵からも味方からも恐れられている事が多い。

性格/元々強い正義感を抱いていて、困っている人を見捨てることが出来ない優しい性格をしていたものの、今では弟の桜空とは対照的にこの世の悪を根絶やしにするためには殺害さえも何の躊躇いもなく行える冷酷な考え方をしており、中でも拷問による情報収集に対して卓越した才を持っている。
冷酷非情に見える彼女だが、唯一の肉親である桜空に対しては非常に強い執着心を抱いており、自分の庇護下に置いて監視しておきたいと言うメンヘラ的な面もある。

容姿/17と若いにも関わらず、異能の開花と絶望による影響で髪の色が白く脱色してしまっている。整った顔立ちをしているものの、その瞳の奥には悪を野放しにしている現代社会への憎悪と絶望の念が渦巻いており、冷たい雰囲気を纏っている。

能力/『氷蓮六華』
冷酷な彼女の心から生まれた異能であり、炎でも溶けることの無い氷を自由自在に作り出し操る事が出来る。
また、実体の無い存在を凍結させて破壊したり操作する事が出来る上に、凍結させた対象はその機能や能力も凍結され封じられる。
直接相手に触れることで相手の体の水分を凍結させることで凍り付かせる事が出来たり、生成した氷塊を浮遊させ、それに乗ることで飛行する事も出来る。
八咫烏のリーダーに相応しい強大な異能を持っているものの、生成された氷の硬度は周囲の温度に左右され、高温の場所ではその硬度は大きく低下する上に、高い攻撃力を持つ技であればその氷そのものを破壊する事も出来る。
また、精神に直結した異能であるため、術者である氷華が精神的に動揺している場合にもその異能の効果は大きく低下する。
理不尽な"悪"と断定した相手に対しては無敵に近い強さを誇るものの、そうでないものや、そう判断するのが難しい相手であれば対抗する事が可能なものとなっている。

備考/右利き、幼少期に家に強盗が入ってきた際に両親を目の前で殺害され、彼女自身も強盗に捕まりリンチにあい、その際に両親の命を奪い、自分達を苦しめる理不尽な悪と、それを生み出す現代社会に対して激しい憎悪と絶望を抱くようになり、孤児院に入れられ、表舞台から姿を消して裏社会で生きるにつれてその憎悪と絶望はより揺るぎ無いものになっていった。
犯罪者は救い用の無い極悪人であり、それらを殲滅する事こそ世界をよりよくするものであると確信し、八咫烏のリーダーとしての令嬢無しの独断で犯罪者を葬れると言う権限を用いることで日夜悪人を裁き続けている。

6:◆7s:2022/04/08(金) 20:52


「外は大分騒がしいでしょう?ここでは、全部忘れてのんびりしていってね。息抜きって大事よ」
「あら、ここではみんな仲良くしなきゃ。騒ぐ人は出ていってちょうだい」

名前/ オリヴィア=ラッチェンス
年齢/ 22歳
性別/ 女

役職/ 一般市民

性格/ 秘密主義で非常にのらりくらりとした店主。常時にこにこと笑みを浮かべており、大抵のことで取り乱すことは無い。ただ、店内で問題を起こす人には厳しい。けろっとどうでもいい嘘を吐くこともあれば、悪戯をしかけるなどお茶目な面もある。人と話すことが好きで、少々距離が近い時もあるが仲良くしたいが故。気さくで穏やかであるため、お客さんやご近所さんとの付き合いは非常に良い。広く浅くで友人も多そう。

容姿/ 柔らかい髪質のブラウンの髪は背中の真ん中辺りの長さ。やや下がった眉は優しげで、撫子色の瞳もやや垂れ目。見た目だけでいえばおっとりしてそう。口角も上がっていて明るい印象を持たれがち。日焼け止めのおかげで割と白い肌。服装は8分袖の白のスキッパーブラウスに黒のスキニーパンツ。靴は黒のパンプスとシンプルに。上には茶色のカフェエプロン。身長は160糎。作業するときは銀縁の丸眼鏡を掛けることもある。
https://i.imgur.com/RxWjfjI.png

能力/ 【 私の領域 】
 自分好みのお店を1つ、瞬時に作ることが出来る能力(小さなCafeくらいで、ある程度土地を要する)。
 ☆【私の領域】とあるくらいだから、其のお店の情報は全て能力者に筒抜け。物の配置から来店者の基本的な情報、能力、頑張れば過去などもわかる。
 基本1店舗しか作れず、2店舗目を作りたい場合には今あるお店を潰す(物理)必要がある。その際、店にある物は2店舗目に何故か引き継がれるので問題無し。建てる場所もある程度広さがないと建てられない。お店を作る場合、上記☆に加え条件をひとつだけ追加することも可能。例えば「防御型の店(外部からの異能攻撃にある程度耐えられるとか、細かい設定をする必要がある)」、「攻撃型の店(店内で騒ぎを起こすと店の外に投げ出されるとか、店の中で店主に危害を加えると追い出されて二度と中に入れなくなるとか)」など。人の生死に関する条件は追加できない(腹痛頭痛が和らぐくらいならできるかも)。

備考/ こじんまりとカフェを経営する一般市民。八咫烏やfirstの構成員さんがお店に来ることもあるから、なんとなぁく情報を知っているけど何も知らないフリするお姉さん。今のところ中立だが、親しくなって声を掛けられればどちらかに寄る可能性はある。


【 / 別スレで参加を希望させていただいた者です。何かありましたらご指摘ください 】
 

7:頂上決戦◆gI:2022/04/08(金) 23:29

「あの女はやばい、関わるな」

「お前らのやっていることは正義って言葉を借りた悪だよ」

【プロフィール】

名前 麻摩 桜空 (あさま さくら)

年齢 15歳

性別 男

性格 生きていくためには犯罪に手を染めるのもやむを得ないという考え方ではあるが、絶対に人を殺めない、物理的外傷、及び無意味な暴力は絶対にしないという考え方も併せ待っている、しかし身内や自身の生い立ちに関して否定的な意見を言われると我を忘れて凶行に走るという精神的に未熟な部分もあるが、それは自分が一番痛感していることであり、自分の悪い部分であるということも自覚している

容姿 15歳という年齢に反して、髪の毛は一本残さずに全て白髪に変色してしまっている、また、本来は目の色が左右共に茶色だが左側の目が濁った灰色に変色してしまっていて、視力は失っている、体にはあちこちに痛々しい火傷の跡があるが、当然服を着ているため普段は見えないようになっている、これらの珍しい特徴を除けば特に特徴と呼べる特徴はないものの、顔立ちと体型がモデルのように整っていてスラリとしている

能力 【転送:自身を含め、生物や非生物問わずに特定の場所へと転送できる能力ではあるが、行ったことがある場所や頭の中にしっかりと入っている場所(言ったことがある前提)でなければ適用されない、また、言ったことがあっても記憶から抜けている場合も適用されない、そして転送前には転送先に繋がる空間を展開しなければならないため、必ず予備動作が発生してしまい相手側に気づかれやすいというデメリットがあるが、空間を展開してしまえば転送はあっという間に済むため、よほどのスピードがない限りは追いつかれることは無いというメリットもある】

備考 左利き、幼少期に家に強盗が入ってきた際に両親を殺害されており、しかもそれを目の前で目撃してしまった恐怖から、前述した様に髪が白髪に変色してしまった、しかもそのまま強盗に捕まってしまい、大の大人に幼い子供が適うはずもなくそのままリンチにあってしまう、体中にある火傷の跡や左目の失明はこの時のリンチが原因で負ってしまったものであり、生き地獄を味わう中で使い慣れていなかった転送能力を無意識に発動させてしまい、その際に強盗達を家の外に転送してしまったのだが、家の外の空中に転送してしまい強一人はそのまま落下して首の骨を折り死亡、もう一人は家の柵に落下してしまい串刺し状態になって死亡、異変に気づいた近隣住民は警察に通報し、警察は桜空を精神的に問題ありと判定し、少年院に入れてしまい、そして世間も同じように桜空を能力を行使した精神的に異常な強盗殺害の加害者として見るようになり、これが原因で幼くして性格が歪んでしまい、生きてゆくために犯罪に手を染めるようになった

【こちらでも引き続き宜しくお願い致します!&新しい参加者様宜しくお願い致します!】

8:◆3.:2022/04/09(土) 02:40

>>6-7

【お二人ともキャラシ把握しました!
宜しくお願いします!!】

9:正義とは◆3.:2022/04/09(土) 03:13

【国会議事堂前】


氷華
「この地を罪を償う場所……地獄へ変える。
その邪魔を誰にもさせない………」
《パキパキパキパキパキ……》

氷華は両手を地面に付け、地表を覆う氷を介し、周囲にある無数の氷塊へ干渉し、巨大な氷の塊から無数の氷の槍を天に向けて伸ばして行く……

その氷槍の一本一本がビルの高さにも相当するものであり、そんな規格外のサイズのものが何十本も、まるで天を支える柱のように現れていく。



氷華
「もう貴方が私に近付く事も永劫に無い……
私は止まれない、この世の悪の全てを滅ぼすまでは……!!」
【氷蓮六華・神滅之氷槍 臛々婆】

氷華は生成した無数の氷槍……いや、氷塔を操るために両手を地面に付けたまま、桜空をその圧倒的な質量によって押し潰そうとする。

10:頂上決戦◆gI:2022/04/09(土) 05:59

【こちらこそ、宜しくお願い致します!】

桜空「ぐっ・・・・・!!!!!」

バッ・・・・・!

グォンッ・・・・・!

(桜空は両手を広げると、ゲートを氷華の氷塔ですらも転送できるほどの大きさに展開させる・・・・・

氷華ほどの実力者であればこれほどのものを作ることなど朝飯前、非常に簡単なことだと思われるが、桜空は巨大なゲートを展開するだけでもかなりの体力を消耗する・・・・・)

>>9

11:正義とは◆3.:2022/04/09(土) 10:53

>>10

氷華
「裁いても裁いても悪は消えない……
ならばこの世界そのものを裁く。」
《ドガガガガガガガガガガッ》

ゲートを繋げた先で氷塔が突き刺さり、また桜空の展開する巨大なゲートによって氷塔から逃れることが出来ているものの、大量にある氷から生じる冷気は着実に彼の体を蝕んでいく……



《パキパキ…》
大規模な転移ゲートを開いた桜空の足下から新たに小さな氷の棘が伸び、巨大な氷塔からの猛攻を防ぐ事に集中しなければならない彼へ容赦なく奇襲を仕掛けようとする。

12:頂上決戦◆gI:2022/04/09(土) 21:03

桜空「・・・・・堕ちたな、ほんとに・・・・・」

(昔は純粋なヒーロー像を抱いていた実の姉が、こうも歪みきった正義の道へと足を踏み入れてしまったことに対して、悲しみを通り越して呆れを感じる・・・・・

人間は欲の塊の生き物だ、どんな人間でも、何かしらきっかけがあればどんな悪にでも変化する、もしそうなった時の歯止め役として正義がいるのではないかと桜空は思う・・・・・)

>>11

13:正義の果て◆3.:2022/04/09(土) 21:45

>>12

氷華
「私は悪を滅ぼすためなら喜んでこの身を捧げられる。
貴方にはそれだけの意志が……覚悟があるの?」
《ドガガガガガガガガ……》

氷華が桜空の足下から伸ばした氷の棘が彼の体を裂き、ゲートの展開や維持を妨害し、氷塔による致死の猛攻を叩き込もうと様々な策を巡らせていく。

徹底的に敵対者を滅ぼす…
これが正義の成れの果てと言えるのか……

14:頂上決戦◆gI:2022/04/10(日) 07:09

桜空「ぐっ・・・・・!!!!!」

ポタッ・・・・・ポタッ・・・・・

(死に至るほどの傷ではないものの、かなりの激痛を感じる・・・・・

傷口からは血が滴り落ち、地面に血だまりができてゆく・・・・・)

桜空「おっ・・・・・俺は・・・・・悪人でもてめぇみてぇに異常じゃねぇからよぉ・・・・・正義にも悪にもなりきれねぇ中途半端な奴の言い訳なんざ理解出来ねぇし、てめぇみてぇな歪んだ意志と覚悟を持ちてぇとも思わねぇなぁ・・・・・」

>>13

15:正義の果て◆3.:2022/04/10(日) 07:51

>>14

氷華
「フフフ……笑わせないで。
私は正義のために全てを捨てた。」

自分の事を『正義にも悪にもなりきれない中途半端な奴』と罵る桜空に対して、自分は正義のために人間としての心も、幸せだった過去も、普通の人間としての生も、自由や幸福すらも捨て去り、正義のみを求め続けた彼の言葉を聞いて、まるで話を聞いていないようだと嗤う。

そして、勝負に決着を付けようと、両腕を振り上げると、無数の氷塔が天高くまで伸びていく……それはまるで天を閉ざす氷の壁か檻のように……



氷華
「悪のいない世界を作るために捨てたモノの多さがこの結果よ。
何も捨てることが出来ないと言うのならせめて命だけでも捨てていきなさい。」
《ゴガガガガガガッ》

氷華は振り上げた両腕を下げると、天へ登っていた夥しい数の氷塔が次々と地上に激突し、周囲の大地が砕け、議事堂寸前までの広場が滅茶苦茶に破壊され、破壊された地上には息をも凍らせる冷気が吹き込む……

もはや、氷華に勝利するためには異能封じの弾丸を撃ち込まなければ近付くことさえ許されないだろう。加えて……無策で弾丸を撃ち込もうとしたところで即座に見きられ、容易く対処されてしまうだろう。



氷華
「私はもうこれ以上、無駄に時間を使うつもりはない。
二度と私には近付くこともさせないし、貴方が完全にバラバラになるまで攻めの手を緩めることもしない……」
《パキパキパキパキパキ…》

予想以上に戦いが長引いた事への微かな苛立ちから、決着を付けようと、小さな氷の足場を作り出すと空中へ浮遊しつつ、自分の周囲に無数の氷柱を形成し、少しでも桜空の姿が見えたら即座に総攻撃を仕掛けられるように体勢を整えていく。

16:頂上決戦◆gI:2022/04/10(日) 08:12

桜空「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・」

《くそっ・・・・・!どうにもできねぇ・・・・・っ・・・・・ここで・・・・・終わるのか・・・・・》

(よくある少年漫画のように、絶体絶命の状況に陥ったからといって覚醒するわけでもない、現実はそんなに甘くはない・・・・・

もしこのまま、氷華の攻撃を受けて〇ねるのならば、苦しみからも、葛藤からも、全てから解放されるのだろうか・・・・・

そんな考えが桜空の脳裏に過ぎる・・・・・)

>>15

17:正義の果て◆3.:2022/04/10(日) 08:41

>>16

氷華
「………そこかしら?」
《ドドドドドドドドドドドドッ》

氷華が眼下に広がる氷点下の中、白い冷気の霧の中に見え桜空のものと思われる人影を中心とした半径10m圏内へ、形成した無数の氷柱をまるで霰のように降り注がせ、そのまま彼の体を貫こうとする。

打開する唯一の方法である異能封じの弾丸も、近付くことさえ困難な今となっては何の意味も持たなくなってしまっているだろう……

このまま行けば、氷華の攻撃で殺害されるか、それとも周囲の極寒の冷気によって凍死するか……その二択のどちらかしか無い。

18:頂上決戦◆gI:2022/04/11(月) 05:34

桜空「っ・・・・・!!!!!」

(まともに抵抗することすら許されないまま、無慈悲な氷柱の大雨の中に、再び桜空の姿が消えてゆく・・・・・

桜空の体力が徐々に低下してく一方な中、氷華はまだまだ余裕で戦える状態であり、圧倒的な力の差は寧ろ開いていっていると言っても過言ではない・・・・・)

>>17

19:正義の果て◆3.:2022/04/11(月) 06:10

>>18

氷華
「……貴方はどうして私の前に現れたの?」
《パキパキパキパキパキ…》

一度桜空が八咫烏の拠点の一つから脱出した後……いや、こうした戦闘の中でも彼の異能を使えば簡単にこの場から逃げられたにも関わらず、劔鴉を倒し、自分の前に現れた彼の行動に対してそう呟く。

氷華は自分の周囲に再度多数の氷柱を形成しながらも、脳裏では先程からの桜空の言葉が何度も蘇っている。

20:頂上決戦◆gI:2022/04/11(月) 20:57

桜空「くっ・・・・・ぅ・・・・・!」

(なんとか死は免れたものの、氷柱の雨によって左腕を半分ほど失った状態で、仰向けになっている・・・・・

腕から全身へと走る激痛に表情を歪める・・・・・

実の姉でありながら、弟がこんなに必死で逃げもしないで今もここにいることが本当にわからないのかという悲しみと複雑な感情までもが表情に入り交じる・・・・・)

>>19

21:正義の果て◆3.:2022/04/11(月) 22:25

>>20

氷華
「返答は無し……か。」
【氷蓮六華・千貫氷槍 頞部陀】
《ドドドドドドドドド…》

展開した無数の氷柱を桜空が横へ飛び退くことも予想した上で、桜空とその周囲に向けて千本もの氷柱の雨を集中砲火していく……

もはや氷柱に慈悲は見られず、徹底的に桜空を始末しようと猛攻を繰り広げており、左腕を失った状態でも、幸いにも周囲の気温が極低温である事から殆ど出血はせずに、傷口も直ぐに凍り付いて自然と止血が出来ている。

22:頂上決戦◆gI:2022/04/12(火) 07:31

桜空「ぐっ・・・・・ぁ・・・・・!」

スッ・・・・・!

(桜空はこんなにボロボロになってもまだ抵抗するのか、巨大なゲートを出現させて何が何でも周囲への被害が拡大しないようにゲートを展開する・・・・・

が、どんどん体温も下がっていき、意識も朦朧とし始め、まつ毛や髪の毛に霜ができ始める・・・・・)

>>21

23:正義の果て◆3.:2022/04/12(火) 12:46

>>22

氷華
「……消耗戦は無意味、このまま戦いが続けば貴方の肉体が先に限界を迎えるでしょうね……」

氷華は桜空の体に氷が張り付き始めているのを見て、変わらずに氷柱の雨を降らせながら、このまま戦闘が長引けば異能切れを起こす前に彼の体が限界を迎えてしまうと警告する……

その言葉からは家族への情と言うよりも、民間人を守ると言う『無意味』な事をする暇があるのなら逃げ出してしまえばいいと言う呆れから来ている。

24:頂上決戦◆gI:2022/04/12(火) 16:10

桜空「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・馬鹿・・・・・言ってんじゃねぇよ・・・・・こっちはもうとっくに限界超えてんだ・・・・・」

(もはや虫の息と言っても過言ではない状態であり、それでも尚ゲート展開を維持し続ける・・・・・

桜空自身、何故今もこうしてゲートを展開できているのかがわかっておらず、もはや生きたいという執念に突き動かされているのかもしれない・・・・・

薫先生の生きていれば必ずいいことがあるという教えが、桜空を動かしている・・・・・)

>>23

25:正義の果て◆3.:2022/04/12(火) 17:29

>>24

氷華
「……これだけ気温が低下した今なら触れずとも貴方を凍らせることも出来るでしょうね……」
《スッ》
《パキパキパキパキ…》

氷華は氷柱の雨を降らせながら、地上にいる桜空に向けて右手を翳す…
すると、これまでは直接触れなければ凍らせることが出来なかったのだが、周囲の気温が氷点下(0度以下)にまで下がった事で触れなくとも対象を凍り付かせられるようになっている……

ゲートを使えば、桜空の持つ異能封じの弾丸を当てられるかもしれないが……氷華は警戒や注意を緩めてはおらず、失敗すれば二度と弾丸を当てることは出来ないだろう。

チャンスは一度だけ、しかもそのチャンスも確実である訳ではないため、いかにして自分が氷像にされる前に当てるかが鍵となっている。

26:頂上決戦◆gI:2022/04/13(水) 12:53

桜空「・・・・・っ・・・・・優しいじゃねぇか・・・・・ボコボコにされて死ぬよりと凍死する方が・・・・・数倍マシだぜ・・・・・」

(氷華は常時隙がない、戦う相手としては最悪過ぎる・・・・・

ゲートー展開して弾丸を当てるとしても、今まで通り瞬時に対処されてしまうだろう・・・・・

覚悟を決めるしか、無いのだろうか・・・・・)

>>25


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