どなたでもどーじょー。かくry
自分の子たちのイメトレにどうぞ。
ただし、誰かにいきなり攻撃は無し。お互いに了承を取り合っている場合はokです。
>>800
シーリン「……タイムリミットはリセット、あと二時間ってところかしら」
シーリンはマンシュタインに魔法を掛ける。
力を増幅させる魔法、そして災厄を除けさせる魔法を。
フラン「はぁ!?金!?私がそんなんで動くとも?高額要求するわよ?」
……結局動く。
フラン「少しだけよ」
フランは渋々副将に魔法をかける。
聖魔法を常時纏っている状態にさせる魔法だ。
フラン「これで少なくとも死んだりしないわ。少しは強くもなれるし、少しは心も洗われるかもね!」
>>801
副将「ありがとうよ、じゃあな」
両軍はぶつかり合う。連邦軍2万に対し帝国軍3000。無謀な戦いが始まった。
連邦の兵士が鉄条網に接近した瞬間。兵の真下で大爆発が起こり、爆炎の中で兵は消え去った。
マンシュタイン「地雷は上手くいったな。あとは対戦車地雷にひっかかってくれれば・・・」
>>802
シーリン「私たちも、どうします?」
フランは楽しそうに答える。
フラン「私たちも、戦うわよ」
シーリンは予測していた。
シーリン「そうね」
そうして、二人は自身たちのために魔法を掛ける。すべての感覚を研ぎ澄ませる魔法を。
シーリン「いくわよ!」
>>803
大尉「我が隊に来てください!5倍の敵に囲まれています!」
またしても大爆発、思惑通り連邦の戦車隊が地雷に引っかかったのだ。
マンシュタイン「押せ押せ!敵の指揮は低い。機銃掃射!」
すでに連邦には3000近い被害が出ていたが帝国側には数百人もでていなかった。
>>804
フラン「承知よ、さて……暴れるのは久しぶりだわ!!」
フランは嬉しそうに、黒い剣を取りだし、振り回す。
シーリン「どれだけ兵がいても、宝の持ち腐れになることもある……ていうことね。覚えておくわ」
シーリンはグローブを填め、とりあえず戦況を見る。
>>805
敵軍は小勢だ!囲んで機銃でねらいうて、お前らは押し込んで行け!同士討ち?知るか!
大尉「うっ」
シーリンの助けに向かった部隊の隊長たる大尉は腕に銃撃を受け倒れた、それに続き軍曹らも次々倒れていった。
少佐「なんだあの女。兵士が次々と・・・」
>>806
フラン「銃なんて……!」
フランは知っていた。銃は強くても、銃口の先以外に攻撃することができないことを。
シーリン「大丈夫?……戦う意思はあるかしら?」
シーリンは真剣な顔をして問う。
>>807
「ふははははそうか。ならうちの最新兵器を使おう」
少佐がそう言うと奥から頭に小型爆弾をつけた犬が走ってきた。帝国兵士たちは標的の小ささゆえに倒したり避けたりもできず次々と落伍して言った
「これが我が軍最高峰の犬爆弾だフハハハハ」
>>808
フラン「あら〜、可愛いわんちゃんね!ほらおいで、こっちにおいで〜」
急にアニメのようなロリ声で犬を招く。
シーリン「こんな可愛い動物を兵器にするなんて、その脳の腐り具合は天下一品ね」
シーリンは静かに少佐に近寄る。
シーリン「気安く生き物を兵器にするんじゃないわよ」
そして少佐に拳をひとつ入れる。
>>809
「グフっ・・・ヒギッ。崇高なる連邦士官になんということを無礼者!だ、第1犬ころなんてどこにでもいるいくら死んでも害はない。偉大なるコサック連邦は貴様らと違って平等かつ合理的なのだ」
少佐は軍刀を構える。
「そんなに犬が好きならもっとやるよ」
そういうとぐしゃぐしゃになった犬をシーリンの足元に蹴飛ばした。
「犬ころども、こいつに突撃しろ!」
>>810
シーリン「私の友達は殺されたのよ。あんたによく似た顔のクズ男にね!」
シーリンは怒りに任せ、少佐に殴りかかる。腹を、足を、顔は特に狙っている。
フラン「コサック……?あ!ずいぶんと前に森のキャプテンに喧嘩を売ったバカ軍団!?
あっははは!そうなら納得ね!『犬を兵器に』だなんて、チャップリンみたいな人が皆を笑わせる為に作った皮肉ネタの中でしか無いと思ったわ。コッケーね!」
フランは腹を抱えて笑い出した。そして犬たちにつけられた爆弾だけを浮かせ、爆発させた。
フラン「シーリン、安心して。犬たちは私の虜よ。その可哀想なわんちゃんも……」
フランはそういい、ぐしゃぐしゃになっている犬に加護を捧げた。体を元通りにしたのだ。
フラン「生き返らせるのは可哀想だけど、綺麗な状態で天国へ送って上げるわ」
シーリン「アンタは地獄へ突き落とすわよ」
シーリンの目は怒りの炎に燃えていた。
>>811
「知ったことじゃない・・・グフっ・・・死は平等にある。犬ころもこの兵士達も同じ駒だ。平等なんだよ。人権がー愛護がと叫ぶバカ帝国軍どもが駆逐されるのを見たらわかる、平等こそ崇高。お前ら、こいつらをやれ!」
少佐は声高に命令したがすでに周りの兵士たちに従う意思はなかった。
「無能が!無能が!無能が!」
少佐は近くにいる犬を蹴飛ばして言った
「コサック連邦を馬鹿にするなど許せん、委員長は偉大で完璧、国家は安定している。犬ころにも人間にも平等に死がある。こうしてるから野良犬もいない、褒められるべきだと思うね。ハラショーコサック!」
>>812
シーリン「その考えは美しくない」
少佐の足を邪魔するように、シーリンは少佐の足を蹴る。
シーリン「死は必ず存在するわ。そして国はね、確かに安定すれば素敵だわ……だけどナルシストで傲慢なアンタが上にいる時点で汚点だと思うわ!
私のクソ親父とソックリ!そのうち国民全員から殺されるわ!」
そして回し蹴りを繰り出す。風を切るかのように、隙を突くような二段蹴りを披露する。
フラン「野良犬の良さがわからないなんて、可哀想……
野良犬はね、自分の棲む場所や食べ物を求めて獰猛な目をしてうろついてるの……
その目はとても美しいのに……
可哀想なおじさん」
フランは嘲笑う。
シーリン「私にはフランの感覚も理解できないけど……」
>>813
「あ・・アウ・・・俺が上だと?少佐なんて大した力もねえ。教えてやろう。犬爆弾の開発者は今回の総司令官バザロフ少将だ。今でこそないが元は特権階級、今でも軍内では幅をきかせている。俺なんて何しても殺されねえよバカ女!」
その時、少佐の顔の目の前に銃剣が突き出された
少尉「少佐、僕はもう限界です。こんな、こんな狂った国家のもとで駒としてゴミみたいに殺されるなんて御免です。兵曹長と話してきました。我が隊は帝国軍に投降します。すいません」
「は?貴様誇りを忘れたか!」
少尉「みんなもう限界です。あははもしかして僕だけ麻薬がきれたのかな。毎日ヒロポンを飲ませられて・・・誇りだなんて。人間は戦闘マシンじゃない」
後ろから数人の兵が少佐を捕縛しシーリンの目の前に座らせた。
>>814
シーリン「ほら、言わんこっちゃないわ。独裁者は必ずそうなるのよ」
シーリンの目は人を哀れむような目をしていた。
フラン「バカ国だと思ってたけど、マトモな人もいるのね……
クスリで操られてたってことかしら?」
>>815
少佐「い、命だけは・・・」
ひたすら命乞いをする、そんな少佐を見て兵曹長はいった
兵曹長「普段はあれだけわしらに威張り散らしていたくせに縛られるとこうなるのか」
兵曹長はフランの方を見て言った
兵曹長「バカ国・・・まあ麻薬で心を蝕まれていたのは事実だが、大尉以上は飲まなくていい。それと、あまり喋ると・・・うっ・・・喋る・・・」
兵曹長は突然もがき出し、大量の血を吐いて死んだ。それを見て少尉が言った
「これがこの国の現状です。僕も長くないでしょう」
>>816
シーリン「ヒッ……!?」
その死に様を見てシーリンは目を背けながらしゃがみこんでしまった。
フラン「人をロボット扱いだなんて……胸くそ悪いわね!
ねえ、生きて国を再建したい人は手を挙げなさい!
天才なこの私が、毒だけ除いて生かしてあげるから!」
フランは怒りに身を任せて口を開く。
>>817
少尉「みんな聞こえたか?生きて国を立て直したいものは手を挙げるんだ!」
呼びかけが皆に伝わるとゾロゾロと手を挙げ、少尉他皆がてを挙げた
少佐「お、おい貴様ら何をするつもりだ」
伍長「老コサックを立て直すのだよ。50半ばでこんな転機が来るとは思わなかった」
麻薬が切れた皆は虚ろな目をしていたがそこには狂った国を立て直すという意思に満ちていた
>>818
フラン「さて、今から大魔法をかけるけど……下手に動いたら死ぬからね!ジッとしてなさいよ……」
フランは空に顔を向け、手を伸ばす。そしてこう叫ぶ。
「リザレクション・キリスト!!」
その言葉と共に空から無数の光の線が降り注ぐ。それは兵士一人一人の胸へ……
フラン「全能なる神よ、迷えし賢者たちに救いを……そして清らかなる心を、溢れる活力を授からんことを……!」
その光は少佐にも。
>>819
光が降り注ぎ、兵士たちは途端に活力を取り戻し始めた。少佐も卑しさが顔からちょっとだけ抜けた。
少尉「では、我々はどうしたら良いでしょうか」
>>820
フラン「私達は干渉できないわ。シーリンのリミットも迫っているし……
だけど、あなたたちの国の再建、成功することを私達は祈っているわ。特にシーリンは、そう強く願っているわよ」
シーリンは少佐の顔を見て少しだけ微笑んで言う。
シーリン「少しはマシな面になったわね……
みんな、上手くやれるように頑張って……
私はマンシュタインたちと一緒に帰るわ」
シーリンたちはマンシュタインを探して歩く。
>>821
少尉「はい!我が隊は一丸となって再建に勤しみます。ほら少佐もたって。さようなら、ありがとう」
「ありがとう」
「ばんざーい」
少佐「あ、ありがとう」
彼らはまけはしたがなぜか嬉しそうな顔をしていた。
マンシュタインを探し求め歩くシーリン一行にマンシュタインからシーリンを待って置くよう言いつけられた中尉はついにシーリン一行を発見した
中尉「マンシュタイン将軍は敵の先遣隊を壊滅させ、第二陣の奪還へ向かいました。エアカーを用意します、すぐ行きましょう。エアカー内は常温です!」
おち
824:匿冥:2018/07/30(月) 00:43 >>822
シーリン「ありがとう、待たせてしまったようで申し訳ないわ。
フランったら……少しすごい魔法を使ったからって眠ってしまったの……
あの人たち、革命上手くいけばいいんだけどね……?」
フランを抱えたシーリンは、エアカーに乗り込んで自身に掛けた魔法を解く。
>>823
ほい。私もオチで……
(グレネードの投てき練習中)
827:総督:2018/07/30(月) 21:44 >>824
運転中、中尉はずっと横を見なかった。肩を震わせている。
脇には大量のコサックの死体に混じってポツポツと帝国軍の死体があった、そしてその近くには黒焦げのいぬ、折れた木にも黒焦げの犬。おびただしい犬が転がっていた
>>827
シーリン「……怖い、怖い……」
シーリンは顔を下に向け、肩を震わせている。
その光景は、彼女の闇をより強く目覚めさせるものだった。
>>828
中尉「も、もう大丈夫です。着きました」
第2陣から少し離れたところに粗末な陣が建てられていた。火砲はほとんどなく正直、1日も持ちこたえられそうにない。
「さあ、すぐそこで・・・もう見えてますかね、将軍がお待ちになっています」
>>829
シーリン「……!!」
言葉を最後まで聞かず、フランを抱えて陣の中へと入っていく。
現状を見まいと、顔を伏せながら。
>>830
マンシュタイン「おお!シーリン!フラン殿。怪我はないか?・・・中尉、ご苦労だった。ありがとう」
陣の中から飛び出してマンシュタインはいった。
「とにかくここは危ない、幕舎に来てくれ」
幕舎の中では士官達が頭を抱えていた。それほど絶望的なのだ。
(0幕舎は陣の中にある)
833:匿冥:2018/07/30(月) 23:09 >>831
シーリン「ええ、怪我は……大丈夫」
シーリンは笑顔を無理に作る。フランは何も知らずに眠っている。
シーリン「……勝つ見込みがない……のかしら?」
シーリンはその現状を見て呟く。
シーリン(魔法はまだ解けていないようでよかったわ……)
>>833
マンシュタイン「その通りだ。隠しようもない。まず戦力が桁違いだ。10倍の敵に互角に戦うのは難しい」
少佐「また我が軍を悩ませているのが爆弾犬です。火炎放射器ならイチコロなのですが、人道的観点から使うわけにいきません」
彼らはずっと悩んでいた
・単純な数の差
・防ぎにくい犬爆弾
この二つが悩みの種だった。
大尉2「敵戦車隊は将軍の策に溺れて壊滅しましたが、犬はどうしようもない」
そんな時である、慌てた様子で伍長が滑り込んできた
「ててて敵軍の攻撃を受けました、その数1万。こちらの前衛150名ではとても・・・」
報告を聞いてマンシュタインは唇を噛んで言った
「もはやこれしかない、全軍を森まで撤退させよ。ゲリラ戦術しかない」
>>834
シーリン「犬はフランに任せて。この子、さっき爆弾だけ外して爆発させるっていうことやって……
フラン「インビジブル……」
フランは目を覚ましていた。
フラン「ゲリラで戦っても、人は森にはなりきれない。
なら、あなたたちがインビジブル(透明人間)になって完全に同化してしまえばいいの……」
フランは何かにとりつかれたように口に出す。
>>835
マンシュタイン「ありがたい。で、透明人間とは?」
大尉2「そんなことが可能なのか?」
そんな中、大勢の足音がする
中佐「第1大隊全員撤退。残兵二千八百人全て集いました。」
マンシュタイン「透明人間・・・もしできるなら頼んだ」
>>836
フラン「……シーリン」
フランはシーリンを肘で小突き、魔法を促す。
シーリン「…え!?私……?」
フラン「あなたなら覚えてるでしょう?女王の透明魔法……」
シーリンたちは、一度だけ魔の森で女王と対面している。女王は、去るときにその魔法を使っていたのだ。
シーリン「無理なの……その記憶だけ歪んでいて……」
なんでも覚えられるシーリンが唯一はっきりと覚えられない出来事がそれだったのだ。
フラン「頑張って!愛しのマンシュタインが死んでもいいの!?」
フランは激励を送る。それに応えるように、シーリンは魔法を唱えようと構える。
>>837
マンシュタイン「・・・(シーリン頑張れ)」
少尉「敵軍接近してきます!2分後には砲弾範囲内に入ります」
なおも深刻な戦況を表す報告が続く
>>838
フラン「シーリン!!」
フランも、この状況にはさすがに切羽詰まったような顔をせざるをえなかった。
シーリン「……!」
シーリンは、心から目を見開く。
それは彼女の成長や覚醒を表す。
シーリン「インビジブル・クレセント!」
彼女が叫んだその名前、透ける三日月の如くその場の人間の姿は透けていった。
シーリンも、フランも然り。
フラン「やったじゃない!凄いわね!」
シーリン「きゃっ!いきなり飛び付かないで、見えないんだから!」
二人は喜びあっていた。
>>839
皆の体が透明になった。ありえないことが実現した。全員、これには驚いて歓声を上げ始めた
マンシュタイン「やった!やったなシーリン。ありがとう・・・ありがとう」
中尉「これだとシュナイダー戦車隊が来なくても勝てそうですね」
マンシュタイン「二人は本当、仲がいいな・・・こうしちゃおれん、全員森に隠れろ、敵が密集してきたら一斉射撃だ!」
すでにコサック連邦軍は目と鼻の先であった
>>840
最大限の緊張から解き放たれ、気の抜けたシーリンは安堵の顔を浮かべていた。
シーリン「ええ、ありがとう」
フラン「私たちも援護はするけど、頑張るのよ!」
フランは既に新たな魔法の準備をしていた。
犬の爆破装置の解除である。
>>841
中尉「敵軍、接近」
マンシュタイン「ああ、最善を尽くすよ・・・まだ引き付けろ」
各員はひたすら待った。顔の判別がつくほど近付いてきたそのとき、
「全員、攻撃開始!」
歩兵砲が火を吹き、機関銃が敵兵を正確に貫く。
バザロフ少将「ふふふ、愚かな。犬部隊投入!」
大量の犬が向かってきた、若い機関銃手は、砲手は恐怖で怯える。
....ヨグ...また寝ぼけましたね...(ガァンッ!ギィン!)
現在、ニャルちゃんは戦場のど真ん中で敵と間違えられ、攻撃を受けている
ヨグ=ソトースに移動をさせて貰ったのは良いのだが
何を間違えたのか戦争の真っ只中、挙句激戦区の中心である
今は形の崩れた戦車の中に隠れているものの、デモンブランドも魔力も無い
早い話が詰み状態...
>>842
フラン「可哀想なわんちゃんはもうGoodnight」
フランチスカは溜めに溜めた魔法を放つ。分離魔法である。
間違えて生物を分解する恐れもあるこの魔法、最大限の集中力で発動させれば思い通りの分離ができる。
今回は、犬と爆弾を切り離したかったのだ。
その爆弾に誤作動を起こさせ、届かない空中で爆発をさせる。
シーリン「浅くて邪魔な人ももうGoodnight」
シーリンは、相手の少将へ近寄り。拳で顔に殴りかかる。
(ズゥゥゥヴウン!)...いつまで耐えれますかね...いや、無理ですね...
戦車が大きく破損し、中にいるニャルちゃんにも大きく振動が伝わる
今ある武器は戦車の中で見つけた拳銃とナイフのみ
それだけでどうにもできるはずがないし、敵味方の区別も付かない
そるでも冷静にどうすれば良いかをニャルちゃんは思案していた
>>844
バザロフ少将「フハハハハ、敵陣に単身乗り込むとはバカな奴め、君は包囲されている。さあ、悪いことは言わん降伏したまえ」
バザロフ少将はシーリンの攻撃をかわして言い放った、だが、突然、先鋒の方で帝国軍の軍歌が聞こえた
「〽我らの砲弾堂々天を衝く 我らの砲弾堂々天を衝く」
マンシュタイン「とつげーき!敵は総崩れだ!とーつげーき」
3000の勇士が飛び込んでくる、シーリンを囲んでいた兵は蹴散らされ、少将の軍団は孤立した。
>>846
シーリン「あら。バカなんて、初めて言われたわ……インビジブルを見破るなんて、私もまだまだね……」
シーリンは至って冷静でいた。
シーリン「……マンシュタイン、勇ましいわ……」
その目は安心しているような輝きを放っていた。
>>845
フラン「う……嫌な気配が……」
(カカカンッ!)(カカカカカカカカカッ!)...
上手い事銃弾を防御しながら微かに見える安全地帯の様な場所にニャルちゃんは向かっていた
戦車の部品を盾の代わりに使っている為銃弾は防げる上
運の良い事に両軍ニャルちゃんに大砲などの高火力を放つ余裕も無い
しかし、何時までもとは限らない、ニャルちゃんは焦らずに急ぎ
やっとこさ戦場から離れた森に飛び込んで難を逃れた
>>847
???「シュナイダー戦車隊到着!」
マンシュタイン「シーリン!大丈夫か・・・少将、これでもまだ戦いますか?」
シュナイダー少佐は戦車から降りて言った
「貴軍に戦車はない、抵抗は無駄だと思われますが?」
バザロフ少将はぐぬぬと唸った後下を向いて返事をした
「降伏する」
マンシュタイン「わかりました・・・ではこちらへ」
マンシュタインはバザロフ少将を自らの近くに寄せた。すると少将は邪悪な笑みを浮かべ、
「無能の機械めこれでも喰らえ!勝てばいいのだははははは」
銃弾をマンシュタインにはなった・・・その瞬間誰かが倒れ込んだ
マンシュタイン「シュナイダー!?シュナイダー!?」
バザロフ少将「邪魔な犬め・・」
バザロフ少将の銃はマンシュタインの方を向いていた
>>848
両軍ってまさか
..........
森に入って難を逃れたは良いものの、森の中にも鉛の匂いがしていた
ナイフと拳銃ではこの数は無理だろう...
そう考え、木の上からニャルちゃんは様子を伺う事にした
......ん....?
しかし、鉛に混じって覚えのある匂いもしていた
それは自らが支えている主人の森の匂い
そういえば....
学園で機械仕掛けの軍人と、主人の仲間が話していたのを思い出す
少しだけ希望を覚え、ニャルちゃんは強く主人の森の匂いを感じる場所へ
移動する事にした
>>849
シーリン「……」
シーリンの目は再び怒りに燃えていた。人を『馬鹿な犬』と罵る少将へ。
フラン「あのときの兵士さん……」
フランも、同じくだった。顔見知りが傷つけられることがたまらなく苦しかったのだ。
シーリン「やめて、マンシュタインに傷をつけたら……どうなっても知らないわよ」
フランは背筋を凍らせていた。シーリンからは、今までにない暗い空気が流れてきていた。
フランの見たことない、シーリンの幼少期の闇がそのまま乗り移るように。
シーリン「私から、大切な人を奪わないで」
状況が理解出来ない
シーリン達の近くに来たニャルちゃんは困惑していた
何故軍人が殺されかけてあの方々が怒っている?というかなぜ居る?
多くの疑問が渦巻くものの、ニャルちゃんは次の行動を決めた
>>852
バザロフ少将「どうなっても知らない?フハハハハそんな脅しに乗るか。お前のようなガキに何ができる」
少将は銃弾を放つ、それはマンシュタインの数少ない元からある人体である肩をつらぬく、そこからは人工血ではなく天然の血が流れるそばにいた兵士同士で斬り合いが起こった。
バザロフ少将「おいポンコツロボットよく聞け、我が軍の勝利は確定した。これからそこの女の前でお前をじっくり解体してやる」
さらに少将はマンシュタインの脇腹に銃弾を撃ち込む
(パンッ!)....よし
マンシュタインを撃とうとしていた軍人の手を狙って拳銃を撃った
射撃には自信があり、命中した...
が、この状況では自分はどう思われるか分からない
安全を考慮し、ニャルちゃんは拳銃を撃った後に隠れた
>>855
(いきなり攻撃はちょっと・・・)
>>854
シーリン「……私の、トモダチ、コロスナ…!
あああああああああ!!」
刹那、狂ったように叫び、動き、その姿を変貌させた。
今の金髪は一気に色を落とし、そこから黒い髪の毛が見える。
その目は少将を貫き、近寄る。
そして爪を立てるように手を伸ばす。
しかしそれは少将ではなく、彼の足元へと落ちた。
「このまま、パパの待ってる地獄に落としてやる……!」
その声と共に、爪によって残される地面の亀裂から黒い光がユラユラと見え始める。
(表現足りませんでした、正確に言うと、マンシュタインの近くに居た銃を持っていた兵士を撃ってます
ニャルちゃんは敵味方は知らないので、これが多分敵だろうとマンシュタイン側の兵士を撃ってます
これは都合のいい様に解釈してください)
>>858
(すいません、思慮が足りませんでした。ならばおけっぃです)
>>857
バザロフ少将「うわあああなんだこれは!!!!!!」
マンシュタイン「シーリン・・・これは・・・」
周りの兵は敵も味方も目の前の状況が飲み込めず、呆然としていた。
バザロフ少将「どういうつもりだ害虫ども!」
マンシュタイン「犬爆弾を開発した鬼畜め・・・シーリンすまない」
...あ、不味いこれ...
様子を見ていたニャルちゃんは先程以上に混沌と化したマンシュタイン達を確認した
こんな有様では先程のような事は出来ない上に、シーリン様は何か不味い事をしている
これでは自分で出来る事は限られ、どうすれば良いかよく考える必要が高まるが
そんな暇も無いようだ
>>859
シーリン「怖い?怖い!?
私はもっと怖い思いをしたのよ!恐れながら地獄へ落ちて!!」
狂った瞳は少将へ。マンシュタインの心は、未だ届かず……
その間にも、黒い光は少将を包み行く。
フラン「シーリン!正気に戻って……!」
フランは涙を流しかけていた。
こんなにも怖い顔をしたシーリンを見たのは初めてだったからだ。
フラン「ニャル……どうしよう……
お願い、誰かシーリンを止めて……!?」
カタカタと震えるフランには、どうすることもできなかった。
...やるしかない
もう少し判断の時間が欲しかったが、状況は1秒で悪化するばかりである
自分で何が出来るかは知らない
だが、泣きそうな顔で主人の仲間が助けを求めているのだ
ここで助けねば主人は嘆き悲しむかもしれない
すぐにニャルちゃんは木から飛び降り、シーリンに向かって駆け出す
自分の身の危険など知った事か
>>861
周りのものも今行われている行為が危険であると気づく、
中尉「シーリン殿、やめてください」
大尉2「シーリン殿!」
マンシュタインもゆらりと立って言った
「やめてくれ、その鬼畜は後で軍が裁く、自分は平気だ・・・やめろ」
コサック兵「少将!少将!」
少将は恐ろしさのあまり白目をむいて失禁していた。
「ちょっと通りますよっ!」
兵士達を飛び越え、ニャルちゃんはまずシーリンに近づいた
ナイフと拳銃は捨てている
>>862-863
シーリン「……ニャル?なんでここに……?」
すぐそばへ降り立ったキャプテンのメイドへ気をとられている内に、彼女が作り上げた狂気は一瞬にして消えていた。
そして、マンシュタインの声が届く。
『やめてくれ、その鬼畜は後で軍が裁く、自分は平気だ・・・やめろ』
確かに、シーリンの心に届いた。
その瞬間、シーリンは膝から崩れ落ちた。
人を、殺そうとした自身が恐ろしく感じたのだ。
トラウマに身を任せ、自分を見失い、人の恐れている顔を間近で……
シーリン「嫌……こんなの、私じゃない……」
自分の頭を抱えて自傷している。
フラン「シーリン……」
「シーリン様、少々落ち着いて」
黒いオーラで包まれているシーリンを先ずはその場から動かそうと素手でシーリンに触れる
触手も無いが、旧神としての耐性の高さなら闇にも耐えられるだろうとニャルちゃんは判断した
かなりの無茶だが
「...」
何とか、シーリン様は黒いオーラを取り払っている...
だが、心で何かが突っかかってしまっている
これを解消できるのは自分では無いとニャルちゃんも理解している
だが今、周りの状況は不味いだろう
乱入者、しかも兵士達を飛び越えて来たのだ
判断や勇気のある軍人達である、今にも自分は殺されるかもしれない
>>865
皆黙りこくっていた。結局、少将は捕縛されたものの多くのものが恐怖で震えていた。大砲より恐ろしいものはないと思っていたからである。目標は達成されたが皆まだびっくりしていた。
マンシュタイン「シーリン・・・」
大尉「マンシュタイン将軍、あのことは忘れましょう、明日はそこの湾で総督殿が艦隊決戦をするようです・・・支援できるように今日はぐっすり眠りましょう」
>>867
大尉「誰だ貴様は・・・国籍と名前性別年齢を言え。場合によっては裁判にかける」
「...ああフラン様、お怪我はありませんか?」
しかし、自分の危険など知ったことでは無い
第1シーリン様達を救うために来たのだから
冷静になった行動は早い、先ずはまだ大丈夫そうなフラン様から安全を確認する事にした
「私は...アルマ星出身の19才、ルミエールです」
ニャルちゃんはいざという時の為に自分を偽る事にした
先程誰かを撃ってしまったのだ、それが露見してこいつらが魔の森に攻めて来たら...
魔王様達に迷惑は掛けられない
何としてもシーリン様達を助けて...私がニャルちゃんだとバレないように...
>>868
シーリンは無心のまま、髪の毛をかきむしっていた。自分の甘さがどれ程の混乱を招いたのか。自分でも理解していたから余計に辛いのだ。
その辛さも、生涯に渡って彼女の脳に残る。
フラン「シーリンはしばらくそっとした方がいいかもしれないわ……」
フランは不完全ながらも、シーリンの心境を理解していた。
>>870
ニャルの問いかけに答える。
フラン「私は平気。
……シーリンを連れてきて。もう暴走も何もしないわ。促せば大人しく着いてきてくれるわ……」
>>871
治療を受けたシュナイダーがゆっくりと起き上がる
「どこかで見た気がするけど・・・まあ味方に被害は出てないしいいが」
マンシュタイン「君の行動は帝国陸軍を救った。(多分)だから今回は咎めない、ニャル殿、そこに食料とか一式ある、必要なら持っていて構わん」
>>872
マンシュタインはシーリンの様子を不安に思い話しかけた
「まて、落ち込むことはない、自分が悪かっただけだ・・・」
マンシュタインはポケットから注射器を取り出した
「今回の件は忘れるんだ。約束通り軍医に話をつけてもらった記憶忘却剤だ・・・」
マンシュタインは不慣れな手つきでシーリンの腕にアルコールを塗った
「(ギグッ!)」
そ、そうだった...この方は私を知っているのだった...
一瞬で偽りがバレてしまった...これではますます怪しくなる...
「...は、はい...シーリン様、こちらへ...」
シーリン様の肩に手を乗せて移動を促す
現在ニャルちゃんの思考は少し混乱していた
>>874
シーリン「……」
その様子をぼぅ……と見ていた。
シーリン「……ちょっと幻滅したでしょう?
私ね、元々ああいう悪魔みたいな子供だったの。それが嫌だったから、キャプテンに頼んで白魔法を使えるようにしてもらったんだけど……
ダメね。個性は抜けてくれないみたい……私の脳と同じ。
悪魔みたいな力も、その薬みたいに消えてくれればいいのに」
シーリンは力なく微笑んだ。
「.....」
今は違う
今はマンシュタインさんがどうにかする番だ
そう確認し、ニャルちゃんはシーリンから離れる...
>>876
シーリン「……薬が終わったらいくわ」
>>878
フラン「……余計なことを言ったみたい、ごめん」
片手をあげてごめんというジェスチャーを送る。
「...失礼しました...シーリン様...フラン様、私が間違えただけです」
まだ自分の疑いは晴れないだろう
さぁどうすればいいか...
>>877
マンシュタイン「・・・君と比較するのは失礼かもしれないが一線で戦っている兵士、とりわけ熟練兵は戦場ではみんな鬼や悪魔みたいだ・・・驚きはしたが幻滅はしてないよこれに関しては明らかに自分の責任だ・・・その力を科学でどうこうできるかはわからないけど・・・自分は受け入れるつもりです」
マンシュタインは注射器のピストンを押す
「........フラン様、この方々の治療は間に合ってるんでしょうか」
ニャルちゃんは自分が医療に関して知識があった事を思い出す
>>882
シーリン「いっ……!
……そうね、確かに戦う人はみんな鬼のような顔をして、必死に戦っていたわ……
よく覚えているもの」
一瞬顔を歪めるも、またいつもの調子に戻る。今回のこと、そして過去の出来事、彼女はすべてを描いていた。
シーリン「効果が回りきる前に、私のことを最後に話すわ。
あなただから話せる、過去の私……
私はね、独裁者だったパパの元で生まれたの。
自分の都合のいいように行動して、時には私の目の前で平気で人を殺したのよ。大好きだったママも妹も、なぜかパパに殺されて。
怒った私はパパをさっきみたいな方法で殺してしまったの。
それがずっと残って……
だけど、そんな怖い記憶ともおさらばね……」
彼女は安心しきった顔で、眠りに就いた。久々の凶黒魔法で、体力を使い果たしたのだった。
>>883
フラン「……任せるわ。私は……」
フランも、しっかりと答える前に眠ってしまった。
「......」
私は主人達のことを何も知らないな...
何とかして、主人達を支えるのが私の信条なのに...
もっと、私は知るべきだ
>>884
(やべえ重すぎて答えが浮かばねえ)
「おっと....」
フランを受け止め、棺桶型ベッドに寝かせる....どうやらいつもこのベッドは携帯している様だ
「...マンシュタインさん、シーリン様も寝かせて宜しいでしょうか?」
もう一つ棺桶型ベッドを用意している...幾らでもある
>>887
(さーせんwww無視しても大丈夫っす。シーリンは聞いてくれるだけでも嬉しく感じているので……はい。)
「....」
フランに掛布団を掛け、通気性の良い蓋を閉める...無駄に機能が良い
さーて彼我の戦力はと
・帝国軍
ミサイル戦艦・・・『ゼークト』、『蓬莱』、『富士』
光学戦艦・・・『グナイゼナウ』、『ゲーリング』、『銹鋼』
高速戦艦・・・『妙義』
通常戦艦・・・『ポセイドン』、『クラーケン』、『薩摩』
シールド戦艦・・・『トロイ』
重巡洋艦・・・『シーサーペント』、『白神』、『愛鷹』、『有明』、『戸隠』、『赤石』、『御嶽』、『朝日』
軽巡洋艦・・・『ガンビア』、『オレンジ』、『ガンジス』、『網走』、『天塩』、『石狩』、『十勝』、『釧路』
駆逐艦・・・『ビスマルク』型20隻、『フリードリヒ』型25隻、『スルト』型20隻
海防艦・・・『ミクロネシア』型30隻
掃海艦・・・『回天』型60隻
フリゲート・・・36式65隻
機雷敷設艦・・・『舞鶴』型45隻
工作艦・・・『烏』型120隻
正規空母・・・『トレントン』(旗艦)、『カウペンス』、『ダバオ』
...地上戦の戦力は?
894:総督:2018/07/31(火) 22:34 ・連邦軍
ミサイル戦艦・・・『ジューコフ』、『シュタイン』、『スターリン』、『トロツキー』
光学戦艦・・・『アレクサンドル』(旗艦)、『スラヴ』
高速戦艦・・・『レーニン』
通常戦艦・・・『シュテイン』、『トゥハチェフスキー』
シールド戦艦・・・『スターリングラード』、『ウクライナ』
重巡洋艦・・・『ポノイ』、『ヴォルガ』、『エニセイ』、『ドニエプル』、『ヴイグ』、『プレゴニャ』『ハタンガ』、『オネガ』、『ドナウ』
軽巡洋艦・・・『スロバキア』、『アルメニア』、『ガリア』、『カルタゴ』、『モスクワ』、『チチハル』
駆逐艦・・・『チースカ』型50隻、『カチューシャ』型65隻
海防艦・・・『グルジア』型44隻
掃海艦・・・『シベリア』型80隻
フリゲート・・・TYPE64 85隻
機雷敷設艦・・・『ベラルーシ』型75隻
工作艦・・・40隻
潜水艦・・・『キエフ』、『ハバロフスク』、『ポルタヴァ』、『ザカフカース』、『ロシア』、『チフリス』など32隻
>>893
海戦だけ。陸軍は敵国海軍をおびき寄せためだけ
...ふーむ、凄まじい規模の戦闘になりそうですね...
897:総督:2018/07/31(火) 22:37「空母は後ろに、全速力で前進、敵が乱れたら反転せよ」
898:ニャルちゃん これでも旧神:2018/07/31(火) 22:37そりゃ動員する兵士の中にも、問題のある方が混じる訳ですね
899:総督:2018/07/31(火) 22:37 >>896
総力戦に近いからね
>>898
うん。だからアンドロイドが戦力として普及してるの