物語の舞台は現代日本
1万人に1人の割合で異能力者が生まれる世界
ある者は正義のために異能を使い
ある者は私欲のために異能を使う
異なる二つの信念が交錯する時、善悪をも超えた死闘が始まる
冷酷なまでに正義のために日夜犯罪者の粛清を繰り返す
日本の極秘特殊機関"八咫烏"と日本中の犯罪者達の死闘を描いた物語
>>2 ハウスルールと募集枠について
>>3 八咫烏について
>>4 キャラシートの作成例
>>5以降から募集開始&本編開始となります!
桜空「・・・・・うるさい」
(僕の何がわかるんだと言わんばかりに一言、掠れた声でうるさいと放つと、体育座りの状態で顔を埋める・・・・・
まだ5歳・・・・・小学生にもなっていないほどの小さな命に、この悲しみを乗り越えて未来へ進もうなどという大人な考えは芽生えておらず、寧ろ誰かに〇してもらいたいとさえ考えるほどに、心が押し潰されかけていた・・・・・
ストレスから髪の毛は数日であっという間に白く変色し、片目も視力を失い白く変色し、体中は惨劇の傷跡が色濃く残る・・・・・
半袖の患者服の袖から出た腕には、一生残る傷跡が確認できる・・・・・
だが、一番深刻なのは、心の傷だった・・・・・)
>>300
>>301
薫
「……うーん、ちゃんとご飯を食べないと駄目だよ…?」
自分は医師であり、肉体や外傷の治療は出来るものの、カウンセラーとしての資格は持っていないため、髪の色が抜け落ちる程のストレスを僅か五歳で経験した彼の苦悩や絶望は計り知れない。家族が殺害されたと言う噂もあり、それが本当なら彼は幼い内に自分がこれまで経験したどの苦悩よりも凄惨な体験をしてしまったのだろう……
だが、ここで見捨てる訳にはいかない。折角マスクを外せるようになった事から桜空の頬を両手で包むようにして見て、彼の顔を見て、ちゃんとご飯を食べて健康に気を付けるように言う。
ノエルも氷華さまが仰る通りだと思いますっ
( 進むことを諦めなければ、絶対に辿り着くことができる。努力は必ず報われることを信じて疑わず、真っ直ぐな瞳で彼女を見ては弾けるような笑みを見せ。尊敬する彼女のこの穏やかな笑顔を、誰にも汚されたくない。ノエルだって、何度叩かれても倒されても必ず立ち上がります。彼女らしく、自分らしくただ真っ直ぐにいたいけれど……、そういう人達にとってこの世界はどうも生きにくい。この瞬間はじめてそんなことを思っては、手元の書類に目を落とし )
でも……時にはゆっくり休むことも必要です。氷華さま、お身体にはお気をつけくださいませ
>>293 氷華さま
わ、僅かな溝……!
( 彼の言葉に、真剣にこくんと頷いては見たものの本当にできるのかと冷や汗をたらり。近くに窓があったため、そちらに駆けよれば頑張って窓を開け身を乗り出す。うーん、溝……ないわけではないのですがと眉を八の字に。書類も落とさずとなると少し考えねばなりませんね、と考えながら彼の元へ戻り )
ノエル、何事も挑戦すべきだと思います。ですので、…やってみます
( ぐぐ、と両手に力を込めてはその方法で部屋に向かうことにして )
>>294 悠矢さま
桜空「ひぃっ・・・・・!」
バッ・・・・・!
(桜空は突然手を包むようにされ顔を見られると、手を払い除けて目をぎゅっと閉じる・・・・・
恐らく、周りからの視線や家族を襲撃されたことによって、大人、もしくは誰かと接することに恐怖を感じるようになってしまったと思われる・・・・・
まだ幼く恐怖に敏感な年頃なのに、そこへ加えて大人でも恐怖するような体験をしたのだから無理もない、しかも桜空は目の前で両親を〇され精神的ショックと直接リンチされたことによる身体的ショックが合わさってしまっている・・・・・
この歳で人間不信になってもおかしくはない・・・・・
桜空の小さな体は、震えていた・・・・・)
>>302
悠矢「ちょっち待ったぁぁあああっ!君に何かあったら俺のクビが危うい、書類は俺が持つから、冗談は鵜呑みにしないように!」
(やはり相手をからかっていただけだったのか、冗談を鵜呑みにしないよう気をつけるように注意すると、書類を持ちちゃんとした建物内の正しいルートで部屋へと案内しようとする・・・・・
もし何かあったらどうするつもりだったのかは定かではない・・・・・)
>>303
>>304
薫
「………………。
ちゃんと食べないと駄目よ……?」
明らかな拒絶を見せて手を振り払われると、これ以上の接触や声掛けは逆効果になってしまうとわかる……最も一回や二回の接触だけで彼の心の傷を知ることが出来るとは思っていない。何時かは彼の心を救えるようになりたいと考えつつ、ちゃんと食事を取らないと駄目だと言ってこの場から去ろうとする。
>>303
>>305
氷華
「あら、随分と気がきくわね。それじゃあ、二人の言葉に甘えて……これも持ってもらおうかしら?」
氷華はノエルの無理はしないで欲しいと言う言葉と、緋染の自分が書類を持つと言う言葉の二つを聞いて、緋染にはノエルの持つ書類の束と一緒に自分が持っている書類の束を持って貰おうとする。
特に命令している訳ではないものの、組織のトップである氷華の言葉は自然と行わなければならない指示のような意味合いを持ってしまっている。
要するにパワハラである。
桜空「・・・・・し、て・・・・・?」
(相手がこの場から去ろうとした瞬間、桜空は小声で何かを言いかける・・・・・
ほんとに小さな声だが、相手に桜空自ら初めて訴えかける言葉・・・・・
これが桜空の精一杯なのか、掠れている上に小さい声はとても聞きづらい・・・・・)
>>306
悠矢「・・・・・ラーメン、奢りで」
(悠矢もタダでは引き受けないつもりなのか、氷華を相手に取り引きを持ちかけようとする・・・・・
書類を持つ代わりに、ラーメンを奢るように言ってくる・・・・・
ハッキリ言って、セコい)
>>307
>>308
薫
「…………!
貴方も大切な命の一つ。自分の命も他人の命も、大切にして……生きてさえいれば……何時かはきっと幸せになれる。」
この場から一時立ち去ろうとしていた最中、後ろから聞こえた言葉を聞いて立ち止まり、直ぐに振り返る。
薫が人生の中で味わった苦痛や苦悩は、両親からの期待に応えるために有名医科大学に入学するために行った学生時代の受験戦争であったり、治癒や回復にはあまり適していない異能だった事への葛藤ぐらいであり、その時でさえ死にたいとは思わなかった……
だが、桜空は違う……自らの生きることを辞めたくなる程の苦痛と絶望に苛まれている……相手の苦しみや悲しみを真の意味で理解する事は自分には出来ないし、同じ苦しみを知らない自分のかける言葉は空虚に感じてしまうかもしれない……
だが、それでも薫は自分の信じる言葉を、考えを、込められるだけの感情と意志を込めて彼に話す……
桜空「・・・・・」
(今まで、生きる意味など考えなくてもいいほどに、毎日が幸せだった、満ち足りていた・・・・・
姉と一緒に遊んだりする普通の日常が、かけがえのない宝物だった、両親と過ごす時間が、宝物だった・・・・・
それらをすべて奪われた今、家族を襲撃した不審者に何故自分を〇さなかったのかとさえ、こと年齢で考えるようになってしまった桜空には、ただの綺麗事にしか聞こえなかった・・・・・
桜空は顔を背ける・・・・・)
>>309
>>310
薫
「……………。」
今の彼に自分の声は届かない……だが、彼が自死の言葉を口にしなくなった事で、少なくともその思いを留める事は出来ただろうと思うと、これ以上の声掛けは逆効果になってしまうとわかっている事から、最初の接触はこれで終わりにして、これ以上は何も言葉にせずに彼の前から去って行く……
桜空「・・・・・」
バサッ・・・・・
(桜空は、ベッドへと戻ると、毛布をかぶりそのまままた心の殻に閉じこもる・・・・・
所詮は綺麗事、いつか幸せが訪れる保証なんてのはどこにもなく、そして幸せが訪れたとしても、それを幸せだと認識できるかどうかもわからない・・・・・
だが、ここへ来て初めて自分とまともに接してくれたのも先生だけだった、他とは違って自分を化け物扱いもしなかった・・・・・
桜空は、もしかしたら先生は本当に自分を想ってくれている優しい人なんじゃないかと、幼心に思い始めていた・・・・・)
>>311
っへ? は、はいっ
( びくぅっと、肩を、というよりか体全体を震わせては動揺した瞳で彼を見て。兎角ぶんぶんと首を縦に振って返事をしては、書類は全て彼の元へいってしまったので少々慌てて。いいのかな、一番下のノエルが持つべきなのに、とでも考えているらしく )
ノ、ノエルもなにかおふたりに…、
( おごります、と言えたなら良かったものの、それほどのお金はもっておらず。しょぼぼ、眉を下げては他にふたりが喜んでくれそうなお礼をと考えて。やはり功績をあげることがお二人のためにも組織のためにもなるし…でもそれはお礼じゃなくてノエルがやるべき事だから、もっとこう、ふたりが嬉しくなれるもの、と自分より背の高い彼女らを交互に見て )
>>305 悠矢さま
>>307 氷華さま
>>305
>>313
氷華
「はぁ……しょうがないわね、それなら金券でいいかしら?」
流石に自分が直接ラーメンを奢ろうとすれば、その店に氷華に怨みを持つ悪人達の手が伸びてしまうことを危惧すると、ラーメン店で使えるギフトカードを渡す事でいいかと聞いてみる。
氷華
「私がやりたいからやっただけ。気になんてしなくてもいいわ。」
氷華が最初にノエルに接触したのは、彼女の纏う雰囲気が自分に何処か近かった事や、始めてみる人物だったからと言うものであり、完全に自分の気紛れで手伝っただけに過ぎないため、礼をする必要はないと答える。
氷華は身長が172cmもあり、日本人女性の平均である158cmから比べると高い身長をしているのに対して150cmにも届いていない小柄なノエルを見て、まるで姉が妹を見るような優しい雰囲気を纏っている。
その理由はノエルには昔、消息不明になった弟と重なって見えているからでもあり、悪人に対しては民間人の犠牲もやむ無しとし、氷のように冷たい言動を取っていた氷華の中に微かに残っていた人間性大きくが現れている。
悠矢「まぁだ若いんだからそんなに気を遣わなくったっていいのにぃ〜・・・・・」
(あまり細かいことを気にしない悠矢はそう言うが、新入りの立場からしたらそうもいかないというのが現実・・・・・
しかし、悠矢は基本的に誰かに気を遣うということをしないためか、まだ若いんだから気を遣わなくてもいいというが、実際そこまで歳が離れているわけでもなければ、例え悠矢がノエルと同じ年齢の新入りだとしても、気を遣うことはしないと思われる・・・・・)
>>313
悠矢「へえぇー、氷華ちゃんでも金券とか持ってるんだ・・・・・意外と人間っぽいね」
(本人に悪気はないのか、それとも悪気しかないのか、言葉の中に毒が混ざるのが当たり前になっている・・・・・
が、氷華が金券を持っているということに驚いたのは事実であり、普段冷酷な氷華にしては意外とまだ人間らしい部分もあるという意味合いにも思える・・・・・)
>>314
>>315
氷華
「……?
そう?現金を使うと指紋や記番号からの追跡や流通経路を読み取られると困るでしょう?現金よりもデータの方が入手経路や蓄積データの隠蔽を行いやすい。」
氷華は人間らしいと言われると、不思議そうに首を傾げ、現金使用のリスクと、電子マネーやギフトカードにおける利点や、徹底した自分の金額の経路や流通ルート隠蔽のために用いているだけだと答える。
ではノエルもっ、氷華さまに笑顔でいて欲しいのでなにか贈り物をいたしますっ
( やりたいからやっただけ、そう聞けばこちらも純粋に贈り物がしたいと言い始めて。何が喜ばれるのかは分からないけれど、相手のことを想いながら、心の籠った贈り物ならと考え )
>>314 氷華さま
でもノエル、このぽかぽかした気持ちをおふたりと共有したいです
( 二人から貰った優しさを自分も返していきたい。ぴょこぴょこと彼に少しでも声が届くようにと跳ねては上記述べて。それから続けざまに「悠矢さまはラーメンがお好きなんですか?」と問いかけ )
>>315 悠矢さま
>>317
氷華
「………。
ありがとう。それなら少し楽しみにしておこうかしら?」
ノエルが贈り物をしてくれると聞いて純粋に嬉しいと思うものの、同時に十年ほど昔の悪夢を一瞬だけ脳裏に過ってしまう……
自分も弟の誕生日の前日、プレゼントを買ってあげようとして街に出て……帰って来たときには全てが終わっていた……いや、正義の道を歩むことになる始まりともなった。
忌むべき過去か、それとも決意の源として受け入れるべきか、未だにその二つのどちらであると認めるべきなのかわからないままであり、何か贈り物をしたいと言ってくれたノエルを見て少し言葉を止める。
だが、このまま黙っていると相手に心配をさせてしまうと気付くと微笑んだまま、純粋に彼女が何をくれるのか楽しみにしていると応える。
悠矢「あぁ〜、なるほど・・・・・そういうこと・・・・・」
(そう言うと「氷華ちゃん、正義の味方って立場だけど、やり方が悪人に近いよね」と、徹底的に証拠を残さない氷華のやり方は、完全犯罪をする犯罪者にも似たやり方だと評価する・・・・・
が、今まで普通に現金を使っていたため、見習う部分もあるなと思いながら)
>>316
悠矢「結構好きだねぇ、地獄ラーメンとか・・・・・」
(ノエルは普通にラーメンの話を振っただけだと思われるが、悠矢の口からはまず聞かないであろう物騒なラーメンの名前が飛び出してくる・・・・・
名前からして、食べて大丈夫なのかどうかもよくわからない・・・・・)
>>317
>>319
>>ノエル(白鴉)
氷華
「……そうかしら?単に警戒心の強弱の違いだと思うのだけれど……?」
極力証拠を残さず、完全犯罪を成立させるように立ち回る氷華の様子を見て指摘する緋染に対して悪人に近いのではなく、単に警戒心が強いか弱いかの違いでしか無いと答える。
氷華
「……私よ。
……………ええ、わかったわ……直ぐに向かう……
……ごめんなさい、私は少し現場に出てくるわ。」
緋染とノエルの二人と話している最中、氷華の着ているコートの内ポケットにしまっていたスマホから初期設定の通知音(このスマホも仮名義で登録した使い捨ての物)が届くと、そのスマホを取り出し、二人に対して「失礼……」と言い、電話に出て短いやり取りを終えるとサイレントモードに切り替え、再び内ポケットにしまいながら、自分はこれから現場に出てくると言う。
悠矢「いってらぁ〜♪さぁてと、さっさと書類運んじゃおうかねぇ」
(氷華が現場に出てくると言い残して立ち去ると、手を振りながら見送り早いとこ書類を運んでしまおうと歩き始める・・・・・
氷華が呼ばれたのがこの前のファースト関連で何かあったということなのか、それとも、ただ単に街中で悪がただただのさばっているということなのかはわからない・・・・・)
>>320
>>312
【翌日】
司
「やあ、おはよう。」
薫が始めて桜空に接触した翌日。
朝食の号令が出て食堂が開かれた際に、桜空と同時期にこの施設に送られた同年齢の少年……"夜桜 司"がニコニコと感情が読み取りにくい笑顔を浮かべながら桜空へ挨拶をしてくる。
彼は両親と姉の三人を殺害した殺人鬼であり、本来ならば少年院ではなく、少年刑務所へ送還されるのだが、異能社会であるこの世界では異能を用いた未成年者による犯罪率の増加に対応すべく、人員と施設の集中と運営施設の削減、規模の拡張に伴い、少年院と少年刑務所が統一されている。
だが、それでも司のように本来少年院に送られる者は刑務服を着るだけだが、少年刑務所に収監される者は両手足と首に赤いランプの付いた首輪が付けられており、視覚的にも区別可能なものとなっている。
桜空「・・・・・ぉ、ぉはょぅ・・・・・」
(桜空は、誰かと会話をするのもあまり気乗りしないものの、挨拶くらいはちゃんとしなきゃと思ってわずかに聞こえる程度の声で相手におはようと言葉を返す・・・・・
見た感じ、自分と同い年くらいの男の子だし、笑顔だから他人から見れば親しくしやすい感じに見えるものの、桜空は相手の笑顔がどこか不気味に感じ、目を逸らしてしまう・・・・・)
>>322
>>323
司
「うん、今日はマスクをしていないんだね?」
司は笑顔を崩さず、陽気な口調で今日はいつも付けていた酸素マスクを付けていないのかと話を続けようとする。
彼は此処に来てからずっと笑顔のままなのだが、彼の笑顔は薫のものとは違い、まるで笑っている仮面を付けているようであり、酸素マスクを外した桜空とは対照的な雰囲気も持っている……
だが、それは親近感を呼ぶものと言うよりも、桜空と決定的に違う"歪み"を感じさせるものとなっている……
桜空「ぇっと・・・・・ぅ、ぅん・・・・・」
(言葉でうまく言い表せないが、正直、相手が怖い・・・・・
今の桜空の人間不信になってしまったことからくる他人への恐怖の感情とはまた違い、人間が本能で感じ取る恐怖、と言った方が正しいのかもしれない・・・・・
相手は怒っているわけでも、睨んでいるわけでもないのに、怒られたり睨まれたりするよりも断然笑顔が怖い・・・・・
相手を直視できない・・・・・)
>>324
>>325
司
「あはは、まあ無理に喋らなくてもいいよ、喋れるようになったら喋ろうよ。」
司は喋れないのなら無理して喋らなくてもいいと言うと、支給された食事が乗せられたトレイを取りに行くために配膳所へ向かって歩き始める。
常人なら一生縁の無いこの場所に送られていながら、虚飾や偽りではなく、純粋にこの場所を楽しんでいるかのように、何時も楽しそうに笑っている事からまともな神経の持ち主で無いことは確実であると言える。
桜空「・・・・・」
(喋れるようになったら喋ろうという相手の言葉を聞き、未だ若干の警戒心こそあれど、本当は優しいのかもという感情も抱き始め、もしかしたらあの笑顔も自分の考えすぎで、本当はただの優しさだったんじゃないかと思い始める・・・・・
が、周りの視線はやはり冷たく突き刺さり、桜空の心を締め付ける・・・・・)
>>326
>>327
薫
「ね、知ってる?虎って本当は狩りが下手で10%ぐらいの確率でしか成功しないらしいよ。」
食事をするために薫も食堂に訪れた中、広い食堂の隅で昨日の桜空が一人でいるのを見た薫が配膳場所から食事の入ったトレイを二人分持って桜空の向かい側の席にまで移動すると、優しく微笑みながら、何故かいきなり動物の豆知識について話す。
周囲からの桜空への冷たい視線をものともしない強い精神力があるのか、単に周りの視線に気付いていないだけなのかは不明。
桜空「え・・・・・?」
(突然過ぎる相手の動物の豆知識に、桜空はきょとんとして困惑する・・・・・
そして「か・・・・・かりって・・・・・なに・・・・・?」と、気になったのかおどおどしながらも聞いてみる・・・・・
桜空は虎は知っているが狩りとは何なのかは知らなかったようだ)
>>328
>>329
薫
「あ!今日は話せそうだね?」
昨日と違って怯えて話が出来ない状態から、困惑した様子が見えるものの、少しだけでも話せそうな状況に進めた事からますます上機嫌になって穏やかに微笑みながら話を続ける。
薫
「狩りって言うのは……生きるために食事を用意すると言うことで……"これ"みたいな感じかな?」
薫は二つ持ってきた食事の乗ったトレイの一つを桜空に向けて差し出すと、彼の質問に対して食事を用意する行為を狩りだと言い、彼が食事を始めるのを少し待って、彼が食べ始めるまで待とうと思う。
桜空「・・・・・かりは・・・・・ごは、ん・・・・・?」
(桜空は、相手の言葉通りに少し考えた上で、狩りというのはご飯であると解釈して聞いてみる・・・・・
狩りと聞くと、野生の動物が生きる為、食事をする為に獲物を捕らえるのをイメージしがちではあるが、人間も生きる為に牛や豚や鳥を育てる、食べる、そう見ると人間も狩りと共に生きてきたのは間違いない・・・・・
だが桜空は生き物の命を奪うことが食べるということにも繋がる、なんてことはまだ難しくてわからなく、狩りとは命を頂いて食べる、ではなくご飯を持ってきて食べる、だと思っている・・・・・)
>>330
>>331
薫
「そうそう、だいたいそんな感じだね?
さ、食べて食べて!元気の源は食事だからね。」
薫は能天気なのか、穏やかな性格なのか、それとも両方なのか。
あまり深くは考えずに、狩り=食事だと応えると、元気の源は食事だからと教える。
少年院の少年達
「薫先生、おはようございます!」
薫
「お!少年、今日も元気があっていいね!」
薫は、あまり複雑な事は考えず、隅で悲しんでいる者や悩んでいる者、陰口を言われたり周囲に馴染めない者にも優しく救いの手を伸ばすことを躊躇わない。
桜空と同じように周囲に拒まれ、孤立していた少年達も薫を見るや否や、嬉しそうに手を振って、薫もまた、それに対して陽気に返しており、薫も薫に救われた少年達も明るく楽しそうに笑っている。
桜空「・・・・で、でも、僕・・・・・お腹空いてな(きゅるるるぅ〜・・・・・)」
(桜空自身は、本当に食欲が無い・・・・・が、体は正直だ、前触れなく腹の虫が鳴る・・・・・
ここ数日、食べると言ってもパンの欠片を本当に一口以下くらいの量を口にするだけであり、一日おきにではなく三日に一度しか口にしない日もあり、完全に目に見えて衰弱しているのがわかる状態だった・・・・・
そして今、ようやく体が正直に空腹であることを証明する・・・・・
挨拶をした子も、多分辛いことがあってここにいるのだろうというのはわかる、でも自分と違って元気だし、笑顔だ・・・・・
そして先生は、みんなに元気を分けているようにも見える・・・・・
桜空の心の中で、凍てついていた何かが溶け始めていた・・・・・)
>>332
>>333
薫
「ほら、お腹の方は空いたよ〜って言っているよ?
まだまだ若いんだから無理せずに食べないといけないよ。」
少年院の少年達
「薫先生、おばあちゃんみたいな事を言うね!」
薫
「なっ!私はまだ24なのよ!?せめてお母さんと言いなさいお母さんと!」
薫は楽しげに笑いながら桜空のお腹が鳴ったのを聞いて、我慢をするのはよくないと言うと、その言葉を聞いた他の少年達に少しからかわれながらも、陽気に応える。
彼女は儚げな雰囲気を持ちながら、強く輝く太陽のように明るく接し、日の当たらない場所にいる者をも明るく照らし、凍てついた心の氷も溶かそうとする……それが須藤薫と言う人間なのだろう。
桜空「・・・・・」
スッ・・・・・
ぱくっ・・・・・
(無言でトレイのお皿に乗せられた温かいロールパンを手に持ち、一口食べる・・・・・
よく噛んで飲み込むと、自然と涙が溢れ始め、今まで食事をしなかったのと打って変わって、もくもくと食べ始める・・・・・
色々な感情が入り乱れているのだろう・・・・・
きっと、家族と食事をしていた頃にもこういうメニューがあり、楽しく食卓を囲っていたのだろう・・・・・
桜空は、ようやく希望が見え始めたのかもしれない・・・・・)
>>334
>>335
薫
「!!?
だ、大丈夫!?も、もしかして美味しくなかったとか……!?」
かつての失われた幸せな記憶が蘇った事で涙を流したのを見て、思わず薫も何か美味しくなかったのかもしれないと思い、ロールパンを一口だけ千切って食べ始める。
桜空「・・・・・違う、の・・・・・おいしいよ・・・・・いっぱいおいしい・・・・・」
(指で涙を拭いながら、感情が溢れ出る・・・・・
食事をすること、素直に泣くこと、この二つで桜空の心にもどこか安心感が生まれた・・・・・
家族が襲撃されてから今まで、もうこの先の人生に光なんてないと、ずっとそう思っていた・・・・・
でも、ようやく闇が晴れ始めた・・・・・
正直、美味しいと言いつつも泣いている為ハッキリと味はわからなくなっているが、それでも今の桜空にとっては、とても美味しく感じていた・・・・・)
>>336
>>337
薫
「よかった……!ほら、私の分も食べていいよ。」
マスクを付けいた頃から彼の事を影から見ていたものの、まともに食べていた様子は無かった事から心配していたものの、ようやくまともに食事をして、更に美味しいと言った事から漸く安心し、これまで食べれていなかった分、今食べられるように薫は自分の分も食べてもいいと言って食事の乗ったトレイを差し出す。
【相模湾 密輸船】
氷華
「………人としての暖かさを失うにつれて……人への情が無くなるにつれて私の力は強くなっているような気がする……」
氷華は緋染とノエルの二人と別れた後、firstの密輸船が相模湾に侵入したところを、氷華が現れ"周囲の海もろとも巨大な密輸船"を凍り付けにし、船の動きを止め、中に乗っていた船員も全員まとめて瞬時に凍結させ、到着してからものの数秒で制圧している……
明らかに氷華の異能は強さを増しており、その異能の変化の原因を"人の暖かさの喪失"を条件としている事を実感し、誰にともなく呟く。
氷華
「やがて私は今のように人である事を維持する事さえ出来なくなる……けれど、それに悔いはない。寧ろ……完全なる正義と勝利の使者となれるのなら……躊躇う理由も迷う必要もない。」
甲板に降り立ち、船内に通じる扉を蹴り壊して船内へ入りながら一人呟く……夕渚やノエルと話していた時でさえ、その心の大半を占めていたのは冷たい無の感情であり、その冷たい無の感情が心の全てを占めた時、自分は心まで氷のようになってしまうだろう……
だが、もはや自分の変貌に対する迷いや戸惑いは完全に消えており、それどころか自らの意思でそれを望むようにさえなっている……
氷華
「………太陽に向かって蝋の翼を羽ばたかせた英雄は太陽に届かず、墜落した……なら……蝋の翼ではなく、鴉の翼を持った私は……太陽に届くのかしら……?」
船内で氷像となった船員の頭を次々と拳で殴り砕き、確実に絶命させながら、貨物室の扉を開け、中に積載されていた大量の爆薬を見て、冷たい笑みを浮かべながら自らの翼は太陽に届くのかと自問する……
今の氷華には、もはや先日まではあった悪への理解をしたいと言う感情すら削ぎ落ち、一方的な殺人を行っても何も感じることが無くなっている。
firstが二日後に八咫烏の一大武器工場を襲撃するために暗躍しているのと同様に、六日後に日本に地獄を作り上げると言う計画もまた、着実に進んでいる……
桜空「・・・・・ぁ、りがとぅ・・・・・!」
(桜空は、頬張りながらも、喉に詰まらせないように食べてゆく・・・・・
警戒心が常にあり、怯え切っていた桜空は、見違えるほどに相手に対しての警戒心も怯えもなくなり、寧ろ自分からお礼まで言えるほどに懐き始めている・・・・・)
>>338
隅影「・・・・・野郎・・・・・やりやがったな、野蛮な鴉め・・・・・」
(双眼鏡で近くの建物の影から様子を伺っていた隅影が、氷華が海ごと密輸船を襲撃したのを見て、静かに怒りを顕にする・・・・・
一応、桜空から頼まれて密輸に協力したが、まさかそれがすべて水の泡になるとは予想外だった・・・・・
それも、最悪の形で・・・・・)
>>339
>>340(桜空)
薫
「うんうん、元気になってくれて安心したよ。子供は元気が一番って言うからね?」
薫は美味しそうに食べているのを見て、まるで母親が子供を見守るように穏やかな目で優しく桜空を見守り、薫に救われた他の子供達も自分と同じように苦しい環境に置かれ、周りから拒絶し、拒絶されていた桜空の事を友達と呼んで一緒に遊びに誘うようになった。
少年院にいる他の多くの子供達は、未だに桜空達を避けてはいるものの、孤立した施設の中に薫は友達が作れる場所や、幸せに暮らせる場所を作っては、皆が幸せに過ごし、更正して社会に出られるような環境にしようとしていた……
………少年院の院長……神宮が現れるまでは。
>>340(隅影)
???
「盗み見とは感心しないな?」
湾岸にある建物の影から氷華による大規模な海面凍結、艦船凍結と言う、異能と言うよりも厄災と呼ぶに近い力を示す氷華の様子を見ていた隅影の更に背後から少年?少女?どちらともつかない中性的な声が聞こえてくる……
氷華による厄災に対しての言及ではなく、背後から隅影の行動を不審がるその言葉から、少なくとも隅影の味方では無いのは確実だ。
隅影「ほぉ、そうか・・・・・だが盗み見よりもあの鴉がやってることの方が感心しないことなんじゃねぇのか?」
(そう言うと、懐から拳銃を取り出し背後へと振り向き「何者だ・・・・・?」と、睨みつけながら銃口を向ける・・・・・
今ここでやられるわけにはいかない、まだ殺り足りないし、暴れ足りないからだ・・・・・
ここで一戦交えたら、最悪氷華も参戦して不利になるのは明白・・・・・ならば、一気に畳み掛けた方がよさそうだ・・・・・)
>>342
>>343
霞鴉
「大丈夫、氷が溶ければ死体も船も全て海の底さ。
それに何より……ボクらのリーダーの決めた事だ。」
振り返った隅影に銃口を突き付けられた人物……
その相手は白髪に碧瞳を持ち、中性的な顔立ちをした人物だった。
彼女は銃口を突き付けられているにも関わらず、一切臆すること無く、飄々とした様子で氷華の事を"リーダー"と呼ぶ。
氷華
「……霞が消えた……と言うことは
……彼女が動くなら、私が手助けする必要はないわね。
何せ……彼女はこれまで一度たりとも傷を負った事もダメージを受けた事も無い……"無敵の霞鴉"なのだから……」
氷華は霞鴉が目撃者の元へ移動した後、
八咫烏の最高戦力であり、単身で犯罪組織を丸ごと殲滅できる程の実力を持った三羽鴉……それも"無敵"の称号を持った霞鴉が排除に向かったのであれば自分が干渉する必要はないと判断し、船と海の凍結を解除し、氷の足場を生成して夜空へ向かって消えて行く……
【少しして・・・・・_____】
桜空「んん・・・・・せんせぇ・・・・・」
(友達もできて、少しずつだが遊ぶようにもなってはきたものの、まだ自分から誰かを誘って遊ぶというのはハードルが高いのか、ほとんど誰かが誘ってくれるのを待っていることが多い・・・・・
昼寝中の桜空は、一番懐いている薫の夢でも見ているのか、寝言を言う・・・・・
これから、巨悪が訪れるとも知らずに・・・・・)
>>341【見落としていました!すみません!】
隅影「死体は別にどうでもいいが、密輸品が改訂に沈んじまったのは納得いかねぇな、責任、取ってもらおうか?」
(隅影はかなりご立腹なのか、声のトーンが低くなり、不気味にニヤニヤと笑みを浮かべながら責任を取ってもらおうかと呟く・・・・・
こうなったらやるかやられるかではない、確実にやる、同じように海底にでも沈めてやろうかと怒りを顕にする・・・・・)
>>344
>>345(隅影)
霞鴉
「へぇ、やるのかい?いいよ……相手になろう!」
霞鴉は相手の交戦する意思を確認すると、即座に頭を右へ動かして射線から外れようとすると同時に、拳銃を持った隅影の手を霞鴉の左手で側面から叩いて拳銃を弾き飛ばそうとする。
その動きは一切の無駄がなく、銃口からの回避と銃を弾く事の二つを同時に行おうとする。
>>345(桜空)
神宮
「………立たせろ。」
《ガタッ》
穏やかに眠りにつき、薫の夢を見る桜空の前に泰臣と彼の私兵として動く大柄な施設職員が二人現れると、細く鋭く目を光らせ、眠っている桜空を職員二人によって無理矢理引き起こそうとする……
薫の姿は周囲には見えない事から不幸にも薫が居ないタイミングで施設内において王が如く振る舞う強欲にして傲慢な男……神宮泰臣が来てしまっている……
【大丈夫ですよ〜、お気になさらず〜。】
すみません、参加を希望してるのですが、今は募集枠とかはどうなってますかね……?
349:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/05(日) 21:42 >>348
【ありがとうございます!
八咫烏陣営は
十二鴉と鴉が空いていて、
first陣営は
副リーダー、情報屋、実動要員、その他構成員
と言うようにほぼ全て空いています!
それと、具体的な相談や、提案、キャラシートとかは私の名前横に付いているURLから飛べますよ!】
隅影「おっとぉっ!あっぶねぇ!」
(隅影は弾かれる寸前に相手の攻撃を避ける・・・・・
そして「今回の件はかなり頭には来たが、いいことを思いついた・・・・・お前達、数日後にこの国を地獄に変えようとしているんだろう?」と、八咫烏(氷華)が進めている計画について触れる・・・・・)
>>346
桜空「・・・んぇっ・・・・・?」
(桜空は寝ぼけているのか、目が半開きの状態で間の抜けた声が漏れる・・・・・
友達の誰かがいたずらで自分を起こそうとでもしている、この時はまだその程度にしか考えておらず、これが悲劇の始まりだとは夢にも思っていなかった・・・・・)
>>347
【ありがとうございます!💦】
>>350
霞鴉
「……!
……へぇ、どうやら八咫烏に内通者がいると言うのは本当らしい。」
相手の銃を弾くことには失敗したものの、相手からの至近距離の銃弾を捌く事に成功し、更に偶然にしてはピンポイント過ぎる氷華の計画について話す隅影の言葉を聞くと、八咫烏内に内通者がいると言う噂が真実であった事を確信する……
霞鴉
「ついでにそのお喋りな口から、情報源についても語ってくれないかな?」
霞鴉は裏切者がいる事を知ると、追撃をするのではなく、相手に教える必要もない極秘情報を自分から話し始めた隅影の迂闊さを利用して、その情報源についても話してくれないかと言葉をかける。
>>350(桜空)
《ガタッ》
神宮
「おい、お前は異能者だろう?
お前が持つ異能は何だ?」
二人の大柄な施設職員が無理矢理桜空を立たせると、神宮は桜空の髪を掴んで彼の顔を見ながら、桜空の持つ異能は何だと問いかける。
神宮は身長が180cmで小太りと言うように巨漢であり、ナイフのように鋭い茶瞳の目を持った壮年の男であり、その体格と合わさって強いプレッシャーをかけるようになっている。
隅影「悪いが、誰がその内通者かは俺も知らねぇ・・・・・だが、貴様と戦うつもりもない・・・・・」
(そう言うと「数日後の計画、協力してやろう、別に何かを引き換えにというわけじゃない、ただただ単純に戦力を貸してやる・・・・・どうだ?お前らだけでも十分かもしれないが、少しは戦力があった方がより確実ってもんだろう?」と、不利になる戦いには持ち込まずに、協力をするという提案を示す・・・・・)
>>351
桜空「へ・・・・・?い、いのぉ・・・・・?」
(突然の出来事に、思わず怯えるよりも先に、思考が停止する・・・・・
受けたことのないプレッシャー、そして今まで感じたことのない恐怖・・・・・
そのあまりの恐怖から、どうすればいいのかさえわからなくなるほどに脳が状況を処理できない・・・・・
が、少しして桜空の目からは涙が出始める・・・・・)
>>352
>>353(隅影)
霞鴉
「フフッ、なんだ意外と臆病なんだね?
まあ、臆病だけれども賢明な判断だ、もし本当に戦ったところで結果は見えているのだけどね?」
霞鴉を知らぬ者が彼女の言葉を聞くと、油断や慢心からきている発言であると認識するが、霞鴉について少しでも知る者であれば、その発言に油断も慢心も含まれていない事を即座に理解するだろう……
身体強化を主とする隅影と、霞鴉とはあまりにも相性が悪すぎるからだ……
霞鴉
「あいにく、その問いかけに対する決定をするのはボクじゃない……我々のリーダー……金鵄は我々だけの力で成し遂げたいそうでね、悪の手を借りようとしているだなんてバレたらボクの身が危ないんだ。」
協力を申し込んできた霞鴉に対して計画の核心に関わるような事は一切口にせず、計画への協力は必要ないと応える……氷華の性格上、悪と手を組むなど天地がひっくり返っても有り得ない事であるのは霞鴉もよく知っている……
例え、密かに手を組もうとしても氷華に欺きや騙しは通用しない……例え物事を霞みに巻くような霞鴉であったとしても例外ではない……
>>353(桜空)
神宮
「なんだ、言葉もまともに話せないのか?
なら、これはどうだ?」
神宮は桜空が上手く喋らないとわかると、奥歯をガチガチと音を鳴らし、まだ五歳の桜空の腹部に向けて何の躊躇いもなく拳を繰り出し、彼の腹を思い切り殴り付けようとする……
大柄な神宮の腕力は並みの成人男性のものを軽く凌駕しており、異能が無くともその殴打はかなりの苦痛をもたらすだろう。
神宮
「言葉が喋れないようだが、呻き声や悲鳴はあげられるか?」
隅影「ほぉ、そうか・・・・・俺がある程度、奴らの情報を持ってるとしてもか・・・・・?」
(そう言うと「お前らのリーダーとやらは、見たところ自身の掲げる正義の為ならば殺人すらも躊躇わない大胆な奴だ、正義の実現に少しでも近づくのであれば、かなりいい話だと俺なら思うがね・・・・・もし俺を今ここで始末したところで、俺が話す情報がもし嘘だったら、どうするつもりだ・・・・・?リーダーとやらのところまで連れてってくれるんなら、話してやるし何なら用済みの約立たずと判断すれば始末されても俺は構わねぇぞ?」と、氷華の手段を選ばない性格を理解した上で、協力の提示をする・・・・・)
>>354
桜空「ぇがっ・・・・・!?」
(腹部へと思い切り相手の拳がめり込むと、桜空は激痛のあまり声が漏れ、そしてそのまま「ぁぁあああああああああああああぁああああぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!!!!」と、叫び声を上げる・・・・・
もうこの時点で既に呼吸がしづらくなっており、視界がぼやけ始める・・・・・)
>>355
>>356
霞鴉
「あれ、今の話を聞いていなかったのかい?
金鵄は悪を決して許さない……すべての悪を葬るためにこの国に地獄を作る、聞く耳も持たないだろうね。」
霞鴉は情報提供や戦力の貸し出しによる協力を拒んだその根本の理由である氷華が悪を決して赦さず、悪を滅ぼすために地獄を作ろうとしている事から、いかなる条件を提示したとしても聞く耳さえ持つことはないだろうと言うことを教える。
霞鴉
「それに……今ボクが話したことも全て嘘だとしたら……君はどう思う?」
だが、この発言も霞鴉による嘘である可能性についても伝える。また、地獄を作ると言っても、その具体的な内容はまともに伝えられておらず、伝えられている情報そのものが嘘であった場合、どうするのかと問いかける……それはまるで霞みの中にいるかのように真偽が定かではない……
霞鴉が真実を話しているか……それとも最初から隅影を翻弄し、ボロを出させるために乗っているだけなのか……それを確かめる術は無い……
>>356(桜空)
神宮
「ふむ、悲鳴は出せるようだな。
素直に応えた方が身のためだぞ?」
神宮は断末魔をあげる桜空の髪を左手で掴んだまま、ダイヤの指輪や金の指輪を付けた拳骨によって再び桜空を殴り付けようとする……この少年院の中では暴動対策や、神宮が自身の権力を安全に振るえるようにするために異能を使うことが出来なくなっているため、現状では実際に示す方法は無く、本当に異能力者かどうかを確認しているのかどうかでさえ定かではない……
少年院の少年
「や、やめろ……!!」
神宮
「……無能者に構うつもりは無い。」
《バキッ》
まさに今、桜空に二発目の拳骨が振るわれようとした時……桜空が収監されている檻の中に、桜空と同じように薫によって救われた少年が神宮の背中を叩いて桜空を助けようとするものの、神宮は何の躊躇いもなく少年の顔を殴り、そのまま檻の外の冷たい壁に叩き付ける……
神宮にとって、自分の利益になるモノや、表向きのパフォーマンスではある程度の温情を見せたりするものの、それ以外の者は価値が無いと思っている……例え相手が死亡しようと……
隅影「さぁ、どうだろうな・・・・・?」
(隅影自身は、相手が嘘を言っていようが事実を言っていようが、正直そこはどうでもいい・・・・・
大事なのは、常に自分が有益であるかどうか・・・・・
それに、最初から相手からなにか聞き出そうとするつもりはない・・・・・)
>>357
桜空「っ・・・・・!やめろぉっ・・・・・!」
(桜空は幼いながらも確かに姉から教わった正義をせめてでも貫こうとしてか、まともに抵抗できない状態な為相手が物凄く怖いがやめろと叫ぶ・・・・・
桜空は、神宮を睨みつける・・・・・
その目には、相手とは正反対の正義の意思が宿っているが、無力でしかない・・・・・)
>>358
>>359
霞鴉
「それじゃあ君のやりたいことは終わった。
次はボクからの本題に入ろうか。」
話が終わったと見るや否や、霞鴉は黒服の中から一本の折り畳みナイフを取り出すと、そのまま何の躊躇いもなく、隅影の頸動脈目掛けて振るい、彼が異能を発動する前に彼に致命傷を負わせようとする。
頸動脈を狙った一撃であることから掠りでもすれば血が止まらなくなり、まもなく失血死する事になるだろう……
氷華の行為が表に出ないようにする事と、自分の仕事を減らすために組織のボスと思われる彼を始末する……それこそが本題であり、ここに現れた理由だ。
>>359(桜空)
神宮
「まったく、餓鬼は煩いな。
これだから餓鬼の相手は嫌いなんだ。」
神宮は桜空のやめろと言う声を聞いても、煩いと一蹴し、先程少年が勇気を振り絞って止めようとした事を踏みにじるかのように何度も何度も……まだ幼い桜空に向けて拳を振るって彼を痛め付けようとする。
桜空の両腕は左右に立つ施設職員によって起こされた時から掴まれ、動かす事が出来なくなっているため、両手で防ぐことは難しい……
隅影「悪いな・・・・・こうなることを予想して、俺は基本的にお前のような奴と会話を始める時にもう全身をナイフが通用しない程度に硬化してあるんだ・・・・・」
(隅影の能力による硬化は、ナイフほどの威力に耐える程度ならば見た目的には、本当に見てもわからないほどに変化がない・・・・・
そして「お前の目的は、さしずめ俺の始末、といったところか・・・・・悪いが、ずらからせてもらうぞ?」と言うと服の襟に着いた何かを押して「いいぞ、やってくれ」と言う・・・・・)
>>360
桜空「や・・・・・ゃ・・・・・め・・・・・」
(次第に、桜空の声が小さくなってゆく・・・・・
同時に、意識もぼんやりとし始め、段々遠ざかってゆく・・・・・
《せ・・・・・んせぇ・・・・・》
心の中で助けを求める・・・・・無力な自分が情けない・・・・・)
>>361
>>362(隅影)
霞鴉
「……へぇ、ナイフの通らない体と言うことは……潜鴉を倒したのは君か。」
ナイフの刃がガチンと音をたてて防がれると、ナイフの通らない異能力者……少し前の取引現場にて、潜鴉を倒した存在が相手である事を悟るとナイフをクルクルと器用に指先で回しながらその事を呟く。
霞鴉
「じゃあ……これはどうかな?」
毒鴉達も交戦していた事もあり相手の情報は把握済みだ。
その性質上しにくく、硬化してしまえば身動きが取れなくなってしまうと思う両手足や肩と言った関節部分に向けて素早くナイフを振るってダメージを与えようとする。
>>363(桜空)
薫
「…………!!?
お止め下さい院長先生!!」
桜空の様子を見るために彼の収容されている部屋に向かっていると、通路に倒れた少年を見て、彼の元へ駆け寄ると、顔が大きく晴れて痣になっているのと、開け放たれた部屋の中では桜空が神宮の尋問を受けているのを目の当たりにすると、神宮の振り上げた右腕にしがみついて暴行を止める。
ザシュッ・・・・・!
隅影「よぉーく俺のことをわかってんじゃねぇか、だがな・・・・・」
ドオオォォォォオオオオン・・・・・!!!!!
隅影「お前達が船、そして俺を襲撃してきたように、俺だってお前らがここへ来ることを予め予想しておいたんだ・・・・・」
(隅影は予め爆弾でも仕掛けておいたのか、建物の下の階から突然爆発音が響き渡る・・・・・
そして「大体あと一分で完全崩落、といったところか・・・・・あいにくと俺は能力のおかげでこの高さから飛び降りてもさほどのダメージは受けないわけだが・・・・・どうする?小汚い鴉さんよ・・・・・」と聞き)
>>363
桜空「・・・・・(ひゅぅ・・・・・ひゅぅ・・・・・)」
(暴行を受け続けた桜空は、今にも止まってしまいそうなほどにか弱い呼吸をするだけで、意識を失っている・・・・・
腹部などにも暴行を受けていたことから、内蔵へのダメージもあるかもしれないが、それでも容赦ない一方的な暴力を受け続けたため、もはや生きているだけでも奇跡に近いのかもしれない・・・・・)
>>364
>>365(隅影)
《ザシュ》
霞鴉
「フフッ、その予想はどこまであてになるかな?」
霞鴉の振るったナイフが隅影の関節に次々と切り込まれる中、爆発音と建物から爆発音が聞こえてくる……
だが、ここは"建物の物陰"である事……つまりは外である事から、飛び降りる心配も、崩落を恐れる必要もない……例え建物が崩壊しようと、相手も生き埋めになる事からさほどの脅威も感じておらず、今度は隅影の右目の眼球に向けてナイフを突き出して目もろとも能天まで貫こうとする。
それでは、Firstの武闘派構成員で予約してもいいですか?
368:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/06(月) 13:33 >>367
【勿論OKですよ!】
隅影「学ばねぇ奴らだな?確か先にあの世に送ってやったお前らの仲間の一人も、こんな感じで意気揚々と挑んで死んだっけか・・・・・」
バキキッ・・・・・!
(隅影はナイフの刃を掴んで粉々に砕くと「時間制限と体力の消耗が激しいから、あまり使いたくはなかったが、仕方が無いか・・・・・」といい、メキメキと音を立てながら全身を硬化させ始める・・・・・
完全に全身を硬化させた隅影の身体はかなりの強度を誇り、一筋縄ではいかないようになっている・・・・・)
>>366
>>364(桜空)
神宮
「……ふん、もういい。
行くぞ、お前達。」
神宮は桜空を見て吐き捨てるように言うと、薫の手を振り払い、桜空に背を向けると、桜空の両腕を拘束していた二人の職員と共に部屋から出て立ち去って行く……
薫
「麻摩君!大丈夫……!?」
神宮が桜空に興味を失うと、薫は直ぐに桜空の元へ駆け寄り、先ずは散々殴打された桜空を優しく、だが強く抱き締めて彼の安否を確認しようとする……
>>369
霞鴉
「仲間……ねぇ、知っているかい?
正義の味方には、自らを肯定してくれる正義以外の味方は必要ないんだよ。」
体の関節、ひいては手を動かすためにはその関節を軟化させなければ指を曲げることが出来なくなってしまう……
手をそのまま鉄塊のようにする事も出来ると思うが、それをせずにわざわざ握り潰すために用いた事で握り潰されたナイフの破片が隅影の指の間に突き刺さり、彼に流血を引き起こさせる……
霞鴉
「さて、二宮金次郎君。全身を硬化させてしまったようだけど……そこからどう攻撃するつもりだい?」
全身を……関節に至る全てを硬化させ、完全防御の体勢になった隅影を見て、まるで銅像の二宮金次郎を連想させる姿や、先程自分を鴉と形容した彼に対する皮肉として二宮金次郎と呼ぶと、どう攻撃するつもりかと問いかけてみる。
関節まで硬化してしまった場合、腕を曲げる際にも自らの硬度が仇となり、手足どころか指でさえ曲げることが困難になり、最悪身動きが取れないまま、異能によるタイミリットだけが過ぎてしまうと言うように、どう見ても悪手としか思えないような行動を取った隅影に対して少し呆れてしまっている。
桜空「・・・・・ぅ・・・・・う・・・・・」
(桜空は意識を取り戻したのか、呼びかけられるとわずかに反応するものの、依然として瀕死の状態でありどれほど酷い暴行を受けたのかは計り知れない・・・・・
そして、少しして「あ・・・・・あの子・・・・・が・・・・・」と、自分を助けようとしてくれた友達の方を見ながら心配する・・・・・
友達は自分を助けようとしてくれたのに自分は何もできなかった悔しさからか、桜空の目からは涙が出始める・・・・・)
>>370
隅影「どうせお前も能力者なんだろう?例え話だが、毒の能力を持つ奴が、自分の毒で死ぬか・・・・・?」
(隅影が言いたいこともしては、能力者というのは自分の能力はどんなに強けれど、必ずデメリットと一心同体だ・・・・・
だが、能力者の身体はその能力に適したように自然と独自の進化に近い構成になっている・・・・・
毒の能力を持つ者は自身の毒により命を落とすことはまずない、炎の能力を持つ者は自身の炎で命を落とすことはまずない、それと同様に、隅影の能力は全身を硬化してもデメリットはあれど全身を上手く動かせなくなる、ということはまずない・・・・・
潜鴉を始末したのが、それの何よりの証明になるだろう・・・・・)
>>371
>>372
霞鴉
「フフッ、おかしな事を言うね。
ベースはあくまでも人間だ。異能者も特異な力を持つ事を除けば人間であることに変わりはない。」
霞鴉
「君の例えで言うなら……毒の異能者はその操る毒に対する抗体を獲得しているが、それは人間の体であることに変わりはない、血も流れるし、走れば体力も消耗する。炎の異能を持っていても自分に当たれば火傷もする。だからこそ、異能による自滅を防ぐために敢えて無干渉区域を数ミリから数センチでも設けているんだ。まあ、この辺りの工夫は人それぞれだけどね?
それを君に当て嵌めて言うなら……身体を硬化する事が出来たとしても、ベースの人間の体の関節部分や、弱い箇所はそのまま引き継がれる。異能はあくまでも出来ることが増える……それだけだ。」
霞鴉
「もっと簡単に言うなら、厚着をすれば寒さを防げるが、手足を動かしにくくなるだろう?それと同じだよ。もっとも……こんな事は異能力者ならば誰でも知っている訳だけれどね?」
霞鴉はますます呆れたように異能を使えたとしても、それは出来ることが増えるだけであり、自分の異能で自滅する事もあるが、そうならないように各々が工夫しているのだが、考え無しに全身を硬化させてしまえば、確かに防御力は跳ね上がるが、自らの硬度故に動きが妨げられてしまう事になる……
何故なら、関節や眼球まで硬化してしまえば、隙間を埋めるために一体化してしまう事になる……そうなれば必然的に体が一枚の鉄の彫刻のようになってしまい、体を動かそうにも隙間を埋めているせいで可動域が無くなってしまうと言う弊害を生んでしまう……
霞鴉
「その証拠に……君も動くことが出来ないだろう?」
《ヒュッ》
霞鴉はゆっくりと隅影の前にまで歩み寄ると、彼が喋っていることで判明した喉の筋肉と言う、身体の構造上、発音するために硬化する事が出来ない部分に向けて、爆発によって倒壊した建物の残骸から取り出した鉄の棒を突き出し、そのまま彼の首を刺し貫こうとする。
>>373(桜空)
薫
「良かった……!ちゃんとあの子も助けるわ。
さ、一人でも立てる?」
桜空が生きていた事に安堵すると、今度は通路で倒れている少年の元へ駆け寄り、意識を失っている少年を抱え、桜空に立てるかどうかを聞く。もし一人で立てないようなら、意識を失った子を先に医務室に運んだ後、再び戻ってきて桜空も医務室まで抱えて行くつもりだ。
ガゴッ・・・・・!
(突然相手の背後から、何者かが頭部をパイプのようなもので殴りつける・・・・・
「念の為にと潜伏しておいて正解だったぜ・・・・・」
ファーストの長、桜空は隅影から何かあった際に助力するように予め言われていたのか、念の為に潜伏しておいて正解だったと答え奇襲を仕掛けたのだ・・・・・)
>>373
桜空「・・・・・むり・・・・・かも・・・・・」
(そう言うと、桜空は壁にもたれ掛かって不規則な呼吸をする・・・・・
だが「僕・・・・・待てるから・・・・・その子、を助け、て・・・・・」と、涙ながらに訴える・・・・・
心が罪悪感で締め付けられそうだった・・・・・)
>>374
>>375
《スカッ》
霞鴉
「フフッ、思った通りだ。君の発言が本当なら、部下がいてもおかしくない……交渉を持ちかけられるぐらいなら尚更……ね。」
霞鴉に向けて振るわれた鉄パイプは霞鴉の頭部を捉えること無く、まるで実体の無い亡霊を殴ろうとしたかのように何の手応えもなく……空を切ってしまう。
霞鴉は相手が交渉を持ち掛け、戦力や情報の提供が可能な地位……幹部以上である事から彼の近くに部下がいる事を推測していた事もあり、背後から近付いてくる者の足音……丁度先程隅影が倒壊した事で発生した瓦礫を踏む音から他者の接近を察知し、回避のために異能を部分的に発動させた……
霞鴉
「君達は本当に迂闊だ。発言も行動も……その全てが容易く裏を掻くことが出来るよ。」
《「幻影霧葬」》
霞鴉は振るわれた鉄パイプが空を切り、隅影の全てにおいて裏目に出ている言動について指摘しながら、自身の体から周囲へ濃霧に等しい霞を巻き起こし、周囲一帯を覆い始める……
その濃霧の範囲はかなりの広範囲にまで及び、湾岸の街の一角をスッポりと包み隠す程であり、操れる異能の規模が他の異能力者とは別次元である事が判明する……これが三羽鴉と呼ばれる八咫烏最高戦力が一人の実力……
>>375(桜空)
薫
「わかった……直ぐに戻って来るから!待っていて!!」
薫は複雑な表情になるものの、葛藤していられる時間は無いことから、直ぐに戻って来ると言うと、意識を失った子供を抱えて医務室にまで箸って行く。
司
「………面倒なのに目を付けられちゃったね?」
丁度、神宮と薫が去ったタイミングで薫の走っていった方向から両手足や首に囚人の証である黒い首輪や手枷足枷を付けられていないがら、ニコニコと笑顔を浮かべている少年……司が現れ、瀕死の桜空を見下ろして言う。
今キャラプロフを作ってる最中なんですが、能力の他に、銃器や近未来的な装備はOKですかね?
379:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/07(火) 01:16 >>378
【銃器は勿論OKなのですが、近未来兵器と言うとどの辺りまでですか?】
今回使おうと思ってるのは、液体金属系のものですね。状況に応じて剣にも盾にも変えられるようなやつです。それ自体が銃器とか複雑な構造のものにはなりません。
381:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/07(火) 03:20 >>380
【液体金属系レベルの物となると、異能レベルになると思いますね。】
隅影「そいつは部下じゃねぇ、俺の取り引き相手だ、部下にするには使えねぇよ・・・・・」
(そう言うと「悪いが俺は先に逃げさせてもらおう、桜空はまぁとにかく頑張って抜け出せや」と言うと、霧が広がってきたことにより視界を遮られ始めるものの、逆にそれを利用して相手へと建物の破片の一部を投げつけると、そのまま地中を掘り勧めて海岸までたどり着き、他の停めてあった船に乗り込んで逃走してゆく・・・・・)
桜空「なっ・・・・・!?くそっ!何だこれっ・・・・・!?」
(桜空は、まるで相手の作り出した霧の城にて囚われた、掌の上で舞踏曲に合わせて踊るしかできない哀れな招待客・・・・・
視界も遮られ、方向感覚もわからなくなった今、相手からすれば自分はまさに獲物以外の何者でもない・・・・・
ここで捕まっては、数日後の武器工場襲撃の計画も実行できなくなる・・・・・)
>>376
桜空「・・・・・ぅ・・・・・うう・・・・・?」
(視界だけでなく、聴覚もぼんやりとした感じで、司の声がぐわんぐわんと響く感じで、上手く聞き取ることが出来ないが、目をつけられた、の部分はなんとなく聞き取ることが出来た・・・・・
が、桜空はその言葉に込められた真の意味を理解することは出来なかった・・・・・
桜空は、再び意識を失うと同時に、呼吸も一時的に停止する・・・・・)
>>377
成る程……わかりました。では近未来系の武器は無しの方向にしますね。やっぱりどちらかといえば作風に合ったキャラの方がいいですし。こちらとしても、丁度いい感じの方向性でキャラが固まってきたので。
384:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/07(火) 11:29 >>382(現在)
霞鴉
「ふーん?まあ、此方としても内通者の存在が確定したし、何よりも……firstの首領を捕まえて行けそうだから、良しとしよう。」
隅影の投げた瓦礫が霞鴉の体を押し潰そうとするものの、鉄パイプ同様に霞鴉は実体が無くなり、濃霧に溶け込むようにしてその姿が消える……
だが、霞鴉は逃走する訳ではなく、桜空の背後にて新たに現れ、そのまま桜空の首に腕を巻き付けて首を圧迫して気絶させようとする。
霞鴉
「お喋りな君の友達の代わりに……色々と詳しいことを聞かせてもらおうかな?」
>>383
【了解しました!!】
>>382
司
「……君は生かしておいた方がより残酷な運命を辿らせることが出来そうだ……」
司は意識を失った桜空を見ると、笑みを浮かべながら彼の傍まで歩み寄ると、ゆっくりと右手を伸ばし、後に彼が辿る事になる残酷な運命へ導こうとする。
司の狙いは何なのか、何を桜空に望んでいるのか……その行動原理は多くの謎に包まれている……
「ああ、わかってる……正しいのはあんたらだ。だからこそ……その、何だ、上手く言えねぇが……うちの大将達も、どうか救ってやってくれねえか?」
「俺が言うのもなんだが、やっぱ地に足のついた考えってのは重要だよなぁ」
名前/中川 隆次(なかがわ りゅうじ)
通り名/
年齢/28歳
性別/男
役職/First武闘派構成員
数ヶ月前に入ったばかりの、新米構成員。武闘派だけあって戦闘では最前線を担当することが多い。たとえ死闘の中でも軽口を忘れず、一歩引いた視点を持てる。
しかしその思想は寧ろ八咫烏寄りで、それも大将である氷華と近しい。では何故Firstに属しているかというと、どちらかといえば自由を愛する気質であることに加え、少なからず桜空達に同情の念を抱いているから。また、八咫烏と戦う理由もFirst側の主張を通す為ではなく、組織の一瞬の全滅を防ぐ為。つまり、組織の内側から徐々に変えようとしている。
性格/生粋の楽天家。束縛されることを嫌い、気まぐれに生きることに至上の幸福を感じるタイプ。組織内でも軽口を叩いては直ぐに誰かに窘められるのは半ば恒例。しかし、決して空気の読めない愚者というわけではなく、締めるべき所は締め、取り返しのつかないようなことはしないという弁えも持ち合わせる。
容姿/172cm、65kg。それなりに筋肉質。やや無骨な出で立ちながら、口元には人当たりのいい笑みを常に浮かべている。髪は純黒のセンターアンニュイセミロング。顔立ちは歳相応に精悍。口回りや顎周辺には無精髭。首にはプレートタイプのネックレス。トップスはアーミーグリーンのモッズコート。インナーは黒のTシャツ。手には黒のハーフフィンガータイプのスポーツグローブ。ボトムスはベージュのカーゴパンツ。靴はビッグシルエットタイプのスニーカー。
能力/『錬地術師(アースウォーリア)』
石、砂、金属、宝石といった、地面に由来する物質を生成、操作出来る。ただしその規模はさほど大きくなく、地震や地割れといった災害級の事象は起こせない。なお生成したものは、隆次が操作しなければ数分で消滅する。
備考/右利き。これといって特色のない普通の生まれだが、武術の才に恵まれており、幼少時からそれを遺憾なく発揮してきた。しかし厳しい規則や格式ばった習慣はどうしても受け入れられない性格だった為、本格的な武道家の道には進まず、動画サイトなどで師範として新規層を取り込んだり、時折コラボの名目で絡んでくるインフルエンサーを、苦笑い混じりで物理的に軽くいなしたりしていた。
一方で能力が発現したのはつい半年程前のことであり、隆次は持ち前の才能と柔軟さでこれを短期間でモノにした。
(漸く完成しました、審査をお願いします)
>>387
【確認しました!
特に不備は無いのですが、氷華は悪の居ない世界を創るために現世を地獄に変えようとしているという、十字軍もビックリな過激派な考えにまで狂っているのですが大丈夫でしょうか…?】
桜空「ぐっ・・・・・!?くっ・・・・・!」
(桜空はなんとか相手を振りほどこうとするものの、相手の方が自分よりも力が強いためか、首が絞まる一方であり、まさに自分で自分の首を絞める形になってしまった・・・・・
段々と、桜空の抵抗する力が弱ってゆく・・・・・)
>>384
桜空「・・・・・」
(意識が途切れ、生死の境をさまよう桜空には、司の思惑など知る由もない・・・・・
意識の有無に関係なく、子供とは思えないほどに邪悪な思想に満ち溢れた相手の言葉を理解するのは、例え現代の桜空であろうと難しいことだろう・・・・・)
>>386
>>389(現在)
霞鴉
「さて、それじゃあ来てもらうよ……」
霞鴉は後ろから締め上げている腕の力を強め、そのまま彼が気絶したら八咫烏の拠点にまで戻り、尋問の天才である氷華に任せる。そうすれば彼を介してfirstや、その系列組織を全て殲滅するための情報源にしようと考えている。
桜空「ぁ・・・・・が・・・・・」
ぶらん・・・・・
桜空「・・・・・」
(桜空の腕がぶらんと下がる・・・・・
力の差がありすぎる相手に大しての抵抗としては、よくここまで頑張った、といったところか・・・・・
だが、捕らえてしまえばもう八咫烏の手中にあるも同然・・・・・)
>>390
>>391
霞鴉
「さて……それじゃあ、firstのリーダーを一名、八咫烏の巣へご招待しよう。」
霞鴉は意識を失った桜空を担ぎ上げ、そのまま路地裏の闇へ向かって歩いて行くと、霞鴉が展開していた濃霧が晴れ、ものの数分で全て消え去る……後には隅影の仕掛けた爆弾による建物の倒壊を聞いて駆け付けたパトカーや消防隊の者達が崩れた建物から生存者を探したり、付近の交通整理を行うが、誰一人として霞鴉達の事を見付ける事は出来なかった……
狼谷
「………これは不味い事になったな………」
うまく行けば、六日後の八咫烏による日本列島の地獄化を阻む事が出来る筈だったのだが……作戦の要である桜空が八咫烏に……それも、三羽鴉に捕まってしまった事で計画は瓦解した……
狼谷は八咫烏の情報網を使って氷華の動向を伺うべく現場に現れたものの、桜空が捕まった事で、苦しそうに呟く。
あ、その辺は大丈夫です。あくまで氷華『寄り』なので。もっというと、隆次は『自由は秩序があってこそ輝く』的な理論を言葉だけでなく脊髄で理解しているタイプですので。理想とする部分だけは同調しているって感じですね。
394:八咫烏◆3. 進行相談用 http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/07(火) 22:07 >>393
【了解しました!
相談所でも話していましたが、firstのリーダーの桜空さんが八咫烏のアジトに連行されたので、桜空さんの救出作戦に参加されますか?】
>>桜空
【八咫烏アジト 神奈川県/厚木市】
相模湾の湾岸にて、霞鴉によって意識を奪われ、神奈川県内にある何処かの建物へ桜空が連行された翌日。
桜空が目を覚ました時には、五畳程の広さの部屋に閉じ込められている。
部屋には幾つか棚があり、そこにはペンチや糸ノコ、バーナーに、多数の縫い針が入れられた針ケースと言った様々な道具が並べられており、鉄製の背凭れがある椅子に拘束された桜空の正面には頑丈な鉄製の扉が見える。
桜空の両手足を結束バンドによって止められているものの、問題はそこではなく、首にはかつて少年院で司が付けられていたものと同じ型……一定の範囲内における異能の使用が封じられる対異能力者用の首輪が付けられており、持ち前の空間移動による瞬間的な脱出は不可能な状態となってしまっている……
周囲に人の気配は無いものの、これだけの広さの部屋であるにも関わらず、窓が一つもなく、桜空の頭上にある小さな照明だけがこの部屋の唯一の明かりとなっている。
そして……意識が戻るにつれて部屋に充満した血の臭いや、肌寒い冷気が感じられるようになり、この部屋が"拷問や尋問を行うための部屋"である事が明白になっていく……
桜空「・・・・・」
《まずったな・・・・・情ねぇ・・・・・にしても、この部屋・・・・・よく一部の警察じゃあ、犯人への取り調べに脅迫や暴行をする奴もいるってのは聞いたことがあるが・・・・・それをさらに酷くした感じだな・・・・・》
(桜空が連れてこられた場所は、尋問や拷問が情報を聞き出すためでもあるとは思われるが、何より悪人ならばどれだけいたぶっても構わないという理屈の元に作られた部屋のようにも見える・・・・・
今にも、悪人に人権なんてない、という言葉が聞こえてきそうな、一切の容赦の欠片も感じられない異様な雰囲気が感じ取れる・・・・・)
>>395
>>396
《ガチャッ》
氷華
「……漸く目が覚めたようね?」
桜空が部屋の異様な雰囲気を感じて不穏な予感を抱いていたところ、正面の鉄の扉のドアノブが動き、ゆっくりと扉が開かれると、その向こうでは全身を黒装束に包んだ青みのかかった白髪の女……八咫烏のトップであり、先の取引現場にて圧倒的な力を見せ付けた氷華が立っている。
氷華が現れた事で部屋の気温が更に低下し、吐く息が白くなるほどだが、氷華はコートに手袋と言うように元から厚着をしているため、そして何よりも生まれつき寒さに強い事もあってまるで寒さを感じていない。
そうですね、参加でお願いします。しかし、具体的にどんな登場の仕方が望ましいでしょうか?
399:麻摩桜空(幼少期)◆gI:2021/12/08(水) 04:42 桜空「・・・っ・・・・・てめぇはっ・・・・・」
(忘れもしない、あの顔だ・・・・・自分の理屈を正義と掲げ、それを貫くためならば一般人すら巻き込む上に平然とした顔で殺めようとした、あの卑怯者の顔・・・・・
正直、相手に対する恐怖よりも、怒りの方が勝っている・・・・・
正義と呼べるような道を歩んできたわけではない・・・・・だが、姉が教えてくれた正義に少しでも近づくためには、先生が持っていた命の大切さに対する想いを貫くには、コイツは絶対に許すことは出来ない・・・・
桜空は、歯ぎしりをして相手を睨みつける・・・・・)
>>397
【氷華ちゃんめっちゃ強いので、今はアジトでどうやって救出するか策を練る、とかいいかもですね!(個人の意見です)、ても一番はスレ主様のアドバイスをもらうことですね!】
>>398
>>398
【狼谷が桜空さんの救出のためのfirst内で有志を募るので、その際にでもお願いします!】